JPH0310077Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は室内装飾用の吊り下げ装飾体に関する
ものである。

（従来技術） 従来より室内装飾用の吊り下げ装飾体は種々案
出されている（実公昭52−31675、同46−23425号
等）。

（考案が解決しようとする問題点） しかしながら、これら装飾体に使用する装飾片
は薄肉のフイルム状であるため腰がないのでほど
よく垂下せず、日時がたつとだらしなく垂下して
しまい見映えの悪いものであつた。また、装飾片
が合成樹脂系のものである場合、特有の反り返り
のため思うような状態とならず苦労していた。

（問題点を解決するための手段） 中央部１２を残して両側に細片１３を並列した
葉状片１１の後端部より突出するように葉状片１
１の中央部１２裏面に取り付けた湾曲性のある板
状片１４の突出部１４ａの上面を支柱１の周側壁
面に取り付けるとともに、支柱１の下部周側壁面
には細帯裁断片２１の端部上面を取り付けてなる
ものである。

（作用、効果） 本考案は以上のような構成であるので以下のよ
うな作用、効果が期待できる。

支柱１のフツク棒１５を室内に設けた掛具に引
掛て使用するが、支柱１の側壁に葉状片１１は放
射状に取り付けられ葉状片１１の裏面中央部に取
り付けた柔軟性のある板状片１４を介して取り付
けられているので葉状片１１は垂直に垂下するの
ではなく放物線を画くように垂下し立体感がでる
ため見映えが良くなるばかりでなく葉状片１１が
上下にスプリング性のある揺動をするため人目に
ひき易いものとなる。また、板状片１４は葉状片
１１の後端部よりも突出させているので支柱１に
取り付ける際にも葉状片１１が邪摩にならず作業
できることとなる。

（実施例） 支柱１は軽量で葉状片等の取り付け易いものが
よく、例えば発泡樹脂製のものが適している。葉
状片１１や細帯裁断片２１を支柱１に取り付ける
には粘着テープ３１を巻回すれば容易である。葉
状片１１に柔軟性のある板状片１４を取り付ける
にはステープラー針によるが、この板状片１４は
柔軟性があり、且つ腰のあるもので透明の合成樹
脂製のものが適している。葉状片は従来のように
直線状でなく波型の裁断にすると人の趣味感をも
満足するものとなる。

なお、主として板状片１４の種類により放物状
態が決められるが、ポリ塩化ビニルの板状片の場
合以下のものが見映えの点からも好ましいもので
ある。

支柱１は径φ40ｍ／ｍ、高さ80ｍ／ｍとし、フ
ツク棒１５は長さ250ｍ／ｍとし、板状片１４の
巾は10ｍ／ｍであつてそのうち最上段の板状片は
厚さ0.4ｍ／ｍ、長さ200ｍ／ｍ、第二段の板状片
は厚さ0.4ｍ／ｍ、長さ290ｍ／ｍ、第三段の板状
片は厚さ0.5ｍ／ｍ、長さ400ｍ／ｍ、第四段の板
状片は厚さ0.2ｍ／ｍ、長さ210ｍ／ｍとしてい
る。なお、葉状片と細帯裁断片の厚さは0.05ｍ／
ｍのフイルムである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の正面図、第２図は同断面図、
第３図は葉状片の平面図である。 １は支柱、１１は葉状片、１２は中央部、１３
は細片、１４は板状片、１４ａは突出部、２１は
細帯裁断片。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 中央部を残して両側に細片を並列した葉状片
   の後端部より突出するように葉状片の中央部裏
   面に取り付けた湾曲性のある板状片の突出部の
   上面を支柱の周側壁面に取り付けるとともに、
   支柱の下部周側壁面には細帯裁断片の端部上面
   を並設してなる吊り下げ用装飾体。 ２ 支柱は発泡樹脂である実用新案登録請求の範
   囲第１項記載の吊り下げ用装飾体。 ３ 板状片は合成樹脂である実用新案登録請求の
   範囲第１項又は第２項記載の吊り下げ用装飾
   体。 ４ 細片が波形の裁断である実用新案登録請求の
   範囲第１項又は第２項又は第３項記載の吊り下
   げ用装飾体。 ５ 細帯裁断片が波形の裁断である実用新案登録
   請求の範囲第１項又は第２項又は第３項又は第
   ４項記載の吊り下げ用装飾体。