JPH03111062A - 医療用マイクロ波プローブ - Google Patents

医療用マイクロ波プローブ

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JPH03111062A
JPH03111062A JP24989189A JP24989189A JPH03111062A JP H03111062 A JPH03111062 A JP H03111062A JP 24989189 A JP24989189 A JP 24989189A JP 24989189 A JP24989189 A JP 24989189A JP H03111062 A JPH03111062 A JP H03111062A
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coaxial cable
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microwave
parts
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山口 征治
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は生体部位にマイクロ波を照射または受信する医
療用マイクロ波プローブに関する。
[従来の技術] 例えば、生体に生じた癌等の病変部を温熱治療するにあ
たりマイクロ波を利用するものが知られている(米国特
許節4,700.716号明細書参照)。この場合に使
用するマイクロ波プローブには、マイクロ波放射用のア
プリケータが用いられている。このマイクロ波放射用の
アプリケータは同軸ケーブルの先端部分にアンテナ部を
形成してなり、このアンテナ部に沿ってマイクロ波ビー
ムを照射するようになっている。
ところで、このマイクロ波放射用のアプリケータで生体
内の患部を治療する場合には、これを管腔臓器内に直接
に挿入したり、内視鏡の挿通用チャンネルを通じて導入
される。このようにして使用される場合には、細く長い
同軸ケーブルの先端に、上記米国特許4,700,71
6号明細書で示されるアプリケータの場合と同様のアン
テナ部を形成し、これを用いて生体内患部の温熱治療が
行われる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来のもののように同軸ケーブルの
先端にアンテナ部を形成した医療用マイクロ波プローブ
では、以下に挙げるような問題が発生する。
一般に、病変部はその形状や大きさが異なるのが普通で
あり、いかなる場合でも、全く同じアンテナ部を有した
1種類のマイクロ波プローブでは、その病変部に適した
治療ができない。例えば病変部に対して加温用アンテナ
部が小さいときにはその病変部を効率的に治療できない
。また、病変部に対して加温用アンテナ部が大きいとき
にはその病変部以外の正常な生体組織まで加温し、正常
な生体組織にダメージを与えやすい。
したがって、アンテナ部の形状や大きさが異なる複数の
マイクロ波プローブをあらかじめ多数用意しておかなけ
ればならなかった。
ところで、特公昭62−9351号公報には、アンテナ
部におけるヘリカル線のピッチを変えることによりマイ
クロ波の照射分布(加温分布)を極力均一になるように
調節できるようにしたものが提案されている。
しかし、これはインピーダンス整合を保てる範囲での調
節が可能なものであり、種々異なる病変部には対応でき
ない。
一方、1本のマイクロ波プローブで、そのマイクロ波に
周波数を変更することも、一応、考えられるが、マイク
ロ波の波長の違いで、その整合がうまくとれず、充分な
加温治療ができないという不都合が生じる。
また、病変部が存在する部位によってその部位へ導入す
るマイクロ波プローブとして必要な長さが異なる。これ
に対して、全ての場合に共通に使用できる長さのプロー
ブを用意しておくことも不可能ではない。
しかし、このように長いプローブの場合は、伝送するマ
イクロ波の損失が大きくなり、好ましくない。結局、各
種アンテナ部の異なる各場合につき、それぞれ長さの異
なるプローブを複数用意する必要がある。
以上の点を満足させようとすると、結局、複数種のかな
りの本数のマイクロ波プローブが必要になる。そして、
これらのマイクロ波プローブの扱いが複雑になるととも
に、これらに多大な経費のかかる不経済なものとなって
しまう。
本発明は上記課題に着目してなされたもので、その目的
とするところは、各種の病変部に対してそれぞれ適切か
つ有効な治療等が行えるとともに、そのマイクロ波プロ
ーブの扱いが簡単で経済的なものとなる医療用マイクロ
波プローブを提供するものである。
