JPH03113042A - ワイピング構造体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、ゴミや汚染物の拭き取り性能に優れたワイピ
ング材に関するものである。

さらに詳しくは、乾、湿両方の状態で用いても優れたワ
イピング性能とハンドリング性能を有し、かつそれに加
えて、高い保水性能を持っていてかつ速乾性に優れる新
規なワイピング材に関するものである。

［従来の技術］ 従来、例えば浴槽や、食器などの洗浄用具において、保
水性を上げる補助手段を用いていることにより洗浄力を
高めたワイピング材は数々見られる。

すなわち、その代表例としてスポンジ類やタワシ類など
がある。

しかし、これらのものでは、まだ洗浄力が不十分であっ
たり、強くこすると被洗浄物に傷をつけたり、あるいは
洗浄材の形態の耐久性に乏しかったりするなどの数々の
問題があった。

さらに、近年、極細繊維布帛の良好なワイピング性能を
活かした織編物や不織布も見うけられるが、非常に薄っ
ぺらな布帛状物であることから、上記のような被洗浄物
に対してはハンドリング性に劣るという欠点があった。

一方、ハンドリング性を改良し、かかる湿潤状態での洗
浄作業に対しても用いることができるようにと、極細繊
維布帛でスポンジなどをくるむこと等により、該極細繊
維布帛内にスポンジなどを内蔵せしめたワイピング材も
見うけられるようになってきた。

しかるに、かかるワイピング材においては、表面の極細
繊維からなる布帛が非常に高密度であるため、内蔵され
たスポンジなどになかなか水が入り込みにくいことがら
保水できにくく、また、高密度の極細繊維布帛で覆われ
ているために、使用後は、該スポンジなどにいったん吸
い込まれた水が絞られても容易には外部に排出されにく
く、乾燥性に劣ったり、また、水が内部に残るためにカ
ビが発生するなどの問題があった。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明の目的は、上述のような従来技術の問題点に鑑み
、優れた洗浄力と耐久性に富み、しかも、湿潤状態で用
いた場合には、保水性にも富み、また使用後の脱水乾燥
性（速乾性）にも優れていて、カビなどの発生の恐れも
少なくしかも良好なハンドリング性をも有する新規なワ
イピング材を提供せんとするものである。

［課題を解決するための手段］ 本発明者らは、上述した目的を達成するために、鋭意検
討した結果、超極細繊維の高密度布帛における優れた拭
き取り性能と、スポンジ様構造物の優れたハンドリング
性と保水性の画点に着目し、これら超極細繊維の高密度
布帛とスポンジ様構造物の少なくとも２者を特殊な構造
化にて一体化させた構造とすることにより、該超極細繊
維布帛が有するワイピング性能を良好に発揮し得て、ま
た、スポンジ様構造物への水の保持性も損なわれること
なく良好であるとともに、いったん含まれた水分の排出
も容易であって速乾性能も高いという新規なワイピング
材を実現したものである。

すなわち、本発明のワイピング構造体は、主として、超
極細繊維使いからなる布帛により表面部が構成されてな
るワイピング構造体において、該ワイピング構造体の表
面部を構成する布帛の少なくとも一部が、細幅シートの
多数により形成される重畳構造部を有することを特徴と
するワイピング構造体である。

あるいはまた、本発明のワイピング構造体は、主として
超極細繊維使いからなる布帛により表面部が構成され、
内部が高吸水性または高保水性を有する物体により構成
されてなるワイピング構造体であって、該ワイピング構
造体の表面部を構成する布帛の少なくとも一部分が、不
連続な布帛端どうしが重なってなる重畳構造部を呈して
いることを特徴とするワイピング構造体である。

また、これら本発明のワイピング構造体において、好ま
しくは、超極細繊維の繊度が０．４〜０゜０００１デニ
ールであるものであり、また、表面部を構成する布帛の
少なくとも１ａｉ以上が重畳構造部であるものである。

