JPH0288596A - N↑1↑5―アルキルおよびn↑1↑5,n↑1↑5―ジアルキルテイコプラニン誘導体のアミド - Google Patents

N↑1↑5―アルキルおよびn↑1↑5,n↑1↑5―ジアルキルテイコプラニン誘導体のアミド

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JPH0288596A
JPH0288596A JP1193797A JP19379789A JPH0288596A JP H0288596 A JPH0288596 A JP H0288596A JP 1193797 A JP1193797 A JP 1193797A JP 19379789 A JP19379789 A JP 19379789A JP H0288596 A JPH0288596 A JP H0288596A
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hydrogen
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alkoxycarbonyl
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JP1193797A
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Adriano Malabarba
アドリアーノ・マラバルバ
Aldo Trani
アルド・トラーニ
Jurgen Kurt Kettenring
ユルゲン・クルト・ケツテンリング
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Gruppo Lepetit SpA
Lepetit SpA
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    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D498/00Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D498/22Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms in which the condensed system contains four or more hetero rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K9/00Peptides having up to 20 amino acids, containing saccharide radicals and having a fully defined sequence; Derivatives thereof
    • C07K9/006Peptides having up to 20 amino acids, containing saccharide radicals and having a fully defined sequence; Derivatives thereof the peptide sequence being part of a ring structure
    • C07K9/008Peptides having up to 20 amino acids, containing saccharide radicals and having a fully defined sequence; Derivatives thereof the peptide sequence being part of a ring structure directly attached to a hetero atom of the saccharide radical, e.g. actaplanin, avoparcin, ristomycin, vancomycin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P17/00Drugs for dermatological disorders

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、次の式I 式中、 R1はHまたは(CI  CI)アルキルであり、 R2は基[CHR3(CR’ R’)、、X] p−(
CHり、R’であり、ここで R3およびR4は、独立に、Hまたは(C。
cm)アルキルであり、 R5はHl(c r   c o )アルキルまたハ。
Hであり、 R6はHl(C1−03)アルキル、COOR7、OR
’、SR’、NR’R’またはハロゲンであり、 R7およびR6は、独立に、Hまたは(C。
CI)アルキルであり、 mは0またはlであり、 nはO〜6の整数であり、 pは1〜6の整数であり、 Xは0、NHまたは結合であり、ただしXが0またはN
Hであるとき、nはOと異なり、pは1〜3であり、そ
してR5はOHと異なり、/ Yは基−N \ R宜0 であり、ここで R’lまHまj二は(CI  C1)アルキルドロキ/
(C2  Cl)アルキル、アミノ(C2cJアルキル
または(CI  C>)アルキルアミノ(C2−C.)
アルキルであり、R”はH.(C,−Ce )アルキル
、ヒドロキン(C2−C.)アルキノ呟ハロゲン(C2
Ct)アルキノL カルボキシ(CI  CI)アルキ
ル ルキル、(C,−Cユ)アルキルカルボキシ(ct  
 C3)アルキルアミノ、(CI   CI)アルコキ
シカルボニル(CI  CI)アルキルフェニル(ca
 −Cl )アルコキンカルボニル(CI  Cl)ア
ルキル、基 / (CI,)、N \ または基 \ CH。
であり、ここで qは2〜8の整数であり、そしてメチレン単位の水素原
子の1つは(ct −CI )アルキル、カルボキシ、
(CI−C4)アルコキシカルボニルおよびカルボキシ
アミドから選択される置換基により置換されていてもよ
く、そしてAneは製薬学的に許容され得るアニオンで
あり、 R1はHまたは(ca   C4)アルキル、ヒドロキ
ン(C2−C4)アルキルまたはハロゲン(C2  c
a)アルキルであり、 R12はH,(C.−C. )アルキル、ヒドロキシ(
C2  ca)アルキル、ハロゲン(C2−〇,)アル
キル、(CI−cl)アルコキン(CI−C4)アルキ
ル、フェニル(CC4)アルコキシカルボニルまたは(
CC4)アルキルオキン力ルポニルであるが、あるいは R”およびHI3は、隣接する窒素原子と一緒になって
、飽和5〜7員の複素環式環を形成し、前記環は、環の
炭素原子上に、1または2つの(CI  C4)アルキ
ル置換基を有することができ、そして−〇−−3−およ
び−NR口から選択される異種基をさらに含有すること
ができ、ここでR13はHまたは(CI  C4)アル
キルであるか、あるいは R9およびRIGは、隣接する窒素原子と一緒になって
、飽和5〜7員の複素環式環を形成し、前記環は、環の
炭素原子上に、1または2つの(C,−C4)アルキル
置換基を存することができ、そして−〇−−S−および
−NRh−から選択される異種基をさらに含有すること
かでさ1.−、:テR′41i)(または(C,−C4
)フルキルであり、 Aは水素または−N ’C(c 9− CI2)脂肪族
アシル1−ベーターD−2−デオキシー2−アミノ−グ
ルコピラノシルであり、 Bは水素またはN−アセチル−ベーターD−2−デオキ
シー2−アミノ−グルコピラノシルであり、 Mは水素まt;はアルファーローマンノピラノシルであ
り、 ただし八およびMが同時に水素であるときにのみ、Bは
水素である、 のN”−アルキルおよびN15. N”−ジアルキルテ
ィコプラニン誘導体のアミドおよびそれらの付加塩類に
関する。
本発明は、要約すれば、次の通りである二本発明は、テ
ィコプラニン抗生物質のN”−アルキルおよびN I 
S 、 N ”−ジアルキル誘導体の新規なN′3アミ
ドに関する。
本発明の化合物は、主にダラム陽性ノくクチリアに対し
てすぐれた抗バクテリア活性を示し、そして製薬学的配
合が容易である。
ティコプラニンは、以前にティコマイシンと命名された
抗生物質の国際的非登録名(INN)であり、これは同
化可能な炭素、窒素および無機塩類の源を含をする培地
中で菌株アクチノプラネス・テイコミセチクス(Act
inolanes  teichomycet 1cu
s)nov、sp。
ATCC31121を培養することによって得られる(
米国特許第4.239,751号)。上に引用した特許
に記載されている方法に従い、ティコマイシンA4、A
2およびA3を含有する抗生物質複合体は、分離した発
酵ブロスから、適当な水不溶性有機溶媒で抽出し、そし
て普通の手順に従い抽出溶媒からの沈澱により回収され
る。単離された抗生物質複合体の主要な因子であるティ
コマイノンA2を、他の因子から、セファデックス(S
ephadex”)のカラムクロマトグラフィーにより
分離する。英国特許第2121401号は、抗生物質テ
ィコマイシンA2が実際に5つの密接に関係する同時に
生成される主成分の混合物であることを開示している。
ティコプラニンA2(置部にはティコマイシンA2)の
主成分l、2.3.4および5を上の式■により示すこ
とかでき、ここでRは水素であり、Yはヒドロキンであ
り、A(ま−N [(CIo−C,2)脂肪族アンル1
−ベーターD−2−デオキン−2−アミノーグルコピラ
ノフルであり、BはN−アセチル−ベーターD−2−デ
1デオキ/−2−アミノーグルコビラノンルであり、モ
してMはアルファーローマンノピラノシルである。
さらに詳しくは、−N [(C+o  C12)脂肪族
アシルj置換基は、ティコプラニンA2成分■において
、2−デセノイルであり、ティコプラニンA2成分2に
おいて、メチル−ノナノイルであり、ティコプラニンA
2成分3において、デカノイルであり、ティコプラニン
A2成分4において、8−メチルデカノイルであり、テ
ィコプラニンA2成分5において、9−メチルデカノイ
ルである。
欧州特許出願第881.10194.3号はティコプラ
ニン成分の製造を記載しており、ここでベーターD−2
−デオキシー2−アミノ−グルコピラノシル部分の脂肪
族ア/ル基はN−ノナノイル(化合物BまたはR53)
まI;は6−メチルオクタノイル基(化合物AまたはR
54)である。
「ティコプラニンの少量成分のHPLCによる単離およ
び構造的決定(Isolationby  HPLCa
nd  structuraldeterminati
on  of  min。
r  components  of  teicop
lanin)Jと題するザノル(Zanol)らの論文
、第17回クロマトグラフィーについての国際シンポジ
ウム、ウィーン、1988年9月25〜30日において
、他の2つのティコプラニン化合物(R3IおよびR3
2)が記載されている。
前記化合物は、ベーターD−2−デオキシー2−アミノ
−グルコピラノシル部分の脂肪族アシル部分がそれぞれ
メチル−ウンデカノイルおよびドデカノイルであること
において特徴づけられる。
すべての糖部分は、存在するとき、0−グリコシド結合
を通してティコプラニン核に結合している。
さらに、ティコプラニン、その純粋な因子または任意の
比率の前記因子の任意のものの混合物を、単一の抗生物
質の生成物に、lまたは2つの糖部分の選択的加水分解
により転化することが可能であることが発見された。そ
れらは抗生物質L17054および抗生物質L1704
6と命名され、そして、それぞれ、欧州特許出願公開第
119575号および欧州特許出願公開第119574
号に記載されている。
抗生物質L17054の製造について好ましい加水分解
条件は、次の通りである:Q、5N塩酸、70〜90°
Cの温度および一般に15〜90分。
抗生物質L17054は上の式Iにより表され、ここで
Yはヒドロキシであり、RおよびAは水素であり、Bは
N−アセチル−ベーターD−2−デオキシー2−アミノ
−グルコピラノシルであり、MはアルファーD−マンノ
ピラノシルであり、ここで糖はO−グリコンド結合を通
してペプチド核へ結合している。
抗生物質L17046の製造について好ましい加水分解
条件は、次の通りである=1〜3N塩酸、50〜90°
Cの温度および一般に30〜60分。
抗生物質L17046は上の式■により表され、ここで
Yはヒドロキシであり、R,AおよびMは水素原子であ
り、モしてBはN−アセチル−ベーターD−2−デオキ
シー2−アミノ−グルコピラノシルであり、Mはアルフ
