JPH0291848A - ローディング機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 本発明は光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスク等
の情報記録媒体を内蔵するヘッドウィンドウのシャッタ
ー開閉機構を有するディスクカートリッジを、情報記録
再生装置に装填する、ローディング機構に関するもので
ある。

尚、本発明は情報記録再生装置に限らず、再生専用の装
置等にも適用可能である。

〔従来の技術〕

光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスク等の情報記
録媒体を内蔵するヘッドウィンドウのシャッター開閉機
構を有するディスクカートリッジを、情報記録再生装置
に装填する、ローディング機構は、カートリッジを装置
に装填する時にカーリッジのシャッターを開けることが
必要である。

カートリッジを装填する時にカートリッジのシャッター
を開けるための機構として、従来本発明者が先に出願し
た特願昭６２−１２０２２７号等に示されているように
、カートリッジホルダ本体には、該本体の下部に有する
支点を中心として回動するように取付けられたシャッタ
ーレバーが設けられている。

前述の機構を用いてカートリッジを装填する場合、３．
５インチマイクロフロッピーディスク等のシャッターが
情報記録媒体の媒体部のみ外部に露出するよう設けられ
たディスクカートリッジにおいては、カートリッジを装
置に装填する時にカートリッジ内部が装置外部に露出す
ることはない。

しかしながら、５インチ光デイスク等のシャッターが情
報記録媒体の媒体部及びセンタハブが外部に露出するよ
うに設けられたディスクカートリッジにおいては、カー
トリッジを装置に装填する時にカートリッジ内部が装置
外部に露出してしまい、カートリッジ内部にゴミ、ホコ
リ等が侵入してしまうという問題が発生する。

上記問題点を第６図（ａ）及び（ｂ）を用いて説明する
。

第６図（ａ）がディスクカートリッジ挿入途中の図、第
６図（ｂ）がディスクカートリッジが最後部まで挿入さ
れた時の図である。

ディスクカートリッジ８をフロントパネルのカートリッ
ジ挿入口（図ではＡ−Ａ’　線で示す位置が挿入口の位
置である。）より差し込むと、第６図（ａ）に示す位置
まで該カートリッジ８が入った時に、ディスクカートリ
ッジ８のシャッター８２に設けられている切欠き部８２
ａに、図においてカートリッジホルダ本体３に設けられ
た右側のシャッターレバー３２０の先端部３２０ａが挿
入される。更にカートリッジ８を押し込むと、右側のシ
ャッター３２０は時計回りの方向に回転し、第６図（ｂ
）の状態となる。又、第６図（ａ）から第６図（ｂ）に
かけて、右上の支点に回動可能に設けられたシャッター
レバー３２０はシャッター８２を左方向へ移動させ、情
報記録媒体の媒体部及びセンタハブが露出する。

以上述べたように、シャッターが情報記録媒体の媒体部
及びセンタハブが外部に露出するように設けられたディ
スクカートリッジにおいては、カートリッジを装置に装
填する時にカートリッジホルダ本体にシャッターレバー
が設けられている場合、カートリッジ内部が装置外部に
露出してしまいカートリッジ内部にゴミ、ホコリ等が侵
入し、情報記録媒体の媒体部にゴミ、ホコリ等が付着し
てしまうという問題が発生する。

〔発明の概要〕

本発明の目的は、上記従来装置の欠点を解消し、ディス
クカートリッジ内部が安全に保護されるディスクカート
リッジを装填する情報記録再生装置のローディング機構
を提供することにある。

本発明の目的は、シャッター開閉機構を有するディスク
カートリッジを装填する情報記録再生装置のローディン
グ機構において、情報記録再生装置に設けられたカート
リッジのシャッター開閉用のアームが、カートリッジ装
填方向に沿ってカートリッジホルダの後方に設けられた
部材に、ある軸線のまわりに回動可能でかつ上記軸線に
沿って摺動可能なように保持されていることによって達
成される。

〔実施例〕

以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて具体的且つ
詳細に説明する。

第１図は本発明のローディング機構の一実施例を示す分
解斜視図である。本実施例のローディング機構を備えた
装置９０は、カートリッジを保持し、所定位置にセット
する為のカートリッジホルダ機構部、ディスクのクラン
パとバイアス磁石を有するクランパ機構部、駆動モータ
と減速用ギヤ列及びシンクロギヤより構成される駆動機
構部、カムラックと駆動ピニオンギヤにより構成され、
カートリッジホルダとクランパをローディング開則位置
と、ディスク記録、再生位置との間で駆動するローディ
ング機構部、カートリッジのシャッターの開閉動作を行
うアーム機構部とから構成されている。