［作用］ 以下、本発明のワイピング構造体について、図面などを
用いてさらにに詳細に説明する。

本発明のワイピング構造体の内部を構成する物体として
は、海綿あるいは海綿状の弾性に優れたゴムまたは合成
樹脂からなる多孔性構造物、あるいは繊維塊状物などで
構成された高吸水性または高保水性を有する物体であり
、かつクツション性をも併せもつものであればいかなる
ものでも使用でき、特に限定はされない。

該構造体の表面部を構成する布帛は、ワイピング性に優
れる超極細繊維使いとし、すなわち、好ましくは０．４
デニール〜０．０００１デニールの超極細繊維使いとし
、しかも布帛の少なくとも一部分を、水の浸入性・吸水
性及び脱水性を良好にならしめるために、細幅テープな
どの多数の重なり合いなどからなる重畳構造とするとこ
ろに大きな特徴があるものである。ここで、重畳構造と
は、実質的に不連続である布帛端どうしが重なっている
構造のことを言うものである。

かかる重畳構造とする方法としては、例えば細幅シート
を位置をずらしながら順次重ねていき、該細幅シートよ
りなる重畳構造状態を形成せしめ、しかる後、該重畳構
造を維持したまま隣接する細幅シートどうしを連繋せし
めること等により得ることができるが、このような方法
に限定されるものではなく、要は、細幅シートもしくは
布帛端が適宜の状態で重なり合っていることにより、上
記高吸水、保水性を有する物体の露出は実質的に防止し
得て、しかも重畳構造により細幅シート間、布帛端間に
は明瞭な空隙部があって、該空隙部より容易に水が浸入
・排水できるような構造となっているものであればよい
。

なお、本発明の重畳構造をとらずに、吸水した水を絞る
ことなどにより容易に布帛外に排出させる他の方法とし
ては、単に、布帛に穴をあける、目の粗いメツシュ状の
ものを用いるなどの方法などがあるが、これらの方法で
は内容部が見える、内容物が出てくるといった商品とし
ての外観上の問題に加え、性能など品質上の問題なども
あり、好ましい方法ではない。

第１図の（Ａ）は、本発明のワイピング構造体の表面部
を構成する布帛の少なくとも一部分に使用される細幅テ
ープからなる重畳構造布帛のシート縫合接合部における
横断面図であり、細幅シートＳ１、Ｓ２、Ｓ３、Ｓ４、
Ｓ５、Ｓ６、Ｓ７が幾重にも重なった、ちょうど瓦ぶき
の屋根もしくは蓑の如き構造をモデル的に示したもので
ある。

また、第１図の（Ｂ）は、本発明のワイピング構造体の
表面部を形成する布帛の少なくとも一部分に使用される
細幅テープからなる重畳構造布帛のシート非接合部にお
ける横断面図であり、細幅シートＳ１、Ｓ２、Ｓ３、Ｓ
４、Ｓ５、Ｓ６、Ｓ７どうしが適宜の空隙をもちつつ幾
重にも重なって存在する構造をモデル的に示したもので
ある。

すなわち、第１図の（Ａ）と（Ｂ）は、それぞれ同じ本
発明のワイピング構造体の実施態様例を示したものであ
るが、第１図の（Ａ）は、シートの縫合接合部における
断面図であり、第１図のＣＢ）は、シートの非縫合接合
部における断面図である。

本発明のワイピング構造体において、かかる第１図の（
Ａ）、（Ｂ）に示した構造のものでは、多数の（図では
７枚の）細幅シートを重畳させた構造のものを示してい
るが、用いられる細幅シートはもっと少なくともよい。

要は、布帛端部の重なり合いによって、最低限−つの重
畳構造が形成されていればよいものである。

本発明のワイピング構造体は、表面を覆う布帛がこのよ
うな特異な構造を有することにより、第１図の（Ｂ）の
モデル図に示したように、ワイピング構造体に含まれる
水は矢印Ｃのように排水され、被洗浄物に付着する汚染
物は、矢印すに示したような動きを呈する洗浄作用によ
って除去することができるのである。

