JPH029849B2 - - Google Patents
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- JPH029849B2 JPH029849B2 JP3086783A JP3086783A JPH029849B2 JP H029849 B2 JPH029849 B2 JP H029849B2 JP 3086783 A JP3086783 A JP 3086783A JP 3086783 A JP3086783 A JP 3086783A JP H029849 B2 JPH029849 B2 JP H029849B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J19/00—Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
- B01J19/08—Processes employing the direct application of electric or wave energy, or particle radiation; Apparatus therefor
- B01J19/12—Processes employing the direct application of electric or wave energy, or particle radiation; Apparatus therefor employing electromagnetic waves
- B01J19/122—Incoherent waves
- B01J19/123—Ultraviolet light
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Electromagnetism (AREA)
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- General Health & Medical Sciences (AREA)
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- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はインキ・塗料類に紫外線を照射してこ
れらを即時に乾燥・硬化させる目的に使用される
紫外線照射器の改良に関する。
れらを即時に乾燥・硬化させる目的に使用される
紫外線照射器の改良に関する。
従来の紫外線照射器は、照射器本体の内部にア
ルミニウム製の反射鏡を収納し、該反射鏡の内部
に高圧水銀ランプやメタルハライドランプのごと
き紫外線源を装着した構造のものが多かつた。か
かる照射器では、紫外線源の点灯に伴い照射器本
体の内部が極めて高温になるため排気装置等を用
いて内部を空冷している。しかしながらアルミニ
ウム製の反射鏡を用いると紫外線とともに熱線も
多量に反射されるため、被照射物が熱に弱い物質
である場合にはそれが軟化・変形するという問題
があつた。そこで、アルミニウム製の反射鏡に代
えて、熱線を通過し紫外線のみを反射する熱線透
過反射鏡が使用されるようになつてきた。かかる
反射鏡の代表的なものは耐熱性ガラスの表面に金
属酸化物を蒸着して多層干渉膜を形成したもので
ある。第3図はそのような熱線透過反射鏡1の一
般的な外観形状を示すもので、内部に管状の紫外
線源2を配置した状態を示す。ところが、かかる
反射鏡はかなり大きなガラス体の表面に多層干渉
膜を付着させるため製造が難しいという欠点があ
る。特に紫外線を均一に照射するために多層干渉
膜の膜厚を反射鏡全体にわたつて適切にコントロ
ールすることは極めて困難であつた。また、反射
鏡全体がかなり大形になるため、熱膨脹によるス
トレスを吸収しにくいという欠点もある。さらに
は反射鏡の内部と外部を連絡する通風路がないた
め、空冷をしても紫外線源の冷却効果がないとい
う問題もある。第4図は上記のように問題を改善
するために提案された反射鏡構造である。これ
は、縦に長い平板状の熱線透過反射板1a,1
b,1c…を断面が円弧状となるように隣接させ
て配置したものである。かかる構造では複数枚の
熱線透過反射板1a,1b,3c…を用意してこ
れを組み合せればよいから製造上の困難性はある
