JPH0281047A - 高分子複合膜の光化学的製造方法 - Google Patents

高分子複合膜の光化学的製造方法

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JPH0281047A
JPH0281047A JP23265488A JP23265488A JPH0281047A JP H0281047 A JPH0281047 A JP H0281047A JP 23265488 A JP23265488 A JP 23265488A JP 23265488 A JP23265488 A JP 23265488A JP H0281047 A JPH0281047 A JP H0281047A
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Masaaki Takakubo
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、パターン状に形成され導電性高分子複合膜の
製造方法に関する。
[従来の技術] パターン状に形成された導電性高分子複合膜を製造する
方法はすでに各種のものが知られている。
たとえば、特開昭61−138414号公報にはパター
ン形状に導電性部位をもつ電極上に芳香族化合物を電解
重合せしめ、これに高分子フィルムを密着してさらに芳
香族化合物を電解重合せしめてパターン形状の導電性高
分子複合膜を得ることが開示されている。しかし、この
方法ではパターン状導電性を有する電極を用いるため、
微細加工にはおのずと限界がある。
また、上記複合膜を光化学的に製造する方法として瀬用
等の発表がある(日本化学会第56春季年会講演予稿集
■、第1034頁)。この方法ではイオン性光吸収成分
をナフィオン膜に吸着させているが、応用範囲が限定さ
れる。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、上記のような事情に鑑みなされたもので、高
分子物質中においてピロール類を光化学的重合すること
によって、ピロール類重合体が該高分子物質中に任意の
パターン状に形成された導電性高分子複合膜の製造方法
を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段コ 上記課題を解決するための本発明の構成は、ピロール類
と、ピロール類の酸化電流立上がり電位より小さな標桑
電極電位を有する酸化還元対のうち酸化数の大きなイオ
ンからなるか或いは光吸収成分の励起状態での電極電位
より大きな標桑電極電位を有する酸化還元対のうち酸化
数の小さなイオンからなる電解質と高分子物質を含む溶
液を基体に塗布して高分子膜を形成した後、これを、励
起状態でピロール類の酸化電流立上り電位より大きな電
極電位を示す光吸収成分を含む溶液に浸漬し、任意のパ
ターンを有するマスクを通じて、光吸収成分の吸収スペ
クトル内にある波長の光を照射することにより、導電性
ポリピロール類を任意のパターン状に形成する導電性部
分と絶縁性部分とを有する高分子複合膜の光化学的製造
方法である。
本発明方法ではピロール類の光化学重合と同時に電解質
中のイオンの重合体中へのドーピングが起こり、こうし
て陰イオンを取込んだ導電性ピロール重合体が任意のパ
ターン状に形成された導電性高分子複合膜が得られる。
本発明の高分子膜は、高分子物質、ピロール類及び電解
質を含む溶液を適当な基体上にコートして得られる。本
発明に用いられる高分子物質は、上記各成分と相溶性の
有るものなら良く、例えば、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルブチラール、ポリビニルアセテート、ポリメチ
ルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリアクリロニト
リル、ポリスチレン等を挙げる事が出来る。また、エチ
レン−酢酸ビニル、塩化ビニリデン−塩化ビニル等の共
重合物を用いる事も出来る。
本発明で云うピロール類とはピロール(未置換体)又は
その誘導体(置換体)を意味し、本発明では未置換ピロ
ール単独の使用が好ましい。
しかし置換ピロール類若しくは、これと未置換ピロール
との混合物も使用できる。置換ピロール類としては3位
または4位の炭素原子に置換基を有するピロール類、特
にモノアルキル−ジアルキル−モノハロゲン−またはジ
ハロゲン置換ピロールが挙げられる。また、N位に置換
基を有するものも使用できる。置換ピロールの具体例と
しては3−メチルビロール、 3−工、チルピロール、
3−n−プロピルピロール、 3−n−ブチルピロール
、 3−デシルピロール。
3−ベンジルピロール、 3−シクロへキシルピロール
、 3−メトキシピロール、 3−エトキシピロール、
3,4−ジメチルピロール、3.4−ジエチルピロール
、3.4−ジ−n−プロピルピロール、3.4−ジドデ
シルピロール、3.4−ジプロポキシピロール、3.4
−ジエチルビロール。
N−メチルピロール、N−エチルピロール、N−n−プ
ロピルピロール、N−n−ブチルピロール、N−フェニ
ルピロール、N−(p−トリル)ピロール、 3−クロ
ロピロール、 3−ブロモピロール、 3−ヨードピロ
ール、3.4−ジクロロピロール、3.4−ジブロモピ
ロール、3.4−ショートピロール等が挙げられる。
これらピロール類の調整溶液での濃度は一般に0.00
01〜0.5 mol dta−’ 、好ましくは0.
