JPH0311678A - ラテラルホール素子 - Google Patents

ラテラルホール素子

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JPH0311678A
JPH0311678A JP1144022A JP14402289A JPH0311678A JP H0311678 A JPH0311678 A JP H0311678A JP 1144022 A JP1144022 A JP 1144022A JP 14402289 A JP14402289 A JP 14402289A JP H0311678 A JPH0311678 A JP H0311678A
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JP
Japan
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hall element
epitaxial layer
insulating layer
hall
layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP1144022A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Nakamura
哲郎 中村
Satoshi Kikuchi
敏 菊地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Petrochemical Co Ltd filed Critical Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Publication of JPH0311678A publication Critical patent/JPH0311678A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はp形のシリコン基板上にnエピタキシャル層を
形成して作成されたラテラルホール素子に関するもので
ある。
[従来の技術] 磁界を検出する磁電変換素子として、ラテラル・ホール
素子が知られている。このような素子は電圧出力型であ
るため、扱い易いという特徴がある。いま、第2図のよ
うなホール素子21を考える。素子21の面に垂直な磁
束密度なり、このホール素子に通電される全電流をI、
素子の厚さをdとすると、電流に対して直角の方向の端
子に発生するホール電圧V、は、 V、=R,・I −B/d     ・ (1)となる
。ここで、Roはホール係数である。この式により、素
子の厚さdを小さくすることにより、ホール電圧VHを
大きくすること、即ち、ホール素子の感度を向上するこ
とができる。
[発明が解決しようとする課題] 一般的に、ホール素子の低コスト化、集積化などによる
1チツプIC形成のため、このようなホール素子はバイ
ポーラ・プロセスにより作成される。従って、素子の厚
さdは、そのプロセスに依存した一定の値、即ち、nエ
ピタキシャル層の厚さになるため、ホール素子の感度の
向上が図れないという問題があった。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、バイポー
ラ・プロセスによるホール素子の製造工程を生かし、n
エピタキシャル層に溝充填分離により絶縁層を形成する
ことにより、キャリアの2通過する幅を実質的に狭めて
、感度向上、低消費電力及び経年変化を向上させたラテ
ラルホール素子を提供することを目的とする。
また、nエピタキシャル層を流れる電流の方向を水平方
向に規定することにより、磁界に対する感度をより向上
できるラテラルホール素子を提供することを目的とする
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明のラテラルホール素子
は以下の様な構成からなる。即ち、p形基板上にnエピ
タキシャル層を成長させて形成されたラテラルホール素
子であって、前記nエピタキシャル層上に形成された少
なくとも1対の入力電極と、前記nエピタキシャル層上
に形成されたホール電圧を出力するための少なくとも1
対の出力端子と、前記nエピタキシャル層に溝充填分離
により絶縁層を形成し、前記入力電極と出力端子間での
多数キャリアの通過領域を狭めている。
また他の発明によれば、前記絶縁層の断面形状は矩形で
あり、前記絶縁層の底辺は前記p形基板に略平行に構成
されている。
[作用] 以上の構成において、nエピタキシャル層に溝充填分離
により絶縁層を形成し、nエピタキシャル層上に形成さ
れた少なくとも1対の入力電極と、nエピタキシャル層
上に形成されたホール電圧を出力するための少なくとも
1対の出力端子間での多数キャリアの通過領域を狭めて
いる。
また他の発明の構成によれば、絶縁層の断面形状は矩形
であり、その絶縁層の底辺はp形基板に略平行に構成さ
れている。これにより、nエピタキシャル層内を移動す
るキャリアの移動方向は水平方向に規定されるため、磁
界を検出する感度が向上することになる。
[実施例] 以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施例を詳細
に説明する。
本実施例のラテラルホール素子を説明する前に、第3図
を参照して従来のラテラルホール素子30の構造につい
て説明する。なお、ここでラテラルホール素子とは、チ
ップ面に対しキャリアの流れる方向が水平となるホール
素子である。第3図で、31.32はホール素子30に
電流■を通電するための入力電極、33.34はこのホ
ール素子30で発生するホール電圧VHを取出すための
ホール電極である。39はホール素子30のA−A’断
面形状を示す図である。
37はnエピタキシャル(n−epi)層、38はpサ
ブストレート(p形基板)、32.34は電極を構成し
ているn+部である。35.36はp−n接合により電
子に対する絶縁分離壁を形成しているp部分である。こ
こで、第3図のホール素子30の垂直方向に磁界Bがか
けられると、電極31.32を流れる電流が磁界Bによ
って曲げられ、前述した第1式に従って電極33.34
に電圧(ホール電圧VH)が発生する。ここで、前述し
た第1式のdの値は、nエピタキシャル層37の厚みd
oに対応している。
ホール素子30の製造過程において、この厚みを制御す
るには、p形のS1基板上にnエピタキシャル層を形成
する際、この層の成長速度を原料の供給量や温度及び時
間等で極めて正確に制御する必要がある。本発明はこの
nエピタキシャル層の成長は従来の製造工程と同様に行
ない、このnエピタキシャル層に溝充填分離により絶縁
層を形成してキャリアの通過する範囲(幅)を狭め、実
質的に厚さdを小さくするとともに、nエピタキシャル
層37内のキャリアの移動方向を水平方向に規定するこ
とにより、磁界(B)に対するホール電圧(VH)を大
きくして感度を上げようとするものである。
[ホール素子の説明 (第1図)] 第1図は実施例のホール素子10の形状及びその断面を
示す図で、第3図の従来のホール素子30と共通する部
分は同一番号で示している。
第1図において、11.12は電流を通電する入力電極
