JPH028624A - 食品加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、食品加熱装置、特にそれぞれ別個の加熱室を
存する加熱調理器と、トースターとを組み合わせ一体化
した食品加熱装置の操作性の改良に関するものである。

［従来の技術］ 一般家庭において、電子レンジ、オーブン、トースター
等の食品加熱装置が広く利用されている。

近年、この様な食品加熱装置は多機能化され、１台の装
置によって電子レンジ、オーブン、更にトースターの全
ての機能を有する装置も使用されている。

この様な１つの加熱室によって多機能の加熱を行う食品
加熱装置では、電子レンジ又はオーブンの機能を選択す
る場合には、それぞれ他種類の食品を加熱する必要があ
るという共通性から加熱室の大きさは、両者共にある程
度大きなスペースとする必要があり、共通の大きさの加
熱室を使用しても何ら支障はない。しかし、トースター
として機能させる場合、その加熱対象がスライスパン等
に限定されるので、電子レンジやオーブン用の大きなス
ペースの加熱室によって加熱を行うことはトースターの
機能を良好に発揮させることができない。

すなわち、トーストを良好な味に焼き上げるためには、
パンに含まれる水分が蒸発しないうちに短時間で焼き上
げる必要がある。しかし、上記従来のように電子レンジ
等と同じ大きさのスペースの加熱室にてトーストを焼く
場合には、効率良く加熱することができず、トーストを
美味しく焼くことができないという問題があった。

この問題点に基づき、本願出願人は１つのケーシング内
にそれぞれ別個の加熱室を有する加熱調理器及びトース
ターを組み込んだ食品加熱装置を提案した。

第６図はこのような加熱調理器とトースターとを組み合
わせた食品加熱装置の１例を示す斜視図であり、ケーシ
ング（１）には上段にトースター（２）が、下段に加熱
調理器（３）がそれぞれ組み込まれている。

そして、トースター（２）及び加熱調理器（３）は、そ
れぞれ別個の加熱室を有しており、トースター（２）の
加熱室はスライスパンを焼くために適度な大きさの加熱
室に形成することが可能である。すなわち、加熱調理器
（３）の加熱室よりも小さいスペースの加熱室とするこ
とができ、スライスパンを効率良くかつ迅速に焼くこと
ができる。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上記第３図に示した装置のように加熱調
理器（３）の上部にトースター（２）を設けた場合、ト
ースター（２）の設置位置が高くなるため、装置の設置
位置によってはトースターへのパンの出し入れ、特に焼
き上がったパンの取り出しは、パンが熱いためにやりに
くくなるという問題があった。

また、トースター（２）を加熱調理器（３）の横に並設
した場合には、トースター（２）の位置が高くなり過ぎ
るという問題はないが、装置の水平方向の設置スペース
が大きくなってしまうという問題があった。

［発明の目的］ 本考案は上記問題点を解決することを課題としてなされ
たものであり、加熱調理器の上部にトースターを組み合
わせた装置であって、トースターのパンの取り出し作業
を容易なものとした食品加熱装置を提供することにある
。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、本考案にかかる食品加熱装
置は、それぞれ別個の加熱室を有する加熱調理器とトー
スターとを一体に組み合わせた食品加熱装置において、
トースターを加熱調理器の上部外面の所定個所に配置し
、上記トースターの加熱室はスライスパンをほぼ水平に
収納可能とするとともに、このトースターの加熱室には
加熱調理器の上部外面のトースター非設置領域方向に向
けて開口形成したパン出し入れ口と、スライスパンが焼
け上がった時に、そのパンを上記パン出し入れ口から加
熱調理器の上部外面の上記トースター非設置領域へ飛び
出させるパン飛び出し手段と、を設けたことを特徴とし
ている。

