JPH03120016A - コンクリート添加剤の供給混練装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ 本発明は、コンクリートを打設する現場で、コンクリー
トに添加剤を加え混練するコンクリ−ト添加剤供給混練
装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、流動化剤や遅延剤を現場で添加する場合には、添
加剤が液体の場合には、必要量を計量して、バケツ等に
入れ、アジテータトラックのアジテータ内へ人力で添加
剤を投入し、アジテータで混練していた。添加剤が粉体
の場合には、粉体を水に溶かして液体とする作業がさら
に必要であった。従来の添加剤の添加作業は、人力で行
なっていたために、効率が悪く、また、重量のある添加
剤入りのバケツをアジテータトラックのアジテータ上部
まで持ち上げる必要があり、安全面での問題があった。

また、従来、水中を自由落下させても、そのセメント、
砂、砂利等の材料が分離しない水中不分離性コンクリー
トが利用されているが、水中不分離性コンクリートには
、流動性をもたせるための流動化剤の他に、水中での分
離を防止するための粘稠剤が添加されているので、コン
クリートの混練プラントで混練すると、そのブランドの
ミキサーに水中不分離性コンクリートが付着して、清掃
に手間がかかるという問題がある。

また、水中不分離性コンクリートを運搬するアジテータ
トラックのアジテータ内にも水中不分離性コンクリート
が付着し、アジテータの清掃にも手間がかかるという問
題がある。

そこで、上記のごとき水中不分離性コンクリートを打設
する現場で、水中不分離性コンクリートに用いる粘稠剤
、流動化剤等の添加剤をアジテータトラックから取り出
した通常のコンクリートに添加供給することが考えられ
る。

以上のごとく、コンクリートの打設現場で添加剤を供給
するためには、添加剤を定量的に供給することが必要で
あるが、添加剤が流動化剤等の液体の場合には、ポンプ
だけで供給すると、そのポンプの運転の立上げ時には、
ポンプの回転にむらがあり、定量的に供給できないとい
う問題があり、また、コンクリート打設現場で発電機を
使用してポンプを運転する場合には、電圧の変化に応じ
てポンプの回転数も変化し、定量供給ができないという
問題があった。

〔発明の解決しようとする課題〕

本発明は、前記従来の問題点を解決するためになされた
ものであり、コンクリートを打設する現場でアジテータ
トラックから取出したコンクリートに粘稠剤や流動化剤
等の添加剤を定量的に供給し、混練可能なコンクリート
添加剤の供給混練装置を提供することを解決課題とした
ものである。

〔課題を解決するための手段〕

上記の課題を解決するための手段として、本発明のコン
クリート添加剤の供給混練装置は、アジテータトラック
などにより搬送されたコンクリートを混練機内に定量供
給するコンクリートポンプなとの装置と、タンクからポ
ンプで吸引した液体状の添加剤をタンクに戻す循環管路
及び循環管路から分岐して混練機まで流量計を介し、か
つ逆止弁、ゲート弁、電磁弁等で開閉自在に配設された
供給管を有する液体状の添加剤の供給装置と、上記のコ
ンクリートと液体状の添加剤を連続的に混練し、供給す
る混練機とから構成されており、定量的に供給されるコ
ンクリートに対し、所定の割合で液体状の添加剤を定量
供給し、そのコンクリート打設現場において、コンクリ
ートに対し、その添加剤を定量的に供給する。

さらにまた本発明のコンクリート添加剤の供給混練装置
は、アジテータトラックなどにより搬送されたコンクリ
ートを混練機内に定量供給するコンクリートポンプなど
の装置と、粉体状の添加剤を上記混練機内に回転フィー
ダなどを介して定量供給する粉体状の添加剤の供給装置
と、各タンクからそれぞれポンプで吸引した液体状の添
加剤及び水をそれぞれのタンクに戻す循環管路及び各循
環管路から分岐して混練機まで流量計を介し、かつ逆止
弁、ゲート弁、電磁弁等で開閉自在に配設された供給管
をそれぞれ有する液体状の添加剤の供給装置及び水の供
給装置と、上記のコンクリート粉体状の添加剤、水及び
液体状の添加剤を連続的に混練し、供給する混練機とか
ら構成されており、定量的に供給されるコンクリートに
対し、所定の割合で粉体状の添加剤及び液体状の添加剤
及び水を定量供給し、そのコンクリート打設現場におい
て、コンクリートに対しその添加剤を定量的に供給する
ようにした。

