JPH03113210A - ガスシガレットライター、カートリッジ式ガスボンベ等における定量バルブのガス流量自動調節機構 - Google Patents

ガスシガレットライター、カートリッジ式ガスボンベ等における定量バルブのガス流量自動調節機構

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JPH03113210A
JPH03113210A JP25070889A JP25070889A JPH03113210A JP H03113210 A JPH03113210 A JP H03113210A JP 25070889 A JP25070889 A JP 25070889A JP 25070889 A JP25070889 A JP 25070889A JP H03113210 A JPH03113210 A JP H03113210A
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gas
flow rate
filter
gas flow
thermal expansion
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JP25070889A
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Inventor
Hideo Mifune
英雄 三舩
Nobuyuki Serizawa
芹沢 宜之
Masato Seki
正人 関
Tsutomu Yotsuya
四家 力
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Tokai Corp
Original Assignee
Tokai Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はガスシガレットライター、カートリッジ式ガス
ボンベ等のガス流量、温度自動調節機構に関し、殊にガ
ス調整レバーを手動で回転させることなく、構成部品の
熱膨張差を利用してフィルターを圧縮、弛緩させ、ガス
流量を自動的に調整するガス流量自動調節機構に存する
(従来の技術) ガスシガレットライター、簡易ガス器具用カートリッジ
式ガスボンベ等にあっては、主に液化ガスが常套的に使
用されており、ガスタンク内に充填された液化ガスを気
化させることにより燃料として使用されている。
従来、このようなガスライター及びガスボンベ等の定量
バルブには、ガス流量調節の一つとして、ガス流出路に
多孔質通気性のスポンジ状フィルターを装着し、このガ
ス流量調整フィルターの加圧力(押圧力)を、フィルタ
ーに隣接する構成部品で調整することにより、ガス透過
量を調節する方法があった。
例えば、第1図に示すように、ガスタンク11内と連通
する上蓋1の凹溝上端に気密に螺着された蓋状の固定子
(バルブ螺旋)9と、内部に中空の弁室を形成すべく該
固定子9の下端に嵌合されたノズル底2と、頂端を前記
固定子9から突出させて弁室内に配設され、かつ、風防
の炎口に向けて引き出し自在に装着されたガス噴出ノズ
ル8と、該ガス噴出ノズル8の下端に突出されて前記ノ
ズル底2の弁口を閉塞する弁ゴム7と、前記ノズル底2
の底面に嵌合された釘状のフィルター固定子4と、該フ
ィルター固定子4と前記ノズル底2間に配設されたガス
流量調整フィルター3等々から定量バルブを構成し、前
記固定子9に連動された付属のガス調整レバー12を左
右に回転させることにより、固定子9の螺旋力により前
記フィルター3への押圧力を調整し、ガス流量を任意に
制御させていた。
すなわち、ガスシガレットライターの場合、外気の温度
が上昇するとガスタンク11内のガス圧が上がりガス流
量が増加し炎長が大きくなる。この場合、前記ガス調整
レバー12を炎が小さくなる方向に回転させると、前記
フィルター3は固定子9の螺旋力により締め込まれて圧
縮され、これによりガス流量を減少させ、炎長を適宜な
ところまで任意に短くしていた。
一方、逆に外気温が下がった場合、ガスタンク11内の