、13.14はホール電圧■1を出力するホール電極で
ある。18はホール素子10のB−B’の断面形状を示
している。ここでは、従来のバイポーラ・プロセスと同
様に、p形シリコン基板38に熱拡散などによりnエピ
タキシャル層37を成長させ、熱拡散あるいはイオン注
入により絶縁分離壁であるp層35.36を形成してい
る。
15〜17で示された部分は、RI E (React
−ive ton etching)を用いた加工技術
により、幅の狭い溝(トレンチ)を形成し、その溝にベ
ースボロン拡散などによりp層を形成した部分である。
そして、さらにこの9層15〜17の内側部分22〜2
4のそれぞれは、ポリイミド等により充填されて、絶縁
層を形成している(トレンチ・アイソレーション)。こ
のようなトレンチ(J)構造にすることにより、絶縁層
23の断面形状を矩形にできるため、電極11と12の
間を流れる電流(多数キャリアの移動)の方向の斜め方
向の成分をなくすことができるため、nエピタキシャル
層37内の電流の流れる方向(多数キャリアの移動方向
)は水平方向になる。
このように、nエピタキシャル層37内で多数キャリア
が水平方向に移動する経路を長くすることにより、磁界
による影響を受けるキャリアの移動距離を長くとれるた
め、ホール素子としての感度が向上することになる。ま
た、前述した第1式により、nエピタキシャル層37内
における多数キャリアの移動する幅が狭められるため、
所定の磁界Bに対するホール電圧■□が大きくなり、感
度が向上することがわかる。なお、この実施例では、ト
レンチ部分23の深さはnエピタキシャル層37の約1
0〜90%とし、このnエピタキシャル層37の深さは
約17μmとしている。
[他の実施例] ■第1図において、供給電極11.12とホール電極1
3.14の各端子と絶縁分離壁35.36との距離を素
子実装上の範囲内で最大限に取り(ここでは50μm以
上とし、好ましくは80〜1000μmの範囲に取る)
、マスク合せなどのズレにより生じるオフセット電圧を
軽減することができる。
■ホール電圧の関係式 %式%(2) ここで、■は駆動電圧、Wはホール素子の幅、μは電子
移動度、Lはホール素子の長さである。
この第2式より、ホール素子の長さしを短くし、ホール
素子の幅(W)を広くすることによりホール電圧V H
を犬きくして、感度を向上させることができることがわ
かる。従って、電流供給用電極11.12の距離(L)
と、ホール電極13.14の距離(W)とを変化させる
ことによ1 2 す、ホール素子の感度を更に高めることができる。
■またさらに本実施例によれば、ホール素子のアイソレ
ーションを9層部分35.36で形成するようにしたが
、この部分をトレンチ構造にして絶縁することにより、
さらに集積度を上げることができる。
以上説明したように本実施例のホール素子によれば、微
少磁界が検出でき、出力されるホール電圧も磁界の強さ
に比例したものになるため、DC成分からAC成分まで
の加速度を検出できる新型の加速度センサが開発できる
可能性がある。
また、このホール素子は、地磁気や流量、膜圧及び方位
などを検出する多種多様なセンサに応用できる。
またさらに、本実施例のホール素子によれば、バイポー
ラ・プロセスによるシリコンに形成したラテラルホール
素子であるため、その信号処理回路などを含めた1チツ
プ化が可能となり、インテリジェント・センサの開発が
可能になる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、バイポーラ・プロ
セスによるホール素子の製造工程を生かし、nエピタキ
シャル層に溝充填分離により絶縁層を形成することによ
り、キャリアの通過する幅を実質的に狭めるとともに、
キャリアの移動方向を水平方向にすることにより、感度
向上、低消費電力及び経年変化を向上できる効果がある
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例のホール素子の形状及びその断面形状を
示す図、 第2図はホール素子の基本構造を示す図、そし第3図は
従来のホール素子の形状及びその断面形状を示す図であ
る。 図中、10・・・ホール素子、11.12・・・入力電
極、13.14・・・ホール電圧の出力端子、15〜1
7・・・トレンチのp層部分、22〜24・・・トレン
チ(溝充填部)、35.36・・・絶縁分離壁、37・
・・nエピタキシャル層、38・・・p形基板(サブス
トレート)である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)p形基板上にnエピタキシャル層を成長させて形
    成されたラテラルホール素子であつて、前記nエピタキ
    シャル層上に形成された少なくとも1対の入力電極と、 前記nエピタキシャル層上に形成されたホール電圧を出
    力するための少なくとも1対の出力端子と、 前記nエピタキシャル層に溝充填分離により絶縁層を形
    成し、前記入力電極と出力端子間での多数キャリアの通
    過領域を狭めたことを特徴とするラテラルホール素子。
  2. (2)前記絶縁層の断面形状は矩形であり、前記絶縁層
    の底辺は前記p形基板に略平行であることを特徴とする
    請求項第1項に記載のラテラルホール素子。
JP1144022A 1989-06-08 1989-06-08 ラテラルホール素子 Pending JPH0311678A (ja)

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JP1144022A JPH0311678A (ja) 1989-06-08 1989-06-08 ラテラルホール素子

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5530345A (en) * 1992-09-30 1996-06-25 Sgs-Thomson Microelectronics S.R.L. An integrated hall•effect apparatus for detecting the position of a magnetic element
JPH10270773A (ja) * 1997-03-26 1998-10-09 Toshiba Corp ホール素子
US5965211A (en) * 1989-12-29 1999-10-12 Nippondenso Co., Ltd. Electroless copper plating solution and process for formation of copper film

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5530345A (en) * 1992-09-30 1996-06-25 Sgs-Thomson Microelectronics S.R.L. An integrated hall•effect apparatus for detecting the position of a magnetic element
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