JPH03110224A - 土木・建設機械の油圧駆動装置 - Google Patents

土木・建設機械の油圧駆動装置

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JPH03110224A
JPH03110224A JP1246350A JP24635089A JPH03110224A JP H03110224 A JPH03110224 A JP H03110224A JP 1246350 A JP1246350 A JP 1246350A JP 24635089 A JP24635089 A JP 24635089A JP H03110224 A JPH03110224 A JP H03110224A
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Toyokazu Nagase
長瀬 豊和
Hajime Yasuda
元 安田
Tomohiko Yasuda
知彦 安田
Makoto Etsuto
越渡 誠
Toshihiro Ono
大野 俊弘
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は油圧ショベル等の土木・建設機械の油圧駆動装
置に係り、特に回路圧力の最大値を複数段に切換えるこ
とが可能な油圧駆動装置に関する。
〈従来の技術〉 第17図はこの種の従来の土木・建設機械の油圧駆動装
置の一例を示す回路図で、例えば油圧ショベルに備えら
れるものである。油圧ショベル等にあっては、通常の回
路圧力においておこなわれる土砂の掘削作業などの他に
、岩石の掘削作業やクレーン作業のために一時的に回路
圧力の最大値を大きくすることがおこなわれる。同第1
7図に示す従来の技術は、原動機1と、この原動機lに
よって駆動する主油圧ポンプ2及びパイロットポンプ3
と、タンク4と、主油圧ポンプ2から吐出される圧油に
よって駆動する油圧シリンダ6と、この油圧シリンダ6
に供給される圧油の流れを制御する方向切換弁5と、こ
の方向切換弁5の駆動を制御する操作装置13を備えて
いる。また、パイロット圧を規定するパイロットリリー
フ弁つと、パイロットポンプ3に連絡した電磁切換弁1
1と、回路の低圧時の最大圧力を制御し電磁切換弁11
を介して与えられるパイロットポンプ3のパイロット圧
により作動を停止する低圧リリーフ弁8と、回路の高圧
時の最大圧力を制御する高圧リリーフ弁7とを備えてい
る。さらに電源15と、この電源15と電磁切換弁11
の駆動部間に配置されるスイッチ16とを備えている。
図中、12はアースである。
上記したパイロットポンプ3、パイロットリリーフ弁9
、電磁切換弁11、低圧リリーフ弁8、及び高圧リリー
フ弁7によって、回路圧力の最大値を比較的低圧である
第1の圧力値と、この第1の圧力値よりも大きい第2の
圧力値の2段階に切換える圧力切換手段が構成されてい
る。
この従来の技術では、例えば土砂の掘削等の通常の回路
圧力で足る作業時にはスイッチ16を開放状悪に保つこ
とにより電磁切換弁11は同第2図に示す下段位置とな
り、したがって低圧リリーフ弁8の駆動部にパイロット
圧が導かれることがないので当該低圧リリーフ弁8が作
動し、回路圧力はこの低圧リリーフ弁8で規定される比
較的低い圧力に保持され、この圧力が油圧シリンダ6に
供給され、所望のそれほど力を要さない土砂の掘削作業
等をおこなうことができる。また、力を要する岩石の掘
削作業等の場合には、スイッチ16を閉じることにより
電磁切換弁が駆動して上段位置に切換えられ、これによ
りパイロットポンプ3のパイロット圧が電磁切換弁11
を介して低圧リリーフ弁8の駆動部に与えられ、当該低
圧リリーフ弁8の作動が停止し、回路圧力は高圧リリー
フ弁7で規定される高い圧力に保持され、油圧シリンダ
6に高圧を供給でき、この油圧シリンダ6を介して所望
の力を要する岩石の掘削作業等をおこなうことができる
〈発明が解決しようとする課題〉 ところで上記した従来の技術にあっては、回路圧力を低
圧から高圧に、あるいは高圧から低圧に変更するに際し
てスイッチ16の切換えを要するので、この低圧→高圧
、高圧−低圧の変更の頻度が多くなるとスイッチ16の
操作が煩わしくなる問題がある。
また、高圧を要する作業が終了した後もスイッチ16の
切り忘れを生じることがあり、このような切り忘れを生
じると回路の圧力が長時間高圧となることから、配管、
方向切換弁5、油圧シリンダ6等の各種の油圧機器に不
必要な大きな内圧が与えられ、また油圧シリンダ6によ
って駆動されるブーム、アーム、パケット等のフロント
部材の作動による土砂等の掘削作業時等に当該フロント
部材が不必要な衝撃力を受け、これにより油圧機器やフ
ロント部材等の破損の懸念があり、寿命低下の点で問題
がある。
本発明は、上記した従来の技術における実情に鑑みてな
されたもので、その目的は、回路圧力の切換えが容易で
、しかも高圧を要する作業の終了時には確実に回路圧力
を低圧にすることができる土木・建設機械の油圧駆動装
置を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 上記した目的を達成するために、本発明の第1の手段な
いし第10の手段は以下のように構成しである。
[第1の手段] 原動機と、この原動機によって駆動される油圧ポンプと
、この油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動する
油圧シリンダと、上記油圧ポンプから上記油圧シリンダ
に供給される圧油の流れを制御する方向切換弁と、この
方向切換弁を駆動する操作装置と、回路圧力の最大値を
少なくとも第1の圧力値と、この第1の圧力値よりも大
きい第2の圧力値の2段階に切換える圧力切換手段とを
備えた土木・建設機械の油圧駆動装置において、上記油
圧ポンプの吐出圧を検出する圧力検出手段と、上記第2
の圧力値を指令する指令信号を出力する指令装置と、上
記圧力検出手段で検出された検出圧力が、所定時間の間
あらかじめ設定される設定圧力より小さいかどうか判別
する演算部、及びこの演算部で上記検出圧力が上記所定
時間の間上記設定圧力よりも小さいと判別されたときに
第1の圧力値に切換える駆動信号を上記圧力切換手段に
出力し、上記指令装置から指令信号が出力されたときに
第2の圧力値に切換える駆動信号を上記圧力切換手段に
出力する出力部を有する制御装置とを備えた構成にしで
ある。
[第2の手段] 原動機と、この原動機によって駆動される油圧ポンプと
、この油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動する
油圧シリンダと、上記油圧ポンプから上記油圧シリンダ
に供給される圧油の流れを制御する方向切換弁と、この
方向切換弁を駆動する操作装置と、回路圧力の最大値を
少なくとも第1の圧力値と、この第1の圧力値よりも大
きし1第2の圧力値の2段階に切換える圧力切換手段と
を備えた土木・建設機械の油圧駆動装置において、上記
油圧ポンプの吐出圧を検出する圧力検出手段と、上記圧
力検出手段で検出された検出圧力が、第1の所定時間の
間あらかじめ設定される第1の設定圧力より大きいかど
うか判別するとともに、該検出圧力が、第2の所定時間
の間あらかじめ設定され上記第1の設定圧力より小さい
第2の設定圧力より小さいかどうか判別する演算部、及
びこの演算部で上記検出圧力が、上記第1の所定時間の
間上記箱1の設定圧力より大きいと判別されたときに上
記第2の圧力値に切換える駆動信号を上記圧力切換手段
に出力し、上記検出圧力が、上記第2の所定時間の間上
記箱2の設定圧力より小さいと判別されたときに上記第
1の圧力値に切換える駆動信号を上記圧力切換手段に出
力する出力部を有する制御装置を備えた構成にしである
[第3の手段] 原動機と、この原動機によって駆動される油圧ポンプと
、この油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動する
油圧シリンダと、上記油圧ポンプから上記油圧シリンダ
に供給される圧油の流れを制御する方向切換弁と、この
方向切換弁を駆動する操作装置と、回路圧力の最大値を
少なくとも第1の圧力値と、この第1の圧力値よりも大
きい第2の圧力値の2段階に切換える圧力切換手段とを
備えた土木・建設機械の油圧駆動装置において、上記油
圧ポンプの吐出圧を検出する圧力検出手段と、上記圧力
検出手段で検出された検出圧力が、第1の所定時間の間
あらかじめ設定される設定圧力よりおおきいかどうか判
別するとともに、この判別の後上記検出圧力の大きさが
第2の所定時間の間継続されたかどうか判別する演算部
、及びこの演算部で上記検出圧力が、上記第1の所定時
間の間設定圧力より大きいと判別されたときに上記第2
の圧力値に切換える駆動信号を上記圧力切換手段に出力
し、上記判別の後上記検出圧力の大きさが第2の所定時
間の間継続されたと判別されたときに上記第1の圧力値
に切換える駆動信号を上記圧力切換手段に出力する出力
部を有する制御装置を備えた構成にしである。
[第4の手段] 原動機と、この原動機によって駆動される油圧ポンプと
、この油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動する
油圧シリンダと、上記油圧ポンプから上記油圧シリンダ
に供給される圧油の流れを制御する方向切換弁と、この
方向切換弁を駆動する操作装置と、回路圧力の最大値を
少なくとも第1の圧力値と、この第1の圧力値よりも大
きい第2の圧力値の2段階に切換える圧力切換手段とを
備えた土木・建設機械の油圧駆動装置において、上記操
作装置のフルストローク位置の操作力の大小を検出する
操作力検出装置を設けるとともに、この操作力検出装置
で検出された操作力があらかじめ定められる設定力より
も小さいときに上記の第1の圧力値に切換えるように上
記した圧力切換手段の駆動を制御し上記操作力検出装置
