JPH03109283A - セラミックス構造体 - Google Patents

セラミックス構造体

Info

Publication number
JPH03109283A
JPH03109283A JP24082789A JP24082789A JPH03109283A JP H03109283 A JPH03109283 A JP H03109283A JP 24082789 A JP24082789 A JP 24082789A JP 24082789 A JP24082789 A JP 24082789A JP H03109283 A JPH03109283 A JP H03109283A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceramic
metal
glass
plastic
porosity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP24082789A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2622756B2 (ja
Inventor
Yoshiyuki Yasutomi
安富 義幸
Katsuhiro Sonobe
薗部 勝弘
Tadahiko Mitsuyoshi
忠彦 三吉
Kouki Uefune
貢記 上船
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP24082789A priority Critical patent/JP2622756B2/ja
Publication of JPH03109283A publication Critical patent/JPH03109283A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2622756B2 publication Critical patent/JP2622756B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、セラミックス構造体に係るものであり、特に
ディスクの基体となる円板に使用される、気孔を有する
セラミックスで構造し、セラミックス気孔部にプラスチ
ック、ガラス、金属を含有したセラミックス構造体に関
する。
〔従来の技術〕
計算機の記憶装置には、磁気ディスク、光ディスク、光
磁気ディスクがある。磁気ディスク装置の概略図を第4
図に示す。磁気ディスク装置とは、ベース8に回転自在
に支持された軸9に多数の磁気ディスク10を取り付け
、駆動手段11によって磁気ディスク9を高速で回転さ
せる。そしてキャリッジ12に固定された磁気ヘッド1
3を、磁気ディスク10の半径方向に移動させ、記録の
読出し、書き込みを行うようになっている。そして、磁
気ディスクは、非磁性から成るディスクの両面に、バイ
ンダと磁性材料の微粉末を混ぜた磁性膜を塗布して形成
される。また光デイスク装置の概略図を第5図に示す。
半導体レーザからでた光の熱によってメモリー薄膜の微
小部分を蒸発させてピッ)を形成する方法で屈折率の変
化を利用する。最近は、光と磁気を利用した光磁気ディ
スク装置が開発されている。
このようなディスク装置において、ディスクの高速回転
によって、ディスクに遠心力が作用する。従来のプラス
チックやアルミニウム金属製では、剛性が小さいために
現状以上の大型化、高速回転化は不可能であった。なぜ
なら、剛性が小さいとディスクが変形、振動するために
、磁気ヘッドとの接触が不安定になり摺動事故や記録損
失が生じるという極めて重大な事故につながる。光、光
磁気ディスクについても同様である。
この剛性を改善する方法としてディスクに剛性の高いセ
ラミックスを使用することが開示されている(特開昭5
6−19527号、特開昭59−165243号、特開
昭59−175033号各公報など)。しかし、単にセ
ラミックスを使用しただけでは、剛性が高い代わりに脆
性破壊が生じやすい。そのために信頼性が従来材に比較
して極めて低い。つまり、少しの変形や振動が生じると
脆性材料のために簡単に破壊に達してしまい事故への危
険度が高かった。
〔発明が解決しようとしている課題〕
上記従来技術は、セラミックスをディスクに使用した場
合の信頼性の点について配慮がされておらず、ディスク
の破壊事故が生じやすいという問題があった。
本発明の目的は、ディスクの高速化、大型化に対して特
性と信頼性に優れたセラミックス構造体を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本願発明では、通気孔率5