程度解消される。又、各熱線透過反射板の隣接間
隙が通風路を形成するので、紫外線源冷却効果も
かなり改善される。ところが、かかる構造では反
射鏡の断面形状を放物線又は楕円のような正確な
円弧状とすることはできないため紫外線のコント
ロールという面で難点がある。また、縦に長いガ
ラス板に多層干渉膜を蒸着するので、製造上の問
題が完全に解消されたとはいいがたい。さらに
は、各熱線透過反射板の隣接間隙のみが通風路と
なつているので、紫外線源の冷却を要する部分の
冷却効果が十分でなく、しかも紫外線源の長手方
向の冷却効果をコントロールすることも無理であ
つた。紫外線源として例えばメタルハライドラン
プを使用した場合は、発光管の端部を保温する一
方、発光管の中央部を適度に冷却しなければ高い
発光効果が得られないから、紫外線源の長手方向
の冷却効果のコントロールは極めて重要である。
ルミニウム製の反射鏡を収納し、該反射鏡の内部
に高圧水銀ランプやメタルハライドランプのごと
き紫外線源を装着した構造のものが多かつた。か
かる照射器では、紫外線源の点灯に伴い照射器本
体の内部が極めて高温になるため排気装置等を用
いて内部を空冷している。しかしながらアルミニ
ウム製の反射鏡を用いると紫外線とともに熱線も
多量に反射されるため、被照射物が熱に弱い物質
である場合にはそれが軟化・変形するという問題
があつた。そこで、アルミニウム製の反射鏡に代
えて、熱線を通過し紫外線のみを反射する熱線透
過反射鏡が使用されるようになつてきた。かかる
反射鏡の代表的なものは耐熱性ガラスの表面に金
属酸化物を蒸着して多層干渉膜を形成したもので
ある。第3図はそのような熱線透過反射鏡1の一
般的な外観形状を示すもので、内部に管状の紫外
線源2を配置した状態を示す。ところが、かかる
反射鏡はかなり大きなガラス体の表面に多層干渉
膜を付着させるため製造が難しいという欠点があ
る。特に紫外線を均一に照射するために多層干渉
膜の膜厚を反射鏡全体にわたつて適切にコントロ
ールすることは極めて困難であつた。また、反射
鏡全体がかなり大形になるため、熱膨脹によるス
トレスを吸収しにくいという欠点もある。さらに
は反射鏡の内部と外部を連絡する通風路がないた
め、空冷をしても紫外線源の冷却効果がないとい
う問題もある。第4図は上記のように問題を改善
するために提案された反射鏡構造である。これ
は、縦に長い平板状の熱線透過反射板1a,1
b,1c…を断面が円弧状となるように隣接させ
て配置したものである。かかる構造では複数枚の
熱線透過反射板1a,1b,3c…を用意してこ
れを組み合せればよいから製造上の困難性はある
程度解消される。又、各熱線透過反射板の隣接間
隙が通風路を形成するので、紫外線源冷却効果も
かなり改善される。ところが、かかる構造では反
射鏡の断面形状を放物線又は楕円のような正確な
円弧状とすることはできないため紫外線のコント
ロールという面で難点がある。また、縦に長いガ
ラス板に多層干渉膜を蒸着するので、製造上の問
題が完全に解消されたとはいいがたい。さらに
は、各熱線透過反射板の隣接間隙のみが通風路と
なつているので、紫外線源の冷却を要する部分の
冷却効果が十分でなく、しかも紫外線源の長手方
向の冷却効果をコントロールすることも無理であ
つた。紫外線源として例えばメタルハライドラン
プを使用した場合は、発光管の端部を保温する一
方、発光管の中央部を適度に冷却しなければ高い
発光効果が得られないから、紫外線源の長手方向
の冷却効果のコントロールは極めて重要である。
本発明は以上のような点に鑑みてなされたもの
で、紫外線源の長手方向やそれに直角な方向の紫
外線照射強度の制御を簡単かつ正確に行うことが
でき、紫外線源の発光工率を低下させることなく
反射鏡の内外の冷却効果を増大させることがで
き、熱膨脹に伴うストレスの問題も解消でき、製
造・組立及び保守も容易である等数々の特長を有
する紫外線照射器を提供するものである。
で、紫外線源の長手方向やそれに直角な方向の紫
外線照射強度の制御を簡単かつ正確に行うことが
でき、紫外線源の発光工率を低下させることなく
反射鏡の内外の冷却効果を増大させることがで
き、熱膨脹に伴うストレスの問題も解消でき、製
造・組立及び保守も容易である等数々の特長を有
する紫外線照射器を提供するものである。
第1図及び第2図は本発明に係る紫外線照射器
の正面及び側面の断面図である。1は上方に空気
