JPH0283373A - 5員環の複素環化合物及びその製造方法 - Google Patents

5員環の複素環化合物及びその製造方法

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JPH0283373A
JPH0283373A JP63233627A JP23362788A JPH0283373A JP H0283373 A JPH0283373 A JP H0283373A JP 63233627 A JP63233627 A JP 63233627A JP 23362788 A JP23362788 A JP 23362788A JP H0283373 A JPH0283373 A JP H0283373A
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general formula
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JP63233627A
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Tomio Yagihara
富男 八木原
Nobuo Matsui
宣夫 松井
Isami Hamamoto
伊佐美 浜本
Hiromi Hatano
裕美 波多野
Katsunori Mitsukuma
三熊 克典
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Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
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  • Nitrogen- Or Sulfur-Containing Heterocyclic Ring Compounds With Rings Of Six Or More Members (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は5員環の複素環化合物及びその製造方法に関す
る。
〔従来の技術] 含窒素複素環にチオ基(R’S基=R′は任意の置換基
を示す)を導入するにはハロゲン置換複素環とR’SH
の反応、チオキソ基を有する複素環のアルキル化もしく
はアリール化、アゾ化合物とR’SHとのカップリング
反応が主なものである。しかし複素環のハロゲン化はそ
の制御条件が難しく、好ましくない反応が起こり、又好
ましくない反応生成物がしばし得られる事が多く、目的
とするハロゲン化複素環を得るのが困難な場合が多い。
さらにチオキソ体やジアゾニウム塩を合成する時にそれ
ぞれの複素環に応じた良い方法がなく、本発明のチオ基
を有する複素環を合成する事は容易ではない。しかもシ
アノ基を有する複素環を合成するのは非常に困難といわ
ざるをえない。
〔発明が解決しようとする問題点] 含窒素複素環化合物は農医薬、香料、ポリマーの原料等
に使用されている利用範囲の広い化合物群である。特に
シアノ置換複素環はシアノ基を他の官能基に変換出来る
ので、きわめて価値があると考えられる。さらにチオ基
の導入によりW換反応を行なうことによって、チオ基を
他の求核試剤と置き変えることが可能となるため、いっ
そうの有用性が期待されるものである。
本発明はチオ基を有するモノシアノ複素環を実用的に製
造する方法を堤供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は一般式(1) 〔式中、Rはへテロ環基で置換されていてもよいアルキ
ル基、アラルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基
又は置換基を存してもよいアリール基を、nは0、l、
2を、Yは水素、シアノ基、カルバモイル基、チオカル
バモイル基又は弐C0OR”  (式中、R2は水素、
アルキル基、アラルキル基又はアリール基を示す。)で
表わされる基を、R1は、置換基を有してもよいアルキ
ル基、置換基を有してもよいアラルキル基、シクロアル
キル基、アルケニル基、置換基を有してもよいアリール