ァーD−マンノピラノシルであり、ここで糖はO−グリ
コシド結合を通してペプチド核へ結合している。
欧州特許出願公開第301247号は、脱マンノシル(
de−mannosyりティコプラニン誘導体、すなわ
ち、AおよびBが水素と異なり、モしてMが水素である
、上の式Iの化合物、を記載している。
ティコプラニン成分のすべての糖の完全な選択的切り放
しは、抗生物質L17392と呼ばれるアグリコン分子
、またはデグルコテイコプラニンを与え、そしてYがヒ
ドロキシであり、そしてRlA、B、およびMは、各々
個々に、水素原子である、上の式Iにより表される。こ
の選択的加水分解方法は、欧州特許出願公開第1460
53号に記載されている。
同一の構造式を有する物質は、欧州特許出願公開第00
90578号に記載されており、そして抗生物質A41
030因千Bと命名されている。
この物質は微生物学的方法により得られ、この方法は菌
株ストレプトマイセス・ビルギニアエ(Strepto
myces  Virginiae)NRRL1252
5またはストレプトマイセス伊ビルギニアエ(S t 
re p t omyce sVirginiae)N
RRL15156を適当な培地中ので発酵させ、抗生物
質A41030び分離、精製およびその成分、包含され
る、少なくとも7つの因子の抗生物質の複合体、抗生物
質A41030因子Bへの分割を包含する。
上に命名した成分のすべて、すなわち、ティコプラニン
、ティコプラニンA2複合体、ティコプラニンA2成分
11ティコプラニンA2成分2、ティコプラニンA2成
分3、ティコプラニンA2成分4、ティコプラニンA2
成分5、抗生物質L17054、抗生物質L17046
、抗生物質L17392、化合物AまたはR34、化合
物BまたはR53、欧州特許出願公開第301247号
の脱マンノシル誘導体および任意の比率のそれらの混合
物は、本発明のアミド誘導体の調製に適当な出発物質で
ある。
この明細書において、[ティコプラニン化合物」または
「ティコプラニン出発物質」は、上の出発物質、すなわ
ち、米国特許第4,239.751号に従って得られる
ようなティコプラニン、それらのさらに精製されたもの
、ティコプラニンA2複合体、Rが水素であり、Yがヒ
ドロキシであり、Aが水素または−N [(C!−C,
□)脂肪族アシル]−ベーターD−2−デオキ/−2−
アミノグルコピラノノルであり、Bが水素またはN−ア
セチル−ベーターD−2−デオキンー2−アミノ−グル
コピラノノルであり、Mが水素またはアル7y−D−マ
ンノビラノンルでアリ、たりL A 8よびMが同時に
水素であるとき、Bが水素である、上の式■の化合物、
それらの塩、または任意の比率のそれらの混合物を示す
ために使用する。
用語「アルキル」は、ここで使用するとき、単独である
いは他の成分との組み合わせで、直鎖状および分枝鎖状
の炭化水素基の双方を包含する;さらに詳しくは、r(
C,cs)アルキル」は1〜6個の炭素原子を有する直
鎖状もしくは分枝鎖状の脂肪族炭化水素、例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、■−メチルエチル、ブチル、1
−メチルプロピル、l、l−ジメチルエチル、ペンチル
、l−メチルブチル、2−メチルブチル、■−へキサニ
ル、2−へキサニル、3−へキサニル、3゜3−ジメチ
ル−1−ブチル、4−メチル−1−ペンチルおよび3−
メチル−1−ペンチルを表し、同様に、r (ct −
04)アルキル」は1〜4個の炭素原子を有する直鎖状
もしくは分枝鎖状の炭化水素鎖、例えば、上に例示した
1〜4個の炭素原子を有するアルキルを表す。
用語「ハロゲン」は、7ノ素、塩素、臭素およびヨウ素
から選択されるハロゲン原子を表す。
表現「飽和5〜7員の複素環式環、前記環は、環の炭素
原子上に、■または2つの(ct  C4)アルキル置
換基を有することができ、そして−05−および−NR
13(または−NH目−)から選択される異種基をさら
に含有することができる」は、例えば、次の複素環族基
を包含する:モルホリニル、ビペリジニノペ ピペラジ
ニル、チオモルホリニAv、  ピラゾリジニル、l、
3−オキサゾリジニル、1,3−チアゾリジニルおよび
ヘキサヒドロアゼピニル、これらは1または2つの(C
,−C,)アルキル基により炭素骨格上で置換されてい
てもよい。
本発明の好ましい化合物の群は、R1が水素原子または
メチルであり、そして他の置換基が上に定義した通りで
ある、式■の化合物である。
本発明のさらに好ましい化合物の群は、各記号が次の意
味を有する式Iの化合物およびそれらの付加塩類である
・ R1はHまたは(ct  C3)アルキルであり、R2
は基[CHR’  (CR’ R’)X、、、] 、−
(CH2)、−R’であり、ここで RjおよびR4は、独立に、Hまたは(CCS)アルキ
ルであり、 R5はH,(ct   CM )アルキルまたはOHで
あり、 R6はH,(C,−C3)アルキル、OR’、SF4、
またはNR’R’であり、 R7およびR8は、独立に、Hまたは(CC3)アルキ
ルであり、 mはOまたは1であり、 nは0〜3の整数であり、 pは1〜3の整数であり、 XはO%NHまたは結合であり、ただしXがOまたはN
Hであるとき、nはOと異なり、pは1または2であり
、そしてR5はOHと異なり、/ Yは基−N \ R1゜ であり、ここで R9はHまたは(ct−c、)アルキルであり、RIG
はH,(C。
CO)アルキル、ヒドロキ シ(C2ca)アルキルまたは基 き、そして−〇−−8−および−N Rl 4−から/ −(CH2)−N \ RI! であり、ここで qは2〜8の整数であり、そしてメチレン単位の水素原
子の1つはカルボキシ、および(C。
C4)アルコキシカルボニルから選択される置換基によ
り置換されていてもよく、 R11はHまたは(ca −C4)アルキルであり、R
12はHl (ca  cm)アルキル、ヒドロキシ(
C2−C,)アルキル、(ca −C3)アルコキシ(
C3−C,)アルキル、フェニル(CIC,)アルコキ
シカルボニルまたは(C,−C,)アルキルオキシカル
ボニルである力1、あるいはR9およびRIOは、隣接
する窒素原子と一緒になって、飽和5〜7員の複素環式
環を形成し、前に環は、環の炭素原子上に、lまたは2
つの(ca−C,)アルキル置換基を有することがで選
択される異種基をさらに含有することができ、ここでR
14はHまたは(CI−c、)アルキルであり、 Aは水素または−N [(cs−c、z)脂肪族アシル
]−ベーターD−2−デオキシ−2−アミノ−グルコピ
ラノシルでアリ、 Bは水素またはN−アセチル−ベーターD−2−デオキ
シー2−アミノ−グルコピラノシルであり、 Mは水素
またはアルファーD−マンノピラノシルであり、 ただしAおよびMが同時に水素であるときにのみ、Bは
水素である。
本発明の他のさらに好ましい化合物の群は、各記号が次
の意味を有する式■の化合物およびそれらの付加塩類で
ある: R1はHまたはCH,であり、 R2は定義した基であり、ここで R3はHまたはCH3であり、 R4はHまたはCH,であり、 R5はHまたはOHであり、 mは0またはlであり、 nは0〜2であり、 pは1または2であり、 R6はH,OR’、SR’またはNR’R’であり、そ
して R7およびR8は、独立に、HまたはCH,であり、 / Yは基−N \ RIO であり、ここで RgはHまたは(CI   C4)アルキルであり、R
10はHl(CI  Ca)アルキル、ヒドロキノ(C
2Ca)アルキルまたは基 2口 / −(CH2) −N \ I2 であり、ここで qは2〜8の整数であり、そしてメチレン単位の水素原
子の1つはカルボキシ、および(CIC4)アルコキシ
カルボニルから選択される置換基により置換されていて
もよく、 R口はHまたは(ca −C4)アルキルであり、R1
2はH,(C,−C,)アルキル、ヒドロキシ(cz−
ca)アルキル、ハロゲン(C!−C4)アルキル、(
ca −CX )アルコキシ(CIC4)アルキル、フ
ェニル(CI−C4)アルコキシカルボニルまたは(C
I−c、)アルキルオキシカルボニルであるか、あるい
は R”およびR12は、隣接する窒素原子と一緒になって
、飽和5〜7員の複素環式環を形成し、前記環は、環の
炭素原子上に、lまたは2つの(CI  Ca)アルキ
ル置換基を有することができ、そして−0−−5−およ
び−NR13−から選択される異種基をさらに含有する
ことができ、ここでR13はHまたは(CI−C4)ア
ルキルであるか、あるいは、 R1およびRIOは、隣接する窒素原子と一緒になって
、飽和5〜7員の複素環式環を形成し、前記環は、環の
炭素原子上に、lまたは2つの(ct  C4)アルキ
ル置換基を有することができ、そして−〇−−S−およ
び−N RI 4−から選択される異種基をさらに含有
することができ、ここでR14はHまたは(ct  C
4)アルキルであり、 Aは水素または−N [(C,−C,2)脂肪族アシル
]−ベーターD−2−デオキシ−2−アミノ−グルコピ
ラノシルであり、 Bは水素またはN−アセチル−ベーターD−2−デオキ
シー2−アミノ−グルコピラノシルであり、 Mは水素
またはアルファーローマンノビ2ノシルであり、 ただしAおよびMが同時に水素であるときにのみ、Bは
水素である。
本発明の他の好ましい化合物の群は、各記号が次の意味
を有する式■の化合物およびそれらの付加塩類である: R1はHまたは(ct −C3)アルキルであり、R2
は基[CHR’  (CR’ R’)Xm] 、−(C
Hz)*−R’であり、ここで R3およびR4は、独立に、Hまたは(C。
CS)アルキルであり、 RsはHl (C1−C8)アルキルまたはOHであり
、 R@はH,(C1−c、)フルキル、C0OR’、OR
’、SR’、NR’R”またはハロゲンであり、R′お
よびR8は、独立に、Hまたは(C+CZ)アルキルで
あり、 mは0またはlであり、 nはO〜6の整数であり、 pは1〜6の整数であり、 XはO,NHまたは結合であり、ただしXが○またはN
Hであるとき、nはOと異なり、pは1〜3であり、そ
してR8はOHと異なり、Yは次の基から選択されるニ ーNl(、、−NT(C4H,、−NH(CHI)4−
OH1−NH(CHz)zNH(CHi)z  OH,
NHCHtCOOH,NHCI(zCOOCH2CsH
s、NHCJCOOCJs、  NHCH*C0NHz
、  NHCHI  C0N(CJs)z、−NH−C
H(COOCHx)  (Cut)4NHCOOCHI
CJI、  NHCH(COOCH3)  (CH2)
4NH!、−NH−CI−(CONH,)CH,C0N
H,、NH(CHI)Q  NHz、−NH(CJ)Q
NHCHi、  NH(CHt)q  N(CH3)*
、−NH−(CH2)QN(C2H4)!、  HN(
CHz)qN(CHsXCJs)、−NH(CH□)q
N(c4ns)z ここでqは2.3.4.5.6.7または8である、 −NH−(CL)2N(C2H,0HXC!H4CI)
 ; −NH(CHz)N [(CH□)40H] z
、−NH(CHり4N(C!H4CI)!、−NH−(
CH2)sN(CaHs)、 NH(CL)NΦ(CH
3)3AneN(CH3)!、N(CHICHzOH)
*、  N(CH2CHJHz)*、N(CHzCHz
NHCHx)z、  N [C1bCHzN(CHx)
i]  z、−N(CHsXCHzCHzNH*)、 
 N(CHs) [(CHz)NHCHi]  、−N
(CH3) [(CH□)iN(OH3)z]  、−
N(CH3) [(CHり3NH(CHs)]  、 
−N(CJS) [(cut)*−NHCH3]  、
−N [CHzCHxCHJ(CJs)t]  z、C
H。
NH−CIbCH(CHs)CHz  N(C!Hs)
t、本発明の化合物は、普通の手順により塩類を形成す
るこができる。
とくに、R’が水素である式Iの化合物ならびに基−N
 RI Rl Oがさらにアミンを含存する式Iの化合
物は酸付加塩だめの機能をする。
さらに、 N R@ R10部分中に酸官能を含有する
本発明の化合物は、また、塩基付加塩を形成することが
できる。
一般に、酸および塩基の官能を含有する本発明の化合物
は、内部塩を形成する。本発明の範囲について、「内部
塩ノは「非塩Jの形態の定義に包含される。
本発明の好ましい付加塩類は、製薬学的に許容され得る
酸および/または塩基の付加塩類である。
用語「製薬学的に許容され得る酸および/または塩基の
付加塩類」は、生物学的、製造および配合の観点から、
製薬学的に実施ならびに動物の成長と適合する、酸およ
び/または塩基との塩類を意図する。