ガス圧が下がるためガス流量は自ずと減少し、炎長は短
くなる。この場合は上記と逆の方向にガス調整レバー1
2を回転させると、固定子9の螺旋力が弱まって前記フ
ィルター3が弛緩されガス流量が増大し、炎長を任意に
長くすることができるものであった。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記したようなガスシガレットライター
にあっては、外気温の変化に応じてその都度、ガス調整
レバー12を回転させて炎長を調整しなければならない
ため、炎長調整等の取扱が不便であった。
本発明はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもの
で、ガスシガレットライター、カートリッジ式ガスボン
ベ等における定量バルブのガス流量自動調節機構に関し
、殊にガス調整レバーを使用することなく、バルブ構成
部品の熱膨張差を利用してフィルターを圧縮、弛緩させ
、ガス流量を自動的に調整するガス流量自動調節機構を
提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段及び作用)上述の如き従来
の問題点を解決し所期の目的を達成するために本発明は
、ガス流量調整フィルターを兼備してなるシガレットラ
イター、カートリッジ式ガスボンベ等の定量バルブにお
いて、少なくとも前記ガス流量調整フィルターと隣接す
る構成部品は、熱膨張差により前記フィルターの挿入部
間隙を伸縮自在に変化させることを特徴とするガスシガ
レットライター、カートリッジ式ガスボンベ等における
定量バルブのガス流量自動調節機構に存する。
以下1本発明を更に詳細に説明する。
本発明において「定量バルブ」とは、ガス流量を一定に
制御するための弁機構のみならず、ガスの気化促進若し
くはガス流量を自動調節するために供される補助握構を
も包摂するものである。
また、本発明は、主にガスシガレットライターカートリ
ッジ式ガスボンベ等における定量バルブのガス流量自動
調節機構に存するものであるが、これに限定されること
なく、ガス流量調整フィルターを兼備しているその他の
定量バルブ、例えばガスボンベを付帯したガス応用機器
などにも応用できるものであり1本発明は本実施例のガ
スシガレットライター、カートリッジ式ガスボンベのみ
に限定されるものではない。
以下、第2図に本発明に係るガスシガレットライターの
定量バルブの一実施例を拡大して示す。
図中、1はガスタンクの上蓋で、液化ガスを充填したガ
スタンク(図示せず)と同質のプラスチック材が用いら
れている。2は黄銅で作られたノズル底で、その下端面
は多孔質のガス透過性スポンジ状のガス流量調節フィル
ター3に接している。
4は黄銅又はアルミで作られ中央に突起のある釘状のフ
ィルター固定子で、その円板上面はガス流量調節フィル
ター3の下端面と接している。該フィルター3は中央に
穴を有する円板状を呈し、前記釘状のフィルター固定子
4の突起に嵌合されている。
8は管状のガス噴出ノズルで、その下端に釘状の弁ゴム
7が挿入され、その弁ゴム7の下端はノズル底2の弁口
を封じ、該ノズル8が操作レバー(図示せず)のテコ作
用で引き出し方向に持ち上げられた場合にのみガスの流
通路を開通させる弁作用をなしている。
6は液化ガスを吸い上げるためのプラスチックス多孔質
芯材で、上端が芯ホルダー5に係止されてガスタンク1
1内に吊り下げられている。ガスタンク11内の液化ガ
スはこの多孔質芯材6を通して吸い上げられ、前記釘状
のフィルター固定子4の下端面でガス化しその側路を通
って前記フィルター3及びノズル底2の下端中央の弁口
を通り、ガス噴出ノズル8が引き出し方向に持ち上げら
れると同時に気化ガスはノズル内通路を通って外部に流
出する。
9は上蓋1に螺旋止めされる、ノズル底2の固定子(バ
ルブ螺旋)である。10はゴム製のOリングで弁口以外
からの気化ガスの洩出を防いでいる。
以下、斯かる定量バルブの各構成部品の熱膨張方向及び
その作用を寸法A、B、C,D、Eを用いて説明する。
第2図のこの構造において1寸法Aはノズル底2の長寸
