JPH0292208A - 小型芝刈機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［ａ業上の利用分野］ この発明は小型芝刈機に係り、詳しくは芝地の際刈り及
び小面積の芝地等に使用する小型芝刈機に関する。

［従来の技術］ このような小型芝刈機には、例えばリール刃が回転し、
固定刃とのすり合わせで芝を刈るものや、ロータリー刃
を水平方向へ回転させて芝を刈るもの等がある。

この小型芝刈機には車輪で走行する芝刈部を、作業者が
立った姿勢でハンドル部を操作して、走行させて芝刈す
るものがあるが、刈った芝を収納する集草部を備えるも
のがない。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、芝地の際刈り等に使用する小型芝刈機でも、
刈った芝がそのまま放置されると、後で集草するのに手
数を要し面倒である。従って、このような小型芝刈機で
も集草部を備えると、かかる不具合は解消されて好都合
であるが、集草部を芝刈部と一体にしてコンパクトにす
ると、芝刈部や集草部の機能の犠牲が強いられる。

このため、芝刈部とは別体で、その後方に集草部を備え
ることが考えられるが、この集草部が後方へ突出してい
ると、ハンドル部の操作位置が可変なものでは、その操
作位置によっては作業者の足と接触して、足の運びの邪
魔になるおそれがある。

従って、例えば、ハンドル部の操作に集草部を連動させ
ればよいが、この場合に刈り取った芝を集草部に導く刈
芝通路も連動を許容させる必要がある。また、刈芝通路
が狭いと芝の詰まりが発生するため、集草部を連動して
可動させる機構や車輪軸等と干渉することがなく、所定
の通路断面積が確保されるような構造にする必要がある
。

この発明はこのような実状に鑑みてなされたもので、作
業性を損なわずに芝刈り、集草を行なうことができ、し
かも刈り芝を円滑に集草部に導くことが可能な小型芝刈
機を提供することを目的としている。

［課題を解決するための手段］ 前記課題を解決するために、この発明は車輪で走行する
芝刈部を、立った姿勢でハンドル部を操作して走行させ
、芝を刈る小型芝刈機において、前記芝刈部に、刈り取
った芝を収納する集草部が回動可能な刈芝通路で連通し
て備えられ、かつこの集草部は芝刈部側にピボット軸を
介して前記ハンドル部と連動して可動し、さらに前記ピ
ボット軸が前記刈芝通路と干渉しない位置に配置される
ことを特徴としている。

この発明では小型芝刈機において、前記ピボット軸が分
割され、この分割されたとポット軸が刈芝通路の側方位
置で芝刈部側に片持で軸支され、刈芝通路をピボット軸
の内側に形成することができる。

さらに、この発明の小型芝刈機では、前記ピボット軸は
前記刈芝通路の上方又は下方位置で芝刈部側に懸架され
、刈芝通路をピボット軸の下方又は上方に形成すること
ができる。

［作用］ この発明では、小型芝刈機の芝刈部に、刈り取った芝を
収納する集草部が可動する刈芝通路で連通して備えられ
、集草部が芝刈部と別体に備えられることにより、芝刈
部の能力が制限されることがなく、一方集草部では収納
容積の確保が容易になる。

また、集草部は芝刈部側にピボット軸を介してハンドル
部と連動して回動し、集草部はハンドル部と同一に動き
、作業者の足の運びの邪魔にならない。

さらに、ピボット軸が刈芝通路と干渉しない位置に配置
されており、刈芝通路の可動が可能であり、しかも所定
の通路断面積が確保され、芝が詰まることがない。

また、この発明では、刈芝通路をピボット軸の内側に形
成すると、とポット軸の位置に対する刈芝通路の設計自
由度が拡大する。

さらに、この発明では、刈芝通路をピボット軸の下方又
は上方に形成すると、刈芝通路を水平方向に広くするこ
とができ、芝刈部からの刈り芝の排出効率が向上する。

［実施例］ 次に、この発明の小型芝刈機の実施例を添付図面に基づ
いて詳細に説明する。

第１図は小型芝刈機の一部を破断した側面図、第２図は
第１図のＩＩ　−Ｉ＋断面図、第３図は要部の拡大断面
図である。

この小型芝刈機は、作業者が立った姿勢でハンドル部１
を操作し、前輪２と後輪３とを走行させて芝刈するもの
で、芝刈する芝刈部４及び刈り取った芝を収納する集草
部５を備えている。

