JPH0297347A - 離合式撒餌魚信装置及び当り浮き - Google Patents

離合式撒餌魚信装置及び当り浮き

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JPH0297347A
JPH0297347A JP20686088A JP20686088A JPH0297347A JP H0297347 A JPH0297347 A JP H0297347A JP 20686088 A JP20686088 A JP 20686088A JP 20686088 A JP20686088 A JP 20686088A JP H0297347 A JPH0297347 A JP H0297347A
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Hideo Midote
三土手 秀男
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発 明 の 目 的] (産業上の利用分野) 本発明は離合式撒餌魚信装置及び当り浮きに係り、特に
、磯釣り及び防波堤の投げ浮き釣りにおいての魚がいる
ポイントが比較的沖目に点在する場合、そのポイントへ
の遠投、ポイントにおいて散布される撒き餌による確実
な集魚、魚信の確認が容易に行なえるようにした魚信装
置及び当り浮きに関する。
(従来の技術) 従来、海における投げ浮き釣りの方法として、単に投げ
釣り用の浮きと付は餌等とをセットして投入する方法と
、浮きの下部にコマセカゴ等を付けてポイントへ投入す
る方法との二種がある。
後者のカゴ釣りの場合は集魚能力かあるから、非常に多
く利用されている半面、次のような欠点がある。すなわ
ち、特に反転式カゴ釣り(例えば実開昭61−1547
77号公報)においては、投入着水の時点で反転したカ
ゴの中から寄せ餌か一度に海中に放出される。その結果
、潮流が早いポイントである場合には、放出された寄せ
餌が一瞬のうちに流されてしまい、したがって、付は餌
付近に対する集魚能力時間か非常に短かくなる問題点か
ある。また、釣糸による遠隔操作、着水時に沈降する重
りの重量等によって水中でのコマセカゴを開放するよう
にしたもの(例えば特開昭62−294025号公報、
実公昭62−7092号公報)は、遠投中に誤って開放
させてしまうことがあり、その操作には熟練を要する。
しかも、カゴ類、浮き、付は餌が夫々バラバラにセット
されているものは、それらの仕掛けが互いに絡まること
かあり、ポイントへの投入に際し高度なテクニックを必
要とする。
また、反転式コマセカゴ以外のカゴ類を付けた場合でも
、浮きの下部に重量があるカゴ類を支持するには、浮力
か大きい浮きが必要である。ところが、浮力か大きい浮
きを使用すると、カゴ類を十分に支持できても、魚信が
あった場合での感度が悪く、釣り逃がすことが多い。す
なわち、魚が釣針に餌食した瞬間に不自然な抵抗が生じ
ているために魚が餌を食い渋ったり、また、警戒心が強
い魚等であると付は餌を吐き出す結果になりかねない。
したかって、大きな浮力を有する浮きでは、小さな魚信
を得るのは困難である。
こうしたことから、本発明者は、上述した従来の諸欠点
の解消を図るべく、実開昭63−61275号の合体式
反転集魚浮き及び反転当り浮きを提案した。すなわち、
これは、撒き餌を収容する筒状の集魚浮き(コマセ浮き
体)と、撒き餌を収容後での集魚浮きの一方の入り口に
着脱自在に結合することで入り口を閉鎖する当り浮きと
から成り、投入時での両者は互いに合体していて着水時
では離反し、浮上状態である集魚浮きからは餌が海中に
徐々に散布され、散布終了時では重心位置の変更によっ
て上下か反転されるようにし、また、付は餌が付けられ
ている当り浮きによって魚信を知ることができるように
する。そして、魚信時に釣り上ける場合には、反転後で