であり、温度が上昇すると、ノズル底2はその上端が固
定子9に当接していることがらA寸法は下方向に伸張す
る。一方、8寸法は、上限を固定子9の螺旋止め状態の
下端位置となし、下限を上蓋1と芯ホルダー5上端との
当り面位置としているもので、温度が上がると、8寸法
は前記上限を基点として(芯ホルダー5との当り面は)
同じく下方向に伸張する。C寸法はフィルター挿入部間
隙である。0寸法は釘状のフィルター固定子4の円板部
と芯ホルダー5の芯保持部とを合せた原寸であり、温度
が上がると、該り寸法は上蓋1と芯ホルダー5との当り
面(下限位置)を基点にして上方向に伸張する。8寸法
は上蓋1と固定子9との螺旋嵌合部である。尚、上蓋1
と固定子9とは材質が異なることから、8寸法は、一応
、熱膨張の計算からは分離して考えた。
第2図のこの構造において、ノズル底2.フィルター固
定子4、芯ホルダー5が金属で作成され、上蓋1がプラ
スチックで作成されている場合、熱膨張係数は一般にプ
ラスチックスの方が金属より大きくなるため、温度が上
昇すると、8寸法の熱膨張率がA及び0寸法の熱膨張率
より大きく、フィルター3の挿入部間隙であるC寸法は
拡大しフィルター3は弛緩されることとなる。
本発明は、斯かる構成において、ノズル底2の材料を上
蓋1の熱膨張係数より大きい材料に変えることにより、
温度が上昇した場合、フィルター挿入部間隙であるC寸
法が圧縮されるようにするか、第3図のように、ガスタ
ンク材料より熱膨張係数の大きい材料で芯ホルダー支持
筒13又は支持棒20を作り、これをガスタンク11の
中底部より立設し、温度が上昇した場合、熱膨張差によ
り芯ホルダー5とフィルター固定子4とを下部より上方
向に押し上げるようにして、フィルター挿入部間隙のC
寸法が圧縮されるようにするか、或いは更に、上蓋1及
びガスタンク11より熱膨張係数の大きいノズル底2及
び芯ホルダー支持筒13又は支持棒20を用いることに
より、温度が上がった場合、それぞれの熱膨張差により
フィルター3を上又は下或いは上下両方より圧縮するよ
うに組み付けたもので、本発明はこれによりガス流量を
自動調整するようにしたものである。
以下に本発明の実施例を示す。
(実施例1) 上蓋1又はガスタンク11の材料より熱膨張係数の大き
い材料よりなるノズル底2を用いて、周囲温度に対して
炎長又はガス流量の自動調整を行なうよう組み付けたも
のである。
すなわち、第1図と同じ構造のシガレットライターにお
いて、上蓋1及びガスタンク11にAS樹脂を用い、釘
状フィルター固定子4及び芯ホルダー5を黄銅製とした
以下に、ノズル底2を上蓋1又はガスタンク11の材料
より熱膨張係数の小さい黄銅製にした場合と、上蓋1又
はガスタンク11の材料より5熱膨張係数の大きいポリ
アセタール樹脂にした場合との熱膨張差を比較する。
尚、それぞれの熱膨張係数は下記の通りである。
AS樹脂の場合 3.6〜3.8 X 10″″5aII/℃ポリアセタ
ール樹脂の場合 8、I X 10−san/’C 黄銅の場合 1.75 X 10−’as/’C シガレットライターの一例からの実寸をみると、第2図
において、 ノズル底の長さ         Aニアmm上蓋の温
度による伸び代    B : 6mm芯ホルダー・フ
ィルター固定子 D:1.5DI11温度が40℃変化
したとすると、ノズル底2を黄銅製にした場合、 ノズル底:A寸法の伸び 7mmX1.75X10″″5aII/℃X40℃=4
.9μm 上蓋:8寸法の伸び 6wX3.8X10−’am/”CX40℃=9.1μ
m 芯ホルダー・フィルター固定子:D寸法の伸び1.5m
mX1.75X10−’am/’CX40℃=1.1μ
m フィルター挿入部間隙:C寸法の変化は9.1−4.9
−1.1=3.1μm 40℃の温度変化でフィルター挿入部間隙であるC寸法
は3.1μm拡張し、前記フィルター3は弛緩される。
これに対して、ノズル底2をポリアセタール樹脂にする
と、 ノズル底:A寸法の伸び 7amX8.lX10−’am/’CX40℃=22.
7μm フィルター挿入部間隙:C寸法の変化は9.1−22.
