JPH0311146Y2 - - Google Patents

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JPH0311146Y2
JPH0311146Y2 JP1986163217U JP16321786U JPH0311146Y2 JP H0311146 Y2 JPH0311146 Y2 JP H0311146Y2 JP 1986163217 U JP1986163217 U JP 1986163217U JP 16321786 U JP16321786 U JP 16321786U JP H0311146 Y2 JPH0311146 Y2 JP H0311146Y2
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JP
Japan
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spout
container
lid
container body
opening
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JP1986163217U
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JPS6370921U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、容器形状に組み立て可能な、紙を主
体とする複合シートからなるブランクスに取り付
けられ、容器に充填された液体を排出するための
口栓に関する。
〈従来技術〉 従来、この種の口栓としては第4図に示される
構造のものが知られている(実開昭53−63331号
参照)。これは開封用の薄肉部aを有する閉鎖板
bと、この閉鎖板bの薄肉部aの内方において閉
鎖板bと立上り部cを介してプルリングdが設け
られ、この周囲を囲むように注出筒eが設けられ
ている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところが、上記従来の口栓においてはプルリン
グdを引つ張つて薄肉部aから開封すると、注出
用の孔が形成されるが、注出時に内容液の流れが
乱れてこぼれたりするという問題がある。このた
め、注出筒は可能な限り長く形成され、流れに乱
れが生じないようにされている。
ところで、牛乳パツクのような紙を主体とする
複合シートを用いた紙製の液体容器は、一般に所
定形状に打ち抜かれ、ブランクス状態で、あるい
は筒状に接合されたあと、折り立てて容器形状に
組み立て可能な状態に折り畳まれ、搬送されてい
る。しかし、従来用いている口栓をこの容器に使
用すると、口栓がかなり長く形成されているた
め、折角ブランクスを平板状としても、口栓が邪
魔になつて多数を重ねて搬送することができなか
つた。
そこで本考案は、口栓を取り付けても多数を重
ねて搬送可能なように、口栓の高さを低くし、し
かも従来と同程度にスムーズに内容液を注出可能
な口栓を提供するものである。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は上記従来技術の問題点を解決すべく考
えられたものであり、容器本体の開孔周縁に固着
されるフランジを有する注出口、該注出口を閉鎖
する蓋とから成り、前記注出口にはスリツト状の
排出口を複数個形成する整流板を設け、かつ蓋
の、注出口と対向する面には前記排出口に嵌入す
る突条を設け、平板状としたことを特徴とするも
のである。
〈作用〉 本考案は以上の構成になつており、容器本体に
固着して内容液を注出するとき、スリツト状の排
出口が整流作用をして内容液の流れが乱れること
がない。そして、口栓の高さは従来に比べてきわ
めて低くすることができ、ブランクスに予め取り
付けても、ブランクス状態でも折り畳んだ状態で
も複数枚重ねて搬送できる。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
まず、第1図は平面図、第2図は第1図のA−
A′線断面図であり、基本的には紙を主体とする
ブランクスを折り曲げ、組み立てた容器本体1の
開孔2の周縁に固着されるフランジ3を有する注
出口4と、この注出口4を閉鎖する蓋5とから構
成されている。そして、注出口4にはスリツト状
の排出口6を平行に複数個設けた整流板7が設け
られており、蓋5には前記整流板7の排出口6に
嵌入する同数個の平行な突条8が設けられてい
る。
そして、注出口4としては低密度ポリエチレン
等の比較的柔軟な樹脂を用い、蓋5としてはポリ
プロピレン等の比較的腰のある樹脂を用いれば射
出成形により同時に得られるが、もちろん、同じ
樹脂を用いて別々に成形してもよい。
なお、本実施例において、口栓を容器本体1の
外側から開孔2周縁にフランジ3を接着した場合
は容器本体1内側に、注出口4と開孔2との接合
部端面を覆うべく、環状のフイルム9を貼着した
方が、例えば、容器本体1のアルミニウム層の腐
食、紙層の膨潤等が防止されるので好ましい。た
だし、第3図に示すように口栓を容器本体1の内
側から開孔2周縁にフランジ3を接着した場合は
前記フイルム9は不要である。
次に本実施例において内容液を注出するときは
摘み10を持つて引つ張ると蓋5の突条8が排出
口6から抜けて排出口6が開放されるので容器本
体1を傾ければ内容液が注出される。再封すると
きは蓋5の突条8を排出口6に嵌込めば良い。
なお、注出口4と蓋5とはヒンジ(図示せず)
を介して一体にしてもよい。
〈考案の効果〉 本考案は以上の構成になつているので、次のよ
うな優れた実用上の効果を有する。
(イ) 整流板を設けてあるので注出時に内容液の流
れが整流化され、こぼれることがなく、また、
注出口の高さが低くても液切れが良好で液垂れ
により容器本体を汚すことがない。
(ロ) 注出口と蓋とは排出口に突条が嵌入すること
により行なわれるので密封性が優れている。
(ハ) 注出口と蓋と同種の樹脂とすれば射出成形に
より同時に成形でき、製造が簡単である。
(ニ) 口栓の高さは、従来の整流板のない口栓に比
べ、きわめて低くすることができるので、予め
ブランクスに口栓を取り付けても、折り畳んだ
ブランクスを複数重ね、搬送することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一使用例を示す部分平面図、
第2図は第1図のA−A′線断面図、第3図は本
考案の別の実施例を示す断面説明図、第4図は従
来技術を示す断面図である。 1……容器本体、2……開孔、3……フラン
ジ、4……注出口、5……蓋、6……排出口、7
……整流板、8……突条、9……フイルム、10
……摘み。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器形状に組み立て可能な、紙を主体とする複
    合シートからなるブランクスに取り付けられ、容
    器に充填された液体を排出するための口栓であつ
    て、容器本体の開孔周縁に固着されるフランジを
    有する注出口、診注出口を閉鎖する蓋とからな
    り、前記注出口には、スリツト状の排出口を複数
    個形成する整流板を設け、かつ、蓋の注出口と対
    向する面には、前記排出口に嵌入する突条を設け
    てなる平板状の口栓。
JP1986163217U 1986-10-24 1986-10-24 Expired JPH0311146Y2 (ja)

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JP1986163217U JPH0311146Y2 (ja) 1986-10-24 1986-10-24

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JP1986163217U JPH0311146Y2 (ja) 1986-10-24 1986-10-24

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Publication Number Publication Date
JPS6370921U JPS6370921U (ja) 1988-05-12
JPH0311146Y2 true JPH0311146Y2 (ja) 1991-03-19

Family

ID=31091215

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JP1986163217U Expired JPH0311146Y2 (ja) 1986-10-24 1986-10-24

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS429334Y1 (ja) * 1964-08-24 1967-05-19

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5899358U (ja) * 1981-12-23 1983-07-06 株式会社イナックス 水栓用整流板

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS429334Y1 (ja) * 1964-08-24 1967-05-19

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Publication number Publication date
JPS6370921U (ja) 1988-05-12

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