基、アシル基、メルカプト基、アミノ基、置換基を有し
てもよいヘテロ環基又は弐C0OR3(式中、R3は水
素、アルキル基、アラルキル基又はアリール基を示す。
)で表わされる基を、mは0.1.2(mが2のときR
’ は同一であっても相異っていてもよい。)を、Zは
C,N、S、Se、Cを表し、点線は各結合が二重結合
をとりうることを示す。〕で表わされる化合物及びその
製造方法である。
本発明の化合物において、チオ基とシアノ基を同時に複
素環に導入するためには下記−儀式CI+)で示される
、3位にR3基(Rは前記と同じ意味を示す。)をもつ
2.3−ジアミノアクリロニトリル(以下DAANと略
記する。)、あるいはその有機塩 (p−トルエンスルホン酸塩等)、無機塩(塩酸塩等)
を出発原料として用いる。
(1) イミダゾールの製造法(a) (III) [IV) 式中、R′は水素もくしはアルキル基、R5はアルキル
基を示す。
なお、本発明において イミダゾールを表現しているが、 れてもよい性質のものである。本発明の以下の、同様の
化合物の記載においては1つの局在化された弐によって
化合物を表現した。
反応溶媒は通常エステル類例えば酢酸エステルが用いら
れるが、プロトン性の有機溶媒例えばエタノール、メタ
ノールのようなアルコール等も用いられ、ニトリル類、
エーテル類、芳香族炭化水素例えばトルエン等も用いて
も良い。又、それらの混合溶媒でも良い。
反応は室温から還流温度で行なわれる。
触媒は必要に応じてp−)ルエンスルホン酸のような打
開[a硫酸のような無機酸等が用いられる。
(2)イミダゾールの製造法(1)) (V)         (Vl) 式中、R″″はハロゲンを示す。
反応溶媒はテトラヒドロフランのようなエーテル類やア
セトニトリルのようなニトリル類、メタノール等のアル
コール類が用いられるが、クロロホルム等のようなハロ
ゲン化炭化水素でも使用出来る。反応温度は通常O′C
から室温で行なわれる。
(3)イミダゾールの製造法(C) 〔■〕         〔■〕 式中 R?はアルキル基、アルコキシ基又はアリール基
を示す。
反応溶媒はイミダゾールの製造法(a)で示した溶媒が
用いられる。
反応の触媒として五酸化燐、硫酸等の無機酸やシュウ酸
、P−トルエンスルホン酸等の有機酸が用いられる。
(4)イミダゾールの製造法(d) ([X )        NCCN=CHR’  N
CCNtlz式中、R8はアルキル基、置換基を有して
もよいアリール基、ヘテロ環基又は式C0OR’  (
式中、R9はアルキル基、アラルキル基又はアリール基
を示す。)を示す。
シッフ塩基の製造に際して原料に2種類のアミン基があ
ることからシッフ塩基は(通常主生成物としてシアノ基
側のアミノ基とのシッフ塩基が得られる)2種の異性体
が生成するが、異性体を分離しても、分離しなくても得
られるイミダゾールは同一物質である。
シッフ塩基の製造時の反応溶媒はイミダゾールの製造法
(a)で示した溶媒が用いられる。脱水触媒は五酸化燐
等が適時使用される。シッフ塩基は通常、反応系から沈
澱析出するので濾過してそのまま用いるか、通常の方法
で精製したものを用いる。シッフ塩基のイミダゾールへ
の環化反応は適当な酸化剤を用いて行なわれる。酸化剤
は硝酸、亜臭素酸ナトリウム、二酸化セレン等の無機酸
化剤、23−ジクロロ−5,6−ジシアノ−p−ペンツ
キノン、N−ハローコハク酸イミド等の有機酸化剤が用
いられる。
反応溶媒は用いる酸化剤により適時選ばれる。無機酸化
剤であれば水や水−ジオキサン系が用いられ、有機酸化
剤であればクロロホルム等のハロゲン化炭化水素、酢酸
エチルのようなエステル類、ジメチルボルムアミドのよ
うなホルムアミド類、トルエンなどの芳香族炭化水素、
あるいはそれらの混合溶媒が使用される。
(5)イミダゾールの製造法(el (XI ) (XI)は S     [XI]            Sで示
される互変異性をとる。
反応溶媒はエタノールのようなアルコール類、DMF、
DMSO等が用いられ、トリエチルアミン等の塩基の存
在下で行われる。
(6)イソイミダゾールの製造法 DAAN+R”CCH2CR’ (XI+) 1I  Q いてもよい性質のものである。
DAANと亜硝酸カリ、亜硝酸ソーダ等の亜硝酸アルカ
リとの反応により得られる。反応溶媒は水あるいは水−
