JPH028418Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH028418Y2 JPH028418Y2 JP1984022598U JP2259884U JPH028418Y2 JP H028418 Y2 JPH028418 Y2 JP H028418Y2 JP 1984022598 U JP1984022598 U JP 1984022598U JP 2259884 U JP2259884 U JP 2259884U JP H028418 Y2 JPH028418 Y2 JP H028418Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- radio wave
- elements
- radiating elements
- linear radiating
- Prior art date
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- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 claims description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 4
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 3
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
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- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 1
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- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Details Of Aerials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の属する技術分野〕
本考案は無線通信用の線状空中線に係り、特に
半波長(λ/2)、4分の1波長(λ/4)等の
単位長の線状放射エレメントを2本以上極く近接
して配置した高利得の空中線に関する。
半波長(λ/2)、4分の1波長(λ/4)等の
単位長の線状放射エレメントを2本以上極く近接
して配置した高利得の空中線に関する。
従来、単位長の線状放射エレメントを用いた高
利得空中線は、たとえば第1図a示のように2本
のλ/2等の単位長の線状放射エレメント1,1
を所定間隔D、たとえばD=λ/2の間隔で並べ
て配置してなるもので、2エレメントダイポール
アンテナと呼ばれているものであり、第1図b示
のような指向性を有している。
利得空中線は、たとえば第1図a示のように2本
のλ/2等の単位長の線状放射エレメント1,1
を所定間隔D、たとえばD=λ/2の間隔で並べ
て配置してなるもので、2エレメントダイポール
アンテナと呼ばれているものであり、第1図b示
のような指向性を有している。
この第1図aの従来の高利得空中線において、
各エレメント1,1を極く近接して(波長の10分
の1以下に近接して)並べて配置した構成にする
と、エレメント1,1間の相互干渉により第2図
示のように1本の放射エレメントよりなる空中線
の放射特性と殆んど同じ特性となり、第1図b示
のような所要の指向性を得ることができなくな
る。
各エレメント1,1を極く近接して(波長の10分
の1以下に近接して)並べて配置した構成にする
と、エレメント1,1間の相互干渉により第2図
示のように1本の放射エレメントよりなる空中線
の放射特性と殆んど同じ特性となり、第1図b示
のような所要の指向性を得ることができなくな
る。
そのため、第1図a示の従来の高利得空中線
は、放射エレメント1,1間の相互干渉を回避し
て所要の指向性を得るため、各エレメント1,1
を所定間隔Dで並べて配置した構成にせねばなら
ず、各エレメント1,1を極く近接して配置する
ことができないから、各エレメント1,1の間隔
方向の寸法が大きく、従つて空中線が大形にな
り、設置スペースが増大する欠点がある。
は、放射エレメント1,1間の相互干渉を回避し
て所要の指向性を得るため、各エレメント1,1
を所定間隔Dで並べて配置した構成にせねばなら
ず、各エレメント1,1を極く近接して配置する
ことができないから、各エレメント1,1の間隔
方向の寸法が大きく、従つて空中線が大形にな
り、設置スペースが増大する欠点がある。
特に携帯型の移動通信用空中線として使用する
場合には、その運搬・取扱いが容易ではない。空
中線を分解して運搬すれば、運搬・取扱いが容易
になるが、使用にあたつて組立てる必要がある。
場合には、その運搬・取扱いが容易ではない。空
中線を分解して運搬すれば、運搬・取扱いが容易
になるが、使用にあたつて組立てる必要がある。
また屋外に設ける移動、固定通信用空中線とし
て使用する場合には、耐候性を配慮し特に風圧に
耐えるよう各エレメント自体及びこれらの固定部
