JPH03110394A - 2重管を有する熱交換器 - Google Patents

2重管を有する熱交換器

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JPH03110394A
JPH03110394A JP24334889A JP24334889A JPH03110394A JP H03110394 A JPH03110394 A JP H03110394A JP 24334889 A JP24334889 A JP 24334889A JP 24334889 A JP24334889 A JP 24334889A JP H03110394 A JPH03110394 A JP H03110394A
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JP
Japan
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tube
groove
defect
outer tube
double
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JP24334889A
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English (en)
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Jun Kashiwakura
潤 柏倉
Yasuo Tate
舘 靖雄
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は2重管を有する熱交換器に係り、とくに高速増
殖炉に使用される2重管を有する蒸気発生器に好適な2
重管を有する蒸気発生器に関する。
〔従来の技術〕
従来の2重管構造は、たとえば第3図(a)、 (b)
にそれぞれ横断面および縦断面を示すように、2重管1
は互いに同一軸心上で嵌挿する内管2と外管3とから構
成され、かつ外管3の内周接触面の円周方向等間隔に4
個の溝4を該2重管1の軸方向に形成されたものが実施
されている。
そして上記のように構成された2重管1は、高速増殖炉
の蒸気発生器(以下SGという)の伝熱管に用いられて
おり、内管2内には高圧の水・蒸気が、外管3の周囲に
は高温低圧のナトリウムがそれぞれ存在する。
つぎに上記2重管1を用いたSGの構成はたとえば第4
図に示すように、胴5の上部には、該胴5と、上部胴6
と、上部管板7とによって構成され、ナトリウム入口ノ
ズル20を有するナトリウム人口8と、上部胴6と上部
管板7と蒸気出口管板8によって構成される上部中間室
9と、上記蒸気出口管板8および上部管板1oとによっ
て構成され、蒸気出口ノズル25を有する蒸気出口室1
1が設けられている。また胴5の下部には、該胴5と下
部胴12と下部管板13とによって構成されるナトリウ
ム出口室16と、上記下部胴I2と上記下部管板I3と
給水入口管板14とによって構成されナトリウム出口ノ
ズル23を有する下部中間室17と、上記給水入口管板
14および下部鏡板15とによって構成され水蒸気入口
ノズル24を有する給水蒸気入口室18が設けられてい
る。さらに胴5内には、複数の2重管1(図では1個の
み示している。)と該胴5の長平方向に間隔をおいて複
数配置する管束とじゃま板19とが設けられている。上
記2重管1の上端部と。
上部中間室9を構成する上部管板7および蒸気出口管板
8との接合状況は第5図(a)に示すように2重管1の
内管2が蒸気出口管板8と接合され、外管3が上部管板
7と接合され、外管3の内周面の溝4の上方部は上部中
間室9内に接続している。
また上記2重管1の下端部と下部中間室17を構成する
下部管板13および給水入口管板14との接合状況は第
5図(b)に示すように、2重管1の内管2が給水入口
管板14と接合され、外管3が下部管板13に接合され
、溝4の下方部は下部中間室17に接続している。した
がって、上部中間室9と下部中間室13は8#4を介し
て連通している。
加熱媒体である高温液体金属ナトリウムはナトリウム入
口ノズル20よりナトリウム入口室8へ流入し、上部ナ
トリウム整流装置21を通って胴5の上部に分配される
。分配されたナトリウムは2重管1により構成される管
束部および胴5とじゃま板19の間隙を通りながら流下
し、2重管1の内管2内の水・蒸気と熱交換し、低温と
なって胴5の下部に設けられた下部ナトリウム整流装置
22によりナトリウム出口室16を経てナトリウム出口
ノズル23から流出する。
一方、給水・蒸気は、胴5の下部の給水蒸気入口ノズル
24より給水・蒸気入口室18へ流入し、2重管1の内
管2内部領域を上昇する。このとき、低温で流入した給
水は外管3の外側を流れる高温ナトリウムと熱交換して
予熱沸騰、過熱され、高温、高圧の過熱蒸気となって蒸
気出口管板8に集められ、蒸気出口ノズル25よリター
ビン(図示せず)に送られる。
また、2重管1の内管2と外管3の間隙および溝4と上
部中間室9、下部中間室17には、水蒸気よりも低圧で
かつナトリウムよりも高圧のヘリウムガスが存在してい
る。
そのため、万一、内管2が破損した場合には、水蒸気が
内管2と外管3の間隙に流入し、溝4を介して上部中間
室9と、下部中間室17のヘリウム圧力は上昇し、かっ
湿分が増加する。
また、外管3が破損した場合には、ヘリウムガスが外管