[課題を解決する手段および作用] 上記課題を解決するために本発明は、同軸ケーブルの先
端に形成されたマイクロ波用アンテナ部を有し、上記ア
ンテナ部を通じてマイクロ波の放射、あるいは受信を行
う医療用マイクロ波プローブにおいて、上記同軸ケーブ
ルに対して着脱自在に形成され少なくとも外部導体を有
するアンテナ部と、このアンテナ部を前記同軸ケーブル
に対して着脱自在に固定する固定手段とを具備し、上記
同軸ケーブルに特性の異なるアンテナ部を交換可能に構
成したものである。
しかして、治療部位の大きさや形状などの状況に応じて
これに適する放射または受信特性のアンテナ部を同軸ケ
ーブルに装着し、使用できるから、その対象部位の加温
治療に適したものを簡単に得ることができる。
〔実施例〕
第1図ないし第4図は本発明の第1の実施例を示すもの
である。
第1図で示すように、この医療用マイクロ波プローブ1
はマイクロ波伝送用の同軸ケーブル2とこの先端に設け
られるアンテナ部3とからなり、図示しないマイクロ波
発振部で発生されたマイクロ波をその同軸ケーブル2を
通じてアンテナ部3に伝送するようになっている。
アンテナ部3は、中心導体4、外部導体5、テフロン等
から形成される絶縁体6とから構成されている。また、
アンテナ部3の外部導体5は、軸方向において複数に分
割され、マイクロ波の放射がアンテナ部3の外周に沿っ
て平均的に放射される構造となっている。
さらに、同軸ケーブル2にアンテナ部3を取付け固定す
る手段としてアンテナ部3の基端部における絶縁体6に
はめねじ7aが形成され、同軸ケーブル2の外周にはお
ねじ7bが形成されている。
そして、このめねじ7aとおねじ7bは第1図で示すよ
うに互いに係合する。また、このときにはアンテナ部3
の中心導体4と同軸ケーブル2の中心導体8とが、電気
的に接続される。つまり、同軸ケーブル2の中心導体8
の中にアンテナ部3の中心導体4が密に嵌め込まれる。
また、これと同時にアンテナ部3における末端に位置す
る外部導体5aは、同軸ケーブル2の外部導体9に密に
嵌合して電気的に接続される。
このようにして、同軸ケーブル2の中心導体8に対して
アンテナ部3の中心導体4を嵌め込み、その中心導体4
.8同志の電気的結合を密にする。
また、アンテナ部3における末端に位置する外部導体5
aに同軸ケーブル2の外部導体9に嵌め込み、その外部
導体5aと外部導体9との電気的結合を密にする。これ
によりマイクロ波の伝送効率を上げるようにしている。
このように構成されたマイクロ波プローブ1によると、
同軸ケーブル2によって伝送されたマイクロ波はアンテ
ナ部3より第1図で示すAの状態で放射する。
一方、第2図ないし第4図でそれぞれ示すアンテナ部3
は異なるマイクロ波の放射分布性が異なるが、上記同軸
ケーブル2の先端に対して同様に着脱可能に装着される
ものである。
第2図で示すアンテナ部10は、上述した第1図で示さ
れるアンテナ部3の前後方向の長さを短くしたものであ
る。そして、上記アンテナ部3のものと同一の部材には
同一符号を付し、その説明を省略する。
このアンテナ部10によれば、第2図で示すBの状態で
マイクロ波の放射分布Bを得ることができる。つまり、
比較的短い範囲での放射分布Aが得られる。
また、第3図でのアンテナ部11は一般にダイポール型
アンテナと呼ばれる形状をしたものである。すなわち、
このアンテナ部11の外部導体12は上記各アンテナ部
3.10の外部導体5とは異なり、軸方向等に分割され
てはおらず、外部導体12はアンテナ部11内で折り返
された形状になっている。この外部導体12の折り返し
部の長さは例えば中心導体4が外部導体12より先端側
に突出している長さとほぼ同一の長さとなっている。こ
のように形成されたアンテナ部11では第3図でのCで
示すような前方へ集中するマイクロ波の放射分布を得る
ことができる。
さらに、第4図で示すアンテナ部13はモノボール型ア
ンテナと呼ばれるものである。このアンテナ部13はそ
の中心導体4が外部導体14より先端側へ突き出した形
状となっている。このアンテナ部13によると、第4図
でのDで示すようなマイクロ波の放射分布が得られる。
以上示したような各アンテナ部3,10,11゜13は
大きく分けて2つの病変部に使い分けることができる。
まず、アンテナ部3.10は管腔臓器の外周に平均的に
できた病変部に対して有効で、特に、アンテナ部3では
病変部が比較的広い範囲に広がってしまったものに用い
られる。これに対して、アンテナ部10は病変部が比較
的小さいものに対して使用するものである。また、この
アンテナ部3゜10を応用して、病変部の大きさに合わ
せてさらに、アンテナ部の長さを種々変更してアンテナ
部を構成することも可能である。
一方、アンテナ部11.13ではそのアンテナ部11.
