JPH0288098A - 衣類用洗濯機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、衣類を洗濯する衣類用洗濯機に関し、詳しく
は、洗濯すると縮みやすい衣類を縮ませずに洗濯するこ
との可能な衣類用洗濯機に関する。

［従来の技術］ 上記洗濯機として、洗い槽内の洗い水中や濯ぎ槽内の濯
ぎ水中に細かい気泡を送り続けて、該気泡で洗い水や濯
ぎ水を緩やかに撹拌することにより、洗い水中や濯ぎ水
中に入れた衣類を洗ったり濯いだりする洗濯機が開発さ
れた。

この洗濯機は、洗濯槽内底部に備えた回転するパルセー
タにより、洗濯槽内の洗濯水を撹拌して、洗濯水中に入
れた衣類を洗濯する、従来汎用されている洗濯機に比べ
て、洗い水中や濯ぎ水中に入れた衣類を緩やかに撹拌す
るため、衣類の繊維が絡み合うことが少なく、縮み易い
衣類を縮ませずに洗ったり濯いだりできる。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上述洗濯機は、洗い水中や濯ぎ水中に気
泡を送り続ける気泡供給装置が、洗い槽内底部や濯ぎ槽
内底部の一部隅部にのみ設けられていて、洗い槽内の洗
い水中や濯ぎ槽内の濯ぎ水中の全体に上記気泡供給装置
から気泡を満遍なく送給できないため、洗い水中や濯ぎ
水中に入れた衣類全体を的確に洗ったり濯いだりできな
かった。

なお、上述洗濯機において、上記難点を除去するために
、洗い槽内や濯ぎ槽内の各所に気泡供給装置を備えて、
洗い水中や濯ぎ水中の全体に気泡を満遍なく送給するこ
とが考えられる。しかしながら、そのようにした場合は
、洗い水中や濯ぎ水中に入れた衣類が、上記各所の気泡
供給装置から洗い水中や濯ぎ水中に送り続けられる多数
の気泡により、激しく撹拌されることとなる。そして、
洗い水中や濯ぎ水中に入れた衣類の繊維が絡み合って、
衣類が縮んでしまう。そのため、上記のように洗い槽内
や濯ぎ槽内の各所に気泡供給装置を備えることはできな
い。

本発明は、かかる課題に鑑みなされたもので、洗濯する
と縮み易い衣類を縮ませずにしかもその全体を満遍なく
完璧に洗濯できる、衣類用洗濯機を提供することを目的
とする。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、本発明の第１の衣類用洗濯
機は、第１図ないし第３図にその、構成例を示したよう
に、洗い水を入れる洗い槽１と、濯ぎ水を入れる濯ぎ槽
２と、前記洗い槽１内の洗い水を洗い槽１の内外に循環
させる洗い水循環路３と、前記濯ぎ槽２内の濯ぎ水を濯
ぎ槽２の内外に循環させる濯ぎ水循環路４と、前記両循
環路３゜４を通して洗い槽ｌと濯ぎ槽２との内外に洗い
水と濯ぎ水とをそれぞれ所定の流速で循環させる循環ポ
ンプ５と、前記両循環路３，４を循環させる洗い水と濯
ぎ水とをそれぞれ加熱する加熱器６と、該加熱器６によ
り洗い水と濯ぎ水とを加熱する加熱量をそれぞれ調整す
るコントローラ７とを備えたことを特徴とする。

本発明の第２の衣類用洗濯機は、第５図にその構成例を
示したように、本発明の上記第１の衣類用洗濯機におい
て、洗い槽１を諦ぎ槽２に兼用させるとともに、前記洗
い槽Ｉに備えた洗い水循環路３とそれに付随する循環ポ
ンプ５、加熱器６、コントローラ７を濯ぎ水循環路４と
それに付随する循環ポンプ５、加熱器６、コントローラ
７に兼用させたことを特徴とする。

本発明の第１、第２の衣類用洗濯機においては、第３図
等に示したように、洗い水循環路３を通して洗い槽ｌ内
に洗い水を流入させる洗い水流人口８と濯ぎ水循環路４
を通して濯ぎ槽２内に濯ぎ水を流入させる濯ぎ水流人口
９との両方またはその一方に外端を封じた透明な水流出
パイプ１０ａ。

１０ｂを連結して、該パイプ１０ａ、１０ｂをその少な
くとも一部が洗い槽１または濯ぎ槽２に入れる洗い水ま
たは濯ぎ水の水面上方に突出するように配設するととも
に、前記水流出パイプ１０ａ。

