JPH0283093A - クラミドモナス属単細胞緑藻を利用する産業廃水の浄化法 - Google Patents
クラミドモナス属単細胞緑藻を利用する産業廃水の浄化法Info
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Landscapes
- Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は産業廃水中の重金属その他の汚濁物をクラミド
モナス属単細胞緑藻を用いそれに収着せしめて除去する
法に関する。
モナス属単細胞緑藻を用いそれに収着せしめて除去する
法に関する。
[従来の技術]
廃水中の重金属その他の汚濁物の処理は、従来より行な
われている活性汚泥法、散水ろ床法等廃水の生物学的処
理の過程で余剰汚泥の収着等、結果ととしては除去され
るか、又は化学的な処理による除去が行なわれている。
われている活性汚泥法、散水ろ床法等廃水の生物学的処
理の過程で余剰汚泥の収着等、結果ととしては除去され
るか、又は化学的な処理による除去が行なわれている。
前者の場合、高濃度の重金属環?i′3濁物質の除去は
困難であり、後者の場合はコストの点で必ずし#J満足
できるものではない。
困難であり、後者の場合はコストの点で必ずし#J満足
できるものではない。
したがって、やや高濃度の汚濁水にも対応でき、しかも
安価な処理法が望まれている。
安価な処理法が望まれている。
[発明が解決しようとする課題]
本発明による産業廃水の処理方法は、クラミドモナス属
単細胞緑藻の一定環境条件下での旺盛な繁殖力と汚濁物
質(重金属類、例えばCu、Cd、Ni、Zn、Fe、
P等)の優れた収着力を利用するもので、従来の処理方
法に代るものとして、または従来の処理方法を補完する
高度処理方法としてあらゆる廃水量の規模に対応できる
画期的な汚濁廃水の処理方法である。
単細胞緑藻の一定環境条件下での旺盛な繁殖力と汚濁物
質(重金属類、例えばCu、Cd、Ni、Zn、Fe、
P等)の優れた収着力を利用するもので、従来の処理方
法に代るものとして、または従来の処理方法を補完する
高度処理方法としてあらゆる廃水量の規模に対応できる
画期的な汚濁廃水の処理方法である。
ここに本発明に用いられるクラミドモナス属単細胞緑藻
とはクラミドモナス ラインハルデイ(Chlamyd
omonas Re1nhardii)、緑藻網(C
hlorophyceae)オオヒゲマワリ目(Vol
vocales)、株名アール サカー ストレーン9
5 (R,Sager 5train 95)で光
合成色素、むち形鞭毛を有する単細胞緑藻の一種であり
、ATCCNo、18302である。以下クラミドモナ
スと略称する。
とはクラミドモナス ラインハルデイ(Chlamyd
omonas Re1nhardii)、緑藻網(C
hlorophyceae)オオヒゲマワリ目(Vol
vocales)、株名アール サカー ストレーン9
5 (R,Sager 5train 95)で光
合成色素、むち形鞭毛を有する単細胞緑藻の一種であり
、ATCCNo、18302である。以下クラミドモナ
スと略称する。
[課題を解決するための手段]
1、産業廃水中の重金属類、その他の汚濁物を、クラミ
ドモナス属単細胞緑藻アール サガー ストレーン95
が収着して除去することを特徴とするクラミドモナス属
単細胞緑藻を利用する産業廃水の浄化法。
ドモナス属単細胞緑藻アール サガー ストレーン95
が収着して除去することを特徴とするクラミドモナス属
単細胞緑藻を利用する産業廃水の浄化法。
2、栄養源が
K ト1 P 04 、 K H2P 04
、 N ト■ 4 C1、M gS 0 ・
7 HO、Ca CI ・2 ](2,、O1CHN
O、Z n S O・ 7 ト■ 2 o
、 I(3BO、MnCl −4H01FeS
O4・7H0−CoC1−6HOlCu S O4・5
HOおよび(NH) (Mo7)024・4I−■2
4 G 2o、培養温度20℃〜30℃、自然光又は人工照明2
000ルックス以上、通気I J air /rain
/jculture以上であることを特徴とする請求項
1記載のクラミドモナス属単細胞緑藻を利用する産業廃
水の浄化法。
、 N ト■ 4 C1、M gS 0 ・
7 HO、Ca CI ・2 ](2,、O1CHN
O、Z n S O・ 7 ト■ 2 o
、 I(3BO、MnCl −4H01FeS
O4・7H0−CoC1−6HOlCu S O4・5
HOおよび(NH) (Mo7)024・4I−■2
4 G 2o、培養温度20℃〜30℃、自然光又は人工照明2
000ルックス以上、通気I J air /rain
/jculture以上であることを特徴とする請求項
1記載のクラミドモナス属単細胞緑藻を利用する産業廃
水の浄化法。
3、やや高濃度の汚濁水を対象とする場合は、一定時間
毎に新鮮なりラミトモナス属単細胞緑藻と交換すること
を特徴とする請求項1記載のクラミドモナス属単細胞緑
藻を利用する産業廃水の浄化法。
毎に新鮮なりラミトモナス属単細胞緑藻と交換すること
を特徴とする請求項1記載のクラミドモナス属単細胞緑
藻を利用する産業廃水の浄化法。
現在実施されている産業廃水の二次処理では水域の環境
保全上不充分であり、さらに環境の悪化をよねきつつあ
る。二次処理に加えて化学的な方法による高次処理は技
術的には可能であるが費用の問題でなかなか利用するに
は到っていないのが現状である。
保全上不充分であり、さらに環境の悪化をよねきつつあ
る。二次処理に加えて化学的な方法による高次処理は技
術的には可能であるが費用の問題でなかなか利用するに
は到っていないのが現状である。
本発明にかかる上記したようなりラミトモナスの培養槽
