JPH0311925Y2 - - Google Patents

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JPH0311925Y2
JPH0311925Y2 JP15395983U JP15395983U JPH0311925Y2 JP H0311925 Y2 JPH0311925 Y2 JP H0311925Y2 JP 15395983 U JP15395983 U JP 15395983U JP 15395983 U JP15395983 U JP 15395983U JP H0311925 Y2 JPH0311925 Y2 JP H0311925Y2
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JP
Japan
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antenna
duplexer
waveguide
conical horn
radio broadcasting
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JP15395983U
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JPS6061816U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ラジオ放送用空中線柱(以下タワー
アンテナと呼称する)に取付けられたSTL用パ
ラボラアンテナの給電導波管系に挿入し、不要の
高周波誘導電力を阻止しSTL信号のみを伝送す
るラジオ放送用空中線柱共用器に関するものであ
る。
ラジオ放送では、演奏所は都市内に放送所は郊
外にあつて、放送番組はSTL回線で結ばれるの
が一般的である。中・小電力局では、タワーアン
テナ高がλ0/4(λ0は放送波の波長)より少し低
目の基部絶縁形タワーアンテナが使用されてい
る。STL用パラボラアンテナの支持鉄塔を別途
に建設すると、放送波の指向性が乱れサービスエ
リヤに影響を与えるばかりでなく、一般に敷地が
狭いので用地の確保も必要となり経済的にも得策
でない。このような理由から、STL用パラボラ
アンテナをタワーアンテナの上部に取付ける方法
が多用されている。
この場合給電導波管系がタワーアンテナに沿つ
て配管されるので、自局の放送波あるいは落雷に
より給電導波管系に高電圧が誘導され、STL機
器を焼損することがある。これを防止するために
STL信号のみを伝送し、その他の不要高周波電
力を阻止する装置がラジオ放送用空中線柱共用器
である。
第1図は従来技術によるラジオ放送用空中線柱
共用器の断面図である。
第1図の共用器は、STL回線として新しく割
り当てられた3.4GHz帯の放送波出力電力100kW
以下の中小電力ラジオ放送用空中線柱共用器であ
る。共用器には高電圧が作用するので本体は円形
導波管系で構成され、円錐形小形電磁ホーン(以
下励振ホーンと呼称する)1,1′で誘電体線路
2を励振している。本体は保護カバー3で被覆さ
れ、その開口部は絶縁体板4で高圧導波管側5′
に固定されている。
SHF帯パラボラアンテナの一次放射器系およ
び給電導波管系内に湿気が浸入すると、外気温度
の変化にともない管内面に露結したり長期使用で
管内面が発錆したりして伝送損失が著しく劣化す
る。通常、一次ホーン、接続フランジ、ベンド
類、気密窓等にあるピンホールからの湿気の浸入
を防止するため、外気圧より少し高めの圧力の乾
燥空気を系内に充填している。しかしながら誘電
体線路を使用するラジオ放送用空中線柱共用器を
給電導波管系に挿入すると、局内のSTL機器の
近くで装置側導波管の中に供給された乾燥空気は
こゝでその通路が遮断される。
乾燥空気の通路が遮断されるのを防止するため
に、乾燥空気流通のバイパス回路として、共用器
の入出力端方形導波管部5,5′の長辺の中央か
らビニール管等で高圧側と接続する方法が考えら
れる。
第2図は方形導波管の長辺の中央に取付けてビ
ニール管等と連結するための空気充填用金具7の
一例の上面図、第3図はそれの部分断面正面図で
ある。
しかしこの場合誘導高電圧回路に空気充填金具
7のような突起があるので、電圧はこゝに集中し
て空中放電することがある。またビニール管のよ
うに高誘電率の物質で導体表面を被覆すると、こ
の部分に強電流が流れビニール管は除々に炭化さ
れ終には焼損する危険がある。
別の方法として、保護カバー3を気密構造とし
入出力端方形導波管5,5′の長辺の中央に管内
伝送波に影響を与えない程度の細孔を設け、保護
カバー3を介して乾燥空気を供給する方法があ
る。この場合、保護カバー3の筐体の容積が大き
いので、給電導波管5,5′の内部圧力低下に対
応して乾燥空気供給源であるデハイドレータが動
作する必要がある。なおこの方法は、保護カバー
3の頂部を入力端方形導波管5にではなくアース
側励振ホーン1の開口側縁端に継合して小形化し
た共用器には適用できない(第7図参照)。
本考案は、従来技術による乾燥空気の流通路に
ついての問題点を解消することを目的とし、外部
にビニール管等を付設することなくまた保護カバ
ー3の継合位置に依存することなく、入力側導波
管と出力側導波管を連絡する乾燥空気流通路を有
する共用器を提供することを目的とする。
第4図は本考案の共用器の一実施例の断面図、
第5図は第4図のA−A線矢視断面図である。
第4図および第5図に図示するように、本考案
の共用器の誘電体線路には、円形導波管からなる
装置側導波管5およびアンテナ側導波管5′の
TE11波の電界最大の位置に上下対称に軸方向に
沿つて細溝8,8′が穿設されている。該細溝を
乾燥空気の流通路とすることにより、保護カバー
3を介して、高圧側給電導波管(アンテナ側導波
管)およびアンテナの一次放射器系に乾燥空気を
充填することができる。なお該誘電体線路は電磁
波の伝播通路であるので、細溝8,8′を穿設す
る位置の決定に当つて電磁気学的影響が考慮され
なければならない。次にこの点について説明す
る。
第1図または第4図の共用器において、給電方
形導波管系の伝送波を誘電体が充填された円形導
波管系に滑らかに伝送するための整合条件は、両
管内の伝送波の位相速度が等しいことである。他
方方形導波管内の基本姿態TE10波の遮断波長は
λC1=2a(aは方形導波管の長辺の長さ)であり、
