JPH0287797A - スピーカシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、パラボラリフレクタを装着した反射形スピ
ーカシステムに係り、特に狭指向性スピーカシステムに
関するものである。

［従来の技術］ 第３図はコーンスピーカをバッフル板に装着した通常の
スピーカシステムの一例を示す基本構成図である。第３
図において、（２）はスピーカユニット、（４）はスピ
ーカユニット（２）の音放射軸、（７）はスピーカユニ
ット（２）を固定したバッフル板である。

第４図の極座標は第３図に示したスピーカシステムの指
向音圧周波数特性（以下、指向特性という）を示す図で
ある。第４図において、実線で示す曲線は上述した構成
の通常のスピーカユニットの指向特性の一例である。

第４図から明らかなように、音放射軸（４）を中心とし
て左右に約ＧＯ″にある受音位置ではほぼ等しい音圧レ
ベルであり、この範囲を超えると急激に音圧レベルが低
下する。

上述したスピーカシステムにおいて、その指向特性はス
ピーカユニット（２）単体の指向特性及びバッフル板（
７）の形状、大きさ及びスピーカユニット（２）のバッ
フル板（７）への取付形態等によって大きく左右される
。又、例えば一般家庭用のスピーカシステムは緩慢な指
向性、すなわち指向性がブロード（ｂｒｏａｄ　）であ
ることが好ましく、第４図の実線で示すような指向性が
要求されている。

［発明が解決しようとする課８］ 上述した従来のスピーカシステムは、狭指向化するには
自ずと限界があり、特にある特定の受音位置の範囲だけ
所望の音声効果を得て、これ以外の範囲ではできる限り
音声等が漏れないようにするのが極めて困難であるとい
う問題があった。

なお、狭指向化スピーカシステムの一例として、特開昭
６１−１２３３８９号公報に開示されているような、小
さな振動素子を多数使用してアレイ配置し、超音波を用
いて狭指向性の可聴周波を出力するものかあるが、これ
は構成が複雑で高価なシステムになってしまうという問
題がある。

この発明は上記問題点を解決するためになされたもので
、比較的簡単な構成によって、シャープな狭指向性を有
するスピーカシステムを提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段〕 この発明に係るスピーカシステムは、スピーカユニット
の音放射側とスピーカユニ・ットよりの放射音が反射す
るパラボラリフレクタとを対向させ、このパラボラリフ
レクタのパラボラ面の中心軸とスピーカユニットの音放
射軸とをほぼ一致させるとともに、パラボラ面の焦点位
置でパラボラ面の中心軸と直交する平面とスピーカユニ
・ソトの開口部端面とがほぼ一致するように配置したも
のである。

［作　用コ この発明においては、スピーカユニ・ソトより放射され
る広指向性の音波がパラボラ面に反射し、この反射面よ
りパラボラリフレクタの前方へ向けてパラボラ面の中心
軸にほぼ平行な音波が放射される。

［実施例］ 以下、本発明の一実施例を添付図面を参照して詳細に説
明する。

第１図は本発明の一実施例に係るスピーカシステムを示
す斜視図である。第１図において、（１）はパラボラリ
フレクタ、（２）はパラボラリフレクタ（１）のパラボ
ラ面に音波を放射するスピーカユニットである。

第２図は第１図の構成を真上から見てパラボラリフレク
タ（１）を断面で示した図である。第３図において、（
３）はパラボラリフレクタ（１）の焦点で、スピーカユ
ニット（２）の開口面の中心をこの徴点（３）に一致さ
せて配置しである。（４）はスピーカシステムの音放射
軸を示す仮想線であり、スピーカユニッ１−（２）の放
射軸の延長線と一致する。

又、（５）はスピーカユニット（２）から放射された音
波、（６）はこの音波（５）がパラボラ面に反射した音
波を示す。

上記のような構成のこの発明によるスピーカシステムに
おいて、パラボラリフレクタ（１）のパラボラ面とスピ
ーカユニット（２）よりの音波の放射面とを対向させ、
しかもスピーカユニット（２）の開口面の中心をパラボ
ラリフレクタ（１）の焦点（３）と一致するように配置
しているため、スピーカユニット（２）から放射された
音波（５）はパラボラリフレクタ（１）において反射し
、反射面より狭指向性の音波（６）を形成して放射する
ことになる。

つまり、パラボラリフレクタ（１）の開口部に多数同方
向へ音を放射するスピーカユニットが規則正しく並んで
いると擬制できるので、パラボラリフレクタ（１）の開
口部を直径とし、音放射軸（４）に平行な方向へ音を放
射する極めて狭指向性特性を有するスピーカシステムが
得られる。

第４図の指向特性を示す極座標における破線で示した曲
線は、この発明によるスピーカシステムによる指向特性
の一例であり、従来例で述べた実線で示す指向特性と比
較して明らかなように、極めてシャープな狭指向性のス
ピーカシステムが得られることを示している。

また、パラボラリフレクタ（１）の開口径の大きさは、
その用途に応じて適宜に決定すればよい。

なお、本実施例ではスピーカユニット（２）の音放射軸
（４）とパラボラ面の中心軸、及びバラボラ面の焦点位
置とスピーカユニット（２）の開口部位置とを一致させ
た例について説明したが、これらのいずれもほぼ一致さ
せるようにしても実用的には大差なく、上記実施例と同
様の効果を奏する。

［発明の効果］ 以上説明したようにこの発明によれば、パラボラリフレ
クタの反射面とスピーカユニットの放射面側とを対向さ
せ、スピーカユニットから放射される音波をパラボラリ
フレクタの反射面で反射させ、パラボラリフレクタの前
方に狭指向性の音波を放射するように構成したので、簡
単な構成によって極めてシャープな狭指向性のスピーカ
システムが得られるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例によるスピーカシステムの
構成を示す斜視図、第２図は第１図の構成を真上から見
た平面図、第３図は通常のスピーカシステムの一例を示
す基本構成図、第４図はこの発明によるスピーカシステ
ムの指向特性と通常のスピーカシステムの指向特性のそ
れぞれの例を極座標で表わした線図である。 各図中、１はパラボラリフレクタ、２はスピーカユニッ
ト、４は音放射軸である。 なお、各図中同一符号は同−又は相当部分を示すもので
ある。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　スピーカユニットの音放射側と、前記スピーカユニッ
   トからの放射音を反射するパラボラリフレクタとを対向
   させ、該パラボラリフレクタのパラボラ面の中心軸と前
   記スピーカユニットの音放射軸とをほぼ一致させるとと
   もに、前記パラボラ面の焦点位置で該パラボラ面の中心
   軸に直交する平面と前記スピーカユニットの開口部端面
   とがほぼ一致するように配置したことを特徴とするスピ
   ーカシステム。