JPH031083A - 冷凍ストッカー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明はいわゆるデイツシュアップ方式のアイスクリー
ムの保存、販売に好適な冷凍ストッカーに関する。

（従来の技術） 近年、アイスクリームを容器内からすくい取ってコーン
カップに盛付けるいわゆるデイツシュアップ方式のアイ
スクリームが供されている。かかるアイスクリームは、
数十もの多種類を取り揃える専門店だけでなく、例えば
喫茶店等の飲食店においても、汎用サイズの冷凍ストッ
カーを用いて数種類程度の小規模ながら販売が行われる
ようになってきている。

このような冷凍ストッカーの従来例を第４図乃至第６図
に示す。即ち、矩形箱状の本体１の内部には、冷凍室２
を構成する内箱３、この内箱３を直接冷却する冷却装置
（図示せず）等が設けられている。また、この本体１上
面の出入口４には、断熱性を有するスライド式の扉５，
６が開閉可能に設けられている。そして、冷凍室２の上
部には、支え具８によって係止される支持プレート７が
出入口４を塞ぐ、ように着脱自在に設けられ、アイスク
リーム容器９の鍔部９ａがこの支持プレート７に形成さ
れた孔７ａに上方から嵌込まれて着脱可能に支持される
ようになっている。この場合、支持プレート７には例え
ば３個の種類の異なるアイスクリーム容器９が出入口４
に面して並んで配置され、また、第５図に示すように、
冷凍室２内の下部に大きな収納スペースが残るため、冷
凍室２の下部に別の３種類のアイスクリーム容器９が収
納されるようになっている。

（発明が解決しようとする課題） ところで、アイスクリーム１０を販売するにあたっては
、アイスクリーム１０を容器９からスプーン状の専用器
具ですくい取ってコーンカップ上に盛付けて倶するわけ
であるが、この場合、購買客は冷凍ストッカーに収納さ
れている６種類のアイスクリーム１０のうちから所望す
る種類を選択できるようになっている。従って、支持プ
レート７に支持されて出入口４近くの上部にある容器９
を所望される場合にはそのまま販売できるが、冷凍室２
の底部に収納されている種類のものが所望された場合に
は、その下部容器９を取出して支持プレート７に支持さ
れている上部容器９と交換することが行われる。

ところが、上記構成の冷凍ストッカーでは、冷凍室２の
上部が支持プレート７及び上部容器９により塞がれてい
るため、下部容器９を取出すには、−旦支持プレート７
を３個の上部容器９ごと取外す必要があった。このため
、冷凍室２の底部に収納されている下部容器９と支持プ
レート７に支持されている上部容器９との交換作業は極
めて面倒なものとなっていた。

また、冷凍室２内の雰囲気温度は、アイスクリーム１０
°の適温に設定されるものであるが、内箱３底部温度は
その全体の雰囲気温度より低くなっているため、冷凍室
２の底部の内箱３底面上に直接載置されて収納されてい
る下部容器９は必要以上に冷却され、容器９内のアイス
クリーム１０が低温になり過ぎる不具合が生ずる。

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は
、下部容器の冷凍室への出し入れを容易に行うことがで
き、さらに、冷凍室下部に収納された下部容器を必要以
上の低温となることなく適温で保存することができる冷
凍ストッカーを提供するにある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明の冷凍ストッカーは、上面に出入口を有する本体
に上部に上部容器を収納し得る冷凍室を設け、この本体
の側面にその冷凍室内下部に連通する補助出入口を開閉
可能に設け、冷凍室内に補助出入口から奥方へ延びその
補助出入口から収納された下部容器を保持して冷凍室底
面から離間した状態にする案内体を設けたところに特徴
を有する。

（作用） 上記手段によれば、冷凍室内下部に収納された下部容器
は、本体側面側の補助出入口から出し入れすることがで
きる。従って、冷凍室の上部に収納されている上部容器
によって本体上面の出入口が塞がれた状態となっていて
も、それを−旦取出すことなしに下部容器を容易に出し
入れすることができる。

また、案内体により下部容器は冷凍室底面から離間した
状態に収納されるので、より低温となっている冷凍室底
面に接することを防止できる。従って、下部容器が必要
以上の低温となることなく適温で保存することができる
。

（実施例） 以下本発明の一実施例について、第１図乃至第３図を参
照して説明する。尚、本実施例は従来例と同様にいわゆ
るデイツシュアップ方式のアイスクリームの保存、販売
に適用した例であり、従って、第６図に示したアイスク
リーム１０を収容したアイスクリーム容器９及び支持プ
レート７１；ついては共通し、また、冷凍室内の上部及
び下部に夫々３個づつ収納される容器９は全て同等の形
状、大きさのものとなっている。

