JPH0310434Y2 - - Google Patents
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- JPH0310434Y2 JPH0310434Y2 JP1987051490U JP5149087U JPH0310434Y2 JP H0310434 Y2 JPH0310434 Y2 JP H0310434Y2 JP 1987051490 U JP1987051490 U JP 1987051490U JP 5149087 U JP5149087 U JP 5149087U JP H0310434 Y2 JPH0310434 Y2 JP H0310434Y2
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- Japan
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- belt
- friction
- rubber
- friction coefficient
- coefficient
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 4
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 4
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- 229920000459 Nitrile rubber Polymers 0.000 description 2
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Landscapes
- Belt Conveyors (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は平ベルト、特に、表面と背面のうちの
少なくとも一方の面が特性を異にする少なくとも
2種以上の材料を組み合わせてなる平ベルトに関
する。
少なくとも一方の面が特性を異にする少なくとも
2種以上の材料を組み合わせてなる平ベルトに関
する。
(従来の技術)
ゴムなどのベルト材料における耐摩耗性と摩擦
係数とのそれぞれの特性は、一般に、相反する関
係にある。耐摩耗性を良くすれば摩擦係数は低く
なり、摩擦係数を高くすると耐摩耗性は悪くな
る。
係数とのそれぞれの特性は、一般に、相反する関
係にある。耐摩耗性を良くすれば摩擦係数は低く
なり、摩擦係数を高くすると耐摩耗性は悪くな
る。
平ベルトは、第1図aおよびbに示すように、
通常、ベルト背面110にドライブ用平プーリ2
0を設けてベルト背面110との間に生ずる摩擦
力を利用して動力を例えば撚糸機のスピンドル3
0へ伝達するものである。撚糸機1台あたり通常
100〜400錘のスピンドル30が一本の平ベルト1
0により駆動する。これらスピンドル30はガイ
ドプーリ40によりベルト10に圧接している。
ベルト10の摩擦伝動がスピンドル30に効率よ
く伝わりスピンドル30を効果的に回転させるた
めには、通常、ベルト表面100は摩擦係数の高
いことが必要である。しかしながら、例えば撚糸
の糸が切れたときその糸をつなぐためにベルトを
走行させた状態で糸をつなぎ、スピンドルのみを
プレーキで停止させることが行われる。このと
き、ベルト表面100はスピンドルと約10〜20秒
間擦れ合うことになる。ベルト表面100は摩擦
係数が高いため摩耗されゴムなどの摩耗粉が飛散
する。摩耗粉の飛散により、撚糸の糸が汚れるの
みならずベルトの寿命が短くなる。ベルト10の
摩耗を防ぐために耐摩耗性の優れた従つて摩擦係
数の低い素材をベルト表面100に使用すると、
スピンドル30の回転がでにくくなる。その結
果、撚糸の糸の撚数が不揃いとなり糸の品質低下
の原因ともなる。
通常、ベルト背面110にドライブ用平プーリ2
0を設けてベルト背面110との間に生ずる摩擦
力を利用して動力を例えば撚糸機のスピンドル3
0へ伝達するものである。撚糸機1台あたり通常
