JPH03112743A - バンパー用エネルギー吸収体とその製造方法 - Google Patents

バンパー用エネルギー吸収体とその製造方法

Info

Publication number
JPH03112743A
JPH03112743A JP25034889A JP25034889A JPH03112743A JP H03112743 A JPH03112743 A JP H03112743A JP 25034889 A JP25034889 A JP 25034889A JP 25034889 A JP25034889 A JP 25034889A JP H03112743 A JPH03112743 A JP H03112743A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
energy
bumper
resin
shock absorber
core material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25034889A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiyuuji Iida
飯田 修士
Kiyotaka Nakai
清隆 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP25034889A priority Critical patent/JPH03112743A/ja
Publication of JPH03112743A publication Critical patent/JPH03112743A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は自動車のバンパーとして使用される樹脂複合材
よりなる衝撃吸収バンパー及びその製造方法に関するも
のである。
(従来の技術) 本発明に係る従来技術としては実開平1−65742号
の公報がある。
このものは第12図に示すように樹脂製の薄肉断面U字
状のバンパーフェース21内にエネルギー衝撃吸収材と
してウレタン又は発砲PP22を充填し、車体への取付
具としてFRP又は鋼板製のバックビーム23にて取り
付けるものである。
又第13図に示すように樹脂の丸棒25にガラス繊維を
巻きつけた材料を組合わせて骨格状のバックビーム26
を構成し、これと前記樹脂製のバンパーフェース及びエ
ネルギー衝撃吸収体とを組合わせたスケルトンバンパー
システムがある。(文献 Material  and
  DesignVol、vl、no3) (発明が解決しようとする課題) しかし前記エネルギー衝撃吸収体である樹脂複合材によ
るバックビームは、従来使用されていた鉄又はアルミに
比較して材料の強度が弱いために厚肉な設計となり充分
な軽量化ができない。このために近年−段と軽量化が要
請されている自動車用のバンパーに於いて、前記エネル
ギー衝撃吸収体全体の軽量化を計るという必要性がある
又前記スケルトンバンパーシステムである軽量化した骨
格状のバックビームはバンパーフェース21との取り付
けが複雑で、自動車用バンパーとして部品点数も多くな
り、コストがアップになるという問題点がある。
本発明は樹脂性のバンパーフェースと、軽量で充分な衝
撃吸収力を有する衝撃吸収体よりなり部品点数も少なく
、かつ車体への取付が容易なバンパーを技術的課題とす
るものである。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 課題を解決するために講じた技術的手段は次のようであ
る。すなわち、 自動車用バンパーとして、樹脂性のバンパーフェースと
、ガラス繊維に樹脂を含浸したものを角柱状でかつ格子
状に形成し、エネルギー衝撃吸収体と車体への取付部品
であるバンパービームとを一体的に形成するものである
(1)前記角柱でかつ格子状のエネルギー衝撃吸収体の
製造方法としては、 断面はぼ四角形状のポリエチレンよなるマンドレル芯材
の表面に樹脂を含浸したガラス繊維を連続的に格子状に
巻きつけ後、加熱硬化し、硬化後、前記芯材を収縮させ
て抜取り格子状のエネルギー衝撃吸収体を形成するもの
である。
この場合、前記四角形状の芯材の角部に傾斜状の溝部を
複数段は芯材にガラス繊維を巻き付けるときに、前記溝
部にガラス繊維を巻き付け充填して加熱硬化して、前記
傾斜部に充填されたガラス繊維を格子状の内側の補強材
として形成するものである。
(2)前記エネルギー衝撃吸収体に於いて芯材の両端部
にステー取付板を取付けて、ガラス繊維にて巻き付けて
加熱溶着して一体的に構成したエネルギー衝撃吸収体で
ある。