01〜G、、、2 l1ol da−’である。
次に光吸収成分としては励起状態でピロール類の酸化電
流立上り電位より大きな電極電位を示すと共にピロール
類を酸化させるものであればよい。このような光吸収成
分の具体例としてはメチレンブルー、チオニン、プロフ
ラビン。
ネオサフラニン、トリス(2,2’−ビピリジン)ルテ
ニウム(■)イオン等が挙げられる。
これら光吸収成分の濃度はその吸収係数によって異なり
、一般に吸収度をほぼ1にする濃度が好ましい。吸収度
が余り小さ過ぎると、光化学反応の効率がtす、一方、
吸収度が余り太き過ぎると、光吸収成分の多量化が起こ
ることかあり、やはり光化学反応の効率が下る0■能性
がある。
本発明において電解質はピロール類の酸化電流立上り電
位より小さな標準電極電位を有する酸化還元対のうち酸
化数の大きなイオンからなるか或いは光吸収成分の励起
状態での電極電位より大きな標準電I!lii電位をa
する酸化還元対のうち酸化数の小さなイオンからなって
いる。これらイオンのうち陰イオンとしてはピロール類
重合体にドープされる陰イオンが用いられる。
このような陰イオンの具体例としては01″″Br−5
O4−−NO3−Cl04 8F4−等が挙げられる。また遷移金属錯陰イオンも使
用できる。その具体例としてはCr(CN) 6 i−
、Cr(ox)z 3−  (ox:蓚酸イオン) 、
  Cr (HDTA) −″ (EDTA :エチレ
ンジアE、 ンテトラ酢酸イオン) 、  Cr  (
mat)3’ −(maI :マロン酸イオン)、Mn
 (CN) 63−Mn (EDTA) +、  Fe
  (CN) b ’−,Fe(IEDTA) −、F
 e  (cat)x 3− 、  (cat:カテコ
ール酸イオン)Co (CN)63−  C。
(IEDTA)−、Co (EDTA)−(PDTA:
プロピレンジアミンテトラ酢酸イオン) 、  Co 
(CYDTA)(CYDTA:  1,2−シクロヘキ
サンジアミン−N、Ill。
N’、N’ テトラ酢酸イオン) 、  Co (TN
TA)−(TNTA: )リメチレンジアミンテトラ酢
酸イオン) 、  Co (ATA)(CO3)  2
− (ATA:ニトリロトリ酢酸イオン) 、  Co
 (gly)(ATA)−(glyニゲリシン)、Co
CI(EDTA)””、Co  (NO2)IDTA)
  2 ″、  Co  (EDTA)  (ox) 
 −C。
(EDTP)−(EDTP:エチレンジアミンテトラプ
ロピオン酸イオン) 、  Co (TNTA)−(T
NTA:  トリメチレンジアミンテトラ酢酸イオン)
  C。
(glygly)z −(glyglyニゲリシルグリ
シン酸イオン)、  Co(mat)  33−、  
Co(DTPA)’−(DTPA ニジエチレントリア
ミンペンタ酢酸イオン )  、   T  i   
(CAT)3  ’  −、Cu  (PDTA)2C
u  (glygly)  2−、  Mo  (CN
)  a 3−W  (CN)*  3−、W (CN
)a  3WCIs−等が挙げられる。
一方、電解質の陰イオンに対する陽イオンの具体例とし
てはK”、Na’、Lf”(C4H9)4N+等が挙げ
られる。
以上のようなイオンからなる電解質の具体例としてはK
CI、NaCl、KBr、NaBr。
K 2 S O4、N a 2 S 04 、  K 
N 03 。
NaN0)、   KClO4,NaC104。
(C4H11)   4NBF4.   K  3 C
r   (ox)   3゜KCr(EDTA)、 K
Co(liDTA)、 Na Co(EDTA)。
K Co (EDTA)、 1(Co(CYDTA) 
、  L i 2 SO4。
LiN0z等がある。
以上の電解質の調整溶液中での濃度は一般に0.001
〜2 mol ds−”  好ましくは0.05〜0.
