JPH028719A - 抵抗変化素子 - Google Patents

抵抗変化素子

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JPH028719A
JPH028719A JP16017588A JP16017588A JPH028719A JP H028719 A JPH028719 A JP H028719A JP 16017588 A JP16017588 A JP 16017588A JP 16017588 A JP16017588 A JP 16017588A JP H028719 A JPH028719 A JP H028719A
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JP
Japan
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temperature
memory alloy
shape memory
resistance value
alloy
Prior art date
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Pending
Application number
JP16017588A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Tsuji
辻 公志
Kiyoshi Kojima
清 小島
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、温度変化を抵抗値の変化として検出する抵抗
変化素子に関するものであり、例えば自動温度制御用の
温度検出素子として用いられるものである。
[従来の技術] 従来、温度制御用の抵抗変化素子としてサーミスタが広
く用いられている。これは、半導体の抵抗が大きな負の
温度係数を持つことを利用した抵抗変化素子であり、鉄
、ニッケル、マンガン、モリブデン、銅などの炭酸塩や
硝酸塩等を焼結して作られている。
[発明が解決しようとする課題] 上述のように、従来、温度制御用の抵抗変化素子として
サーミスタが広く用いられているが、この従来例にあっ
ては、温度変化による抵抗値の変化がほぼ連続的であり
、しかも抵抗値の変化が少なく、1度につき2〜5%程
度である。したがって、一定温度で電流をオン/オフ制
御するような温度制御回路を構成する場合には、動作温
度のばらつきが大きくなるという問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、一定温度で不連続的に且つ大き
く電気抵抗が変化するような抵抗変化素子を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 第1図は本発明の抵抗変化素子に用いる形状記憶合金1
の構成を示す図である。線状の形状記憶合金1はコイル
状に巻回されている。第1図(a)は低温時の断面形状
、同図(b)は周囲温度が上昇したときの断面形状を示
しており、同図(C)はコイル状に巻回された線状の形
状記憶合金1の断面形状を示している。この形状記憶合
金1を、マルテンサイト変態温度を挟む温度変化で可逆
的に形状を伸縮変化させることにより電気抵抗変化を得
ている。
[作用] 温度の低い状態では、線状の形状記憶合金1は低温相(
・マルテンサイト相)であり、第1W(a)に示すよう
に、コイル状に折り畳まれて、相互の線は密着している
。したがって、そのコイル軸方向の抵抗値は低い、とこ
ろが、周囲の温度が上昇すると、相変態が始まり、一定
温度で高温相(オーステナイト相)となって、同図(b
)に示すように、形状記憶合金1が伸びた状態になる。
この第1図(a)に示す状態から第1図(b)に示す状
態への形状変化に伴い、電気抵抗が変化する。
電気抵抗の変化量は、以下のように計算される。
第1図(c)に示すような断面形状を持つ線状の形状記
憶合金1をコイル状に巻いたときに、収縮時(密着時)
の抵抗値をR1、伸長時の抵抗値をR2とすれば、 R+=ρnb/aDg        +++■R7−
ρπDo/ah        ・・・■R2/R1=
(πD/b)”      ・・・■となる。ここで、
ρは形状記憶合金1の固有抵抗であり、nは巻数、a、
bは第1図(e)に示すように、形状記憶合金線の断面
寸法であり、aが接触面寸法、bがコイル軸方向の寸法
である。また、Dはコイル直径である。R2/R,は0
式で示され、b=1mm、D=10mmとすると、R2
/R,= 987となり、非常に大きな抵抗変化が得ら
れることが分かる。
このように本発明によれば、相変態温度に相当する遷移
温度T0を境にして非常に大きな抵抗変化が生じるもの
であり、これを利用して温度制御を行うことができるも
のである。
なお、マルテンサイト変態点温度を挟む温度変化で形状
が可逆的に伸縮変化することを利用して抵抗変化を生じ
させるための形状としては、第1図(a)、(b)に示
すようなコイル形状に特に限定するものではなく、断面
形状も第1図(c)に示すように角形であっても良いし
、円形であっても良い。
形状記憶合金1は実用材料として、N i −T i系
合金及びCu系合金があり、N i −T i系ではN
;Ti、Ni−Ti−Cu、Cu系ではCu−Zn−A
l2、Cu−Al−Ni、Cu−Al−Beの各合金が
ある。
N i −T i系はCu系よりも材料の固有抵抗が高
く、Ni−Ti合金で50〜110MΩcm、Cu−Z
n−Al合金で8MΩam程度である。したがって、材
料を変えることにより初期抵抗値を選ぶことができる。
もちろん、抵抗変化率R2/ R+は0式に示すように
、材料によらず形状のみに関係する。