3の外側のナトリウム中に流入してヘリウムガスの圧力
は低下する。
したがって、上部中間室9と、下部中間室17のヘリウ
ムガスの圧力および湿分を監視することにより内管2お
よび外管3の破損を検知することができる。
この種の装置として関連するものには、たとえば198
1年10月発行のNUCLERTECHNOLOGY 
Vol、55゜第60頁乃至第87頁(7) rEXP
ERIENCE WITHLIQUID−ME丁AL 
 FAST  BREEDERI’1EACTORST
EAM  GENERATOR5−U、S、 DESI
GNJが挙げられる。
〔発明が解決しようとする課屈〕
上記従来技術は、前記第3図(b)に示すように、2重
管1の軸向に溝4が設けられることから、内圧により発
生する管壁の周方向荷重は、外管3の断面の溝4を除い
た部分で支持する必要がある。
すなわち、第6図(a)、 (b)に示すように、外管
3の内周面に2重管の軸方向と平行に溝4を設けた場合
、外管3の厚さtが溝4の深さに相当する部分だけ減少
し、内圧により発生する管壁の周方向荷重を溝4を除い
た第6図(b)に示すハツチング部分、の領域で支持す
る必要がある。云いかえれば、外管3の周方向荷重を考
えた場合、その荷重に寄与しない溝4の深さ相当部分は
、無駄な肉厚を付与していることになる。
そのため、2重管1の管壁が厚肉化するとともに、伝熱
性能の低下をもたらし、伝熱面積などのSG形状が大き
くなる原因となっていた。
また、上記従来技術のように内管2と外管3との間隙に
ヘリウムガスが存在する場合、ヘリウムガスの通気性は
2重管1の破損検出に係り1通気性の良いもの程破損検
出性に優れていると云える。
ただし、内管と外管との間隙量が増加すると熱抵抗が大
きくなるので1間隙量は数μm以内にする必要がある。
そこで間隙量を数μm以内にしたとした場合、ヘリウム
ガスの通気性の良否の大きな要因は、内管2と外管3と
の接触部であり、溝4部におけるヘリウムの流動抵抗は
内管2と外管3との接触部に比べると無視できる程度の
ものである。そのため、今、第6図(a)に示すように
、外管3内周面の2個の溝4間中央部に欠陥2bが発生
した場合、欠陥26から溝4までの距!a/2はできる
だけ小さい方が、溝4内のヘリウムガスの圧力および湿
分を早期に検出することができ、通気性が良いことにな
る。
しかるに、従来技術においては、この点につぃて配慮さ
れておらず、欠陥26から溝2bまでの距離a/2が大
きいため、早期に欠陥26を検出することができないと
いう問題があった。
本発明の目的は、2重管の肉厚を少なくして伝熱性能を
向上させ、これにより形状を小形化して経済性の向上を
可能とし、かつ欠陥を早期に検出して信頼性の向上を可
能とする2重管を有する熱交換器を提供することにある
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の2重管を有するS
Gにおいては、外管の内周面もしくは内管の外周面のい
ずれか一方に軸方向に対して所定の角度をもってスパイ
ラル状に溝を備え、軸方向断面における溝の面積を減少
させるとともに外管もしくは内管のいずれか一方に発生
した欠陥と溝との距離を小さくさせるように構成された
ものである。
また、上記溝から欠陥までの距離を最小にするため、該
溝の角度を約60度に構成したものである。
〔作 用〕
本発明は第2図(a)に示すように、2重管の外管3′
の内周面に軸方向に対して所定の角度θをもってスパイ
ラル状に溝4′を形成した場合、第2図(b)に示すよ
うに、軸方向断面における溝4′は略半円状となり、従
来技術に比較してその面積は減少する。
そのため、内圧により周方向荷重を支持する外管3′の
断面積は、従来技術を示す第6図(b)に比較して増加
し、応力の低減が可能となり、管壁の薄肉化が図れる。
一方、内圧により生じる軸方向荷重を支持する横断面積
は、溝4′の傾きを有することにより逆に進歩する。
ただし、一般に薄肉円筒に内圧Pがかかった場合の軸方
向応力σaおよび周方向応力σ。は、p p σa: なお、rは外管4′の内周半径、tは外管4′の厚さで
ある。
で表わされ、周方向応力σ。が支配的であることから、
溝4′に傾きを有することにより周方向応力σ。を低減
して管壁の薄肉化を図ることができる。
また、溝4′間の距離を第6図に示す従来技術と同一の
aとし5溝4′の間の中央部に欠陥26が発生した場合
、溝4′から欠陥26までの距離はa/2Cosθとな
り、第6図(a)に示す従来技術のa/2に比較してノ
Jsさくなる。しかも、溝4′から欠陥26までの距離
は、溝4′の傾斜角度θが大きくなるほど欠陥26から
溝4′までの距離は小さくなり、内管2′と外管3′と
の間隙における通気性が向上する。
ただし、上記傾斜角度Oを大きくすると、溝4′の長さ
が長くなって欠陥26の検出性を損うこともあるが、こ
の場合には溝4′のヘリウムガスを外部から圧送するこ
とにより対応することができる。
したがって、本発明によれば、2重管の肉厚を小さくし
て伝熱性能を向上させることができ、これによって熱交
換器を小形化することができる。
また、万一内管もしくは外管に欠陥が生じた場合、欠陥
から溝までの距離を小さくして早朝に検出することがで
き、これによって熱交換器の信頼性を向上させることが
できる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例である第1図により説明する。
第1図に示すように本実施例における2重管1′は、互
