JPH029028Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH029028Y2
JPH029028Y2 JP14190384U JP14190384U JPH029028Y2 JP H029028 Y2 JPH029028 Y2 JP H029028Y2 JP 14190384 U JP14190384 U JP 14190384U JP 14190384 U JP14190384 U JP 14190384U JP H029028 Y2 JPH029028 Y2 JP H029028Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
door
section
base
semicircular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14190384U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6156469U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14190384U priority Critical patent/JPH029028Y2/ja
Publication of JPS6156469U publication Critical patent/JPS6156469U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH029028Y2 publication Critical patent/JPH029028Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Support Devices For Sliding Doors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、建築物や建築物内の部屋の出入口に
設置する自動扉の扉懸架用のハンガーレールに関
する考案である。
(従来の技術) 建築物や其の内部の部屋の出入口等へ設置する
所謂自動扉は、人の出入が多く絶えず開閉動作を
繰返す場合を含め、其の開閉寿命は100乃至200万
回程度の耐久性を必要とする。従来は自動扉を其
の上部に取付けた戸車に依り懸架する為、扉上部
の建物の無目内へ設置したレール支持体をアルミ
ニウム合金等の押出型材で形成し、其の上部へ耐
摩耗性に優れたステンレススチール材の薄板のレ
ールを固着し、此のレール上へ戸車を懸架して使
用し、レールが摩耗した場合にはレール丈けを交
換して更新出来る様にして対処していた。然乍
ら、レール支持体、レール共金属素材であり、
且、両者の間に隙間が生ずると、扉の開閉の際騒
音を発生する原因になつた為例えば実公昭58−
41337号実用新案公報所載のレール機構では、本
明細書添附の図面第9図に示す様にレールベース
21へ凹溝22を設け、此の凹溝22へ凹部23
を有する緩衝材24を取付け、更に此の凹部23
へレール走行体25を取付ける事に依つて扉開閉
時の戸車の走行摺動に依るレールの振動に基づく
騒音の発生を防止しようとしている。
(考案が解決しようと為る問題点) 然乍ら、上記公報所載の構成では、レールベー
ス21へ凹溝22を設ける為、従来の侭の肉厚の
レールベース21の場合にはレール取付部26の
肉厚が薄く成る為、レール取付部26の強度が低
下し重量の大きい自動扉の懸架が不可能と成り、
仮に重量の大きい自動扉を懸架出来る様に為る為
にはレール取付部26を含めレールベース21の
厚みを第9図で二重鎖線27で示す様に厚く為る
必要性が生ずるが、其の場合には自動扉の駆動装
置を収容している建物の無目の高さ部分の寸法が
大きく成り過ぎて、従来寸法の無目の物と比較し
て意匠的見地から体裁が損なわれた印象を与える
点が設計及び製作上の大きな問題点と成り、無目
の寸法に変更を来さない構成のハンガーレールが
望まれた。
本考案の目的は、上記の問題点を解決し扉開閉
時に騒音の発生が無く、尚且、無目の高さを出来
る丈け低くして意匠的に優れた大重量の扉にも対
応出来る自動扉のハンガーレールを提供する事に
在る。
(考案の構成、問題点を解決する為の手段) 以下、本考案の構成を其の実施例について図面
を参照して説明する。第1図及び第2図に於て、
1はアルミニウム合金等の金属又は塩化ビニイル
等の合成樹脂材料の押出型材で形成した建築物や
建築物内の部屋の出入口の上部へ出入口の横幅一
