JPH0291228A

JPH0291228A - コーマ準備機

Info

Publication number: JPH0291228A
Application number: JP24339988A
Authority: JP
Inventors: Ikuo Kigami; 樹神　郁夫; Masateru Fukunaga; 福永　昌輝; Toshio Nishikawa; 西川　利雄
Original assignee: Unitika Ltd; Tokyu Co Ltd
Current assignee: Unitika Ltd; Tokyu Co Ltd
Priority date: 1988-09-27
Filing date: 1988-09-27
Publication date: 1990-03-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分！ＦＦＩ本発明はコーマ準備機に関するものである。

［従来の技術］コーマ準（ｌｉｌｉ機はカード又は線条機揚がりのスラ
イバからラップを形成する。従来のコーマ準備機は第６
．７図に示すように、テーブル２の片側に配設されたス
ライバ供給装置３の下方にスライバＳが収容されたケン
スｌが複数列に配置され、フレーム４間に架設されたス
ライバ供給ローラ５の回転により各ケンス１からスライ
バＳが引き出されるとともにスライバ引き揃え手段とし
てのりフタローラ６に導かれ、リフタローラ６で全部（
図示の場合は２０本）のスライバＳが引き揃えられてテ
ーブル２上に送り込まれ、図示しないラップ成形装置に
よりラップとして巻き上げられる。そして、通常運転中
はスライバＳが無くなったケンス１を作業者が順番に交
換し、連続運転を行っている。

［発明が解決しようとする課題Ｊ前記従来装置では糸品種の切替えに際し、原料スライバ
を一時に全部取替える必要がある。この作業はスライバ
供給装置３の下方に配置されている全部のケンス１を別
品種の原料スライバが収容されたケンス１と交換した後
、各ケンス１からスライバを引き出すとともにスライバ
供給ローラ５を経てリフタローラ６°まで導くものであ
る。ところが、この作業には比較的時間が掛かるととも
に、その間ラップの生産が中断されコーマ機への原料供
給が不連続となる。そのため準備機とコーマ機の生産量
のバランス上、準備機側では非定常的に発生ずる品種切
替時の生産補償という面倒な生産管理を行わねばならな
いという不都合がある。又、原料スライバの一斉取替え
時には、作業者が比較的長時間この作業に掛かりっきり
となり、コーマ機の運転監視作業の空白時間が長くなる
という不都合が生じる。特に近年紡績業界においては、
製品の差別化を目的として多品種少量生産の傾向が強く
、品種切替が頻繁に行われるため、前記の不都合がより
顕著となる。

本発明は前記の問題に鑑みてなされたものであって、そ
の目的は糸品種切替時における原料スライバの交換作業
が、それまで生産されていた品種の生産終了後に集中せ
ず、ラップ生産の中断時間を極めて短時間にすることが
できるコーマ準備機を提供することにある。

「課題を解決するための手段Ｊ前記の目的を達成するため本発明においては、コーマ準
備機に２組のスライバ供給装置を備え、各スライバ供給
装置のスライバ供給ローラ駆動系の駆動源を共通にし、
各スライバ供給ローラ駆動系と駆動源との間に駆動源の
駆動力伝達を切換える駆動力伝達切換手段を設けた。

［作用］本発明の装置では２組のスライバ供給装置が原料スライ
バの切替えに伴い交互に使用される。

方のスライバ供給装置によりスライバの供給が行われて
いる機台の運転中に、作業者は切替品種の原料スライバ
が収容されたケンスを他方のスライバ供給装置の下方に
配列するとともに、各ケンスからスライバを引き出して
スライバ供給ローラに導き、スライバ引き揃え手段に供
給可能な状態に準備する０品種切替時がくると、それま
で供給されていた原料スライバの供給を停止し、駆動力
伝達切換手段を切換えて他方のスライバ供給ローラを駆
動させる。これにより一切替品種の原料スライバがスラ
イバ供給ローラの駆動に伴い各ケンスから引き出される
ので、作業者は原料スライバの先端をスライバ引き揃え
手段に導く、以後、切替品種の原料スライバは自動的に
スライバ引き揃え手段に導かれ、ラップ成形装置に送り
込まれる。

すなわち、本発明の装置では品種切替のための原料スラ
イバの供給準備作業を機台の運転中に行うことにより、
品種切替時のラップ生産中断時間が短くなる。

［実施例］以下、本発明を具体化した一実施例を第１〜５図に従っ
て説明する。第１．２図に示すように、テーブル２の左
右両側にそれぞれスライバ供給装置３Ａ、３Ｂが配設さ
れている。スライバ供給装置３Ａ、３Ｂを構成するスラ
イバ供給ローラ５゜７はテーブル２の長手方向と直交す
るように配設されたフレーム４間に回転自在に支承され
ている。