の集魚浮きに当り浮きが結合し、その結合状態での両者
が同時に引き上げられるようになっている。
(発明が解決しようとする問題点) しかして、集魚浮きは、広い範囲での撒き餌の散布効率
を図れるよう両端の開口から散布させるようにしである
ため、水面直下で水平状の浮遊状態とさせるのに十分な
浮力を発揮させる浮力部分を上部に有する。また、この
浮力部分は、撒き餌の終了後でそのままの上位置状態で
あると、引き上げ時では造波抵抗を生じるから、水面上
で抵抗なく竿先側へ引かれるように上下を反転させ、反
転後ではその底面においての抵抗を少なくするため、船
底状に形成されている。
ところか、このような反転構造の集魚浮きは、反転後に
おいて、撒き餌を収納していた筒部か水面上に浮上する
ため、釣人から見ると当り浮きか集魚浮きの後方に位置
して当り浮きか隠れてしまい、それによる魚信の確認か
困雑になることがあった。そればかりでなく、反転構造
とさせるために、投入使用時に収容される撒き餌の重量
と、浮力部分に予め内蔵させる重りの配分とを対応させ
て構成する必要があり、そのための重量配分を考慮した
製造か比較的に面倒であった。更には、集魚浮きを貫挿
する道糸によって当り浮きに連結されているため、集魚
浮き、当り浮きの両者を合体させての引き上げ時に、引
かれる道糸が当り浮きをも同時に引いて集魚浮きの開口
を閉鎖するとき、その結合か不完全になることがある。
その結果、造波抵抗を大きくして引き上げを困離にし、
魚を逃がすこともあった。
また、上述した先の実開昭63−61275号において
の当り浮きは、魚信かあると反転することでそれを知る
ことかできるようにしである。
ところが、その構造は、側面から見て水滴型とし、道糸
を貫挿させる案内孔の外出口かある先端は先細り状に尖
っており、また、案内孔が浮き本体に対して斜めに貫挿
形成させたものとしであるため、全体として極めて複雑
なものとなり、その製造は面倒であった。
こうした点から、本発明者は、上述した先の実開昭63
−61275号の改良を試み、本発明によって従来存し
た諸欠点を解消することに成功しなものである。
本発明の主たる目的は、長時間に亙る撒き餌の散布能力
の向上を図り、集魚作用の時間的余裕が得られるように
することにある。
また、撒き餌を収容しな状態でのコマセ浮き体と当り浮
きとの結合、組立てを確実にし、同時に付は餌をも撒き
餌とともにコマセ浮き体内に収容してポイントに対する
投入時での遠投を容易にすることにある。
撒き餌の散布終了時での反転を不要とするコマセ浮き体
としたことで、投入使用時に収容される撒き餌の重量と
、これに対応して予め内蔵させる重りとの調整配分を必
要とせす、コマセ浮き体自体の構成の簡素化を図り、そ
れの製造を容易にすることにある。
更に、撒き餌の散布終了時でもその多くの部分を水面下
に位置させることで、当り浮きによる魚信時の視認を容
易にさせることにある。
また、本発明に係るコマセ浮き体と組み合わせ使用され
る当り浮きにおいて、コマセ浮き体との結合を確実にし
て収容されている撒き餌の投入中での散逸を防止し、ま
た、引き上げ時での結合を確実にして容易に引き上げで
きるようにすることにある。
当り浮きにおいて、それによる魚信を確実に知ることが
でき、しかも、コマセ浮き体とは別個にしての単独使用
を可能にし、また、構成を簡単にして製造を容易にする
ことにある。
[発  明  の  楕  成] (問題点を解決するための手段) 上述した目的を達成するため、本発明にあっては、ほぼ
水面に浮遊されて、収容されている撒き餌を水中に散布
するコマセ浮き体と、このコマセ浮き体内に撒き餌を収
容しな後の開口に着脱自在に嵌め込まれて開放、閉塞す
る蓋機能を有する当り浮きとから成る離合式撒餌魚信装
置において、コマセ浮き体は、水面にほぼ位置して浮上
される浮力部と、この浮力部下方に位置して撒き餌、釣
針か収容され、前部の撒餌散布口は開口され、後部の撒
餌散布口は当り浮きか着脱自在に嵌め込まれて開放、閉