7−1.1 =−14,7μmとなり、40℃の温度変
化でフィルター挿入部間隙のC寸法は14.7μm圧縮
されることとなり、斯かる熱膨張差により前記フィルタ
ー3が加圧され自動的にガス流量調節が行なわれる。
(実施例2) 次に、第3図のように、芯ホルダー5と多孔質芯材6と
を被覆する芯ホルダー支持筒13をガスタンク内に立設
させ、該芯ホルダー支持筒13を上蓋1又はガスタンク
11の材料よりも熱膨張係数の大きい材料で形成した以
外は実施例1(第1図)と同じ構造にして周囲温度に対
し炎長又はガス流量の自動調整を行なうようにした。
斯かる芯ホルダー支持筒13は、温度が上昇した場合、
熱膨張差により芯ホルダー5とフィルター固定子4とを
下より上方向に押し上げてフィルター挿入部間隙のC寸
法が圧縮される。また、前記芯ホルダー支持筒13の表
面には、液化ガスが中の多孔質芯材(焼結芯)6に接触
し易いように流入孔13aが穿設されている。
以下に、ガスタンク11をAS樹脂で、芯ホルダー支持
筒13をポリアセタール樹脂で構成した場合の熱膨張差
を示す。
長さ40mmの支持筒13を用いた場合、温度40℃で
の変化で、 40maX8.lX10−’■/’CX40℃= 12
9.6μm 支持筒13は129.6μm伸張することになる。
ガスタンク11の支持筒13の長さ40mに相当する部
分の温度40℃での変化は 40mmX 3.8 X 10−’am/’CX40℃
=49.3μm となり、支持筒13とガスタンク11の伸びの差は、1
29.6−49.3=80.3μm前記フィルター挿入
部間隙であるC寸法は支持筒13を入れることにより更
に80.3μm圧縮されることになる。
尚、ここでは無負荷での熱膨張係数よりの計算をしてい
るので、実際には各部材に圧縮力が加わるのでこの計算
値よりは変形値が少なくなるが、何れにせよ確実に前記
フィルター3は圧縮され、ガス流量調節は行なわれる。
なぜなら、一般にガスシガレットライターの量調節レバ
ー12を最大より最小に回転させた場合のガス流量調整
フィルター3の圧縮幅は数10μmであるので、該フィ
ルター3の材質を適切に選定すれば、フィルター隣接部
材の熱膨張差を利用して外気の温度変化に対するフィル
ターの圧縮、弛緩作用により十分にシガレットガスライ
ターの炎長の自動調節を有効に実施し得るからである。
また、これら実施例では、プラスチックスの上蓋1及び
ガスタンク11を用いたシガレットライターについて説
明したが、上蓋1又はガスタンク11が金属の場合には
、熱膨張係数は一般に低くなるので、フィルタ一部間隙
のC寸法は更に大きく圧縮されることになり、炎長すな
わちガス流量調整に有効に利用することができる。
尚、前記芯ホルダー支持筒13は本実施例に限定される
ものではなく、例えば、第8図に示すように、斯かる流
入孔13a付のホルダー支持筒13内に予め芯材粉体を
充填させて多孔質に焼結させた構造にしても良い。
更に、芯ホルダー支持筒13の代わりに、上蓋1スはガ
スタンク11の材料より熱膨張係数の大きい材料よりな
る支持棒20を用いても良い。
因に、該支持棒2oは、第7図に示すように、表面に液
化ガスが毛細管現象で吸い上がるように細溝20aを刻
設させても良く、或いは、第9図(イ)(ロ)に示すよ
うに、熱膨張係数の大きい材料、例えばジュラコン(商
品名)からなる芯材20bの表面に芯材粉体を周設して
多孔質に焼結しても良い、また、前記芯材20bは、第
9図(ハ)(ニ)に示すように断面十字状の棒状体に形
成しても良い。
(実施例3) 第10図のように、筒内に多孔質芯材6を充填させて芯
ホルダーを兼用してなる芯ホルダー支持筒13をガスタ
ンク11内に立設させると共に、上蓋1の凹溝底部にO
リング17を配設し、かつ、ノズル底2及び前記芯ホル
ダー支持筒13を上蓋1及びガスタンク11より熱膨張
係数の大きい材料で形成した以外は実施例2と同じ構造
にし、それぞれの熱膨張差により前記フィルター3を上
下両方より圧縮するように組み付けた。
芯ホルダー支持筒13は、実施例2と同様に、その上端
面をフィルター固定子4の下端面と接するように配設し
ているもので、表面には、液化ガスの流入孔13aが穿
設されている。
斯かる芯ホルダー支持筒13は、温度が上昇した場合、
熱膨張差によりフィルター固定子4を下より上方向に押
し上げ、一方、ノズル底2が前記フィルター3を上より
下に押し下げることにより、上下両方からフィルター挿