酢酸系が用いられる。
(8)12.5−チアジアゾールの製造法(Xlll) RIG、RI+はアルキル基又は了り−ル基を示す。
シンフ塩基生成の条件、反応溶媒の種類、酸化剤のIl
m等はイミダゾールの製造法(d)と同様である。
(7)1.2.3−)リアゾールの製造法(XIV) なお、 (XrV)なる局在化された式によって1゜トリアゾー
ルを表現しているが、 [XVI DAANと硫黄トランスファー剤(sulfur tr
ansfar reagenL)、例えば塩化チオニル
、塩化硫黄などとの反応で得られる。
反応溶媒はテトラヒドロフランのようなエーテル類が用
いられるが、クロロホルム等のようなハロゲン化炭化水
素も用いられる。
(9)1.2.5−セレナジアゾールの製造法(XVI
 ) DAANと二酸化セレンとの反応で得られる。
反応溶媒は酢酸エチルのようなエステル類、ジメトキシ
エタンのようなエーテル類、トルエンのような芳香族炭
化水素が使用出来る。
反応を円滑に進行させる為に無水硫酸マグネシウム等の
乾燥剤も使用出来る。
(10) 2−イミダシロンの製造法 〔X■)         (X43 式中、R12は塩素又はイミダゾールを示す。
反応78媒はクロロホルムのようなハロゲン化炭化水素
類が使用できる。
本発明の化合物のスルフィドをスルホキシド、スルホン
にするには通常の有機、無機の酸化剤(例えばm−クロ
ル過安息香酸、過酸化水素等)が用いられる。
反応溶媒は通常用いられる有機溶媒(プロトン性あるい
は非プロトン性溶媒)又は水が使用されるが、製造法の
種類によりそれぞれ適時使用される。
反応に使用される触媒はP−)ルエンスルホン酸、シュ
ウ酸のような有機酸、濃硫酸、五酸化燐のような無機酸
が必要に応じて選ばれる。
又シアノ基を加水分解、脱炭酸することにより、カルバ
モイル基、カルボキシル基を経て水素に変換することが
できる。
本発明化合物の構造は、[R,NMRXMASS等から
決定した。
〔実  施  例] 次に実施例を挙げ本発明化合物を更に説明する。
実  施  例  1 4(5)シアノ−5(4)−フェニルチオイミダゾール
(化合物番号1) (Ph:フェニル基を示す。) 2.3−ジアミノ−3−フェニルチオアクリロニトリル
(PhS−DAAN と略記する。)1.9g  (0
,01モル)オルツギ酸エチル1.5 g  (0,0
1モル)、触媒量のp−トルエンスルホン酸を酢酸エチ
ル100dにとかし20分加熱還流した。反応液を室温
まで冷却後飽和食塩水100ifで洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。
酢酸エチルを減圧下溜去して残る残渣をカラムクロマト
グラフィーで精製しく?!L出溶媒、ベンゼン:酢酸エ
チル=1 : 1)  0.8g (収率40%)の目
的物を得た。
m、 p 、 164−165 °C 実  施  例  2 4(5)シアノ−5(4)−シクロへキシルチオ−2メ
チルイミダゾール(化合物番号2) した。反応液を室温まで冷却後、飽和食塩水100m1
で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで一晩乾燥した。酢酸
エチルを減圧下溜去すると結晶が残るので、ヘキサン−
酢酸エチルから再結晶を行い0.42g (収率76%
)の目的物を得た。
m、 p、 188〜189 °C 実  施  例  3 2−(p−クロロフェニル)−4(5)−シアノ−5(
4)−フェニルチオイミダゾール(化合物番号13)(
1)3−アミノ−2−(p−クロロベンジリデンアミノ
)−3−フェニルチオアクリロニトリル(A)及び2−
アミノ−3−(p−クロロベンジリデンアミノ)−3−
フェニルチオアクリロニトリル(B)の合成と、(A)
  と(B) の分離2.3−ジアミノ−3−シクロヘ
キシルチオアクリロニトリルのp−トルエンスルホン酸
塩0.95g(0,025モル)、オルソ酢酸メチル0
.31 g (0,025モル)を酢酸エチル30mに
混合し1時間加熱還流(A) (B) Ph5−DAAN 2.87gをエタノール301R1
に溶解した溶液にp−クロロヘンズアルデヒド2.3g
を加え室温にて2時間反応させた。反応終了後析出した
結晶を濾過し、結晶部をエタノールより再結晶して目的