塞される筒状で、後部の撒餌散布口近傍に水抜孔が開穿
されている撒餌収容部と、当り浮きか連繋されている道
糸をスライド可能に貫挿させ、後部の撒餌散布口の中心
位置にほぼ対応して撒餌収容部内側面に設けられた道糸
貫挿部とから成ることを特徴とする。
そして、前記のコマセ浮き体とともに使用するか、単独
で使用可能な当り浮きは、コマセ浮き体における後部の
撒餌散布口開口に前部の一部か強制的に嵌め込まれる外
径を有する球形前部と、この球形前部と同様な外形を有
する球形後部とを備えた中空状に形成され、球形前部の
中心から球形後部の下部に至る傾斜した道糸貫挿孔が設
けられ、道糸貫挿孔上方位置である上部におけるやや前
方に位置させて重りを内蔵させ、外表面においての下部
半分と上部半分とでは色彩を異ならしめて構成すること
ができる。
また、同様な当り浮きは、コマセ浮き体における後部の
撒餌散布口開口に下部の一部か強制的に嵌め込まれる外
径を有する球形下部と、この球形下部と同様な外形を有
する球形上部とを備えた中空状に形成され、球形下部下
端には道糸貫挿環を設け、球形上部には指示柱を立設し
、外周には複数の上下方向に沿う水切溝を配設し、下端
には重りを内蔵させて構成することかできる。
(作用) 本発明に係る離合式撒餌魚信装置及び当り浮きにおいて
、コマセ浮き体の道糸貫挿部に道糸を貫挿し、その前部
側は竿先に連繋し、後部側は当り浮きを介して釣針(付
は餌)に連繋する。そして、撒餌収容部内に撒き餌を収
容する一方、後部の撒餌散布口に当り浮きを強制的に嵌
め込み、閉塞して一体化し、釣針は前部の撒餌散布口を
経て撒餌収容部内の撒き餌内に挿入する。
こうした組み立て状態でポイントへ遠投するとき、収容
された撒き餌、合体された当り浮き両者の重量によって
遠投するに十分に重量が得られ、釣針とともにポイント
への投入を安全、確実、容易にする。また、この遠投中
での撒餌散布口は、当り浮きによって閉塞されることで
洩れ出ることもない。
遠投後、ポイントに到達し着水すると、その着水時の衝
撃によって、それまで嵌め込み状に合体していたコマセ
浮き体と当り浮きとは離反し、釣針か引き出される一方
、コマセ浮き体においては収容した撒き餌を周囲に散布
し、当り浮きにおいては魚信か得られる。
このとき、コマセ浮き体は、その浮力部によってコマセ
浮き体全体が水面にほぼ位置して浮遊状態で漂うように
なり、また、撒餌収容部内に潮流が浸入することで撒き
餌は一時に散布されることなく、少しずつ長時間に互っ
て散布される。
また、当り浮きにおいて、これが、傾斜した道糸貫挿孔
、内蔵させた重り、下部半分と上部半分とで色彩を異な
らしめた外表面を有する当り浮きによると、魚信時では
、道糸か引かれることで上下の重量バランスが逆転して
上下方向で反転し、その反転によって水面上に外出して
いる部分での色彩の変化を視認して魚信を感知できる。
他の当り浮きにおいて、これか、上部に立設された指示
柱、下端に設けられた道糸貫挿環、外周に配設した複数
の上下方向に沿う水切溝を備えた当り浮きによると、魚
信時では、水中に沈んだことを視認して魚信を感知でき
、しがも、水切溝が水の抵抗を少なくして水中への沈み
を円滑にし、魚の食い込みを良好なものにする。
次いで、魚信が感知されての釣糸の引き上げに伴ない、
道糸貫挿部を貫挿されている道糸によって当り浮きはコ
マセ浮き体側に引かれて後部の撒餌散布口に嵌め込まれ
、コマセ浮き体と一体状となる。このとき、コマセ浮き
体の水抜孔は、撒餌収容部内に浸入する水をその後方に
案内排水し、引き上げを容易にする。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
く本発明の概略〉 図において示される符号10は、水面において浮遊状態
で撒き餌1を散布し魚を集めるコマセ浮き体10であり
、このコマセ浮き体1oは、コマセ浮き体10における
撒餌散布口17を閉塞する蓋機能を有する各種の当り浮