13の先端側の形状がテーパ状となっており、このテー
バ状にマイクロ波の放射が集中するようになっている。
したがって、病変部によって狭窄した管腔臓器へ挿入し
て、その狭窄部にアンテナ部11.13を押し当てるよ
うにして治療を行う場合に有効である。そして、アンテ
ナ部11は比較的大径の管腔臓器の狭窄部に用い、比較
的広範囲の病変部の治療を行う場合に有効である。
また、アンテナ部13は細径な管腔臓器への挿入性がよ
く、比較的小さい範囲の治療を行う場合に有利である。
このアンテナ部11.13においても、治療目的部位の
大きさによって、アンテナ部11.13内の中心導体4
.外部導体5.12゜14の長さを変更することによっ
て、各病変部に適したマイクロ波の放射分布を有するア
ンテナ部3.10,11.13を構成することができる
この第1の実施例の構成によれば、各病変部に適したマ
イクロ波の放射分布を有するそれぞれ異なるアンテナ部
3,10,11.13を用意し、この各アンテナ部3,
10,11.13は、マイクロ波伝送用の同軸ケーブル
2の先端に対して着脱自在な構成になっている。したが
って、同軸ケーブル2に接続するアンテナ部3,10,
11゜13を交換することによって、治療する病変部に
適した治療を行うことができる。つまり、加温特性の異
なる複数のプローブ1を用意しておく必要がない。また
、長いプローブ1を何本も用意しておくため、余分なス
ペースがとられたりするということがなくなる。また、
長いプローブ1をマイクロ波の発生部に着脱して交換す
る際の煩わしさを軽減することもできる。
第5図ないし第6図は本発明の第2の実施例を示すもの
である。
この実施例のマイクロ波プローブ15も、マイクロ波伝
送用同軸ケーブル16と、この先端に連結されるアンテ
ナ部17とからなっている。このアンテナ部17を同軸
ケーブル16に保持する手段として、この第2の実施例
では管状ゴム18が用いられている。この管状ゴム18
は一端がアンテナ部17に埋め込まれた状態で固定され
ている。
そして、管状ゴム18の他端は同軸ケーブル16の外周
に形成された突起19に引掛かるように固定される。こ
の管状ゴム18により、アンテナ部17が同軸ケーブル
16の先端に固定されている。
アンテナ部17は上述した第1の実施例で示したアンテ
ナ部とは異なり、外部導体20は存在するが、独自の中
心導体は有しておらず、上記同軸ケーブル16の中心導
体21が延出して直接に挿入されてアンテナ部17の中
心導体21gを形成するようになっている。つまり、同
軸ケーブル16の中心導体21はテフロン等の絶縁部材
22に被われて突出した形状になっており、また、その
先端では中心導体21が剥き出し状態となっていて、ア
ンテナ部17の中心導体21aを形成するようになって
いる。また、同軸ケーブル16の外部導体23の先端側
には電極リング24が設けられ、この電極リング24が
アンテナ部17の一部を兼ねる構造となっている。
つまり、この第2の実施例のマイクロ波プローブ15で
は管状ゴム18によって、同軸ケーブル16とアンテナ
部17の接合部からの水等の侵入を防止するとともに、
外部導体22.24は全て絶縁部材22で覆って、でき
るだけ導体部分が腐食することを防止する構造をとった
ものである。
しかし、この実施例においても、第1の実施例と同様に
同軸ケーブル16の外部導体23と、アンテナ部17の
外部導体20とを接触させ、電気的接続を有するように
してもよい。
第6図は上述した同軸ケーブル16に接続される他のア
ンテナ部25を示す。このアンテナ部25は第5図に示
すアンテナ部17より広範囲の加温が行える形式のもの
である。
このアンテナ部25は、上記同軸ケーブル16の中心導
体21の先端部分26が嵌め込まれる凹部27を有する
中心導体28が設けられている。
この中心導体28は、同軸ケーブル16で伝送されたマ
イクロ波をアンテナ部25の先端まで伝送する役割を持
つ。このようにすると、上記アンテナ部17の代わりに
加温範囲の異なるアンテナ部25を接続することができ
る。
また、第1の実施例で示したダイポール型アンテナ部1
1やモノボール型アンテナ部13の中心導体を有さない
ものを着脱して使用することものできる。
しかして、この第2の実施例のマイクロ波プローブ15
によると、同軸ケーブル16の中心導体21がアンテナ
部17.25内に入り込んでマイクロ波を放射するため
、中心導体21の接続のために起こるマイクロ波の反射
や減衰が少なくなり、効率のよい加温が行える。
第7図ないし第9図は本発明の第3の実施例を示すもの
である。
一般に、マイクロ波の伝送に用いる同軸ケーブルが細い
と、マイクロ波の減衰が大きい。太いほどマイクロ波の