以下、各機構部について更に詳述する。

まず、カートリッジホルダ機構部について説明する。

第１図に示す様に、カートリッジホルダ本体３には、該
ホルダ本体３の内側の立上がり部を支点として回動する
ホルダストッパ３４が、左右に取り付けられていて、第
１図に示す位置を初期位置とする。

カートリッジホルダ３の外側の立上がり部のビンには段
付ローラ３５が回転可能に嵌合されている。

以上がカートリッジホルダ機構部の説明である。

次に、クランパ機構部の説明をする。

図示する様に、クランプ基台１０５上にはバイアス磁石
１０３が設けられている。又、該クランプ基台１０５に
はクランパ１０４が設けられており、該クランパ１０４
は上方にスプリングによって付勢された上下方向に揺動
する２個のレバー１０７によって第１図に示す位置を初
期位置とするように取付けられている。クランプ基台１
０５の両側面にはスライダ１０２が固定されている。該
スライダ１０２上のビン１２１はスライダ１０１の長孔
１０１ｂに嵌合されており、且つスプリング１２２によ
ってクランプ基台１０５は引張り方向に付勢されている
為、長孔１０１ｂの下側の面を基準位置としている。

以上がクランパ機構部の説明である。

次に、駆動機構部の説明をする。

第１図に示す様に、フレーム４には駆動モータ４３と５
個ギヤからなる減速用ギヤ列４２が取付けられていて、
該減速用ギヤ列４２の最終段は２個のシンクロギヤ４１
の内の１つを駆動するように噛み合わせである。そして
、それぞれのシンクロギヤ４１はシャフト４４に固定さ
れているので、同期して回転する。又、前述のギヤ列４
２のギヤの一部（図においては２個）はシャフト４４に
回転可能に支持されている。

以上が駆動機構部の説明である。

次に、ローディング機構部の説明をする。

第１図に示す様に、側板１上の支点には大歯車と小歯車
とを有する駆動ギヤ１１が設けられている。

該駆動ギヤ１１の小歯車部には側板１に設けられたアイ
ランドギヤ１２が噛み合うように取付けられている。ま
た、側板１上の長孔１ｂに嵌合するピン２１によってガ
イドされるカムラック２のラックギヤ部（不図示）が、
前記駆動ギヤ１１の大歯車部と噛み合う。また、図にお
いて、側板１上のＬ字孔１ａに嵌合する段付ローラ３５
によってカートリッジホルダ３はガイドされ、また長孔
１ｃに嵌合するピン１２１によってクランプ基台１０５
はガイドされる。カムラック２上のガイド溝２ａにはカ
ートリッジホルダ３上のピン３６が嵌合し、ガイド溝２
ｂには、スライダ１０１上のビン１１１が嵌合する。側
板１上のピン１４は、スライダ１０１上の長孔１０１ａ
に嵌合してスライダ１０１をガイドする。前記アイドラ
ギヤ１２は前記駆動部のシンクロギヤ４１と噛み合う。

以上がローディング機構部の説明である。

尚、図において、フレーム４の上部に２個設けられたビ
ン４５はディスクカートリッジをローディングした時に
、該カートリッジの位置決めをするためのものである。

次に、アーム機構部の説明をする。

図示する様に、後側板５のベロ状の曲げ部には、シャッ
ター開閉用の右アーム５１及び左アーム５２がアームホ
ルダ５３を介して軸５６を支点として回動するように取
付けられている。また、右アーム５１及び左アーム５２
はトーションバネ５４で付勢されていて、第１図に示す
位置を初期位置とする。

また、アームを保持しているアームホルダ５３は、軸５
６上を上下方向に摺動可能に取り付けられていて、圧縮
コイルバネ５５によって上方向に付勢されていて、第１
図に示す位置を初期位置とする。

つまり、左右のアームは独立に摺動２回動が共に可能に
取り付けられている。

次に、上記構成を有するローディング機構の動作を説明
する。

第２図（ａ）及び（ｂ）及び（Ｃ）は第１図に示す装置
の側断面図であり、第２図（ａ）がディスクカートリッ
ジ不挿入時の図、第２図（ｂ）がディスクカートリッジ
挿入途中の図、第２図（Ｃ）がディスクカートリッジ内
のディスクがクランプされた時の図である。