まず、全体構成を示す第１図及び第２図において、、１
１は矩形箱状をなす本体であり、これは、外箱１２の内
部２に上面が開口した内箱１３を設けて構成され、この
内箱１３により本体１１上面に出入口１４を備える冷凍
室１５が形成されている。

また、本体１１内下部には因示しない冷却装置が配設さ
れており、この冷却装置により、内箱１３が冷却され、
ひいては冷凍室１５内が冷却されるようになっている。

そして、冷凍室１５上部の出入口１４部分には断熱性を
有するスライドＪｙｌ！１６゜１７が開閉可能に設けら
れている。３個の孔７ａを形成してなる支持プレート７
は、出入口１４を塞ぐようにスライド扉１７のすぐ下方
に位置して支え具１８により支持されて着脱可能に設け
られている。上部容器たるアイスクリーム容器９は上端
部に鍔部９ａを有し、この支持プレート７の孔７ａに上
方から着脱可能に嵌込まれることにより、３個が出入口
１４に面して並んだ状態に配置されている。また、冷凍
室１５内の下半部にも他の３種類のアイスクリーム容器
９（下部容器）が収納されるよう、になっている。尚、
１９は内箱１３の周囲に充填された断熱材である。

さて、本体１１の一側面には、前記冷凍室１５内下部に
連通する補助出入口２０が設けられていると共に、この
補助出入口２０を開閉するための側面扉２１が設けられ
ている。補助出入口２０は冷凍室１５の一側面側の下半
部を開放する矩形状に形成され、冷凍室１５内の下部に
収納されたアイスクリーム容器９（下部容器）をこの補
助出入口２０から出し入れすることができるようになっ
ている。側面扉２１は、この補助出入口２０を閉塞する
大きさの矩形薄形箱状をなし、詳しく図示はしないが、
その両側面の下端部に設けられたヒンジビン２２が補助
出入口２０の内側面部分に枢支されて開閉回動可能に取
付けられている。またこれと共に、側面扉２１の両側面
の中間部位には、ガイド溝２３ａを有するガイドバー２
３の先端部が枢支されている一方、補助出入口２０の内
側面部分にガイドビン２４が突設されていて、このガイ
ドビン２４がガイドバー２３のガイド溝２３ｇに移動可
能に嵌合している。これにより、側面扉２１の回動範囲
が、第１図に実線で示す閉鎖位置と二点鎖線にて示す開
放位置との間に規制されており、側面扉２１の閉鎖位置
では、該側面扉２１の外面が本体１１の外面と路面−と
なると共に、内面２１ａの周縁部分に設けられたパツキ
ン２５によって補助出入口２０は密閉状態となるように
なっている。また、開放位置では、側面扉２１は略水平
状態となるようになっている。そして、内面２１ａには
、第３図に示すような３個の凹部２６が形成されている
。この凹部２６は、内面２１ａの上端から下端まで上下
方向に延び側面扉２１を開けた状態で前後に指向する形
態で容器９の底部形状に略合致する形状に設けられてい
る。

そして、冷凍室１５の中間部には、例えばプラスチック
製の案内体２７が設けられている。この場合、案内体２
７は、第２図に示すように、前記アイスクリーム容器９
の鍔部９ａが両側から係止される全体として３組のレー
ル部２７ｇを有し、その両端の取付は部２７ｂが冷凍室
１５の内面のうち補助出入口２０の直ぐ上部及びそれに
対向する面に取付けられ、以て、補助出入口２０の上部
部位から奥方へ延びるように設けられている。これによ
り、アイスクリーム容器９は、鍔部９ａ部分をレール部
２７ａ間に挿入するようにして補助出入口２０から冷凍
室１５内下部に収納され、この藁内体２７に保持される
ことにより、例えば３個のアイスクリーム容器９は冷凍
室１５の底面から離間した状態で収納される。また、こ
の案内体２７は、レール部２７ａにより保持した下部容
器９の底面の高さ及び出し入れ方向に対する位置が、前
記開放位置の側面扉２１の凹部２６に略一致するように
設けられている。

上記構成において、アイスクリーム１０を販売する場合
、出入口１４部分にあるアイスクリーム１０の場合はそ
のまま販売できるが、冷凍室１５の底部に収納されてい
る種類のアイスクリーム１０を購買客が所望した場合に
は、その下部容器９を引出して支持プレート７に支持さ
れている上部容器９と交換する。