入部間隙のC寸法が圧縮されてガス流量の自動調節が行
なわれる。
(実施例4) 第11図又は第13図のように、芯ホルダー5又はフィ
ルター固定子4を上蓋1より熱膨張係数の大きい材料で
形成した以外は、実施例1(第1図)と同じ構造にし、
芯ホルダー5又はフィルター固定子4と、上蓋1との熱
膨張差により前記フィルター3を下より圧縮するように
組み付けた。
周囲温度が上がった場合、芯ホルダー5又はフィルター
固定子4が前記フィルター3を下より上に押し上げて圧
縮し、ガス流量を低減させ、逆に温度が下がった場合に
は前記圧縮力を弱めさせフィルター3を弛緩させるもの
で、自動的にガス流量調節が行なわれる。
(実施例5) 第14図のように、フィルター固定子4と芯ホルダー5
との間に、上蓋1より熱膨張係数の大きい材料で形成し
た円筒状部材18を挿着した以外は、実施例1(第1図
)と同じ構造にし、円筒状部材18と、上蓋1との熱膨
張差により前記フィルター3を下より圧縮するように組
み付けた。
上記同様、周囲温度が上がった場合、円筒状部材18が
フィルター固定子4を下より上に押し上げて前記フィル
ター3を圧縮し、ガス流量を低減させ、逆に温度が下が
った場合には前記圧縮力を弱めさせて前記フィルター3
を弛緩させるもので、自動的にガス流量調節が行なわれ
る。
(実施例6) 第15図のように、前記フィルター3の上面とノズル底
2の底面との間に、第17図(イ)に示した金属円板1
9を挿着した以外は、実施例1(第1図)と同じ構造に
し、バルブ内の気化熱供給を促進させるように組み付け
た。
また、前記金属円板19を、第17図(ロ)(ハ)に示
したように、ハトメ状に形成して所定位置へ挿着させて
も良い(第16図、第18図参照)。
尚1本発明は本実施例に限定されることなく、本発明の
目的の範囲内で自由に設計変更し得るものであり、本発
明はそれらの全てを包摂するものである。
例えば、前記芯ホルダー支持筒13又は支持棒20を保
持するための固定用突起16をガスタンク11の中底部
に設けても良い(第5図参照)。
以上、シガレットライターについての実施例を示したが
、簡易ガス器具用のカートリッジ式ガスボンベについて
も同様の考えでその構造を採用することができる。
以下、その実施例を第4図乃至第6図及び第12図を参
照しながら説明する。
第4図、第5図は、本発明の第1、第2実施例である第
1〜第3図の定量バルブのガス流量自動調節機構をカー
トリッジ式ガスボンベに応用させたもので、ガスタンク
11はプラスチックス、金属いずれにも適用できる。
第6図は、定量バルブの構成部品であるノズル底2、ガ
スフィルター3、フィルター固定子4、芯ホルダー5.
多孔質芯材6及び芯ホルダー支持筒13を直列状態で収
納する金属又はプラスチックスからなるケース筒15を
備えているもので、該ケース筒15の上端を前記ノズル
底2に封止すると共に、前記芯ホルダー支持筒13を前
記ケース筒15より熱膨張の大きな材料より形成してガ
スタンク11に係止することにより1周囲温度に対し炎
長又はガス流量の自動調整を行なうようにしたものであ
る。尚1図中14はステムである。
第12図は1本発明の第4実施例である第11図の定量
バルブのガス流量自動調節機構をカートリッジ式ガスボ
ンベに応用させたものである。
(発明の効果) 本発明は上述の如く、少なくともガス流量調整フィルタ
ーと隣接する構成部品が、熱膨張差により前記フィルタ
ーの挿入部間隙を伸縮自在に変化させるように構成され
ているため、外気温が上がれば、次第に構成部品が熱膨
張して前記ガス流量調整フィルターを自動的に圧縮し、
一方、外気温が下がれば、前記圧縮力を弱めて前記フィ
ルターを自動的に弛緩させることができる結果、外気温
の変化に順応しながら所定のガス流量に自動調節される
ガスシガレットライター、カートリッジ式ガスボンベ等
における定量バルブのガス流量自動調節機構を提供でき
ることとなった。
これにより、ガス流量調整フィルターの材質を適切に選
定すれば、外気の温度変化に対して前記フィルターの隣
接部品が熱膨張差↓こより該フィルターを圧縮、弛緩す
ることになり、シガレットライターの炎長の自動調節を
有効に実施することができるもので、従来の如きガス調
整レバーを手動で回転させることなく、ガス流量を自動
的に調整し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のガスシガレットライターを示す縦断面図