変形開始温度(相変態開始温度)は上記のように合金系
を変更することにより、また組成比を変更することによ
り希望する温度に設定することが可能である。また、第
2図に示すように、バイアスばねによりバイアス力を付
与する構成とすることにより、変形開始温度を微調整す
ることが可能である。第2図において、■はコイルばね
状の形状記憶合金、2.3はそれぞれ上部及び下部電極
、4.5はリード線、6はバイアスばね、7はばね固定
部である。8は絶縁体よりなるガイド筒である。バイア
スばね6は、コイルばね状の形状記憶合金1の伸びる方
向Pとは逆方向に付勢されている0周囲温度が相変態開
始温度に達すると、コイルばね状の形状記憶合金1は伸
びようとするが、バイアスばね6のバイアス力により変
形は阻止される。そして、さらに温度が上がり、バイア
スばね6のバイアス力に打ち縛ったときに変形が開始す
る。したがって、バイアスばね6のバイアス力を変化さ
せることにより、変形開始温度を調整することができる
ところで、形状記憶合金1の材料であるNi−Ti系合
金、Cu系合金は共に卑金属であり、接触抵抗が高い、
そこで、形状記憶合金1の表面をAu、Pt等の貴金属
で被覆し、線間の接触抵抗を低下させることが有効であ
る。貴金属は、酸化しに<<、また耐雰囲気性にも優れ
ることから、線間の接触抵抗を低下させる用途には最適
である。
なお、本発明の抵抗変化素子による抵抗変化を利用して
、電流を開閉するための機構については、例えば、抵抗
変化素子に電流を流したときの電圧変化により、トラン
ジスタ等をオン/オフ動作させるスイッチング回路を用
いることができ、発熱要素の温度を一定に保持するため
のサーモスタットや、異常温度上昇を検出する警報器等
への応用が可能となる。
[実施例] N i−T i系及びCu系の形状記憶合金を角型の断
面形状を持つ線状の形状記憶合金線とした。これをコイ
ル状に巻回してコイルばねを作った。断面寸法はa”1
.0m−1b=0.6m+*とした。このコイルばねに
Auメツキよりなる被覆層を施し、抵抗変化素子とした
。この抵抗変化素子について、被覆層の有無、バイアス
ばねの有無による特性変化を調べた。すなわち、変形開
始温度、収縮時及び伸長時の抵抗R+ 、 Rzを測定
し、その抵抗変化率R2/R,を評価した。その結果を
第1表に示す。
第1表 第1表において、バイアスばね力の単位は(g)、変形
開始温度の単位は〔℃〕である。この表から明らかなよ
うに、形状記憶合金の材料を選ぶことにより、変形開始
温度を選択することができる。また、バイアスばね力を
y4′ftLすることにより、変形開始温度を微妙に調
整することができる。さらに、形状記憶合金にAuメツ
キよりなる被覆層を設けることにより、抵抗変化率を大
きくすることができる。
[発明の効果] 本発明は上述のように、マルテンサイト変態温度を挟む
温度変化で形状を可逆的に伸縮変化させる形状記憶合金
を備え、前記形状記憶合金の伸長時における抵抗値が収
縮時における抵抗値よりも大きくなるように形状記憶さ
せたものであるから、一定温度で不連続的に抵抗値が変
化し、且つその変化率を非常に大きくすることができる
という効果がある。また、形状記憶合金を使用している
ので、合金の材料や組成比を変えることにより、抵抗変
化開始温度を任意に設定できるという効果がある。
なお、形状記憶合金にバイアス力を付与するバイアスば
ねを設けて、前記バイアスばねのバイアス力に応じて抵
抗変化の生じる温度を設定すれば、抵抗変化開始温度の
@調整が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の一実施例に係る抵抗変化素子の
低温時の要部破断正面図、同図(b)は同上の高温時の
要部破断正面図、同図(c)は同上に用いる形状記憶合
金の断面図、第2図は本発明の他の実施例の断面図であ
る。 1は形状記憶合金、6はバイアスばねである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)マルテンサイト変態温度を挟む温度変化で形状を
    可逆的に伸縮変化させる形状記憶合金を備え、前記形状
    記憶合金の伸長時における抵抗値が収縮時における抵抗
    値よりも大きくなるように形状記憶を与えたことを特徴
    とする抵抗変化素子。
  2. (2)形状記憶合金にバイアス力を付与するバイアスば
    ねを備え、前記バイアスばねのバイアス力に応じて抵抗
    変化の生じる温度を設定して成ることを特徴とする請求
    項1記載の抵抗変化素子。
  3. (3)形状記憶合金はNi−Ti合金、Ni−Ti−C
    u合金、Cu−Zn−Al合金、Cu−Al−Ni合金
    のいずれかであることを特徴とする請求項1又は2記載
    の抵抗変化素子。
  4. (4)形状記憶合金の表面を貴金属で被覆して成ること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の抵
    抗変化素子。
JP16017588A 1988-06-27 1988-06-27 抵抗変化素子 Pending JPH028719A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008276750A (ja) * 2007-04-04 2008-11-13 Konica Minolta Opto Inc 位置制御装置、駆動装置および撮像装置
JP2010531407A (ja) * 2007-06-27 2010-09-24 サエス ゲッターズ ソチエタ ペル アツィオニ 広範な作動温度範囲の形状記憶合金製の要素を備えるアクチュエータ

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