芝刈部４の駆動源であるモータ６はボディー７に設けら
れたハウジング８内に収納され、このモータ６は前輪２
の上方前側に配置され、その出力軸９に設けられた出力
ギヤ１０は駆動ギヤ１１に噛合している。この駆動ギヤ
１１は支持軸１２にベアリング１３を介して回動可能に
軸支され、この支持軸１２は前輪２の後方でボディー７
とハウジング８に垂直方向に配置されている。ハウジン
グ８の隔壁８′が出力ギヤ１０及び駆動ギヤｌｌ側への
芝等の侵入を防止し、さらにハウジング８内には隔壁１
４が設けられ、出力ギヤ１０及び駆動ギヤ１１側からモ
ータ６側へ芝等が侵入することを防止している。

駆動ギヤ１１の軸部１１ａにはロータリー刃゛１５の軸
部１５ａがセレーシヨン又はスプライン等で嵌合され、
ロータリー刃１５が軸方向には８動可能で一体回転可能
に設けられ、ロータリー刃１５はスプリング１６で常に
下方に付勢されている。ロータリー刃１５の軸部１５ａ
には羽根１５ｂが形成されており、刃部１５ｃで刈り取
った芝を後方の集草部５の方向へ送るようになっている
。このロータリー刃１５は駆動ギヤ１１がモータ６で回
転すると、スプリング１６で付勢された状態で、一体に
回転する。ハンチング８の前側には保護カバー１７が設
けられている。さらに、ボディー７の進行方向先端は固
定された下刃を兼ねるようになっている。

芝刈部４の後方には、刈り取った芝を収納する集草部５
が回動可能な刈芝通路１８で連通して備えられている。

芝刈部４は集草部Ｓを後方に別体に配置することで、モ
ータ６やロータリー刃１５等を容量を大きく設定するこ
とができ、芝刈能力を十分に確保することが可能で、し
かも集草部５の集草容積の確保も容易になっている。

刈芝通路１８は例えばゴムや樹脂等で伸縮可能な蛇腹状
に形成され、その一端部１８ａはハウジング８の開口部
８ａに嵌合され、他端部ｔａｂは集草部５のケース１９
の開口部１９ａに嵌合されている。

芝刈部４のボディー７のハウジング８には一対の取付ブ
ラケット２０が後方へ突出して設けられ、この一対の取
付ブラケット２０は刈芝通路１８の両側方に位置し、刈
芝通路１８と干渉しないようになっている。この取付ブ
ラケット２０に後輪３の車輪軸２２がそれぞれ片持で軸
支され、これで車輪軸２２が分割された状態で配置され
、このそれぞれの車輪軸２２に集草部５のケース１９に
設けられた支持ブラケット２１が回動可能に軸支され、
車輪軸２２がピボット軸となって兼用され部品点数が削
減されている。

刈芝通路１８は車輪軸２２の内側に干渉しないように形
成され、車輪軸２２の位置に対する刈芝通路１８の設計
自由度が拡大し、しかも刈芝通路１８の通路断面積を容
易に確保することができ、刈り芝の詰まりを防止するこ
とが可能になる。

集草部５の下部には刈り芝を収納する収納袋２３が収容
され、ケース１９の前側にはこの収納袋２３を取り出す
取出扉２４が設けられ、ざらに集草部５の上部には吸引
ファン２５及びエアを排出する窓部２６が備えられてい
る。収納袋２３はその開口部に設けた取付部２３ａをハ
ウジング８に固定した係合部材２７に係合して取付けら
れている。

芝刈部４側の出口部と集草部５側の入口部との間、即ち
ハウジング８の開口部には一方向弁２８が開閉可能に設
けられ、吸引ファン２５の駆動で刈り芝を収納袋２３に
吸引するときに開き、吸引が停止すると、自動的に閉じ
て芝が芝刈部４側に戻ることを阻止するようになってい
る。

集草部５の上方部にはそ一夕６や吸引ファン２５等を駆
動する図示しない制御部が内蔵され、この制御部にはコ
ード２９を介して商用電源に接続される。集草部５のケ
ース１９の上部に操作スイッチ３０が配置され、この操
作スイッチ３０でモータ６を駆動したり、停止するよう
になっている。