また、第３図（ａ）及び（ｂ）はアーム機構部の動作を
説明するカートリッジホルダの平面図であり、第３図（
ａ）がディスクカートリッジ挿入途中の図、第３図（ｂ
）がディスクカートリッジがほとんど最後部まで挿入さ
れたときの図である。

図中の矢印Ｂの方向にカートリッジは装填される。

また、図中Ａ−Ａ’　線で示す位置が挿入口の位置であ
る。

第２図（ａ）において、同図は第１図における初期位置
のときの断面図であり、このときカートリッジホルダ３
は、ホルダストッパ３４のフックが側板１上のピン１３
にかかる事によって水平方向の位置が規制されている。

次にディスクカートリッジ８をフロントパネル２０１の
カートリッジ挿入口より差し込むと、第３図（ａ）に示
す位置まで該カートリッジ８が入ったときに、ディスク
カートリッジのシャッター８２に設けられている切り欠
き部８２ａに、右アーム５１の先端部に設けられたシャ
ッターグリップ５７が挿入される。また、この時反対側
の左アーム５２の先端部に設けられたシャッターグリッ
プ５７にはシャッター８２上に該当する切り欠き部が無
い為、ディスクカートリッジ８に押されて、左アーム５
２が反時計方向に少し回転した位置となる。さらにカー
トリッジ８を押し込むと、右アーム５１は時計方向に、
左アーム５２は反時計方向に回転し、第３図（ｂ）の位
置となる。また、第３図（ａ）から第３図（ｂ）にがけ
て、右アーム３１上の支点に回動可能に設けられたシャ
ッターグリップ５７はカートリッジのシャッター８２を
左方向に移動させる。また、第１図に示すように、右ア
ーム５１と左アーム５２は互いに交差する部分で上下方
向にすれ違える形状となっている。右アーム５１及び左
アーム５２の先端の支点にはシャッターグリップ５７が
スプリング５８によって付勢されて、第３図（ａ）に示
す位置を初期位置とするように取付けられている。ここ
で、第３図（ａ）、　　（ｂ）から明らかなように、ロ
ーディング時にカートリッジの内部は装置外部に露出し
ない。

次に、第４図（ａ）、（ｂ）及び第５図（ａ）、（ｂ）
を用いて、本実施例の動作を説明する。尚、第４図（ａ
）。

（ｂ）はアームの動作説明図であり、第５図（ａ）。

（ｂ）はカートリッジストッパの動作説明図である。

シャッターグリップ５７は、スプリング５８で付勢され
ていて初期位置を保ち、第４図（ｂ）に示す様に、先端
部５７ａがシャッター８２の切欠き部８２ａに入ると、
肩部５７ｂがシャッターグリップ本体５７の反時計方向
の回転を抑止し、シャッターグリップ５７がシャッター
８２の切欠き部からはずされるのを防止する。又、第４
図（ａ）に示すように、シャッター８２のエツジ部８２
ｂと交差する時は、速やかに反時計方向に回転する事に
よってエツジ部８２ｂの段差を乗り越える事が出来る。

カートリッジホルダ本体３には、スプリング３８によっ
て付勢されたカートリッジストッパ３７が左右対称形に
取り付けられている。

ディスクカートリッジ８が第３図（ｂ）の位置まで押し
込まれると、第５図のカートリッジストッパ動作説明図
（ａ）に示すように、スプリング３８によって付勢され
たカートリッジストッパ３７によってディスクカートリ
ッジ８はロックされるが、このロック力はスプリング３
８のみであるので、この状態ではカートリッジ８は着脱
可能である。又第１図で示す初期状態では、ホルダスト
ッパ３４のフック部がピン１３によって係止されている
が、第３図（ｂ）の位置までカートリッジを押し込むと
、ホルダストッパ３４の斜面をカートリッジ後上面が押
し上げて、フック部がピン１３からはずれ、カートリッ
ジホルダ３は水平方向に移動可能となる。

又、第３図（ｂ）の位置で、アームがフォシトインタラ
プタ（図示せず）に検出されることによって、第１図の
駆動モータ４３が起動され、減速ギヤ列４２、シンクロ
ギヤ４１、アイドラギヤ１２を経て、駆動ギヤ１１を介
してカムラック２が後方に駆動される。カムラック２が
第５図（ｂ）に示す位置まで移動すると、カートリッジ
ストッパ３７の外側Ｒ凸起部がカムラック２上のテーパ
孔２ｃから脱出するので、カートリッジストッパ３７の
動きは規制され、従ってディスクカートリッジ８はカー
トリッジホルダ３に固定される。また、この時カートリ
ッジホルダは移動しない。