半径Rの円形導波管の基本姿態TE11波の遮断波
長はλC2=3.412Rであるので、これを上記整合条
件に代入すると、円形導波管の半径Rは となる。εrは誘電体の誘電率である。
一方、直径dの誘電体棒を理想的な誘電体線路
2とするための条件は、次式で表わされる。
誘電体線路2の材質をテフロンとすればεr
2.06であり、また2R≒dであるので、これらを
(1),(2)式に代入すると、2Rは(2)式の上限寄りの
値となる。dを(2)式の上限と下限との中央値に選
定すれば誘電体線路2を広帯域化することができ
る。この目的で誘電体線路2にテーパーを付けて
最適直径とすると、この部分より放射がある。こ
れを防止するため誘電体線路2は円形導波管の挿
入部より細くする必要があるので、この部分の円
形導波管の管径2Rを小さくしローデイングする
(第4図、第5図参照)。
このローデイングの位置で、軸方向から見た円
形導波管のTE11波の電界分布は第6図のように
なる。
TE11波の電界分布は左右対称形であり、中央
に電界最大の位置がある。なおこの位置は電流が
最小の位置であるので、上下対称に軸方向に細溝
を穿設してもインピーダンスに影響しない。
本考案では、第5図に図示するように、上記ロ
ーデイング部6,6′のTE11波の電界最大の位置
において上下対称に軸方向細溝8,8′を穿設し、
乾燥空気の流通路とする。したがつてインピーダ
ンスに影響を与えずに乾燥空気を流通させること
ができる。
第7図は小電力局用の空中線柱共用器に適用し
た、本考案の他の実施例の断面図である。
第7図の小電力局用共用器は保護カバー3の頂
部がアース側励振ホーン1の開口側縁に継合され
た小形共用器であるが、この場合にも高圧側に乾
燥空気を有効に充填することができる。
いずれの実施例においても、本考案の共用器を
用いた場合、導波管内ばかりでなく共用器の保護
カバー3の内部にも常に乾燥空気が充填されるの
で、保護カバー3にピンホール等があつても筐体
内に湿気の浸入はない、したがつて露結等による
共用器の性能劣化も防止される。なお9は小形化
による高圧側給電導波管系の雷サージ放電用カー
ボンアレスターである。
本考案によるラジオ放送用空中線柱共用器は上
記したように、SHF帯のSTL用パラボラアンテ
ナをタワーアンテナに取付け、STL信号のみを
伝送し放送波・落雷等による給電導波管系への高
周波誘導電力を阻止して、STL用機器の焼損を
阻止することを可能とする共用器であつて、給電
導波管系、アンテナの一次放射器系および共用器
に湿気の浸入による性能劣化を防止するため、誘
電体線路2が挿入される円形導波管のローデイン
グ部6,6′のインピーダンスに関係のない位置
に軸方向に細溝を穿ち、管内乾燥空気の流通路と
することを特長とするラジオ放送用空中線柱共用
器である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術によるラジオ放送用空中線柱
共用器の断面図、第2図は乾燥空気充填金具の平
面図、第3図はそれの部分断面正面図、第4図は
本考案の一実施例としての共用器の断面図、第5
図は第4図のA−A線矢斜断面図、第6図は円形
導波管のTE11波の電界分布、第7図は本考案の
他の実施例の断面図である。 1,1′……円錐形小形電磁ホーン、2……誘
電体線路、3……保護カバー、4……絶縁体板、
5,5′……導波管、6……ローデイング部、7
……乾燥空気充填金具、8,8′……細溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ラジオ放送用空中線柱に搭載するSHF帯STL
    用パラボラアンテナの給電導波管系に付設するラ
    ジオ放送用空中線柱共用器において、装置側導波
    管とアンテナ側導波管が円錐形ホーンによつて対
    向し、該円錐形ホーンによつて励振される誘電体
    線路によつて上記両導波管が結合され、装置側円
    錐形ホーンに継合された保護カバーによつてアン
    テナ側円錐形ホーンが覆われ、該保護カバーと誘
    電体板によつて上記誘電体線路および装置側円錐
    形ホーンが密閉され、誘電体線路が挿入される両
    円形導波管のローデイング部において両円形導波
    管のTE11波の電界最大面内で導波管の軸方向と
    平行にローデイング部を貫通する細溝が穿設され
    ていることを特徴とするラジオ放送用空中線柱共
    用器。
JP15395983U 1983-10-04 1983-10-04 ラジオ放送用空中線柱共用器 Granted JPS6061816U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15395983U JPS6061816U (ja) 1983-10-04 1983-10-04 ラジオ放送用空中線柱共用器

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JP15395983U JPS6061816U (ja) 1983-10-04 1983-10-04 ラジオ放送用空中線柱共用器

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Publication Number Publication Date
JPS6061816U JPS6061816U (ja) 1985-04-30
JPH0311925Y2 true JPH0311925Y2 (ja) 1991-03-22

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JP15395983U Granted JPS6061816U (ja) 1983-10-04 1983-10-04 ラジオ放送用空中線柱共用器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5603397B2 (ja) * 2012-10-09 2014-10-08 日本電業工作株式会社 アンテナおよび無線装置

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JPS6061816U (ja) 1985-04-30

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