で検出操作力があらかじめ定められる設定力よりも大き
いときに上記第2の圧力値に切換えるように上記圧力切
換手段の駆動を制御する駆動手段を設けた構成にしであ
る。
[第5の手段] 上記した第4の手段を構成する操作力検出装置が操作レ
バーの回動を規制可能な可動ストッパと、この可動スト
ッパに係着され、設定力を与えるばねとからなるととも
に、駆動手段が電源と、上記可動ストッパに備えられ、
上記電源と圧力切換手段を導通可能にする接点とからな
る構成にしである。
[第6の手段] 上記した第4の手段を構成する操作力検出装置が操作装
置の操作レバーに貼着されるひずみゲージからなり、駆
動手段が、上記ひずみゲージの電流検出値があらかじめ
設定される設定値よりも小さいかどうか判別する演算部
、及びこの演算部で電流検出値が設定値よりも小さいと
判別されたときに第2の圧力値に切換える駆動信号を圧
力切換手段に出力し、検出値が設定値よりも大きいと判
別されたときに第1の圧力値に切換える駆動信号を圧力
切換手段に出力する出力部を有する制御装置からなる構
成にしである。
[第7の手段] 上記した第4の手段の構成に加えて電源と、この電源に
接続され、第2の圧力値に切換える駆動信号を上記圧力
切換手段に出力可能なスイッチとを備えた構成にしであ
る。
[第8の手段] 原動機と、この原動機によって駆動される油圧ポンプと
、この油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動する
油圧シリンダと、上記油圧ポンプから上記油圧シリンダ
に供給される圧油の流れを制御する方向切換弁と、この
方向切換弁を駆動する操作装置と、回路圧力の最大値を
少なくとも第1の圧力値と、この第1の圧力値よりも大
きい第2の圧力値の2段階に切換える圧力切換手段とを
備えた土木・建設機械の油圧駆動装置において、フロン
ト部材に貼着されるひずみゲージと、このひずみゲージ
で検出された検出ひずみが、第1の所定時間の間あらか
じめ設定される第1の設定値より大きいかどうか判別す
るとともに、該検出ひずみが第2の所定時間の間あらか
じめ設定され上記第1の設定値より小さい第2の設定値
より小さいかどうか判別する演算部、及びこの演算部で
上記検出ひずみが上記第1の所定時間の間第1の設定値
より大きいと判別されたときに上記第2の圧力値に切換
える駆動信号を上記圧力切換手段に出力し、上記検出ひ
ずみが上記第2の所定時間の間上記第2の設定値より小
さいと判別されたときに上記第1の圧力値に切換える駆
動信号を上記圧力切換手段に出力する出力部を有する制
御装置を備えた構成にしである。
[第9の手段] 上記した第1の手段、第2の手段、第3の手段、第4の
手段、及び第8の手段のいずれかに備えられる圧力切換
手段が、パイロットポンプと、このパイロットポンプに
連絡した電磁切換弁と、回路の低圧時の最大圧力を制御
し上記電磁切換弁を介して与えられる上記パイロットポ
ンプのパイロット圧により作動を停止する低圧リリーフ
弁と、回路の高圧時の最大圧力を制御する高圧リリーフ
弁とを含む構成にしである。
[第10の手段] 油圧ポンプが可変容量油圧ポンプからなり、この可変容
量油圧ポンプの押しのけ容積を制御する馬力制御用レギ
ュレータを備えるとともに、上記した第1の手段、第2
の手段、第3の手段、第4の手段、及び第8の手段のい
ずれかに備えられる圧力切換手段が、パイロットポンプ
と、このパイロットポンプに連絡した電磁切換弁と、上
記馬力制御用レギュレータの駆動を制御し上記電磁切換
弁を介して与えられる上記パイロットポンプのパイロッ
ト圧に応じて駆動するカットオフ弁を含む構成にしであ
る。
く作用〉 上述した第1の手段ないし第10の手段の各作用は以下
のとおりである。
[第1の手段の作用] 指令装置の操作により制御装置の出力部から圧力切換手
段に駆動信号が出力され、圧力切換手段が回路圧力の最
大値をより大きい第2の圧力値とするように作動し、当
該第2の圧力値に相応する大きな圧力が方向切換弁を介
して油圧シリンダに供給可能になり、所望の大きな力を
要する作業をおこなうことができる。また制御装置の演
算部で圧力検出手段で検出された検出圧力が所定時間の
間あらかじめ設定される設定圧力よりも小さいと判別さ
れたときに、この制御装置の出力部から圧力切換手段に
駆動信号が出力され、圧力切換手段が回路の圧力の最大
値をより小さい第1の圧力値とするように作動し、当該
第1の圧力値に相応する比較的小さい圧力が方向切換弁
を介して油圧シリンダに供給可能になり、所望のそれほ
どの力を要さない作業をおこなうことができる。上記し
た所定時間及び設定圧力は、試験的あるいは経験的に考
えられる高圧の作業中においては活用されない大きさの
圧力とその継続時間を考慮してあらかじめ設定される。
このように、オペレータのおこなう圧力切換操作は高圧
に切換えるための指令装置の操作のみであり、高圧から
低圧へは制御装置の演算部における判別で自動的に切換
えられ、したがって回路圧力の切換えが容易で、高圧を
要する作業の終了時には自動的に回路圧力を低圧にする
ことができる。
[第2の手段の作用] 制御装置の演算部で圧力検出手段で検出された検出圧力
が第1の所定時間の間あらかじめ設定される第1の設定
圧力より大きいと判別されたときに、この制御装置の出
力部から圧力切換手段に駆動信号が出力され、圧力切換
手段が回路の圧力の最大値をより大きい第2の圧力値と
するように作動し、当該第2の圧力値に相応する大きい
圧力が方向切換弁を介して油圧シリンダに供給可能にな
り、所望の大きな力を要する作業をおこなうことができ
る。また、制御装置の演算部で圧力検出手段で検出され
た検出圧力が第2の所定時間の間あらかじめ設定される
第2の設定圧力より小さいと判別されたときに、この制
御装置の出力部から圧力切換手段に駆動信号が出力され
、圧力切換手段が回路の圧力の最大値をより小さい第1
の圧力値とするように作動し、当該第1の圧力値に相応
する比較的小さな圧力が方向切換弁を介して油圧シリン
ダに供給可能になり、所望のそれほどの力を要さない作
業をおこなうことができる。上記した第1の所定時間及
び第1の設定圧力は、試験的あるいは経験的に考えられ
る低圧による作業においては活用されない大きさの圧力
とその継続時間を考慮してあらかじめ設定され、上記し
た第2の所定時間及び第2の設定圧力は、試験的あるい
は経験的に考えられる高圧による作業においては活用さ
れない大きさの圧力とその継続時間を考慮してあらかじ
め設定される。このように、オペレータの特別な回路圧
力切換え操作を要することなく制御装置の演算部におけ
る判別で低圧から高圧へ、高圧から低圧へ自動的に切換
えられ、また高圧を要する作業の終了時には自動的に回
路圧力を低圧にすることができる。
[第3の手段の作用] 制御装置の演算部で圧力検出手段で検出される検出圧力
が第1の所定時間の間あらかじめ設定される第1の設定
圧力より大きいと判断されたときに、この制御装置の出
力部から圧力切換手段に駆動信号が出力され、圧力切換
手段が回路の圧力の最大値をより大きい第2の圧力値と
するように作動し、当該第2の圧力値に相応する大きな
圧力が方向切換弁を介して油圧シリンダに供給可能にな
り、所望の大きな力を要する作業をおこなうことができ
る。また、制御装置の演算部で、上述の判別の後、圧力
検出手段で検出される検出圧力の大きさが第2の所定時
間の間継続して検出されたと判別されたときに、この制
御装置の出力部から圧力切換手段に駆動信号が出力され
、圧力切換手段が回路の圧力の最大値をより小さい第1
の圧力値とするように作動し、当該第1の圧力値に相応
する比較的小さな圧力が方向切換弁を介して油圧シリン
ダに供給可能になり、所望のそれほどの力を要さない作
業をおこなうことができる。上記した第1の所定時間及
び第1の設定圧力は、試験的あるいは経験的に考えられ
る低圧による作業においては活用されない大きさの圧力
とその継続時間を考慮してあらかじめ設定され、上記し
た第2の所定時間は試験的あるいは経験的に考えられる
高圧による作業の時間を超える時間を考慮してあらかじ
め設定される。このようにオペレータの特別な切換え操
作を要することなく自動的に圧力の切換えをおこなうこ
とができ、また高圧を要する作業の終了時には自動的に
回路圧力を低圧にすることができる。
[第4の手段の作用] 油圧シリンダを作動させるために方向切換弁を駆動する
操作装置の操作に伴って操作力検出装置で検出された操
作力が、あらがしめ設定される設定力よりも小さいとき
駆動手段により圧力切換手段の駆動が制御されて、圧力
切換手段が回路の圧力の最大値をより小さい第1の圧力
値とするように作動し、当該第1の圧力値に相応する小
さな圧力が方向切換弁を介して油圧シリンダに供給可能
になり所望のそれほど力を要さない作業をおこなうこと
ができる。また、操作力検出装置で検出された操作力が
、あらかじめ設定される設定力よりも大きいとき駆動手
段から圧力切換手段に駆動信号が出力され、圧力切換手
段が回路の圧力の最大値をより大きい第2の圧力値とす
るように作動し、当該第2の圧力値に相応する大きな圧
力が方向切換弁を介して油圧シリンダに供給可能になり
所望の大きな力を要する作業をおこなうことができる。
上記した設定力は高圧による作業を意図して比較的大き
な力に設定される。このようにオペレータは油圧シリン
ダを駆動させるための操作装置の操作によって高圧から
低圧に、低圧から高圧に回路圧力を切換えることができ
、他に特別な切換え操作を要することがなく、したがっ
て操作が簡単であり、また、操作装置の操作力を適宜抑
制することにより確実に回路圧力を低圧にすることがで
きる。
[第5の手段の作用] 操作装置の操作力がばねの力よりも小さいときは可動ス
トッパが移動せず、その接点が導通せず、これにより圧
力切換手段が回路の圧力の最大値をより小さい第1の圧
力値とするように作動し、当該第1の圧力値に相応する