］Ｏｂの周壁に沿って水流出パイプｌｏａ、１０ｂ内に
流入した洗い水または濯ぎ水をその外部に流出させる水
流出孔１１を複数穿設することが好適である。

また、本発明の第１、第２の衣類用洗濯機においては、
第３図等に示したように、洗い槽■内から洗い水を洗い
水循環路３に流出させる洗い水流出口１２と濯ぎ槽２内
から濯ぎ水を濯ぎ水循環路４に流出させる濯ぎ水流出口
１３との両方またはその一方に外端を封じた水流入パイ
プ１４ａ、１４ｂを連結して、該パイプ１４ａ、１４ｂ
を洗い槽１内底部と濯ぎ槽２内底部との両方またはその
一方に突出させるとともに、前記水流入パイプ１４ａ、
１４ｂの周壁に沿って洗い槽１内の洗い水または濯ぎ槽
２内の濯ぎ水を水流入パイプ１４ａ。

１４ｂ内に流入させる水流入孔１５を複数穿設すること
が好適である。

さらに、本発明の第１、第２の衣類用洗濯機においては
、第１図と第５図にその構成例を示したように、加工液
を入れる加工槽１６を備えることが好適である。

［作用］ 本発明の第１の衣類用洗濯機において、循環ポンプ５を
作動させて、洗い槽ｌ内に入れた洗い水を、洗い水循環
路３を通して、洗い槽１の内外に所定の流速で循環し続
けるとともに、濯ぎ槽２内に入れた濯ぎ水を、濯ぎ水循
環路４を通して、濯ぎ槽２の内外に所定の流速で循環し
続ける。またそれとともに、上記洗い水循環路３と濯ぎ
水循環路４とを循環し続ける洗い水と濯ぎ水とを、加熱
器６により、コントローラ７を調整して、所定温度に加
熱し続ける。そして、洗い槽１内の洗い水と濯ぎ槽２内
の濯ぎ水とをそれぞれ両槽の内外に循環し続けながら高
温状態に保持し続ける。

次に、上記洗い槽１の内外に循環し続けながら高温に加
熱し続ける洗い槽１内の洗い水中に衣類を投入する。ま
たその際には、上記洗い槽ｌ内の洗い水中に洗剤や蛋白
質分解酵素などを加える。

すると、洗い水循環路３を通して、洗い槽１の内外に循
環し続ける洗い水により、洗い槽ｌ内の洗い水の全体が
満遍なく緩やかに撹拌される。これは、洗い槽ｌ内の洗
い水口体を洗い槽１の内外に強制循環させたからであり
、気体を洗い槽１内の洗い水中に送り続けて洗い槽１内
の洗い水を撹拌する場合と比べて、洗い槽１内の洗い水
の全体を的確に満遍なく撹拌できる。そして、上記洗い
水中で衣類の全体が、その繊維が絡み合って縮む、こと
なく、迅速かつ的確に洗われる。

次に、上記洗った衣類を洗い水中から取り出して、濯ぎ
槽２の内外に循環し続けながら高温状態に保持し続ける
濯ぎ槽２内の濯ぎ水中に投入する。

すると、上記洗い槽１内の洗い水と同様に、濯ぎ水循環
路４を通して、濯ぎ槽２の内外に循環し続ける濯ぎ水に
より、濯ぎ槽２内の濯ぎ水の全体が満遍なく緩やかに撹
拌されて、上記濯ぎ水中で衣類の全体が、その繊維が絡
み合って縮むことなく、迅速かつ的確に濯がれる。

また、本発明の第２の衣類用洗濯機において、洗い槽１
内に入れた洗い水を洗い水循環路３を通して循環ポンプ
５を用いて洗い槽１の内外に循環し続けながら加熱器６
で所定の高温状態に加熱し続ける。そして、この洗い槽
１の内外に循環し続けながら所定の高！”ａ＋状態に加
熱し続ける洗い槽ｌ内の洗い水中に衣類を入れて該洗い
水中で衣類を洗う。またその際には、上記６しい槽１内
の洗い水中に洗剤や蛋白質分解酵素などを加える。

次に、洗い槽１内の洗い水をその外部に排出して、同じ
洗い槽ｌを兼ねた濯ぎ槽２内に濯ぎ水を入れる。そして
、濯ぎ槽２内に入れた濯ぎ水を洗い水循環路３を兼ねた
濯ぎ水循環路４を通して循環ポンプ５を用いて濯ぎ槽２
の内外に循環し続けなから加熱器６で所定の高温状ｇに
加熱し続ける。