更に、カムラック２が後方に移動すると、カートリッジ
ホルダ３は側板１のＬ字孔１ａとカムラック２のガイド
溝２ａによって水平方向に移動し、第２図（ｂ）で示す
位置でカートリッジホルダ３の後端部３ａ（第３図（ａ
）、（ｂ）で示すＵ形溝形状部）がアームホルダ５３の
上下に入り込む。更にカムラック２が後方に移動すると
、カートリッジホルダ３はＬ字孔１ａに沿って下方向に
移動するが、その時アームホルダ５３が前記のカートリ
ッジホルダの後端部３ａで確動的に保持されている為、
軸５６上を、アームホルダ５３及び右アーム５１．左ア
ーム５２がカートリッジホルダ３と一体で下方向に移動
し定位置で停止する。この時、クランプ基台１０５は側
板１の長孔１ｃとカムラック２のガイド溝２ｂによって
下方向に移動するが、そのストロークとタイミングはカ
ートリッジホルダ３の動きとは独立に決められている。

又、クランプ基台１０５はスライダ１０１を介してスプ
リング１２２によって下方向に付勢されているので、該
クランプ基台１０５がカートリッジホルダ３の上部で位
置規制された後もスライダ１０１は下方向に移動して設
定位置で停止する。この時、クランパ１０４はディスク
をターンテーブル上に適切な圧着力でクランプし、電磁
石１０３はディスク面から決められた隙間を持って固定
される。

又、通常のイジェクト動作は、上述のローディング動作
と逆の動作となる。

又、本実施例では２つのカートリッジシャッター開閉用
のアームを例に説明したが、アームは１つでもよい。

又、本実施例ではディスク状情報記録媒体を内蔵するデ
ィスクカートリッジを例に説明したが、本発明はこれに
限ることななく、カード状情報記録媒体を内蔵するカー
トリッジに対しても適用可能である。

（発明の効果〕 以上具体的且つ詳細に説明した様に、本発明によればシ
ャッター開閉機構を有するディスクカートリッジを装填
する情報記録再生装置のローディング機構において、情
報記録再生装置に設けられたカートリッジのシャッター
開閉用のアーム（５１５２）が、カートリッジ装填方向
に沿ってカートリッジホルダ（３）の後方に設けられた
部材に、ある軸線（５６）のまわりに回動可能でかつ上
記軸線（５６）に沿って摺動可能なように保持されてい
ることによって、 （１）カートリッジを装置に装填する時に、カートリッ
ジの内部が装置外部に露出しないので、カートリッジ内
部にゴミ、ホコリ等が侵入するのを防ぐことができる。

（２）カートリッジシャッター開閉用のアームを摺動２
回動が共に可能に取り付けたためアーム機構部の占める
スペースを大幅に減少する事が出来る。

（３）カートリッジホルダ後方に独立して設けたカート
リッジシャッター開閉用のアームを、バネにより付勢し
て初期位置を保ち、ローディング動作時にはカートリッ
ジホルダと一体となって確動的に動作する構成とする事
により、機構の簡略化と、確実性が同時に達成出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のローディング機構の一実施例を示す分
解斜視図、第２図（ａ）、　　（ｂ）、　　（ｃ）は第
１図示装置の側断面図、第３図（ａ）、（ｂ）はアーム
機構部の動作を説明する図、第４図（ａ）（ｂ）はアー
ムの動作を説明する図、第５図（ａ）（ｂ）はカートリ
ッジストッパの動作を説明する図、第６図（ａ）、（ｂ
）は従来のディスクローディング機構の動作を説明する
図である。 ３・・・カートリッジホルダ ５１．５２・・・シャッター開閉用のアーム５３・・・
アームホルダ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）シャッター開閉機構を有するディスクカートリッ
   ジを装填する情報記録再生装置のローディング機構にお
   いて、 情報記録再生装置に設けられたカートリッジのシャッタ
   ー開閉用のアームが、カートリッジ装填方向に沿ってカ
   ートリッジホルダの後方に設けられた部材に、ある軸線
   のまわりに回動可能でかつ上記軸線に沿って摺動可能な
   ように保持されていることを特徴とするローディング機
   構。
2. （２）前記シャッター開閉用のアームが、カートリッジ
   を装填する時に、前記カートリッジホルダによって保持
   され前記軸線に沿って摺動することを特徴とする特許請
   求の範囲第（１）項記載のローディング機構。