圧力が方向切換弁を介して油圧シリンダに供給可能にな
り、所望のそれほど力を要さない作業をおこなうことが
できる。
また、操作力がばねの力よりも大きいときは可動ストッ
パが移動してその接点が導通し、これにより圧力切換手
段が回路の圧力の最大値をより大きい第2の圧力値とす
るように作動し、当該第2の圧力値に相応する大きな圧
力が方向切換弁を介して油圧シリンダに供給可能になり
所望の大きな力を要する作業をおこなうことができる。
上記したばねの力すなわち設定力は高圧による作業を意
図して適宜の力に設定される。このようにオペレータは
、油圧シリンダを駆動させるための操作装置の操作に伴
う可動ストッパの接点のON、OFFによって高圧から
低圧に、低圧から高圧に回路圧力を切換えることができ
、他に特別な切換操作を要することがなく、したがって
操作が簡単であり、また操作装置の操作力をばねの力よ
りも小さくすることにより確実に回路圧力を低圧にする
ことができる。
[第6の手段の作用] 操作装置の操作力に対応して操作レバーに生じるひずみ
がひずみゲージで検出され、このひずみに応じた電流検
出値が制御装置においてあらかじめ定められる設定値よ
りも小さいと判別されたときは、制御装置がら圧力切換
手段に駆動信号が出力され、これにより圧力切換手段が
回路の圧力の最大値をより大きい第2の圧力値とするよ
うに作動し、当該第2の圧力値に相応する大きな圧力が
方向切換弁を介して油圧シリンダに供給可能になり所望
の大きな力を要する作業をおこなうことができる。また
操作力に対応して操作レバーに生じるひずみの電流検出
値が制御装置においてあらかじめ定められる設定値より
も大きいと判別されたときは制御装置から圧力切換手段
に駆動信号が出力され、これにより圧力切換手段が回路
の圧力の最大値をより小さい第1の圧力値とするように
作動し、当該第1の圧力値に相応する比較的小さな圧力
が方向切換弁を介して油圧シリンダに供給可能になり所
望のほとんど力を要さない作業をおこなうことができる
。上記した制御装置においてあらかじめ定められる設定
値は、高圧による作業を意図して比較的小さな値に設定
される。このようにオペレータは、油圧シリンダを駆動
させるための操作装置の操作に伴う操作レバーのひずみ
に応じて高圧から低圧に、低圧から高圧に回路圧力を切
換えることができ、他に特別な切換操作を要することが
なく、したがって操作が簡単であり、また操作レバーの
ひずみが小さくなるような操作力とすることにより確実
に回路圧力を低圧にすることができる。
[第7の手段の作用] 上述した第4の手段と同等の作用を奏するとともに、ス
イッチを操作することにより、圧力切換手段が回路の圧
力の最大値をより大きい第2の圧力値とするように作動
させることができ、高圧による作業に際して回路圧力の
高圧への切換えをスイッチによってもおこなうことがで
きる。
[第8の手段の作用] 油圧シリンダの駆動によるフロント部材の作動による作
業に伴って、フロント部材に生じるひずみがひずみゲー
ジで検出され、制御部の演算部で上記ひずみゲージで検
出された検出ひずみが、第1の所定時間の間第1の設定
値より大きいと判別されたときに、この制御装置の出力
部から圧力切換手段に駆動信号が出力され、圧力切換手
段が回路の圧力の最大値をより大きい第2の圧力値とす
るように作動し、当該第2の圧力値に相応する圧力が方
向切換弁を介して油圧シリンダに供給可能になり、所望
の大きな力を要する作業をおこなうことができる。また
、制御装置の演算部でひずみゲージで検出された検出ひ
ずみが第2の所定時間の間第2の設定値より小さいと判
別されたときに、この制御装置の出力部から圧力切換手
段に駆動信号が出力され、圧力切換手段が回路の圧力の
最大値をより小さい第1の圧力値とするように作動し、
当該第1の圧力値に相応する比較的小さな圧力が方向切
換弁を介して油圧シリンダに供給可能になり、所望のそ
れほど力を要さない作業をおこなうことができる。上記
した第1の所定時間及び第1の設定値は試験的あるいは
経験的に考えられる高圧による作業においてフロント部
材に生じうるひずみの大きさと当該ひずみを生じている
時間を考慮してあらかじめ設定され、上記した第2の所
定時間及び第2の設定値は試験的あるいは経験的に考え
られる高圧による作業においてフロント部材に生じ得な
いと考えられるひずみの大きさと当該ひずみを生じてい
る時間を考慮してあらかじめ設定される。このように、
オペレータの特別な回路圧力切換操作を要することなく
、作業中に生じるフロント部材のひずみに応じて高圧か
ら低圧に、低圧から高圧に回路圧力を自動的に切換える
ことができ、また、フロント部材に生じるひずみが小さ
いものであれば自動的に回路圧力を低圧にすることがで
きる。
[第9の手段の作用コ パイロットポンプと低圧リリーフ弁の駆動部とを接続す
るように電磁切換弁を切換える駆動信号が当該電磁切換
弁に与えられたときには、パイロット圧が低圧リリーフ
弁の駆動部に供給されることにより低圧リリーフ弁の作
動が停止し、高圧リリーフ弁によって回路の圧力の最大
値がより大きい第2の圧力値に規定され、この第2の圧
力値に相応する圧力が方向切換弁を介して油圧シリンダ
に供給可能になり、所望の大きな力を要する作業をおこ
なうことができる。パイロットポンプと低圧リリーフ弁
の駆動部とを接続しないように電磁切換弁を切換える駆
動信号が当該電磁切換弁に与えられたときには低圧リリ
ーフ弁が作動し、この低圧リリーフ弁によって回路の圧
力の最大値がより小さい第1の圧力値に規定され、この
第1の圧力値に相応する圧力が方向切換弁を介して油圧
シリンダに供給可能になり、所望のそれほど力を要さな
い作業をおこなうことができる。
[第10の手段の作用コ パイロットポンプとカットオフ弁の駆動部とを接続する
ように電磁切換弁を切換える駆動信号が当該電磁切換弁
に与えられたときには、パイロット圧がカットオフ弁の
駆動部に供給され、カットオフ弁が作動して馬力制御用
レギュレータが駆動し、この馬力制御用レギュレータに
よって可変容量ポンプから吐出される圧油の圧力、すな
わち回路の圧力の最大値がより大きい第2の圧力値とな
るように制御され、当該第2の圧力値に相応する圧力が
方向切換弁を介して油圧シリンダに供給可能となり所望
の大きな力を要する作業をおこなうことができる。パイ
ロットポンプとカットオフ弁の駆動部とを接続しないよ
うに電磁切換弁を切換える駆動信号が当該電磁切換弁に
与えられたときには、パイロット圧がカットオフ弁の駆
動部に供給されず、その駆動部に具備されるばねの力に
応じてカットオフ弁が作動し、馬力制御用レギュレータ
によって可変容量油圧ポンプから吐出される圧油の圧力
、すなわち回路の圧力の最大値がより小さい第1の圧力
値となるように制御され、当該第1の圧力値に相応する
比較的小さな圧力が方向切換弁を介して油圧シリンダに
供給可能になり、所望のそれほど力を要さない作業をお
こなうことができる。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
第1図及び第2図は本発明の土木・建設+X!l械の油
圧駆動装置の第1の手段及び第9の手段を含む第1の実
施例を示す図、第1図は全体構成を示す回路図、第2図
は第1図に示す回路に備えられる制御装置の処理手順を
示すフローチャー1へである。
第1図に示す第1の実施例も例えば油圧ショベルに備え
られるもので、前述した第17図に示す従来の油圧駆動
装置におけるのと同等のものを備えている。すなわち、
原動機1と、この原動機1によって駆動する主油圧ポン
プ及びパイロットポンプ3と、タンク4と、主油圧ポン
プ2から吐出される圧油によって駆動する油圧シリンダ
6と、主油圧ポンプ2から油圧シリンダ6に供給される
圧油の流れを制御する方向切換弁5と、この方向切換弁
5の駆動を制御する操作装置13と、パイロンI・ポン
プ3のパイロット圧を規定するパイロットリリーフ弁9
と、上記したパイロットポンプ3に連絡した電磁切換弁
11と、アース12と、回路の低圧時の最大圧力を制御
し電磁切換弁11を介して与えられるパイロットポンプ
3のバイロフト圧により作動を停止する低圧リリーフ弁
8と、回路の高圧時の最大圧力を制御する高圧リリーフ
弁7とを備えている。また、上記したパイロットポンプ
3、パイロットリリーフ弁9、電磁切換弁11、低圧リ
リーフ弁8、及び高圧リリーフ弁7が、回路の圧力の最
大値を比較的低圧である第1の圧力値すなわち低圧リリ
ーフ弁8の設定圧と、該第1の圧力値よりも大きい第2
の圧力値すなわち高圧リリーフ弁7の設定圧の2段階に
切換える圧力切換手段を構成している。
そして、この第1の実施例は、主油圧ポンプ2の吐出圧
を検出圧力Pとして検出する圧力検出手段17と、岩石
の掘削等の特別な高圧による作業等が意図されたときに
用いられ、上述した第2の圧力値を指令する指令信号を
出力する指令装置10と、これらの圧力検出手段17及
び指令装置10が接続されるとともに電磁切換弁11の
駆動部に接続され、指令信号及び検出圧力Pを入力する
入力部、記憶部、判別機能を有する演算部、ならびに電
磁切換弁11に対する駆動信号を出力する制御装置14
を備えている。この制御装置14の記憶部には、試験的
あるいは経験的に考えられる高圧の作業中においては活
用されない大きさの設定圧力Poとその継続時間すなわ
ち所定時間T1とをあらかじめ設定しである、設定圧力
P。は例えば低圧リリーフ弁8の設定圧よりも小さい値
にしてあり、所定時間Tlは作業の種類に応じて例えば
10秒前後の時間にしである。
このように構成した第1の実施例にあっては、第2図に
示す手順にしたがって処理がおこなわれる。すなわち、
仮に岩石の掘削等の特別な高圧による作業が意図され指
令装置10が操作されたとすると、制御装置14の入力
部にこの指令信号が入力される。そして、その演算部で
同第2区の手順S1に示すように指令装置10がら指令
信号が入力されているかどうが判別される。今はこの指