式Iの化合物の代表的かつ適当な酸付加塩類は、有機酸
および無機酸との標準の反応により形成した塩類を包含
し、有機酸および無機酸の例は次の通りである:塩酸、
臭化水素酸、硫酸、リン酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、
トリクロロ酢酸、コハク酸、クエン酸、アスコルビン酸
、乳酸、マレイン酸、7マル酸、パルミチン酸、コール
酸、パモン酸、ムチン酸、グルタミン酸、ショウノウ酸
、グルタル酸、グリコール酸、フタル酸、酒石酸、ラウ
リン酸、ステアリン酸、サリチル酸、メタンスルホン酸
、ベンゼンスルホン酸、ソルビン酸、ピコリン酸、安息
香酸、桂皮酸など。
これらの塩基の代表的例は、次の通りである:アルカリ
金属またはアルカリ土類金属の水酸化物、例えば、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウムおよび水酸化カルシウム
:アンモニアおよび有機脂肪族、脂環族または芳香族の
アミン、例えば、メチルアミン、ジメチルアミン、トリ
メチルアミン、およびピコリン。
本発明の遊離アミノまたは非塩の化合物の対応する付加
塩類への転化、およびその逆、すなわち、本発明の化合
物の付加塩類の非塩または遊離アミノの形態への転化は
、よく知られおり、そして本発明の範囲内に包含される
例えば、式rの化合物は、対応する酸まt;は塩基の付
加塩に、非塩の形態を水性溶媒中に溶解し、そしてわず
かにモル過剰量の選択した酸または塩基添加することに
よって転化することができる。
次いで、得られる溶液または懸濁液を凍結乾燥して所望
の塩を回収する。凍結乾燥の代わりに、ある場合におい
て、最終の塩は有機溶媒による抽出、小さい体積の分離
した有機相への濃縮、および非溶媒の添加による沈澱に
より回収することができる。非塩の形態が可溶性である
有機溶媒中に、最終の塩が不溶性である場合、化学量論
量またはわずかに過剰の選択した酸または塩基の添加後
、非塩の形態の有機溶液からの濾過により、それを回収
する。非塩の形態は、水溶液中に溶解した対応する酸ま
たは塩基の塩から調製し、次いでこれから中和して非塩
の形態を遊離することができる。
次いで、これを、例えば、有機溶媒を使用する抽出によ
り回収するか、あるいは選択した酸または塩基の添加お
よび上のような仕上げにより、他の塩基または酸の付加
塩に転化する。
中和後、脱塩が必要であるとき、普通の脱塩手順を用い
ることができる。例えば、例えば、調節した孔のポリデ
キストラン樹脂[例えば、セファデックス(Sepha
dex)L  H20)またはシラン化シリカゲルのカ
ラムクロマトグラフィーを便利に使用することができる
。不必要な塩類を水溶液で溶離した後、所望の生成物を
水および極性または非極性の有機溶媒の混合物の直線の
勾配または段階的勾配、例えば、50:50から約10
0%までのアセトニトリルまでのアセトニトリル/水に
より溶離する。
この分野において知られているように、製薬学的に許容
され得る酸(塩基)または製薬学的に許容され得ない酸
(塩基)のいずれかを使用する塩の形成は、便利な精製
技術として使用することができる。形成および単離後、
式Iの化合物の塩の形態は対応する非塩または製薬学的
に許容され得る塩類に転化することができる。
ある場合において、式■の化合物の酸付加塩は、水およ
び親水性溶媒中により可溶性であり、そして増大した化
学的安定性を有する。
しかしながら、式■の化合物の性質およびそれらの塩類
の性質の類似性を見て、式■の化合物の生物学的活性を
取り扱うとき、本発明において言えることは、それらの
製薬学的に許容され得る塩類に適用され、またその逆を
同じである。
ティコプラニン化合物のアミドは、欧州特許出願公開第
218099号に記載されている。
とくに、この出願は、Yが上に報告した意味をを有し、
そしてN”原子に結合する基が2つの水素原子または1
つの水素原子およびアミノ官能の保護基である、式rの
N”カルボキンアミドを記載する。
これらのN63カルボキンアミドは、主としてグラム陽
性バクテリアにに対して活性である、半合成の抗生物質
因子として、興味ある程度の活性を示す。
アミド置換基(式■においてY)に加えて、また、NI
5官能にアルキル置換基(式■においてR1およびRり
を有する、本発明の化合物は、より高い水可溶性をもち
、結局、抗生物質の活性に実質的に影響を及ぼさないで
、より容易に製薬学的に配合することができる。
とくに、本発明の化合物は、この改良された水可溶性の
ために、注射可能な溶液として容易に配合することがで
き、そして高い濃度で、こうして局所的な耐性の問題を
生じないで、少量のベヒクルを使用して筋肉内の道筋で
投与することができる。
異なる最終の生成物の特定の特性のために、本発明によ
る化合物を調製するために多くの手順を使用することが
できる。
いくつかの一般的手順を下に記載する:手順A: Yが定義された通りであり、そしてR1およびR2が2
つの水素原子により置換されている、式Iのティコプラ
ニン化合物のNI4アミド誘導体を、式(ハロ)R2(
式中R2は定義された通りであり、そして(ハロ)は水
素原子である)と、極性非プロトン性ンアノホウ水素化
ナトリウム中で、塩基の存在下に、反応させて、前記テ
ィコプラニンアミドのN+5モノアルキル誘導体を調製
する。
手順B: Yが定義ぎれた通りであり、そしてR1およびR2が2
つの水素原子により置換されている、式lのティコプラ
ニン化合物のN”アミド誘導体を、カルボニル化合物で
、有機極性溶媒中で、適当な還元剤の存在下に還元的に
アルキル化して、前記ティコプラニンアミドのN15モ
ノアルキル誘導体を調製する。
手順C: R1およびR2が定義された通りであり、そしてYが一
〇H基により置換されている、式■のティコプラニン化
合物のNl5−アルキル(またはNNl5−ジアルキル
)誘導体を、適切なアミンと、極性非プロトン性溶媒中
で、縮合剤の存在下に反応させる。
手順D: R2およびYが定義された通りである、式■のティコプ
ラニンアミドのNI5モノアルキル誘導体を、カルボニ
ル化合物で、適当な有機酸および還元剤の存在下に、還
元的にアルキル化して、前記ティコプラニンアミドのN
”、N15−ジアルキル誘導体を得る。
手順E: ティコプラニンのN”−アルキル(またはN15N 1
6−ジアルキル)誘導体を選択的に加水分解して、前述
の糖部分A、BおよびCを除去(部分的または完全に)
する。
手順F: R12がフェニルメチルオキシカルボニルである、本発
明の化合物を接触水添分解して、R12がHである対応
する化合物を得る。
手順AおよびBの出発物質は、ティコプラニン化合物か
ら誘導したN63アミド、すなわち、Yが定義された通
りであり、そしてR1およびR2が2つの水素原子によ
り置換されている、式Iの化合物である。
前記出発物質を調製する一般的手順は、欧州特許出願公
開第218099号に記載されている。
この手順に従い、上に定義した「ティコプラニン出発物
質」を、適切なアミンNHR’R10(ここでR9およ
びR10は上に定義したとおりである)と、不活性有機
溶媒中で、縮合剤、例えば、ジフェニルホスホリルアジ
ド(D P P A)の存在下に反応させる。
N63テイコプラニンアミドのN”七ノーアルキル誘導
体を調製する本発明の手順Aの好ましい実施態様に従い
、出発物質として使用した適切なアミドをアルキルハラ
イドR2(ハロ)(ここでアルキル部分は最終生成物中
のR2の所望の意味に対応する「アルキルJ基により表
され、そして)\ライドは好ましくはクロライド、プロ
ミドまたはイオダイドであり、そして最も好ましくはプ
ロミドまたはクロライドである)と反応させる。
この反応は、はぼ室温において、中程度の強度の有機ま
たは無機の塩基、例えば、トリエチルアミン、トリメチ
ルアミン、トリブチルアミン、重炭酸ナトリウムまたは
重炭酸カリウムなどの存在下に実施する。
好ましくは、反応の媒質は、また、出発物質を少なくと
も部分的に可溶化することができる有機溶媒、例えば、
有機アミド、アルキルエーテル、グリコールまたはポリ
オールのエーテル、ホスホルアミド、スルホキシドおよ
び芳香族化合物、例えば、ジメチルホルムアミド、ジメ
トキシエタン、ヘキサメチルホスホルアミド、ジメチル
スルホキシド、ベンゼン、トルエンおよびそれらの混合
物を包含する。
この溶媒は低い水分(一般に約5%以下)を有するべき
である。
アルキルハライドおよび出発ティコプラニン誘導体は、
好ましくは、約等モル化率で、あるいはわずかにモル過
剰量のアルキルハライドで使用して、モノ−アルキル誘
導体がすぐれた収率で得られるようにする。
反応を40〜70°Cにおいて実施することかできる場
合でさえ、この反応はほぼ室温において実施して、外部
の加熱が一般に必要でないようにする。
NI5アルキルテイコズラニン化合物のN”アミド誘導
体を調製する手順Bの好ましい実施態様は、次の工程か
らなる: a)有機極性プロトン性溶媒中のティコプラニン化合物
の懸濁液(例えは、欧州特許出願公開第218099号
に定義されているようにして、調製した)に、適当量の
アルカリ金属ホウ水素化物を0°C〜30°Cの温度に
おいて添加し、次いでb)ティコプラニン出発物質に関
して少なくとも20倍のモル過剰量のカルボニル化合物
を添加し、そして C)得られる溶液を還元剤、好ましくはアルカリ金属ホ
ウ水素化物と反応させる。
有機極性プロトン性溶媒のなかから、1〜4個の炭素原
子を有する低級アルカノールが好ましい。
とくに、メタノールは好ましい使用する溶媒である。
時には、特定の場合において、少量の極性非プロトン性
補助溶媒、例えば、N、N−ジメチルホルムアミド、1
.3−ジメチル−3,4,5,9テトラヒドロ2(IH
)−ビラミドン(DMPU)、ジメチルスルホキシドを
添加して、ティコプラニン出発物質を反応の過程の間に
完全に溶解することができる。
反応を実施する温度は0°C〜30°C1好ましくはI
OoC−15℃の範囲の温度において実施する。
大モル過剰の、一般にティコプラニン出発物質に関して
20〜100倍のカルボニル化合物を使用することが重
要である。使用するカルボニル化合物は、置換基R2の
同一の炭素骨格を有し、そしてそのオキソ基はティコプ
ラニン部分のN15アミノ基に結合する炭素原子上に存
在する。例えば、 CH−CH20H CH。
を所望のN15モノアルキル基R2である場合、0=C
−CH,OH 訃 CH。
は出発反応成分として使用すべき有用なカルボニル化合
物である。
ホウ水素化ナトリウムは工程a)において使用する好ま
しいアルカリ金属ホウ水素化物である。
工程C)において使用するアルカリ金属ホウ水素化物と
して、ホウ水素化ナトリウムは好ましいものであるが、
またシアノホウ水素化カリウムおよびシアノホウ水素化
ナトリウムを使用することができる。
この手順Bの好ましい実施態様に従い、反応成分の添加
を工程a)、b)およびC)において上に示したような
順序に維持することが重要である。
手順Bのさらに好ましい実施態様において、過剰のカル
ボニル化合物を反応混合物に添加する前に、アルカリ金
属ホウ水素化物を撹拌しながら完全に分解させる。一般
に、それには30〜120分を要する。
とくに、カルボニル化合物は反応混合物が透明溶液にな
ったとき添加することが好ましい。
添加するアルカリ金属ホウ水素化物の適当な量は、出発
物質として使用する特定のアミド、使用する溶媒および
反応温度に依存するが、非水性反応混合物の試料を5体
積の水で希釈した後決定して、反応混合物のpHがアル
カリ性、好ましくはpH8〜10であるような量で、ア
ルカリ金属ホウ水素化物を添加するとよいであろう。
この手順Bの方法の反応時間は、上に報告した因子、例
えば、使用する出発物質、使用するアルカリ金属ホウ水
素化物など、および反応成分のカルボニル化合物の構造
に依存するが、一般に、反応成分の添加後かつ還元剤で
処理前に、l−1゜時間反応混合物を撹拌することは好
ましい。
本発明の化合物を調製する一般手順Cは、R1およびR
2が上に定義した通りであり、モしてYがOH基である
、適当なティコプラニン出発物質を、式HNR’R”(
R’およびR10は上と同一の意味を有する)と、不活
性有機溶媒中で縮合剤の存在下に反応(アミド化)させ
ることによって表される。
この手順の出発物質(すなわち、R1および/またはR
2が定義したアルキル基である)は、前に定義したのと
同一の方法AまたはBを使用して調製することができる
が、7%R1およびR2が水素原子により置換されてい
る、式Iの化合物から出発する。
本発明の化合物を調製するためのアミド化を実施すると
き、時には、ことにティコプラニン出発物質中のA、B