100〜400錘のスピンドル30が一本の平ベルト1
0により駆動する。これらスピンドル30はガイ
ドプーリ40によりベルト10に圧接している。
ベルト10の摩擦伝動がスピンドル30に効率よ
く伝わりスピンドル30を効果的に回転させるた
めには、通常、ベルト表面100は摩擦係数の高
いことが必要である。しかしながら、例えば撚糸
の糸が切れたときその糸をつなぐためにベルトを
走行させた状態で糸をつなぎ、スピンドルのみを
プレーキで停止させることが行われる。このと
き、ベルト表面100はスピンドルと約10〜20秒
間擦れ合うことになる。ベルト表面100は摩擦
係数が高いため摩耗されゴムなどの摩耗粉が飛散
する。摩耗粉の飛散により、撚糸の糸が汚れるの
みならずベルトの寿命が短くなる。ベルト10の
摩耗を防ぐために耐摩耗性の優れた従つて摩擦係
数の低い素材をベルト表面100に使用すると、
スピンドル30の回転がでにくくなる。その結
果、撚糸の糸の撚数が不揃いとなり糸の品質低下
の原因ともなる。
また、ドライブ用平プーリ20の動力が効率よ
くベルト10に伝達されるためには、ベルト背面
110の摩擦係数が高いことが必要である。しか
し、ベルト伝動において被動軸トルクが変動トル
クであつたり平プーリ20とベルト背面110と
の間ですべりがあるとベルト10が摩耗され、同
様に、ゴムなどの摩耗粉が飛散する。ベルトの摩
耗を防ぐために耐摩耗性に優れた従つて摩擦係数
の低い素材をベルト背面110に使用すると、プ
ーリ20の回転がベルト10に正しく伝達されな
くなる。
くベルト10に伝達されるためには、ベルト背面
110の摩擦係数が高いことが必要である。しか
し、ベルト伝動において被動軸トルクが変動トル
クであつたり平プーリ20とベルト背面110と
の間ですべりがあるとベルト10が摩耗され、同
様に、ゴムなどの摩耗粉が飛散する。ベルトの摩
耗を防ぐために耐摩耗性に優れた従つて摩擦係数
の低い素材をベルト背面110に使用すると、プ
ーリ20の回転がベルト10に正しく伝達されな
くなる。
(考案が解決しようとする問題点)
本考案は上記従来の問題点を解決するものであ
り、その目的は、スピンドルやプーリなどと接触
するベルト表面および/もしくは背面の摩擦係数
が高くしかも優れた耐摩耗性を有する平ベルトを
提供することにある。
り、その目的は、スピンドルやプーリなどと接触
するベルト表面および/もしくは背面の摩擦係数
が高くしかも優れた耐摩耗性を有する平ベルトを
提供することにある。
(問題点を解決するための手段)
本考案の平ベルトは、表面と背面のうちの少な
くとも一方の面が、少なくとも高摩擦係数特性を
有する材料と耐摩耗特性を有する材料とを組み合
わせてなり、そのことにより上記目的が達成され
る。
くとも一方の面が、少なくとも高摩擦係数特性を
有する材料と耐摩耗特性を有する材料とを組み合
わせてなり、そのことにより上記目的が達成され
る。
(実施例)
以下に本考案を実施例に基づき図面を参照しつ
つ詳述する。
つ詳述する。
第2図に示すように、本考案の平ベルト1の表
面11は、摩擦係数の特に高い特性を有する材料
12と、耐摩耗性に特に優れた特性を有する材料
13との組合せで構成されている。両材料12,
13は、ベルト1の長手方向に沿つて互いに平行
でかつ幅方向に沿つて交互に配置されている。ベ
ルト表面11を形成するこれら材料12,13の
露出面は同一平面になるよう加工されている。両
材料12,13のベルト表面11における面積比
は、その材料の硬度、摩擦係数の特性、スピンド
ルもしくはプーリなどの必要トルク、ブレーキに
よる摺動状態などによる使用条件に依存して決定
されるが、通常、約0.1〜0.9の範囲に選択され
る。この面積比は、さらに、ベルト伝動の用途に
より摩擦係数と耐摩耗性との特性のうちいずれに
より重点をおくかによつても異なる。
面11は、摩擦係数の特に高い特性を有する材料
12と、耐摩耗性に特に優れた特性を有する材料
13との組合せで構成されている。両材料12,
13は、ベルト1の長手方向に沿つて互いに平行
でかつ幅方向に沿つて交互に配置されている。ベ