そして、この濯ぎ槽２の内外に循環し続けながら所定の
高温状態に加熱し続ける濯ぎ槽２内の濯ぎ水中に上記洗
った衣類を入れて該濯ぎ水中で衣類を濯ぐ。

すると、洗い槽１と濯ぎ槽２とを別個に設けた上記第１
の衣類用洗濯機と同様に、上記洗い水中や濯ぎ水中で衣
類の全体が、その繊維が絡み合って縮むことなく、迅速
かつ的確に洗ったり濯がれたりする。

また、本発明の上記第１、第２の衣類用洗濯機において
、洗い水流人口８と濯ぎ水流人口９との両方またはその
一方に透明な水流出パイプ１０ａ。

１０ｂを連結したものにあっては、該パイプ１０ａ、ｌ
Ｑｂ周壁に沿って備えた水流出孔１１を通して、上記洗
い水流人口８と濯ぎ水流人口９とから洗い槽１と濯ぎ槽
２とにそれぞれ流入させる洗い水と濯ぎ水との両方また
はその一方を、洗い槽１内の６しい水と濯ぎ槽２内の濯
ぎ水との両方またはその一方の水面上に沿って幅広く流
出させて、洗い槽１内」二部の洗い水と濯ぎ槽２向上部
の濯ぎ水との両方またはその一方を上記水流出孔１１か
ら洗い槽ｌ内と濯ぎ槽２内との両方またはその一方に流
出させる洗い水と濯ぎ水との両方またはその一方で確実
に満遍なく撹拌することができる。

またそれとともに、上記水流出パイプｔｏａ、ｌｏｂ内
を循環する洗い水または濯ぎ水の着色状態をその透明な
水流出パイプ１０ａ、１０ｂ周壁を通して観察すること
により、衣類の色落ちの有無を容易かつ的確に確認でき
る。

また、本発明の第１、第２の衣類用洗濯機において、洗
い水流出口１２と濯ぎ水流出口１３との両方またはその
一方に水流入パイプ１４ａ、１４ｂを連結したものにあ
っては、該パイプ１４ａ。

１４ｂ周壁に沿って備えた水流入孔１５を通して、上記
洗い水流出口１２と濯ぎ水流出口１３との両方またはそ
の一方から洗い水循環路３と濯ぎ水循環路４との両方ま
たはその一方に流出させる洗い水と濯ぎ水との両方また
はその一方を、洗い槽１内底部と濯ぎ槽２内底部との両
方またはその一方に沿って幅広く流出させて、洗い槽１
内底部の洗い水と濯ぎ槽２内底部の濯ぎ水との両方また
はその一方を上記洗い水流出口１２と濯ぎ水流出口１３
とから洗い水循環路３と濯ぎ水循環路４とにそれぞれ流
出させる洗い水と濯ぎ水との両方またはその一方で確実
に満遍なく撹拌することができる。

また、本発明の第１、第２の衣類用洗濯機において、加
工液を入れる加工槽１６を備えたものにあっては、洗っ
て濯いだ衣類を濯ぎ水中から取り出して、加工槽１６内
に入れた加工液中に浸漬することにより、上記衣類の艶
だしゃ糊付は加工などを行うことができる。

Ｉ実施例］ 次に、本発明の実施例を図面に従い説明する。

第１図ないし第３図は本発明の第１に衣類用洗濯機の好
適な実施例を示し、第１図は該洗濯機の斜視図、第２図
は該洗濯機の平面図、第３図は該６”ｖ　１４７機の洗
い水循環路と濯ぎ水循環路との構造説明図である。以下
、上記図中の実施例を説明する。

図において、１７は、その左側から右側へと順に、幅４
３ｃｍｘ奥行き４０ｃｍｘ深さ４０ｃｍの洗い槽ｌと、
幅３ＱｃｍＸ奥行き４　Ｑ　ｃ　ｎｌ　Ｘ深さ４０　ｃ
　ｍの濯ぎ槽２と、幅３ＱｃｍＸ＠行き４ＱｃｍＸ深さ
４Ｑｃｍの加工槽１６とを、それぞれ隣接させて備えた
、洗濯機本体である。この洗濯機本体１７は、その軽量
化を図るために、アクリル樹脂を用いて形成しである。

