JPH0310381Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0310381Y2
JPH0310381Y2 JP9369588U JP9369588U JPH0310381Y2 JP H0310381 Y2 JPH0310381 Y2 JP H0310381Y2 JP 9369588 U JP9369588 U JP 9369588U JP 9369588 U JP9369588 U JP 9369588U JP H0310381 Y2 JPH0310381 Y2 JP H0310381Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
needle valve
piezoelectric element
injection
spring
diesel engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9369588U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6422870U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9369588U priority Critical patent/JPH0310381Y2/ja
Publication of JPS6422870U publication Critical patent/JPS6422870U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0310381Y2 publication Critical patent/JPH0310381Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は圧電素子を利用したデイーゼルエンジ
ンの燃料噴射検知装置に関する。
〈従来技術〉 針弁上のバネ座に付装したバネを圧電素子直接
受けて、その弾縮に伴なう受圧面の応力変化によ
り圧電素子に歪を生じさせ、噴射時期と同期する
出力を取り出すようにした燃料噴射装置の噴射検
知装置は特開昭56−113044等に開示されるように
公知である。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかるに上述の公知構造は、バネの弾縮に伴う
応力変化により圧電素子に歪を生じさせるもので
あつて、バネによる伝達では遅れを生ずるから第
3図ハで示すように、圧電素子からの出力信号の
発生時期と、実際の燃料噴射時期(第3図イの矩
形波の立上り)との間に400μsec程度のずれaを
生じ、正確な燃料噴射時期検出ができなかつた。
本考案は、前記欠点を除去することを目的とす
るものである。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、噴射筐内に摺動可能に装着した針弁
により、該針弁上に付装したバネの弾性作用で噴
射口を閉鎖し、燃料圧力の上昇に伴なつて前記針
弁をバネに抗して移動して間欠的に噴射口を開放
するデイーゼルエンジンの燃料噴射装置におい
て、 針弁に取付けたバネ座内に装着孔を設け、該装
着孔内に、圧電素子と、針弁の昇降に伴なつて、
慣性荷重により圧電素子に圧縮歪を与える質量体
とを、針弁の移動方向に重ね合わせ状に配設する
と共に、該圧電素子の電極に接続した信号取出し
用リード線を、噴射筐の外部に導出したことを特
徴とするものである。
〈作用〉 針弁の移動に伴つて、質量体の慣性荷重が圧電
素子に加わる。そして、圧電素子に圧縮歪みが生
じ、これにより該圧電素子にデイーゼルエンジン
の燃料噴射と同期する出力信号が発生することと
なる。
このため、バネの弾縮に伴う応力変化によらな
いで、直接針弁の昇降によつて、リード線から出
力信号を取出すことができる。
〈実施例〉 第1図において1は、中空のノズルホルダー2
と該ホルダー2の下部にノズルナツト3によつて
連結したノズルボデイ4と、ホルダー2の上部に
螺着したノズルキヤツプ5とからなる公知の噴射
筐であつて、その上下中心の後端部はノズルボデ
イ4下端の噴射口6と連通する下部の針弁案内孔
8と、該案内孔8よりも少し小径の嵌装孔9と、
該嵌装孔9とテーパー状支持面10を介して連通
する上部のバネ装孔11てなる連通孔12が形成
される。
ノズルホルダー2の側部にはパイプ連結嘴13
を螺着し、該連結嘴13に連結した燃料供給パイ
プ14からノズルホルダー2とノズルボデイ4と
に形成された燃料通路16を通つてノズルボデイ
4の下端部の針弁案内孔8と噴射孔6間の供給周
孔7へ燃料油が供給される。
前記針弁案内孔8には供給周孔7に臨むテーパー
面15aを下部に有する針弁15が挿通され、該
針弁15上には連結ピン21によつてバネ座20
が連結され、ノズルキヤツプ5の下面と、該バネ
座20間に付装したバネ17によつて、バネ座2
0の傾斜下面21aを前記テーパー状支持面10
と密着させる。ノズルキヤツプ5の中心には、挿
通孔18aを有する連通ボルト18を上方から螺
着する。
また、ノズルホルダー2の側面にはバネ装孔1
1と連通して、該孔11内の漏洩油を排出するた
めの連結嘴19を螺着する。
第2図は、バネ座20に実施例を示し、基体23
の周側に前記バネ17を受ける係止面22を突成
し、さらに上面に装着孔24を形成し、その内周
面に絶縁リング25を密嵌する。そして、該絶縁
リング25の内側に、同径の板状圧電素子26
と、質量体28とを順次嵌める。前記圧電素子2
6は、上面に出力電極27aを、下面にアース側
電極27bを形成され、該質量体28の中心に設
けた挿通孔29から信号取出し用リード線30の
導線を通して、該導線を出力電極27aに固着す
る。このリード線30は、バネ装孔11を通し
て、連通ボルト18の連通孔18aから外部に引
き出すことにより、外部機器と電気的に接続され
る。このときリード線30の導線の挿通端は、絶
縁性樹脂材31によつて絶縁的に保持している。
前記実施例の作用を設明する。
プランジヤーポンプ等の駆動によつて燃料油の
供給圧が高まると、テーパー面15aにより軸方
向の分力が作用して針弁15がバネ17の弾発力
に抗して高速で上昇し、このため噴射孔6を開口
して燃料油が噴射される。このとき燃料噴射に伴
つてバネ座20が第2図矢線方向に上昇すると、
圧電素子26はその上部の質量体28を支持して
いるから、その上昇に伴う慣性力によつて圧電素
子26に質量体28の慣性荷重がかかり、該圧電
素子26に圧縮歪みを生じて出力信号が発生す
る。
このため、第3図ロに示すように、噴射開始時
期(第3図イの矩形波の立上がり時期)と同期し
た出力信号が圧電素子26から発生する。
尚、前記実施例では、圧電素子26と質量体2
8とを直接接触させて重ね合わせているが、適宜
の介装物を介して重ね合わせても良い。
〈効果〉 本考案は、上述の説明によつて明らかにしたよ
うに、針弁15上に取付けたバネ座20内に、該
針弁15の昇降に伴う慣性力によつて圧電素子2
6に圧縮歪みを付与する質量体28を設け、該慣
性力の作用で圧電素子26から信号出力を生じさ
せるようにしたから、バネ17の弾縮と共に生ず
る応力変化により圧電素子26を歪ませるものと
異なつて、応答の遅延を生ずることなく、精密に
噴射時期を検知し得る優れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案の実施例を示し、第1図は、
燃料噴射装置の縦断側面図、第2図はバネ座20
の縦断側面図である。また第3図は従来装置との
応答対応図であつて、第3図イは針弁15の動き
を示し、第3図ロは本考案装置の出力信号時期を
示し、第3図ハは従来装置の出力信号時期を示
す。 15……針弁、17……バネ、20……バネ
座、24……装着孔、26……圧電素子、28…
…質量体、30……リード線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 噴射筐内に摺動可能に装着した針弁により、該
    針弁上に付装したバネの弾発作用で噴射口を閉錯
    し、燃料圧力の上昇に伴なつて前記針弁をバネに
    抗して移動して間欠的に噴射口を開放するデイー
    ゼルエンジンの燃料噴射装置において、 針弁に取付けたバネ座内に装着孔を設け、該装
    着孔内に、圧電素子と、針弁の昇降に伴なつて、
    慣性荷重により圧電素子に圧縮歪を与える質量体
    とを、針弁の移動方向に重ね合わせ状に配設する
    と共に、該圧電素子の電極に接続した信号取出し
    用リード線を、噴射筐の外部に導出したことを特
    徴とするデイーゼルエンジンの燃料噴射検知装
    置。
JP9369588U 1988-07-15 1988-07-15 Expired JPH0310381Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9369588U JPH0310381Y2 (ja) 1988-07-15 1988-07-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9369588U JPH0310381Y2 (ja) 1988-07-15 1988-07-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6422870U JPS6422870U (ja) 1989-02-07
JPH0310381Y2 true JPH0310381Y2 (ja) 1991-03-14