ルト表面11を形成するこれら材料12,13の
露出面は同一平面になるよう加工されている。両
材料12,13のベルト表面11における面積比
は、その材料の硬度、摩擦係数の特性、スピンド
ルもしくはプーリなどの必要トルク、ブレーキに
よる摺動状態などによる使用条件に依存して決定
されるが、通常、約0.1〜0.9の範囲に選択され
る。この面積比は、さらに、ベルト伝動の用途に
より摩擦係数と耐摩耗性との特性のうちいずれに
より重点をおくかによつても異なる。
摩擦係数の高い上記材料12としては、例えば
ニトリルゴム、クロロプレンゴム、ウレタンゴム
などにDOP(ジオクチルフタレート)などの可塑
剤を適量混入することによりその硬度を例えば約
60゜に、摩擦係数を約0.6〜0.7に調整したものが用
いられる。耐摩耗性に優れた上記材料13として
は、例えばニトリルゴム、クロロプレンゴム、ウ
レタンゴムなどにカーボンを適量混入しその硬度
を例えば約80゜に、摩擦係数を約0.4〜0.5に調整し
たものが用いられる。硬度は、混入するカーボン
の量の多少、種類の相違および粒子の大きさによ
り異なる。例えば、粒子の大きいカーボンを用い
ると硬度は低下し、粒子の小さいときには硬度は
上がる。なお、通常のゴムの硬度は約70゜であり、
摩擦係数は約0.4〜0.5である。硬度測定はJIS規
格のK−6301に基づき測定される。
ニトリルゴム、クロロプレンゴム、ウレタンゴム
などにDOP(ジオクチルフタレート)などの可塑
剤を適量混入することによりその硬度を例えば約
60゜に、摩擦係数を約0.6〜0.7に調整したものが用
いられる。耐摩耗性に優れた上記材料13として
は、例えばニトリルゴム、クロロプレンゴム、ウ
レタンゴムなどにカーボンを適量混入しその硬度
を例えば約80゜に、摩擦係数を約0.4〜0.5に調整し
たものが用いられる。硬度は、混入するカーボン
の量の多少、種類の相違および粒子の大きさによ
り異なる。例えば、粒子の大きいカーボンを用い
ると硬度は低下し、粒子の小さいときには硬度は
上がる。なお、通常のゴムの硬度は約70゜であり、
摩擦係数は約0.4〜0.5である。硬度測定はJIS規
格のK−6301に基づき測定される。
高摩擦係数特性を有する可塑剤混入ゴムでなる
上記材料12の代わりに、磁化鉄粉などを柔らか
いゴムに混ぜて得られる磁力ゴムを用いることも
できる。磁力ゴムはその磁力により鉄製プーリと
の面圧が高められるため、結果的に摩擦係数の高
い表面材として機能する。磁力ゴムは、それ故、
耐摩耗特性に優れた上記材料13との組合せによ
り高摩擦係数と耐摩耗性とに優れた平ベルトを提
供し得る。
上記材料12の代わりに、磁化鉄粉などを柔らか
いゴムに混ぜて得られる磁力ゴムを用いることも
できる。磁力ゴムはその磁力により鉄製プーリと
の面圧が高められるため、結果的に摩擦係数の高
い表面材として機能する。磁力ゴムは、それ故、
耐摩耗特性に優れた上記材料13との組合せによ
り高摩擦係数と耐摩耗性とに優れた平ベルトを提
供し得る。
また、ゴムは一般に油を吸収しにくいため、ゴ
ム表面に油が残留するとゴムの摩擦係数は著しく
低下する。それ故、第3図に示すように、前記高
摩擦係数特性の材料12および前記耐摩耗特性の
材料13に加えて油吸収特性を有する材料14を
使用することは、ベルト駆動の際にプーリ軸など
に由来する油により材料12の摩擦係数特性が低
下したときこの材料12に代わつて高摩擦係数特
性を維持する上で、望ましい。油吸収特性に優れ
た材料14としては、例えば天然なめし皮、連続
気泡よりなるゴム性もしくは合成樹脂性表面材
(例えば合成皮革)が用いられる。
ム表面に油が残留するとゴムの摩擦係数は著しく
低下する。それ故、第3図に示すように、前記高
摩擦係数特性の材料12および前記耐摩耗特性の
材料13に加えて油吸収特性を有する材料14を
使用することは、ベルト駆動の際にプーリ軸など
に由来する油により材料12の摩擦係数特性が低
下したときこの材料12に代わつて高摩擦係数特
性を維持する上で、望ましい。油吸収特性に優れ
た材料14としては、例えば天然なめし皮、連続
気泡よりなるゴム性もしくは合成樹脂性表面材