第２図は、第１図の（Ａ）、（Ｂ）に示した本発明のワ
イピング構造体の表面部を構成する重畳構造布帛の外観
構造をモデル的に示したものであり、細幅シートの幅方
向下に等間隔にミシンかけにより縫合されてなる布帛の
平面図である。同図において、点線２．３．４はミシン
縫合線であり、また、ｄ−ｄ断面図が上述第１図の（Ａ
）に該当し、ｅ−ｅ断面図が上述第１図の（Ｂ）に該当
するものである。

また、重畳構造を形成する、細幅シートどうしの重なり
度合いは、全て規則正しく同一幅に重なり合っていても
よく、あるいはランダム幅で重なり合っているものであ
ってもよく、要は、重畳構造と成っていればよいもので
ある。重畳構造の重なり度合いも、本発明の所期の効果
を良好に発揮できさえすれば、また、他にはハンドリン
グ性や取扱い性などが良好になものでありさえすれば、
適宜なものでよい。

重畳構造部を形成する細幅シートの素材は、スポンジ構
造体の他の部分を覆う布帛と同一、すなわち主として０
．４デニール〜０．０００１デニ−ルの超極細繊維使い
としてもよく、あるいは、他の素材から形成されるもの
であってもよいが、脱水効果以外にワイピング効果も有
効に得られることから超極細繊維使いとすることが最も
好ましい。

本発明のワイピング構造体の表面部を構成する好ましく
は、０．４デニール〜０．０００１デニールの超極細繊
維は、たとえば下記に例示するような各種方法で製造で
き、これらのうちいずれのものでも、また、これらの方
法以外で製造されたものも本発明に使用できる。

すなわち、一般に海島型複合繊維といわれる高分子相互
配列体繊維による方法で作っても、あるいは、またさら
にその島成分が海島型複合繊維といわれる高分子相互配
列体繊維になっているものから作ってもよい。海成分は
、溶剤や分解剤で分離してもよいし、Ａ、Ｂ２成分から
なる剥離型の分割繊維のように分離してもよい。また、
直接紡糸する方法においては、紡糸の設定条件を適宜厳
しくして作ってもよい。また、さらに２成分以上からな
る剥離型の分割繊維を使用して分離せしめることにより
、０．４デニール〜０．０００１デニールなどの超極細
繊維となしてもよい。

該超極細繊維を用いて布帛化を行なうが、該布帛として
は、織編物、不織布などを用いることができ、中でも耐
久性などの点から織編物が好ましい。かかる織編物の場
合、織編密度は、目ズレ現象の防止や、ワイピング効果
を良好とならしめるためにできる限り高密度とするのが
よい。

さらにまた、該布帛に水流処理を施すことも、繊維交絡
が向上することにより高密度化できたり、超極細繊維に
よる高度な絡合立体構造を形成し得て、ワイピング性の
向上が期待できるので好ましい。

さらに、重畳構造部を形成するのに用いられる細幅シー
トは、リボン織機やテープ織機により製造してもよ（、
または−枚のシートを適宜の幅に溶融裁断したり高周波
切断などにより細幅シートとするのもよい。しかし、裁
断や切断により得られたシートは、端部からの耳ホツレ
が心配されるので、製編織時に細幅化されるテープ織編
物のごとき耳組織を有するものを使用した方が好ましい
。

細幅シートの幅は、特に限定されるものではないが、通
常５ｍｍ〜１００開、より好ましくは１０〜ｂ 内蔵される高吸水性を有する物体の被覆性に劣る個所が
生じたりするという問題が起きたり、あるいは、反対に
シート幅が広すぎると被覆効果が強すぎて、内蔵される
高吸水性を有する物体に吸収されている水の脱水作業が
困難になるなどの問題が生じる場合があるので注意を要
する。