令信号が入力されているので手順S2に移る。この手順
S2では制御装置14の出力部から電磁切換弁11を上
段位置に切換える駆動信号が当該電磁切換弁11の駆動
部に出力される。これにより、第1図に示すパイロット
ポンプ3と低圧リリーフ弁8の駆動部が連絡され、パイ
ロット圧が電磁切換弁11を介して低圧リリーフ弁8の
駆動部に与えられ、これに伴って低圧リリーフ弁8の作
動が停止し、回路の圧力の最大値は大きい圧力である第
2の圧力値、すなわち高圧リリーフ弁7の設定値に規定
される。したがって、操作装置13の操作に伴う方向切
換弁5の駆動により、主油圧ポンプ2から大きな圧力が
方向切換弁5を介して油圧シリンダ6に供給され、この
油圧シリンダ6の駆動によって大きな力を要する所望の
岩石掘削作業等をおこなうことができる。
一方、このような作動の間、第2図の手順S3に示すよ
うに圧力検出手段17によって検出圧力Pが検出され、
この検出圧力Pが制御装置14の入力部を介して演算部
に読み込まれる。次いで同第2図の手順S4に示すよう
に、制御装置1.4の演算部に記憶部に記憶されていた
設定圧力P。と所定時間T1が読み出され、上記の手順
s3で読み込まれた検出圧力PがT1時間連続で設定圧
力PO以下かどうか判別される。この手順s4の判別が
満足されないときは高圧による作業の実施中であり手順
S3に戻る。そして該手順S4の判別が満足されたとき
は高圧による作業が終了してぃることになり、手順S5
に移る。この手順S5では制御装置14の出力部を介し
て電磁切換弁11の駆動部にこの電磁切換弁11を第1
図に示す状態、すなわち下段位置に切換える駆動信号が
出力される。これにより、同第1図にパイロットポンプ
3と低圧リリーフ弁8の駆動部との連絡が断たれ、低圧
リリーフ弁8が作動し、回路の圧力の最大値は比較的小
さい圧力である第1の圧力値、すなわち低圧リリーフ弁
8の設定圧に規定される。
したがって、操作装置13の操作に伴う方向切換弁5の
駆動により、主油圧ポンプ2から比較的小さな圧力が方
向切換弁5を介して油圧シリンダ6に供給され、この油
圧シリンダ6の駆動によってそれほど力を要さない低圧
による作業、例えば土砂の掘削作業等をおこなうことが
できる。
なお、第2図の手順S1の判別が満足されないとき、す
なわち指令装置10から指令信号が入力されないときは
、高圧による作業が意図されていないので手順S5に移
り、電磁切換弁11は第1図に示す下段位置に切り換え
られ、上述したように低圧リリーフ弁8が作動して低圧
による作業が可能な状態となる。
このように第1の実施例にあっては、回路圧力の最大値
を低圧から高圧に切換える場合のみ指令装置10を操作
すればよく、高圧から低圧への切換えは制御装置14の
演算部における判別で自動的におこなうことができ、し
たがって回路圧力の切換えが容易で操作性に優れ、しか
も高圧による作業の終了時には確実に回路圧力を低圧に
することができ、油圧機器やフロント部材の長時間の高
圧付与による破損を防止でき、装置の寿命を延ばすこと
ができる。
第3図及び第4図は本発明の第2の手段及び第9の手段
を含む第2の実施例を示す図で、第3図は全体構成を示
す回路図、第4図は第3図に示す回路に備えられる制御
装置の処理手順を示すフローチャートである。
この第2の実施例は、前述した第1図に示す第1の実施
例の構成から指令装置10を除いた構成であり、また、
制御装置14の記憶部には、試験的あるいは経験的に考
えられる低圧による作業においては活用されない大きさ
の圧力とその継続時間を考慮して第1の設定圧力PKI
と、第1の所定時間T2をあらかじめ設定してあり、ま
た、試験的あるいは経験的に考えられる高圧による作業
においては活用されない大きさの圧力とその継続時間を
考慮して第2の設定圧力PK2と第2の所定時間T3を
あらかじめ設定してあり、例えば低圧リリーフ弁8の設
定圧> P Kl> P K2とし、第1の所定時間T
2は例えば数秒の時間とし、第2の所定時間T3は例え
ば10秒前後の時間にしである。
また、制御装置14は、検出圧力Pが第1の所定時間T
2の間第1の設定圧力PKIより大きいかどうか判別す
るとともに、検出圧力Pが第2の所定時間T3の間第2
の設定圧力PK2より小さいかどうか判別する演算部と
、この演算部で検出圧力Pが第1の所定時間T2の間第
1の設定圧力PK、より大きいと判別されたときに回路
の圧力の最大値をより大きい第2の圧力値に切換える駆
動信号を出力し、検出圧力Pが第2の所定時間T3の間
第2の設定圧力PK2より小さいと判別されたときに回
路の圧力の最大値をより小さい第1の圧力値に切換える
駆動信号を出力する出力部を具備している。
このように構成した第2の実施例にあっては、第4図に
示す手順にしたがって処理がおこなわれる。すなわち、
はじめに手順SIOに示すように、制御装置14の演算
部でフラッグF=0とされ、出力部から電磁切換弁11
の駆動部にこの電磁切換弁11を第3図に示す下段位置
に切換える駆動信号が出力される。次いで同第4図の手
順Sllに移り、圧力検出手段17によって検出された
検出圧力Pが制御装置14の入力部を介して演算部に読
み込まれる。次いで手順S12に移り、演算部でフラッ
グF=1かどうか判別される。今、F=Oであるからこ
の判別が満足されず、手順813に移る。この手順31
3では演算部で、F=0となってから第1の所定時間T
2連続して検出圧力Pが第1の設定圧力PK、以上かど
うか判別される。この手順313の判別が満足されない
ときは、低圧による作業、例えば土砂の掘削作業等の実
施中であり、上記した手順Sllに戻る。
この間、電磁切換弁11が第3図の下段位置に切換えら
れていることから、パイロットポンプ3と低圧リリーフ
弁8の駆動部とが連絡されず、したがって、低圧リリー
フ弁8が作動し、回路の圧力の最大値は低圧リリーフ弁
8の設定圧、すなわち比較的小さい圧力である第1の圧
力値となる。
これにより、操作装置13の操作に伴う方向切換弁5の
駆動により、主油圧ポンプ2から比較的小さな圧力が方
向切換弁5を介して油圧シリンダ6に供給され、この油
圧シリンダ6の駆動によってそれほど大きな力を要さな
い所望の低圧による作業をおこなうことができる。
また、上記した第4図の手順313の判別が満足された
ときは、高圧による作業、例えば大きな力を必要とする
岩石の掘削作業等が意図される場合であり、手順S14
に移る。この手順S14では、演算部でフラッグF=1
とされるとともに、出力部から電磁切換弁11の駆動部
に、この電磁切換弁11を第3図の上段位置に切換える
駆動信号が出力され、手順Sllに戻る。次いで、手順
Sllによる検出圧力Pの読み込みの後、手順S12に
おいてフラッグF=1かどうか判別される。
今、フラッグF=1となっていることから手順S15に
移る。この手順S15では、フラッグF−1となってか
ら第2の所定時間T3継続して検出圧力Pが第2の設定
圧力PK2以下どうか判別される。この手順S15の判
別が満足されないときは、高圧による作業の実施中であ
り手順Sllに戻る。
この間、電磁切換弁11が第3図の上段位置に切換えら
れていることから、パイロットポンプ3と低圧リリーフ
弁8の駆動部とが連絡され、パイロット圧が低圧リリー
フ弁8の駆動部に供給され、これにより低圧リリーフ弁
8の作動が停止し、回路の圧力の最大値は、高圧リリー
フ弁7の設定圧、すなわち大きい圧力である第2の圧力
値に規定される。これにより、操作装置13の操作に伴
う方向切換弁5の駆動により、主油圧ポンプ2から大き
な圧力が方向切換弁5を介して油圧シリンダ6に供給可
能になり、この油圧シリンダ6の駆動によって大きな力
を要する作業をおこなうことができる。
また、上記した第4図の手順S15の判別が満足された
ときは、手順S16に移る。この手順816では、演算
部でフラッグF=0とされ、出力部から電磁切換弁11
の駆動部にこの電磁切換弁11を第3図の下段位置に切
換える駆動信号すなわち低圧の作業を可能にする駆動信
号が出力され、手順Sllに戻る。
このように構成した第2の実施例にあっては、オペレー
タの特別な回路圧力切換え操作を要することなく、現実
の作業に対応する制御装置の演算部における判別で回路
の圧力の最大値の切換えが自動的におこなわれ、また、
高圧を要する作業の終了時には自動的に回路圧力を低圧
にすることができる。したがって、回路圧力の切換え操
作性に優れ、しかも第1の実施例と同様に長時間の高圧
付与による油圧機器やフロント部材の破損を防止でき、
装置の寿命を延ばすことができる。
第5図は本発明の第3の手段及び第9の手段を含む第3
の実施例を示すフローチャートである。
この第3の実施例は、基本的な構成は前述した第3図に
示す第2の実施例と同等の構成であるが、制御装置の構
成が第2の実施例におけるものと異なっている。制御装
置の記憶部には、試験的あるいは経験的に考えられる低
圧による作業においては活用されない大きさの圧力とそ
の継続時間を考慮して第2の実施例と同様の設定圧力P
K、と第1の所定時間T2をあらかじめ設定しであると
ともに、試験的あるいは経験的に考えられる高圧による
作業の作業時間を超える時間を第2の所定時間T4とし
てあらかじめ設定してあり、例えば、低圧リリーフ弁の
設定圧> P K lとし、第1の所定時間T2は例え
ば数秒の時間とし、第2の所定時間T4は例えば10秒
前後の時間にしである。また、制御装置は検出手段で検
出された検出圧力Pが第1の所定時間T2の間あらかじ
め設定される設定圧力PKIより大きいかどうか判別す
るとともに、この判別の後、検出圧力Pの大きさが第2
の所定時間T4の間継続されたかどうか判別する演算部
と、検出圧力Pが第1の所定時間T2の間設定圧力PK
、より大きいと判別されたときに、回路の圧力の最大値
をより大きい第2の圧力値に切換える駆動信号を出力し
、また上述の判別の後検出圧力Pの大きさが第2の所定