物(A) 3.5 gを得た。更に、母液部及び再結母
液を合わせ、溶媒を留去後、カラムクロマトグラフィー
により目的物(A) 0.7g (1成品とのトータル
収率89.3%、悄、p、 137.5〜139℃)と
その異性体(B) 0.3 g  (収率6.4%、1
.ρ、145〜147’C) を得た。
A、Bの構造はNMR,[R,MASSスペクトルから
同定したが、特に、AはX線回折により決定した。
(2)2−(p−クロロフェニル) −4(5)  −
シアノ−5(4)−フェニルチオイミダゾールの合成A
  いる6′ A 1.57 gをジオキサンに溶解し、この溶液に発
煙硝酸0.79gを15〜20°Cで滴下した。滴下後
、更に同温度で3時間反応させた後、冷水100mNに
あけ、ベンゼンにて抽出した。ベンゼン層を水洗し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残香をエ
タノールにて再結晶して目的物0.28gを得た。更に
母液部を濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
により精製して目的物0.27 gを得た。
収率35.3%、m、p、 234〜6°C80,2g
、ニコチンアミド0.1gを5 mlのDMFにとかし
、室温でNC50,1gを撹拌しながら加えた。30分
後反応混合物に酢酸エチル50m1l、飽和食塩水50
mを加え、有機層を分離し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥した。溶媒を溜去して残る結晶をベンゼンから再結晶
して、0.1 gの白色結晶を得た。収率52%。
Aの硝酸酸化法で得られた化合物のIRスペクトルとB
のNC3酸化法で得られた化合物の[Rスペクトルは完
全に一致した。
実  施  例  4 4(5)−ソアノー5(4)−フェニルチオ−2−プロ
ピル−イミダゾール(化合物番号16)実  施  例
  5 4(5)−ベンジルチオ−2−(p−クロロフェニル)
−5(4)−シアノ−イミダゾール(化合物番号17) PhS−DAANとn−ブチルアルデヒドとから調製し
たシッフ塩基1.04gをジオキサン6dに溶解し、こ
の溶液に発煙硝酸0.63gを15’Cにて滴下した。
滴下後更に同温度で2時間反応させた後、冷水にあけ、
酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗し無水硫酸
マグネシウムで乾燥後溶媒を留去し、残渣をベンゼンに
て再結晶して、目的物 0.63 gを得た。収率61
.7% 慣、ρ、 152.5〜154°C PhCHzS−DAAN トP−クロロヘンズアルデヒ
ドとから調製したシッフ塩基0.85 gをジオキサン
5 mlに溶解し、この溶液に発煙硝酸0.71 gを
15°Cにて滴下した。滴下後、更に同温度で3.5時
間反応させた後、反応液を水にあけ、酢酸エチルにて抽
出した。酢酸エチル層を水洗し、無水硫酸マグぶシウム
で乾燥後、溶媒を留去した。残渣をベンゼンにて洗浄し
目的物0.3gを得た。収率35.4%m、p、 22
1”C(分解) 実  施  例  6 4(5)−シアノ−5(4)−フェニルチオ−2−チオ
フ、ンーイミダゾール(化合物番号8)PhS−DAA
Nと3−チオフェンアルデヒドから調製したシップ塩基
1.4g、ニコチンアミド0.6gを10dのDMFに
とかし、NC50,8gを室温で加えた。発熱反応が起
りそのまま2時間撹拌した。
沈澱物をill i!5 シた濾液に水を加えると結晶
が析出するのでアセトンにとかし活性炭で処理した。
目的物が1.1g (収率78.6%)得られた。
m、p、  198  201  ’C実  施  例
  7 4(5)−シアノ−2−(p−メトキンフェニル)5(
4)−フェニルチオイミダゾール(化合物番号14)P
hS−DAANとp−メトキシベンズアルデヒドから調
製されるシッフ塩基1gを20m1のジオキサンにとか
し、室温で20−の水にとかした亜臭素酸ナトリウム0
.9gを撹拌しながら加えた。発熱反応が起り、反応液
は希黄色から褐色に変化した。析出した結晶をσg過し
、ヘンゼンー酢酸エチルから再結晶を行うと0.4g(
収率40%)の目的物が得られた。1.ρ、 182.