〜60容量%の通気孔を有するセラミックス、又は、反
応焼結セラミックスの通気孔の少なくとも一部が、プラ
スチック、ガラス、金属の少なくとも一種で埋められて
おり、比剛性(ヤング率/密度)が3.3X106m以
上であるセラミックス構造体、としたものであり、また
、通気孔率5〜60容量%の通気孔を有する反応焼結セ
ラミックスの通気孔の少なくとも一部が、プラスチック
、ガラス、金属の少なくとも一種で埋められているセラ
ミックス構造体、としたものである。
更に、上記目的を達成するために、本発明では、通気孔
率5〜60容量%の通気孔を有するセラミックス、又は
、反応焼結セラミックスの通気孔の少なくとも一部が、
プラスチック、ガラス、金属の少なくとも一種で埋めら
れ、かつ表面がプラスチック、ガラス、金属の少なくと
も一種で覆われているセラミックス構造体、としたもの
である。
次に、本発明の詳細な説明する。
本発明は、第1図に示すように、多孔質セラミックス1
の気孔2にプラスチック、ガラス、金属の少なくとも一
種3を埋めることにより、セラミックスの脆性破壊を防
止することが可能となる。そして、さらに第2図に示す
ように表面がプラスチック、ガラス、金属の少なくとも
一種で覆われているとさらに表面からのクラックの発生
を防止できるのでより信頼性の高いディスクが得られる
。本発明品は、連通気孔を有するために、上記プラスチ
ック、ガラス、金属が網目上にセラミックス内部に形成
され、セラミックスの脆性破壊を防止することが可能と
なる。4は磁気ディスクの場合、磁性膜である。
本発明による光ディスクの場合は、断面図第1図と同様
で7は光記録用薄膜である。
またバインダと磁性材料の微粉末を混ぜた磁性膜を、形
成する際に、気孔中に上記のバインダと微粉末が含浸さ
れ、上記と同様の効果が得られる。
該セラミックスは窒化物、酸化物、酸窒化物、炭化物の
少なくとも一種の粒子及び/またはボイス力で構成でき
る。特に密度の小さい5iC1SI3N4を主成分とす
るのが好ましい。なぜならディスクが軽層となり回転の
立上り、停止時の応答性が高くできるためである。また
、ホイスカと粒子との複合材とすることにより、靭性が
向上でき磁気ディスクとして好ましいセラミック構造体
となる。本発明において、無機化合物の平均粒径は10
0μm以下とするのが好ましい・なぜなら・ 100μ
mより大きいと粒子の脱落が生じやすくなり汚染の元に
なりやすいからである。
該セラミックスは、平均粒径100μm以下の炭化物、
酸化物、窒化物、酸窒化物の少なくとも一種の無機化合
物と、平均粒径が該無機゛化合物より小さい513N4
からなり、及び通気孔量が5から60vo1%、最大気
孔径が30μm以下の通気孔で構成することにより、強
度を向上できる。そして気孔は、連通気孔であるとプラ
スチック、ガラスあるいは金属を含浸させるのに好適で
ある。また該無機化合物にホイスカを用いると更に強度
を向上できる。特に、該セラミックスを平均粒径100
μm以下の炭化物、酸化物、窒化物、酸窒化物の少なく
とも一種の無機化合物と、金属Si粉末とからなる成形
体を、窒化して得られるSi3N、で反応結合したセラ
ミックスで構成することにより、焼結時寸法変化率が小
さく、精密焼結可能で、後加工をほとんど必要としない
ので低コストで製造可能である。
そして、該セラミックス気孔中に径1μm以下の金属S
i粉末から生成した窒化物ホイスカーが存在していると
、靭性が向上できディスクとして好ましい。本発明で得
られるセラミックスは、ヤング率100 GPa以上を
有する。
信頼性を向上させるため、多孔質セラミックスの気孔中
に埋められるプラスチックやガラスは、非磁性から成る
ディスクの両面に、バインダと磁性材料の微粉末を混ぜ
た磁性膜を塗布して形成する際に使用されるバインダや
、その他ポリエチレン、ポリイミドなど一般に使用され
る熱可塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂を使用するのが好
ましい。また、金属にはアルミなどの融点が1000℃
以下のものを使用するのが取扱い上好ましい。
本発明は、第3図に示すように気孔の多孔質セラミック
ス1が、平均粒径100μm以下の炭化物、酸化物、窒
化物、酸窒化物の少なくとも一種の無機化合物5.5i
3N46、及び通気孔量が5から60vo1%、最大気
孔径が30μm以下の通気孔2からなり、粒子間の微小
な気孔中にプラスチック、ガラス、金属の少なくとも一
種3が埋められていることにより達成される。
特に本発明においては、5のSiJ<粒子は、無機化合
物と金属Si粉末の成形体を窒化反応させて生成したS
i3N、粒子とするのが好ましい。
なぜなら、これによって生成したSI、N4粒子は3μ