時間T4の間継続されたと判別されたときに回路の圧力
の最大値をより小さい第1の圧力値に切換える駆動信号
を出力する出力部を有している。
このように構成した第3の実施例における処理手順は第
5図に示すものであるが、この第5図に示すフローチャ
ートと、前述した第2の実施例における第4図に示すフ
ローチャートとは、第4図に示すフローチャートの手順
S15と第5図に示すフローチャートの手順S25との
内容が互いに異なるだけで、第4図に示すフローチャー
トの手順S10.11.12.13.14.16の内容
と第5図に示すフローチャートS20.21.22.2
3.24.26の内容は同等である。したがって、説明
の重複を避け、内容の異なる第5図の手順S25に係る
部分についてのみ述べる。
第5図の手順S25は、既にフラッグF=1となってい
ることから高圧による作業が実施されている場合におけ
る演算部の判別である。この手順S25では、フラッグ
F=1となってから第2の所定時間T、が経過したかど
うか判別される。この判別が満足されないときは、当該
高圧による作業が終了していない場合であり、くり返し
当該作業の終了まで手順S25の判別がおこなわれる。
手順S25の判別が満足されたときは、高圧による作業
が終了したことになり、手順S26に移り、回路の圧力
の最大値をより小さい第1の圧力値とすることがおこな
われる。他の処理、及び各動作は前述した第2の実施例
におけるものと同様である。 このように構成した第3
の実施例にあっても、前述した第1の実施例と同様に回
路の圧力の最大値の切換えが自動的におこなわれ、した
がって回路圧力の切換え操作性に優れるとともに、装置
の寿命を延ばすことができる。
第6図〜第8図は本発明の第4の手段、第5の手段、及
び第9の手段を含む第4の実施例を示す図で、第6図は
全体構成を示す回路図、第7図は操作装置部分を拡大し
て示した図、第8図は操作装置の操作により得られる特
性を示す図である。
この第4の実施例は、前述した第1図に示す第1の実施
例における構成から指令装置10、圧力検出手段17、
及び制御装置14を除いた構成にしてあり、また操作装
置13のフルストローク位置の操作力の大小を検出する
操作力検出装置と、この操作力検出装置で検出された操
作力があらかじめ定められる設定力よりも小さいときに
、回路の圧力の最大値をより小さい第1の圧力値に切換
えるよう電磁切換弁11の駆動を制御し、上記操作力が
上記設定力よりも大きいときに回路の圧力の最大値をよ
り大きい第2の圧力値に切換える駆動信号を電磁切換弁
11の駆動部に出力する駆動手段を設けた構成にしであ
る。
この第4の実施例の操作装置13は、第7図に示すよう
に、操作レバー18と、この操作レバー18と一体に設
けたカム19と、このカム19に係合するブツシャ20
と、このブツシャ20の移動に応じてパイロットポンプ
3のパイロット圧を変化させて方向切換弁5の駆動部に
与える減圧弁21と、カム19の回動すなわち操作レバ
ー18の回動を規制可能な可動ストッパ22と、この可
動ストッパ22の端部に設けた可動接点24と、この可
動接点24と対向し、かつ本体部分に固定される固定接
点25とを備えており、上記の可動接点24は電源26
に接続してあり、固定接点25は第6図にも示す電磁切
換弁11の駆動部に接続しである。
上記の可動ストッパ22とばね23とによって、上述し
た操作装置13のフルストローク位置の操作力の大小を
検出する操作力検出装置が構成され、上記の電源26と
、可動接点24.25により上記した電磁切換弁11を
駆動する駆動手段が構成されている。
このように構成した第4の実施例にあっては、油圧シリ
ンダ6を駆動させるために操作装置13が操作され、す
なわち操作レバー18が第7図の反時計方向、あるいは
時計方向のいずれかに回動すると、一体的にカム1つが
回動し、該当するブツシャ20を押し下げ、これにより
該当する減圧弁21が作動し、パイロットポンプ3から
減圧弁21を介して方向切換弁5の該当する駆動部にパ
イロット圧が供給され、方向切換弁5が作動し、主油圧
ポンプ2から吐出される圧油が方向切換弁5を介して油
圧シリンダ6に供給され、これによって油圧シリンダ6
が駆動する。そして、第8図に示すように、操作レバー
18がストローク量S1まで操作されると減圧弁21か
ら方向切換弁5の駆動部に出力されるパイロット圧、す
なわち出力圧は最大値P1となり、方向切換弁5の開口
量も最大となって最大流量が油圧シリンダ6に供給され
るが、このとき第7図に示すカム1つが可動ストッパ2
2に当接する。
ここで、操作レバー18に与えられる操作力が可動スト
ッパ22を移動させる力、すなわちばね23の力よりも
小さい場合は、カム1つすなわち操作レバー13の回動
が可動ストッパ22によって規制され、可動ストッパ2
2も動くことがない。
このとき、可動接点24と固定接点25とが離れた状態
にあることから、電源26と電磁切換弁11の駆動部と
は接続されず、したがって電磁切換弁11は第6図に示
す下段位置に保たれる。これにより、同第6図に示すよ
うに、パイロットポンプ3と低圧リリーフ弁8の駆動部
間がしゃ断され、この低圧リリーフ弁8が作動し、回路
の圧力の最大値は低圧リリーフ弁8の設定圧、すなわち
比較的小さい第1の圧力値に規定される。したがって主
油圧ポンプ2から油圧シリンダ6に比較的小さな圧力が
供給され、それほど力を必要としない所望の低圧による
作業を実施することができる。
また、上述のようにカム1つが可動ストッパ22に当接
した際、操作レバー18に与えられる操作力が可動スト
ッパ22を移動させる力、すなわちばね23の力よりも
大きい場合には、カム1つがさらに回動して可動ストッ
パ22を移動させ、操作レバー18は第8図のストロー
ク量S2まで回動する。そして、可動接点24と固定接
点25とが導通すると電源26から電力、すなわち駆動
信号が電磁切換弁11の駆動部に与えられ、この電磁切
換弁11が第6図の上段位置に切換えられる。これによ
り、パイロットポンプ3と低圧リリーフ弁8の駆動部が
連絡され、パイロット圧が低圧リリーフ弁8の駆動部に
与えられ、この低圧リリーフ弁8の駆動が停止する。し
たがって、回路の圧力の最大値は高圧リリーフ弁7の設
定圧、すなわち大きい第2の圧力値に規定され、主油圧
ポンプ2から油圧シリンダ6に大きな圧力が供給され、
大きな力を必要とする所望の高圧による作業を実施する
ことができる。
また、このような状態から操作レバー18に与えていた
操作力を弱くすると、あるいは操作レバー18を戻すと
、可動接点24が固定接点25から離れ、これにより電
源26と電磁切換弁11が第6図に示すように下段位置
に切換えられる。これにより、前述したように回路の圧
力の最大値は低圧リリーフ弁8の設定圧である比較的小
さい第1の圧力値となる。
このように構成した第4の実施例は、操作装置13の操
作レバー18に付与していた操作力に応じて回路圧力の
最大値を切換えることができ、他に何ら切換える操作を
必要とせず、優れた操作性が得られ、また高圧による作
業の終了時には操作レバー18の戻し操作により確実に
回路の圧力の最大値はより低い第1の圧力値となるので
装置の寿命を延ばすことができる。さらに、この第4の
実施例では、高圧を要する作業のときには操作レバー1
8のフルストローク位置での操作力を大きくする必要が
あり、低圧を要する作業のときは当該操作力を小さくす
る必要があることから、作業の種類と操作力とのマツチ
ングが良好におこなわれ、オペレータに良好な運転感触
を与えることができる。
第9図〜第11図は本発明の第4の手段、第6の手段、
及び第9の手段を含む第5の実施例を示す図で、第9図
は全体構成を示す回路図、第10図は操作装置部分を拡
大して示した図、第11図は第9図に示す回路に備えら
れる制御装置における処理手順を示すフローチャートで
ある。
この第5の実施例は、前述した第1図に示す第1の実施
例における構成から指令装置10、圧力検出手段17を
除いた構成にしてあり、また前述した第6図〜第8図に
示す第4の実施例と同様に操作装置13のフルストロー
ク位置の操作力の大小を検出する操作力検出装置を具備
し、この操作力検出装置で検出された操作力があらかじ
め定められる設定力よりも小さいときに、回路の圧力の
最大値をより小さい第1の圧力値に切換えるよう電磁切
換弁11の駆動を制御し、上記操作力が設定力よりも大
きいときに回路の圧力の最大値をより大きい第2の圧力
値に切換える駆動信号を電磁切換弁11の駆動部に出力
する駆動手段を設けである。
この第5の実施例の操作装置13は、第1O図に示すよ
うに、操作レバー18と、この操作レバー18と一体に
設けたカム19と、このカム1つに係合するブツシャ2
0と、このブツシャ20に連動する減圧弁21とを備え
るとともに、操作レバー18に貼付してひずみゲージ2
7a、27bを設けてあり、このひずみゲージ27a、
27bが操作装置13のフルストローク位置の操作力の
大小を検出する操作力検出装置を構成している。
上記したひずみゲージ27a、27bは制御装置14の
入力部に接続させてあり、また、この制御装置14は高
圧による作業を意図して操作装置13のフルストローク
位置において操作レバー18に比較的大きな操作力を与
えたときに生じるひずみゲージ27a、27bの抵抗変
化により得られる電流値を設定値11.12′としてあ
らかじめ記憶する記憶部と、実際の操作装置13のフル
ストローク位置の操作レバー18に与えられる操作力、
すなわちひずみゲージ27a、27bの検出値である電
流値Il、工2が上記した設定値I、’  I2’より
も小さいかどうか判別する演算部と、この演算部で検出
値工1、I2が設定値11 、■2′よりも小さいと判
別されたときに回路の圧力の最大値をより大きい第2の
圧力値とするように電磁切換弁11の駆動を制御する駆
動信号を出力し、検出値11、I2が設定値I。
■2′よりも大きいと判別されたときに回路の圧力の最