およびMの少なくとも1つが水素を表すとき、ティコプ
ラニン出発物質の第一アミノ官能を保護して、起こりう
る望ましくない副反応を減少することは便利であろう。
また、アミンHNR’R”がアミド化の過程を不都合に
妨害し得る、それ以上の反応性官能、例えば、アミノま
たはカルボキシ基を含有するとき、それらはそれ自体既
知の方法において、例えば、T、〜V、グリーン(G 
r e e n)、[有機合成における保護基(Pro
tective  Groups  in  Orga
nic  5ynthes+S)J 、John  a
nd  5ons、ニューヨーク、1981およびM、
MC,オミー(0m1e)、[有機化学における保護基
(Protective  Groups  in  
OrganicChemistry)J、Plenum
  Press、ニューヨーク、1973゜これらの保
護基は反応の方法の条件下に安定でなくてはならなず、
主要なアミド化反応を不都合に妨害してはならず、そし
て反応の終において、新しく生成したアミドを変更しな
いで、容易に切り放しかつ除去可能でなくてはならない
本発明の方法において、ティコプラニン出発物質および
、適当ならば、アミンHN R’R”のR9およびR1
0部分の両者におけるアミノ官能を保護するために有利
に使用することができる、N−保護基の代表的例は、次
のオキソカルポニ+14により特徴づけられるカルバメ
ート形成試薬である=1.1−ジメチルプロピニルオキ
シカルボニル、t−ブチルオキシカルボニル、ビニルオ
キシカルボニル、アリールオキシカルボニル、シンナミ
ルオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、p−
ニトロベンジルオキシカルボニル−3,4−ジメトキシ
−6−ニトロベンジルオキシカルボニル、2.4−ジク
ロロベンジルオキシクロロ、5−ベンズイソオキサシリ
ルメチルオキシカルボニル、9−アントラニルメチルオ
キシカルボニル、ジフェニルメチルオキシカルボニル、
イソニコチニルオキシカルボニル、ジフェニルメチルオ
キシカルボニル、インニコチニルオキシカルボニル、S
−ベンジルオキシカルボニルなど。
アミン反応成分HN R’R”がR9および/またはR
IOとして第一アミノ官能を含有する場合において、保
護の便利な手段は、ある場合において、ベンジリデン誘
導体の形成であり、この誘導体はアミンHN R’R”
ゐベンズアルデヒドと低級アルカノール、例えば、エタ
ノール中で、好ましくは室温において反応させることに
より調製することができる。選択したティコプラニン出
発物質との反応が完結した後、ベンジリデン保護基はそ
れ自体既知の方法において、例えは、希釈した鉱酸、好
ましくは塩酸で室温において除去することができる。
明らかなように、式■の最終化合物が酸性条件下に不安
定な基を含有するとき、例えば、A、 BまたはMが酸
性媒質中で加水分解されうる糖部分であるとき、他の除
去条件、例えば、例えば、触媒として炭素担持パラジウ
ムを使用する接触水素化を使用して適切な保護基を除去
なくてはならない。
この場合において、しかしながら、接触水素化により変
更し得る基の存在に注意を払わなくてはならない。Aが
Z−デセノイルのアシル部分をもつ上に定義した基であ
る、式Iの化合物の誘導体(すなわち、ティコプラニン
A2成分lまたはそれを含有する混合物)の接触水素化
の典型的な結果は、それが少なくとも部分的に対応する
デカノイル誘導体(すなわち、ティコプラニンA2成分
3)に転化されることである。
当業者は、また、この開示に基づいて、アミンHN R
’R”のどの官能を保護しなくてはならないか、それら
を保護する方法および最終化合物を遊離するために必要
な適切な脱保護反応を決定することができる。
例えば、反応性カルボン酸官能のために適当な保護はエ
ステル官能を形成することによる。
当業者にとって明らかなように、特定の保護基の究極の
選択は、所望の特定のアミド誘導体の特性に依存する。
事実、最終化合物のこのアミド官能は保護基の除去の条
件下に安定であるべきである。
縮合反応のために有用な不活性有機溶媒は、反応の過程
を不都合に妨害せず、そしてティコプラニン出発物質を
少なくとも部分的に可溶化することができる有機非プロ
トン性溶媒である。
前記有機溶媒の例は、有機アミド、アルキルエーテル、
グリコールおよびポリオールのエーテル、ホスホルアミ
ド、スルホキシドおよび万香族化合物である。不活性有
機溶媒の好ましい例は、次の通りである二′、;メチル
ホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホ
スホルアミド、ジメチルスルホキシド、ベンゼン、トル
エンおよびそれらの混合物。
本発明の方法における縮合剤は、有機化合物において、
とくにペプチド合成においてアミド結合を形成するため
に適当なものである。
縮8合剤の代表的なかつ好ましい例は、(C+ −C4
)アルキル、フェニルまたは複素環のホスホルアジデー
ト、例えば、ジフェニルホスホルアジデート(DPPA
)、ジエチルホスホルアジデー1− 、ジ(4−ニトロ
フェニル)ホスホルアシテート、ジモルホリノホスホル
アジデートおよびジフェニルホスホロコリデートである
。好ましい縮合剤はジフェニルホスホルアジデート(D
 P P A)である。
手順Cにおいて、アミン反応成分HN R’R1゜ま通
常モル過剰で使用する。
般に、2〜6倍のモル過剰を使用するが、3〜4倍モル
過剰は好ましい。
アミド化を進行させるために、アミンHNR’R”はテ
ィコプラニン出発物質のカルボキシ官能と塩を形成する
ことができることが必要である。
アミンHN R’R”が選択した媒質中でこのような塩
を形成するために十分に強くない場合において、塩形成
塩基をティコプラニン出発物質と等モル量で反応混合物
に添加することが必要である。
前記塩形成塩基の例は、第三有機脂肪族または脂環族ア
ミン、例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、
N−メチルピロリドンまたは複素環族塩基、例えば、ピ
コリンなどである。
縮合剤は、一般に、わずかにモル過剰量で、例えば、テ
ィコプラニン出発化合物の1.2〜17倍、好ましくは
1.5倍で使用する。
さらに、アミン反応成分HNR’R”は、また、対応す
る酸付加塩、例えば、塩酸塩として、反応媒質中に導入
することか便利であることがある。
この場合において、HN R’R”アミンをその塩から
遊離することができる強塩基を少なくとも2倍のモル比
率で、好ましくは2〜4倍モル過剰で使用する。また、
この場合において、適当な塩基は第三有機脂肪族まlこ
は脂環族アミン、例えば、上に例示したものである。事
実、少なくともある場合において、次いでその場で前述
の塩基で遊離される、アミンHN R’R10の塩の使
用は、ことに塩が対応する遊離アミンより安定であると
き、大きく好ましい。
反応温度は、特定の出発物質および反応条件に依存して
かなり変化するであろう。一般に、0〜20°Cにおい
て反応を実施することが好ましい。
また、反応時間は他の反応のパラメーターに依存してか
なり変化する。一般に、縮合反応は約24〜48時間で
完結する。
いずれの場合においても、反応の過程はTLCまたは好
ましくはHPLCによりそれ自体既知の方法において監
視する。
これらのアッセイの結果を基準にして、当業者は反応の
過程を評価し、そして反応の停止時間を決定し、そして
反応の塊を、それ自体既知の方法、例えば、溶媒を使用
する抽出、非溶媒の添加による沈澱などをそれ以上の分
離およびカラムクロマトグラフィーによる精製と組み合
わせて仕上げることを開始することができるであろう。
既に述へたように、HN R9R10反反応分またはテ
ィコプラニン出発物質、あるいは両者の保護か必要であ
るとき、保護された最終の化合物は、それ自体既知であ
りかつ含まれる保護基に主として依存する手順に従い脱
保護する。アミンHNR9R10およびティコプラニン
出発物質の両者を保護する場合、同一条件下に除去する
ことができる、同様なタイプの保護を使用し、これによ
って1回のみの脱保護工程を用いて両者官能を遊離する
ことは便利であろう。
また明らかなように、多くの場合において、本発明の化
合物はlより多い方法で調製することができ、そして本
発明の化合物はそれ自体既知の反応で他のものに転化す
ることができる。例えば、HN R9R”アミンがジア
ミン化合物、例えば、上に定義したHN (R’)−(
CH2)4  NR”R12であるとき、弐1の所望の
アミドは、直接前記アミンを、便利には必要に応じて保
護して、選択した出発物質と縮合することができるか、
あるいは置換基R2が(CH2)、−(ハロ)(ここで
ハロは好ましくは塩素または臭素原子である)のアミド
を式HN Rl l Rl 2のアミンと反応させるこ
とによって調製することができる。
そのうえ、−N R9[(I Q上にカルボキシ官能を
有する、式Iのアミド化合物は、通常の技術により対応
するアシルエステルに転化することができる。さらに詳
しくは、エステル官能は、一般に、カルボキシを含有す
る生成物をアルコール調製物と酸触媒の存在下に室温〜
反応混合物の沸点の間で変化する温度において反応させ
ることにより形成する。酸は好ましくは鉱酸であり、そ
してアルコールはエステル誘導体中のカルボキシ官能に
結合すべき部分を含有する。不活性溶媒を、また、使用
することができる。明らかなように、−NR9R10置
−換基上にカルボン酸エステル官能を有する化合物は、
加水分解により、対応するカルボキン化合物に転化する
ことができる。好ましい加水分解技術は、アルカリ金属
炭酸塩、例えば、炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウムの
溶液を、室温〜反応混合物の沸点の温度において含む。
−N R’R”部分上に−NH,官能を有する式Iの化
合物は、「還元的アルキル化」により対応するモノアル
キルアミノ誘導体へ転化することができ、このアルキル
化はそれを選択したカルボニル誘導体(これは還元のと
き所望のアルキル置換基を与えることができる)と反応
させて、対応するシッフ塩基の中間体を生成し、次いで
これを適当な還元剤、例えば、ホウ水素化ナトリウムま
たはホウ水素化カリウムの存在下に還元することを包含
する。
遊離アミノ基が式■の−N R’R’°部分中に存在す
るとき、それはそれ自体既知の方法において、例えは、
それを、あるいは可能ならば、ティコプラニン部分の第
一アミノ基が、アルキルハライド(プロミド、クロライ
ドまたはイオダイド)で置換されていない場合、保護さ
れている対応する化合物を反応させることによって、ア
ルキル化することができる。同様に、第ニアミノ官能は
第三アミノ官能に転化することができるか、あるいは第
3アミノ官能は第四級化することができる。
ティコプラニンアミドから誘導されるNl6NI5−ジ
アルキル化合物を得る、手順Cは、有機極性プロトン性
溶媒中のティコプラニンアミドのモノアルキル誘導体の
懸濁液に、モル過剰のカルボニル化合物を、4体積の水
で希釈した得られる混合物の試料がpH2,5〜4を示
すような強度および量の有機酸の存在下に、添加し、こ
のカルボニル化合物は上の置換基R1の同一の炭素骨格
を有しかつそのオキソ基はティコプラニン部分のN”ア
ミン基へ結合している炭素原子上に存在し、前記モル過
剰はティコプラニン出発物質に関して少なくとも30倍
であり、前記酸は、反応条件下に、ティコプラニン部分
のN”アミン基との反応においてカルボニル化合物の反
応成分の競合成分である還元生成物を生成することがで
き、そして得られる混合物をアルカリ金属ホウ水素化物
と0℃〜60°Cの温度において反応させるからなる。
有機極性プロトン性溶媒のうちで、1〜4個の炭素原子
を有するアルキルアルコールは好ましい。
使用することができるアルコールの例は、メタノール、
エタノール、プロパツールおよびブタノールである。と
くに、メタノールは好ましい。
時には特定の場合において、少量の極性補助溶媒、例え
は、N、N−ジメチルホルムアミド、13−ジメチル−
3,4,5,9−テトラヒドロ2(IH)−ビラミドン
(DMPU) 、ジメチルスルホキシドを反応の過程の
間添加して、ティコプラニン出発物質を完全に溶解する
ことができる。
還元剤として、アルカリ金属ホウ水素化物を使用し、そ
れらのうちでホウ水素化ナトリウムは好ましいが、また
、シアノホウ水素化カリウムおよび/アノホウ水素化ナ
トリウムを便利に使用することができる。
温度は好ましくは30°C〜40°Cに維持する。