m以下の均一微細であり、気孔径も30μm以下のもの
が容易に得られるからである。
またこの方法では、該気孔中に直径1μm以下の窒化物
ボイスカーが生成し、気孔中の埋められたプラスチック
または金属との接触面積が増加し延性を高めることがで
き、破壊防止ができる。
本発明において、第1図、第2図、第3図に示すディス
ク表面に塗布された磁性膜表面に、フッ素オイル、フッ
素樹脂などの油や、固体潤滑剤の皮膜を形成するとヘッ
ドとの摺動特性が向上するので好ましい。
本発明により、ディスクの直径が2インチから30イン
チまで可変可能となり、計算機の大型化、計算機のスピ
ードアップ化が可能となる。
〔作 用〕
本発明は、セラミックス構造体に係るものであり、特に
ディスクの基体となる円板を連通気孔を有するセラミッ
クスで構成し、セラミックス気孔部にプラスチック、ガ
ラス、金属を含浸したディスクとすることによりセラミ
ックスの欠点である脆性破壊を克服することができる。
したがって、ディスク装置の剛性や信頼性を著しく向上
させることができ、アクセスタイムを大幅に短縮出来る
〔実施例〕
以下、本発明を実施例で説明するが、本発明はこれらに
限定されない。
実施例1 平均粒径2μmの81粉末50重量部と平均粒径1μm
の81粉末50重量部にポリビニルブチラール7部(以
下、部は重量部)トリクロロエチレン22部、テトラク
ロロエチレン32部、n−ブチルアルコール41’B、
ブチルフタリルグリコール酸ブチル2部を加え、ボール
ミルで24時間混合し、スラリーを作る。真空脱気処理
により、スラリーから気泡を除去する。
次にドクターブレードを用いてポリエステルフィルム上
に約0.7 mmの厚さに作製し、炉を通して乾燥させ
グリーンシート(生の成形体)を作った。グリーンシー
トを直径14インチに切断した。成形体のワックス分を
除去した後、窒素ガス中1380℃まで段階的に長時間
かけて加熱処理し、SiJ4結合SiCセラミックスを
得た。
この時の成形体から焼結体への寸法変化率は0.15%
と小さく寸法精度に優れたものが得られた。焼結体の通
気孔率は25%、気孔径20μm以、下、ヤング率は1
40 GPaであった。また該気孔にはSi3N、ホイ
スカーが生成していた。
そして、通気孔にオートクレーブ(温度150℃、圧力
10 kg/ cm2)によりポリエチレンを埋めた。
その表面に磁性膜を遠心力を利用して塗布した。第3図
に本発明品の模式図を示す。評価は、第4図の概略図に
示す磁気ディスク装置に組み込み試験をおこなった。
上記ポリエチレンで埋めたセラミックス表面にポリエチ
レンの皮膜を形成後磁性膜を形成し、同様に試験した。
その結果、回転数9.000rpmで500時間試験後
も破壊が生じず、また記録機能も全く問題なかった。そ
れに対して、従来のアルミニウム基板では5.000 
rpmで記録破壊が生じてしまった。
プラスチックには、ポリエチレン以外にポリプロピレン
、ポリスチレン、メタクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、フ
ッ素系プラスチック、ポリウレタン、ポリアミド、シリ
コーン樹脂、天然ゴム、無機系プラスチック、エポキシ
樹脂、ポリエステル樹脂、フェノール樹脂などを使用し
ても同様の特性が得られる。
プラスチックの代わりにホウケイ酸ガラス、フッ化物ガ
ラス、オキシナイトライドガラスなどを使用しても、回
転数8.000rpmで500時間試験後も破壊が生じ
ず、また記録機能も全く問題なかった。
またプラスチックとガラスの混合物を使用しても同様に
優れた特性が得られる。
実施例2 実施例1と同様にして、SiC粒子の代わりにT’+C
% ZrN 1ZrC% Al2O3、SI[+2、Z
rO,粒子に変え、比剛性(ヤング率/密度)の異なる
各種セラミックスディスクを作製し試験を行った。
その結果を図6に示す。これにより比剛性が3X106
m以上では高速回転性に優れていることが判った。これ
は破壊回転数は、剛性と比例関係、密度と反比例関係が
あるために、比剛性が大きいほど向上するためである。
実施例3 平均粒径0.7μmの金属Si粉末80重量部と平均粒
径3μmのTiN粉末20重量部にポリビニルフチシー
9フ部、トリクロロエチレン22部、テトラクロロエチ
レン32部、n−ブチルアルコール45部、ブチルフタ
リルグリコール酸ブチル2部を加え、ボールミルで24
時間混合し、スラリーを作る。真空脱気処理により、ス
ラリーから気泡を除去する。次にドクターブレードを用
いてポリエステルフィルム上に約1mmの厚さに作製し
、炉を通して乾燥させグリーンシート(生の成形体)を
作った。グリーンシートを直径30インチに切断した。
成形体のワックス分を除去した後、窒素ガス中1380