杯に装着した建物の無目、1aは上記と仝材料の
無目のカバー、2は無目1内に設け自動扉の駆動
装置を取付ける無目の長手方向の長さに略々近い
長さを持つ断面形のアルミニウム合金等の金属
材料の押出型材から成るハンガーレール、3はハ
ンガーレール2の下部に水平に形成したレール支
持体で、無目1の下部型材に其の下面を当接す
る。4はレール支持体3の前縁の肉厚のレール取
付部、5はレール取付部4の上面へレール支持体
3の長さ全体に亙り通しで形成した断面半円形の
蒲鉾形の長いレール基台、6はレール基台5の頂
部に通しで穿設した頂部凹溝で第2図に示す蟻溝
又は第3図に示す角状溝とする。7は頂部凹溝6
と並行してレール基台5の半円形の蒲鉾形の双方
の基部へ穿つた2本の通しの基部凹溝、8は裏面
へ上記頂部凹溝6へ嵌着する嵌着体8aを設け両
側縁を基部凹溝7へ嵌着する嵌着縁8bとしレー
ル受面8cをレール基台5と仝じく半円形とした
合成ゴム、軟質合成樹脂材料の薄板又は稍々硬質
の発泡合成ゴム又は発泡ウレタン等の仝じく稍々
硬質の発泡合成樹脂を素材とする弾性を有する緩
衝材、9は上記緩衝材8を介して前記レール基台
5へ敷設したステンレススチール又は鋼材等の耐
摩耗性及び靭性が高い金属材料の薄板をプレス加
工に依り断面を第2図及び第5図に示す様な半円
形としたレールで、必要に応じ第3図及び第4図
の場合其の両側縁、第6図の場合其の一側縁に細
幅の水平な掛止部9aを設け、亦、第6図では側
縁の内掛止部9aの無い反対縁を断面コ字状に折
曲して前記レール支持体3の端部10を抱え込む
折曲部9bとする事も有る。而してレール9及び
緩衝材8相互間は接着材に依り固着し、レール取
付部4と緩衝材8との間は、緩衝材8の嵌入体8
a及び嵌入縁8bをレール取付部4の頂部凹溝6
及び基部凹溝7へ単に嵌着するか、又は接着材を
併用して嵌着し固着する。11はレール取付部4
の下部へ無目1の型材の内側端片1bとレール取
付部の端縁10に見合つて欠設した通しの切欠部
で、此の空間は後述の扉15の外れ止15aが扉
15の摺動に伴つて移動する空間と成る。12は
上記レール9上を転動する後述の扉15の戸車、
13は上部へ戸車12を固定具14に依つて回動
自在に軸支固着し、下部に扉の上部を扉1枚に付
2個一組で懸吊するブラケツト、15は建築物や
建物内の部屋等の出入口へ設置する両引、片引等
の扉で、第8図に示す様に無目1内の一端に装備
した扉駆動装置Aの電動機16に依り駆動する駆
動プーリー17と無目の他端に配備した従動プー
リー18との間に懸架したベルト19に固定した
連結板20に扉15の上縁又はブラケツト13を
固着する事に依り、利用者が扉の前に立つた際に
其の体重に依る荷重作用で動作するフツトスイツ
チ又は利用者の体に依つて其の光路を遮断される
事に依り作動する光電スイツチ等に応動して電動
機16を起動してベルト19を無目1の長手方向
へ回動し、之へ固着した連結板20を介して扉1
5をして出入口を開放する方向へ移動させ、開放
後人が出入した後少しの時間を経過すると、上記
開放した扉15を電動機16の制御回路へ配設し
た遅延回路及び電動機16の逆転回路に依つて開
放時と逆方向へ移動させ扉15の摺動に依り上記
出入口を閉鎖させる自動開閉用の金属製又は木製
の扉である。
(作用) 次に上記の部分構造から成る本考案の実施例の
作用を説明すると、ハンガーレール2の下部に水
平に形成したレール支持体3の前縁の厚肉のレー
ル取付部4の上面にレール支持体3の長さ全体に
亙つて通しで形成した断面半円形の蒲鉾形の長い
レール基台5の上面の頂部凹溝6、基部凹溝7
へ、緩衝材8の裏面の嵌着体8a、嵌着縁8bを
夫々嵌着又は接着材を併用した嵌着に依り固着す
る。次に上記の緩衝材8の半截円筒形の全長に亙
り接着材に依つて断面が半円形で蒲鉾形のステン
レススチール等の金属材料の薄板のレール9を固
着する事に依つて本考案の自動扉のハンガーレー
ルを敷設出来る。其の際、予め緩衝材8をレール
9の裏面へ固着して置いてからレール基台5へ固
着しても良い。而して上記構成のハンガーレール
2のレール9へ扉15の一組2個の戸車12を懸
架するが、扉15は連結板20に依つて扉駆動装
置Aのベルト19へ連結してあるので、人の出入
に依り制御する電動機16の応動に依つて駆動プ
ーリー17と従動プーリー18との間に懸架した
ベルト19が、無目1の長手方向で左右両方向の
往復移動をすると、戸車12は重量の大きい扉1
5を懸架した状態でベルト19の動きに従つて開
放或は閉鎖の何れかの作動を為るが、其の際、レ
ール9が緩衝材8を介して厚肉のレール取付部4