5〜184°C0このもののfRスペクトルは硝酸酸化
法で得られたもののスペクトルと完全に一敗した。
実  施  例  8 2−ブトキシカルボニル−4(5)−ンアノー5(4)
−フェニルチオイミダゾール(化合物番号IPhS−D
AANとグリオキシル酸ブチルから調製したシッフ塩基
1.9g、トリエチルアミン0.7gをクロロホルム1
00affiにとかした)6液にNC50,9gを室温
で撹拌しながら加えた。2時間後反応溶液に水100滅
を加えて分液したのちクロロホルム層を無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。粗生成物をカラムクロマトグラフィ
ー(ベンゼン−酢酸エチル=4 : 1)で精製を行な
い1.1g(収率58!!/6)の結晶を得た。
m、p、 128.5〜129.5°C実  施  例
  9 4(5)−シアノ−2−メチル−5(4)−フェニルチ
オイミダゾール(化合物番号3) Phi−DAAN 1.9gをエタノール10m1に溶
解し、この溶液にアセチルアセトン1.1gを加え、次
に20〜30’Cで五酸化リン0.4gを4回に分けて
添加した。更に室温で2.5時間反応した後反応混合物
を水にあけ析出した結晶を濾過した。得られた結晶を乾
燥後、酢酸エチルベンゼン混合溶媒にて再結晶して、目
的物を1.6g得た。収率74%m、p、 174−1
75°C 実  施  例  10 4(5)−シアノ−5(4)−エチルチオ−2−メチル
イミダヅール(化合物番号18) tS DAANのp トルエンスルホン酸塩3.15 gを炭酸ソーダで中和して得られたEtS −DAAN
をエタノール20trrlに溶解し、この溶液にアセチ
ルアセトン1.1gを加えた0次に五酸化リン0.4g
を5〜io’cにて4回に分けて添加し、同温度で2時
間反応した。反応終了後、反応液を水にあけ、力性ソー
ダ水溶液で中和して、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチ
ル層を水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を
留去した。残渣をベンゼンにて洗浄して目的物を0.1
5g得た。収率45%m、p、 148〜I49°C 実  施  例  11 2−メルカプト−5−フェニルチオイミダゾール−4−
チオカルボキサミド(化合物番号22)PhS −DA
AN3.82 gのエタノール20dの溶液に二硫化炭
素2.3g及びトリエチルアミン2.22gを加え還流
下3時間反応させた。反応終了後、反応液を水にあけて
、酢酸エチルにて抽出し、酢酸エチル層を水洗後、無水
硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去した。残渣を酢
酸エチル−ベンゼンの混合溶媒で洗浄して目的物1.3
 gを得た。 収率24.3% 鋼、ρ、230°C(
分解)実  施  例  12 4(5)−シアノ−5(4)−フェニルチオ−2イミダ
シロン(化合物番号33) Ph5−DAANl、9gを100#Il!のクロロホ
ルムにとかした溶液に室温でカルボニルジイミダゾール
2gを加えた。わずかな発熱があり、10分後に結晶が
析出した。結晶を濾過し水で充分洗浄しエタノールから
(同時に活性炭で処理)再結晶を行ない、0.6g(収
率30%)の白色生成物を得た。
僧、ρ、 252−255°C(分解)実  施  例
  l3 4(5)−シアノ−2−メチル−2−(2−オキソプロ
ピル) −5(4)−フェニルチオイソイミダゾール(
化合物番号25) 実  施  例  14 4(5)−シアノ−5(4)−フェニルチオ−1,2゜
3−トリアゾール(化合物番号31) Ph5−DAANとアセチフレアセトンから調製したシ
・ンフ塩基2.7g、ニコチンアミド1.3gをDMF
IO−にとかした溶液に、氷水で冷却しながらNC51
,6gを徐々に加えた。室温で1時間撹拌した後、10
0m水中に反応混合物を注ぎ、酢酸エチル50am!で
抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を情夫
後の残渣(約3.2g) をカラムクロマトグラフィー
で処理をすると油状生成物が得られ、その後結晶化した
のでベンゼン−ヘキサンから再結晶を行い1.1g(収
率38χ)の目的物を得た。m、p、89−90’CP
h1−DAAN 1.9gを水5dと酢酸1.2gの溶
液に懸濁し、10〜I5°Cにて亜硝酸ナトリウム0.