他方のスライバ供給装置３Ｂのｉｎｔ＋部（一方のスラ
イバ供給装置３Ａのスライバ供給ローラ５に近い側）に
配置された以外の各スライバ供給ローラ５．７の軸部５
ａ、７ａの中央部には、それぞれ被動プーリ８．９（第
３図に一部図示）が一体回転可能に底層されている。フ
レーム４のほぼ中央部には駆動プーリ１０が配設され、
駆動プーリ１０と各被動プーリ８間にはタイミングベル
ト１１が巻き掛けられている。被動プーリ８、駆動プー
リ１０及びタイミングベルト１１によ、り一方のスライ
バ供給装置３Ａのスライバ供給ローラ駆動系が構成され
ている。

他方のスライバ供給装置３Ｂの最前部とその後ろに配置
されたスライバ供給ローラ７との間には駆動プーリ１２
が配設され、駆動プーリ１２と各被動プーリ９間にはタ
イミングベルト１３が巻き掛けられている。第３．４図
に示すように前記最前部に配置されたスライバ供給ロー
ラフの軸部７ａと、前記駆動プーリ１２が嵌着された回
転軸１４とにはプーリ１５，１６がそれぞれ嵌着され、
両プーリ１５，１６間にタイミングベルト１７が巻き掛
けられている。被動プーリ９、駆動プーリ１２、タイミ
ングベルト１３、プーリ１５，１６及びタイミングベル
ト１７により他方のスライバ供給装置３Ｂのスライバ供
給ローラ駆動系が構成されている。

前記駆動プーリ１０，１２の回転軸１８．１４には被動
ギヤ１９．２０が嵌着され、一方の被動ギヤ１９と、他
方の被動ギヤ２０に噛合する中間ギヤ２１との間には動
力伝達切換手段としてのクラッチギヤ２２が配設されて
いる。クラッチギヤ２２を支持する支持レバー２３は第
５図に示ずように、後記する駆動力伝達機構２４のギヤ
２５が嵌着された回転軸２６対して、その基端において
回動可能に支持され、支持レバー２３の先端に固定され
た支軸２７に対してクラッチギヤ２２が常に前記ギヤ２
５と噛合する状態で取り付けられている。前記回転軸２
６の下方に固設された掛止ピン２８と支軸２７間には引
張りばね２９が掛装され、支持レバー２３は引張りばね
２９の付勢力により、クラッチギヤ２２が被動ギヤ１９
又は中間ギヤ２１と噛合する位置に保持されるようにな
っている。

第３図に示すようにテーブル２の上部右側には、スライ
バ供給装置３Ａ、３Ｂから供給されるスライバを引き揃
える作用をなすりフタローラ６がスライバ供給ローラ５
．７と平行に配設され、図示しない駆動源としてのモー
タにより回転駆動されるリフタローラ６の軸部６ａには
、両スライバ供給装置３Ａ、３Ｂのスライバ供給ローラ
駆動系に駆動力を伝達する駆動力伝達８１１ｆｓ２４を
構成する駆動ギヤ３０が嵌着されている。駆動ギヤ３ｏ
の回転はギヤ３１．３２を介してギヤ３２と同軸上に固
定されたプーリ３３に伝達され、プーリ３３の回転がベ
ルト３４及びプーリ３５を介して前記クラッチギヤ２２
と常に噛合状態にあるギヤ２５に伝達されるようになっ
ている。

次に前記のように構成された装置の作用を説明する。一
方のスライバ供給装置３Ａから原料スライバＳを供給す
る場合には第３〜５図に示すように、クラッチギヤ２２
がスライバ供給装置３Ａ側の被動ギヤ１９と噛合する位
置に配置される。この状態でコーマ準備機が運転される
と、リフタローラ６が第３図の反時計方向に回転され、
リフタローラ６の回転が駆動ギヤ３０、ギヤ３１．３２
、プーリ３３、ベルト３４、プーリ３５、回転軸２６、
ギヤ２５を介してクラッチギヤ２２に伝達され、クラッ
チギヤ２２と噛合する被動ギヤ１９とともに駆動プーリ
１０が反時計方向に回転され、タイミングベルト１１及
び被動プーリ８を介して各スライバ供給ローラ５が反時
計方向に回転される。そして、各スライバ供給ローラ５
の回転に伴い各ケンスＩＡから原料スライバＳが引き出
されるとともにリフタローラ６に送り込まれる。リフタ
ローラ６に送り込まれたスライバＳはリフタローラ６で
全部が１列に引き揃えられてテーブル２上へ送り出され
、図示しないラップ成形装置によりラップに成形される
。

一方のスライバ供給装置３ＡからスライバＳを供給して
ラップを生産している間に、作業者は他方のスライバ供
給装置３Ｂに切替品種の原料スライバを準備する。すな
わち、切替品種の原料スライバＳが収容されたケンスＩ
Ｂをスライバ供給ローラフの下方所定位置に搬入すると
ともに、ケンスＩＢから原料スライバＳを引き出してス
ライバ供給ローラフに掛は渡し、第３図に鎖線で示すよ
うに原料スライバＳの先端が最前部に配置されたスライ
バ供給ローラフに達する状態に配置する。