き20.30 40とともに使用される。
すなわち、防波堤その他の釣場において、ポイントに対
する遠投時には、撒き餌1を収容した状態でのコマセ浮
き体10の撒餌散布口17を当り浮き20,30.40
によって閉塞状態として結台組立てておく。そして、ポ
イントにおける着水時には、それらか離反し、コマセ浮
き体10においては収容した撒き餌1を周囲に散布し、
当り浮き20,30.40においてはそれによる魚信が
得られるようにしである(第1図参照)。
魚信か゛あると、釣糸か引かれるのに伴ない、当り浮き
20,30.40かコマセ浮き体10に再び結合し、そ
の結合状態のままで両者は引き上げられるようになって
いる。
当り浮き20,30.40は、コマセ浮き体10の撒餌
散布口17を閉塞するばかりでなく、魚信を感知し、場
合によっては、コマセ浮き体10とは別個にした単独で
の使用も可能である。
〈コマセ浮き体〉 コマセ浮き体10は、例えはポイントへの遠投による投
入、着水後において、ほぼ水面下で浮遊状態となって漂
うようにしてあり、全体が基本的には筒状を呈し、前後
か開口形成されている。すなわち、水面とほぼ平行とな
って浮遊し、浮遊状態において、前後方向で潮流か貫流
案内されるようになっていて、収容されていた撒き餌1
か貫流される潮流によって水中に散布されるようになっ
ている。
このコマセ浮き体10は、図示のように、水面にほぼ位
置して浮上される浮力部11と、前部は開口され、後部
は当り浮き20,30.40が着脱自在に結合されて開
放、閉塞され、浮力部11下方に位置する筒状の撒餌収
容部15と、この撒餌収容部15内側面に設けられた道
糸貫挿部19とから成る。
浮力部11は、撒餌収容部15の部方向を水面とほぼ平
行状になるようにして、コマセ浮き体10全体に所定の
浮力を与えてほぼ水面に位置させるもので、撒餌収容部
15の前後方向に沿って長く形成され、撒餌収容部15
の上部に設けられる。
この浮力部11による浮力は、バルサ材、ABS樹脂そ
の他による撒餌収容部15を含む全体の形成素材、撒き
餌1の収容に伴なう重量増加その他によって適当に設定
される。例えは、その内部を空洞にしたり、浮力に富む
発泡スチロール樹脂その他を内蔵させたりするもので、
水面下に没していても水面上に出ていても差し支えなく
、釣人から見てコマセ浮き体10の後方に位置する当り
浮きを見ることができるようになっていればよい。
そして、第3図に示すように、撒き餌1の散布前後にお
いても、水面上からは大きく突出しないようにしである
また、釣糸によって引き上げるとき、その引き上げ方向
での前部は、造波抵抗を減少させるために船首状に扶っ
である。
一方、撒餌収容部15は、前後が開口されて撒餌散布口
16.17となっている前後に長い筒状を呈し、前部側
の撒餌散布口16は常時開放されていて、後部側の撒餌
散布口17は当り浮き2030.40が着脱自在に結合
されることで開放、閉塞されるようになっている。
前部側の撒餌散布口16は、散布の効率性を考慮して側
面から見て下方への傾斜状にしである。
後部側の撒餌散布口17は、筒状に形成された撒餌収容
部15自体の中心位置から上側へ偏心させた位置にほぼ
円形状にして開口されている。
また、撒餌収容部15の後部側には、当り浮き20.3
0.40が結合され、撒餌散布口17が閉塞されたとき
での水抜きを図る複数の水抜孔18を設けである。この
水抜孔18は、撒餌収容部15の後部周壁及び撒餌散布
口17の周囲の閉塞壁部分に、円形状、矩形状その他の
形状にして設けである(第2図参照)。
なお、図示を省略したが、この撒餌収容部15自体を網
篭状に形成したり、周囲全体に多数の透孔を開穿したり
等にすることも可能である。
更に、撒餌収容部15内側面に設けられた道糸貫挿部1
9は、図示のように、前記浮力部11下部に筒状にして
形成されており、釣糸に連結されて、貫挿される道糸2
が自由な状態で前後にスライドできるようにしである。