(作用) 連続したガラス繊維に樹脂を含浸させ、角柱で中空格子
形状とし、加熱硬化させることにより、極めて堅牢な衝
撃吸収体を作ることができる。
更に前記中空格子形状の内側に、ガラス繊維に樹脂を含
浸したリブを適宜複数配置し、この部分を車体側に取り
付けることによりバックビームの作用をなすものである
前記一体的なバックビームと、樹脂製のバンパーフェー
スとを組合わせることにより、僅か2個の部品の構成に
よりバンパーとしての作用をなし、又車体への取付けも
極めて容易である。
(実施例) 以下実施例について説明する。
実施例であるエネルギー衝撃吸収体の成形に使用する材
料は次の通りである。
ガラス繊維 → Eガラス(旭ファイバーグラス  E
R2310) 樹脂 → エポキン樹脂(チバガイギー、XB5052
A、HY5052、配合比 10:3.8)マンドレル
芯材 → 発泡ポリエチレン(旭化成メフ) 実施例1 第1図の1は樹脂を含浸したガラス繊維にて角柱状でか
つ格子状に形成し、エネルギー衝撃吸収体とバンパービ
ームとを一体的に形成した製品の基本形状を示す。(以
下衝撃吸収体という)。
前記衝撃吸収体1の製造方法としては、第2図に示すよ
うに複数のガラス繊維3にエボキン樹脂4を含浸させ、
回転する角柱のマンドレル芯材2の表面に傾斜状5に示
すように巻き付け、ガラス繊維をマンドレルの一方端X
から他方端Yへ一定間隔をあけてスライドさせ巻き付け
るものである。
又第3図に示すマンドレル2の角柱に溝を設け、この溝
に前記ガラス繊維を巻きつけて、衝撃吸収体lの内側に
補強のリブを設けるものである。
第3図に示すマンドレル2は角柱で80mmx80mm
で長さ1mで、X点より60mmX方向の点a、Y方向
へ60mmのす、の傾斜線に幅5mmの溝を設け、al
の反対側c、との間にも同様の溝を設けるものである。
次にa I+  a2+  a3・・・と間隔を240
mmとして図に示すように溝を設ける。
前記マンドレルを第2図に示すように回転させ、ガラス
繊維に樹脂を浸透させ第4図の(a)に示す81点より
スタートし、a1〜b5点間の溝の中に入れ、第4図(
b)に示すb1点からは、傾斜角50″で巻き、更に次
にa2〜b2の溝の中に入れ以下同様に、芯材のX方向
端面まで巻く、次にYからXにトラバースさせながら反
対側の溝に、行き方向と同様に巻(、これを1プライと
して5ブライを行う。
次にスタート位置を最初のスタート位置a1よ20mm
X方向の位置とし、傾斜角を50°とし、XからX方向
にトラバースしY端までゆきX方向からX方向に同様に
巻き付ける。
次にスタート位置を更に20mm平行移動させた点より
スタートし同様に巻き、又X端までもどったらスタート
位置をX方向に20mm平行移動させた点よりスタート
させ同様に巻き、最初の溝に入れた巻き方を除いた3回
を1プライとし、これを5ブライ行うこれを第5図に示
す。
次にステー取付板の取付位置としてX端より100mm
の所からXY軸に対して89°の角度で(はぼ直角)X
からX方向にトラバースしながら100mm巻くこれを
第8図の3に示す。
次に第6図のステー取付板6を前記第8図の示す位置へ
第7図に示すように衝撃吸収体1にはめ込み、その上か
らガラス繊維を巻くもので取付部を特に強化する、これ
を第8図の3に示す。
次に前記衝撃吸収体を120°Cの恒温槽内で30分硬
化を行う。硬化後150°Cの恒温槽で15分間放置す
ると第7図に示すように芯材2が収縮するので、それを
引き抜き、第1O図に示す衝撃吸収体1が完成する。
第9図は樹脂製のバンパーフェース7に衝撃吸収体1を
内蔵した状態を示すものであり、ガラス繊維の巻き方、
補強リブの数により強度は相違する。
第11図に示すエネルギー衝撃吸収体とバンパービーム
とを一体成形したものは、前記マンドレルの溝にガラス
繊維を入れることにより、車両にバンパービームを取り
付けた時、車体側に取り付けるマンドレルに溝があった
平面にリブが形成され、正面側の溝の無い平面に対して
補強部8a。
8b・・・があるためボデー側は補強部材で、強度がア
ップし、正面側は格子状により衝撃エネルギーを吸収す
る構造となるものである。
またステー取付け板に連続ガラス繊維を巻きつけるため
に従来の樹脂バンパービーム23と比較すると取付強度
が約1.5倍アップした。
次に各種実施例及び比較例の強度のテスト用治具10を
第15図に示す、工1は衝撃吸収体で、12はロードセ
ル、13はワーク押さ台、14は支持台を示し、このテ
スト用治具10にてヘッドスピード5mm/minの静
的曲げ試験を前記実施例工について行った、その結果を
第16図のAに示す。
実施例2 80mmX80mmで長さ1mの角柱のマンドレルにX
端より60mmX方向へ行き、−辺の角をa、とし更に
