JPH0311636Y2 - - Google Patents

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JPH0311636Y2
JPH0311636Y2 JP8080284U JP8080284U JPH0311636Y2 JP H0311636 Y2 JPH0311636 Y2 JP H0311636Y2 JP 8080284 U JP8080284 U JP 8080284U JP 8080284 U JP8080284 U JP 8080284U JP H0311636 Y2 JPH0311636 Y2 JP H0311636Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は空気加湿器に、とくに静電霧化作用
を利用する加湿器に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の空気加湿器においては水を霧化させる手
段として一般に、超音波振動が利用された。これ
に用いられる振動子として、チタン酸バリウムあ
るいはジルコン酸鉛系材料を用いる電歪型振動子
が利用される。
〔従来技術の問題点〕
上記従来の振動子には消費電力の小さい利点は
あるとしても、キユーリー点が低く、冷却に留意
する必要があり、また寿命が比較的に短いという
欠点がある。
〔この考案の構成〕
この考案の加湿器は、上記振動子に代つて、直
流高電圧の与えられる二つの電極間に形成される
電界における水の霧化を行なわせる装置を中心と
し、その装置の作用を有効にするいくつかの周辺
装置で構成される。
液体の電気力によつて霧化することは既に知ら
れている。しかし、普通の上水道から得られる水
のように、導電率の高い液体について、充分な霧
化を行なわせるには、極めて高い電圧が必要であ
り、実用上に難点がある。
この考案では、加圧水を微小孔から圧し出し
て、微粒子化した水に、静電霧化作用を重畳する
ことによつて、導電率の高い水道からの水につい
ても、比較的に低い電圧で霧化を可能にする。
次にこの考案の実施例について説明する。
〔実施例の説明〕
第1図に示されるこの考案の実施例とする加湿
器は大別して、下方に置かれるハウジング部10
と、このハウジングの上に置かれる倒立2重筒状
の霧化装置部30と、同じくこのハウジング部の
上に、霧化装置に並置される水タンク40とで構
成される。
ハウジング部10はプラスチツクなどの絶縁性
材料で形成されたケース1であつて、この中にフ
アンモータ(そのフレーム3が図示されている)
とフアン(そのロータ2が図示されている)と、
直流高圧電源装置17とが納められており、さら
に後述のスイツチのひとつ26が設けられてい
る。ハウジング10の上側中央部分に、後述の水
溜め22の段部が形成されている。また上記フア
ンモータのフレーム3と、フアンの吐き出し口4
に連なる壁5によつて、ハウジング内部が仕切ら
れ、風道が形成されている。
霧化装置30は、外筒6とこれよりいくらか短
い内筒11と、これらの上端をつなぐ環状の底7
とから成り、上記ハウジング10の上に倒立する
有底2重筒9と、この2重筒の中に収納された電
極15,16とから成つている。図示のように、
ケース1の右方の壁8が上方へかつ側方へも、風
道の延長部を形成するように延長され、これが上
底7の近くで2重筒の内部と連通している。(電
極については後述する。) 水タンク40は、図に於て下方に、上記水溜め
22まで浸される、弁装置20が設けられてい
る。この弁装置20は、タンク40を加湿器から
取外し、転倒してタンク本体から取外せば、水の
注入口となる周知のものである。タンク40に水
を満し、弁装置20をとりつけ再び転倒して、ハ
ウジング上へ移すまでの間、弁がバネにより閉じ
られている。タンク40をハウジング10の所定
の位置へ載置すると、弁体が押上げられて、タン
ク内の水がハウジング上部の水溜め内へ流出す
る。その水面が弁口下端21よりやゝ上に達する
と水の流出が停止する(後述のように、加湿器が
運転され、水溜め内の水が消費されると、それに