また、上記洗濯機本体１７上面の後端縁に沿って、操作
パネル板１８を起立させて備えである。

そして、上記操作パネル板１８表面には、洗い槽ｌ内の
洗い水と濯ぎ槽２内の濯ぎ水との温度をそれぞれ計測す
る丸型温度計１９８，１９ｂと、洗い槽１内上端に突出
させた洗い水供給口２０と濯ぎ槽２内上端に突出させた
濯ぎ水供給口２１と加工槽１６内」１端に突出させた加
工液供給口２２とから洗い槽１内と濯ぎ槽２内と加工槽
１６内とに洗い水と濯ぎ水と加工液とをそれぞれ供給し
たりその供給を停止したりするコック２３ａ、２３ｂ、
２３Ｃと、後述の加熱器で洗い水と濯ぎ水とを加熱する
加熱量をそれぞれ調整するダイヤル付きのコントローラ
の一部７ａ、７ｂとを備えである。

また、上記洗濯機本体１７裏面に沿って、第３図に示し
たような、洗い槽１内に入れた洗い水を洗い槽ｌの内外
に循環させる洗い水循環路３と、濯ぎ槽２内に入れた濯
ぎ水を濯ぎ槽２の内外に循環させる濯ぎ水循環路４とを
それぞれ備えである。

そして、上記洗い水循環路３や濯ぎ水循環路４は、樹脂
パイプを折曲する等して形成しである。

さらに、上記洗い水循環路３の中途部に、洗い水の循環
方向に向けて、洗い水循環路３を通して洗い水を洗い槽
１の内外に所定の流速で循環させる循環ポンプ５と、洗
い水循環路３を循環させる洗い水を所定温度に加熱する
パイプヒータ等の加熱器６とを、順次備えである。

また同様に、上記濯ぎ水循環路４の中途部に、濯ぎ水の
循環方向に向けて、濯ぎ水循環路４を通して濯ぎ水を濯
ぎ槽２の内外に所定の流速で循環させる循環ポンプ５と
、濯ぎ水循環路４を循環させる濯ぎ水を所定温度に加熱
するパイプヒータ等の加熱器６とを、順次備えである。

そして、上記加熱器６近くの洗い水循環路３と濯ぎ水循
環路４とには、温度センサ等からなる既述のコントロー
ラの他部７ｃ、７ｄを備えてあり、該コントローラの他
部７ｃ、７ｄと既述の操作ハネル板１８表面のコントロ
ーラの一部７ａ、７ｂとは、電線２４等を用いて接続し
である。

そして、上記洗い水循環路３から洗い槽ｌ内に洗い水を
流入させる洗い水流人口８と上記濯ぎ水循環路４から濯
ぎ槽２内に濯ぎ水を流入させる濯ぎ水流人口９とが、洗
い槽１内上端と濯ぎ槽２内上端とにそれぞれ開口してい
る。

また、洗い槽ｌ内から洗い水を上記洗い水循環路３に流
出させる洗い水流出口１２と濯ぎ槽２内から濯ぎ水を上
記濯ぎ水循環路４に流出させる濯ぎ水流出口１３とが、
洗い槽１内底部側面と濯ぎ槽２内底部側面とにそれぞれ
開口している。

そして、上記洗い水流人口８と濯ぎ水流人口９とには、
外端を封じた透明な水流出パイプ１０ａ。

１０ｈをそれぞれ連結して、該水流出パイプ１０ａ、ｌ
Ｑｂを、その少なくとも一部が洗い槽１または濯ぎ槽２
に入れる洗い水または濯ぎ水の水面上方に突出するよう
に、洗い槽１向上面と濯ぎ槽２向上面とに沿ってそれぞ
れ配設しである。そして、上記水流出パイプ１０ａ、ｌ
Ｏｂには、その周壁側部に沿って１列等に複数の小径な
水流出孔１１をそれぞれ透設しである。

また同様に、」二記洗い水流出口１２と濯ぎ水流出口１
３とには、外端を封じた水流入パイプ１４ａ、１４ｂを
それぞれ連結して、該水流入パイプ１４ａ、１４ｂを洗
い槽１内底部と濯ぎ槽２内底部とに沿ってそれぞれ突出
させである。そして、」二記水流人パイプ］、４ａ、１
４ｂには、その周壁下部に沿って２列等に複数の小径な
水流入孔１５をそれぞれ透設しである。

さらに、洗い槽１や濯ぎ槽２や加工槽１６の底部には、
第２図等に示したように、該各槽内の洗い水や濯ぎ水や
加工液をその外部に排出する水抜き孔２５　ａ、　　２
５　ｂ、　　２５　ｃをそれぞれ備えである。そして、
該水抜き孔２５ａ、２５ｂ、２５ｃには、止水栓２６を
それぞれ嵌着して、上記水抜き孔２５ａ、２５ｂ、２５
ｃを止水栓２６でそれぞれ塞いである。