、第2図は本発明に係るガスシガレットライターの定量
バルブを示す要部拡大縦断面図、第3図(イ)は芯ホル
ダー支持筒の斜視図、第3図(ロ)は本発明に係るガス
シガレットライターの第2実施例を示す縦断面図、第4
図は本発明に係るカートリッジ式ガスボンベの第1実施
例を示す縦断面図、第5図は同発明の第2実施例を示す
縦断面図、第6図は同発明の第3実施例を示す要部縦断
面図、第7図(イ)は支持棒の第1実施例を示す斜視図
、第7図(ロ)は支持棒の第2実施例を示す斜視図、第
8図(イ)は支持筒の第1実施例を示す斜視図、第8図
(ロ)は同縦断面図、第9図(イ)は支持棒の第3実施
例を示す斜視図、第9図(ロ)は同横断面図、第9図(
ハ)は支持棒の第4実施例を示す斜視図、第9図(ニ)
は同横断面図、第10図は本発明に係るガスシガレット
ライターの第3実施例を示す縦断面図、第11図は同発
明の第4実施例を示すガスシガレットライターの縦断面
図、第12図は本発明に係るカートリッジ式ガスボンベ
の第4実施例を示す縦断面図、第13図は本発明に係る
ガスシガレットライターの第4実施例を示す縦断面図、
第14図は同発明の第5実施例を示す縦断面図、第15
図乃至第16図及び第18図は同発明の第6実施例を示
す縦断面図、第17図(イ)は第6実施例で使用する金
属円板の斜視図。 第17図(ロ)及び第17図(ハ)は金属円板の他の実
施例であるハトメ状金属部材の斜視図である。 1・・・上蓋     2・・・ノズル底3・・・ガス
流量調整フィルター 4・・・フィルター固定子 5・・・芯ホルダー6・・
・多孔質芯材  7・・・弁ゴム8・・・ガス噴出ノズ
ル 9・・・固定子lO・・・Oリング   11・・
・ガスタンク12・・・ガス調整レバー 13・・・芯
ホルダー支持筒14・・・ステム 15・・・ケース筒
 16・・・固定用突起17・・・0リング   18
・・・円筒状部材19・・・金属円板   20・・・
支持棒第1図 第2図 第3図 (ロ) 第4図 第6図 第7図 (イ) (ロ) 託θ図 (ロ) 第11図 第13図 第14図 第18図 (イ) (ロ)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ガス流量調整フィルターを兼備してなるシガレッ
    トライター、カートリッジ式ガスボンベ等の定量バルブ
    において、少なくとも前記ガス流量調整フィルターと隣
    接する構成部品は、熱膨張差により前記フィルターの挿
    入部間隙を伸縮自在に変化させることを特徴とするガス
    シガレットライター、カートリッジ式ガスボンベ等にお
    ける定量バルブのガス流量自動調節機構。
  2. (2)ガス流量調整フィルターを兼備してなるシガレッ
    トライター、カートリッジ式ガスボンベ等の定量バルブ
    において、少なくとも前記ガス流量調整フィルターと隣
    接する定量バルブの構成部品は、外気温が上がるに連れ
    て次第に前記ガス流量調整フィルターを圧縮させ、一方
    、外気温が下がるに連れて次第に前記フィルターを弛緩
    させるように熱膨張係数を考慮して組み付けられ、斯か
    る構成部品の熱膨張差によるフィルターの押圧調整によ
    り外気温の変化に順応しながら所定のガス流量に自動調
    節されることを特徴とするガスシガレットライター、カ
    ートリッジ式ガスボンベ等における定量バルブのガス流
    量自動調節機構。
  3. (3)ガスタンクの上部に気密に組み付けられた前記定
    量バルブは、上蓋又はガスタンクの材料より熱膨張係数
    の大きい材料よりなるノズル底を用いて、周囲温度に対
    して炎長又はガス流量の自動調整を行なうようにしたこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載のガスシガレット
    ライター、カートリッジ式ガスボンベ等における定量バ
    ルブのガス流量自動調節機構。
  4. (4)前記定量バルブは、上蓋又はガスタンクの材料よ
    り熱膨張係数の大きい材料よりなる芯ホルダー支持筒又
    は支持棒を備えて、周囲温度に対し炎長又はガス流量の
    自動調整を行なうようにしたことを特徴とする請求項1
    又は2に記載のガスシガレットライター、カートリッジ
    式ガスボンベ等における定量バルブのガス流量自動調節