見合う分の水がタンクから補給されて、水溜め内
の水面25がだいたい一様に保持される。) 再び霧化装置30において、前記内筒11はそ
の下端が常時前記水面25の下にある長さとし、
その下端の一部に、前記水面25の上に開口する
切欠き13が設けられている。また前記外筒6の
下端に、前記水溜め22と外筒内部とを連通する
切欠き24が設けられている。
ハウジング10の上面に支持される逆向きのカ
ツプ12が、上記内筒11の下端部内に置かれて
いる。このカツプ12の底の中心部に、細い金属
管から成るノズル電極15が設けられている。ノ
ズル電極15の上端は常時、水面25より上にあ
る。上記内筒10の内部に、上記ノズル電極15
の上方に、金属環から成るリング電極16が適当
な手段で支持されている。上記ノズル電極15が
上記電源装置17の負出力端に、またリング電極
16は電源装置の正出力端に、導線18を介して
接続されている。上記ノズル電極15を支持する
カツプ12の下端に、フイルタ28が設けられて
いる。
有底2重筒9の上端に風向ガイド14が設けら
れている。
上記ハウジング10内のスイツチ26は、水タ
ンク40を図示位置におくとき、その重量により
閉合される型のものであり、また上記風向ガイド
14を2重筒9上におくとき閉止される安全スイ
ツチ31(第2図)を設けてもよい。
また、ハウジング10内に設けられるフアン2
の吸込口27に、適当な風量調節手段(図示され
ていない)が設けられる。(風量調節手段はフア
ンの吐出口に連なる風道に設けてもよい。) 次に第2図は第1図の装置に用いられる電気回
路を示すものであつて、フアンモータ3と直流高
圧電源装置17との並列回路が、スイツチ31,
スイツチ26と電源開閉スイツチ30を介して、
商用交流電源29に接続され、また上記高圧電源
装置17の正出力端に上記リング電極16が、さ
らに負出力端に上記ノズル電極15が接続されて
いる。
本案加湿器の電極部の別の実施例を示す第4図
において、絶縁材料で成形され、ノズル32aを
有するカツプ32の内部に、金属製の針状電極1
5aが置かれている。この針状電極15aが直流
高圧電源装置17の負出力端に接続される。
次に第1図と第2図に示されるこの考案の実施
例とする加湿器の動作について述べる。
水タンク40に水を満たし、第1図の位置に載
置すると、スイツチ26が閉じられる。(弁20
のバネ21aのバネ強さを適当に選ぶことによつ
て、タンク内の水量がある値以下になるとき、そ
のバネ力でタンク40が浮上つて、スイツチ26
が開き、加湿器の運転を停止させることができ
る。)風向ガイド14を所定位置に載置すること
によつて、安全スイツチ31が閉じられる。この
状態で電源スイツチ30を閉じると、モータ3が
起動し、フアン2の運転が始まる。同時に直流高
電圧電源装置17の運転が始まり、その出力端か
ら1対の電極15,16に直流高電圧たとえば
10kvが印加され、両電極間に強電界が形成され
る。
タンク40が第1図の位置にあるとき水溜め2
2と、これに連通する2重筒9の内部に前述のよ
うに、水面25がだいたい一様に維持される。フ
アンの吐き出し口4から送り出された空気は、矢
印で示されるように風道を流れ、内筒11の外壁
面に沿つて下方へ流れ、水面25を下方へ押す圧
力を及ぼす。この空気の一部は切欠き13を通つ
て内筒11の内部へ逃げ、内筒内を上に向かい、
ガイド14を通じて排出されて、内筒内に上向の
気流を発生する。
前記水面25に働く圧力によつて、カツプ12
内の水が押し上げられ、ノズル電極15を通じて
押し出され、微小水滴となる。この水滴の一部
は、カツプの外壁に沿つて水面25へ還流するが
一部は、ノズル電極を通るとき負極性に帯電して
いるので、両電極間の電界作用を受けて上方へ、
リング電極に向つて移動する。これらの水滴の有
する電荷密度が、水の表面張力と、水滴表面の曲
率半径とによつて定まる臨界値に達すると、水滴
表面の歪み(真球面に対する)が拡大され、水滴
が分裂して多数の微粒子となり(霧化)、前記上
向気流にのつて、加湿器外に排出され、大気中へ
放出され、加湿が行なわれる。