［作用］ 上記構成の食品加熱装置によれば、トースターは加熱調
理器の上部外面の所定個所に設置される。

そして、この加熱調理器上部外面のトースターが設置さ
れていないにスペース、すなわち加熱調理器の上部外面
の空きスペース方向に向けてパン出し入れ口からパン飛
び出し手段によって、焼き上がったスライスパンを飛び
出させることができる。

この動作によって、加熱調理器の上部外面のトースター
非設置領域にパンの受は皿を設置しておくことにより、
そのパン受皿上に焼き上がったパンを自動的に飛び出さ
せて載せることができる。

これによって焼き上がったパンの取り出し動作を簡略化
することができ、加熱調理器の上部にトースターを設置
し、その位置が高い場合にも、焼けたパンの取り出しが
容易となり、操作性の向上が図られる。

［実施例コ 以下、図面に基づいて本発明にかかる食品加熱装置の好
適な実施例について説明する。

第１図及び第２図は、第１実施例及び第２実施例の外観
斜視図をそれぞれ示しており、第１実施例は、加熱調理
ＴＩ（３）の上部にトースター（２）が配設されており
、このトースター（２）には、加熱室であるパン収納室
（５ａ）及び（５ｂ）が縦方向に２段設けられている。

このトースター（２）の配設は、加熱調理器（３）の上
部外面の左右いずれか一方側の所定領域を用いて行われ
、本実施例では、加熱調理器（３）の正面左側の上部外
面にトースター（２）が設けられている。正面右側のト
ースター非設置領域は、パン受はスペース（３ａ）とし
て平面状に形成されている。

そして、２つのパン収納室（５ａ）及び（５ｂ）は、ス
ライスパンを寝かせてほぼ水平に収納できるように形成
され、そのパン出し入れ口（６ａ）及び（６ｂ）は、上
記パン受はスペース（３ａ）方向に向けて開口されてい
る。

次に、第２実施例（第２図）は、加熱調理器（３）の上
部に設けられたドース；ｐ−（２）の加熱室であるパン
収納室（７）をスライスパンを横方向に２枚はぼ水平に
収納できるように形成したものである。そして、トース
ター（２）の配設は加熱調理器（３）の上部外面の後方
側で行われ、前方側すなわち加熱調理器の正面寄りの上
部外面領域をパン受はスペース（３ａ）として平面状に
形成している。パン収納室（７）のパン出し入れ口（８
）は、第１実施例と同様にパン受はスペース（３ａ）に
向けて開口形成している。

第３図（Ａ）及び（Ｂ）は、トースター（２）のパン収
納室内に設けられたパン飛び出し手段の概略構成及びそ
の動作を示す説明図であり、第１実施例の下段のパン収
納室（５ｂ）に設けられた機構を例として説明する。

パン収納室（５ｂ）内には、一端にバネ（９）が取り付
けられたパン載置プレート（１０）が、パン収納室（５
ｂ）内で矢印１００方向に摺動可能に設けられている。

また、パン載置プレート（１０）の近傍にはパン載置プ
レート（１０）が、バネ（９）に抗してパン収納室（５
ｂ）内方へ押し込まれた時に、このパン載置プレート（
１０）を係止する係止爪（１１）が設けられている。

そして、この係止爪（１１）には、加熱終了時に係止爪
（１１）をパン載置プレート（１０）から離反させる方
向に回動させるバイメタル（１２）が取り付けられてい
る。従って、パン載置プレート（１０）に載置されたス
ライスパン（１３）は１加熱終了時にバネ（９）の付勢
力によってパン載置プレート（１０）が矢印２００方向
に瞬時に移動されるため、パン出し入れ口（６ｂ）から
パン受はスペース（３ａ）上に飛び出し落下する。