いに同一軸心上で嵌挿する内管2′と外管3′とから構
成され、かつ外管3′の内周面には2重管1′の軸方向
に対して所定の角度をもってスパイラル状に4個の溝4
′を設けている。該4個の溝4′のそれぞれの角度は前
記内圧により生ずる軸方向応力と周方向応力との比が1
/2となるから、角度もこれに対応させて2重管1′の
軸方向に対して90°−tan”” 1/2=約60°
に設定している。
なお、上記2重管1′のSGへの取付構成は前記第5図
に示す従来技術と同一である。
本実施例においては上記のように構成されているから、
加熱媒体である高温液体ナトリウムと給水・蒸気との熱
交換作用は従来と同一である。
つぎに本実施例における内管2′と外管3′との間の溝
4′の通気性および万一内管2′もしくは外管3′に欠
陥26が発生した場合の検出性などについて、内周面に
溝4′を設けた外管3′をその内周面からみた第2図(
a)、 (b)により説明する。
第2図(a>に示すように、本実施例においては、前記
のように外管3′の内周面に設けた溝4′は、その軸方
向に対して傾斜角θでスパイラル状に形成されているか
ら、金満4′間隙を第6図(a)に示す従来技術と同様
にaとした場合、これら溝4′間の中央に生じた欠陥2
6と溝4′との距離はa/2cosθとなり、従来技術
のa/2と比較して小さくなるので、従来技術と比較し
て内管2′と外管3′との間の欠陥26と溝4′との通
気性は向上し、早期に欠陥26を検出することができる
また、本実施例における溝4′の縦断面におけるピッチ
はa/lanθとなることから、該ピッチと肉厚tにて
求められる縦断面にて比較すると、従来技術と本実施例
の荷重を支持する断面積はつぎのように表わされる。
従来技術の場合:at/lanθ−ra/lanθ ・
(1)ここで、上記各式(1)、 (2)に具体的数値
として外管3,3′の内径を15mmとし、溝4,4′
の半径を0.4mmで4本設け、さらに外管3,3′の
肉厚を211II11とし、溝4′の傾斜角度を45°
とした場合、上記各式(1)、 (2)における荷重を
支持する断面積の値はつぎのとおりである。
従来技術の場合: 18.8mm2 本実施例の場合: 23.2mm2 そのため、本実施例における荷重を受ける断面特は#来
技術のそれと比較して20%以上大きくなす、2重管1
′の強度上の支配要因である周方向荷重による応力を低
減することができる。
また、上記のように周方向荷重による応力を低減可能な
分だけ外管3′の肉厚を薄くすることができるので、2
重管1′の熱抵抗を小さく抑えて伝熱性能の向上を図る
ことができ、これにより、伝熱面積を抑えたコンパクト
な2重管を有する熱交換器を構成することができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、2重管の溝を有する内管もしくは外管
の縦断面積を従来技術に比較して大きくすることができ
るから、強度上支配的な内圧により生ずる周方向応力を
低減することができ、かつ内管もしくは外管の肉厚を小
さくすることができるので、2重管の伝熱性能を向上す
ることができ、これによって、SGは小形化し、経済性
を向上することができる。
また、内管もしくは外管に欠陥が生じた場合、該欠陥か
ら溝までの距離を小さくすることができるので、早期に
欠陥を検出することができ、こ、れによってSGは信頼
性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す2重管の断面図にして
、その(a)は横断面図、その(b)は縦断面図、第2
図(a)は外管をその内周面側からみた斜視図、その(
b)は外管の縦断面図、第3図は従来技術の2重管の断
面図にして、その(a)は横断面図、その(b)は縦断
面図、第4図は本発明が適用される蒸気発生器の縦断面
図、第5図は第4図の2重管取付部拡大断面図にして、
その(a)は2重管の上方取付部を示す拡大断面図、そ
の(b)は2(O、ン 重管の下方取付部を示す拡大断面図、第6へは従来技術
の外管をその内周面からみた斜視図、その(b)は縦断
面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、同一軸心上に互いに嵌挿する内管および外管と、該
    内管と外管との間に軸方向に形成された溝とからなる2
    重管を有し、該2重管の外管の外周、溝内および内管の
    内周に互いに異なる流体を供給して熱交換する2重管を
    有する熱交換器において、上記溝を上記2重管の軸方向
    に対して所定の角度で傾斜するスパイラル状にし、溝を
    有する内管もしくは外管の軸方向断面における溝の面積
    を減少させるとともに外管もしくは内管のいずれか一方
    に発生した欠陥と溝との距離を小さくさせるように構成
    した2重管を有する熱交換器。 2、前記溝は、その傾斜角度を約60度に構成された請
    求項1記載の2重管を有する熱交換器。
JP24334889A 1989-09-21 1989-09-21 2重管を有する熱交換器 Pending JPH03110394A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102748985A (zh) * 2012-07-05 2012-10-24 无锡金洋铝业有限公司 一种换热器双凸结构封条

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