JPH029878Y2 - - Google Patents

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JPH029878Y2
JPH029878Y2 JP9294483U JP9294483U JPH029878Y2 JP H029878 Y2 JPH029878 Y2 JP H029878Y2 JP 9294483 U JP9294483 U JP 9294483U JP 9294483 U JP9294483 U JP 9294483U JP H029878 Y2 JPH029878 Y2 JP H029878Y2
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liquid
tank
membrane
module
tight
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JP9294483U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は膜分離装置に関し、詳しくは、運転停
止時に膜モジユールを液で自動的に逆洗する膜
分離装置の改良に関するものである。
電着液の管理に限外過装置を使用することが
ある。而るに、この装置の運転停止中、膜モジユ
ール内に原液が封入されたまゝのときは、原液中
の沈降性物質が膜面に付着し、膜性能の低下が避
けられない。このため、膜モジユールよりも高所
の位置に液貯槽を設け、この貯槽を膜モジユー
ルの過室に立管により連通し、原液から分離し
た液をその液貯槽に貯えておき、膜モジユー
ルの運転が停止され、モジユール内原液の圧力が
常圧となつたときに、液貯槽の高所位置に基づ
く液の落差圧力で膜を逆洗すると共に原液側膜
面近傍の原液を液(逆洗によつて膜を通過した
液)で置換しておくことが公知である。
ところで、上記の逆洗を行うには、通常、液
貯槽の高さ位置を膜モジユールよりも数m、例え
ば約5m高に位置とする必要があり、従つて、膜
モジユールの過室圧力は、0.5Kg/m2となつて、
膜を隔てての原液と液との差圧が通常の場合よ
りも0.5Kg/m2も小さくなる。而るに、膜モジユ
ールの過性能は上記差圧を大にするほど増大で
きるが、この差圧が0.5Kg/m2も上記のように小
さくなれば、膜モジユールの顕著な過性能の低
下が避けられない。
本考案に係る膜分離装置は、膜モジユールの
過性能を充分に保持し得て、装置の停止時には貯
槽液により効果的に膜を逆洗し得る構成であ
り、処理原液の濃縮液タンクよりも高所の位置に
液密閉タンクを設け、該液密閉タンクよりも
低所の位置に液タンクを設け、濃縮液タンク並
びに液タンクよりも高所の位置に膜モジユール
を設け、液密閉タンクの下部と上記モジユール
の液室とを連通管Aによつて連通し、液密閉
タンクの上部と液タンクの下部とを連通管Bに
よつて連通し、連通管Bの上部又は液密閉タン
クの上部に大気連通用バルブを設けたことを特徴
とするものである。
以下、図面により本考案を説明する。
図において、1は架台上に設置した膜モジユー
ル、例えば限外膜モジユールであり、10は膜を
示している。2は加圧ポンプであり、膜モジユー
ル1と同じ平面内に設けられている。3は原液側
配管であり、原液がモジユール1の原液室に加圧
ポンプ2によつて圧入され、液が膜10を透過
し、この液分離により濃縮された原液がモジユ
ール1の濃縮液出口11より取出される。4は
液密閉タンクであり、このタンク4の下部とモジ
ユール14の液室との間が連通管Aによつて連
通されている。5は液タンクであり、該液タ
ンク5の下部と上記液密閉タンク4の上部とが
連通管Bによつて連通されている。6は連通管B
の上部に設けた大気連通用バルブであり、加圧ポ
ンプ2の停止時に自動又は手動によつて開とされ
る。このバルブ6は液密閉タンク4の上部に設
けてもよい。7は濃縮液タンクである。
上記において、液密閉タンク4は濃縮液タン
ク7並びに液タンク5よりも高所にあり、膜モ
ジユール1も液密閉タンク4並びに液タンク
5よりも高所にある。図においてH1は零であつ
てもよい。
上記において、装置の運転中、すなわち加圧ポ
ンプ2の駆動中、モジユール1の膜で分離された
液はモジユール1の液室→連通管A→液密
閉タンク4→連通管B→液タンク5へとサイフ
オン現象により送られていき、液タンク5から
オーバフローされる。この場合、モジユール1の
膜面に作用する液の落差圧力はH2である。
而るに、停電等によつて加圧ポンプ2の駆動が
停止されると、大気連通用バルブ6が開となり、
液密閉タンク4の上部が大気と連通する結果、
サイフオン現象が喪失するに至り、モジユール1
の膜面10には液室側からと原液側からのトー
タル落差H1+H3(濃縮液タンク7と液密閉タ
ンク4の間の落差)の液圧力を作用させ得るか
ら、モジユールの膜を効果的に逆洗できる。又、
上記H2を大にでき、モジユール運転中、膜に作
用する液圧力をサイフオン現象で負にできるか
ら、膜の分離性能も高く保持できる。
このように、本考案に係る膜分離装置によれ
ば、膜の分離性能を損うことなく、高所の液槽
に液を貯えておき、装置の運転時には、その
液の落差圧力で膜を効果的に逆洗することができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る膜分離装置を示す説明図で
ある。 図において、1は膜モジユール、4は液密閉
タンク、5は液タンク、6は大気連通用バル
ブ、A並びにBは連通管である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 処理原液の濃縮液タンクよりも高所の位置に
    液密閉タンクを設け、該液密閉タンクよりも低
    所の位置に液タンクを設け、濃縮液タンク並び
    に液タンクよりも高所の位置に膜モジユールを
    設け、液密閉タンクの下部と上記モジユールの
    液室とを連通管Aによつて連通し、液密閉タ
    ンクの上部と液タンクの下部とを連通管Bによ
    つて連通し、連通管Bの上部又は液密閉タンク
    の上部に大気連通用バルブを設けたことを特徴と
    する膜分離装置。
JP9294483U 1983-06-16 1983-06-16 膜分離装置 Granted JPS601403U (ja)

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JP9294483U JPS601403U (ja) 1983-06-16 1983-06-16 膜分離装置

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JP9294483U JPS601403U (ja) 1983-06-16 1983-06-16 膜分離装置

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JPS601403U JPS601403U (ja) 1985-01-08
JPH029878Y2 true JPH029878Y2 (ja) 1990-03-12

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995035261A1 (fr) * 1994-06-22 1995-12-28 Noritake Co., Limited Procede de regeneration des fluides d'usinage et appareil associe

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JPS601403U (ja) 1985-01-08

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