tまで段階的に長時間かけて加熱処理し、Si3N。
結合TiNセラミックスを得た。
この時の成形体から焼結体への寸法変化率は0.15%
と小さく寸法精度に優れたものが得られた。焼結体の通
気孔率は12%、気孔径10μm以下、ヤング率は22
0 Gpaであった。また該気孔にはSi3N、ホイス
カーが生成していた。
そして、通気孔にオートクレーブ(温度750℃、圧力
10 kg/ cm2)によりアルミニウムを埋めた。
その表面に磁性膜を塗布した。評価は、第4図の概略図
に示す磁気ディスク装置に組み込み試験をふこなった。
上記金属で埋めたセラミックス表面にアルミニウムの皮
膜を形成後磁性膜を形成し、同様に試験した。その結果
、回転数7.00Orpmで500時間試験後も破壊が
生じず、また記録機能も全く問題なかった。
また上記金属で埋めたセラミックス表面にプラスチック
やガラスの皮膜を形成しても良い。
金属には、マクネシウム、亜鉛など融点1000℃以下
の金属、合金などを使用しても同様の特性が得られる。
実施例4 実施例1と同様にして、SiC粒子の代わりにTiC、
ZrN X2rC、Al2O3,5102粒子に変えて
磁気ディスクを試作し試験を行った。
その結果、実施例1と同様に高速回転性に優れているこ
とが判った。これは、本発明品は剛性に優れたセラミッ
クスを延性に富むプラスチック、ガラス、金属で結合し
た形になっているためである。
実施例5 実施例1と同様にして、第1表に示すように、金属Si
とSiCの原料配合比を変えてヤング率の異なる焼結体
中を作製し、試験を行った。その結果を第7図に示す。
これより、ヤング率100GPa以上のセラミックスと
するのが好ましいことが判った。
第  1 表 実施例6 実施例1のSiC粒子の代わりに長さ50μm、アスペ
クト比50のSiCウィスカを原料に用いて同様に成形
、焼結を行い試験を行った。その結果実施例1と同様に
良好な結果得られた。
実施例7 平均粒径2μmのSi、N、粉末95重量部と焼結助剤
Y2O35重1部にポリエチレンとステアリン酸と合成
ワックスの混合物を10重量部添加、混練し原料とした
。この原料をプレス成形機を用いて直径2インチ、厚さ
0.7mmの成形体を作製した。成形体中のワックス分
を除去した後、窒素ガス中、焼結条件を変化させること
により、気孔の異なる Si。N4セラミツクスを得た
そして、気孔にオートクレーブ(温度750℃、圧力1
0 kg/ cm2)によりアルミニウムを気孔ff1
100vo1%に対して30vo1%埋約た。その表面
に磁性膜を塗布した。評価は、第4図の概略図に示す磁
気ディスク装置に組み込み試験を行った。
その結果を第8図に示す。これより、気孔が5%より小
さいと延性材料で十分に結合されないために破壊発生回
転数が小さい、また逆に気孔が40%より多くなるとデ
ィスクの剛性が小さくなりすぎ、ディスクに大きな変形
を生じ正常に作動しなくなることが判る。したがって、
気孔は5〜40%が好ましい。特に10〜30%が好ま
しい。
実施例8 高速回転時に、ディスクの接線方向に発生ずる応力分布
を第9図に示す。そこで実施例1のSiC粒子の代わり
に直径10μm、長さ10から40mmのSiCファイ
バーを第10図に示すように配向し成形、焼結を行い試
験を行った。その結果、回転数10.00 Orpmで
500時間試験後も破壊が生じず、また記録機能も全く
問題なかった。また図11のように遠心応力が大きい中
心部分をセラミックス、外周部を金属やプラスチックに
することもできる。
実施例9 平均粒径2μmの81粉末65重量部と平均粒径Iμm
のSiC粉末35重量部にポリビニルブチラール7部、
トリクロロエチレン22部、デトラクロロエチレン32
部、n−ブチルアルコール45部、ブチルフタリルグリ
コール酸ブチル2部を加え、ボールミルで24時間混合
し、スラリーを作る。真空脱気処理により、スラリーか
ら気泡を除去する。次にドクターブレードを用いてポリ
エステルフィルム上に約0.7mmの厚さに作製し、炉
を通して乾燥させグリーンシート(生の成形体)を作っ
た。グリーンシートを直径5インチに切断した。成形体
のワックス分を除去した後、窒素ガス中1350℃まで
段階的に長時間かけて加熱処理し、S]3N4結合Si
Cセラミックスを得た。
この時の成形体から焼結体への寸法変化率は0.14%
と小さく寸法精度に1優れたものが得られた。焼結体の
気孔率は20%、気孔径30μm以下、ヤング率は17
0 GPaであった。また該気孔には513N4ホイス
カーが生成していた。
そして、気孔100 vat%に対してオートクレーブ
によりアルミニウムを5から95νo1%埋めた。その
表面に光記録膜を塗布した。
評価は、第5図の概略図に示す光デイスク装置に組み込