減衰が少なくなる。第7図は細径の同軸ケーブル28で
あり、第8図は大径の同軸ケーブル29である。
細径の同軸ケーブル28はそのマイクロ波プローブを例
えば内視鏡チャンネル等の細い管路内に挿入する場合に
用い、同軸ケーブル29は特に細径である必要がない場
合、例えばそのマイクロ波プローブを体腔内に挿入する
必要の場合に用いるものとする。この実施例では径の異
なる同軸ケーブル28.29を同一のアンテナ部37に
接続可能とするものである。第9図がその主要構造を示
すものである。
すなわち、マイクロ波プローブ34は、同軸ケーブル3
5 (28,29) 、アダプタ36、アンテナ部37
からなっている。アンテナ部37は第5図で示したもの
と同一構造のもので、細径の同軸ケーブル28はそのま
まで接続可能なものとする。また、このアンテナ部37
を大径の同軸ケーブル35にも、接続しようとするもの
である。アダプタ36の先端側の形状は、第5図で示す
同軸ケーブル16と同一の形状となっており、中心導体
39が突出している。また、アダプタ36の外周には凸
部38が設けられ、管状ゴム18が引掛けられる。アダ
プタ36の中心導体39には、同軸ケーブル35の中心
導体40が挿入可能な凹部41を有しており、そして、
アダプタ36の中心導体39と同軸ケーブル35の中心
導体41は電気的に接続される。
このようにアダプタ36を介することによって、径の異
なるアンテナ部37と、同軸ケーブル35を接続するこ
とができる。
第10図は第3の実施例の追う用例で、例えば、前立腺
肥大を加温治療するため、尿道に挿入する部分のみが細
径のマイクロ波プローブを必要とし、尿道近傍までは太
い同軸ケーブルでマイクロ波を伝送したいような場合に
用いるものである。
つまり、アンテナ部42が伝送ケーブルとアンテナの役
割を兼ねているというものである。
一方、以上説明してきた第1ないし第3の各実施例のア
ンテナ部3,10,11.13,17゜25.37.4
2に対して、例えば、第11図でそれぞれ1例を示すよ
うに長さと太さの異なる伝送ケーブル43.44.45
.46を用意しておく。そして、各種の病変部に適した
アンテナ部3゜10.11.13,17,25,37.
42および伝送ケーブル43,44,45.46を選択
して組み合わせてこの温熱治療を行うことも可能である
第12図ないし第17図は本発明の第4の実施例を示す
ものである。
この実施例のプローブ47は同軸ケーブル48の先端側
に、複数の電極リング49と複数の絶縁リング50を交
互に配置するとともにその最先端に位置して先端キャッ
プ51を連結して構成されている。
同軸ケーブル48の先端側のアンテナ部521;相当す
る部分では、その被覆53.および外部導体54が取り
除かれている。そして、この部分における絶縁部材55
の外周に電極リング49と絶縁リング50を交互に配設
し、同軸ケーブル48の先端に形成したねじ部56に先
端キャップ51をねじ込んで装着することによって、ア
ンテナ部52を構成している。
このように構成されたプローブ47の電極リング49、
絶縁リング50を第13図に示すような電極リング57
、絶縁リング58に取り換えると、モノボール型のアン
テナとなる。
また、第14図、第15図に示すように、電極リング4
9と絶縁リング50の嵌め方を換えると、マイクロ波に
よる加温分布を変更することができる。
また、第16図に示すように、ダイポール型アンテナ5
9の形状のものも嵌め込むこともできる。
しかして、この実施例においては、アンテナ部52に複
数の電極リング49と絶縁リング50とを設け、このリ
ング49.50の配列を換えるか、挿入する電極リング
49の形状等を変更することによって、加温分布を換え
ることができる。
そして、各場合における各マイクロ波の放射分布E、F
、G、H,Iを第12図ないし第16図においてそれぞ
れ示す。
また、電極リング49を複数連続して用いる場合、各電
極リング49間で、電気的接続が良くなるように、各電
極リング49を第17図に示すような構造としてもよい
第18図は本発明の第5の実施例を示すものである。こ
の実施例ではアンテナ部61にヘリカルアンテナを用い
たものである。つまり、アンテナ部61の外部導体62
がコイル状に形成されている。なお、このアンテナ部6
1には銅リング63を設け、その電界の補正を行うよう
になっている。
64は同軸ケーブルである。
このヘリカル型アンテナ部61にあっては、その先端軸
方向へのマイクロ波の放射分布がよい。
ところで、以上説明してきた各実施例ではマイクロ波の
放射分布を変える放射用アンテナとして説明してきたが
、このアンテナ部はそのままマイクロ波の受信用として