ティコプラニンに関して反応成分のモル過剰は、好まし
くはアルデヒドまたはケトンについて30〜300倍の
範囲である。
本発明において使用する有機酸は、還元剤の添加前に反
応混合物の試料を4体積の水に添加したとき、pH2,
5〜4を示すような強度を有することによって特徴づけ
られる。さらに、前記酸は反応の過程に悪影響を及ぼし
てはならない。すなわち、それは好ましくは還元剤によ
り還元されてはならないか、あるいは反応が起こる場合
、この反応の生成物は出発物質として選択したカルボニ
ル化合物との競合成分ではない。
この明細書において使用する用語「競合成分(COmp
etitor)Jは、「シック塩基」のようにある結合
でアミノ基に結合することができ、引き続いてアルキル
部分に還元することができ、出発物質として使用したカ
ルボニル化合物の前記基と異なる、基を意味する。こう
して、本発明の好ましい実施態様において、アルデヒド
をカルボニル化合物として使用するとき、好ましく使用
すべき適当な酸は前記アルデヒドに対応するカルボン酸
である;例えば、ギ酸とホルムアルデヒド、酢酸とアセ
トアルデヒドなど。ケト化合物を出発物質として使用す
る場合、好ましい酸は(C。
Ca)アルキルスルホン酸および(CM  CIO)ア
リールスルホン酸、例え1lLp−)ルエンスルホン酸
、メタンスルホン酸などの間から選択することができる
。使用する酸の量は、いくつかの因子、例えば、テイコ
グラニン出発物質およびカルボニル化合物に依存するが
、通常、ティコプラニンに関して5〜20倍のモル過剰
の酸を使用するとき、酸所望のp Hが得られる。
さらに、HIS−アルキルまたはN目、N目−ジアルキ
ル置換基を有する、式■のアミド化合物の糖部分は、選
択的に除去して、それを式iの他のアミド化合物に転化
することができる(手順E)。
例えば、A、BおよびMが上に定義したような糖部分で
ある、式■のアミド化合物は、BおよびMが上に定義し
た通りであり、そしてAが水素である、式■のアミド化
合物に、強濃水性有機酸中で調節した酸加水分解により
転化することができる。
この場合における濃有機酸は、好ましくは、75%〜9
5%の濃度の水性トリフルオロ酢酸であり、そして反応
温度は好ましくは10〜50℃である。
好ましい加水分解の条件は室温において約90%のトリ
フルオロ酢酸である。反応時間は他の特定のパラメータ
ーに依存するが、いずれの場合においても、反応はTL
Cまたは好ましくはHPLC技術により監視することが
できる。類似の選択的加水分解は欧州特許出願公開第1
46822号に報告されている。
同様に、ASBおよびMが上に定義した通りであるか、
あるいはAが水素であり、そしてBおよびMが上に定義
しに通りである、式Iのアミド化合物は、AおよびMが
水素であり、モしてBが定義したような糖である、式■
の対応するアミド化合物に、室温において液状であるエ
ーテノペヶトンおよびそれらの混合物から選択される極
性非プロトン性溶媒の存在下に、強酸で選択的に加水分
解することにより転化することができる。好ましい加水
分解条件は、この場合において、エーテル、例えば、ジ
メトキンエタンの存在下に室温において濃鉱酸の使用に
より表される。また、この場合において、反応の過程は
TLCまたは好ましくはHPLCにより監視することが
できる。類似の選択的加水分解は、欧州特許出願公開第
175100号に報告されている。
本発明の他の実施態様に従い、A、BおよびMが上に定
義した糖部分である、式1のアミド化合物、Aが水素で
あり、モしてBおよびMが上に絵意義下塘部分である、
式■のアミド化合物、または八およびMが水素であり、
モしてBが上に定義した糖部分である、式■のアミド化
合物は、を機プロトン性溶媒中で、強酸の存在下に、2
0〜100°Cの温度において、選択的加水分解するこ
とにより、式■の対応するアミド化合物に転化すること
ができ、前記有機プロトン性溶媒は、反応温度において
液状である脂肪族酸およびアルファーハロゲン化脂肪族
酸、反応温度において水とわずかに混合性の液状である
脂肪族または脂環族アルカノール、フェニル部分が(C
I  C4)アルキル、(CI  Ct)アルコキシま
たはハロ残基を有することができ、反応温度において水
とわずかに混合性の液状である、フェニル置換低級アル
カノール、および反応温度において液状である、ベータ
ーポリハロゲン化低級アルカノールがら選択され、前記
強酸は、前記溶媒と相溶性であり、強鉱酸、強有機酸お
よび水素型の強酸性カチオン交換樹脂から選択される。
この場合において、好ましい加水分解条件は、ハロアル
カノール、例エバ、トリフルオロエタノール中で、65
〜85°Cの温度において、鉱酸、例えば、臭化水素酸
を使用することによって表される。同様な基質について
の類似の選択的加水分解は、欧州特許出願公開第146
053号に記載されている。
手順Gは、R′2がフェニルメチルオキシカルボニルで
ある本発明の化合物を、R12がHである対応する化合
物に接触的に水添分解することからなる。
R12が定義した通りであるアミド誘導体は、前述の手
順の1つに従い調製することができ、そして接触水添分
解の条件は、アミノ基を脱保護することができる前述と
同一条件である。
以下の表(表1)において、本発明の化合物の代表的例
の構造式を報告する。
楡 下表■において、上の誘導体の出発物質を記載する。
表■は上に記載する対応する手順A、B、C。
D、E%Fに従い表mA、表I[B、表ffc、表■D
1表HE、表11Fに分割されている。
下表mにおいて、適切な出発物質(表Hに報告した)か
ら計算した収率ならびに調製手順を記載する。
表■ 化合物の番号 収率(%) 表m 表■ 5■ 化合物の番号 収率(%) HPLCの分析 下表(表IV)は、本発明の化合物の調製実施例の(、
を報告する。
アッセイは、次の装置を装備したVARIAN5000
LC型を使用して実施した:20ミクロール(micr
ol)ループのインジェクターレオジン・モデル(Re
odyne Model) 7125゜カラム:予備カ
ラム(1,9cm)ハイパー・リクロ・チャー ト (
Hi bar  LiChoro  Cart)  2
 5 − 4    M E  RCK リクロソープ
(LiChrosorb) RP −8(20〜30マ
イクロメートル)を予備充填・した、および引き続くカ
ラムハイパー(l(ibar) RT 2504MER
CK  リクロソープ(LiChrosorb) RP
−8(10マイクロメートル)を予備充填した。
溶離剤:A、0.2%の水性HCOONH,およびB%
CH、CN、注入:20ミクロ−ルー流速:2mff/
分。
反応は、確立した時間に、■、2または3mg/mQの
最終濃度を得るために十分に溶媒混合物CCHsCN 
: H2O16: 4 (v/v’))で希釈した溶液
(または懸濁液)の試料を注入することによって監視す
る。
直線の勾配=A中の20〜60%の8130分。
表  ■ 化合物(番号) HPLC(t、、分) 13.2* 14.9* 10.3* 9.9 9.6* 6.2 12.2* 11.3 12.1* 14.4 12.5* 12.5* l 1.9 12.4* 1 3.1  * ■ O09 5,8 (ネ)値は「A2」複合体の成分「2」を意味する。
酸塩基の滴定 生成物をメチルセロソルブ(MC3):H2゜4 : 
l (V/V)中に溶解し、次いで同一溶媒混合物中の
0.01N  HCIの過剰を添加し、そして0.01
N  NaOHで滴定する。
本発明の代表的化合物の当量(equivalent 
weight)を下表Vに報告する。
表  V 当量 1015(X2) 1061(x2) 988(x2) 743(x2) 1014(x2) 759(x2) 003(x2) 13            712(x2)14  
         1024(x2)15      
      756(x2)38          
1008(x2)41            689
(x2)43            499(x2)
53            981(x2)55  
        1002(x2)62       
     687(x2)(33711(x2) 内部参照(デルタ−0,00ppm)としてテトラメチ
ルシランを使用してDMSOds中でブルーカー(Br
uker) A M = 500分光光度計を使用して
500 M Hzにおいて得られた’H−NHRのデー
タを、表V!に報告する。
表  ■ ’H−NMRスペクトルのデータ(デルタ、 ppm)
、DMSO−d。
化合物 1  2.18 [N(CH,)tl  ; 2.34
(NCH,);1.87(アセチルグルコサミン);0
.87.1.43.2.05(アシル鎖);3.48(
マンノース);4.13−5゜65(ペプチドのCH)
;6.15−8゜61(芳香族のプロトンおよびペプチ
ドのNH)。
2.20 [N(CH3)!]  ; 2.31(NC
Hs);1.88(アセチルグルコサミン);0.83
.1.14.1.44(アシル鎖);4.12−5.6
4 (ペプチドのCH)。
6.28−8.62 (芳香族のプロトンおよびペプチ
ドのNH)。
2.22 [NH(CH3)!]  ; l −04(
CH,ネーCH);  1.62(CH本−CH、):
1.87(アセチルグルコサミン);0.86.1.1
6、!、43.2.02(アシル鎖) ; 4.12−
5.13 (ペプチドのcH);6.23−8.65 
(芳香族のプロトンおよびペプチドのNH)。
2.69(NCH,); 2.96.1.89(cH*
);  1 .22(CH3本−CH);  3.4 
1(CHI−0H)4.16−5.86 (ペプチドの
CH); 6.18−8.41 (芳香族のプロトンお
よびペプチドのNH)。
2.32  (NCH3);  3.53(CH−OH
);1.86(アセチルグルコサミン);0.86、!
、13、!、47.2.03(アシルKA): 4.1
3−5.62 (ペプチドのCH):6.18−8.6
3 (芳香族のプロトンおよびペプチドのNH)。
2.12(NcH>); 2.I 8.3.23.3.
42(C1,): 4.+ 4−5.59 (ペプチド
のCH) ;0.16−8.43 (芳香族のプロ]・
ンおよびペプチドのNH)。
2.10(NCHs); l 、08.1.12(CH
1本−CH); 1.86(アセチルグルコサミン);
0.84.1.16.2.01(アシル鎖);3.48
(マンノース);4゜09−5.56(ペプチドのCI
);6゜23−8.62(芳香族のプロトンおよびペプ
チドのNH)。
2.66(NCH3); 3.05(CHI−N):1
82(CHり: 0.99.1.05(CH,); 4
.16−5.60 (ペプチドのCH);6.17−8
.43 (芳香族のプロトンおよびペプチドのNH)。
2.93(NCHs); 3.45(cH!*−o);
 3.25(QCHl); l 、83 (アセチルグ
ルコサミン);0.83.1,14.1.46.1.9
8(アシル鎖);3.51 (マンノース);4.24
−5.63 (ペプチドのC)f)  ; 6.21−
8.51  (芳香族のプロトンおよびペプチドのNH
)。
2.90(NCH3); 3.27(OCHs);3.
92.3.17(CHzO); 4.18−5.65(
ペプチドのCH);5.928.52(芳香族のプロト
ンおよびペプチドのNH)。
2.32.2.18(NCH3); 1.89 (アセ
チルグルコサミン);0.83.1.14.1.46(
ア/ル鎖):3.50(マンノース);4.13−5.
62 (ペプチドのCH);6.23−8.64 (芳
香族のプロトンおよびペプチドのNH)。
2.22.2.19(NCH,); 3.28.2.3
5(CH2N); 0.83、■、15.1.46.2
.03(アシル鎖);1.88(アセチルグルコサミン
);4.095.68(ペプチドのCH);6.30−
8.58(芳香族のプロトンおよびペプチドのNH)。
2.28(NCH3); 3.22(CHzN);0.
82.1.14、■、47.2.02(アシルM); 
1.87 (アセチルグルコサミン);3.48(マン
ノース);4.12−5.61(ペプチドのCH);6
.28−8.56(芳香族のプロトンおよびペプチドの
NH)。
2.28(NCH,); 3.28.2.77(NCH
2);0.83.1.13、l、43.2.00(アシ
ル鎖);1.85(アセチルグルコサミン);3.50
(マンノース);4.12−5.62 (ペプチドのC
H);6.23−8.64 (芳香族のプロトンおよび
ペプチドのNH)。
2.69(NCH3); 2.95(CHzN);1.