大値をより小さい第1の圧力値とするように電磁切換弁
11の駆動を制御する駆動信号を出力する出力部とを有
しており、この制御装置14が上述した駆動手段を構成
している。
このように構成した第5の実施例では、油圧シリンダ6
を作動させるためには操作装置13の操作レバー18が
操作されたとき、制御装置14において第11図に示す
手順にしたがって処理がおこなわれる。すなわちはじめ
に、手順S30に示すように、制御装置14の出力部か
ら電磁切換弁11を第9図に示す下段位置に切換えるよ
うに制御する駆動信号が当該電磁切換弁11の駆動部に
与えられる。これによりパイロットポンプ3と低圧リリ
ーフ弁8の駆動部との連絡は断たれ、当該低圧リリーフ
弁8が作動し、回路の圧力の最大値は低圧リリーフ弁8
の設定圧、すなわち比較的小さい圧力である第1の圧力
値に規定され、主油圧ポンプ2からこの第1の圧力値で
規定された圧力を方向切換弁5を介して油圧シリンダ6
に供給でき、所望のそれほど力を要さない土砂の掘削作
業等をおこなうことができる。
次いで第11図の手順S31に移り、操作レバー18に
与えられる操作力、すなわちこの操作力に応じて生じる
操作レバー18の変形によって検出されるひずみゲージ
27a、あるいは27bの電流検出値I!、I2が制御
装置14の入力部を介して演算部に読み込まれる。次い
で手順S32に移り、演算部に記憶部にあらかじめ記憶
されている設定値Il′が読み出され、この演算部で検
出値11が設定値工、′よりも小さいかどうか判別され
る。この手順S32の判別が満足されないときは、操作
レバー18が第10図の反時計方向に回動するように操
作された状慧で操作レバー18に与えられる操作力が比
較的小さい場合、あるいは操作レバー18の回動方向が
第10図の時計方向の場合であり手順833に移る。手
順33Bでは演算部に、記憶部にあらかじめ記憶されて
いる設定値12′が読み出され、この演算部で設定値I
2が設定値12′よりも小さいかどうか判別される。こ
の手順833の判別が満足されないときは、操作レバー
18が第10図の時計方向に回動するように操作された
状態で操作レバー18に与えられる操作力が比較的小さ
い場合、あるいは操作レバー18の回動方向が第10図
の反時計方向の場合であり手順S34に移る。この手順
S34では、前述した手順S30と同様に電磁切換弁1
1を下段位置に切換える駆動信号が出力されるが、今は
既に下段位置に切換えられているので、引き続きこの状
態が保持され、低圧による作業の実施が可能な状態とな
る。
そして、上記した手順S32の演算部における判別ある
いは手順S33の演算部における判別が満足されたとき
、すなわち操作レバー18のフルストローク位置におけ
る操作力が大きく、検出値工1が設定値■1′よりも小
さいと判別されたときは、高圧による作業が意図されて
いるときであり手順S35に移る。この手順S35では
、制御装置14の出力部から電磁切換弁11の駆動部に
第9図の上段位置に切換える駆動信号が出力される。こ
れにより当該電磁切換弁11は上段位置に切換えられ、
パイロットポンプ3と低圧リリーフ弁8の駆動部が連絡
される。したがって、低圧リリーフ弁8の作動が停止し
、回路の圧力の最大値は高圧リリーフ弁7の設定圧、す
なわち大きな圧力である第2の圧力値に規定される。こ
れに伴い、油圧ポンプ2から大きな圧力が方向切換弁5
を介して油圧シリンダ6に供給され、大きな力を要する
岩石の掘削作業等をおこなうことができる。
このような高圧による作業が終了しなときは操作レバー
18に与えていた操作力を弱めればよく、これにより上
記したS32.333の判別がそれぞれ満足されず手順
S34に移り、上述のように電磁切換弁11が下段位置
に切換えられ4低圧リリーフ弁8の設定圧で規定された
低圧によるイヤ業が可能になる。
このように構成した第5の実施例も、前述した第4の実
施例と同様に、操作レバー18に付与していた操作力の
大小に応じて回路圧力の最大値を切換えることができる
ので優れた操作性が得られ、また高圧による作業の終了
時には確実に低圧に切換えることができて装置の寿命を
延ばすことができ、さらに作業の種類と操作力とのマツ
チングを良好に実現できるので、良好な運転感触が得ら
れる。
第12図は本発明の第4の手段、第7の手段、及び第9
の手段を含む第6の実施例の全体構成を示す回路図であ
る。
この第6の実施例は、前述した第6図に示す第4の実施
例の構成に加えて電源28と、この電源28と電磁切換
弁11の駆動部との間にスイッチ2つとを設けたもので
ある。このように構成した第6の実施例にあっては、前
述した第4の実施例と同等の作用効果を奏するとともに
、スイッチ29を閉じることにより電磁切換弁の駆動部
に駆動信号が出力され、電磁切換弁11が同第12図の
下段位置に切換えられ、パイロットポンプ3と低圧リリ
ーフ弁8の駆動部が連絡されてパイロット圧がこの低圧
リリーフ弁8の駆動部に供給され、低圧リリーフ弁8の
作動が停止して回路の圧力の最大値は高圧リリーフ弁7
の設定圧、すなわち大きな圧力である第2の圧力値に規
定され、油圧シリンダ6に大きな圧力を供給でき、所望
の高圧による作業、つまり大きな力を要する作業を実現
でき、この高圧による作業のための回路の圧力の最大値
を操作レバー13の操作力の他に必要に応じてスイッチ
29を用いて行うことができる。
第13図、第14図は本発明の第8の手段及び第9の手
段を含む第7の実施例を示す図で、第13図は全体構成
を示す回路図、第14図は第13図に示す回路に備えら
れる制御装置における処理手順を示すフローチャートで
ある。
この第7の実施例は前述した第1図に示す第1の実施例
における構成から指令装置10と、圧力検出手段17と
を除いた構成にしであるとともに、第13図に示すよう
に制御装置14にひずみゲージ36を接続してあり、こ
のひずみゲージ36は例えば油圧ショベルの作業機を構
成するフロント部材、例えばブーム31に貼着しである
。なお、同第13図に示すようにブーム31はヒンジピ
ン32を介して上部旋回体30に回動可能に接続され、
ブーム31の先端にはヒンジピン34を介してアーム3
3が回動可能に接続され、アーム33の先端にはパケッ
ト35が回動可能に接続されている。そして、上記した
制御装置14は、ひずみゲージ36で検出された検出ひ
ずみεを入力する入力部と、試験的あるいは経験的に考
えられる低圧による作業においてはブーム31に生じえ
ないと考えられるひずみとその継続時間を考慮して第1
の設定ひずみε1と第1の所定時間T、をあらかじめ設
定してあり、また試験的あるいは経験的に考えられる高
圧による作業においてはブーム31に生じえないと考え
られるひずみとその継続時間を考慮して第2の設定ひず
みε2と第2の所定時間T6をあらかじめ設定する記憶
部と、上述の検出ひずみεが第1の所定時間T5の間第
1の設定ひずみε1より大きいがどうが判別するととも
に、検出ひずみεが第2の所定時間T6の間第2の設定
ひずみε2より小さいかどうか判別する演算部と、この
演算部で検出ひずみεが第1の所定時間T5の間第1の
設定ひずみε1より大きいと判別されたときに回路の圧
力の最大値をより大きい第2の圧力値に切り換える駆動
信号を出力し、検出ひずみεが第2の所定時間T6の間
第2の設定ひずみε2より小さいと判別されたときに回
路の圧力の最大値をより小さい第1の圧力値に切換える
駆動信号を出力する出力部を具備している。
上記した第1の所定時間T5は例えば数秒の時間とし、
第2の所定時間T6は高圧による作業時間を考慮して例
えば10秒前後の時間にしである。
このように構成した第7の実施例にあっては、第14図
に示す手順にしたがって処理がおこなわれる。すなわち
、はじめに手順S40に示すように、制御装置14の演
算部でフラッグF=Oとされ、出力部から電磁切換弁1
1の駆動部にこの電磁切換弁11を第13図に示す下段
位置に切換える駆動信号が出力される。次いで同第14
図の手順S41に移り、ひずみゲージ36によって検出
されたブーム31に生じるひずみ、すなわち検出ひずみ
εが制御装置14の入力部を介して演算部に読み込まれ
る。次いで手順S42に移り、演算部でフラッグF=1
かどうか判別される。今、F=0であるからこの判別が
満足されず手順S43に移る。この手順343では演算
部で、F=Oとなってから第1の所定時間T5連続して
検出ひずみεが第1の設定ひずみε1以上かどうか、記
憶部に記憶された当該第1の所定時間T5と第1の設定
ひずみεlとから判別される。この手順34Bの判別が
満足されないときは、低圧による作業、例えば土砂の掘
削作業等の実施中であり、上記した手順S41に戻る。
この間、電磁切換弁11が第13図の下段位置に切換え
られていることから、低圧リリーフ弁8が作動し、回路
の圧力の最大値は低圧リリーフ弁8の設定圧、すなわち
比較的小さい圧である第1の圧力値となり、油圧シリン
ダ6の駆動によってそれほど大きな力を要さない所望の
低圧による作業をおこなうことができる。
また、上記した第14図の手順34Bの判別が満足され
たときは、高圧による作業、例えば大きな力を必要とす
る岩石の掘削作業等が意図される場合であり、手順S4
4に移る。この手順S44では、演算部でフラッグF=
1とされるとともに、出力部から電磁切換弁11の駆動
部に、この電磁切換弁11を第13図の上段位置に切換
える駆動信号が出力され、手順S41に戻る。次いで、
手順S41による検出ひずみεの読み込みの後、手順S
42においてフラッグF=1かどうか判別される。今、
フラッグF=1となっていることがら手順S45に移る
。この手順S45では、フラッグF=1となってから第
2の所定時間T6継続して検出ひずみε2が第2の設定
ひずみε2以下かどうか、記憶部に記憶された当該第2
の所定時間T6と第2の設定ひずみε2とから判別され
る。
この手順S45の判別が満足されないときは、高圧によ
る作業の実施中であり手順S41に移る。