この道糸貫挿部19は、その前部から外出する道糸2か
竿先に連繋され、また、後部から外出する道糸2が当り
浮き20.30,40、重り3、釣針4(付は餌)に連
繋されるようになっている。
また、この道糸貫挿部19の中心は、撒餌散布口17の
中心位置にほぼ対応しており、当り浮き20.30.4
0の中心位置に連繋されている道糸2か引かれることに
伴ない当り浮き20,30゜40がコマセ浮き体10側
に引かれ、撒餌散布口17を閉塞するとき、撒餌散布口
17に傾斜することなく互いの中心線が合致した状態で
確実に結合案内されるようにしである(第4図参照)。
くコマセ浮き体の製造〉 しかして、第5図、第6図に示すように、このコマセ浮
き体10は、例えば浮力部11と撒餌収容部15とを別
部品として形成し、それらを結合組立てることで構成し
である。
浮力部11を構成する浮力部材は、下方開口の断面ほぼ
溝形状で、上面か円弧状に湾曲されている逆船底状を呈
し、溝形開口の両側縁である下面は水平状に形成され、
その前端上面は造波抵抗を減少させるために船首状に挾
られている。
また、撒餌収容部15を構成する収容部材は、ほぼ円筒
状を呈し、上部か水平状に挾られていて、その水平面に
浮力部材下面がしっくりと当接されることで一体状に組
立てられるようになっており、後部の撒餌散布口17に
おいては、当り浮き2030.40が嵌まり込むのに必
要な収納空間か得られるように、段差を設けて浮力部材
を形成しである。そのため、浮力部材の内部に、下端に
おいて断面で三角状を呈する突部を有する結合片12を
突設し、その結合片12下端の突部を収容部材の上部水
平面に強制的に嵌め入れるようにしである。
もとより、こうした浮力部11に係る浮力部材と撒餌収
容部15に係る収容部材との組立は、図示例に限定され
ず、例えば一体構成すること、種々な手段での分割構成
とすることも任意である。
〈当り浮き〉 当り浮き20,30.40は、ポイントへの投入時、引
き上げ時にコマセ浮き体10の撒餌散布口17を閉塞し
、魚信時は沈降しなり、反転しなりすることでそれに感
応するようになっている。
第一の当り浮き20は、いわゆる沈降式のもので、第1
図乃至第4図に示すように、撒餌散布ロ17開口に前部
あるいは後部の一部か強制的に嵌め込まれる外径を有す
る球形部を前後に備えた中空状に形成され、前部から後
部に至る道糸貫挿孔21が中心軸線上に設けられて成る
この第一の当り浮き20によると、魚信時では、当り浮
き20自体が水中に沈むから、その沈んだことを視認す
ることで魚信を感知できる。
第二の当り浮き30は、いわゆる反転式のもので、第7
図、第8図に示すように、撒餌散布ロ17開口に前部の
一部が強制的に嵌め込まれる外径を有する球形前部と、
この球形前部と同様な外形を有する球形後部とを備えた
中空状に形成され、球形前部の中心から球形後部の下部
に至る傾斜した道糸貫挿孔31が設けられ、道糸貫挿孔
31上方位置である上部におけるやや前方に位置させて
、重り32を内蔵させである。そして、外表面において
の下部半分と上部半分とでは色彩を異ならしめてあり、
色彩の変化によって水面上での上下反転の有無か視認で
きるようにして成る。
この第二の当り浮き30によると、魚信時では、球形前
部における道糸貫挿孔31から外出する道糸2か引かれ
ることで上下の重量バランスが逆転して上下方向で反転
し、その反転によって水面上に外出している部分での色
彩の相違変化を視認することで魚信を感知できる。
第三の当り浮き40は、いわゆる沈降、立ち浮き式のも
ので、第9図、第10図に示すように、撒餌散布ロ17
開口に下部の一部か強制的に嵌め込まれる外径を有する
球形下部と、この球形下部と同様な外形を有する球形上
部とを備えた中空状に形成され、球形下部下端には道糸
貫挿環41を設けて形成され、球形上部には指示柱42
を立設し、外周には複数の上下方向に沿う水切溝43を
