JPH0310721Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本案は可搬式視力測定機収納箱に関するもので
ある。

「従来の技術」 従来のオートレフラクトメーター（自動他覚式
検眼機）は比較的大形で重量も比較的大であつた
ため専用台車で搬送する必要がありワゴン車に搭
載し、該ワゴン車内に被測定者を搭乗させて視力
測定を行う必要があつた（実公昭62−26270号）。
しかし被測定者はわざわざワゴン車まで走行して
集り狭い車内に搭乗するため被測定者にはきわめ
て不便であつた。

「考案が解決しようとする問題点」 本案は最近オートレフラクトメーターがきわめ
て小形化、軽量化し携帯可能となつたことを利用
して該メーターその他の附属品類を軽自動車に積
載し、さらに被測定者のいる家庭内や事務所内等
に持込み、そこで視力測定を行うことができるよ
うにするものである。

「問題点を解決するための手段」 上記の目的を達成するため本案は、手押具を設
けてなる方形台車の上面に電源収納室、オートレ
フラクトメーター収納室、視力測定用附属品収納
室等を組合せ、組合せた状態が１個のほぼ方形６
面体を形成し、該６面体の上面が台板であり、該
台板に重合しかつ該台板の外側に開く補助台板を
設け、かつ補助台板を上記６面体の上面の台板上
に折畳んで重合し、商品眼鏡枠収納室を上記６面
体内に備え、かつ商品眼鏡枠収納大箱を上記６面
体外に備え、該大箱の裏面で一側に開いた上記補
助台板を支持し、該大箱を着脱自在脚で支持し、
かつ上記各収納室が相互に分離可能な箱によつて
組合されてなる視力測定機収納箱。

商品眼鏡枠収納室を上記６面体内に備え、手押
し具が形で伸縮自在であり、上記台車上に起伏
自在に枢支してなる上記考案記載の視力測定機収
納箱 によつて構成される。

「作用」 従つて上記６面体６を軽自動車内に搭載し軒先
又は駐車場において該自動車から搬出して手押具
１を把持して家の内部又はビルの事務所内に台車
２で搬入し、その場で補助台板８，８′を６面体
６の上面の台板７から外側に開いて水平に支持し
て該台板７及び上記台板８，８′によつて作業台
を形成する。そしてオートレフラクトメーター１
４、視力測定用附属品１５、商品眼鏡枠等を上記
収納室から該作業台上に移し（第２図参照）、そ
の状態でオートレフラクトメーター１４及び上記
附属品１５によつて視力及び矯正視力を該メータ
ー１４によつて他覚的に測定することができる。