ここて、上記止水栓２６は、第４図に示したような、上
記水抜き孔２５ａ、２５ｂ、２５ｃをそれぞれ直接に塞
ぐ天井壁２７を有する丈低の大円筒体２８の天井壁２７
に丈高の小円筒体２９をその上方に向けて突出させると
ともに、大円筒体２８内と小円筒体２９内とを連通させ
た構造をしている。この止水栓２６は、上記水抜き孔２
５ａ。

２５ｂ、２５ｃをそれぞれ寒くほかに、洗い槽１内の洗
い水や濯ぎ槽２内の濯ぎ水や加工槽１６内の加工液か一
定のレベル以−」二に達した場合に、上記止水栓の小円
筒体２９上端のＬ字状に折曲した開口部３０から、小円
筒体２９内、大円筒体２８内を通して、上記一定のレベ
ル以−Ｉニに達した洗い水や濯ぎ水や加工液を水抜き孔
２５ａ、２５ｂ、。

２５ｃを通してそれぞれその外部に排出する役目をする
。

第１図ないし第３図に示した第１の衣類用洗濯機は、以
上のように構成しである。

次に、その使用例を説明する。

上述構成の第１の衣類用洗濯機において、操作パネル板
１８表面のコック２３ａ、２３ｂ、２３Ｃを捻って、洗
い水供給口２０と濯ぎ水供給口２１と加工液供給口２２
とから洗い槽１内と濯ぎ槽２内と加工槽１６内に、洗い
水用と濯ぎ水用と加工液用の湯または水をそれぞれ所定
量供給する。

次に、６Ｌい槽１内の洗い水に洗剤と蛋白質分解酵素な
どを加える。またそれとともに、加工槽１６内の加工液
に加工剤を加える。次に、循環ボンブ５を作動させて、
洗い槽１内の洗い水を、洗い水循環路３を通して、洗い
槽１の内外に例えば３０Ｑ／分の流速で循環し続けると
ともに、濯ぎ槽２内の濯ぎ水を、濯ぎ水循環路４を通し
て、濯ぎ槽２の内外に例えば３０Ｑ／分の流速で循環し
続ける。またそれとともに、上記洗い水循環路３と濯ぎ
水循環路４とを循環させる洗い水と濯ぎ水とを、操作パ
ネル板１８表面のコントローラ７ａ、７ｂを調整して、
加熱器６により、例えば４０°Ｃに加熱し続ける。そし
て、洗い槽Ｉ内の洗い水と濯ぎ槽２内の濯ぎ水とを例え
ば４０°Ｃの高温状態に保持し続ける。

次に、−上記洗い槽１の内外に循環し続けながら高温状
態に保持し続ける洗い槽１内の洗い水中に衣類を投入す
る。すると、洗い槽ｌの内外に循環し続ける洗い水によ
り、洗い槽１内の洗い水の全体が満遍なく緩やかに撹拌
されて、上記衣類の全体が迅速かつ的確に洗われる。ま
たそれとともに、水流出パイプ１０ａ周壁の複数の水流
出孔１１を通して洗い槽１内に流入する洗い水と水流入
パイプ１４ａ周壁の複数の水流入孔１５を通して洗い水
循環路３に流出する洗い水とで、洗い槽１内の上部およ
びその下部の洗い水、即ち洗い水の全体が確実に満遍な
く撹拌されて、洗い水中で衣類の全体が満遍なく完璧に
洗われる。

次に、上記洗った衣類を洗い水中から取り出して、濯ぎ
槽２の内外に循環し続けながら高温状態に加熱し続ける
濯ぎ槽２内の濯ぎ水中に投入する。

すると、濯ぎ槽２の内外に循環し続ける濯ぎ水により、
濯ぎ槽２内の濯ぎ水の全体が満遍なく緩やかに撹拌され
て、上記衣類の全体が迅速かつ的確に濯がれる。またそ
れとともに、水流出パイプ１０ｂ周壁の複数の水流出孔
１１を通して濯ぎ槽２内に流入する濯ぎ水と水流入パイ
プ１４．　ｂ周壁の複数の水流入孔１５を通して濯ぎ水
循環路４に流出する濯ぎ水とで、濯ぎ槽２内の濯ぎ水の
上部およびその下部、即ち濯ぎ水の全体が確実に満遍な
く撹拌されて、濯ぎ水中で衣類の全体が満遍なく完璧に
濯がれる。

