JPH0282902A - 時計バンド駒調整機能付き連結構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、時計バンドの可調整機能付き連結構造に関す
るものである。

〔従来の技術〕

時計バンドの駒連結構造の従来技術としては、実開昭５
３−４５０６５号公報に示す様な物がある。この公知例
を第５図、第６図及び第７図に示す。

第５図は、筏形駒バンドの連結状態を示す裏面図、第６
図はカシメ固定部を示す要部断面図、第７図はピンを示
す斜視図である。

時計バンドは中細の中駒の穴にピン３にて複数列で編成
した中駒本体１と、この中駒本体１の両側に並設された
綴物２とから成り立っており、更に、この綴物２のカシ
メ固定部２ａにピン６のＵ溝部３ａを合せ綴物２の裏面
のカシメ固定部２ａをプレスで打ち、突部２ｂをＵ溝部
３ａに係合させ固定する駒連結構造である。又、この綴
物２とピン乙の他の固定法として第８図に示す様な圧入
固定法、第９図に示す様なネジ４による固定法がある。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、従来技術に於いては、バンドの長さを調
整する場合に綴物を取りはずすことが出来ず、他の駒か
中留などに調整機能を持たさざるを得なかった。仮りに
この調整構造が無い場合、綴物をムリャリにペンチなど
でピンから外さなくてはならず実用的では無い。

又、綴物とピンの固定法として圧入、ネジ等があるが、
圧入だとカシメと同様に綴物をムリャリにペンチなどで
ピンから外さなくてはならず、更に、再びバンドの長さ
を延ばす事が不可能である。

又、ネジだとカシメと圧入法の欠点が解消されバンドの
長さを調整する事が可能だが、ネジが小さいために操作
しずらく、更に、紛失しやすい上に、手間がかかる等の
問題がある。

本発明の目的は、上記従来の問題点を解決し、駒と駒の
係合固定及び解除が簡単にできると共にバンドの長さ調
整も容易に行え且つ、駒の色調達いや駒の模様違いを容
易にできる時計バンド駒調整機能付き連結構造を提供す
るものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の構成は、一方の駒と他方の駒と係合駒とよりな
る駒本体は、バンド長手方向の一端に連結凸部と他端に
前記連結凸部が入る連結凹部が形成されており、前記一
方の駒と他方の駒のそれぞれには、バンド長手方向に形
成した溝に係合駒が係合しており、前記連結凸部のバン
ド短手方向に貫通する貫通穴に挿通したピンを他の駒本
体の連結凹部の一方の駒と他方の駒の相対する位置の穴
に入れ、順次駒本体を連結したものである。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。

第１図から第２図は本発明の第１実施例で、第１図は時
計バンドの連結状態を示す平面図、第２図は駒を外した
時の分解斜視図である。駒本体１０は、一方の駒１０ａ
と他方の駒１０ｂと係合駒１０Ｃとよりなり、バンド長
手方向の一端に連結凸部と他端に前記連結凸部が入る連
結凹部が形成されている。又、一方の駒１０ａと他方の
駒１０ｂのそれぞれには、連結凸部側から連結凹部側に
向かって駒下面に突部１０ｄと溝１０ｅが形成されてい
る。

又、係合駒１０Ｃは、一方の駒１０ａと他方の駒１０ｂ
のそれぞれの突部１０ｄに係合する様に駒下面に溝部１
０ｆが形成され、更に、係合駒１０Ｃの連結凸部側の下
面には、一方の駒１０ａと他方の駒１０ｂの駒下面に合
う様に連結凸部側から連結凹部側に向かって係合駒１０
Ｃの回転を防止する回転防止、突部１０ｇが形成されて
いる。

連結凹部を形成している一方の駒１０ａの切欠と他方の
駒１０ｂの切欠のバンドの短手方向には、相対する位置
にそれぞれメクラ穴１０ｈが形成されている。又、一方
の駒１０ａと他方の駒１０ｂと係合駒１０Ｃとにより形
成している連結凸部には、バンド短手方向に貫通する貫
通穴１０ｉが形成されている。

次に、一方の駒１０ａと他方の駒１０ｂと係合駒１０ｃ
との係合固定及び駒本体１０の連結構造と連結方法につ
いて説明する。

ピン１１の一端を連結凹部なまたぐように他方の駒１０
ｂのメクラ穴１０ｈに挿入し、次に他方の駒１０ｂに挿
入されたピン１１の他端より他の駒本体１０の貫通穴１
０１に挿通し、更に、一方の駒１０ａのメクラ穴１０ｈ
に挿入する。次に、係合駒１０Ｃの溝部１０ｆに貫通穴
１０ｉが通じる様に一方の駒１０ａと他方の駒１０ｂの
突部１０ｄを入れて係合固定する。

