JPH03118825A - 炭酸水製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は密閉容器内に炭酸ガスと水とを混合することで
、炭酸水を製造する装置に関する。

（ロ）従来の技術 このような装置は、例えば実開昭６２−１９９１２４号
公報にも示されているように、炭酸ガスと水とを密閉容
器にその上方から導入し、密閉容器内で炭酸ガスと水と
を混合することで炭酸水を製造するのが一般的である。

第２図は従来の炭酸水製造装置の従来構成を示すもので
、密閉容器１の上面に水ノズル２とガスノズル３を設け
、炭酸ガスは常時密閉容器１に加圧しておくとともに、
水は吸出管５からの炭酸水の取り出しによる水位の変動
に応じて、適宜ノズル２より噴射して容器内に補給する
ようになっている。６はその水位を検知するためのフロ
ートである。そして水の噴射（こよる補充後は密閉容器
１内は静状態に保持されるために、水は炭酸ガスを吸収
して炭酸水が製造されることになる。

（八）発明が解決しようとする課題 しかしながら従来の構成であると、水補給時には、容器
内は水の噴射にて攪拌が行われるためにガスが分離して
しまい、補給直後に取り出される炭酸水は炭酸ガスの含
有において品質の悪いものとなる欠点がある。

したがって本発明は、水の補給により炭酸ガス分離を最
小限に押さえることのできる炭酸水製造装置を提供する
ものである。

（ニ）課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために本発明による炭酸水製造装
置は、炭酸ガスと水とを密閉容器にその上方から導入し
、該密閉容器内にて炭酸ガスと水とを混合して炭酸水を
製造する炭酸水製造装置において、該密閉容器には、導
入される水を受け止める水受け部と、該水受け部の下方
に位置しておりこの水受け部より溢れ出る水を該密閉容
器の内壁に導くよう放射方向に傾斜しており表面には多
数の透孔が形成される樋とを設けた構成である。

（＊）作用 水が密閉容器に補給されない静状態においては、初期に
炭酸ガスが充填されるときに密閉容器内に滞留していた
りまた水中に含まれていた空気は、炭酸ガスによって密
閉容器の下方に滞留することなしに透孔を通ってその上
方に押し出される。

そして水補給時には、密閉容器に導入される水は水受け
部にて一旦受け止められここで攪拌されて炭酸ガスを吸
収する。そして水受け部を溢れる水は樋に落下し、樋の
傾斜によって密閉容器の内壁に導かれて、その後は内壁
面を伝って密閉容器内の水面に落下する。したがってノ
ズルからの水は直接密閉容器内の炭酸水に噴射されない
ために、炭酸水のガス分離を起こすこと無しに水の補給
を行うことができる。このとき樋に形成した透孔には表
面張力により奉がれるために、水は透孔より落下するこ
となく殆ど内壁面を伝って容器内へ導入される。

（へ）実施例 第３図は、炭酸飲料を販売するのに炭酸水製造装置を組
み込んだカップ自動販売機或いは飲料デイスペンサにお
ける飲料供給管路の要部を示すものである。

同図にしたがって説明すると、１０は炭酸水Ｃを製造す
る炭酸水製造装置（カーボネータ）で、冷却水槽１１に
浸漬され保冷されている。このカーボネータ１０には炭
酸ガスボンベ１２から炭酸ガスが炭酸ガス導入管路１３
を介して加圧供給サレテイると共に、水道水を貯溜した
ジスターン１４からの水を、水供給用ポンプ１５により
途・中、前記冷却水槽１１内に浸漬した冷却フィル１６
で冷却させて、カーボネータ１０の上面に配したノズル
に送り込み、このノズルから水を噴射させてカーボネー
タ１０内に供給している。１Ｂはその水供給管を示す、
そしてこのカーボネータ１０内には水位制御センサが設
けられていて、炭酸水の量が減ると、該水位制御センサ
が働いて、前記ポンプ１５が作動し、水がノズルより噴
射導入きれるようになっている。そして前記ノズルより
水が噴射されると炭酸水が製造され、生成された炭酸水
は販売時に炭酸水供給パルプ１９が開かれると、吸出管
５によりカーボネータ１０外へ取り出され、流量制御装
置２１を介した後、再度冷却フィル１６にて冷却きれて
注出される。

第１図は本発明によるカーボネータ１０の実施例を示し
ているが、第２図の従来装置と同−若しくは同等の構成
部は同一番号で示している。

密閉容器１は上方に水受け部７を形成しており、水ノズ
ル２より注入される水はこの水受け部７に導入きれる。

そして水受け部７の下方には円錐状の樋８を配設してい
る。したがってこの樋８は密閉容器１の内壁に向けて低
くなる傾斜を有しており、水受け部７から溢れた水は樋
８の傾斜を伝って密閉容器１の内壁に導かれることにな
る。

また樋８は、表面に細孔を穿設するか、または材質その
ものに多孔質材料を用いることで、多数の透孔９が形成
されている。この場合樋８に到達した水は傾斜を伝わせ
る必要があるために、透孔９の開口面積としては、樋８
に到達した水をそのまま下方に落下させるほど大径のも
のは好ましくない。

上記構成のカーボネータ１０は、密閉容器１内にはガス
ノズル３を介して常時炭酸ガスが印加されて充満してい
る。このとき密閉容器１内に滞留している空気や水中に
含まれていた空気は炭酸ガスより比重が軽いために、透
孔９を通して密閉容器１の上方へ押し出される。したが
って密閉容器１に貯っている水は炭酸ガスとのみ有効に
接触している。

そして販売の都度吸出管５より炭酸水が取り出され、フ
ロート６にて密閉容器１内の炭酸水の減少が検知される
と水ノズル２から水が補給される。水ノズル２から噴き
出される水は水受け部７にて受け止められ、この中での
攪拌により炭酸ガスを効果的に吸収する。そして水受け
部７から溢れ出る水は樋８に落下し、その傾斜に導かれ
て密閉容器１の内壁まで移動する。このとき透孔９は水
の表面張力により璽がれており、樋に落下した殆んどの
水は内壁まで導かれ、更に内壁を伝って密閉容器内に落
下する。したがって水ノズル２から噴射される水は徐々
に密閉容器内に導入されるために、噴射圧により密閉容
器１の炭酸水がガス分離を起こすことがない。

（ト）発明の効果 本発明に依ると水補給時の噴射等による炭酸ガス分離が
効果的に抑止されるために、水補給直後においても良質
の炭酸水を提供することができる。そして密閉タンク内
に樋を設けても、この樋には通過する水が表面張力によ
り通り抜けできない程度の透孔を形成することでタンク
内の空気を上方に押し出すことができるために、ａｍ水
を常に炭酸ガスとの接触状態に保持することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による炭酸水製造装置の構成図、第２図
は従来の炭酸水製造装置の構成図、第３図は炭酸水製造
装置を組み込んだ飲料供給管路の要部を示す図である。 １・・・密閉容器、　７・・・水受け部、　８・・・樋
、９・・・透孔。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、炭酸ガスと水とを密閉容器にその上方から導入し、
   該密閉容器内にて炭酸ガスと水とを混合して炭酸水を製
   造する炭酸水製造装置において、該密閉容器には、導入
   される水を受け止める水受け部と、該水受け部の下方に
   位置しておりこの水受け部より溢れ出る水を該密閉容器
   の内壁に導くよう放射方向に傾斜しており表面には多数
   の透孔が形成される樋とを設けたことを特徴とする炭酸
   水製造装置。