08.1.13(CH,*−CH); 3゜42(CH
−OH); 4.16−5.61(ペプチドのCH);
6.1g−8,39(芳香族のプロトンおよびペプチド
のNH)。
2.69(NCH3); 1.87.2.87(CH2
) ; 3.32 3−44 (CHz、CHOH);
 4.16−5.62(ペプチドのCH); 6.18
−8.42 (芳香族のプロトンおよびペプチドのNH
)。
3.55.3.18(モルホリン);1.26(CH3
); 4.03−5.70 (ペプチドのCH); 6
.19−8.54 (芳香族のプロトンおよびペプチド
のNH)。
記号水は、報告した化学シフトが帰属されるプロトンを
示す。
本発明の化合物の抗バクテリア活性は、標準の寒天−希
釈試験により生体外で実証することができる。
アイソセンシテスト(1sosensitest)のブ
ロス(i)xoid)およびトッド−へウィツト(To
dd−Hewill)のブロス(Dirco)を使用し
て、それぞれ、ブドウ球菌属(5taphylococ
cus)および連鎖球菌風(5treptococcu
s)を増殖させる。ブロスの培養物を希釈して、最終接
種物を約10’コロニ形成単位/ mQ  (CF U
/ mQ )とする。最小阻止濃度(M I C)は、
37°Cにおいて18〜24時間インキュベーション後
、可視の増殖を示さない、最低の濃度として考える。式
Iの代表的化合物の抗バクテリア試験の結果を下表Vl
lに要約する。
■、アリオリ (Akrioli)ら、ジャーナル・オ
ブ・アンチビオチフス(Journalof  Ant
ibiotics)、29−1sit(1956)に記
載されている手順に従い、化膿連鎖球菌(Strept
ococcus  py。
genes)L49で実験的に感染させたマウスにおけ
る、生体内試験における本発明の代表的化合物のEDs
、値(mg/kg)を下表Vlllに報告する。
表■ 経口(os) 89.5 〉300 〉300 〉300 〉300 〉300 89.5 〉300 〉300 〉300 〉300 皮下(s、c、) 0.06 0.23 2.18 0.31 2.87 0.13 1.25 0.06 0.31 0.31 0.24 0.13 0.18 0.31 1.25 本発明の上に報告した抗微生物活性を見て、本発明の化
合物は、ヒトおよび獣医学において、前記活性成分に感
受性である病原性バクテリアにより生ずる、感染性病気
の予防および処置に、効果的に使用することができる。
このような処置において、これらの化合物はそのままで
あるいは任意の比率の混合物の形態で使用することがで
きる。本発明の化合物は経口的、局所的まI;は非経口
的に投与することができ、ここで、しかしながら、非経
口的投与は好ましい。
投与の道筋に依存して、これらの化合物は種々の投与形
態に配合することができる。経口的投与のための調製物
は、カプセル剤、錠剤、液状溶液または懸濁液の形態で
あることができる。この分計において知られているよう
に、カプセル剤および錠剤は、活性成分に加えて、普通
の賦形剤、例えば、希釈剤、例えば、ラクトース、リン
酸カルシウム、ソルビトールなど、滑剤、例えば、ステ
アリン酸マグネシウム、タルク、ポリエチレングリコー
ル、結合剤、例えば、ポリビニルピロリドン、ゼラチン
、ソルビトール、トラガカント、アカシア、香味剤、お
よび許容され得る崩壊剤および湿潤剤を含有することが
できる。一般に水性または油性の溶液または懸濁液の形
態の液状調製物は、普通の添加剤、例えば、懸濁剤を含
有することができる。局所的使用のため、本発明の化合
物は、また、鼻および喉の粘膜または気管支組織を通す
吸収のために適当な形態で調製することができ、そして
便利には液体噴霧または吸入剤、ロゼンジまたは喉塗布
剤の形態を取ることができる。
眼または耳の薬物投与のため、調製物は液体または半液
体の形態で投与することができる。局所的適用は、疎水
性または親水性の基剤中で軟膏、ローンヨン、塗布剤ま
たは粉末剤として配合することができる。
経直腸的投与のため、本発明の化合物は普通の賦形剤、
例えば、カカオバター、ろう、鯨ろう、またはポリエチ
レングリコールおよびそれらの誘導と混合しt;座薬の
形態で投与される。
注射のための組成物は、例えば、油性または水性の賦形
剤中の懸濁液、溶液または乳濁液の形態を取ることがで
き、そして配合剤、例えば、懸濁剤、安定剤および/ま
たは分散剤を含有することかできる。
あるいは、活性成分は適当な賦形剤、例えば、無菌の水
で適用のとき再構成するための粉末の形態であることが
できる。
活性成分の投与量は、種々の因子、例えば、処置すべき
被検体の大きさおよび状態、投与の道筋および頻度、お
よび含まれる病原因子に依存する。
本発明の化合物は、一般に、約0.5〜約30mgの活
性成分/ k g体重で構成された投与量で、好ましく
は2〜4回の投与7日に分割される。とくに望ましい組
成物は、約20〜約300mf/単位を含有する投与単
位の形態で調製されたものである。
製剤学的組成物の調製の代表的例は、1m12の注射用
無菌水中に溶解した1 00mgの化合物を使用して調
製される非経口的溶液である。
薬物として活性であるほかに、本発明の化合物は動物成
長促進剤として使用することができる。
この目的で本発明のInまたは2種以上の化合物を適当
な飼料中に経口的に投与する。使用する正確な濃度は、
正常な量の飼料が消費されるとき、成長促進に有効量で
活性剤を供給するために要求される濃度である。動物飼
料への本発明の活性化合物の添加は、好ましくは、有効
量で活性化合物を含有する適当な飼料予備混合物を調製
し、そしてこの予備混合物を完全な規定飼料中に混入す
ることによって達成される。
あるいは、活性成分を含有する中間の濃厚物または飼料
補充物を飼料中に配合することができる。
このような飼料予備混合物または完全規定飼料を調製し
、そして投与することができる方法は、参考書に記載さ
れている[例えば、「アプライド・アニマノし・ニュー
トリ・/:Iン(AppliedAnimal  Nu
trition)J、W、H。
Freedman  and  Co、、米国サンフラ
ンシスコ、l969または「ライブストック・フィーダ
1アンド・フィーディング(Livestock   
Feeds   and   Feedings)J、
Oand  B  Books、米国オレゴン州コルパ
リス、1977、これらの開示をここに引用によって加
える1゜ 次の実施例により本発明をさらに説明する。これらの実
施例は本発明を限定しない。
実施例1〜7 (手順A:テイコプラニンのアミド誘導体とアルキルハ
ライドとの反応) 化合物14.15.28.70.71の調製100mQ
のジメチルホルムアミド(DMF)中の5ミリモルのテ
ィコプラニンA2またはデグリコテイコプラニンの適切
な出発N63カルボキシアミド(参照、表11A)、6
m+1  (約43ミリモル)のトリエチルアミン(T
 E A)および2゜8m(1(24ミリモル)の2−
メトキンエトキシ−メチル冷却した(MEM)  (A
 I d r i c h)の溶液を室温において60
分間撹拌し、次いで50m12の無水エタノールを添加
する。得られる溶液を550mQの酢酸エチル中に注ぎ
、そして沈澱した固体が得られ、これを濾過により集め
、200m12のエチルエーテルで洗浄し、そして25
0m12のアセトニトリル:水(1:9V/V)混合物
中に懸濁させる。氷酢酸の添加により、透明溶液が形成
する(pH3)。この溶液を前記溶媒混合物中の700
gのンラン化シリカゲル(0゜06〜0.2mm)Me
 rch  Co、のカラムの上部に装入する。このカ
ラムを水中のアセトニトリルの10〜80%の直線の勾
配で10時間約400mQ/時間の流速で展開し、その
間20mQの分画を集め、HPLCにより検査する。純
粋な標題化合物を含有する分画をプールし、そして得ら
れる混合物45°Cにおいて減圧下に濃縮後、十分なn
−ブタノールを添加して約100m(+の最終の乾燥し
た曇ったブタノール溶液を得る。400mQの酢酸エチ
ルを添加し、固体が分離し、これを濾過により集め、2
00m+2のエチルエーテルで乾燥し、そして空気中で
室温において一夜乾燥して、標題の純粋な化合物を遊離
塩基として得る。
化合物16.30の調製 上の手順Aに従うが、反応成分のハライドとして2− 
[2−(2−クロロエトキシ)エトキシ1エタノール(
7,3mα、約50ミリモル;A1drich)を使用
して、化合物16(または出発物質に依存して30)を
含有する粗生成物を室温において24時間後回収する。
次いで、化合物14の調製について記載するように実施
した逆相カラムクロマトグラフィーにより、純粋な標題
化合物を得る。
実施例8〜89 手順B:テイコプラニンアミドの還元的アルキル化。
化合物1〜3.7.8、lO〜13.17〜19.21
.22.24〜27.31〜37.39〜52.54.
56〜69.72〜91,99〜106の調製 1.5Qのメタノール中のティコプラニンA2またはデ
グルコテイコプラニンの適当な出発N”カルボキシアミ
ド(参照、表IIB)の撹拌した懸濁液に、60g(約
l、62モル)のホウ水素化ナトリウムを少しずつ添加
し、その間温度を約45°Cに維持する。
約90分後、200ミリモルの適当なカルボニル化合物
(参照、表JIB)を室温において添加し、そして撹拌
を60分間つづける。次いで、反応混合物を5°Cに冷
却し、そして30g(約0゜81モル)のホウ水素化ナ
トリウムを一度に添加し、その間10〜15°Cに冷却
する。
約30分後、152mQ (約2.64モル)の氷酢酸
を室温において滴々添加し、そして得られる溶液を40
°Cにおいて減圧下に蒸発させる。残留する1、5Qの
水中に再溶解し、これを水中の2.4gの、ラン化シリ
カゲル(粒子サイズ0゜06〜0.2mm;Merck
  Co、)のカラムの上部に装入する。このカラムを
3Qの水で展開し、次いで3Qの混合物アセトニトリル
:水2: 8 (V/V)で、3Qのアセトニトリル:
水l: l (V/V)で、最後に7Qのl : l 
(V/V)昆′合物アセトニトリル:水(氷酢酸でpH
:3.0に調節した)で展開する。分画(200mf2
)を集め、セしてHPLCにより監視する。
純粋な標題化合物を含有する分画をプールし、そして得
られる混合物40℃において減圧下に濃縮後、十分なn
−ブタノールを添加して約300mQの乾燥した曇った
ブタノール溶液を得る。
700nlの酢酸エチルを添加し、固体が分離し、これ
を濾過により集め、300mQのエチルエーテルで乾燥
し、そしておいて−夜真空乾燥して、標題の純粋な化合
物を酢酸塩として得る。
実施例90〜93 手順C:ティコプラニンのN15−アルキル(またはN
 l 、 N15−ジアルキル)誘導体とアミンとの反
応。
50mQのジメチルホルムアミド中の2ミリモルの適当
なN”−アルキルまたはHI3−メチルN+−アルキル
ティコプラニン化合物(参照、表11C)および5ミリ
モルの適当なシアミンニ塩酸塩の撹拌した溶液に、13
ミリモルのトリエチルアミンを添加し、次いで0.6m
Q (2,8ミリモル)のジフェニルホスホルアジド(
D P P A)を添加する。反応混合物を室温におい
て一夜撹拌し、次いで500mQのエチルエーテル中に
注ぐ。
形成する沈澱を濾過により集め、そして150mQの混
合物アセトニトリル:水1 : 9 (V/V)(氷酢
酸によりpH3に調節した)中に再溶解する。得られる
溶液を水中の350氷酢酸シラン化ンリカゲル(0,0
06〜0−2mm;Me rck)のカラム上に装入す
る。クロマトグラフィーを実施例1〜7におけるように
実施して、標題化合物を遊離塩基として得る。
実施例94〜98 手順DEN”ティコプラニンアミドをカルボニル化合物
で還元的にアルキル化してN 15. N is−ジア
ルキル誘導体を生成する。
化合物4.5.9および23の調製 100m(2のメタノール中の[ミリモルのそれぞれ化
合物1.2.7または21の撹拌した懸濁液に、4mQ
 (約53ミリモル)の40重量%の水性ホルムアルデ
ヒドおよび0.4mQC約7ミリモル)の無水ギ酸を添
加する。形成する透明溶液を30℃に加温し、そして0
.4g(約15ミリモル)のホウ水素化ナトリウムの少
しずつ添加し、その間反応温度を35〜40℃に維持す
る。
60分後、1.25m+2  (約20ミリモル)の氷
酢酸を室温において添加し、そして溶媒を40°Cにお
いて減圧下に蒸発させる。残留物を水(約IQQmQ)
中に再溶解し、そして実施例1〜7におけるように逆相
カラムクロマトグラフィーにより精製して標題化合物を
得る。
化合物38の調製 上の化合物4の調製と同一手順に本質的に従うが、A、
B、Mが定義した糖部分であり、R1およびR2が2つ
の水素原子により置換されており、そしてYが−NH(
CH2)2  N (CH))2である、式1の化合物
から出発すると、対応するN I 5N15−ジメチル
誘導体が得られる。
実施例99〜lot 手順E:選択的加水分解 化合物6.15および29の調製 50mαの無水トリフルオロエタノール中の139モル
の選択したティコプラニンA2のアルキルアミド誘導体
(化合物4.14または28)の懸濁液を75°Cにお
いて18時間撹拌し、その間乾燥塩酸を泡立てて通人し
、次いでそれをlOoCに冷却し、そしてその温度にお
いて一夜放置する。
20mf2のエチルエーテルを添加することにより、粗
製の標題化合物を反応混合物から暗い黄色の粉末として
回収し、これを実施例1〜7におけるように逆相カラム
クロマトグラフィーにより精製する。
実施例102〜108 手順G、接触水添分解 化合物92〜98の調製 それぞれの化合物85〜91を、次のように、接触水添
分解により旭理する IEリモルの適当な誘導体(参照、表11F)を200
m12の混合物メタノールl:0.01NHCl  7
 : 3 (v/v)中に溶解する。得られる溶液を室
温およびl気圧においてIgの5%Pd/Cの存在下に
水素化する。9090−1l0の02が吸収されるとす
ぐに、触媒を浦過し、モして濾液をpH7,5にIN 
 NaOHで調節する。次いで、メタノールの大部分を
40℃において減圧下に蒸発させ、そして得られる曇っ
た溶液を200gのシラン化シリカゲル(0,006−
0,2mm;Me rck)のカラム(7)上部に装入
する。次いで、クロマトグラフィーを上と同一条件下に
に実施して、標題化合物を遊離塩基として得る。
酸付加塩:上の化合物ならびに一般に本発明の化合物の
酸付加塩は、適当な誘導体を遊離塩基として小さい体積
(一般に5mQ/1ミリモル)の化学量論量の有機酸ま
たは鉱酸を含有するジメチルホルムアミド中に溶解する
ことによって調製する。エチルエーテルで沈澱させると
、所望の生成物か得られる。
本発明の主な特徴および態様は、次の通りである。
1、次の式■ 式中、 R9 R1はHまたは(CI  C3)アルキルであり、 R2は基[CHR3(CR’  R’)X、]  p−
CCHs)、−R’であり、ここで R3およびR1は、独立に、Hまたは(cl−06)ア
ルキルであり、 R5はH,(C,−C,)フルキ4またはOHであり、 R’はH,(CI  Cz )アルキル、COOR7、
OR’  SR’、N R’R’またはハロゲンであり
、 R7およびR′は、独立に、Hまたは(c。
C3)アルキルであり、 mはOまたはIであり、 nは0〜6の整数であり、 pは1〜6の整数であり、 XはO,NHまたは結合であり、ただしXがOまたはN
Hであるとき、nは0と異なり、pは1〜3であり、そ
してR5はOHと異なり、/ Yは基−N \ RIG であり、ここで R’liHまたは(C1−C4)アルキル、ヒドロキシ
(C2C4)アルキノL/、アミノ(CZ−C6)アル
キルまたは(CI  C3)アルキルアミノ(C2C4
)アルキルであり、RIGはHl (CI−〇、)アル
キノ呟 ヒドロキン(cz  C4)アルキル、ハロゲ
ン(02C4)アルキル、カルボキシ(C,−Cユ)ア
ルキル、カルボキシアミド(C,−C,)アルキル、(
C,C,)アルキルカルボキシ(c、  C3)アルキ
ルアミ’−(CI  C3)アルコキンカルボニル(C
,−C3)アルキル、フェニル(CI  C3)アルコ
キンカルボニル(CI  C3)アルキル、基 \ または基 \ CH。
であり、ここで qは2〜8の整数であり、そしてメチレン単位の水素原
子の1つは(ct  C3)アルキル、カルボキシ、(
CIC4)アルコキシカルボニルおよびカルボキシアミ
ドから選択される置換基により置換されていてもよく、
そしてAneは製薬学的に許容され得るアニオンであり
、 R11はHまたは(ct  C4)アルキル、ヒドロキ
シ(C!  C4)アルキルまたはハロゲン(C2C4
)アルキルであり、 R12はHl (ct  ca )アルキル、ヒドロキ
シCC2G4)アルキル、ハロゲン(C2−C1)アル
キル、(ct  C3)アルコキシ(ct  C4)ア
ルキル、フェニル(CIC4)アルコキシカルボニル C.)アルキルオキシカルボニルであるか、あるいは R1およびRI2は、隣接する窒素原子と一緒になって
、飽和5〜7員の複素環式環を形成し、前記環は、環の
炭素原子上に、■または2つの(Cl −C. )アル
キル置換基を有することができ、そして−〇−  −S
−および−N R l 3−から選択される異種基をさ
らに含有することができ、ここでR11はHまたは(C
,−C.)アルキルであるか、あるいは R9およびRIoは、隣接する窒素原子と一緒になって
、飽和5〜7員の複素環式環を形成し、前記環は、環の
炭素原子上に、Iまたは2つの(c.−C,)アルキル
置換基を有することができ、そして−0− −S−およ
びーN R 1−から選択される異種基をさらに含有す
ることができ、ここでRI4はHまたは(C.−C.)