60mmX方向に行きa、点と対角線上の角す3点とし
、このa、b、点を直線で幅5mmの溝を設け、以後は
240mm間隔に同じ溝を設けたものについて実施例1
と同様に成形、硬化及び評価を行ったこれを第16図の
Bに示す。
実施例3 80mmX80mmで長さ1mの溝のないマンドレルを
使用しこの結果を第16図のCに示す。
実施例4.5.6 実施例1と2について、溝に5ブライ、それ以外に5ブ
ライを共に10ブライとし計20ブライとしたものを実
施例4.5とし、実施例3の10ブライを20プライと
したものを実施例6とする。
これの評価結果を第16図に示し、実施例4をD、実施
例5をE、実施例6をFとして示す。
比較例 第14図に示す80mmX80mmで長さ1m、板厚1
.6 m mで中央に1.8mmのリブ16があるアル
ミバイブ15について、実施例1と同様の評価を行った
この結果を第16図のGに示す。
第16図に示すように本実施例は重量が比較例の1/3
〜1/2で然も荷重強度がほぼ同じか、更にアップした
ことが分かるものである。
(発明の効果) 本発明は次の効果を有する。すなわち、(1)鉄、アル
ミ等のバンパーに比較して大幅に軽量化できる。
(2)バンパーシステムにおいて衝撃吸収フオーム及び
バンパーショックアイソレータ(BST)を必要としな
い。
(3)部分的な強度変化が自由にできる。
(4)ラジェターの通風量の増加を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例の一部省略した基本外観図、第2図は
製造方法の説明図、第3図はマンドレル芯材の外観図、
第4図の(a)及び(b)はガラス繊維の巻き方の説明
図、第5図は、マンドレルに数回巻き付けた説明図、第
6図はステー取付板の外観図、第7図は本実施例にステ
ー取付板を取付た場合の外観図、第8図は第7図の平面
図、第9図はバンパーフェースと衝撃吸収体とを組合わ
せた状態の一部破断した外観図、第10図は衝撃吸収体
の一部破断した外観図、第11図は本実施例の断面図、
第12図は従来例の断面図、第13図は従来のバンパー
ビームの外観図、第14図は従来例のバンパー(リンホ
ース型)の外観図、第15図はテスト治具の説明図、第
16図は各実施例及び比較例の衝撃吸収体の重量と荷重
との関係を示す図である。 1・・・エネルギー衝撃吸収体、3・・・連続ガラス繊
維、4・・・樹脂、a、=b、、a、〜b2・・・溝、
6・・・車体への取付板、7・・・樹脂製のバンパーフ
ェース、8a、8b・・・ガラス繊維よりなるリブ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)樹脂を含浸させたガラス連続繊維を筒状に形成し
    、エネルギー衝撃吸収体と、車体へ取り付けるバンパー
    ビームとを一体構造としたバンパー用エネルギー衝撃吸
    収体。
  2. (2)第1項に示すエネルギー衝撃吸収体は、部分的に
    ガラス繊維の補強により強度変化を有する特許請求の範
    囲第1項に示すエネルギー衝撃吸収体。
  3. (3)第1項に示すエネルギー衝撃吸収体を車両に取り
    付け時に車体側の平面強度を上げ、正面側で衝撃エネル
    ギーを吸収させる構造とした特許請求の範囲第1項に示
    すエネルギー衝撃吸収体。
  4. (4)第1項に示すエネルギー衝撃吸収体の車体への取
    付板にガラス繊維を巻き付けて、強度をアップした特許
    請求の範囲第1項に示すエネルギー衝撃吸収体。
  5. (5)エネルギー衝撃吸収体の製造方法としてポリエチ
    レンよりなる柱状を芯材として、ガラス繊維を巻き付け
    後、熱硬化させ、前記芯材が収縮した後抜き取り成形し
    たエネルギー衝撃吸収体の製造方法。
JP25034889A 1989-09-26 1989-09-26 バンパー用エネルギー吸収体とその製造方法 Pending JPH03112743A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25034889A JPH03112743A (ja) 1989-09-26 1989-09-26 バンパー用エネルギー吸収体とその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25034889A JPH03112743A (ja) 1989-09-26 1989-09-26 バンパー用エネルギー吸収体とその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03112743A true JPH03112743A (ja) 1991-05-14