商品眼鏡枠収納大箱１０を反転して裏面に上記
補助台板８の先端部を載せて上記作業台を拡大す
ることができる。

又各収納室を箱１２によつて互に分離して軽自
動車内に分解搭載し、測定現場で上記作業台を組
立てることができる。

形手押具１を収縮し台車２上に倒伏させて台
車２を小さくすることができる。

「実施例」 一端に形手押具１を設けた長方形台車２の下
面には一端に車輪１６、他端にキヤスター１７が
設けられる。この台車２の上面には一端側に電源
収納室３、他端側にオートレフラクトメーター１
４（自動他覚式検眼機）の収納室４、視力測定用
附属品収納室９等を組合せ、組合せた状態が上記
台車２の外郭と平行又は符合する１個のほぼ長方
形６面体６を形成し、該６面体６の上面が台板７
によつて形成され、該台板７上に折畳まれかつ該
平坦板７の両側に開く補助台板８，８′を該台板
７の両側縁に蝶番によつて開閉自在に設けるもの
である。上記台板７はオートレフラクトメーター
１４、附属品１５等を置くに充分に平坦であれば
充分であつて他の目的をもつ凹部があつても差支
えない。商品眼鏡枠収納小箱１０′を積重ねて収
容する収納室９は第１図に示すように上記６面体
６内に設けられ、第５図及び第１１図に示すよう
に商品眼鏡枠収納小箱１０′を積重ねて収容する
大箱１０を上記６面体６の平坦板７上に載置して
該６面体６外に備えることができる。そして該大
箱１０を空にして反転して裏面を上面となし、該
大箱１０内に収容していた４本の着脱自在脚１１
で４隅を支持し（第８図、第１０図）、第１１図
に示すように一側に開いた上記補助台板８を該大
箱１０の裏面で支持することができる。そして上
記電源収納室３、オートレフラクトメーター収納
室４、視力測定用附属品収納室５、商品眼鏡枠収
納室９を相互に分離可能な箱１２によつて組合せ
ることができ、その場合に電源収納室３を形成す
る箱１２は第６図に示すように台車２の他端側に
固定し、一端側の形手押具１を上下方向に伸縮
自在に形成し、かつ収縮させて該収縮手押具１を
下端枢支ピン１３を中心として台車２の一端と上
記固定電源収納室３の中間部に水平に倒伏させて
折畳むことができる（第６図仮想線）。補助台板
８，８′は第１図に示すように台板７の上面に折
畳まれ第３図に示すように両外側に開くように蝶
番によつて枢支されているが第７図に示すように
一方の補助台板８を開閉板とし雌雄嵌合凹凸１
８，１８′で台板７上に着脱自在に支持し、他方
の補助台板８′を第７図に示すように溝１９に収
納し雌雄嵌合凹凸１８，１８′によつて接続しレ
フラクトメーター収納室３に枢支した側方開閉板
１９によつて水平に支持しても差支えない（第１
１図）。電源収納室３内には12Vバツテリー２０
と100Vインバーター２１を収納するものである。
視力測定用附属品収納室５には検眼用レンズ、レ
ンズメーター及び瞳孔距離計（PDメーター）等
が収納される。又上記収納室や箱１２等に用いら
れている板は軽量中空板である。尚第１図〜第３
図中２２は補助台板８用の着脱自在の支持腕、２
３，２４は該腕２２の両端受具、第８図、第１０
図中２５は着脱自在脚１１の嵌合用ガイド、２６
はマジツクテープ、２７は上記附属品収容引出、
２８は盗難防止用鳴動器である。

「効果」 本案は上述のように構成したので第１に携帯自
在のオートレフラクトメーター１４及び視力測定
用附属品１５等をコンパクトに小さな長方形台車
２上に支持し軽自動車内に搬入出し易くこれを需
要者の居る現場に台車２で搬入し、そこで迅速に
作業台が形成されかつ視力を測定し得るため需要
者にはきわめて便利が良い。又作業台が比較的広
くなるので作業及び商品陳列に都合が良く、かつ
商品眼鏡枠を上記現場で販売することができる。

さらに多種多様な多量の商品眼鏡枠を大箱１０
に収容しかつこれを分離して軽自動車に積載し得
るし作業台をより広く拡げ得る利点がある。

かつ各収納室が箱１２によつて相互に分離し得
るため軽自動車内に分解して搭載し得てかつ組立
ても容易であるばかりでなく手押具１を収縮して
台車２に折畳まれるため軽乗用車に積み易く販路
を拡張することが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案の視力測定機収納箱を示す斜視
図、第２図は使用状態斜視図、第３図及び第４図
は補助台板を開いて作業台を形成した状態の斜視
図、第５図は商品眼鏡枠収納大箱を載せた状態の
斜視図、第６図は６面体の分解斜視図、第７図は
補助台板折畳状態の斜視図、第８図は商品眼鏡枠
収納大箱の斜視図、第９図は第４図Ａ−Ａ線によ
る平面図、第１０図は第８図Ｂ−Ｂ線による平面
図、第１１図は第５図の収納箱による作業台の斜
視図である。 １……手押具、２……方形台車、３……電源収
納室、４……オートレフラクトメーター収納室、
５……視力測定用附属品収納室、６……ほぼ方形
６面体、７……台板、８，８′……補助台板、９
……商品眼鏡枠収納室、１０……商品眼鏡枠収納
大箱、１１……着脱自在脚、１２……箱、１３…
…枢支ピン。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 手押具を設けてなる方形台車の上面に電源収
   納室、オートレフラクトメーター収納室、視力
   測定用附属品収納室等を組合せ、組合せた状態
   が１個のほぼ方形６面体を形成し、該６面体の
   上面が台板であり、該台板に重合しかつ該台板
   の外側に開く補助台板を設け、かつ補助台板を
   上記６面体の上面の台板上に折畳んで重合し、
   商品眼鏡枠収納室を上記６面体内に備え、かつ
   商品眼鏡枠収納大箱を上記６面体外に備え、該
   大箱の裏面で一側に開いた上記補助台板を支持
   し、該大箱を着脱自在脚で支持し、かつ上記各
   収納室が相互に分離可能な箱によつて組合され
   てなる視力測定機収納箱。 (2) 商品眼鏡枠収納室を上記６面体内に備え、手
   押し具が形で伸縮自在であり、上記台車上に
   起伏自在に枢支してなる請求項(1)記載の視力測
   定機収納箱。