取入口を有する外筐である。この外筐1の中には
筒状の排気孔2を有する内筐3が収納してある。
そして内筐3の中には端部を避けて適数の通風孔
4a,4b,4cを設けた通風板5が配置してあ
り、その両側には円弧状に彎曲させた複数の熱線
透過反射板6a〜6e及び6f〜6jをそれらの
隣接間隙が前記通風板5の端部に位置しないよう
にして連続配置せしめて全体を樋状となした反射
鏡6が配置してある。通風板5の端部を避けて通
風孔4a,4b,4cを設け、また熱線透過反射
板6a〜6e,6f〜6jの隣接間隙が通風板5
の端部に位置しないようにしたのは、通風板5の
端部紫外線源の電極封入部を配置した場合に、該
電極封入部の保温効果を良好に保つためである。
さらに、反射鏡6の長手方向の両側端には内筐3
の一部もつて兼用させることができる端板7a,
7bが当接せしめてある。該端板7a,7bのう
ち、前記熱線透過反射板6a,6f及び6e,6
jの外側面に近接した個所には外筐1と内筐3と
の間の通風路に連絡する透孔8a,8b及び8
c,8dが設けてある。そして、反射鏡6の内部
にはメタルハライドランプのような紫外線源9を
その端部を前記通風板5の端部に位置させて収納
装置してある。10は内筐3の排気孔2に連結し
た排気装置を示す。第5図及び第6図は本発明に
用いる反射鏡部分の斜視図及び平面図である。
の正面及び側面の断面図である。1は上方に空気
取入口を有する外筐である。この外筐1の中には
筒状の排気孔2を有する内筐3が収納してある。
そして内筐3の中には端部を避けて適数の通風孔
4a,4b,4cを設けた通風板5が配置してあ
り、その両側には円弧状に彎曲させた複数の熱線
透過反射板6a〜6e及び6f〜6jをそれらの
隣接間隙が前記通風板5の端部に位置しないよう
にして連続配置せしめて全体を樋状となした反射
鏡6が配置してある。通風板5の端部を避けて通
風孔4a,4b,4cを設け、また熱線透過反射
板6a〜6e,6f〜6jの隣接間隙が通風板5
の端部に位置しないようにしたのは、通風板5の
端部紫外線源の電極封入部を配置した場合に、該
電極封入部の保温効果を良好に保つためである。
さらに、反射鏡6の長手方向の両側端には内筐3
の一部もつて兼用させることができる端板7a,
7bが当接せしめてある。該端板7a,7bのう
ち、前記熱線透過反射板6a,6f及び6e,6
jの外側面に近接した個所には外筐1と内筐3と
の間の通風路に連絡する透孔8a,8b及び8
c,8dが設けてある。そして、反射鏡6の内部
にはメタルハライドランプのような紫外線源9を
その端部を前記通風板5の端部に位置させて収納
装置してある。10は内筐3の排気孔2に連結し
た排気装置を示す。第5図及び第6図は本発明に
用いる反射鏡部分の斜視図及び平面図である。
つまり、本発明に係る反射鏡構成は、端部を避
けて適数の通風孔4a,4b,4cを設けた通風
板5の両側に、比較的小さい寸法のガラス板を放
物線あるいは楕円の一部に沿つて円弧状に彎曲さ
せたうえその表面に多層干渉膜を形成してなる複
数の熱線透過反射板6a〜6e及び6f〜6jを
それらの隣接間隙が前記通風板5の端部に位置し
ないように連接配置せしめて全体を樋状となした
反射鏡6を構成するものである。熱線透過反射板
の枚数は紫外線源9の長さに応じて適宜選択すれ
ばよい。ここに、通風板5の端部を避けて通風孔
4a,4b,4cを設け、かつ熱線透過反射板6
a〜6e及び6f〜6jの隣接間隙も通風板5の
端部に位置しないようにしたのは、その部分に紫
外線源、殊にメタルハライドランプの端部を位置
させるためである。このようにすることにより、
メタルハライドランプの端部は保温されかつ中央
部は適度に冷却されることとなるから高い発光効
率が得られるわけである。ただ、このようにする
と、反射鏡6の両端に位置する熱線透過反射板6
a,6f及び6e,6jの温度が極めて高くな
り、それらの多層干渉膜が剥離する現象が見られ
た。そこで本発明は反射鏡6の長手方向の両端に
当接された端板7a,7bのうち、前記熱線透過
反射板6a,6f及び6e,6jの外側面に近接
した個所に外筐1と内筐3との間の通風路に連絡
する適数の透孔8a〜8dを設けてある。これに
より反射鏡端部の温度おのみを低下させることが
できる。なお、各熱線透過反射板6a〜6e及び
6f〜6jの間に形成される隣接間隙は任意でよ