み試験をおこなった。その結果を第12図に示す。これ
より、気孔100 vo1%の対して15vo1%以上
埋められていると破壊発生回転数が急激に向上している
ことが判る。
〔発明の効果〕
本発明によりセラミックスの欠点である脆性破壊を克服
することができる。したがって、ディスク装置の剛性や
信頼性を著しく向」ニさせることができ、高速化、大型
化が可能となりアクセスタイムを大幅に短縮出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図及び第3図は、本発明のディスクの断面
模式図、第4図は磁気ディスク装置概略図、第5図は光
デイスク装置概略図、第6図は比剛性とディスク破壊回
転数の関係を示すグラフ、第7図はセラミックスのヤン
グ率とディスク破壊回転数の関係を示すグラフ、第8図
はセラミックスの気孔率とディスク破壊回転数の関係を
示すグラフ、第9図は高速回転11シに、ディスクの接
線方向に発生ずる応力分布を示す説明図、第10図はフ
ァイバーの配向を示す模式図、第11図はセラミックス
と金属またはプラスチックとの複合構造図、第12図は
気孔中アルミニウム含有量とディスク破壊回転数の関係
を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、通気孔率5〜60容量%の通気孔を有するセラミッ
    クスの通気孔の少なくとも一部がプラスチック、ガラス
    、金属の少なくとも一種で埋められており、比剛性(ヤ
    ング率/密度)が3×10^6m以上であるセラミック
    ス構造体。 2、通気孔率5〜60容量%の通気孔を有する反応焼結
    セラミックスの通気孔の少なくとも一部が、プラスチッ
    ク、ガラス、金属の少なくとも一種で埋められているセ
    ラミックス構造体。 3、通気孔率5〜60容量%の通気孔を有する反応焼結
    セラミックスの通気孔の少なくとも一部が、プラスチッ
    ク、ガラス、金属の少なくとも一種で埋められており、
    比剛性(ヤング率/密度)が3.3×10^6m以上で
    あるセラミックス構造体。 4、通気孔率5〜60容量%の通気孔を有するセラミッ
    クスの通気孔の少なくとも一部がプラスチック、ガラス
    、金属の少なくとも一種で埋められ、かつ表面がプラス
    チック、ガラス、金属の少なくとも一種で覆われている
    セラミックス構造体。 5、通気孔率5〜60容量%の通気孔を有する反応焼結
    セラミックスの通気孔の少なくとも一部がプラスチック
    、ガラス、金属の少なくとも一種で埋められ、かつ表面
    がプラスチック、ガラス、金属の少なくとも一種で覆わ
    れているセラミックス構造体。 6、セラミックスが窒化物、酸化物、酸窒化物、炭化物
    の少なくとも一種の粒子及び/又はホイスカからなるこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載のセラ
    ミックス構造体。 7、セラミックスがヤング率100GPa以上を有する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載のセ
    ラミックス構造体。 8、平均粒径100μm以下の炭化物、酸化物、窒化物
    、酸窒化物の少なくとも一種の無機化合物と、平均粒径
    が上記無機化合物より小さいSi_3N_4とからなり
    、通気孔率5〜60容量%の通気孔を有するセラミック
    スの通気孔の少なくとも一部が、プラスチック、ガラス
    、金属の少なくとも一種で埋められているセラミックス
    構造体。 9、平均粒径100μm以下の炭化物、酸化物、窒化物
    、酸窒化物の少なくとも一種の無機化合物と、金属Si
    粉末とからなる成形体を、窒化して得られたSi_3N
    _4で反応結合した、通気孔率5〜60容量%、最大気
    孔径30μm以下の通気孔を有するセラミックスの通気
    孔の少なくとも一部が、プラスチック、ガラス、金属の
    少なくとも一種で埋められているセラミックス構造体。 10、請求項8又は9項記載において、通気孔中に径1
    μm以下の窒化物ホイスカーが存在していることを特徴
    とするセラミックス構造体。 11、請求項1〜10のいずれか1項に記載のセラミッ
    クス構造体を用いて構成したことを特徴とするセラミッ
    クスディスク。 12、前記セラミックスディスクが、直径2〜30イン
    チであることを特徴とする請求項11記載のセラミック
    スディスク。 13、前記セラミックスディスクが、磁気用、光用、光