用いることができるつまり、体腔内へこれらのマイクロ
波プローブを挿入して、体腔内深部の温度分布を測定す
ることができる。
つまり、ヘリカルアンテナではプローブ先端側の温度分
布を、ダイポール型やモノポール型のアンテナでは、プ
ローブ先端のやや広範囲の温度分布を、外部導体がリン
グ状に分割されたアンテナ(スロットアンテナ)ではア
ンテナ部の側方の温度分布を測定するのに適したアンテ
ナとなる。
したがって、これらのアンテナ部を交換して使用するこ
とにより、それぞれの部位に適した温度分布の測定を行
うことができる。
第19図ないし第20図は本発明の第6の実施例を示す
ものである。この実施例は、指向性に優れた一種のマイ
クロストリップアンテナを用いた場合である。
すなわち、アンテナ部65は第20図に示すように外部
導体66の一部と中心導体67とによって一種のマイク
ロストリップアンテナが形成されている。68は同軸ケ
ーブルである。
このアンテナ部65によると、図中の上部方向への指向
性が非常に優れており、プローブの側方に指向性を持た
せて加温する場合や、一方向のマイクロ波を受信して温
度分布を得るのに適する。
〔発明の効果] 以上説明したように本発明による医療用マイクロ波プロ
ーブは、同軸ケーブルの先端に形成されたマイクロ波用
アンテナ部を有し、上記アンテナ部を通じてマイクロ波
の放射、あるいは受信を行う医療用マイクロ波プローブ
において、上記アンテナ部は同軸ケーブルに対して着脱
自在に形成され少なくとも外部導体を有するとともに、
このアンテナ部は上記同軸ケーブルに対して着脱自在に
固定するようにして、上記同軸ケーブルに特性の異なる
アンテナ部を交換可能に構成したものである。
したがって、各病変部の加温等の治療や温度測定等のた
めのマイクロ波の放射や受信に適したプローブを何本も
用意しておく必要がなく、各病変部の治療に適した特性
を有する医療用マイクロ波プローブを構成して使用する
ことができる。また、そのマイクロ波プローブの扱いが
簡単で経済的なものとなる医療用マイクロ波プローブを
提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の第1の実施例を示し、第
1図はマイクロ波プローブの側断面図、第2図ないし第
4図は他のアンテナ部を示す側断面図である。第5図な
いし第6図は本発明の第2の実施例を示し、それぞれ異
なるアンテナ部を取す付けたマイクロ波プローブの側断
面図である。 第7図ないし第9図は本発明の第3の実施例を示し、第
7図および第8図は同軸ケーブルの側断面図、第9図は
そのアンテナ部付近の側断面図である。第10図は本発
明の第3の実施例の応用例のマイクロ波プローブの側断
面図である。第11図は各種の同軸ケーブルを示す側面
図である。第12図ないし第17図は本発明の第4の実
施例を示し、第12図ないし第16図はそれぞれ異なる
アンテナ部を取り付けたマイクロ波プローブの側断面図
、第17図はアンテナ部の側断面図である。 第18図は本発明の第5の実施例を示すマイクロ波プロ
ーブの側断面図である。第19図ないし第20図は本発
明の第6の実施例を示し、第19図はそのマイクロ波プ
ローブの側断面図、第20図は第19図中X−X線に沿
う断面図である。 1・・・医療用マイクロ波プローブ、2・・・同軸ケー
ブル、3・・・アンテナ部、10・・・アンテナ部、1
1・・・アンテナ部、13・・・アンテナ部、15・・
・マイクロ波プローブ、16・・・同軸ケーブル、28
・・・中心導体、29・・・同軸ケーブル、34・・・
マイクロ波プローブ、37・・・アンテナ部、42・・
・アンテナ部、47・・・プローブ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 同軸ケーブルの先端に形成されたマイクロ波用アンテナ
    部を有し、上記アンテナ部を通じてマイクロ波の放射、
    あるいは受信を行う医療用マイクロ波プローブにおいて
    、 上記同軸ケーブルに対して着脱自在に形成され少なくと
    も外部導体を有するアンテナ部と、このアンテナ部を前
    記同軸ケーブルに対して着脱自在に固定する固定手段と
    を具備し、上記同軸ケーブルに特性の異なるアンテナ部
    を交換可能に構成したことを特徴とする医療用マイクロ
    波プローブ。
JP24989189A 1989-09-26 1989-09-26 医療用マイクロ波プローブ Expired - Lifetime JP2852084B2 (ja)

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