いが、大きすぎると紫外線の反射効率に影響し、
小さすぎると反射鏡の冷却効果に影響する。実験
例によれば1mm以下としても一定の効が得られる
が、完全に塞いでしまうと反射鏡の壁面をかなり
高温となり、多層干渉膜の剥離現象などがあらわ
れる。以上のように、本発明によれば紫外線源の
発光効率を高めうるという大きな利点がある。ま
た、本発明のように反射鏡をいわば長手方向に対
し直角な方向に分割した構成では、各熱線透過反
射板6a〜6e及び6f〜6jの製造が極めて簡
単であり、取扱いも容易であり、さらには熱線透
過反射板の一部が破損しても反射鏡全体を交換す
る必要がないというメリツトもある。しかしさら
にこれらに加えて次のような利点もある。先ず、
熱線透過反射板の一単位の大きさが比較的小さい
ので各熱線透過反射板における彎曲方向の多層干
渉膜の厚みのコントロールが比較的容易に行える
ことである。たとえば、第1図において、各熱線
透過反射板6a〜6e,6f〜6jの通風板5に
近い側の膜厚を最小にし、外側に向つて次第に膜
を厚くすることが可能である。このようにするこ
とにより、反射鏡の長手方向と直角な方向の紫外
線照射率を変えることができ、全体に均一な照射
強度が得られる。
けて適数の通風孔4a,4b,4cを設けた通風
板5の両側に、比較的小さい寸法のガラス板を放
物線あるいは楕円の一部に沿つて円弧状に彎曲さ
せたうえその表面に多層干渉膜を形成してなる複
数の熱線透過反射板6a〜6e及び6f〜6jを
それらの隣接間隙が前記通風板5の端部に位置し
ないように連接配置せしめて全体を樋状となした
反射鏡6を構成するものである。熱線透過反射板
の枚数は紫外線源9の長さに応じて適宜選択すれ
ばよい。ここに、通風板5の端部を避けて通風孔
4a,4b,4cを設け、かつ熱線透過反射板6
a〜6e及び6f〜6jの隣接間隙も通風板5の
端部に位置しないようにしたのは、その部分に紫
外線源、殊にメタルハライドランプの端部を位置
させるためである。このようにすることにより、
メタルハライドランプの端部は保温されかつ中央
部は適度に冷却されることとなるから高い発光効
率が得られるわけである。ただ、このようにする
と、反射鏡6の両端に位置する熱線透過反射板6
a,6f及び6e,6jの温度が極めて高くな
り、それらの多層干渉膜が剥離する現象が見られ
た。そこで本発明は反射鏡6の長手方向の両端に
当接された端板7a,7bのうち、前記熱線透過
反射板6a,6f及び6e,6jの外側面に近接
した個所に外筐1と内筐3との間の通風路に連絡
する適数の透孔8a〜8dを設けてある。これに
より反射鏡端部の温度おのみを低下させることが
できる。なお、各熱線透過反射板6a〜6e及び
6f〜6jの間に形成される隣接間隙は任意でよ
いが、大きすぎると紫外線の反射効率に影響し、
小さすぎると反射鏡の冷却効果に影響する。実験
例によれば1mm以下としても一定の効が得られる
が、完全に塞いでしまうと反射鏡の壁面をかなり
高温となり、多層干渉膜の剥離現象などがあらわ
れる。以上のように、本発明によれば紫外線源の
発光効率を高めうるという大きな利点がある。ま
た、本発明のように反射鏡をいわば長手方向に対
し直角な方向に分割した構成では、各熱線透過反
射板6a〜6e及び6f〜6jの製造が極めて簡
単であり、取扱いも容易であり、さらには熱線透
過反射板の一部が破損しても反射鏡全体を交換す
る必要がないというメリツトもある。しかしさら
にこれらに加えて次のような利点もある。先ず、
熱線透過反射板の一単位の大きさが比較的小さい
ので各熱線透過反射板における彎曲方向の多層干
渉膜の厚みのコントロールが比較的容易に行える
ことである。たとえば、第1図において、各熱線
透過反射板6a〜6e,6f〜6jの通風板5に
近い側の膜厚を最小にし、外側に向つて次第に膜
を厚くすることが可能である。このようにするこ
とにより、反射鏡の長手方向と直角な方向の紫外
線照射率を変えることができ、全体に均一な照射
強度が得られる。
また、本発明によれば、反射鏡の長手方向の紫
外線照射率も容易にコントロールできる。すなわ
ち、第5図及び第6図において、各熱線透過反射
板6a〜6e及び6f〜6jの多層干渉膜の厚み
を、反射鏡の長手方向の中央に位置する熱線透過
反射板6c及び6hにおいて最も薄くし、その外
側に位置するものほど漸次厚くすることが可能で
