JPH0310073Y2 - - Google Patents

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JPH0310073Y2
JPH0310073Y2 JP1983200392U JP20039283U JPH0310073Y2 JP H0310073 Y2 JPH0310073 Y2 JP H0310073Y2 JP 1983200392 U JP1983200392 U JP 1983200392U JP 20039283 U JP20039283 U JP 20039283U JP H0310073 Y2 JPH0310073 Y2 JP H0310073Y2
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ink
tip
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chip
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JP1983200392U
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JPS60109980U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は金属製のパイプ状チツプを有するボー
ルペン体に関する。
ステンレスなどの金属よりなるパイプ状チツプ
の側壁に穿孔し、設けた孔をもつて、チツプ内に
配置される合成樹脂製の部材を係合固定すること
については例えば実開昭57−156378号に開示さ
れ、また、この合成樹脂製の部材の固定を確実に
するためにチツプ内側面に更に段差部を設けるこ
とについては実開昭57−156379号に開示されてい
る。
孔をもつて合成樹脂製の部材の固定に利用する
上記方法は、チツプ内に合成樹脂製の部材を挿入
後、接着したりチツプを押圧変形して挾持したり
する方法に比べて固定の確実性の点で優れたもの
である。
しかし、チツプ外壁に孔の端部が存在すること
は、製造時の作業者の怪我防止の観点で好ましく
ないし、また、製品としても孔の端部が露出する
構造の場合には使用者の怪我防止や定規破損の観
点で好ましくない。
本考案は上述の点に鑑みなされたものであり、
以下、実施例によつて説明する。
本考案の第1実施例を示す第1図において、参
照符号1はステンレス、真鍮などの金属よりな
り、必要に応じて鍍金などの表面処理をされるパ
イプ状のチツプである。このチツプ1はストレー
トである必要もなく、また、適宜横断面形状を有
していてもよいものであるが、先端の小口部1a
でボール2を抱持し、このボール2の背面には、
先端をボール受座とするインキ導通部材3を配置
している。ポリアセタール、ポリアミドなどの合
成樹脂よりなり、微小繊維などの充填物を混在さ
せることもあるインキ導通部材3は中心孔要素3
aと前後端部において拡径する脇孔要素3bとよ
りなるインキ通路を有し、チツプ1に設けた孔1
b部分との係合をなしている。(第3図,第4図
参照)。尚、インキ導通部材3の後方におけるチ
ツプ1内部1cには、必要に応じて、インキ導通
部材3が延在していたり、繊維集束体や合成樹脂
押出成形体などよりなる他のインキ導通部材とか
縦断面櫛歯状のインキ溜部を有するジヤバラ状ペ
ン芯の先部などが配置されたりする。
以上において、本考案の特徴点はインキ導通部
材3のチツプ1との係合関係にあるので、これを
詳述すると、チツプ1の側壁に設けられた孔1b
はチツプ1の側壁を単に穿孔することによつて設
けられたものではない。チツプ1の側壁を外方か
ら押圧変形して内方突出壁部1dを形成し、該内
方突出壁部1d内に開口部を設けることで、内方
突出壁部1dの外側壁面が形成する凹所をして孔
1bとしたものである。ここで、開口部は内方突
出壁部1dの形成時にチツプ1壁面を突き破るこ
とによつて形成してもよいし、また、内方突出壁
部1dの形成と独立の工程で形成してもよい。
内方突出壁部1dの外側壁面が形成する凹所、
従つて孔1bの外側端部は押圧変形によつて形成
されるものであるから、ドリルや放電加工などに
よつて穿孔した場合のような鋭利さを有さない。
従つて怪我防止の観点で好ましいものである。の
みならず、チツプ1の肉厚が薄くても孔1bの深
さを大きくすることができる。即ち、内方突出壁
部1dの内側前肩部1eによる係止とも相俟つ
て、孔1bによるインキ導通部材3の係合は極め
て確実なものとなる。
内方突出壁部1dはその数や形状など任意に形
成される。長手方向に長いものとすることなどそ
の一例である。また、第3図に相当して描かれた
第4図もその一例を示すもので、内方突出壁部1
dを2箇所形成し、インキ導通部材3のインキ通
路を分離された2つの扇形要素3cから形成して
いる。内方突出壁部1dの間隔を第3図に比べて
広くできるので、インキ通路の要素3cをその間
隔部に十分位置せしめることが容易となり、イン
キ導通部材3の先端のボール受座としての強度を
より大とすることができる。勿論、要素3cは孔
でなく、チツプ1の内孔に接する、あるいは隣接
する適宜形状の溝であつてもよい。
また、第5図,第6図は第1図におけるチツプ
1の孔1bの形成を第1図に比べると後方に位置
させ、ボール2とインキ導通部材3との間に別部
材としてのボール受座部材4を介在させたもので