ノズル電極15から放出されて霧化する水量
は、印加される電極電圧の変化にはあまり影響さ
れない。この霧化量を変動させる要因の主となる
ものは、空気量と風圧とであつて、これらを制御
する目的で、空気吸込口27の開度、風道の絞
り、風道壁に設けられる逃がし孔などの調節手段
を設けることができる。
第3図に示すように、吸込口の有効開口を変化
させることにより、導入空気量を変化させて、水
の霧化量を調節することができる。この図の空気
量の水平部分で、電源スイツチ30を動作させる
ような連動機構は容易に形成できる。
第4図に示される針状電極15aを有するもの
の動作については、上記から容易に類推できるで
あろうから、再言しない。
〔考案の効果〕
以上で詳述したように、この考案の加湿器では
従来のものの振動子のような機械的可動部がない
ので、故障がなく、霧化量調整が連続的に可変で
かつ容易である。さらに霧化された水の粒子が負
に帯電しているので、空気分子を陰イオン化し、
人体にも良好な結果を与える。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例とする加湿器の要領
を示す断面図。第2図は第1図の加湿器に用いら
れる電気回路図。第3図は第1図の加湿器の吸込
口開口と導入空気量を示す図。第4図は、この考
案の別の実施例とする電極構造を示す図である。 図に於て、10……ハウジング、30……霧化
装置、40……水タンク、1……ケース、2……
フアンのロータ、3……モータのフレーム、4…
…フアンの吐出口、5……仕切、6……外筒、7
……上底、8……ケースの延長部、9……二重
筒、11……内筒、12……カツプ、13……切
欠き、14……ガイド、15……ノズル電極、1
5a……針状電極、16……リング電極、17…
…直流高圧電源装置、18……導線、20……弁
装置、21……タンク開口、21a……弁バネ、
22……水溜め、24……切欠き、25……水
面、26……スイツチ、27……吸込口、28…
…フイルタ、29……商用電源、30……電源ス
イツチ、31……ガイドのスイツチ、32……カ
ツプ、32a……ノズル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも直流高電圧電源装置とフアンとこの
    フアンの吐出口に連なる風道との格納されるハウ
    ジング部と、このハウジング部の上面に形成され
    る水溜めと、この水溜め内の水面を実質的に一様
    に保持する給水タンクと、上記ハウジング部上に
    倒置される2重筒であつて、この2重筒が外筒
    と、これより短い内筒とからなり、外筒と内筒の
    それぞれの上端の間が密閉されて有底2重筒とさ
    れ、前記ハウジング内部とこの2重筒上部にある
    内筒を外筒との間の空間とが風道延長部によつて
    連通されて、2重筒の内部の下端部にある水面
    に、上方からの、前記フアンから送られる風圧が
    加えられるようにされており、さらに前記内筒と
    外筒のそれぞれの下端部に切欠きが形成され、外
    筒の切欠きは常時水溜め内の水中に浸漬保持され
    て、前記水溜め内の水と2重筒内の水との連通路
    とされ、上記内筒の切欠きはその一部が水面上に
    出て、2重筒内部空間から内筒内部空間への前記
    風圧の出口とされ、さらに上記2重筒の内筒の中
    にその下端部分に、だいたい前記水面以下に浸漬
    保持される逆向きのカツプと、この逆向きのカツ
    プの底に設けられる上向きのノズルと、前記電源
    装置の負出力端に接続され、前記ノズルから押出
    される微粒水滴に負電荷を与える、前記ノズル自
    体またはその近傍に形成される負電極と、前記電
    源装置の正出力端に接続され、前記2重筒の内筒
    内に、前記負電極の上方に設けられた正電極と、
    前記風道を通る空気量の調節手段とから成る加湿
    器。
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