(例えば合成皮革)が用いられる。
2種の材料、例えば上記材料12と13との組
合せは、第2図に示される組合わせのほかに例え
ば第4図に示すように、ベルト背面111にも第
2図同様にベルト1の長手方向に沿つて互いに平
行でかつ幅方向に沿つて交互に配置され得る。ま
た、第5図に示すように、ベルト1の幅方向に沿
つて平行でかつ長手方向にそつて交互に配置され
得る。また、第6図および第7図に示すように、
特定の規則正しい方向性を有することなく配置さ
れ得る。第6図の材料は、連続して配置され、第
7図の材料はそれぞれ不連続に配置されている。
3種もしくはそれ以上の種類の材料を組合わせる
場合も全く同様になされ得る。
合せは、第2図に示される組合わせのほかに例え
ば第4図に示すように、ベルト背面111にも第
2図同様にベルト1の長手方向に沿つて互いに平
行でかつ幅方向に沿つて交互に配置され得る。ま
た、第5図に示すように、ベルト1の幅方向に沿
つて平行でかつ長手方向にそつて交互に配置され
得る。また、第6図および第7図に示すように、
特定の規則正しい方向性を有することなく配置さ
れ得る。第6図の材料は、連続して配置され、第
7図の材料はそれぞれ不連続に配置されている。
3種もしくはそれ以上の種類の材料を組合わせる
場合も全く同様になされ得る。
(考案の効果)
このように本考案の平ベルトの表面および/も
しくは背面材料が高い摩擦係数特性と耐摩耗性に
優れた特性を有するため、ベルトの摩擦伝動がス
ピンドルやプーリに効率よく伝わると同時にベル
トの摩耗を防止することができるという優れた効
果を奏し得る。特に、表面と背面のうちの少なく
とも一方の面に、摩擦係数が0.6〜0.7である高摩
擦係数特性を有する材料と摩擦係数が0.4〜0.5で
ある耐摩耗特性を有する材料が同一平面となるよ
うに配置されているので、高摩擦係数特性を有す
る材料部分で摩擦伝導による動力の伝達を効率よ
く行え、耐摩耗特性を有する材料部分でベルトの
摩耗を防ぐことができ、このように動力の伝達と
ベルトの摩耗とのバランスを両材料で行うことに
よつて相反するベルト表面の摩耗と動力の伝達と
いう特性を同時に満足させることができるという
効果を奏し得る。
しくは背面材料が高い摩擦係数特性と耐摩耗性に
優れた特性を有するため、ベルトの摩擦伝動がス
ピンドルやプーリに効率よく伝わると同時にベル
トの摩耗を防止することができるという優れた効
果を奏し得る。特に、表面と背面のうちの少なく
とも一方の面に、摩擦係数が0.6〜0.7である高摩
擦係数特性を有する材料と摩擦係数が0.4〜0.5で
ある耐摩耗特性を有する材料が同一平面となるよ
うに配置されているので、高摩擦係数特性を有す
る材料部分で摩擦伝導による動力の伝達を効率よ
く行え、耐摩耗特性を有する材料部分でベルトの
摩耗を防ぐことができ、このように動力の伝達と
ベルトの摩耗とのバランスを両材料で行うことに
よつて相反するベルト表面の摩耗と動力の伝達と
いう特性を同時に満足させることができるという
効果を奏し得る。
さらに、このように表面特性の異なる二つの材
料をベルトの同一面に配置した場合には、プーリ
ーやスピンドルなどの動力伝達装置から受ける動
力の大きさが互いに異なるために、高摩擦係数特
性を有する材料と耐摩耗特性を有する材料は互い
にずれあつて剥離し易いが、高摩擦係数特性を有
する材料と耐摩耗特性を有する材料が同種のゴム
にて形成されているので、高摩擦係数特性を有す
る材料と耐摩耗特性を有する材料の接着性を良好
なものとして、長期間の使用により両者が相互に
剥離するのを防止しベルトの耐久性を向上するこ
とができるという効果を奏し得る。
料をベルトの同一面に配置した場合には、プーリ
ーやスピンドルなどの動力伝達装置から受ける動
力の大きさが互いに異なるために、高摩擦係数特
性を有する材料と耐摩耗特性を有する材料は互い
にずれあつて剥離し易いが、高摩擦係数特性を有
する材料と耐摩耗特性を有する材料が同種のゴム
にて形成されているので、高摩擦係数特性を有す
る材料と耐摩耗特性を有する材料の接着性を良好
なものとして、長期間の使用により両者が相互に