次に、本実施例の動作について説明する。

第１実施例（第１図）において、まずスライスパンをパ
ン出し入れ口（６ａ）及び（６ｂ）からそれぞれパン収
納室（５ａ）及び（５ｂ）内に収納する。

このとき、スライスパンはパン載置プレート（１０）の
パン止め突起（１４）（第３図参照）の接触するまで挿
入する。そして、トースター（２）の側壁に設けられた
セット扼み（１５）を矢印３００方向に移動させること
によってパン載置プレート（１０）を係止爪（１１）に
係止させてセットする。このとき、パン載置プレート（
１０）及びバネ（９）は、第３図（Ｂ）に示した状態か
ら第３図（Ａ）に示した状態、すなわちバネ（９）が圧
縮された状態でセットされている。

ここで加熱が行われ、バイメタル（１２）が係止爪（１
１）を作動させ、パン載置プレート（１０）から離反さ
せたとき（パンの加熱終了時）、バネ（９）及びパン載
置ブレーム（１０）によってパンの飛び出し動作が行わ
れ、スライスパン（１３）はパン受はスペース（３ａ）
上に飛び出す。

本実施例では、パン収納室（５ａ）及び（５ｂ）を上下
２段に形成しているので、飛び出したパンは、第４図に
示すように上下に２枚重なる。従って、パン受はスペー
ス（３ａ）上にパン受は皿（１６）を載置しておくこと
により、パン受皿（１６）上に焼けたスライスパンを自
動的に２枚重ねて載せることができる。

これによって使用者はパンの取り出し作業を行う必要が
なくなる。

次に、第２実施例（第２図）の作用は、第１実施例とほ
ぼ同様であるが、パン収納室（７）を１個のみ形成し、
スライスパンを横方向に２枚収納するようにした点が異
なっている。

従って、加熱終了時に焼かれたスライスパンは、第５図
に示すようにパン受はスペース（３ａ）上に載置された
パン受皿（１６）上に２枚ならんで飛び出す。

この第２実施例では、パン収納室を水平方向に広げた１
個のみの構造としたことよって、装置の高さを第１実施
例に比べて低いものとすることができる。

上記第１及び第２実施例によれば、加熱調理器（３）の
上部にトースター（２）を設置したためにトースターの
設置位置が操作に適した位置よりも高い位置にある場合
でも、焼け上がったパンが自動的に飛び出し、パン受皿
上に載置されるので、焼けたパンの取り出し作業が不要
となり良好な操作性を維持することができる。

［発明の効果］ 以−１ユ説明したように、本発明にかかる食品加熱装置
によれば、加熱調理器上に独自の加熱室をａするトース
ターを設置した食品加熱装置において、加熱調理器の上
部外面の空きスペースをパン受はスペースとして利用し
、このパン受はスペース上に焼け上がったパンを飛び出
させることとしている。

これによって、加熱調理器の上部に取り付けられたトー
スターからの焼け上がったパンの取り出し動作の自動化
が達成され、トースターの操作性の向上を図ることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は実施例の外観斜視図、第３図（Ａ）
及び（Ｂ）はパン飛び出し手段の説明図、第４図及び第
５図は実施例の作用説明図、第６図は加熱調理器とトー
スターとを上下に組み合わせた装置の一例を示す斜視図
である。 （２）はトースター　（３）は加熱調理器、（５）及び
（７）はパン収納室、（６）及び（８）はパン出し入れ
口、（９）はバネ、（１０）はパン載置プレート、（１
１）は係止爪、（１２）はバイメタルである。 尚、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 各々別個の加熱室を有する加熱調理器とトースターとを
   一体に組合せた食品加熱装置において、前記トースター
   は前記加熱調理器の上部外面の所定箇所に配設され、 前記トースターの加熱室はスライスパンをほぼ水平に収
   納可能とすると共に、 加熱調理器の上部外面のトースター非設置領域方向に向
   けて開口形成されたパン出し入れ口と、スライスパンが
   焼け上がったときにパンを前記パン出し入れ口から加熱
   調理器の上部外面の前記トースター非設置領域へ飛び出
   させるパン飛び出し手段と、 を有することを特徴とする食品加熱装置。