ある。多層干渉膜が厚いほど紫外線の吸収は少な
くかつ紫外線源の紫外線照射強度はその中央部ほ
ど大きいからこのような反射鏡構成を用いること
により反射鏡の長手方向の紫外線照射強度を均一
にできるわけである。逆に、反射鏡自体の長手方
向の紫外線照射率を均等にしたい場合は、各熱線
透過反射板の一部を取り替えることによつて全体
としてのバラツキを吸収することもできる。反射
鏡の長手方向とそれに直角な方向の紫外線照射率
を適宜選択すれば更に理想的な照射強度のコント
ロールが可能である。次に、本発明の反射鏡構成
では反射鏡の長手方向における各熱線透過反射板
6a〜6e,6f〜6jの長さ(巾)を変えるこ
とができる。
外線照射率も容易にコントロールできる。すなわ
ち、第5図及び第6図において、各熱線透過反射
板6a〜6e及び6f〜6jの多層干渉膜の厚み
を、反射鏡の長手方向の中央に位置する熱線透過
反射板6c及び6hにおいて最も薄くし、その外
側に位置するものほど漸次厚くすることが可能で
ある。多層干渉膜が厚いほど紫外線の吸収は少な
くかつ紫外線源の紫外線照射強度はその中央部ほ
ど大きいからこのような反射鏡構成を用いること
により反射鏡の長手方向の紫外線照射強度を均一
にできるわけである。逆に、反射鏡自体の長手方
向の紫外線照射率を均等にしたい場合は、各熱線
透過反射板の一部を取り替えることによつて全体
としてのバラツキを吸収することもできる。反射
鏡の長手方向とそれに直角な方向の紫外線照射率
を適宜選択すれば更に理想的な照射強度のコント
ロールが可能である。次に、本発明の反射鏡構成
では反射鏡の長手方向における各熱線透過反射板
6a〜6e,6f〜6jの長さ(巾)を変えるこ
とができる。
例えば、中央に位置する熱線透過反射板6c及
び6hの長さを最小とし、その外側に位置するも
のほぼ漸次長さを大きくすることができる。この
ように構成すると、反射鏡の内部に収納した紫外
線源の中央部を小間隙によつて冷却し、両端部を
保温するという効果がさらに高まる。最後に、本
発明における照射器内部の空冷効果について説明
する。
び6hの長さを最小とし、その外側に位置するも
のほぼ漸次長さを大きくすることができる。この
ように構成すると、反射鏡の内部に収納した紫外
線源の中央部を小間隙によつて冷却し、両端部を
保温するという効果がさらに高まる。最後に、本
発明における照射器内部の空冷効果について説明
する。
第1図及び第2図において、排気装置10を駆
動すると、外筐1の空気取入口から吸入された空
気は矢符で示すように内筐3に外側を通り、端板
7a,7bの透孔8a,8b及び8c,8dから
内筐3に入つて反射鏡6の外側を通つて排気孔2
から排出される。一方、反射鏡6の開口部から吸
入された空気は紫外線源9の周囲を通り、通風板
5の通風孔4a,4b,4c及び各熱線透過反射
板6a〜6e,6f〜6jの隣接間隙から内筐3
に吸入され排気孔2から排出される。このため、
反射鏡6はその内外から冷却されることとなる。
したがつて、熱線が反射鏡6の背面に放出されに
もかかわらず、反射鏡6の温度はそう高くはなら
ない。なお、この通風経路は第5図及び第6図に
も矢符で示す。このようにして照射器内部の空冷
効果は良好に保たれるわけである。
動すると、外筐1の空気取入口から吸入された空
気は矢符で示すように内筐3に外側を通り、端板
7a,7bの透孔8a,8b及び8c,8dから
内筐3に入つて反射鏡6の外側を通つて排気孔2
から排出される。一方、反射鏡6の開口部から吸
入された空気は紫外線源9の周囲を通り、通風板
5の通風孔4a,4b,4c及び各熱線透過反射
板6a〜6e,6f〜6jの隣接間隙から内筐3
に吸入され排気孔2から排出される。このため、
反射鏡6はその内外から冷却されることとなる。
したがつて、熱線が反射鏡6の背面に放出されに
もかかわらず、反射鏡6の温度はそう高くはなら
ない。なお、この通風経路は第5図及び第6図に
も矢符で示す。このようにして照射器内部の空冷
効果は良好に保たれるわけである。
なお、熱線透過反射板を使用しているので、照
射物に対する熱線の照射は極めて少なくなること
はいうまでもない。
射物に対する熱線の照射は極めて少なくなること
はいうまでもない。
第1図及び第2図は本発明に係る紫外線照射器
の正面及び側面の断面図、第3図及び第4図は従
来の紫外線照射器の反射鏡の斜視図、第5図は本