8gを水2dに溶解した溶液を加えた。室温にて30分
反応後酢酸エチルにて抽出し、酢酸エチル層を水洗後、
無水硫酸マグネシウムで乾燥して、溶媒ヲ留去した。残
渣を炭酸ナトリウムに溶解し、不溶物を除去後、濃塩酸
にて酸性とし、酢酸エチルで抽出した後、溶媒を情夫し
て、得られる残渣をヘンゼンにて再結晶して目的物1.
2 gを得た。
収率59,4% m、p、 118−119.5°C実
  施  例  15 4(5)−シアノ−5(4)−フェニルチオ−125−
チアジアゾール(化合物番号27)Ph5−DMAN2
 g、  l−リエチルアミン0.2gをテトラヒドロ
フラン100mff1にとかし、0°Cで塩化チオニル
2.5gを徐々に加えた。滴下終了後室温で2時間撹拌
した。
テトラヒドロフランを溜去して残る残渣に酢酸エチル1
00mを加え飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで
一晩乾燥した。酢酸エチルを溜去し、1.9gの牛油状
結晶を、ヘキサンから再結晶を行うと針状結晶1g(収
率46%)を得た。
梱、ρ、 39−40’C 実  施  例  16 4(5)−シアノ−5(4)−フェニルチオ−I+2゜
5−セレナジアゾール(化合物番号2日)PhS−DM
AN 0.5gを酢酸エチル30dにとかし、硫酸マグ
ネシウムIgを加え、撹拌しながら酸化セレン1.5 
gを加えた。30分後反応混合物に活性炭を加えて濾過
し、濾液を溜去して残る結晶をベンゼン−ヘキサンを用
いて再結晶を行い0.5g(収率70%)の淡黄色針状
結晶を得た。
m、p、  119−121.5℃ 実  施  例  17 2−アミノ−4(5)−シアノ−5(4)−フェニルチ
オイミダゾール(化合物番号36) クロロシアン1.23gのテトラヒドロフラン溶液に5
〜lO°C7IPhS −DMAN3.82 gを加え
、lOoCで10時間反応した0反応後、反応液を水に
あけ、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を水洗して、
無水硫酸マグネシウムで乾燥後溶媒を留去した。残渣を
酢酸エチルより再結晶して目的物2.9gを得た。
収率67% m、p、 207〜209°C上記実施例
を含めて、本発明化合物の代表例を第1表に示す。
(注1) (注3) (注2) (注4) 〔発明の効果〕 本発明の化合物は、農医薬、香料、染料、ポリマー等の
原料ないし中間体として有用であり、DAANを出発原
料として工業的に有利に製造できる。
出 願 人 日本曹達株式会社 代 理 人(71 横  山  吉  美

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 〔式中、Rはヘテロ環基で置換されていてもよいアルキ
    ル基、アラルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基
    又は置換基を有してもよいアリール基を、nは0、1、
    2を、Yは水素、シアノ基、カルバモイル基、チオカル
    バモイル基又は式COOR^2(式中、R^2は水素、
    アルキル基、アラルキル基又はアリール基を示す。)で
    表わされる基を、R^1は、置換基を有してもよいアル
    キル基、置換基を有してもよいアラルキル基、シクロア
    ルキル基、アルケニル基、置換基を有してもよいアリー
    ル基、アシル基、メルカプト基、アミノ基、置換基を有
    してもよいヘテロ環基又は式COOR^3(式中、R^
    3は水素、アルキル基、アラルキル基又はアリール基を
    示す。)で表わされる基を、mは0、1、2(mが2の
    ときR^1は同一であっても相異っていてもよい。)を
    、ZはC、N、S、Se、Cを表わし、点線は各結合が
    二重結合をとりうることを示す。〕で表わされる化合物
  2. (2)一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 (式中、Rは前記と同じ意味を示す。)で表わされる化
    合物と一般式〔III〕R^4C(OR^5)_3(式中
    、R^4は水素もしくはアルキル基、R^5はアルキル
    基を示す。)で表わされる化合物とを反応させることを
    特徴とする一般式〔IV〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔IV〕 (式中、R及びR^4は前記と同じ意味を示す。)で表
    わされる化合物の製造方法。
  3. (3)一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 (式中、Rは前記と同じ意味を示す。)で表わされる化
    合物と一般式〔V〕R^6CN(式中、R^6はハロゲ
    ンを示す。)で表わされる化合物とを反応させることを
    特徴とする一般式〔VI〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔VI〕 (式中、Rは前記と同じ意味を示す。)で表わされる化
    合物の製造方法。
  4. (4)一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 (式中、Rは前記と同じ意味を示す。)で表わされる化