上へ隆設した断面半円形の蒲鉾形のレール基台5
へ固着してあるので、戸車12を金属材料のステ
ンレススチール等のレール9へ直接懸架していて
も緩衝材9の弾性に基づくクツシヨン作用に依つ
て金属材料のレール9の振動を吸収するので騒音
を発生する事が無く、亦金属材料なのでレール9
の耐久力は優れている。尚、長期間の使用に依つ
て緩衝材8、レール9及び戸車12等が老化した
り損傷した場合には其の部分丈けを更新する事に
依つて夫々の部分の機能を回腹し全体としても最
初の性能に復帰する事が出来る。亦、上記実施例
では緩衝材8として、下面に嵌着体8a、両側縁
に嵌着縁8bを有するか又は有しない構造の物を
使用し、レール9としても第2図及び第5図に示
した単なる断面半円形の蒲鉾形の物、第3図及び
第4図に示した両側縁に掛止部9aを設けたも
の、或は第6図に示した折曲部9bを設けた物を
使用したが、緩衝材8として第7図に示す様に細
幅の緩衝材料の薄板を使用し、之を頂部凹溝6及
び基部凹溝7の無い断面半円形の蒲鉾形のレール
基台5とレール9とへ接着材に依つて固着した構
造としても扉15の重量が比較的軽い場合等では
勿論、重量の可成り重い扉の場合にも、実用上相
当の耐久性を維持する事が可能である。
(考案の必須の構成要件) 上記の実施例の構成中、本考案の必須の構成要
件は、自動扉の扉駆動装置Aを取付ける無目1の
長手方向の長さに略々近い長さのアルミニウム合
金等の金属材料の押出型材で形成した水平のレー
ル支持体3の前縁の厚肉のレール取付部4の上面
にレール支持体3の長さ全体に亙り通しで形成し
た断面半円形の蒲鉾形のレール基台5と、此のレ
ール基台5の全長の上面に固着した薄厚の緩衝材
8と、此の緩衝材8の全長の上面に固着して敷設
した断面半円形で蒲鉾形のステンレススチール等
の金属材料の薄板のレール9とから成る自動扉の
ハンガーレールを特徴とする。
(考案の効果) 本考案は、上記の構成及び作用を有するのでレ
ールとレール支持体との間に装着した緩衝材に依
つて扉の開閉時にレール上を摺動移動して往復走
行する戸車に依るレールの振動及び其の振動に基
づく騒音の発生を確実に防止出来、且レールにス
テンレススチール等の耐摩耗性及び靭性の高い金
属材料の薄板を使用しているので長期の使用に耐
える事が出来る。亦、レール基台が半円形断面の
蒲鉾形である為レール取付部を始めレール支持体
の肉厚を従来通りの厚みに保持出来て重量の重い
扉の懸架に充分耐える反面、ハンガーレールの高
さ方向の寸法即ち厚みを増大する必要が無いの
で、当然無目の高さ方向の寸法を変えずに済むの
で意匠的にも良好な体裁を保持し乍ら作動時に振
動や騒音の無い自動扉を提供出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例の要部を示す一部を
断面で示した側面図、第2図は第1図の一部を拡
大し、一部を断面で一部を分解して示した側面
図、第3図乃至第7図は第1図及び第2図と異る
型のレール及び緩衝材を示す一部を断面で示した
側面図、第8図は自動扉の機構を示す説明図的正
面図、第9図は従来技術のレール取付部を、一部
を断面で示した側面図である。 主要な部分を表わす符号の説明、1……無目、
2……ハンガーレール、3……レール支持体、4
……レール取付部、5……レール基台、8……緩
衝材、9……レール、12……戸車、13……ブ
ラケツト、15……扉、A……扉駆動装置、19
……ベルト、20……連結板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動扉の扉駆動装置Aを取付ける無目1の長手
    方向の長さに略々近い長さのアルミニウム合金等
    の金属材料の押出型材で形成した水平のレール支
    持体3の前縁の厚肉のレール取付部4の上面にレ
    ール支持体3の長さ全体に亙り通しで形成した断
    面半円形の蒲鉾形のレール基台5と、此のレール
    基台5の全長の上面に固着した薄厚の緩衝材8
    と、此の緩衝材8の全長の上面に固着して敷設し
    た断面半円形で蒲鉾形のステンレススチール等の
    金属材料の薄板のレール9とから成る自動扉のハ
    ンガーレール。
JP14190384U 1984-09-19 1984-09-19 Expired JPH029028Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14190384U JPH029028Y2 (ja) 1984-09-19 1984-09-19