Family

ID=31318166

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9369588U Expired JPH0310381Y2 (ja) 1988-07-15 1988-07-15

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0310381Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6422870U (ja) 1989-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002519562A (ja) 燃料噴射弁・圧力センサコンビネーション装置
JP2586939B2 (ja) 圧電センサ
US4362050A (en) Fuel injection nozzle for internal combustion engines
JPS56113044A (en) Injection timing sensor
GB1296954A (ja)
RU2003104009A (ru) Клапан управления подачей или расходом текучих сред и способ измерения давления
US6279381B1 (en) Vibration pickup with pressure sheath
JPH0310381Y2 (ja)
US4662564A (en) Fuel injection nozzle with timing sensor
KR100602774B1 (ko) 내연 기관의 노킹 센서 및 그 제조 방법
US4838080A (en) Circuit for distinguishing detected lift signal of the valve element of fuel injection valve
US4192179A (en) Piezoelectric transducer for fuel injection engine
JPH0128300Y2 (ja)
JPS62500733A (ja) 内燃機関の燃焼室内へ燃料を噴射するための装置
JPS5586765A (en) Electric wiring for ink jet head
JPH0213749Y2 (ja)
JPS6311331Y2 (ja)
JPS5512259A (en) Open-close detecting method for diesel engine fuel injection nozzle
JP3057874B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射弁
JPH0631173Y2 (ja) 燃料噴射装置
JP2503975B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射装置
JPS61232381A (ja) 燃料噴射装置の燃料噴射時期検出装置
JPS61171875A (ja) デイ−ゼルエンジンの燃料噴射装置
JPS6456569U (ja)
SU1500928A1 (ru) Пьезоэлектрический датчик