次に、上記濯いだ衣類を濯ぎ水中から取り出して、加工
槽１６内の加工液中に浸漬する。すると、６しって濯い
だ上記衣類の艶だしや糊付は加工などを行える。

また、水流出パイプｌｏａ、ＩＯｂ内を循環する洗い水
または濯ぎ水か赤色等に青色した場合は、直しに洗い水
または濯ぎ水中から色落ちする衣類を取り出して、同じ
洗い水または濯ぎ水中の衣類が着色するのを防ぐように
する。

第５図は本発明の第２の衣類用洗濯機の好適な実施例を
示し、詳しくは該洗濯機の斜視図を示す。

以下、」１記図中の実施例を説明する。

図中の洗濯機は、洗濯機本体１７に濯ぎ槽２を兼ねた洗
い槽ｌを一槽設けである。そして、この濯ぎ槽２を兼ね
た洗い槽１に隣接させて、洗濯機本体１７に加工槽１６
をもう一槽備えである。

またそれとともに、上記濯ぎ槽２を兼ねた洗い槽１に、
既述筒１の衣類用洗濯機と同様な、第３図に示したよう
な、洗い槽１内に入れた洗い水を洗い槽１の内外に循環
させる洗い水循環路３と、該循環路３を通して洗い水を
先い槽１の内外に所定の流速で循環させる循環ポンプ５
と、上記洗い水循環路３を循環させる洗い水を加熱する
加熱器６と、該加熱器６により洗い水を加熱する加熱量
を調整するコントローラ７とを備えである。そして、上
記洗い水循環路３とそれに付随する循環ポンプ５、加熱
器６、コントローラ７を、洗い槽１を濯ぎ槽２に使用す
る場合の濯ぎ水循環路４とそれに付随する循環ポンプ５
、加熱器６、コントローラ７に兼用させである。

その他は、既述の第１の衣類用洗濯機と同様であり、そ
の説明を省略する。

次に、その使用例を説明する。

この第２の衣類用洗濯機において、洗い槽１内に入れた
洗い水を洗い水循環路３を通して循環ポンプ５を用いて
洗い槽１の内外に例えば３０Ｑ／分の流速で循環し続け
ながら、コントローラ７を調整して、加熱器６で所定の
例えば４０°Ｃの高温状態に加熱し続ける。そして、こ
の洗い槽１の内外に循環し続けながら高温状態に加熱し
続ける洗い槽ｌ内の洗い水中に衣類を入れて該洗い水中
で衣類を洗う。またその際には、上記洗い槽１内の洗い
水中に洗剤や蛋白質分解酵素などを加える。

その後、洗い槽１内の洗い水をその外部に排出して、同
じ洗い槽１を兼ねた濯ぎ槽２内に濯ぎ水を入れる。そし
て、濯ぎ槽２内に入れた濯ぎ水を洗い水循環路３を兼ね
た濯ぎ水循環路４を通して循環ポンプ５を用いて濯ぎ槽
２の内外に例えば３０Ｑ／分の流速で循環し続けながら
、コントローラ７を調整して、加熱器６で例えば４０°
Ｃの高温状態に加熱し続ける。そして、この濯ぎ槽２の
内外に循環し続けながら高温状態に加熱し続ける濯ぎ槽
２内の濯ぎ水中に上記洗った衣類を入れて該濯ぎ水中で
衣類を濯ぐ。

すると、洗い槽１と濯ぎ槽２とを別個に設けた既述の第
１の衣類用洗濯機と同様に、上記洗い水中や濯ぎ水中で
衣類の全体が、その繊維が絡み合って縮むことなく、迅
速かつ的確に洗ったり濯がれたりする。

その後、上記洗って濯いだ衣類を濯ぎ水中から取り出し
て、加工槽１６内の加工剤を加えた加工液中に浸漬する
。すると、上記衣類の艶だしゃ糊付は加工を行える。

なお、上述実施例の第１、第２の洗濯機において、洗い
水流人口８と濯ぎ水流人口９とにそれぞれ連結する水流
出パイプ１０ａ、ｌｏｂ周壁の水流出孔１１を、洗い槽
１内周壁と濯ぎ槽２内周壁とにそれぞれ向けておき、上
記水流出孔１１から流出させる洗い水と濯ぎ水とをそれ
ぞれ上記洗い槽１内周壁と濯ぎ槽２内周壁とに一旦突き
当てた後、洗い槽１内の洗い水と濯ぎ槽２内の濯ぎ水と
に流入させれば、上記水流出孔１１から流出させる洗い
水と濯ぎ水とで洗い槽１向上部の洗い水と濯ぎ槽２向上
部の濯ぎ水とをより緩やかに満遍なく撹拌して、該洗い
水中と濯ぎ水中とに入れた衣類をより的確に縮ませずに
洗ったり濯いだりできて良い。