この間、電磁切換弁11が第13図の上段位置に切換え
られていることから、パイロット圧が低圧リリーフ弁8
の駆動部に供給されて、これにより低圧リリーフ弁8の
駆動部が停止し、回路の圧力の最大値は、高圧リリーフ
弁7の設定圧、すなわち大きい圧力である第2の圧力値
に規定され、これに伴って油圧シリンダ6の駆動によっ
て大きな力を要する作業をおこなうことができる。
また、上記した第14図の手順S45の判別が満足され
たときは、手順S46に移る。この手順S46では、演
算部でフラッグF=Oとされ、出力部から電磁切換弁1
1の駆動部にこの電磁切換弁11を第13図の下段位置
に切換える駆動信号すなわち低圧の作業を可能にする駆
動信号が出力され、手順S41に戻る。
このように構成した第7の実施例にあっても、回路圧力
の切換えが(’I−業の種類に応じて自動的におこなわ
れ、また高圧を要する作業の終了時には自動的に回路圧
力を低圧にすることができ、したがって回路圧力の切換
え操作性に優れ、しかも長時間の高圧付与による油圧機
器やフロント部材の破損を防止でき、装置の寿命を延ば
すことができる。
第15図は本発明の第8の手段及び第9の手段を含む第
8の実施例を示すフローチャー1〜である。
この第8の実施例は、基本的な構成は前述した第13図
に示す第7の実施例と同等の構成にしであるが、制御装
置の構成が第7の実施例におけるものと異なっている。
制御装置の記憶部には、試験的あるいは経験的に考えら
れる低圧による作業におけるブーム31に生じえないと
考えられるひずみとその継続時間を考慮して第7の実施
例と同様の設定ひずみεlと第1の所定時間T、とをあ
らかじめ設定しであるとともに、試験的あるいは経験的
に考えられる高圧による作業の作業時間を超える時間を
第2の所定時間T7としてあらかじめ設定してあり、第
2の所定時間T7−は高圧による作業を考慮して例えば
10秒前後の時間にしである。また、制御装置はひずみ
ゲージで検出された検出ひずみεが第1の所定時間T5
の間あらかじめ設定される設定ひずみε1より大きいが
どうか判別するとともに、この判別の後、検出ひずみε
の大きさが第2の所定時間T7の間継続されたかどうか
判別する演算部と、検出ひずみεが第1の所定時間T5
の間設定ひずみε1より大きいと判別されたとき、回路
の圧力の最大値をより大きい第2の圧力値に切換える駆
動信号を出力し、また上述の判別の後、検出ひずみεの
大きさが第2の所定時間T7の間継続されたと判別され
たときに回路の圧力の最大値をより小さい第1の圧力値
に切換える駆動信号を出力する出力部を有している。
このように構成した第8の実施例における処理手順は第
15図に示すものであるが、この第15図に示すフロー
チャートと前述した第14図に示すフローチャートとは
、第14図に示すフローチャートの手順S45と第15
図に示すフローチャートの手順S55との内容が互いに
異なるだけで、第14図に示すフローチャートの手順S
40.41.42.43.44.46の内容と第15図
に示すフローチャートの手順S50.51.52.53
.54.56の内容は同等である。したがって、説明の
重複を避け、内容の異なる第15図の手順S55に係る
部分についてのみ述べる。
第15図の手順S55は、既にフラッグF=1となって
いることから高圧による作業が実施されている場合にお
ける演算部の判別である。この手順S55は、フラッグ
F=1となってから第2の所定時間T7が経過したかど
うか判別される。この判別が満足されないときは、当該
高圧による作業が終了していない場合であり、くり返し
当該作業の終了まで手順S55の判別がおこなわれる。
手順S55の判別が満足されたときには、高圧による作
業が終了したことになり、手順S56に移り、回路の圧
力の最大値をより小さい第1の圧力値とすることがおこ
なわれる。他の処理、及び各動作は前述した第7の実施
例におけるものと同様である。
このように構成した第8の実施例にあっても、前述した
第7の実施例と同様に回路の圧力の最大値の切換えが自
動的におこなわれ、したがって回路圧力の切換え操作性
に優れるとともに、装置の寿命を延ばすことができる。
なお、上記した第7、第8の実施例ではひずみケージ3
6をブーム31に貼着しであるが、ひずみゲージ36を
アーム33、バゲット35、あるいはヒンジピン32.
34等に貼着してそのひずみを検出する構成にしてもよ
い。
第16図(a)は本発明の第10の手段を含む第9の実
施例を示す回路図、第16図(b)は第16図(a)に
示す回路において得られるP−Q特性を示す図である。
この第9の実施例では、主油圧ポンプとして可変容量油
圧ポンプ2aを設け、この可変容量油圧ポンプ2aの押
しのけ容積を制御する愚夫制御用レギュレータ37を備
えている。そして、回路圧力を大きい第2の圧力値と小
さい第1の圧力値とに切換える圧力切換手段が、パイロ
ットポンプ3と、このパイロットポンプ3の圧力を規定
するパイロットリリーフ弁つと、パイロットポンプ3と
上述の馬力制御用レギュレータ37との間に連絡され、
パイロットポンプ3のパイロット圧に応じて駆動し、上
述の馬力制御用レギュレータ37の駆動を制御するカッ
トオフ弁38を含む構成にしである。なお、カットオフ
弁38の駆動部38aは、第1の実施例を示す第1図の
電磁切換弁11に連絡され、パイロット圧が供給可能に
なっている。また第16図(a)中、3つはメインリリ
ーフ弁である。
この第9の実施例では、電磁切換弁11が例えば第1図
に示す下段位置に切換えられているときは、カットオフ
弁38の駆動部38aにパイロット圧が導かれないこと
から、カットオフ弁38aはそのばね38bの力に応じ
て作動し、第16図(b)の特性図で示すように油圧ポ
ンプ2aから吐出される圧油の圧力、すなわち回路圧力
の最大値はより小さい第1の圧力値PLに規制される。
このような状態から上述した電磁切換弁11が第1図に
示す上段位置に切換えられると、カットオフ弁38の駆
動部38aにパイロット圧が導かれ、カットオフ弁38
はその作動ストロークを大きくし、第16図(b)の特
性図で示すように、回路圧力の最大値は第1の圧力値P
Lよりも大きい第2の圧力値PHとなる。PXは回路の
安全上設定されるメインリリーフ弁39の圧力である。
このように圧力切換手段を構成したものも、電磁切換弁
11が第1図の下段位置に切換えられたときは、第1の
圧力値PLで規定された低い圧力を同第1図に示す油圧
シリンダ6に供給したそれほど力を要さない土砂の掘削
作業等を実現でき、また、電磁切換弁11が第1図の上
段位置に切換えられたときは、第2の圧力値P)Iで規
定されたより大きい圧力を同第1図に示す油圧シリンダ
6に供給して大きな力を要する岩石の掘削作業等を実現
できる。
〈発明の効果〉 本発明の土木・建設機械の油圧駆動装置は、以上のよう
に構成したことにより回路圧力の切換えが容易でこの回
路圧力の切換え操作性に優れ、しかも高圧を要する作業
の終了時には確実に回路圧力を低圧にすることができ、
装置の寿命を従来に比べて延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の土木・建設機械の油圧駆動
装置の第1の手段及び第9の手段を含む第1の実施例を
示す図で、第1図は全体構成を示す回路図、第2図は第
1図に示す回路に備えられる制御装置の処理手順を示す
フローチャート、第3図及び第4図は本発明の第2の手
段及び第9の手段を含む第2の実施例を示す図で、第3
図は全体構成を示す回路図、第4図は第3図に示す回路
に備えられる制御装置の処理手順を示すフローチャート
、第5図は本発明の第3の手段及び第9の手段を含む第
3の実施例を示すフローチャート、第6図〜第8図は本
発明の第4の手段、第5の手作装置の操作により得られ
る特性を示す図、第9図〜第11図は本発明の第4の手
段、第6の手段、及び第9の手段を含む第5の実施例を
示す図で、第9図は全体構成を示す回路図、第10図は
操作装置部分を拡大して示した図、第11図は第9図に
示す回路に備えられる制御装置における処理手順を示す
フローチャート、第12図は本発明の第4の手段、第7
の手段及び第9の手段を含む第6の実施例の全体構成を
示す回路図、第13図、第14図は本発明の第8の手段
及び第9の手段を含む第7の実施例を示す図で、第13
図は全体構成を示す回路図、第14図は第13図に示す
回路に備えられる制御装置における処理手順を示すフロ
ーチャート、第15図は本発明の第8の手段及び第9の
手段を含む第8の実施例を示すフローチャート、第16
図(a)は本発明の第10の手段を含む第9の実施例を
示す回路図、第16図(b)は第16図(a)に示す回
路において得られるP−Q特性を示す図、第17図は従
来の土木・建設機械の油圧駆動装置の一例を示す回路図
である。 1・・・・・・原動機、2・・・・・・主油圧ポンプ、
2a・・・・・・可変容量油圧ポンプ、3・・・・・・
パイロットポンプ、4・・・・・・タンク、5・・・・
・・方向切換弁、6・・・・・・油圧シリンダ、7・・
・・・・高圧リリーフ弁、8・・・・・・低圧リリーフ
弁、9・・・・・・パイロットリリーフ弁、10・・・
・・・指令装置、11・・・・・・電磁切換弁、12・
・・・・・アース、14・・・・・・制御装置、17・
・・・・・圧力検出手段、18、・・・・・ti 作レ
バー、19・・・・・・カム、20・・・・・・ブツシ
ャ、21・・・・・・減圧弁、22・・・・・・可動ス
トッパ、23・・・・・・ばね、24・・・・・・可動
接点、25・・・・・・固定接点、26・・・・・・電
源、27a、27b・・・・・・ひずみゲージ、28・
・・・・・電源、29・・・・・・スイッチ、30・・
・・・上部旋回体、31・・・・・・ブーム、32・・
・・・・ヒンジピン、33・・・・・・アーム、34・
・・・・・ヒンジピン、35・・・・・・パケット、3
6・・・・・・ひずみゲージ、37・・・・・・馬力制