剥離するのを防止しベルトの耐久性を向上するこ
とができるという効果を奏し得る。
第1図aは従来の平ベルトを用いた撚糸機の要
部正面図、第1図bはその平面図、第2図は本考
案の平ベルトの一実施例を示す部分斜視図、第3
図は別の実施例を示す部分斜視図、第4図〜第7
図はそれぞれ他の実施例を示す部分斜視図であ
る。 1……平ベルト、11……ベルト表面、12…
…高摩擦係数特性を有する材料、13……耐摩耗
特性を有する材料、14……油吸収特性を有する
材料、111……ベルト背面。
部正面図、第1図bはその平面図、第2図は本考
案の平ベルトの一実施例を示す部分斜視図、第3
図は別の実施例を示す部分斜視図、第4図〜第7
図はそれぞれ他の実施例を示す部分斜視図であ
る。 1……平ベルト、11……ベルト表面、12…
…高摩擦係数特性を有する材料、13……耐摩耗
特性を有する材料、14……油吸収特性を有する
材料、111……ベルト背面。
Claims (1)
- 表面と背面のうちの少なくとも一方の面に、摩
擦係数が0.6〜0.7である高摩擦係数特性を有する
材料と摩擦係数が0.4〜0.5である耐摩耗特性を有
する材料が同一平面となるように配置され、かつ
該高摩擦係数特性を有する材料と該耐摩耗特性を
有する材料が同種のゴムにて形成されている平ベ
ルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987051490U JPH0310434Y2 (ja) | 1987-04-03 | 1987-04-03 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987051490U JPH0310434Y2 (ja) | 1987-04-03 | 1987-04-03 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62167953U JPS62167953U (ja) | 1987-10-24 |
JPH0310434Y2 true JPH0310434Y2 (ja) | 1991-03-14 |
Family
ID=30875801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987051490U Expired JPH0310434Y2 (ja) | 1987-04-03 | 1987-04-03 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0310434Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4775880B2 (ja) * | 2004-12-08 | 2011-09-21 | トヨタ自動車株式会社 | 摺動部材 |
JP2012051682A (ja) * | 2010-08-31 | 2012-03-15 | Synztec Co Ltd | 搬送用ベルト |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4527931Y1 (ja) * | 1966-12-19 | 1970-10-28 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5481049U (ja) * | 1977-11-18 | 1979-06-08 |
-
1987
- 1987-04-03 JP JP1987051490U patent/JPH0310434Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4527931Y1 (ja) * | 1966-12-19 | 1970-10-28 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62167953U (ja) | 1987-10-24 |
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