配設し、下端には重り44を内蔵させて成る。
そして、指示柱42上端には、夜釣用の目印体、いわゆ
るツゲボタルを連結させる連結部45を形成しである。
この連結部45は二股状に形成されていて、二股内部に
嵌め込み連結するもの、二股外部に嵌め込み連結するも
のの二種の目印体による連結方法に対処できるようにし
である。
この第三の当り浮き40によると、魚信時では、当り浮
き40自体か水中に沈むから、その沈んだことを視認す
ることで魚信を感知でき、水切溝43か水の抵抗を少な
くして容易、円滑に水中に沈ませ、魚が食い込むときの
当り浮き40の消し込みを良好なものにする。
く使用方法〉 次に、これの使用の一例を説明する。
第2図に示すように、コマセ浮き体10の道糸貫挿部1
9に道糸2を貫挿し、その前部側は竿先に連繋し、後部
側は当り浮き20,30.40を介して釣針4(付は餌
)に連繋し、棚長さを適宜に設定する。そして、コマセ
浮き体10の撒餌収容部15内に所定量の撒き餌1を詰
め込み収容する一方、撒餌散布口17に当り浮き20,
30゜40を強制的に嵌め込み一体化し、釣針4(付は
餌)は撒餌散布口16を経て撒餌収容部15内の撒き餌
1内に挿入する。
こうした組み立て状態でポイントへ遠投すれはよく、遠
投中での撒餌散布口17は、ここに嵌め込まれた当り浮
き20,30.40によって閉塞され、また、撒餌散布
口17側が先頭になっていることで撒餌収容部15内に
収容された撒き餌1が撒餌散布口17から洩れ出ること
もない。
遠投後、ポイントに到達し着水すると、コマセ浮き体1
0と当り浮き20,30.40とは離反し、釣針4(付
は餌)か引き出される一方、コマセ浮き体10において
は収容した撒き餌1を周囲に散布し、当り浮き20,3
0.40においてはそれに連繋されている釣針4(付は
餌)に対する魚の食い込みを介しての魚信か得られる。
そして、第3図(A) 、(B) 、(C)に示すよう
に、散布された撒き餌1によって魚が集まり、付は餌に
食い付くと、当り浮き20,30.40か沈降あるいは
反転して魚信を感知し、魚信が感知されると、それによ
って釣糸を引き上ければよい。
釣糸の引き上げに件ない、道糸貫挿部19を貫挿する道
糸2によって当り浮き20,30.40はコマセ浮き体
10側に引かれて撒餌散布口17に嵌め込まれ、コマセ
浮き体10と一体状となって両者を引き上げるものであ
る。
[発 明 の 効 果] 本発明は以上のように構成されており、そのため、着水
後においてほぼ水面で浮遊状態で漂うコマセ浮き体10
によって、−時に撒き餌1を散布せずに済み長時間に互
って撒き餌1の散布を継続でき、集魚作用の時間的余裕
が得られ、集魚能力を飛躍的に増大できる。
また、撒き餌1を収容した状態でのコマセ浮き体10と
当り浮き20,30.40との結合、組立てを撒餌収容
部15での撒餌散布口17に当り浮き20,30.40
を嵌め込むことで確実にし、同時に釣針4(付は餌)を
も撒き餌1とともに撒餌収容部15内に収容できるから
、コマセ浮き体10、当り浮き20,30,40、釣針
4(付は餌)を一体状に纏めることかでき、ポイントに
対する投入時での遠投を容易にし、高度なテクニックを
必要としない。
そして、浮力部11は、コマセ浮き体10全体がほぼ水
面において浮遊されるのに十分な浮力を与え、浮力部1
1下方に設けられた筒状の撒餌収容部15による撒き餌
1の散布に際し、前後の撒餌散布口16.17によって
潮流を内部に呼び込み、その自然な状態での撒き餌1の
散布を可能にする。
しかも、従来提案した実開昭63−61275号公報の
ものと異なり、コマセ浮き体10において撒き餌1散布
の終了時での反転が不要となることで、投入使用時に収
容される撒き餌1の重量と、これに対応して予め内蔵さ
せる重りとの調整配分に複雑な計算を要せずにコマセ浮
き体10を製造でき、コマセ浮き体10自体の構成を簡
素化でき、それの製造か容易である。
更に、撒き餌1散布の終了時でのコマセ浮き体10は、