材を堅牢なものとしてポールに取付ける必要があ
る。
て使用する場合には、耐候性を配慮し特に風圧に
耐えるよう各エレメント自体及びこれらの固定部
材を堅牢なものとしてポールに取付ける必要があ
る。
また、従来、第3図a示のように単位長の線状
放射エレメント1の前方にこれより短い導波エレ
メント(導波器)1aを、その後方にそれより長
い反射エレメント(反射器)1bをλ/4程度の
間隔dで並べて配置して高利得空中線とした、い
わゆる3エレメント八木アンテナと呼ばれるもの
があり、第3図b示のような指向性を有してい
る。
放射エレメント1の前方にこれより短い導波エレ
メント(導波器)1aを、その後方にそれより長
い反射エレメント(反射器)1bをλ/4程度の
間隔dで並べて配置して高利得空中線とした、い
わゆる3エレメント八木アンテナと呼ばれるもの
があり、第3図b示のような指向性を有してい
る。
このような高利得空中線においても線状放射エ
レメント1を2本以上用いる場合には各エレメン
ト1を所定間隔で並べて配置せねばならず、各エ
レメント1を極く近接させて並べて配置できない
分だけ、各エレメント1の間隔方向の寸法が大き
くなり、小形化できない欠点がある。
レメント1を2本以上用いる場合には各エレメン
ト1を所定間隔で並べて配置せねばならず、各エ
レメント1を極く近接させて並べて配置できない
分だけ、各エレメント1の間隔方向の寸法が大き
くなり、小形化できない欠点がある。
そこで、もし各線状放射エレメント間の相互干
渉を数分の1以下にすることができれば、各エレ
メントを極く近接して並べて配置することが可能
になり、上記の欠点を改良することができる。
渉を数分の1以下にすることができれば、各エレ
メントを極く近接して並べて配置することが可能
になり、上記の欠点を改良することができる。
本考案はこの点に鑑みてなされたものであつ
て、各単位長の線状放射エレメント間に、各線状
放射エレメント間の相互干渉を低減するための電
波吸収体を介挿固定することにより上記の欠点を
改良した多条化高利得空中線を提供することを目
的とする。
て、各単位長の線状放射エレメント間に、各線状
放射エレメント間の相互干渉を低減するための電
波吸収体を介挿固定することにより上記の欠点を
改良した多条化高利得空中線を提供することを目
的とする。
上記の目的を達成する本考案多条化高利得空中
線は、第4図示のように2本以上の単位長の線状
放射エレメント1,1を極く近接して並べて配置
し、この各単位長の線状放射エレメント1,1間
に電波吸収体2を介挿固定してなる。
線は、第4図示のように2本以上の単位長の線状
放射エレメント1,1を極く近接して並べて配置
し、この各単位長の線状放射エレメント1,1間
に電波吸収体2を介挿固定してなる。
本考案における電波吸収体2としてはカーボン
系、フエライト系のいづれのものも用いることが
できるが、充分な減衰と電波反射を少なくした構
造(多層構造等)のものとする。
系、フエライト系のいづれのものも用いることが
できるが、充分な減衰と電波反射を少なくした構
造(多層構造等)のものとする。
以下第4図によつて本考案の一実施例を説明す
ると、この実施例は2エレメントダイポールアン
テナに適用したもので、2本の単位長の線状放射
エレメント1,1を極く近接して並べて配置し、
この各単位長の線状放射エレメント1,1間に電
波吸収体2を挿固定してなる。
ると、この実施例は2エレメントダイポールアン
テナに適用したもので、2本の単位長の線状放射
エレメント1,1を極く近接して並べて配置し、
この各単位長の線状放射エレメント1,1間に電
波吸収体2を挿固定してなる。
エレメント1,1の間隔は電波吸収体2内の減
衰の程度により決定され、10dB以上の減衰が望
ましいが、実用上は10dBに近ければ充分である。
衰の程度により決定され、10dB以上の減衰が望
ましいが、実用上は10dBに近ければ充分である。
本実施例は上記のような構成であるから、一方
のエレメント1からの放射電界が他方のエレメン
ト1の位置まで伝播する間に電波吸収体2によつ
て実用上支障をきたさない程度に減衰され、エレ
メント1,1間の相互干渉を大幅に低減できる。
のエレメント1からの放射電界が他方のエレメン
ト1の位置まで伝播する間に電波吸収体2によつ
て実用上支障をきたさない程度に減衰され、エレ
メント1,1間の相互干渉を大幅に低減できる。
この場合の指向性は第5図示のようになる。即
ち、2本のエレメント1,1と接合する電波吸収
体2の接合面の方向(右方向A、左方向B)に対
しては2本のエレメント1,1からの電界の和と
なり、電波吸収体2の接合面と直角の方向(上方
向C、下方向D)に対しては1本のエレメント1
からの電界となるため、A方向及びB方向に指向
性を有する空中線となる。
ち、2本のエレメント1,1と接合する電波吸収
体2の接合面の方向(右方向A、左方向B)に対
しては2本のエレメント1,1からの電界の和と
なり、電波吸収体2の接合面と直角の方向(上方
向C、下方向D)に対しては1本のエレメント1
からの電界となるため、A方向及びB方向に指向
性を有する空中線となる。
この空中線のA方向及びB方向の利得は、第1
図aの空中線の利得(第1図b参照)と比較して
同程度であり、単一エレメントよりなる空中線の