集草部５にはハンドル部１が接続され、作業者はこのハ
ンドル部１の握り部１ａを持って操作するようになフて
おり、ハンドル部ｌに連動して集草部５が動くため、集
草部５が作業者の足の運びの邪魔にならない、このハン
ドル部１の止め具３１にコード２９が係止され、コード
２９もハンドル部１と一体に動と、作業者の邪魔になら
ないようになっている。

第４図は他の実施例を示しており、この実施例では刈芝
通路１８及び後輪３の車輪軸２２が前記実施例と同様に
形成されているが、集草＄５がピボット軸３２を介して
芝刈部４側に回動可能に設けられている。

即ち、ボディー７のハウジング８に一対の取付ブラケッ
ト３３がビス４５で固定され、この取付ブラケット３３
は刈芝通路１８の側部略中央部から上方へ突出している
。この刈芝通路１８の両側方の位置において、後輪３の
車輪軸２２が取付ブラケット３３の下部に片持て軸支さ
れている。また、取付ブラケット３３の上部にはピボッ
ト軸３２が刈芝通路１８の上方で、駆動源としてのそ−
タ６と略同程度の高さ付近に架設して設けられている。

このピボット軸３２にハウジング８の上部から仰るステ
ー３４と、集草部５のケース１９から伸るステー３５が
軸支され、集草部５はこのピボット軸３２を支点として
回動される。

従って、刈芝通路１８は車輪軸２２の内側と、ピボット
軸３２の下方位置の広い空間に形成され、これらの軸と
干渉しないようになっている。

第５図はさらに他の実施例を示しており、この実施例で
も後輪３の車輪軸２２が分割され、刈芝通路３６の両側
方において、芝刈部４側に片持で軸支されているが、集
草部５を芝刈部４側に回動可能に支持するピボット軸３
２は、刈芝通路１８の下方で、刈り込み高さ付近の位置
に設けられている。

即ち、ボディー７のハウジング８には一対の取付ブラケ
ット３７が固定され、この取付ブラケット３７は刈芝通
路１８の両側方に位置しており、その側部中央から下方
へ伸びている。この刈芝通路１８の両側方の位置におい
て、後輪３の車輪軸２２が片持で支持されている。

また、取付ブラケット３７の下端部にはピボット軸３２
が懸架され、このピボット軸３２にはハウジング８の開
口部８ｂの下端部８Ｃと、集草部５のケース１９の開口
部１９ｂの下端部ｊ９ｃとが回動可能に軸支されている
。このハウジング８の開口部８ｂと集草部５のケース１
９の開口部１９ｂとで回動可能な刈芝通路３６を構成し
、両開口部８ｂ、１９ｂはピボット軸３２を支点として
回動可能に屈曲されている。集草部５のケース１９の開
口部１９ｂにはゴムダンパ３８が係合され、このゴムダ
ンパ３８でハウジング８の開口部８ｂを円滑に摺動でき
、しかも塵埃等が内部に侵入しないようにシールしてい
る。

従って、刈芝通路３６は車輪軸２２の内側と、ピボット
軸３２の上方位置の広い空間に形成され、これらの軸と
干渉しないようになっている。

第６図はさらに他の実施例を示している。この実施例で
は刈芝通路３６が第５図に示すものと同様に構成され、
ピボット軸３２が後輪３の車輪軸と兼用されている。

従って、刈芝通路３６はピボット軸３２及び車輪軸の上
方位置に形成され、刈芝通路３６と干渉しないようにな
っており、この場合には刈芝通路３６を水平方向に広く
することができ、例えばロータリー刃１５の幅に併せて
形成すると、芝刈部４からの芝の排出効率が向上する。

Ｎ７図はさらに他の実施例を示し、この実施例では刈芝
通路１８及びピボット軸３２が第４図に示すものと同様
に構成され、このピボット軸３２が後輪３の車輪軸と兼
用されている。

従って、刈芝通路１８はピボット軸３２及び車輪軸の下
方位置に形成され、刈芝通路１８と干渉しないようにな
っており、この場合には刈芝通路１８を水平方向に広く
することができる。

第８図乃至第１１図はさらに他の実施例を示しており、
第８図は小型芝刈機の側面図、１ｇ９図はその正面図、
第１０図はその一部を破断した側面図、第１１図は芝刈
部の拡大断面図である。

