JPH0295987A - 車両の横風制御方法 - Google Patents

車両の横風制御方法

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Publication number
JPH0295987A
JPH0295987A JP24709088A JP24709088A JPH0295987A JP H0295987 A JPH0295987 A JP H0295987A JP 24709088 A JP24709088 A JP 24709088A JP 24709088 A JP24709088 A JP 24709088A JP H0295987 A JPH0295987 A JP H0295987A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
car
vehicle
angle
width
yawing moment
Prior art date
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Pending
Application number
JP24709088A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Kobayashi
信雄 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH0295987A publication Critical patent/JPH0295987A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は車両の横風制御方法に係り、特に、車両の横
風走行中に該横風によって発生するヨーイングモーメン
トを減少させるようにした車両の横風制御方法に関する
【従来の技術】
従来、車両、例えば自動車の高速走行時における、横風
に対する操縦安定性を向上させるため、特に、ヨーイン
グモーメント係数Cyを低減させるように、したものが
ある。 例えば、特開昭63−61687は、車体フロント部内
側に空気を通すためのダクトを設け、この空気を下流側
のサイドコーナ部から吹出すことによりヨーイングモー
メント係数を低減させている。 又、実願昭62−4604は、横風の@揺角検出手段を
設け、この偏揺角検出手段によって検出された偏揺角に
対応して、サイドコーナ部に取付けられたコーナピース
を駆動し、その空気吹出口をヨーイングモーメント係数
を低減するのに最適な位置に変化させるようにしたもの
である。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の提案は、車体内部に空気を流通さ
せるためのダクトを形成しなければならないので、スペ
ース上制約がある場合は適用できないという問題点があ
る。 又、車両のフロントコーナ部に空気を吹出させるための
開口を設けなければならず、これが車両外観を低下させ
るという問題点がある。 他に、自動車の横風走行時のヨーイングモーメント減少
手段としては、実開昭63−39090などに開示され
るように、横風受風時に、風下側のフロントコーナ部の
一部を突出させて、空気流を剥離させるものがあるが、
これらは、横風の強弱に応じた最適な制御を行なうこと
ができないという問題点がある。又、フロントコーナ部
に設けた部材を突出させるために、空気抵抗係数も悪化
するという問題点がある。
【発明の目的】
この発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであ
って、車体内部の空気流通用のダクトや、フロントサイ
ドコーナ部の空気吹出口を設けることなく、又、空気抵
抗係数を増大させることなく車両のttfI!m走行時
におけるヨーイングモーメントを低減させることができ
るようにした車両の横風制御方法を提供することを目的
とする。
【課題を解決するための手段】
この発明は、横風走行時の走行風の偏揺角αを検出し、
車両前面のサイドコーナ部に設置され、車両前面幅の1
/4〜1/2の幅であって、且つ、コーナ面の角度を可
変とされた可動パネルのうち風下側の可動パネルの、車
両前後方向に対する角度βを、α−3°くβくα+3゛
に制御する車両の横風制御方法により上記目的を達成す
るものである。
【作用】
この発明において、車両前面のサイドコーナ部に配置さ
れた可動パネルのコーナ面の角度が、車両の横風走行時
の走行風の偏揺角に対して、常にヨーイングモーメント
が最少となるように変化されるので、ヨーイングモーメ
ントが大幅に低下され、これにより横風走行時の操縦安
定性が増大される。又、車両前面のサイドコーナ部には
空気吹出口が形成されていないので、外観が低下される
ことはない、更に、車体内部にダクトを設ける必要がな
く、又、走行時の空気抵抗を増大させない。
【実施例】
以下本発明に係る車両の横風制御方法を実施するだめの
装置について説明する。 この装置は、第1図〜第3図に示されるように、自動車
10の前面におけるフロントバンパ12下側のフロント
バランスパネル14の中央部に配置され、横風走行時の
走行風の偏揺角αを検出する偏揺角検出手段16と、車
両前面の左右のサイドコーナ部18A、18Bに配置さ
れ、車両前面幅の174〜1/2の幅であって、且つ、
コーナ面21の角度が可変とされた可動パネル2OA、
20Bと、これらの可動パネル20A、20Bの角度を
制御可能であって、前記偏揺角検出手段16により検出
された偏揺角がαのとき、風下側の可動パネル20A又
は20Bの、車両前後方向に対する角度βを、α−3゜
<β<α+3゜に制御する制御装置22とにより、構成
されている。この制御装置22は駆動装置28を介して
可動パネル20A、20Bを制御するものである。 前記偏揺角検出手段16は、例えば五孔球ピトー管から
なる空気流のベクトルセンナから構成されている。 又、前記サイドコーナ部18A、18Bに設けられた可
動パネル2OA、20Bは、第3図に示されるように、
水平断面が略くの字形の部材であって、サイドコーナ部
18A、18Bに形成された凹部19A、19B内に、
車体幅方向内開端部に配置された略鉛直方向の揺動軸2
4により揺動可能とされると共に、車体幅方向外側端部
と凹部19A、19Bの車体幅方向外側端部との間が、
蛇腹ブーツ26により覆われ、可動パネル2OA、20
Bの、揺動軸24を中心とする水平面内での揺動時に、
該可動パネル2OA、20Bの車体幅方向外側端(後方