以上の様にしてピン１１と係合駒１０ｃにより一方の駒
１０ａと他方の駒１０ｂとを係合固定し駒本体１０を作
ると共に、　Ｉ１１本体１０の連結凸部を他の駒本体１
０の連結凹部に順次に連結し可調整機能付き時計バンド
が完成する。又、この時計バンドの長さ調整を行なう場
合は、前述の係合固定した時の反対を行えば良（、ピン
１１を貫通穴１０ｉより抜き、その後係合駒１０Ｃを一
方の駒１０ａと他方の駒１０ｂのそれぞれの突部１０ｄ
から取除き、係合固定を解除する事により駒本体１０を
外すことで行う。

次に、第３図から第４図は第２実施例で、第３図は時計
バンドの連結状態を示す平面図、第４図は駒を外した時
の分解斜視図である。

第１実施例において、一方の駒１０３と他方の駒１０ｂ
を係合固定する係合駒１０Ｃはバンド表面からの係合固
定であったのに対して、第２実施例においては、係合駒
２０Ｃはバンド裏面から差し込み係合固定にしたもので
、デザインバリエーションの拡大を計ったものである。

駒本体２０は、一方の駒２０ａと他方の駒２０ｂと係合
駒２０ｃとよりなり、バンド長手方向の一端に連結凸部
と他端に連結凸部が入る連結凹部が形成されている。一
方の駒２０ａと他方の駒２０ｂのそれぞれには、連結凸
部側から連結凹部側に向かって駒上面に突部２０ｄと＠
２０ｅが形成され、更に、突部２０ｄの下面の連結凸部
側の一部に段部２０ｊが形成されている。

又、係合駒２０Ｃの上面には、一方の駒２０ａと他方の
駒２０ｂのそれぞれの突部２０ｄと溝２０ｅに係合する
様に溝部２０ｆが形成され、更に、係合駒２０Ｃの連結
凸部側の下面には、一方の駒２０ａと他方の駒２０ｂの
駒下面に合う様に係合駒の回転を防止する回転防止突部
２０ｇが形成されている。

連結凹部を形成している一方の駒２０ａの切欠と他方の
駒２０ｂの切欠のバンドの短手方向には、相対する位＃
にそれぞれメクラ穴２０ｈが形成されている。

又、一方の駒２０ａと他方の駒２０ｂと係合駒２０Ｃと
により形成している連結凸部には、バンド短手方向に貫
通する貫通穴２０１が形成されている。

尚、一方の駒２０ａと他方の駒２０ｂと係合駒２０Ｃと
の係合固定及び駒本体２０の連結構造と連結方法につい
ては、係合駒２０Ｃをバンド裏面から表面に向かって差
し込み係合固定する事だけが第１実施例と異っているが
、他は第１実症例と同様なので説明は省略する。

〔発明の効果〕

以上の説明で明らかなように、本発明によれば一方の駒
と他方の駒のそれぞれの上面のバンド長手方向に形成し
た突部と溝に係合駒を係合固定させることにより、駒と
ピンをカシメ、圧入、ネジ等で固定させる必要が無（な
るので、実用的でバンドの長さ調整が容易に出来る様に
なった。

又、一方の駒、他方の駒及び係合駒のそれぞれを単独で
製作し、それぞれ完成後にバンドとして組立てる事が出
来るので駒の色調達いや模様違いの時計バンドを容易に
作る事が出来、デザインバリエーションの拡大が計れる
。

【図面の簡単な説明】

第１図から第２図は本発明の第１実施例で、第１図は時
計バンドの平面図、第２図は駒を外した時の分解斜視図
、第３図から第４図は本発明の第２実砲例で、第３図は
時計バンドの平面図、第４図は駒を外した時の分解斜視
図、第５図から第９図は従来例で、第５図は筏形駒バン
ドの裏面図、第６図はカシメ固定部を示す要部断面図、
第７図はピンを示す斜視図、第８図は圧入固定部を示す
要部断面図、第９図はピンのネジ固定部を示す要部断面
図である。 １０．２０・・・・・・駒本体、 １０ａ、２０ａ・・・・・・一方の駒、１０ｂ、２０ｂ
・・・・・・他方の駒、１０Ｃ１２０Ｃ・・・・・・係
合駒、 ｄ、２０ｄ・・・・・・突部、 ｅ、２０ｅ・・・・・・溝、 「、２Ｏｆ・・・・・・溝部、 ｇ、２０ｇ・・・・・・回転防止突部、ｈ、２０ｈ・・
・・・・メクラ穴 ｉ、２０ｉ・・・・・・貫通穴、 ２１・・・・・・ピン、 ・・・・・・段部。 １１、 ０ｊ 第 区 ＼ 薯２図１０騙μ 第 図 ２０４見抹 第 図 第 図 ミ＃本 第 図 第 図 第 図 単司

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一方の駒と他方の駒と係合駒とよりなる駒本体は、バン
   ド長手方向の一端に連結凸部と他端に前記連結凸部が入
   る連結凹部が形成されており、前記一方の駒と他方の駒
   のそれぞれには、バンド長手方向に形成した溝に係合駒
   が係合しており、前記連結凸部のバンド短手方向に貫通
   する貫通穴に挿通したピンを他の駒本体の連結凹部の一
   方の駒と他方の駒の相対する位置の穴に入れ、順次駒本
   体を連結したことを特徴とする時計バンド駒調整機能付
   き連結構造。