ある。通常、インキ導通部材3はチツプ1の内孔
にセンターピンを挿入し、樹脂を孔1bから入れ
て成形されるが、その際、センターピンにはチツ
プ1への挿入を容易にするために面取りをなされ
るのが一般的で、従つて、インキ導通部材3の端
面には外縁突出部3dが形成される。この外縁突
出部3dにボール受座部材4を支承させることに
より、インキ導通部材3とボール受座部材4との
間に板状空間Aを形成できる。板状空間Aはイン
キ導通部材3のインキ通路とボール受座部材4の
インキ通路と形状任意性を与え、従つて好みのイ
ンキ吐出を図るのが容易となる。本例では、イン
キ導通部材の脇孔要素3bをストレートなものと
し、一方、第6図に示すように、ボール受座部材
4のインキ通路としては、チツプ1の内孔に隣接
する複数の溝要素4aからなるものとした。ま
た、本例によれば、ボール受座部材4の材質を適
宜選択することができるので筆記タツチの選択も
大きく可能となる。
更に、第7図は、チツプ1の内方突出壁部1d
内に形成する開口部を最内方突出部に位置させる
のではなく、前側に偏らせて形成したものであ
る。筆記時、ボール2から受ける圧力が大きい場
合、インキ導通部材3は合成樹脂よりなるので係
合破壊を伴う変形が決して無いとは言えないのだ
が、孔1bの方向が内側から外側に向つて全体に
後方に向かうことになるので、係合破壊が生じ難
くなる。従つて、内方突出壁部1d内に形成する
開口部があまり大きなものとできない場合に本例
は好適である。
以上述べた第4図乃至第7図の例においても、
第1図乃至第3図に述べた最初の実施例と共通の
長所を有する。即ち、本考案のボールペン体は怪
我や破損防止の点で好ましいのみならず、チツプ
1内におけるインキ導通部材3の固定を極めて確
実になせるものである。従つて、外露するインキ
導通部材3の表面をチツプ1の側壁外面と面一に
しなければならないという規制も解除することが
できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は第1実施例の要部縦断面図、第2図は第1図の
−線横断面図、第3図は第1図の−線横
断面図、第4図は第3図に相当して描かれた他の
実施例の横断面図、第5図は更に他の実施例の要
部縦断面図、第6図は第5図の−線横断面
図、第7図は更に他の実施例の要部縦断面図であ
る。 1……チツプ、1b……孔、1d……内方突出
壁部、3……インキ導通部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端小口部でボールを抱持する金属製のパイプ
    状チツプ内に、先端をボール受座とするか別部材
    としてのボール受座部材をボールとの間に介存す
    る合成樹脂製のインキ導通部材を、前記チツプの
    側壁に設けた孔と係合するよう配置してなるボー
    ルペン体であつて、前記チツプの側壁に押圧変形
    による内方突出壁部と、該内方突出壁部内に位置
    する開口部とを設け、これによつて、前記内方突
    出壁部の外側壁面が形成する凹所をして前記イン
    キ導通部材の係合用の孔たらしめたことを特徴と
    するボールペン体。
JP20039283U 1983-12-28 1983-12-28 ボ−ルペン体 Granted JPS60109980U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20039283U JPS60109980U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 ボ−ルペン体

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JP20039283U JPS60109980U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 ボ−ルペン体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60109980U JPS60109980U (ja) 1985-07-25
JPH0310073Y2 true JPH0310073Y2 (ja) 1991-03-13

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ID=30761197

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS555337U (ja) * 1978-06-26 1980-01-14

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5924556Y2 (ja) * 1979-05-16 1984-07-20 パイロツトインキ株式会社 水性ボ−ルペンの先端部

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS555337U (ja) * 1978-06-26 1980-01-14

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JPS60109980U (ja) 1985-07-25

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