アルキルであり、 Aは水素または一N [(ct  Chi)脂肪族アシ
ル]ーベーターD−2−デオキシ−2−アミノ−グルコ
ピラノシルであり、 Bは水素またはN−アセチル−ベーターD2−デオキシ
ー2−アミノ−グルコピラノシルであり、 Mは水素またはアルファーD−マンノビラノンルであり
、 ただしAおよびMが同時に水素であるときにのみ、Bは
水素である、 のNl5−アルキルおよびN”、 N15−ジアルキル
ティコプラニン化合物のアミドおよびそれらの付加塩類
2、式中、 R1はHまたは(C1−c、)アルキルであり、R2は
基[CHR’  (CR’  R5)X、]  、−(
CF(2)、−R’であり、ここで R3およびR4は、独立に、Hまたは(CICS)アル
キルであり、 R8はH,(CI   Cs )アルキルまたはOHで
あり、 R@1iH1(CI −Cs ) 7Jl、t−ル、C
0OR’OR’  SR’、NR’R’またはハロゲン
であり、R7およびRsは、独立ニ、H’j:たは(C
I−03)アルキルであり、 mは0またはlであり、 nはO〜6の整数であり、 pは1〜6の整数であり、 Xは0、NHまたは結合であり、ただしXが0またはN
Hであるとき、nはOと異なり、pは1〜3であり、モ
してR5はOHと異なり、/ Yは基−N \ RIG であり、ここで R’iまHまt二は(CI  Ct)アルキルRIGは
H,(CI −ca )アルキル、ヒドロキシ(C2−
C4)アルキル、ハロゲン(C2−C4)アルキルまた
は基 RI / (CHr)、N であり、ここで qは2〜8の整数であり、そしてメチレン単位の水s原
子の1つはカルボキシ、および(CC.)アルコキンカ
ルボニルから選択される置換基により置換されていても
よく、 R11はHまたは(CI   C.)アルキルであり、
R12はHl (CI  C6)アルキル、ヒドロキシ
(CI  C−)アルキル、/−ロゲン(cz  ct
)アルキル、(C1 C3)アルコキ7(C。
c.)アルキル、フェニル(CI  04)アルコキシ
カルボニルまたは(ct  C4)アルキルオキシカル
ボニルであるか、あるいは R1+およびRI2は、隣接する窒素原子と一緒になっ
て、飽和5〜7員の複素環式環を形成し、前記環は、環
の炭素原子上に、lまt;は2つの(c Ic a )
アルキル置換基を有することができ、そしてーo−  
−s−およびーN RI 3−から選択される異種基を
さらに含有することができ、ここでR13はHまたは(
ct  C4)アルキルであるか、あるいは R9およびR”は、隣接する窒素原子と一緒になって、
飽和5〜7員の複素環式環を形成し、前記環は、環の炭
素原子上に、1または2つの(CI −ct )アルキ
ル置換基を有することができ、そして−〇− −S−お
よびーN R l 4−から選択される異種基をさらに
含有することができ、ここでRIはHまたは(ct  
CI)アルキルであり、 Aは水素または一N[ (C *  C +□)脂肪族
アシル1−ベーターDー2ーデオキシー2ーアミノ−グ
ルコピラノシルであり、 Bは水素またはN−アセチル−ベーターDー2ーデオキ
シー2ーアミノ−グルコピラノシルであり、 Mは水素またはアルファーDーマンノピラノンルであり
、 ただし八およびMが同時に水素であるときにのみ、Bは
水素である、 上記第1項記載の化合物およびそれらの付加塩類。
3、R1は水素である上記第1項記載の化合物。
4、R1はメチルである上記第1項記載の化合物。
5、式中、 R1はHまたは(c+   C3)アルキルであり、R
2は基[CHR’  (CR’ R’)X□] 、−(
CH,)、−R’であり、ここで R3およびR4は、独立に、Hまたは(CICS)アル
キルであり、 R5はH−(CI  Cm)アルキルまたはOHであり
、 R6はH,(c+ −C3)アルキル、OR’、SR7
、まt二はNR’R8であり、 R7およびR8は、独立に、Hまたは(CIC3)アル
キルであり、 mは0またはlであり、 nは0〜3の整数であり、 pは1〜3の整数であり、 XはO%NHまたは結合であり、ただしXがOまたはN
Hであるとき、nは0と異なり、pは1または2であり
、そしてR6はOHと異なり、g / Yは基−N \ IG であり、ここで R9はHまたは(CI   Ca)アルキルであり、R
111はH−(c+  ca)アルキル、ヒドロキシ(
(:2−C4)アルキルまたは基 / (CH2)、N \ I2 であり、ここで qは2〜8の整数であり、そしてメチレン単位の水素原
子の1つはカルボキン、および(CIC,)アルコキ7
力ルポニルから選択される置換基により置換されていて
もよく、 R11はHまたは(c+   C4)アルキルであり、
R12はH,(c+  CM )アルキル、ヒドロキシ
(cz  C4)アルキル、(c+   C3)アルコ
キシ(CI  C1)アルキル、フェニル(CIC1)
アルフキ/カルボニルまたは(CI−C,)アルキルオ
キンカルポニルであるか、あるいはR1およびRloは
、隣接する窒素原子と一緒になって、飽和5〜7員の複
素環式環を形成し、前記環は、環の炭素原子上に、■ま
たは2つの(CI  C4)アルキル置換基を有するこ
とができ、そして−〇−1−5−および−N R14−
から選択される異種基をさらに含有することがでさ、こ
こでR11はHまたは(c+  C4)アルキルであり
、 Aは水素または−N [(cs−c、□)脂肪族アンル
1−ベーターD−2−デオキシ−2−アミノ−グルコピ
ラノシルであり、 Bは水素またはN−アセチル−ベーターD−2デオキシ
ー2−アミノ−グルコピラノシルであり、 Mは水素またはアルファーD−マンノピラノンルであり
、 ただし八およびMが同時に水素であるときにのみ、Bは
水素である、 上記第1項記載の化合物およびそれらの付加塩類。
6、式中、 R1はHまたはCH,であり、 R2は定義した基であり、ここで R3はHまたはCH,であり、 R4はHまたはCH,であり、 R5はHまたはOHであり、 mは0またはlであり、 nはO〜2であり、 pは1または2であり、 R1はH,OR’  SR’またはNR’R”であり、
そして R7およびR8は、独立に、HまたはCH,であり、 / Yは基−N \ R1゜ であり、ここで RgはHまたは(c+   C4)アルキルであり、R
111はHl (CI−C6)アルキル、ヒドロキシ(
Cz  C4)アルキルまたは基 R目 / −(CH,)、N \ であり、ここで qは2〜8の整数であり、そしてメチレン単位の水素原
子の1つはカルボキシ、および(atC4)アルコキシ
カルボニルから選択される置換基により置換されていて
もよく、 R11はHまたは(Ct  C4)アルキルであり、H
I3はH,(CI −Cs )アルキル、ヒドロキシ(
C2C4)アルキル、ハロゲン(C2−C1)アルキル
、(CI  C3)アルコキシ(CIC,)アルキル、
フェニル(CI  C4)アルコキンカルボニルまたは
(CI  04)アルキルオキシカルボニル R1およびHI2は、隣接する窒素原子と一緒になって
、飽和5〜7員の複素環式環を形成し、前記環は、環の
炭素原子上に、lまたは2つの(c+ −C4 )アル
キル置換基を有することができ、そして−〇− −S−
および−N R l 3−から選択される異種基をさら
に含有することができ、ここでR13はHまたは(c+
  C4)アルキルであるか、あるいは、 R′およびR111は、隣接する窒素原子と一緒になっ
て、飽和5〜7員の複素環式環を形成し、前記環は、環
の炭素原子上に、1または2つの(c+ −C4 )ア
ルキル置換基を有することができ、そI,て−0−  
−S−および−NR”−から選択される異種基をさらに
含有することができ、ここでR目はHまたは(c+  
04)アルキルであり、 Aは水素または一N[(CI−C,□)脂肪族アシル1
−ベータ=Dー2ーデオキシー2ーアミノ−グルコピラ
ノシルであり、 Bは水素またはN−アセチル−ベーターDー2ーデオキ
シー2ーアミノーグルコピラノンルであMは水素または
アルファーDーマンノピラノシルであり、 ただしAおよびMが同時に水素であるときにのみ、Bは
水素である、 上記第1項記載の化合物およびそれらの付加塩類。
7、式II 式中、 / R” / Yは基−N \ R1゜ であり、ここで R1はHまたは(CI  C6)アルキル、ヒドロキシ
(C2C4)アルキル、アミノ(C2−〇、)アルキル
または(c+  C3)アルキルアミノ(ct−ct)
アルキルであり、RIGはH,(CI  Ca)アルキ
ル、ヒドロキシ(CZ−Ca)アルキル、ハロゲン(C
2C4)アルキル、カルボキシ(C,−C3)アルキル
、カルボキンアミド(CI  CS)アルキノ呟 (c
+  C3)アルキルカルボキシ(CI  C3) 7
 ルキルアミハ (c+  C3)アルコキシカルボニ
ル(CI  CX)アルキルフェニル(C,−C3 )
アルコキシカルボニル(at −cs )アルキル、基 −  (CH2) 、N \ または基 −  (CH2) QN−CH3  An”\ CH。
であり、ここで qは2〜8の整数であり、そしてメチレン単位の水素原
子の1つは(C.−C,)アルキル、カルボキシ、(C
I−C,)アルコキシカルボニルおよびカルボキシアミ
ドから選択される置換基により置換されていてもよく、
そしてAn”は製薬学的に許容され得るアニオンであり
、 R11はHまたは(CI−C4)アルキル、ヒドロキシ
(CI  Ca)アルキルまたはハロゲン(C2−C.