さらに、上述実施例の第１、第２の洗濯機において、洗
い水流人口８と濯ぎ水流人口９との両方またはその一方
に水流出パイプｌｏａ、ｆｏｂを連結せずに、洗い水流
人口８と濯ぎ水流入口９との両方またはその一方から洗
い槽１内と濯ぎ槽２内との両方またはその一方に直接に
洗い水と濯ぎ水との両方またはその一方を流入させても
良い。

この場合は、上記洗い水流人口８と濯ぎ水流人口９との
両方またはその一方から流入させる洗い水と濯ぎ水との
両方またはその一方で洗い槽１向上部の洗い水と濯ぎ槽
２向上部の濯ぎ水との両方またはその一方の全体を確実
に満遍なく撹拌することができないものの、上述実施例
の第１、第２の洗１４機とほぼ同様な作用効果を持つ衣
類用洗濯機を形成できる。

また同様に、上述実施例の第１、°第２の洗濯機におい
て、洗い水流出口１２と濯ぎ水流出口１３との両方また
はその一方に水流入パイプ１４ａ。

１４　ｂを連結せずに、洗い水流出口１２と濯ぎ水流出
口１３との両方またはその一方から洗い水循環路３と濯
ぎ水循環路４との両方またはその一方に直接に洗い槽１
内の洗い水と濯ぎ槽２内の濯ぎ水との両方またはその一
方を流出させても良い。

この場合は、上記洗い水流出口１２と濯ぎ水流出口１３
とから流出させる洗い水と濯ぎ水との両方またはその一
方で洗い槽１内底部の洗い水と濯ぎ槽２内底部の濯ぎ水
との両方またはその一方の全体を確実に満遍な（撹拌す
ることができないものの、上述実施例の第１、第２の洗
濯機とほぼ同様な作用効果を持つ衣類用洗濯機を形成で
きる。

また、上述実施例の第１、第２の洗濯機において、洗濯
機本体１７から加工液を入れる加工槽１６とその付属品
を取り除いても良い。この場合は、衣類の艶だしゃ糊付
は加工を行えないものの、洗濯すると縮み易い衣類を、
既述第１、第２の衣類用洗濯機と同様に、縮ませずに洗
濯できる。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明の衣類用洗濯機においては
、洗い槽の内外に洗い水を循環し続けて、洗い槽内の洗
い水の全体を満遍なく緩やかに撹拌することにより、洗
い水中に入れた衣類を洗うようにしたため、衣類の繊維
が絡み合うことがなく、縮み易い衣類の全体を縮ませず
に迅速かつ的確に洗える。

また同様に、濯ぎ槽の内外に濯ぎ水を循環し続けて、濯
ぎ槽内の濯ぎ水の全体を満遍なく緩やかに撹拌すること
により、濯ぎ水中に入れた衣類を濯ぐようにしたため、
衣類の繊維が絡み合うことがなく、縮み易い衣類の全体
を縮ませずに迅速かつ的確に濯げる。

また、洗い水流入口と濯ぎ水流入口との両方またはその
一方に透明な水流出パイプを連結した本発明の衣類用洗
濯機にあっては、上記水流出パイプ周壁の複数の水流出
孔を通して洗い槽内と濯ぎ槽内との両方またはその一方
に流入させる洗い水と濯ぎ水との両方またはその一方で
、洗い槽内上部の洗い水と濯ぎ槽内上部の濯ぎ水との両
方またはその一方を確実に満遍な（撹拌して、洗い槽内
上部の洗い水中と躍ぎ槽内上部の濯ぎ水中の両方または
その一方に入れた衣類を満遍な（完璧に洗ったり濯いだ
りできる。またそれとともに、洗い槽内の洗い水上面ま
たは濯ぎ槽内の濯ぎ水上面を洗剤が泡状に覆っていて、
洗い槽内の洗い水または濯ぎ槽内の濯ぎ水の着色状態を
その外部から観察できない場合においても、上記水流出
パイプの透明な周壁を通して、水流出パイプ内を循環す
る洗い水または濯ぎ水の着色状態を観察することにより
、衣類の色落ちの有無を容易かつ的確に確認できる。