    機構。
  5. (5)前記定量バルブは、上蓋及びガスタンクより熱膨
    張係数の大きい材料よりなるノズル底及び芯ホルダー支
    持筒又は支持棒を備えて、周囲温度に対し炎長又はガス
    流量の自動調整を行なうようにしたことを特徴とする請
    求項1又は2に記載のガスシガレットライター、カート
    リッジ式ガスボンベ等における定量バルブのガス流量自
    動調節機構。
  6. (6)前記定量バルブは、該バルブの構成部品であるノ
    ズル底、ガスフィルター、フィルター固定子、芯ホルダ
    ー、芯材、芯ホルダー支持筒等を被覆収納する金属又は
    プラスチックスからなるケース筒を備え、かつ、該ケー
    ス筒は上端を前記ノズル底に封止すると共に、前記芯ホ
    ルダー支持筒を前記ケース筒より熱膨張の大きな材料よ
    り形成してガスタンクに係止し、周囲温度に対し炎長又
    はガス流量の自動調整を行なうようにしたことを特徴と
    する請求項1又は2に記載のガスシガレットライター、
    カートリッジ式ガスボンベ等における定量バルブのガス
    流量自動調節機構。
  7. (7)前記ガスタンクの内部には、前記芯ホルダー支持
    筒又は支持棒を保持するための固定用突起が設けられて
    いることを特徴とする請求項1乃至6に記載のガスシガ
    レットライター、カートリッジ式ガスボンベ等における
    定量バルブのガス流量自動調節機構。
  8. (8)前記芯ホルダー支持筒の表面には、液化ガスが中
    の芯材に接触し易いように液化ガスの流入孔が穿設され
    ていることを特徴とする請求項4乃至7に記載のガスシ
    ガレットライター、カートリッジ式ガスボンベ等におけ
    る定量バルブのガス流量自動調節機構。
  9. (9)前記芯ホルダー支持筒は、表面に穿設された液化
    ガスの流入孔と、管内に充填されて多孔質に焼結された
    芯材粉体とを備え、その上端面をフィルター固定子の下
    端面と接するように配設したことを特徴とする請求項4
    乃至8に記載のガスシガレットライター、カートリッジ
    式ガスボンベ等における定量バルブのガス流量自動調節
    機構。
  10. (10)前記支持棒は、表面に液化ガスが毛細管現象で
    吸い上がるように細溝が刻設され、かつ、該支持棒の上
    端面をフィルター固定子の下端面と直接接するように配
    設したことを特徴とする請求項4乃至7に記載のガスシ
    ガレットライター、カートリッジ式ガスボンベ等におけ
    る定量バルブのガス流量自動調節機構。
  11. (11)前記支持棒は、熱膨張係数の大きい材料からな
    る芯材の表面に芯材粉体を多孔質に焼結してなり、その
    上端面をフィルター固定子の下端面に接するように配設
    したことを特徴とする請求項4乃至7に記載のガスシガ
    レットライター、カートリッジ式ガスボンベ等における
    定量バルブのガス流量自動調節機構。
  12. (12)前記芯ホルダー若しくはフィルター固定子を前
    記上蓋より熱膨張係数の大きい材料で作り、又はフィル
    ター固定子と芯ホルダーとの間に上蓋より熱膨張係数の
    大きい材料で作った円筒又は円柱状部材を挿入すること
    により、周囲温度が上がった場合、これらと上蓋との熱
    膨張差によりフィルター固定子を下方より上方に押し上
    げて前記フィルターを圧縮し、ガス流量を低減させ、逆
    に温度が下がった場合には、これらの熱膨張差により前
    記圧縮力を弱めて前記フィルターを弛緩させるように組
    み付けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のガス
    シガレットライター、カートリッジ式ガスボンベ等にお
    ける定量バルブのガス流量自動調節機構。
  13. (13)前記フィルターの上面とノズル底との間には、
    金属円板又はハトメ状金属部材等からなる熱伝導性部材
    を装着してなる請求項1乃至12に記載のガスシガレッ
    トライター、カートリッジ式ガスボンベ等における定量
    バルブのガス流量自動調節機構。
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