)アルキルであり、 RIZはHl(c + − c e )アルキル、ヒド
ロキン( C Z  C − )アルキル、ハロゲン(
 C 2−C,)アルキル、(c+  c,)アルコキ
ン(CI−c,)アルキル、フェニル(CIC4)アル
コキシカルボニルまたは(C+04)アルキルオキシカ
ルボニル るいは R”およびR12は、隣接する窒素原子と一緒になって
、飽和5〜7員の複素環式環を形成し、前記環は、環の
炭素原子上に、lまたは2つの(C,−C. )アルキ
ル置換基を有することができ、そして−〇−  −S−
および−N R l 3=から選択される異種基をさら
に含有することができ、ここでR′1はHまたは(CI
−c,)アルキルであるか、あるいは R″およびRIoは、隣接する窒素原子と一緒になって
、飽和5〜7員の複素環式環を形成し、前記環は、環の
炭素原子上に、lまたは2つの(C.−C. )アルキ
ル置換基を有することができ、そして−○− −S−お
よびーN R l 4から選択される異種基をさらに含
有することができ、ここでRI4はHまたは(C,−C
.)アルキルであり、 Aは水素または一N[(C9CI□)脂肪族アシル]ー
ベーターD−2−デオキシ−2−アミノーグルコピラノ
ンルであり、 Bは水素またはN−アセチル−ベーターDー2ーデオキ
ンー2ーアミノ−グルコピラノシルであり、 Mは水素またはアルファーDーマンノピラノシルであり
、 ただしAおよびMが同時に水素であるときにのみ、Bは
水素であることができる、 の化合物、またはその塩、または任意の比率のそれらの
混合を、 a)式 R1(ハロ)またはR2(ハロ) 式中、 R1はHまたは(CI  C,)アルキルであり、 R2は基[CHR’  (CR’ R’)X,]  、
−(CH2)、−R“であり、 ここで R3およびR4は、独立に、Hまたは(CI−C2)ア
ルキルであり、 R5はHl (c+   co)アルキルまたはOHで
あり、 R6はH,(CI  CI )アルキル、C0OR′、
OR’  SR’、NR’R’またはハロゲンであり、 R2およびR6は、独立に、Hまたは(C+C3)アル
キルであり、 mは0または1であり、 nは0〜6の整数であり、 pは1〜6の整数であり、 XはO,NHまたは結合であり、ただしXが○またはN
Hであるとき、nはOと異なり、pは1〜3であり、モ
してR5はOHと異なり、そして (ハロ)はクロロまたは臭素である、 アルキルハライドと、塩基の存在下におよび必要に応じ
て有機溶媒の存在下に、反応させるか、あるいは b)ティコプラニン出発物質に関して少なくとも20倍
のモル過剰量のカルボニル化合物と、有機極性非プロト
ン性溶媒中の還元剤とともに反応させる、ことを特徴と
する、上記第1項記載の化合物を製造する方法。
8、カルボニル化合物は置換基R2(またはR1)の同
一の骨格を有し、そしてそのオキソ基はティコプラニン
部分のNilアミノ基に結合する炭素原子上に存在する
、上記第7項記載の方法。
9、還元剤はアルカリ金属のホウ水素化物である、上記
第7項記載の方法。
10、薬物として使用するための上記第1項記載の化合
物。
11、抗バクテリア剤として使用するための上記第1項
記載の化合物。
12、上記第1項記載の化合物および製薬学的に許容さ
れ得る担体を含有することを特徴とする製薬学的組成物

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次の式 I ▲数式、化学式、表等があります▼ I 式中、 R^1はHまたは(C_1−C_3)アルキルであり、 R^2は基[CHR^3(CR^4R^5)_mX]_
    p−(CH_2)_n−R^5であり、ここで R^3およびR^4は、独立に、Hまたは(C_1−C
    _6)アルキルであり、 R^5はH、(C_1−C_6)アルキルまたはOHで
    あり、 R^6はH、(C_1−C_3)アルキル、COOR^
    7、OR^7、SR^7′、NR^7R^5またはハロ
    ゲンであり、R^7およびR^5は、独立に、Hまたは
    (C_1−C_3)アルキルであり、 mは0または1であり、 nは0〜6の整数であり、 pは1〜6の整数であり、 XはO、NHまたは結合であり、ただしXがOまたはN
    Hであるとき、nは0と異なり、pは1〜3であり、そ
    してR^5はOHと異なり、Yは基▲数式、化学式、表
    等があります▼ であり、ここで R^9はHまたは(C_1−C_4)アルキル、ヒドロ
    キシ(C_2−C_4)アルキル、アミノ(C_2−C
    _4)アルキルまたは(C_1−C_3)アルキルアミ
    ノ(C_2−C_4)アルキルであり、 R^1^0はH、(C_1−C_6)アルキル、ヒドロ
    キシ(C_2−C_4)アルキル、ハロゲン(C_2−
    C_4)アルキル、カルボキシ(C_1−C_3)アル
    キル、カルボキシアミド(C_1−C_3)アルキル、
    (C_1−C_3)アルキルカルボキシ(C_1−C_
    3)アルキルアミノ、(C_1−C_3)アルコキシカ
    ルボニル(C_1−C_3)アルキル、フェニル(C_
    1−C_3)アルコキシカルボニル(C_1−C_3)
    アルキル、基 ▲数式、化学式、表等があります▼ または基 ▲数式、化学式、表等があります▼ であり、ここで qは2〜8の整数であり、そしてメチレン単位の水素原
    子の1つは(C_1−C_3)アルキル、カルボキシ、
    (C_1−C_4)アルコキシカルボニルおよびカルボ
    キシアミドから選択される置換基により置換されていて
    もよく、そして An^■は製薬学的に許容され得るアニオンであり、 R^1^1はHまたは(C_1−C_4)アルキル、ヒ
    ドロキシ(C_2−C_4)アルキルまたはハロゲン(
    C_3−C_4)アルキルであり、 R^1^2はH、(C_1−C_6)アルキル、ヒドロ
    キシ(C_2−C_4)アルキル、ハロゲン(C_2−
    C_4)アルキル、(C_1−C_3)アルコキシ(C
    _1−C_4)アルキル、フェニル(C_1−C_4)
    アルコキシカルボニルまたは(C_1−C_4)アルキ
    ルオキシカルボニルであるか、あるいは R^1^1およびR^1^2は、隣接する窒素原子と一
    緒になって、飽和5〜7員の複素環式環を形成し、前記
    環は、環の炭素原子上に、1または2つの(C_1−C
    _4)アルキル置換基を有することができ、そして−O
    −、−S−および−NR^1^3−から選択される異種
    基をさらに含有することができ、ここでR^1^3はH
    または(C_1−C_4)アルキルであるか、あるいは R^9およびR^1^0は、隣接する窒素原子と一緒に
    なって、飽和5〜7員の複素環式環を形成し、前記環は
    、環の炭素原子上に、1または2つの(C_1−C_4
    )アルキル置換基を有することができ、そして−O−、
    −S−および−NR^1^4−から選択される異種基を
    さらに含有することができ、ここでR^1^4はHまた
    は(C_1−C_4)アルキルであり、 Aは水素または−N[(C_9−C_1_2)脂肪族ア
    シル]−ベータ−D−2−デオキシ−2−アミノ−グル
    コピラノシルであり、 Bは水素またはN−アセチル−ベータ−D−2−デオキ
    シ−2−アミノ−グルコピラノシルであり、 Mは水素またはアルファ−D−マンノピラノシルであり
    、 ただしAおよびMが同時に水素であるときにのみ、Bは
    水素である、 のN^1^5−アルキルおよびN^1^5、N^1^5
    −ジアルキルテイコプラニン化合物のアミドおよびそれ
    らの付加塩類。 2、式II ▲数式、化学式、表等があります▼II 式中、 Yは基▲数式、化学式、表等があります▼ であり、ここで R^9はHまたは(C_1−C_4)アルキル、ヒドロ
    キシ(C_2−C_4)アルキル、アミノ(C_2−C
    _4)アルキルまたは(C_1−C_3)アルキルアミ
    ノ(C_2−C_4)アルキルであり、 R^1^0はH、(C_1−C_6)アルキル、ヒドロ
    キシ(C_2−C_4)アルキル、ハロゲン(C_2−
    C_4)アルキル、カルボキシ(C_1−C_3)アル
    キル、カルボキシアミド(C_1−C_3)アルキル、
    (C_1−C_3)アルキルカルボキシ(C_1−C_
    3)アルキルアミノ、(C_1−C_3)アルコキシカ
    ルボニル(C_1−C_3)アルキル、フエニル(C_
    1−C_3)アルコキシカルボニル(C_1−C_3)
    アルキル、基 ▲数式、化学式、表等があります▼ または基 ▲数式、化学式、表等があります▼ であり、ここで qは2〜8の整数であり、そしてメチレン単位の水素原
    子の1つは(C_1−C_3)アルキル、カルボキシ、
    (C_1−C_4)アルコキシカルボニルおよびカルボ
    キシアミドから選択される置換基により置換されていて
    もよく、そして An^■は製薬学的に許容され得るアニオンであり、 R^1^1はHまたは(C_1−C_4)アルキル、ヒ
    ドロキシ(C_2−C_4)アルキルまたはハロゲン(
    C_2−C_4)アルキルであり、 R^1^2はH、(C_1−C_6)アルキル、ヒドロ
    キシ(C_2−C_4)アルキル、ハロゲン(C_2−
    C_4)アルキル、(C_1−C_3)アルコキシ(C
    _1−C_4)アルキル、フェニル(C_1−C_4)
    アルコキシカルボニルまたは(C_1−C_4)アルキ
    ルオキシカルボニルであるか、あるいは R^1^1およびR^1^2は、隣接する窒素原子と一
    緒になって、飽和5〜7員の複素環式環を形成し、前記
    環は、環の炭素原子上に、1または2つの(C_1−C
    _4)アルキル置換基を有することができ、そして−O
    −、−S−および−NR^1^3−から選択される異種
    基をさらに含有することができ、ここでR^1^3はH
    または(C_1−C_4)アルキルであるか、あるいは R^9およびR^1^0は、隣接する窒素原子と一緒に
    なって、飽和5〜7員の複素環式環を形成し、前記環は
    、環の炭素原子上に、1または2つの(C_1−C_4
    )アルキル置換基を有することができ、そして−O−、
    −S−および−NR^1^4−から選択される異種基を
    さらに含有することができ、ここでR^1^4はHまた
    は(C_1−C_4)アルキルであり、 Aは水素または−N[(C_9−C_1_2)脂肪族ア
    シル]−ベータ−D−2−デオキシ−2−アミノ−グル
    コピラノシルであり、 Bは水素またはN−アセチル−ベータ−D−2−デオキ
    シ−2−アミノ−グルコピラノシルであり、 Mは水素またはアルファ−D−マンノピラノシルであり
    、 ただしAおよびMが同時に水素であるときにのみ、Bは
    水素であることができる、 の化合物、またはその塩、または任意の比率のそれらの
    混合物を、 a)式 R^1(ハロ)またはR^2(ハロ) 式中、 R^1はHまたは(C_1−C_3)アルキルであり、
    R^2は基[CHR^3(CR^4R^5)_mX]_
    p−(CH_2)_n−R^6であり、ここで R^3およびR^4は、独立に、Hまたは(C_1−C
    _6)アルキルであり、 R^5はH、(C_1−C_6)アルキルまたはOHで
    あり、 R^6はH、(C_1−C_3)アルキル、COOR^
    7、OR^7、SR^7、NR^7R^5またはハロゲ
    ンであり、R^7およびR^8は、独立に、Hまたは(
    C_1−C_3)アルキルであり、 mは0または1であり、 nは0〜6の整数であり、 pは1〜6の整数であり、 XはO、NHまたは結合であり、ただしXがOまたはN
    Hであるとき、nは0と異なり、pは1〜3であり、そ
    してR^5はOHと異なり、そして (ハロ)はクロロまたは臭素である、 アルキルハライドと、塩基の存在下におよび必要に応じ
    て有機溶媒の存在下に、反応させるか、あるいは b)テイコプラニン出発物質に関して少なくとも20倍
    のモル過剰量のカルボニル化合物と、有機極性非プロト
    ン性溶媒中の還元剤とともに反応させる、ことを特徴と
    する、上記第1項記載の化合物を製造する方法。 3、薬物として使用するための上記第1項記載の化合物
    。 4、抗バクテリア剤として使用するための上記第1項記
    載の化合物。 5、上記第1項記載の化合物および製薬学的に許容され
    得る担体を含有することを特徴とする製薬学的組成物。
JP1193797A 1988-07-26 1989-07-26 N↑1↑5―アルキルおよびn↑1↑5,n↑1↑5―ジアルキルテイコプラニン誘導体のアミド Pending JPH0288596A (ja)

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