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14190384U JPH029028Y2 (ja) 1984-09-19 1984-09-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6156469U JPS6156469U (ja) 1986-04-16
JPH029028Y2 true JPH029028Y2 (ja) 1990-03-05

Family

ID=30700241

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14190384U Expired JPH029028Y2 (ja) 1984-09-19 1984-09-19

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH029028Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018204270A (ja) * 2017-06-02 2018-12-27 株式会社猪建装 移動式パネルの支持構造

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0741824Y2 (ja) * 1988-12-29 1995-09-27 千蔵工業株式会社 自動扉装置
KR200458551Y1 (ko) 2008-12-24 2012-02-27 이제택 가이드바가 구비된 방충망 틀
JP7317658B2 (ja) * 2018-10-25 2023-07-31 昭和フロント株式会社 引戸式の防火戸

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018204270A (ja) * 2017-06-02 2018-12-27 株式会社猪建装 移動式パネルの支持構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6156469U (ja) 1986-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10577844B2 (en) Magnetic levitating door
US5050660A (en) Screen door for large door opening
US3854165A (en) Panel door assembly
JPH029028Y2 (ja)
KR101331393B1 (ko) 붙박이장용 미닫이 도어의 슬라이드 개폐를 위한 상부프레임 구조
KR200344967Y1 (ko) 강화유리도어용 방풍패드
US5850672A (en) Apparatus or kit for closing sliding closure
JPS5819246Y2 (ja) 吊り戸の支持装置
US11047160B2 (en) Sliding door mounting system
JP4198609B2 (ja) 引き戸装置
JP3491879B2 (ja) 上下引違い戸用窓枠サッシュ、およびそれを使用した上下引違い窓
JP2007170082A (ja) 引き戸ユニット
KR101103152B1 (ko) 창호 시스템
JP5285308B2 (ja) 引き戸装置
CN213418804U (zh) 一种吊滑门的轨道结构
CN216380970U (zh) 一种淋浴房使用的淋浴门结构
CN209817807U (zh) 一种节能铝合金门窗
JP5112653B2 (ja) 上吊式引き戸サッシにおける網戸支持構造
JP2002061469A (ja) 旋回ドアのシール装置
JP2003193737A (ja) 引戸用上枠構造およびその施工方法
KR200385181Y1 (ko) 미닫이 하부틀의 평면마감구조
KR800001732Y1 (ko) 여닫이문의 아랫끝의 방음장치
JPH09268845A (ja) 引戸装置
JP3481053B2 (ja) ドア式サッシ
JP2585469Y2 (ja) 内動片引き防音サッシの下枠構造