    合物と一般式〔VII〕▲数式、化学式、表等があります
    ▼ (式中、R^7はアルキル基、アルコキシ基又はアリー
    ル基を示す。)で表わされる化合物とを反応させること
    を特徴とする一般式〔VIII〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔VIII〕 (式中、Rは前記と同じ意味を示す。)で表わされる化
    合物の製造方法。
  5. (5)一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 (式中、Rは前記と同じ意味を示す。)で表わされる化
    合物と一般式〔IX〕R^8CHO〔式中R^8はアルキ
    ル基、置換基を有してもよいアリール基、ヘテロ環基又
    は式COOR^9(式中R^9はアルキル基、アラルキ
    ル基又はアリール基を示す。)で表わされる化合物と反
    応させ、次いで酸化させることを特徴とする一般式〔X
    〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔X〕 (式中、R及びR^8は前記と同じ意味を示す。)で表
    わされる化合物の製造方法。
  6. (6)一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 (式中、Rは前記と同じ意味を示す。)で表わされる化
    合物とCS_2とを反応させることを特徴とする一般式
    〔X I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔X I 〕 (式中、Rは前記と同じ意味を示す。)で表わされる化
    合物の製造方法。
  7. (7)一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 (式中、Rは前記と同じ意味を示す。)で表わされる化
    合物と一般式〔XII〕▲数式、化学式、表等があります
    ▼ (式中、R^1^0及びR^1^1は、アルキル基又は
    アリール基を示す。)で表わされる化合物と反応させ、
    次いで酸化させることを特徴とする一般式〔XIII〕▲
    数式、化学式、表等があります▼〔XIII〕 (式中、R、R^1^0及びR^1^1は前記と同じ意
    味を示す。)で表わされる化合物の製造方法。
  8. (8)一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 (式中、Rは前記と同じ意味を示す。)で表わされる化
    合物と亜硝酸アルカリと反応させることを特徴とする一
    般式〔XIV〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔XIV〕 (式中、Rは前記と同じ意味を示す。)で表わされる化
    合物の製造方法。
  9. (9)一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 (式中、Rは前記と同じ意味を示す。)で表わされる化
    合物と硫黄トランスファー試薬と反応させることを特徴
    とする一般式〔XV〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔XV〕 (式中、Rは前記と同じ意味を示す。)で表わされる化
    合物の製造方法。
  10. (10)一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 (式中、Rは前記と同じ意味を示す。)で表わされる化
    合物と二酸化セレンと反応させることを特徴とする一般
    式〔XVI〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔XVI〕 (式中、Rは前記と同じ意味を示す。)で表わされる化
    合物の製造方法。
  11. (11)一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 (式中、Rは前記と同じ意味を示す。)で表わされる化
    合物と一般式〔XVIII〕R^1^2COR^1^2(式
    中、R^1^2は塩素又はイミダゾール基を示す。)と
    を反応させることを特徴とする一般式〔XVIII〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔XVIII〕 (式中、Rは前記と同じ意味を示す。)で表わされる化
    合物の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1996010019A1 (fr) * 1994-09-26 1996-04-04 Shionogi & Co., Ltd. Derive imidazole
CN104230914A (zh) * 2014-08-26 2014-12-24 盐城师范学院 1,2,4-三唑类化合物及其制备方法

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