御用レギュレータ、38・・・・・・カットオフ弁、3
8a・・・・・・駆動部、38b・・・・・・ばね、3
つ・・・・・・メインリリーフ弁。 箪1図 11i2図 第3 図 第4図 N5図 jI6−図 1 第7図 第8図 又Lローフ量 第9図 /1 第10図 第1/図 第12図 913図 第14図 第15図 N16図 (σ) <b+

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)原動機と、この原動機によつて駆動される油圧ポ
    ンプと、この油圧ポンプから吐出される圧油によつて駆
    動する油圧シリンダと、上記油圧ポンプから上記油圧シ
    リンダに供給される圧油の流れを制御する方向切換弁と
    、この方向切換弁を駆動する操作装置と、回路圧力の最
    大値を少なくとも第1の圧力値と、この第1の圧力値よ
    りも大きい第2の圧力値の2段階に切換える圧力切換手
    段とを備えた土木・建設機械の油圧駆動装置において、
    上記油圧ポンプの吐出圧を検出する圧力検出手段と、上
    記第2の圧力値を指令する指令信号を出力する指令装置
    と、上記圧力検出手段で検出された検出圧力が、所定時
    間の間あらかじめ設定される設定圧力より小さいかどう
    か判別する演算部、及びこの演算部で上記検出圧力が上
    記所定時間の間上記設定圧力よりも小さいと判別された
    ときに第1の圧力値に切換える駆動信号を上記圧力切換
    手段に出力し、上記指令装置から指令信号が出力された
    ときに第2の圧力値に切換える駆動信号を上記圧力切換
    手段に出力する出力部を有する制御装置とを備えたこと
    を特徴とする土木・建設機械の油圧駆動装置。
  2. (2)原動機と、この原動機によつて駆動される油圧ポ
    ンプと、この油圧ポンプから吐出される圧油によつて駆
    動する油圧シリンダと、上記油圧ポンプから上記油圧シ
    リンダに供給される圧油の流れを制御する方向切換弁と
    、この方向切換弁を駆動する操作装置と、回路圧力の最
    大値を少なくとも第1の圧力値と、この第1の圧力値よ
    りも大きい第2の圧力値の2段階に切換える圧力切換手
    段とを備えた土木・建設機械の油圧駆動装置において、
    上記油圧ポンプの吐出圧を検出する圧力検出手段と、上
    記圧力検出手段で検出された検出圧力が、第1の所定時
    間の間あらかじめ設定される第1の設定圧力より大きい
    かどうか判別するとともに、該検出圧力が、第2の所定
    時間の間あらかじめ設定され上記第1の設定圧力より小
    さい第2の設定圧力より小さいかどうか判別する演算部
    、及びこの演算部で上記検出圧力が、上記第1の所定時
    間の間上記第1の設定圧力より大きいと判別されたとき
    に上記第2の圧力値に切換える駆動信号を上記圧力切換
    手段に出力し、上記検出圧力が、第2の所定時間の間上
    記第2の設定圧力より小さいと判別されたときに第1の
    圧力値に切換える駆動信号を上記圧力切換手段に出力す
    る出力部を有する制御装置を備えたことを特徴とする土
    木・建設機械の油圧駆動装置。
  3. (3)原動機と、この原動機によつて駆動される油圧ポ
    ンプと、この油圧ポンプから吐出される圧油によつて駆
    動する油圧シリンダと、上記油圧ポンプから上記油圧シ
    リンダに供給される圧油の流れを制御する方向切換弁と
    、この方向切換弁を駆動する操作装置と、回路圧力の最
    大値を少なくとも第1の圧力値と、この第1の圧力値よ
    りも大きい第2の圧力値の2段階に切換える圧力切換手
    段とを備えた土木・建設機械の油圧駆動装置において、
    上記油圧ポンプの吐出圧を検出する圧力検出手段と、上
    記圧力検出手段で検出された検出圧力が、第1の所定時
    間の間あらかじめ設定される設定圧力より大きいかどう
    か判別するとともに、この判別の後上記検出圧力の大き
    さが第2の所定時間の間継続されたかどうか判別する演
    算部、及びこの演算部で上記検出圧力が、上記第1の所
    定時間の間設定圧力より大きいと判別されたときに上記
    第2の圧力値に切換える駆動信号を上記圧力切換手段に
    出力し、上記判別の後上記検出圧力の大きさが第2の所
    定時間の間継続されたと判別されたときに上記第1の圧
    力値に切換える駆動信号を上記圧力切換手段に出力する
    出力部を有する制御装置を備えたことを特徴とする土木
    ・建設機械の油圧駆動装置。
  4. (4)原動機と、この原動機によつて駆動される油圧ポ
    ンプと、この油圧ポンプから吐出される圧油によつて駆
    動する油圧シリンダと、上記油圧ポンプから上記油圧シ
    リンダに供給される圧油の流れを制御する方向切換弁と
    、この方向切換弁を駆動する操作装置と、回路圧力の最
    大値を少なくとも第1の圧力値と、この第1の圧力値よ
    りも大きい第2の圧力値の2段階に切換える圧力切換手
    段とを備えた土木・建設機械の油圧駆動装置において、
    上記操作装置のフルストローク位置の操作力の大小を検
    出する操作力検出装置を設けるとともに、この操作力検
    出装置で検出された操作力があらかじめ定められる設定
    力よりも小さいときに上記の第1の圧力値に切換えるよ
    うに上記した圧力切換手段の駆動を制御し、上記操作力
    検出装置で検出された操作力があらかじめ定められる設
    定力よりも大きいときに上記第2の圧力値に切換えるよ
    うに上記圧力切換手段の駆動を制御する駆動手段を設け
    たことを特徴とする土木・建設機械の油圧駆動装置。
  5. (5)操作力検出装置が操作レバーの回動を規制可能な
    可動ストッパと、この可動ストッパに係着され、設定力
    を与えるばねとからなるとともに、駆動手段が電源と、
    上記可動スツトパに備えられ、上記電源と圧力切換手段
    を導通可能にする接点とからなることを特徴とする請求
    項(4)記載の土木・建設機械の油圧駆動装置。
  6. (6)操作力検出装置が操作装置の操作レバーに貼着さ
    れるひずみゲージからなり、駆動手段が、上記ひずみゲ
    ージの電流検出値があらかじめ設定される設定値よりも
    小さいかどうか判別する演算部、及びこの演算部で電流
    検出値が設定値よりも小さいと判別されたときに第2の
    圧力値に切換える駆動信号を圧力切換手段に出力し、検
    出値が設定値よりも大きいと判別されたときに第1の圧
    力値に切換える駆動信号を圧力切換手段に出力する出力
    部を有する制御装置であることを特徴とする請求項(4
    )記載の土木・建設機械の油圧駆動装置。
  7. (7)電源と、この電源に接続され、第2の圧力値に切
    換える駆動信号を上記圧力切換手段に出力可能なスイッ
    チとを備えたことを特徴とする請求項(4)記載の土木
    ・建設機械の油圧駆動装置。
  8. (8)原動機と、この原動機によつて駆動される油圧ポ
    ンプと、この油圧ポンプから吐出される圧油によつて駆
    動する油圧シリンダと、上記油圧ポンプから上記油圧シ
    リンダに供給される圧油の流れを制御する方向切換弁と
    、この方向切換弁を駆動する操作装置と、回路圧力の最
    大値を少なくとも第1の圧力値と、この第1の圧力値よ
    りも大きい第2の圧力値の2段階に切換える圧力切換手
    段とを備えた土木・建設機械の油圧駆動装置において、
    フロント部材に貼着されるひずみゲージと、このひずみ
    ゲージで検出された検出ひずみが、第1の所定時間の間
    あらかじめ設定される第1の設定値より大きいかどうか
    判別するとともに、該検出ひずみが第2の所定時間の間
    あらかじめ設定され上記第1の設定値より小さい第2の
    設定値より小さいかどうか判別する演算部、及びこの演
    算部で上記検出ひずみが上記第1の所定時間の間第1の
    設定値より大きいと判別されたときに上記第2の圧力値
    に切換える駆動信号を上記圧力切換手段に出力し、上記
    検出ひずみが上記第2の所定時間の間上記第2の設定値
    より小さいと判別されたときに上記第1に圧力値に切換
    える駆動信号を上記圧力切換手段に出力する出力部を有
    する制御装置を備えたことを特徴とする土木・建設機械
    の油圧駆動装置。
  9. (9)圧力切換手段が、パイロットポンプと、このパイ
    ロットポンプに連絡した電磁切換弁と、回路の低圧時の
    最大圧力を制御し上記電磁切換弁を介して与えられる上
    記パイロットポンプのパイロット圧により作動を停止す
    る低圧リリーフ弁と、回路の高圧時の最大圧力を制御す
    る高圧リリーフ弁とを含むことを特徴とする請求項(1
    )、(2)、(3)、(4)、(8)のいずれかに記載
    の土木・建設機械の油圧駆動装置。
  10. (10)油圧ポンプが可変容量油圧ポンプからなり、こ
    の可変容量油圧ポンプの押しのけ容積を制御する馬力制
    御用レギュレータを備えるとともに、圧力切換手段が、
    パイロットポンプと、このパイロットポンプに連絡した
    電磁切換弁と、上記馬力制御用レギュレータの駆動を制
    御し上記電磁切換弁を介して与えられる上記パイロット
    ポンプのパイロット圧に応じて駆動するカットオフ弁を
    含むことを特徴とする請求項(1)、(2)、(3)、
    (4)、(8)のいずれかに記載の土木・建設機械の油
    圧駆動装置。
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