発明に用いる反射鏡の斜視図、第6図は同反射鏡
の平面図である。 第1図、第2図並に第5図及び第6図におい
て、1……外筐、2……排気孔、3……内筐、4
a,4b,4c……通風孔、5……通風板、6a
〜6e,6f〜6j……熱線透過反射板、6……
反射鏡、7a,7b……端板、8a〜8d……透
孔、9……紫外線源、10……排気装置。
の正面及び側面の断面図、第3図及び第4図は従
来の紫外線照射器の反射鏡の斜視図、第5図は本
発明に用いる反射鏡の斜視図、第6図は同反射鏡
の平面図である。 第1図、第2図並に第5図及び第6図におい
て、1……外筐、2……排気孔、3……内筐、4
a,4b,4c……通風孔、5……通風板、6a
〜6e,6f〜6j……熱線透過反射板、6……
反射鏡、7a,7b……端板、8a〜8d……透
孔、9……紫外線源、10……排気装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 外筐1の内部に収納した排気孔2を有する内
筐3の中に、端部を避けて適数の通風孔4a・4
b・4cを設けてなる通風板5を配置し、該通風
板5の両側に円弧状に彎曲させた複数の熱線透過
反射板6a〜6e及び6f〜6jをそれらの隣接
間隙が前記通風板5の端部に位置しないようにし
て連接配置せしめて全体を樋状となした反射鏡6
を構成するとともに、該反射鏡6の長手方向の両
側端に端板7a・7bを当接し、該端板7a・7
bのうち前記反射鏡6の端部の熱線透過反射板6
a・6f及び6e・6jの外側面に近接した個所
に外筐1と内筐3との間の通風路に連絡する適数
の透孔8a・8b及び8c・8dを設けたうえ、
前記反射鏡6の内部に管状の紫外線源9をその端
部を前記通風板5の端部に位置させて収納装着し
たことを特徴とする紫外線照射器。 2 熱線透過反射板6a〜6e及び6f〜6jは
耐熱性透光板の表面に多層干渉膜を形成したもの
であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載の紫外線照射器。 3 紫外線源9はメタルハライドランプであるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の紫外
線照射器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3086783A JPS59156430A (ja) | 1983-02-28 | 1983-02-28 | 紫外線照射器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3086783A JPS59156430A (ja) | 1983-02-28 | 1983-02-28 | 紫外線照射器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59156430A JPS59156430A (ja) | 1984-09-05 |
JPH029849B2 true JPH029849B2 (ja) | 1990-03-05 |
Family
ID=12315673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3086783A Granted JPS59156430A (ja) | 1983-02-28 | 1983-02-28 | 紫外線照射器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59156430A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62136272U (ja) * | 1986-02-21 | 1987-08-27 | ||
JPS62136270U (ja) * | 1986-02-21 | 1987-08-27 |
-
1983
- 1983-02-28 JP JP3086783A patent/JPS59156430A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59156430A (ja) | 1984-09-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19900911 |