利得よりも理想的の場合3dB近く高くすることが
できる。
図aの空中線の利得(第1図b参照)と比較して
同程度であり、単一エレメントよりなる空中線の
利得よりも理想的の場合3dB近く高くすることが
できる。
また、本考案を第3図a示の3エレメント八木
アンテナの放射エレメント1に適用し、これを2
本の放射エレメント1,1として両者を極く近接
して並べて配置し、各エレメント1,1間に電波
吸収体2を介挿固定すれば、第3図a示の3エレ
メント八木アンテナの約6dBの利得よりも6dB程
度大きい12dB程度の利得を有する空中線とする
ことができる。
アンテナの放射エレメント1に適用し、これを2
本の放射エレメント1,1として両者を極く近接
して並べて配置し、各エレメント1,1間に電波
吸収体2を介挿固定すれば、第3図a示の3エレ
メント八木アンテナの約6dBの利得よりも6dB程
度大きい12dB程度の利得を有する空中線とする
ことができる。
以上の説明より明らかなように本考案によれ
ば、2本以上の単位長の線状放射エレメント1,
1間に充分な減衰と電波反射を少なくする電波吸
収体2を介挿固定したので、各線状放射エレメン
ト1,1を極く近接して配置することができるか
ら、各エレメント1,1の間隔方向の寸法を小さ
く、従つて空中線を小形にでき、設置スペースを
縮小することができる。
ば、2本以上の単位長の線状放射エレメント1,
1間に充分な減衰と電波反射を少なくする電波吸
収体2を介挿固定したので、各線状放射エレメン
ト1,1を極く近接して配置することができるか
ら、各エレメント1,1の間隔方向の寸法を小さ
く、従つて空中線を小形にでき、設置スペースを
縮小することができる。
また、空中線を小形にできるので、運搬・取扱
いが容易になり、分解・組立ての必要がないばか
りでなく、各エレメント1,1を電波吸収体2を
介して一体に固定してあるので、耐候性を向上で
きる。
いが容易になり、分解・組立ての必要がないばか
りでなく、各エレメント1,1を電波吸収体2を
介して一体に固定してあるので、耐候性を向上で
きる。
また、本考案を八木アンテナの放射エレメント
に適用すれば、従来よりも利得を向上でき、小形
化も達成できる。
に適用すれば、従来よりも利得を向上でき、小形
化も達成できる。
第1図aは従来の2エレメントダイポールアン
テナの説明図、第1図bはその指向性図、第2図
は第1図aにおいて2エレメントを極く近接して
並べた場合のアンテナ特性線図、第3図aは従来
の3エレメント八木アンテナの説明図、第3図b
はその指向性図、第4図a,bはそれぞれ本考案
による2エレメントダイポールアンテナの側面図
及び平面図、第5図はその指向性図である。 1……放射エレメント、1a……導波エレメン
ト、1b……反射エレメント、2……電波吸収
体。
テナの説明図、第1図bはその指向性図、第2図
は第1図aにおいて2エレメントを極く近接して
並べた場合のアンテナ特性線図、第3図aは従来
の3エレメント八木アンテナの説明図、第3図b
はその指向性図、第4図a,bはそれぞれ本考案
による2エレメントダイポールアンテナの側面図
及び平面図、第5図はその指向性図である。 1……放射エレメント、1a……導波エレメン
ト、1b……反射エレメント、2……電波吸収
体。
Claims (1)
- 2本以上の単位長の線状放射エレメントを極く
近接して並べて配置し、この各線状放射エレメン
ト間に、充分な減衰と電波反射を少なくする電波
吸収体を介挿固定してなる多条化高利得空中線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2259884U JPS60134310U (ja) | 1984-02-20 | 1984-02-20 | 多条化高利得空中線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2259884U JPS60134310U (ja) | 1984-02-20 | 1984-02-20 | 多条化高利得空中線 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60134310U JPS60134310U (ja) | 1985-09-06 |
JPH028418Y2 true JPH028418Y2 (ja) | 1990-02-28 |
Family
ID=30515042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2259884U Granted JPS60134310U (ja) | 1984-02-20 | 1984-02-20 | 多条化高利得空中線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60134310U (ja) |
-
1984
- 1984-02-20 JP JP2259884U patent/JPS60134310U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60134310U (ja) | 1985-09-06 |
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