この作業は生産品種の切替時までに完了すればよいため
、作業者はコーマ機の運転監視作業の合い間をみて作業
を行うことができる。

品種切替時になると、まず、一方のスライバ供給装置３
Ａのスライバ供給ローラ５がらリフタローラ６に供給さ
れているスライバＳを切断し、リフタローラ６へのスラ
イバＳの供給を停止する。

リフタローラ６に供給されたスライバがテーブル２上に
送り出された後、コーマ準備機の運転を停止する０次に
手動操作により支持レバー２３を引張りばね２９の付勢
力に抗して第５図の反時計方向に回動させる。支持レバ
ー２３が中間ギヤ２１側に傾いた後は、支持レバー２３
は引張りばね２９の付勢力によりクラッチギヤ２２が中
間ギヤ２１と噛合する方向に回動され、クラッチギヤ２
２は中間ギヤ２１と噛合する状態に保持されるとともに
、クラッチギヤ２２と被動ギヤ１９との噛合状態が解除
され、一方のスライバ供給装置３Ａのスライバ供給ロー
ラ駆動系へは駆動力伝達が行われない状態となる。

この状態でコーマ準Ｏ１機の運転を開始すると、第３図
においてリフタローラ６が反時計方向に回転され、リフ
タローラ６の回転がＷＪ＠動ギヤ３ｏ、ギヤ３１，３２
、プーリ３３、ベルト３４、プーリ３５、回転軸２６、
ギヤ２５を介してクラッチギヤ２２に伝達され、クラッ
チギヤ２２と噛合する中間ギヤ２１を介して被動ギヤ２
０とともに駆動プーリ１２が時計方向に回転される。駆
動プーリ１２の回転に伴いタイミングベルト１３及び被
動プーリ９を介して第２番目以降のスライバ供給ローラ
７が時計方向に回転される。又、被動ギヤ２０の回転が
回転軸１４、プーリ１６、タイミングベルト１７、プー
リ１５を介して最前部に配設されたスライバ供給ローラ
フに伝達され、該スライバ供給ローラ７も他のスライバ
供給ローラ７と同一速度で時計方向に回転される。スラ
イバ供給ローラフの回転に件いケンスＩＢからスライバ
Ｓが引き出され、最前部に配設されたスライバ供給ロー
ラ７を経て下方へ導かれる０作業者は各スライバＳの先
端をリフタローラ６に導く、以後、切替品種のスライバ
Ｓは自動的にリフタローラ６に導かれ、切替作業が完了
する。

なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
例えば、スライバ供給ローラ駆動系をグーりとタイミン
グベルトで構成する代わりにチェーンとスプロケットを
使用したり、使用ケンスの数を増減してもよい。

［発明の効果］以上詳述したように本発明によれば、２組のスライバ供
給装置のスライバ供給ローラ駆動系が駆動力伝達切換手
段の切換え操作により共通の駆動源で交互に駆動でき、
一方のスライバ供給装置から原料スライバを供給してラ
ップを生産している間に切替品種の原料スライバを他方
のスライバ供給装置に準備できるので、作業者がコーマ
機の運転監視作業の合い間に少しずつ切替品種の原料ス
ライバ準備作業を行うことにより、作業者の数を増やさ
なくともコーマ機の運転監視作業に支障をきたすことな
く切替品種の原料スライバ準備作業を行うことができる
。又、他品種のラップ生産中に切替品種の原料スライバ
＊備作業を行うことにより、品種切替の際におけるラッ
プ生産の中断時間が短時間となり、コーマ機と準１１１
！ｌの生産ｌのバランス崩れが起きないのでコーマ工程
の生産管理が円滑に行える。

【図面の簡単な説明】

第１〜５図は本発明を具体化した一実施例を示すもので
あって、第１図は概略正面図、第２図は概略平面図、第
３図は第２図のＡ−Ａ線における一部省略断面図、第４
図は要部平断面図、第５図は切換８１構を示す図、第６
図は従来装置の概略正面図、第７図は同じく概略平面図
である。ケンスＩＡ、ＩＢ、スライバ供給装置３Ａ、３Ｂ、スラ
イバ供給ローラ５，７、スライバ供給ローラ駆動系を構
成する被動プーリ８．駆動プーリ１０、タイミングベル
ト１１、同じく被動プーリ９、駆動プーリ１２．タイミ
ングベルト１３１回転軸１８．プーリ１５，１６．タイ
ミングベルト１７、駆動力伝達切換手段としてのクラッ
チギヤ２２、駆動力伝達機構２４、スライバＳ。特許出願人　　　　　東久株式会社ユニチカ株式会社

Claims

【特許請求の範囲】

１、２組のスライバ供給装置（３Ａ、３Ｂ）を備え、各
スライバ供給装置（３Ａ、３Ｂ）のスライバ供給ローラ
駆動系（８、１０、１１、９、１２、１３、１５、１６
、１７）の駆動源を共通にし、各スライバ供給ローラ駆
動系（８、１０、１１、９、１２、１３、１５、１６、
１７）と駆動源との間に駆動源の駆動力伝達を切換える
駆動力伝達切換手段（２２）を設けたことを特徴とする
コーマ準備機。