その多くの部分か水面下に位置されているから、これの
後方に位置して漂っている当り浮き20,30.40を
確実に視認でき、当り浮き20.30.40による魚信
時の感知が容易である。
また、コマセ浮き体10と組み合わせ使用される当り浮
き20,30.40において、コマセ浮き体10との結
合を確実にして収容されている撒き餌の投入中での散逸
を防止できる。
コマセ浮き体10においての道糸貫挿部19は、当り浮
き20,30.40が連繋されている道糸2をスライド
可能に貫挿させ、後部の撒餌散布口17の中心位置にほ
ぼ対応して撒餌収容部15内側面に設けられているから
、当り浮き20.3040がコマセ浮き体10と組み合
わせられるとき、その結合を確実にして収容されている
撒き餌1の投入中での散逸を防止するばかりでなく、引
き上げ時に同様に結合されるとき、しっくりと撒餌散布
口17内に嵌まり込み、コマセ浮き体10とともに水上
で引かれるときめ造波抵抗を少なくし、リールによる巻
き上げを容易にする。
当り浮き20,30.40においては、その魚信時に沈
降あるいは反転するから、それの動きを注視することで
魚信を確実に知ることかでき、しかも、コマセ浮き体1
0とは別個にしての使用が可能であり、また、当り浮き
20,30.40自体の構成も簡単であるから、それの
製造も容易である。
特に、反転式の当り浮き30において、球形前部と球形
後部とを備えた中空状に形成され、球形前部の中心から
球形後部の下部に至る傾斜した道糸貫挿孔31か設けら
れ、道糸貫挿孔31上方位置である上部におけるやや前
方に位置させて、重り32を内蔵させ、外表面において
の下部半分と上部半分とでは色彩を異ならしめて成るか
ら、魚信時では、道糸2が引かれることで上下の重量バ
ランスが逆転して上下方向で反転し、その反転によって
水面上に外出している部分での色彩の相違変化を視認す
れはよく、遠方からでもそれの確認は容易である。
また、沈降、立ち浮き式の当り浮き40において、球形
下部と球形上部とを備えた中空状に形成され、球形下部
下端には道糸貫挿環41を設けて形成され、球形上部に
は指示柱42を立設し、外周には複数の上下方向に沿う
水切溝43を配設し、下端には重り44を内蔵させて成
るから、魚信時では、当り浮き40自体が水中に沈むこ
とを視認して魚信を感知できる。しかも、水中に沈むと
きには、外周に配設した水切溝43か水の抵抗を少なく
して、魚が食い込むときの当り浮き40の消し込みを良
好にするから、警戒心の強い魚にも適用できる。また、
下部に内蔵した重り44によって自立状態になり、しか
も、浮力を抑制しているので魚信感度が良好で、遠方に
位置していても視認か容易である。
以上説明したように、本発明によれは、磯釣り及び防波
堤の投げ浮き釣りにおいての魚がいるポイントが比較的
沖目に点在する場合、そのポイントへの遠投、ポイント
における撒き餌による確実な集魚、当たりの確認が容易
に行なえ、しがも、構成が簡単で、誤動作かなく、安心
して使用できる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は2つ 使用状態の概略図、第2図は投入時におけるコマセ浮き
体と当り浮きとの組合わせ状態の斜視図、第3図におけ
るFA) 、fB) 、(C)は魚の餌食時の使用状態
の側面図、第4図は引き上げ時の斜視図、第5図は当り
浮きと組合わせなコマセ浮き体の断面図、第6図は第5
図におけるVl −Vl線断面図、第7図は反転式の当
り浮きとした組合わせ状態の断面図、第8図は反転式の
当り浮きの使用時の側面図、第9図は立ち浮き式の当り
浮きとした組合わせ状態の断面図、第10図は立ち浮き
式の当り浮きの使用時の側面図である。 1・・・撒き餌、2・・・道糸、3・・・重り、4・・
・釣針、10・・・コマセ浮き体、11・・・浮力部、
12・・・結合片、15・・・撒餌収容部、16・・・
撒餌散布口、17・・・撒餌散布口、18・・・水抜孔