5mol da−’である。
溶媒はピロール類、光吸収成分、電解質及び高分子の種
類によって種々変化させることができる。一般には水、
エチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキ
サン、アセトニトリル、プロピオニトリル、ブチロニト
リル、イソブチロニトリル、ベンゾニトリル、ベンジル
ニトリル、ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、ジ
メチルホルムアミド、N−メチルアセトアミド、ジメチ
ルアセトアミド、ヘキサメチルホスホアミド、N−メチ
ルピロリドン、ピリジン、ジメチルスルホキシド、ニト
ロメタン、ニトロベンゼン、プロビレンカーボネーi 
 1.2−シメトキシエタン、塩化メチル、アセトン。
スルホラン、メチルエチルケトン、ベンゼン。
トルエン、キシレン、四塩化炭素等が使用される。
照射用光源としては光吸収成分の励起種を充分に生成し
得るものであればよく、一般には水銀ランプ、キセノン
ランプ、ハロゲンランプ。
各種レーザー等が例示できる。なお励起用の光は連続光
でもパルス光でもよい。また不必要な光の成分を除去す
る目的で、モノクロメータ−干渉フィルター、カットフ
ィルター等及びこれらを任意に組合わせて用いることも
できる。
本発明に使用するマスクは、とくに制限はなく、一般に
フォトリソグラフィーで用いられているタイプのもので
よい。即ち、ガラス基板上にクロム、酸化クロム等を蒸
着するか、あるいはリソグラフィー用エマルジョン液を
キャストする等し、その後エツチング過程を経て、所望
のパターンを作成すればよい。
照射時間は特に使用される光吸収成分及び光源の種類、
反応条件等により大きく変化する。
本発明方法によって得られる導電性高分子膜は例えば電
子機器、電気開閉機、或いは特殊電極材料等、多(の用
途に利用することができる。
以下に本発明を実施例によって説明するが、本発明はこ
れらの実施例によって限定されるものではない。
実施例1 ビロール(6XlO°2rAO1)とK Cl  (0
,1mol)とポリ塩化ビニル(分子量7万、80重量
%)を含むメチルエチル溶液をガラス板上にキャストし
約20μm厚のフィルムを作成した。十分風乾後、フォ
トマスクを密着させ、メチレンブルー(1×IO’ m
ol d「’ )を含む水溶液に浸漬し、これに高圧水
銀灯からモノクロメータ−を用いて取出された波長60
5nmの光を5時間照射した。・溶液から取出し、光学
顕微鏡で観測した像のスケッチを第1図に示す。
光来照射部分を隔てて隣合う照射部分二本を任意に選び
、その間の抵抗を4Pj定したところ、50Ωであった
。一方、照射部分を隔てて隣合う未照射部分を任意に選
び、その間の抵抗を測定したところ、、20MΩであっ
た。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明の構成に従って
、基体上に形成した、光吸収成分、ピロール類および電
解質を含む高分子物質膜に光を照射することによって、
容品に任意のパターン状に形成された導電性高分子複合
膜を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例で得られた導電性高分子複合膜を顕微
鏡で観測されたパターン像のスケッチで斜面部がフォト
マスクを通じて光の照射された部分を表す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ピロール類と、ピロール類の酸化電流立上がり電位より
    小さな標準電極電位を有する酸化還元対のうち酸化数の
    大きなイオンからなるか或いは光吸収成分の励起状態で
    の電極電位より大きな標準電極電位を有する酸化還元対
    のうち酸化数の小さなイオンからなる電解質と高分子物
    質を含む溶液を基体に塗布して高分子膜を形成した後、
    これを、励起状態でピロール類の酸化電流立上り電位よ
    り大きな電極電位を示す光吸収成分を含む溶液に浸漬し
    、任意のパターンを有するマスクを通じて、光吸収成分
    の吸収スペクトル内にある波長の光を照射することによ
    り、導電性ポリピロール類を任意のパターン状に形成す
    ることを特徴とする導電性部分と絶縁性部分とを有する
    高分子複合膜の光化学的製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002059996A1 (fr) * 2001-01-26 2002-08-01 Toray Industries, Inc. Film electrolytique de polymere et procede de fabrication dudit film et pile a combustible de polymere solide utilisant ledit film

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002059996A1 (fr) * 2001-01-26 2002-08-01 Toray Industries, Inc. Film electrolytique de polymere et procede de fabrication dudit film et pile a combustible de polymere solide utilisant ledit film

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