細幅シートによる重畳構造を固定するために、重畳構造
布帛中の隣接する細幅シートどうしを連繋することが必
要であるが、該連繋手段は、特に限定されるものではな
く、たとえば、ミシンがけなどの縫合によるのが一般的
であって好ましく、たとえば、細幅テープの幅方向に所
定のピッチでミシンがけを行って縫合接着せしめるなど
の連繋法を採用するのが具体的で好ましい。その場合、
ミシンかけは重畳構造布帛の順方向から、すなわち細幅
シートがめくり上がらない方向下に行うのが良く、また
縫合ピッチ幅は特に限定されるものではないが、ピッチ
幅をあまり広くすると、使用時に細幅シートがめくり上
がり内蔵される高吸水性を有する物体の被覆性に劣るこ
とからワイピング性能に支障をきたしたりする。したが
って、ピッチ幅は、内蔵される高吸水性を有する物体の
脱水効果をさまたげない程度に細かくするのがよく、好
ましくは４０ｍｍ以下、最も好ましくは２０〜５ｍｍの
範囲内とするのがよいものである。

さらにミシンによる縫合接着法以外に高周波ウエルダー
による接着法や、低融点繊維や樹脂などによる接着法で
あってもよい。

これらの方法によって得られる重畳構造布帛を、本発明
の高保水性ワイピング構造体の表面部を構成する布帛の
一部もしくは全部に用いる。ただし、一部に用いる場合
は、最低１ｃｎｆ以上が該重畳構造体部分（重なってい
る面積）であるようにするのが好ましい。本発明者らの
知見によれば、１ｅａｆ以下の面積であっては重畳構造
による空隙効果が小さく、得られる吸水、脱水効果も小
さくなる。

第３図は、本発明の後述実施例において作成した表面全
体を細幅シートからなる重畳構造布帛により構成した本
発明のワイピング構造体５の全体外観をモデル的に示し
た外観概略図である。

本発明のワイピング構造体は、高吸水性または高保水性
を有する物体を超極細繊維布帛で覆い、しかも、該布帛
の少な（とも一部分に、細幅シートの多数などにより形
成された重畳構造部を有することにより、乾湿両方の状
態、特に湿潤状態で用いても、該内蔵された高吸水性ま
たは高保水性を有する物体に含まれる水分の脱水を容易
とし、乾燥速度を速めることによりカビなどの発生も防
止できる高性能のワイピング材である。

むろん、本発明のワイピング材は、乾燥状態下でも良好
に使用できるものであり、内部の高吸水性または高保水
性を有する物体の存在により、また、重畳構造であり表
面布帛にやや自由度があることの相乗効果により、表画
面布帛を効果的に被ワイピング物に押しつけて、所望の
ワイピングを効果的に行うことができるものである。

［実施例コ 次に実施例を示すが、これは本発明をより明確にするた
めであって、本発明はかかる実施例に限定されたり制限
を受けたりするものではない。

実施例、比較例 高分子相互配列体繊維であって、海成分としてポリスチ
レン、島成分としてポリエチレンテレフタレートであり
、島／海比９０／１０（島本数７０本）で、トータルデ
ニール５０Ｄ、９フイラメントのフィラメントヤーンを
用い、テープ織機にて幅３０ｍｍ、タテ密度１４５本／
ｉｎ、ヨコ密度１０７本／ｉｎの細幅シートを製織した
。

該シートを、重なり幅１５ｍｍ、縫合接合幅７ｍｍとな
るようにミシン縫合して、重畳構造布帛とした後、海成
分を溶出除去して極細繊維化し、さらに、水流処理を施
した。こうして、単繊維繊度０゜０７デニールの超極細
繊維が高度に絡合したシートの多数本からなる重畳構造
布帛を得た。

該重畳構造布帛で、市販の合成樹脂からなるスポンジ全
体を覆い、本発明のワイピング構造体を製造した。

比較例１として、上記実施例と同様の糸使い、水流加工
品からなる布帛を用い、細幅シートからなる重畳構造布
帛とせず、−枚の大きなシートでスポンジ全体を覆った
ものを準備した。