〔実施例〕

以下図面を参照して本発明の装置を水中不分離性コンク
リートの混練に用いた実施例を説明するが、第１図は本
発明の一実施例におけるコンクリート添加剤の供給混練
装置の平面図、第２図は第１図のＡ−Ａ方向の正面図、
第３図は第１図のＢ−Ｂ方向の正断面図、第４図は第１
図のＣ−Ｃ方向の側面図、第５図は第１図のＤ−り方向
の側面図、第６図は第１図の液体状の添加剤（流動化剤
）の供給装置の配置系統図である。

まず、この装置は第１図において図示されていないアジ
テータトラック等により搬送されたコンクリートを連続
式の混練機、すなわち連続ミキサー２に、第２図の入口
部Ａから定量供給するが、そのためにポンプスペース２
０に設けられるコンクリートポンプと、粉体の粘稠剤を
連続ミキサー２に定量供給する第２図、第３図及び第４
図に示す回転フィーダ３、さらにこの回転フィーダ３の
上方に設けたホッパー状の貯蔵タンク４と、粉体状の粘
稠剤を溶かすために添加する水を連続ミキサー２に定量
供給する水タンク７Ａを含む水の供給装置と、液体状の
流動化剤を連続ミキサー２に定量供給する流動化剤タン
ク７Ｂを含む流動化剤の供給装置と、そして上記のコン
クリート、粘稠剤、水及び流動化剤を連続的に混練し、
供給する混練機である第５図に示す連続ミキサー２とか
ら構成され、これらの各装置を運転するための発電機６
が設けられている。

次に、本発明の供給装置の作動について説明すると、ア
ジテータトラック等から取り出されたコンクリートは、
スクィーズ型などのコンクリートポンプ、またはスクリ
ュウフィーダ等の装置により、連続ミキサー２に人口部
Ａから定量的に供給される。

この時に、供給されるコンクリート量に対して一定の割
合で定量的に、回転フィーダ３から粉体状の粘稠剤が第
２図に示す導管Ｂから、また水及び液体状の流動化剤は
同じく導管Ｃ及びＤからそれぞれ連続ミキサー２に定量
的供給され、それらが混練機である連続ミキサー２で混
練されて水中不分離性コンクリートとなり、連続ミキサ
ー２の吐出口Ｅから現場のコンクリート打設ポンプへ水
中不分離性コンクリートとして連続的に供給される。

そこで、前記のごとく常に定量的に水または流動化剤を
供給するための装置及び方法としては、第６図に示すと
おりである。

すなわち、第６図に示すものは、水の供給装置と流動化
剤の供給装置の両方に用いられているものであり、ここ
では水について説明するが、流動化剤の場合も全く同じ
である。

すなわち、貯水用の水タンク７Ａに水を貯め、ポンプ８
Ａで水を吸引し、この水を循環管路ＩＯに流しておく。

循環管路１０から分岐した供給管１１に設けた電磁弁１
４を開り、供給管１１から水を吐出させながら供給管１
１に設けたゲート弁１２の開度を調整し、必要なら循環
管路１０のゲート弁１２′の開度も調整して、所定の流
量の水が供給管１１から連続ミキサー２に吐出するよう
にしてお（。なお、流量の確認は、供給管ＩＩに設けた
流量計１５により行なう。

調整が終ったら、供給管１１及び循環管路１０の各ゲー
ト弁１２．１２’の開度をそのままに保ち、電磁弁１４
を閉じるが、電磁弁１４を閉じても循環管路１０には水
を流、しておく。