Family

ID=17206579

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25034889A Pending JPH03112743A (ja) 1989-09-26 1989-09-26 バンパー用エネルギー吸収体とその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03112743A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008095942A (ja) * 2006-09-11 2008-04-24 Honda Motor Co Ltd 衝撃吸収体
CN102862535A (zh) * 2011-07-05 2013-01-09 本田技研工业株式会社 车辆用保险杠构造
WO2019078236A1 (ja) 2017-10-20 2019-04-25 日東紡績株式会社 エネルギー吸収部材

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008095942A (ja) * 2006-09-11 2008-04-24 Honda Motor Co Ltd 衝撃吸収体
CN102862535A (zh) * 2011-07-05 2013-01-09 本田技研工业株式会社 车辆用保险杠构造
WO2019078236A1 (ja) 2017-10-20 2019-04-25 日東紡績株式会社 エネルギー吸収部材
KR20190092586A (ko) 2017-10-20 2019-08-07 니토 보세키 가부시기가이샤 에너지 흡수부재
CN110621902A (zh) * 2017-10-20 2019-12-27 日东纺绩株式会社 能量吸收部件
CN110621902B (zh) * 2017-10-20 2020-09-29 日东纺绩株式会社 能量吸收部件
US11739807B2 (en) 2017-10-20 2023-08-29 Nitto Boseki Co., Ltd. Energy absorption member

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6091899B2 (ja) レイアップマンドレルツールを含む自動繊維配置
US7691300B2 (en) Composite fiber component produced by braiding
JP2013523509A (ja) 複合材料製部品の連続した作製方法
CN106184399A (zh) 车辆的顶盖、车辆和车辆的顶盖的制造方法
US7018578B2 (en) Method of producing a hybrid matrix fiber composite
JPH06206575A (ja) 複合シャシー構造体およびその製造方法
US6840542B2 (en) Side member for use in vehicle frame and method of manufacturing the same
US7090737B2 (en) Component consisting of a fiber-reinforced synthetic material and a method for producing same
US4525005A (en) Bumper component made of fiber-reinforced material for automobiles or the like
JP7063894B2 (ja) 構造部材
JPH03112743A (ja) バンパー用エネルギー吸収体とその製造方法
CA2129453C (en) High performance vehicle bumper
JPS61271167A (ja) 繊維強化樹脂製ステアリングホイ−ル芯材及びその製造方法
JP2010023706A (ja) 車体構造
JP2000511134A (ja) 壁モジュールおよびその製作方法
KR101944870B1 (ko) 자동차 도어용 임팩트 빔
KR101874831B1 (ko) 자동차 도어용 임팩트 빔
CN210760624U (zh) 一种碳纤维复合材料防撞梁
KR0158988B1 (ko) 섬유강화 플라스틱 복합판재와 이를 이용한 자동차의 플라스틱 후드 및 루프
KR102047344B1 (ko) 자동차 도어용 임팩트 빔
JPS6112326A (ja) ステアリングホイ−ル及びその製造方法
JP2006046481A (ja) 衝撃吸収部材の製造方法
JPH048068Y2 (ja)
JPS6164580A (ja) ステアリングホイ−ル
KR102025153B1 (ko) 자동차 도어용 하이브리드 임팩트 빔