、19・・・道糸貫挿部、 20・・・当り浮き、21・・・道糸貫挿孔、30・・
・当り浮き、31・・・道糸貫挿孔、32・・・重り、 40・・・当り浮き、 ・・道糸貫挿環、 42・・・指 示柱、 43・・・水切溝、44 ・・重り。 特 許 出 願 人 三十 手 秀 男 区 へ 暖

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ほぼ水面に浮游されて、収容されている撒き餌を水
    中に散布するコマセ浮き体と、このコマセ浮き体内に撒
    き餌を収容した後の開口に着脱自在に嵌め込まれて開放
    、閉塞する蓋機能を有する当り浮きとから成る離合式撒
    餌魚信装置において、コマセ浮き体は、水面にほぼ位置
    して浮上される浮力部と、この浮力部下方に位置して撒
    き餌、釣針が収容され、前部の撒餌散布口は開口され、
    後部の撒餌散布口は当り浮きが着脱自在に嵌め込まれて
    開放、閉塞される筒状で、後部の撒餌散布口近傍に水抜
    孔が開穿されている撒餌収容部と、当り浮きが連繋され
    ている道糸をスライド可能に貫挿させ、後部の撒餌散布
    口の中心位置にほぼ対応して撒餌収容部内側面に設けら
    れた道糸貫挿部とから成ることを特徴とする離合式撒餌
    魚信装置。 2、当り浮きは、コマセ浮き体における後部の撒餌散布
    口開口に前部の一部が強制的に嵌め込まれる外径を有す
    る球形前部と、この球形前部と同様な外形を有する球形
    後部とを備えた中空状に形成され、球形前部の中心から
    球形後部の下部に至る傾斜した道糸貫挿孔が設けられ、
    道糸貫挿孔上方位置である上部におけるやや前方に位置
    させて重りを内蔵させ、外表面においての下部半分と上
    部半分とでは色彩を異ならしめて成る請求項1記載の離
    合式撒餌魚信装置。 3、当り浮きは、コマセ浮き体における後部の撒餌散布
    口開口に下部の一部が強制的に嵌め込まれる外径を有す
    る球形下部と、この球形下部と同様な外形を有する球形
    上部とを備えた中空状に形成され、球形下部下端には道
    糸貫挿環を設け、球形上部には指示柱を立設し、外周に
    は複数の上下方向に沿う水切溝を配設し、下端には重り
    を内蔵させて成る請求項1記載の離合式撒餌魚信装置。 4、球形前部と球形後部とを備えた中空状に形成され、
    球形前部の中心から球形後部の下部に至る傾斜した道糸
    貫挿孔が設けられ、道糸貫挿孔上方位置である上部にお
    けるやや前方に位置させて重りを内蔵させ、外表面にお
    いての下部半分と上部半分とでは色彩を異ならしめて成
    ることを特徴とする当り浮き。 5、球形下部と球形上部とを備えた中空状に形成され、
    球形下部下端には道糸貫挿環を設け、球形上部には指示
    柱を立設し、外周には複数の上下方向に沿う水切溝を配
    設し、下端には重りを内蔵させて成ることを特徴とする
    当り浮き。
JP20686088A 1988-08-19 1988-08-19 離合式撒餌魚信装置及び当り浮き Pending JPH0297347A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100888094B1 (ko) * 2008-05-29 2009-03-11 이군락 부상식 미끼공급기
CN106386728A (zh) * 2016-09-30 2017-02-15 徐洪恩 一种远程饵料抛掷机器人
US11071291B2 (en) * 2016-06-13 2021-07-27 Fabio Pedrini Rig unit for a fishing line

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