この実施例では芝刈する芝刈部４に、刈り取った芝を収
納する集草部５が可動可能な刈芝通路４０で連通して備
えられており、この刈芝通路４０は例えばゴム或いは樹
脂で形成されたフレキシブルなパイプで構成されている
。芝刈部４の後方から一対のステー４１が刈芝通路４０
の両側方を干渉しないようにして伸びており、このステ
ー４１に後輪３の車輪軸４２が軸支され、さらにこの車
輪ＩＭ２に集草部５の支持ブラケット４３が回動可能に
軸支され、車輪軸４２がピボット軸を兼用している。

この芝刈部４ではモータ６が後方に配置され、前側にロ
ータリー刃１５が配置されている。またハウジング８に
は運搬用の握りバー４４が設けられている。

なお、前記各実施例では芝刈部に直接集草部を回動可能
に支持し、ハンドル部を集草部に設けて操作するように
したが、ハンドル部を芝刈部に回動可能に設け、このハ
ンドル部に集草部を設けるようにしてもよい。また、ハ
ンドル部と集草部は一体に設けてもよいし、ハンドル部
に集草部を取り付けるようにしてもよい。

さらに、芝刈部の駆動源の千−夕からのロータリー刃へ
の動力伝達はギヤ機構で構成して、ベルト機構によって
構成することもできる。

また、リール刃を回転し、固定刃とのすり合わせで芝を
刈るものにも適用できる。

［発明の効果］ 以上説明したように、この発明の小型芝刈機は、小型芝
メ１機の芝刈部に、刈り取った芝を収納する集草部が可
動可能な刈芝通路で連通して備えたから、集草部が芝刈
部と別体に備えられることにより、芝刈部の能力が制限
されることがなく、集草部では収納容積の確保が容易に
なる。

また、集草部は芝刈部側にピボット軸を介してハンドル
部と連動して回動するから、集草部はハンドル部と同一
に動き、作業者の足の運びの邪魔にならず、作業性が向
上する。

さらに、ピボット軸及び車輪軸が刈芝通路と干渉しない
位置に配置したから、刈芝通路の可動が可能で、しかも
所定の通路断面積が確保され、芝が詰まることが防止さ
れる。

また、この発明では、刈芝通路をピボット軸及び車輪軸
の内側に形成することができ、ピボット軸及び車輪軸の
位置に対する刈芝通路の設計自由度が拡大する効果があ
る。

また、この発明では、刈芝通路をピボット軸及び車輪軸
の下方又は上方に形成することができ、刈芝通路を水平
方向に広くすることが可能になり、芝刈部からの芝の排
出効率が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は小型芝刈機の一部を破断した側面図、第２図は
第１図のＩＩ　−ＩＩ断面図、第３図は要部の拡大断面
図、第４図乃至第７図は他の実施例の要部の拡大断面図
、第８図乃至第１１図はさらに他の実施例を示しており
、第８図は小型芝刈機の側面図、第９図はその正面図、
第１Ｏ図はその一部を破断した側面図、第１１図は芝刈
部の拡大断面図である。 図中符号１はハンドル部、２は前輪、３は後輪、４は芝
刈部、５は集草部、１８，３６．４０は刈芝通路、２２
．４２は車輪軸、３２はピボット軸である。 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、車輪で走行する芝刈部を、立った姿勢でハンドル部
   を操作して走行させ、芝を刈る小型芝刈機において、前
   記芝刈部に、刈り取った芝を収納する集草部が回動可能
   な刈芝通路で連通して備えられ、かつこの集草部は芝刈
   部側にピボット軸を介して前記ハンドル部と連動して可
   動し、さらに前記ピボット軸が前記刈芝通路と干渉しな
   い位置に配置されることを特徴とする小型芝刈機。 ２、前記ピボット軸が分割され、この分割されたピボッ
   ト軸が前記刈芝通路の側方位置で芝刈部側に片持で軸支
   され、刈芝通路がピボット軸の内側に形成されることを
   特徴とする請求項１記載の小型芝刈機。 ３、前記ピボット軸は前記刈芝通路の上方又は下方位置
   で芝刈部側に懸架され、刈芝通路がピボット軸の下方又
   は上方に形成されることを特徴とする請求項１記載の小
   型芝刈機。