また、比較例２として、スポンジを何ら布帛で覆うこと
な（裸のままの状態としたものを準備した。

こうして、実施例、比較例１、同２からなる三種のワイ
ピング材を用い、浴槽の洗浄作業を行なった。

得られた評価結果を第１表に示す。

なお、ここで ◎：非常に優れている Ｏ：優れている ×：不良 である。

第１表に示すごとく、本発明の実施例品は、ワイピング
性能、乾燥性、耐久性などにおいて良好な性能を示した
が、比較例２品は、耐久性に乏しいものであり、また、
比較例１品においては、実施した時期が梅雨時で、しか
もワイピング材の使用した後の脱水作業が困難なため、
カビや異様な臭いを放ち、衛生面において問題のあるも
のであった。

［発明の効果］ 本発明のワイピング構造体は、前述した通りの構成とす
ることにより、次のような優れた作用、効果を奏するも
のである。

（１）乾、湿両状態において優れたワイピング性能を示
す。

■　高保水性または高吸水性であり、かつハンドリング
性が良好なので、作業性に優れる。

（３）湿潤状態で用いた後も、脱水が容易なのでカビの
発生などの心配がない。

（４）破損しやすい物体、もしくはある程度の圧力を必
要とする物体の洗浄作業に際しても、容易で安心である
。

本発明により得られるワイピング構造体は、以上のよう
な数多くの特徴と効果を有し、乾湿両状態で、コツプ、
鏡、窓などのガラス類、浴槽、自動車、家具、床、机な
どのワイピング材として幅広く活用できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図の（Ａ）は、本発明のワイピング構造体の表面部
を構成する布帛の少なくとも一部分に使用される重畳構
造布帛の縫合部における横断面図であり、細幅シートが
幾重にも重なった、ちょうど瓦ぶきの屋根もしくは蓑の
如き構造をモデル的に示したものである。 第１図の（Ｂ）は、本発明のワイピング構造体の表面部
を構成する布帛の少なくとも一部分に使用される重畳構
造布帛は非縫合物における横断面図であり、細幅シート
どうしが適宜の空隙を持ちつつ幾重にも重なって存在す
る構造をモデル的に示したものである。 第２図は、第１図の（Ａ）、（Ｂ）に示した本発明のワ
イピング構造体の表面部を構成する布帛の少なくとも１
部分に使用される重畳構造布帛の構造例をモデル的に示
したものであり、細幅シートの幅方向下に等間隔にミシ
ンかけにより縫合されてなる布帛の平面図である。 第３図は、本発明の実施例において作成した高ワイピン
グ構造体の全体外観をモデル的に示した概略図である。 ８１〜Ｓ７　　：細幅シート １　　　：高吸水性を有する物体 ２．３．４：ミシン縫合部 ５　　　：本発明のワイピング構造体 矢　印　ａ　：重畳構造の順方向 矢　印　ｂ　：こすりつけて被洗浄物の汚染物を除去す
る方向 ：吸脱水力向 矢印Ｃ

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）主として超極細繊維使いからなる布帛により表面
   部が構成されてなるワイピング構造体において、該ワイ
   ピング構造体の表面部を構成する布帛の少なくとも一部
   が、細幅シートの多数により形成される重畳構造部を有
   することを特徴とするワイピング構造体。
2. （２）主として超極細繊維使いからなる布帛により表面
   部が構成され、内部が高吸水性または高保水性を有する
   物体により構成されてなるワイピング構造体であって、
   該ワイピング構造体の表面部を構成する布帛の少なくと
   も一部分が、不連続な布帛端どうしが重なってなる重畳
   構造部を呈していることを特徴とするワイピング構造体
   。
3. （３）超極細繊維が、繊度０．４〜０．０００１デニー
   ルのものであることを特徴とする請求項（１）または２
   記載のワイピング構造体。
4. （４）表面部を構成する布帛の少なくとも１ｃｍ＾２以
   上が重畳構造部であることを特徴とする請求項（１）、
   （２）または（３）記載のワイピング構造体。