また、洗い水流出口と濯ぎ水流出口との両方またはその
一方に水流入パイプを連結した本発明の衣類用洗濯機に
あっては、上記水流入パイプ周壁の複数の水流入孔を通
して洗い槽内と濯ぎ槽内との両方またはその一方から洗
い水循環路と濯ぎ水循環路との両方またはその一方に流
出させる洗い水と濯ぎ水との両方またはその一方で、洗
い槽内底部の洗い水と濯ぎ槽内底部の濯ぎ水との両方ま
たはその一方の全体を確実に満遍な（撹拌して、洗い槽
内底部の洗い水中と濯ぎ槽内底部の濯ぎ水中との両方ま
たはその一方に入れた衣類を満遍なく完璧に洗ったり濯
いだりできる。

また、加工液を入れる加工槽を備えた衣類用洗濯機にあ
っては、洗い槽内の洗い水中で洗って濯ぎ槽内の濯ぎ水
中で濯いだ衣類を上記加工槽内の加工剤を加えた加工液
に浸漬することにより、」１記衣類の艶だしゃ糊付は加
工等を行うことかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の衣類用洗濯機の斜視図、第２図
は第１図の衣類用洗濯機の平面図、第３図は第１図の衣
類用洗濯機の洗い水循環路周辺と濯ぎ水循環路周辺との
構造説明図、第４図は第１図の衣類用洗濯機の１Ｆ水栓
の斜視図、第５図は本発明の第２の衣類用洗濯機の斜視
図である。 １・・・洗い槽、　２・・濯ぎ槽、 ３−・・洗い水循環路、　４・・・濯ぎ水循環路、５・
・・循環ポンプ、　６・・・加熱器、７・・・コントロ
ーラ、　　８・・洗い水流入口、９・・・諦ぎ水流入口
、 １０ａ、１０ｂ・・・水流出パイプ、 １１・・水流出孔、　　１２・・洗い水流出口、１３・
・濯ぎ水流出口、 Ｌ４ａ、１４ｂ・・・水流入パイプ、 １５・・・水流入孔。 ＋９ａ 第１図 第 図 第４図 第 図 第 図 ＋９ａｉ９ｂ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、洗い水を入れる洗い槽と、濯ぎ水を入れる濯ぎ槽と
   、前記洗い槽内の洗い水を洗い槽の内外に循環させる洗
   い水循環路と、前記濯ぎ槽内の濯ぎ水を濯ぎ槽の内外に
   循環させる濯ぎ水循環路と、前記両循環路を通して洗い
   槽と濯ぎ槽との内外に洗い水と濯ぎ水とをそれぞれ所定
   の流速で循環させる循環ポンプと、前記両循環路を循環
   させる洗い水と濯ぎ水とをそれぞれ加熱する加熱器と、
   該加熱器により洗い水と濯ぎ水とを加熱する加熱量をそ
   れぞれ調整するコントローラとを備えた衣類用洗濯機。 ２、洗い槽を濯ぎ槽に兼用させるとともに、前記洗い槽
   に備えた洗い水循環路とそれに付随する循環ポンプ、加
   熱器、コントローラを濯ぎ水循環路とそれに付随する循
   環ポンプ、加熱器、コントローラに兼用させた請求項１
   記載の衣類用洗濯機。 ３、洗い水循環路を通して洗い槽内に洗い水を流入させ
   る洗い水流入口と濯ぎ水循環路を通して濯ぎ槽内に濯ぎ
   水を流入させる濯ぎ水流入口との両方またはその一方に
   外端を封じた透明な水流出パイプを連結して、該パイプ
   をその少なくとも一部が洗い槽または濯ぎ槽に入れる洗
   い水または濯ぎ水の水面上方に突出するように配設する
   とともに、前記水流出パイプの周壁に沿って水流出パイ
   プ内に流入した洗い水または濯ぎ水をその外部に流出さ
   せる水流出孔を複数穿設した請求項１または２記載の衣
   類用洗濯機。 ４、洗い槽内から洗い水を洗い水循環路に流出させる洗
   い水流出口と濯ぎ槽内から濯ぎ水を濯ぎ水循環路に流出
   させる濯ぎ水流出口との両方またはその一方に外端を封
   じた水流入パイプを連結して、該パイプを洗い槽内底部
   と濯ぎ槽内底部とにそれぞれ突出させるとともに、前記
   水流入パイプの周壁に沿って洗い槽内の洗い水または濯
   ぎ槽内の濯ぎ水を水流入パイプ内に流入させる水流入孔
   を複数穿設した請求項１、２または３記載の衣類用洗濯
   機。 ５、加工液を入れる加工槽を備えた請求項１、２、３ま
   たは４記記載の衣類用洗濯機。