に産業廃水を流し、汚濁物を除去する方法はクラミドモ
ナスが汚濁物の収着能力が極めて優れており、しかも永
続的に増殖するクラミドモナスを利用するシステムであ
る。
に産業廃水を流し、汚濁物を除去する方法はクラミドモ
ナスが汚濁物の収着能力が極めて優れており、しかも永
続的に増殖するクラミドモナスを利用するシステムであ
る。
[作用]
クラミドモナスは一定の環境条件下(栄養源、光、炭酸
ガス、温度)で繁殖力が極めて盛んでその!V濁液中に
は処理対象の産業廃水を通過せしめることにより、単細
胞藻がそれら汚濁物の収着力が強大であるので容易に除
去することができるものである。
ガス、温度)で繁殖力が極めて盛んでその!V濁液中に
は処理対象の産業廃水を通過せしめることにより、単細
胞藻がそれら汚濁物の収着力が強大であるので容易に除
去することができるものである。
クラミドモナスは生きた細胞であることか必要条件であ
ることが第1図により明らかである。
ることが第1図により明らかである。
即ち、死細胞(オートクレーブで処理)は溶液中の銅を
殆んど収着しないが、生きた細胞は約1時間で半分以上
収着される。
殆んど収着しないが、生きた細胞は約1時間で半分以上
収着される。
以下実施例を記載するが本願発明はこれらに限定される
ものではない。
ものではない。
[実施例]
実施例1
水道水を用いて調整された100μM(即ち6.357
■/1)の硫酸銅溶液中の銅の除去について 一日の処理水15000ガロンと略々同量の容量の培養
槽を用いた。
■/1)の硫酸銅溶液中の銅の除去について 一日の処理水15000ガロンと略々同量の容量の培養
槽を用いた。
培養槽中にはクラミドモナスを5 X 106cell
s/ mlの濃度に投入した。培養温度27°C1照度
3500ルックス、通気量1jiter/min/Jc
ultureで行なった。
s/ mlの濃度に投入した。培養温度27°C1照度
3500ルックス、通気量1jiter/min/Jc
ultureで行なった。
その結果を第2図に示す。
第2図によると約2時間後に最大収着量が示された。即
ち水道水中の別の濃度が約50μMとなり半減した。さ
らに同じ条件下で2時間目ごとに新鮮なりラミトモナス
と交換した場合第3図に示すごとく4時間後浴液中の銅
濃度(μM)は20μMとなり1.6時間後には8μM
となり、以後新鮮なりラミトモナス細胞と交換すること
によりCuの除去率100%に近づくことができた。
ち水道水中の別の濃度が約50μMとなり半減した。さ
らに同じ条件下で2時間目ごとに新鮮なりラミトモナス
と交換した場合第3図に示すごとく4時間後浴液中の銅
濃度(μM)は20μMとなり1.6時間後には8μM
となり、以後新鮮なりラミトモナス細胞と交換すること
によりCuの除去率100%に近づくことができた。
その後細孔を有するフィルターで戸別してCu100%
の除去の水を得ることができた。
の除去の水を得ることができた。
実施例2
実施例1と同様に水道水を用いて調整された100μM
のCdの除去について 実施例1と同様の条件下でCdの除去を行なった結果約
2時間後に第4図に示すがごとく溶液中のCdは60μ
Mとなった。
のCdの除去について 実施例1と同様の条件下でCdの除去を行なった結果約
2時間後に第4図に示すがごとく溶液中のCdは60μ
Mとなった。
実施例3
実施例1と同様に水道水を用いて調整された100μM
のNiの除去について 実施例1と同様な条件下でNiの除去を行なった結果約
2時間後に溶液中のNiは第5図に示すごとく55μM
となった。
のNiの除去について 実施例1と同様な条件下でNiの除去を行なった結果約
2時間後に溶液中のNiは第5図に示すごとく55μM
となった。
実施例4
実施例1と同様に水道水を用いて調整されたZnの濃度
100μMの場合の2口の除去について 実施例1と同様な条件下でZnの除去を行なった結果2
時間後に溶液中の2口の濃度は75μとなった。
100μMの場合の2口の除去について 実施例1と同様な条件下でZnの除去を行なった結果2
時間後に溶液中の2口の濃度は75μとなった。
しかしながら、実施例1の後半に述べているように重金
属の除去にあたり、新鮮なりラミトモナス細胞による再
処理を繰返すことにより、溶液中の重金属濃度を限りな
く減少せしめることができる。
属の除去にあたり、新鮮なりラミトモナス細胞による再
処理を繰返すことにより、溶液中の重金属濃度を限りな
く減少せしめることができる。
[発明の効果]
1、産業廃水の汚濁物除去法として従来の方法よりはる
がK安価である。
がK安価である。
2、 培養槽内で新鮮なりラミトモナス属単細胞緑藻に
一定時間(通常2時間)毎におき代えることににより重
金属その他を殆んど100%ちかく除去することができ
る。
一定時間(通常2時間)毎におき代えることににより重
金属その他を殆んど100%ちかく除去することができ
る。
3、 クラミドモナス属単細胞緑藻は無制限に生産する
ことができ、したがって収着資源は無制限に生じる。
ことができ、したがって収着資源は無制限に生じる。
【図面の簡単な説明】
第1図はクラミドモナスの生死とCuの収着量の関係を
示し、第2図はクラミドモナスの時間に対するCuの収
着量を示し、第3図はクラミドモナスを2時間目算に新
鮮な細胞と交換した場合のCuの収着Iを示し、第4図
は同じくcd、第5図は同じ<Niの収着量を示すもの
である。 時間
示し、第2図はクラミドモナスの時間に対するCuの収
着量を示し、第3図はクラミドモナスを2時間目算に新
鮮な細胞と交換した場合のCuの収着Iを示し、第4図
は同じくcd、第5図は同じ<Niの収着量を示すもの
である。 時間