端)と車体との間にできる隙間を塞ぐようにされている
。蛇腹ブーツ26の車体幅方向外側端は揺動軸25によ
゛す、凹部19A及び19Bに揺動自在に支持されてい
る。 又、前記可動パネル2OA、20Bの駆動装置28は、
第3図に示されるように、制御装置22によって制御さ
れるモータ30と、このモータ30によって駆動される
リンクR構32とから構成される装置 このリンク機構32は、モータ30の出力軸に連結され
た回転レバー32Aと、この回転レバー32Aの先端に
揺動自在に連結されたリンク32Bと、このリンク32
Bの先端に揺動自在に連結され、且つガイド32Cによ
り往復運動するようにガイドされた連接棒32Dとから
構成されている。 即ち、リンク81構32はモータ30の回転運動を連接
棒32Dの直線往復運動に変換するスライダーリンク機
構とされている。 前記連接棒32Dの端部は、ピン34により前記可動パ
ネル2OA、20Bの裏面の長溝36に摺動可能に連結
されている。 前記制御装置22は、モータ30の回転位置を制御する
ことによって、可動パネル20A、20Bの、揺動軸2
4及び25を中心とした揺動位置を制御するものである
。 ここで、前記駆動装置28におけるモータ30は、任意
の回転位置に停止され得るパルスモータとされ、且つこ
のパルスモータは、自動車10の走行時における可動パ
ネル20A、20Bに加わる風圧に抗して、これら可動
パネル2OA、20Bを駆動し得る出力を有するものと
されている。 又この実施例においては、前記可動パネル20A、20
Bの高さは、自動車10の全高をHとした場合、1/6
H程度とした。 本発明者の実験によれば、第4図及び第5図に示される
ように、偏揺角αの横風走行時に、自動車10に発生す
るヨーイングモーメントと、偏揺角α及び前記可動パネ
ル20A、20Bのうち風下側の可動パネルにおけるコ
ーナ面21の車両前後方向とのなす角度βとの関係は第
4図に示されるようになった。 即ち、ヨーイングモーメントはα=βのとき最小となり
、β=α−25°のときのヨーイングモーメントは、α
=βのときを100とすると120、又、β=α+20
°のときは、160であった。 ここで、α−3゜<β<α+3゜の範囲ではヨーイング
モーメントは殆んど100であった。 更に、可動パネル20A、20Bの車体幅方向の長さの
、自動車10の前面の幅をWとしたときの該Wに対する
比率と、ヨーイングモーメント低減効果との関係は第6
図に示されるようになった。 即ち、可動パネル2OA、20Bのパネル長さが1/4
W以上のとき、ヨーイングモーメント低減効果は20%
以上となることが確認された。 以上の結果、例えばαがβよりもかなり小さい場合は、
第6図に示されるように、可動パネル20Bの中央の角
部(くの字の角部、以下第2コーナ部21Aという)で
の剥離が大きくなり、又、第7図に示されるように、α
がβよりもかなり大きい場合は、可動パネル2OAの揺
動軸24(以下第1コーナ部という)の位置で空気流が
剥離してしまう。 更に、第8図に示されるように、α−3゜<β<α+3
゜の場合は、第1コーナ部では空気流がスムーズに流れ
、第2コーナ部21Aで剥離する。 上記第6図〜第8図の各場合における自動車10前面の
圧力分布は、第9図に符号■、■、■で示されるように
なる。 即ち、第8図の場合が最もヨーイングモーメントが小さ
くなる。 なお上記実施例において、可動パネル2OA、20Bは
水平断面が略くの字形状とされているが、本発明はこれ
に限定されるものでなく、要すれば、コーナ面21の車
両前後方向に対する角度βを調整できるものであれば実
施例の構成に限定されない。 又、可動パネル20A、20Bを駆動するための駆動装
置28の構成ら実施例に限定されない。 従って、例えば空気圧により可動パネル2OA、20B
を角度を変化させるような構成であってもよい。
【発明の効果】
本発明は上記のように構成したので、車両の前面内側に
空気流通用のダクトを設けたりすることなく、又サイド
コーナ部に開孔を形成したりすることなく、更には走行
時の空気抵抗を増大させることなく、横風走行時のヨー
イングモーメントを最適に低減させて、車両の操縦安定
性を向上させることができるという優れた効果を有する
。 実施するための装置を備えた自動車を示す斜視図、第2
図は同装置における可動パネル駆動系統を示すブロック
図、第3図は横風偏揺角αと可動パネルのコーナ面の角
度βとの関係を示す平面図、第4図はヨーイングモーメ
ントと横風偏揺角α及びコーナ面の角度βの関係を示す
線図、第5図は可動パネルの幅とヨーイングモーメント
低減効果との関係を示す線図、第6図乃至第8図は横風
偏揺角αとコーナ面の角度βの相違による空気流の状態
を示す略本平面図、第9図は第6図〜笥8図におけるα
及びβに対応する自動車前面に係る圧力分布図である。 OA、20B・・・可動パネル、 1・・・コーナ面、 2・・・制御装置、 4・・・揺動軸、 8・・・駆動装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)横風走行時の走行風の偏揺角αを検出し、車両前
    面のサイドコーナ部に設置され、車両前面幅の1/4〜
    1/2の幅であつて、且つ、コーナ面の角度を可変とさ
    れた可動パネルのうち風下側の可動パネルの、車両前後
    方向に対する角度βを、α−3゜<β<α+3゜に制御
    する車両の横風制御方法。
JP24709088A 1988-09-30 1988-09-30 車両の横風制御方法 Pending JPH0295987A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016150741A (ja) * 2015-02-19 2016-08-22 トヨタ自動車株式会社 移動体の空力制御装置
JP2017132459A (ja) * 2016-01-28 2017-08-03 ドクター エンジニール ハー ツェー エフ ポルシェ アクチエンゲゼルシャフトDr. Ing. h.c. F. Porsche Aktiengesellschaft スポイラ装置および方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016150741A (ja) * 2015-02-19 2016-08-22 トヨタ自動車株式会社 移動体の空力制御装置
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