    磁気用であることを特徴とする請求項11又は12記載
    のセラミックスディスク。
JP24082789A 1989-09-19 1989-09-19 セラミックス構造体 Expired - Lifetime JP2622756B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24082789A JP2622756B2 (ja) 1989-09-19 1989-09-19 セラミックス構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24082789A JP2622756B2 (ja) 1989-09-19 1989-09-19 セラミックス構造体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03109283A true JPH03109283A (ja) 1991-05-09
JP2622756B2 JP2622756B2 (ja) 1997-06-18

Family

ID=17065288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24082789A Expired - Lifetime JP2622756B2 (ja) 1989-09-19 1989-09-19 セラミックス構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2622756B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2622756B2 (ja) 1997-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5537437B2 (ja) 混成結合材を有する多機能研磨ツール
RU2203797C2 (ru) Способ изготовления абразивного изделия
US4738885A (en) Magnetic disk, substrate therefor and process for preparation thereof
US5820965A (en) Computer disk substrate, the process for making same, and the material made thereof
US3681187A (en) Carbon fibres embedded in glass matrix
JPH0241090B2 (ja)
US5672435A (en) Hard disk drive components and methods of making same
JP2005513238A (ja) 高度の制振特性を有する接着樹脂およびその製造方法
US5688728A (en) Porous ceramic material
US5096627A (en) Method of molding optical recording drums
JPH03109283A (ja) セラミックス構造体
JPS6275126A (ja) ガスベアリング
EP0825355A2 (en) Air lubricated hydrodynamic ceramic bearings
JPH09117863A (ja) 精密切断作業用の層状レジノイド/ダイヤモンド刃及びその製造方法
JP2006073083A (ja) 記録ディスク駆動装置向けスペーサおよびその製造方法
JPH05174520A (ja) 記憶装置用高剛性支持体及び記憶装置
JP2000027865A (ja) 静圧多孔質軸受
JP2004338082A (ja) 真空チャック及びその製造方法
EP0992034A1 (en) A multilayer hard drive disk and method to produce same
KR20100118817A (ko) 스핀들 모터용 세라믹 베어링의 제조방법
US7198848B2 (en) Two-phase glass-like carbon member and method of manufacturing the same
JP2544365B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法
US6299823B1 (en) Method for manufacturing roller carrier of vibration balance device
JPH11280765A (ja) 摺動部材
JPH06282833A (ja) 記録媒体用基板