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、産業廃水中の重金属類、その他の汚濁物を、クラミ
ドモナス属単細胞緑藻アールサガーストレーン95が収
着して除去することを特徴とするクラミドモナス属単細
胞緑藻を利用する産業廃水の浄化法。 2、栄養源が K_2HPO_4、KH_2PO_4、NH_4Cl、
MgSO_4・7H_2O、CaCl_2・2H_2O
、C_1_0H_1_6N_2O_8、ZnSO_4・
7H_2O、H_3BO_3、MnCl_2・4H_2
O、FeSO_4・7H_2O、CoCl_2・6H_
2O、CuSO_4・5H_2Oおよび(NH_4)_
6(Mo_7)O_2_4・4H_2O、培養温度20
℃〜30℃、自然光又は人工照明2000ルックス以上
、通気1lair/min/l culture以上で
あることを特徴とする請求項1記載のクラミドモナス属
単細胞緑藻を利用する産業廃水の浄化法。 3、やや高濃度の汚濁水を対象とする場合は、一定時間
毎に新鮮なクラミドモナス属単細胞緑藻と交換すること
を特徴とする請求項1記載のクラミドモナス属単細胞緑
藻を利用する産業廃水の浄化法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23595488A JPH0283093A (ja) | 1988-09-20 | 1988-09-20 | クラミドモナス属単細胞緑藻を利用する産業廃水の浄化法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23595488A JPH0283093A (ja) | 1988-09-20 | 1988-09-20 | クラミドモナス属単細胞緑藻を利用する産業廃水の浄化法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0283093A true JPH0283093A (ja) | 1990-03-23 |
JPH0436755B2 JPH0436755B2 (ja) | 1992-06-17 |
Family
ID=16993673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23595488A Granted JPH0283093A (ja) | 1988-09-20 | 1988-09-20 | クラミドモナス属単細胞緑藻を利用する産業廃水の浄化法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0283093A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5447629A (en) * | 1992-11-23 | 1995-09-05 | Commissariat A L'energie Atomique | Apparatus for purifying a liquid effluent containing pollutants |
JPH08206684A (ja) * | 1995-02-08 | 1996-08-13 | Agency Of Ind Science & Technol | 重金属イオンの除去方法 |
US5736048A (en) * | 1995-05-24 | 1998-04-07 | Spelman College | Biological process of remediating chemical contamination of a pond |
JP2019530577A (ja) * | 2016-08-19 | 2019-10-24 | ノーブルジェン・インコーポレーテッド | 金属イオンを結合させるための方法及び溶解有機物画分の使用 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61171597A (ja) * | 1985-01-11 | 1986-08-02 | Tsutomu Arimizu | 水生植物による湖沼の水質浄化方法 |
JPS6415133A (en) * | 1987-07-09 | 1989-01-19 | Lion Corp | Adsorbent for noble metal or the like |
-
1988
- 1988-09-20 JP JP23595488A patent/JPH0283093A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61171597A (ja) * | 1985-01-11 | 1986-08-02 | Tsutomu Arimizu | 水生植物による湖沼の水質浄化方法 |
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JP2019530577A (ja) * | 2016-08-19 | 2019-10-24 | ノーブルジェン・インコーポレーテッド | 金属イオンを結合させるための方法及び溶解有機物画分の使用 |
US11440822B2 (en) | 2016-08-19 | 2022-09-13 | Noblegen, Inc. | Methods and uses of dissolved organic material fractions for binding metal ions |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0436755B2 (ja) | 1992-06-17 |
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