また、供給管１１の始点付近に逆止弁１３を設け、供給
管１１の吐出口付近を矢印Ｓのごとく立上げているので
、電磁弁１４を閉じて水の供給を中止しても、供給管１
１内の水が逆流したり、吐出口からこぼれることはなく
、コンクリートを連続ミキサー２に供給すると同時に電
磁弁１４を開くと、水は直ちに定量的に連続ミキサー２
内に供給される。

なお、循環管路１０の流量は、供給管１１の流量の５倍
以上、好ましくは１０倍以上必要であることが実験上確
認されている。

本実施例では、コンクリートに粉体状の添加剤と液体状
の添加剤の両方を添加するために、粉体状の添加剤供給
装置と、粉体状の添加剤を溶かすのに添加する水の供給
装置と、液体状の添加剤供給装置を用いているが、単に
流動化剤等の液体状の添加剤だけを現場で添加する場合
には、粉体状の添加剤供給装置及び水の供給装置は不要
である。

また、粉体状の添加剤のみを現場で添加する場合には水
の供給装置があればよく、液体状の添加剤供給装置は不
要である。

〔発明の効果〕

本発明のコンクリート添加剤の供給混練装置によれば、
コンクリートを打設する現場で、添加剤を定量的に供給
し、コンクリートと添加剤を混練できるので、人力作業
がなくなり、省力化が図れると共に安全性も向上する。

また、粉体状の添加剤を事前に水に溶かす作業が不要に
なるという効果がなる。

さらに、水中不分離性コンクリートを打設する現場で、
本発明の装置を使用して、水中不分離性コンクリートを
混練すれば、従来のようにコンクリートプラントのミキ
サーやアジテータに水中不分離性コンクリートが付着す
ることがなく、清掃の手間が省けるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるコンクリート添加剤
の供給混練装置の平面図、第２図は第１図のＡ−Ａ方向
の正面図、第３図は第１図のＢ−Ｂ方向の正断面図、第
４図は第１図のＣ−Ｃ方向の側面図、第５図は第１図の
Ｄ−Ｄ方向の側面図、第６図は第１図の水または流動化
剤の供給装置の配置系統図である。 ２・・・連続ミキサー、４・・・貯蔵タンク、７Ａ・・
・水タンク、７Ｂ・・・流動化剤タンク、１０・・・循
環管路、１１・・・供給管、１２・・・ゲート弁、１４
・・・電磁弁、１５・・・流量計、２０・・・ポンプス
ペース。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、搬送されたコンクリートを混練機内に定量供給する
   装置と、タンクから吸引した液体状の添加剤をタンクに
   戻す循環管路及び循環管路から分岐して混練機まで開閉
   自在に配設された供給管を有する液体状の添加剤の供給
   装置と、前記のコンクリートと液体状の添加剤を連続的
   に混練し、供給する連続式の混練機とからなるコンクリ
   ート添加剤の供給混練装置。 ２、搬送されたコンクリートを混練機内に定量供給する
   装置と、粉体状の添加剤をその貯蔵タンクから該混練機
   内に定量供給する粉体状の添加剤の供給装置と、タンク
   から吸引した水をタンクに戻す循環管路及び各循環管路
   から分岐して混練機まで開閉自在に配設された供給管を
   有する水供給装置と、前記のコンクリート、粉体状の添
   加剤及び水を連続的に混練し、供給する連続式の混練機
   とからなるコントロール添加剤の供給混練装置。 ３、搬送されたコンクリートを混練機内に定量供給する
   装置と、粉体状の添加剤をその貯蔵タンクから該混練機
   内に定量供給する粉体状の添加剤の供給装置と、各タン
   クからそれぞれ吸引した液体状の別の添加剤及び水をそ
   れぞれのタンクに戻す循環管路及び各循環管路から分岐
   して混練機まで開閉自在に配設された供給管をそれぞれ
   有する液体状の添加剤の供給装置及び水供給装置と、前
   記のコンクリート、粉体状の添加剤、液体状の添加剤及
   び水を連続的に混練し、供給する連続式の混練機とから
   なるコンクリート添加剤の供給混練装置。