この容器９の交換は、まず、側面扉２１を開放して求め
る下部容器９を補助出入口２０から外側に引出す。こ２
のとき、側面扉２１の内面２１ａの四部２６と下部容器
９底面との高さ位置が一致するため、下部容器９をレー
ル部２７ａをスライドさせるように引出せば、凹部２７
ｂに嵌まり込むようにして側面扉２１の内面２１ａに載
るようになる。そして、支持プレート７に支持されてい
る適当な１個の上部容器９を上方に引上げて取出し、先
程底部から引出した下部容器９を支持プレート７の開い
た位置に嵌め込む。また、上部から取出した方の容器９
は、冷凍室１５底部の空いた位置に収納し、その後側面
Ｊ７＋！２１を閉じる。このときも、側面扉２１の凹部
２６上をスライドさせるように押込めばそのまま容器９
を案内部２７に保持させることができる。

このとき、冷凍室】５の底部に収納されていた下部容器
９（アイスクリーム１０）は、案内部２７によりいわば
吊り下げ状態に保持されて冷凍室１５の底面から離間し
ていたから、今冷庫室１５の底部から取出した容器９内
のアイスクリーム１０は冷え過ぎて硬くなりすぎている
ことなく食べるに適する温度（硬さ）となっている。

尚、支持プレート７の孔７ａの周囲部分に、切欠きゃ窪
み等の手掛は部を形成するようにすれば、上述の容器９
の交換作業時に、上部容器９の支持プレート７からの取
出しを容易に行うことが可能となる。

このような本実施例によれば、冷凍室１５下部に収納さ
れている容器９を本体１１側面側の補助出入口２０から
出し入れすることができるので、底部に収納されている
下部容器９を取出すには一旦支持プレート７を支持して
いる上部容器９ごと取外す必要があった従来のものと異
なり、容器９の交換作業を極めて簡単に行うことができ
る。しかも、本実施例では、側面扉２１の開放状態で凹
部２６を容器９底面との高さ及び出し入れ方向に対する
位置が一致するようにしたので、冷凍室１５下部への容
器９の出し入れをスライドさせるように行うことができ
て、出し入れ作業が一層容易となる。そして、案内部２
７により容器９を冷凍室１５底面から離間した状態に保
持させるようにしたので、下部容器９（アイスクリーム
１０）が必要以上の低温となることなく適温で保存する
ことができるものである。

尚、上記実施例では、いわゆるデイツシュアップ方式の
アイスクリームに適用したが、容器内に収容されるもの
としては生鮮食品や化学物質等冷凍保存をおこなう物全
般に適用することができる。

また、側面扉２１の内面に必ずしも凹部２６を設ける必
要はなく平坦面であっても良い。

その他、上部容器と下部容器とは別形状であっても良い
等、本発明は要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実
施できる。

［発明の効果］ 以上の説明にて明らかなように、本発明の冷凍ストッカ
ーによれば、本体の側面にその冷凍室内下部に連通する
補助出入口を開閉可能に設けると共に、冷凍室内に補助
出入口から奥方へ延びその補助出入口から収納された下
部容器を保持して冷凍室底面から離間した状態にする案
内体を設けたので、下部容器の冷凍室への出し入れを容
易に行うことができ、さらに、冷凍室下部に収納された
下部容器を必要以上の低温となることなく適温で保存す
ることができるという優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本発明の一実施例を示すもので、第
１図は一部を破断して示す全体の縦断側面図、第２図は
全体の一部を縦断して示す正面図、第３図は側面扉を開
放させた補助出入口部分の正面図である。また、第４図
乃至第６図は従来例を示すもので、第４図は全体の斜視
図、第５図は第１図相当図、第６図はアイスクリーム容
器及び支持プレートの斜視図である。 図面中、９はアイスクリーム容器（容器）、１１は本体
、１３は内箱、１４は出入口、１５は冷凍室、２０は補
助出入口、２１は側面扉、２６は凹部、２７は案内体、
２７ａはレール部を示す。 出願人　　株式会社　　東　　　芝 代理人　　弁理士　　佐　藤　　強 １４土入口 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、上面に出入口を有し冷凍室上部に上部容器を収納し
   得るようにした本体と、この本体の側面に開閉可能に設
   けられ前記冷凍室内下部に連通する補助出入口と、前記
   冷凍室内に設けられ前記補助出入口から奥方へ延び該補
   助出入口から収納された下部容器を保持して前記冷凍室
   底面から離間した状態にする案内体とを具備してなる冷
   凍ストッカー。