JPH0280736A - 化粧吸音板 - Google Patents

化粧吸音板

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JPH0280736A
JPH0280736A JP63234502A JP23450288A JPH0280736A JP H0280736 A JPH0280736 A JP H0280736A JP 63234502 A JP63234502 A JP 63234502A JP 23450288 A JP23450288 A JP 23450288A JP H0280736 A JPH0280736 A JP H0280736A
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Japan
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sound
inorganic
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foam
lumps
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JP63234502A
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Kiyoshi Kurosaki
黒崎 清志
Kenji Kayahara
健二 茅原
Akira Nagai
永井 ▲あきら▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiken Trade and Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiken Trade and Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、表面に、亀裂模様と泡状気泡塊の開口による
空隙とが組合さった新規な化粧面を有する化粧吸音板に
関する。
〔従来技術とその問題点〕
従来、天井板等に用いられる化粧吸音板には、種々のデ
ザインのものが用いられており、主にロックウール等の
無機質繊維を抄造した吸音板基板にピン孔等によって人
工的に天然石のトラパーチン模様に近い凹模様を設けた
ものが多く用いられているが、模様が人工的であり化粧
価値の低いものであった。
一方、上記トラパーチン模様のような亀裂模様をピン孔
によらないで繊維塊の空隙を不規則に現出させて自然風
に現す方法が例えば特公昭63−17945号公報で知
られているが、上記方法による化粧板は表面が無機繊維
の繊維塊の集合で主に形成されているので、繊維質の外
観のままであり、又、表面模様が、亀裂模様を分散して
現出させているだけにすぎず、どうしても模様が単調で
あり、現出できる意匠性に限界があった。
又、基板表面に天然石や珪砂等粒状物を接着剤によって
固着して石材風外観を現したものがあるが、このものは
石材粒子が単に付着されているだけであるので、粒状物
が落ち易いと共に表面が硬い石材の粒状層であるのでサ
ンディング等で表面を平滑化すると石材が切削される前
に落ちてしまりで基板が露出する為、天然石を切り出し
たような自然外観にならず表面が粒状粗面で変化に乏し
いと共に釘打ち等もやり難いものであった。又、骨材の
付着だけで凹凸面にしているので吸音性に乏しく天井材
等の吸音性能が要求される部分には使い難いものであっ
た。
一方、ロックウール吸音板にあっては、軽量化のために
パーライト等の無機質軽量骨材が混合抄造されることが
あるが、抄造時の分散性と強度保持のために1鶴以下の
小径のものとしであるので、混合量を増しても表面外観
を大きく変化させることができず、逆に強度低下の原因
となってしまうと共に、抄造ボードの繊維間空隙にわず
かの結合剤で保持されているだけであるので、サンディ
ング等の表面切削で抜は落ちて空所となる等の問題があ
り、化粧性を悪化させる傾向にしがならなかった。
〔目   的〕
本発明は、かかる従来例の問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は従来の亀裂模様だけの吸音化粧
板の外観を卓越して自然な亀裂模様と発泡塊の微細空隙
とが複雑に組合さった変化に富む化粧面を現出させた吸
音性化粧板を提供するものである。
〔問題点を解決するだめの手段〕
本発明は、上記従来例の問題点を解決するために、第1
項において、 ■ 板状基材(1)の表面番こ、無機質繊維の繊維塊(
2)と、内部に泡状の微細空隙を多数有し、粒径が5龍
以上の複数の無機質全泡塊(3)とが混在してなる吸音
層(4)が適宜厚さで一体に設けられてなり、 ■ 上記吸音層(4)の表面に無機質繊維の繊維塊(2
)間の間隙が開口した亀裂状吸音孔(5)と、■ 無機
質全泡塊(3)内部の微細空隙が切削などによって開口
された泡状吸音孔(6)を現出させる。
;という技術的手段を採用しており、第2項では、 ■ 無機質全泡塊(3)表面に微細空隙の一部が掘削除
去された凹部(7)を設け、 ■ 該凹部(7)内面に残留した無機質全泡塊(3)の
微細空隙による泡状吸音孔(6)を現出させる。
;という技術的手段を採用している。
〔作  用〕
■ 板状基材(1)の表面に結合剤で結合した無機繊維
の繊維塊(2)と粒径が51以上と大きくて、かつ中が
泡状の微細空隙になった無機発泡塊(3)とを混在させ
て吸音層(4)を板状基材(11上に設けているので、
強度は板状基材(1)で保持されて欠けや折れかない事
は勿論、粒径の大きい無機発泡塊(3)がその周辺を無
機質繊維の繊維塊の集合でつつみ込まれるようにして板
状基材(11表面に固定されているので、発泡塊(3)
の脱落がない。
■ 又、表面に無機質繊維の繊維塊(2)の隙間が不規
則な亀裂模! (5)で現出され、がっ、この繊維塊(
2)の間に無機発泡塊(3)内部の泡状の微細空隙の集
合が開口しているので、表面はあたかもトラパーチン模
様の中に異種の鉱物環が埋り込んだものを切り出したか
のような外観を程しており、しかも繊維塊(3)の隙間
による亀裂状吸音孔(5)と発泡塊(3)の内部を開口
させた泡状吸音孔(6)とが相まって表面全体が多孔質
な外観となって吸音性が損なわれることがない。
■ 又、上記無機質全泡塊(3)は、径が5N以上の大
きなものを用い、その内部が泡状の微細空隙の集合より
なっているので、繊維塊(2)の隙間による亀裂状吸音
孔(5)と上記泡状の微細空隙の泡状吸音孔(6)とが
紛れてしまうことがなく、異種の塊状物の混在が肉眼で
はっきりと見分けることができるものである。
■ しかも、無機発泡塊(3)の周辺は、無機質繊維を
結合剤で結合した繊維塊(2)で形成されているので、
表面全体が無機材料の質感を呈しており、無機発泡塊(
3)の混入量や分散状態を調整すればトラパーチン模様
の中に異種石材が混在した天然石のような外観にするこ
とが可能であり、又上記発泡塊の分散でこれまでの石材
模様にはないような全く新しい外観にすることもできる
■ 又、上記無機質繊維板(3)は内部が微細空隙の集
まりであるので、開口させた泡状の空隙に着色剤を付着
させて色々な色彩を施すことが可能であり、新たな色の
表現も可能である。
■ 又、このような無機発泡塊(3)は、内部が泡状の
空隙で脆いため、無機繊維の繊維塊(2)と同様に切削
して内部を露出させることができ、それ故、切削深さを
変えたり、表面に更に、タイル目地状の切削溝を形成す
ることが可能であり、従来のロックウール吸音板の表面
加工の手法が適用可能である。又、リブ状の切削模様付
は等を加えて、凹凸面と組合せて更に化粧性を高めるこ
ともできる。
■ さらに、請求項の第2項のように、発泡塊(3)の
内部を一部掘削除去して凹所(7)にすることで吸音面
積を広くして吸音性を高めると共に天然石を切り出した
時の内部空隙が現出したかのような凹部(7)が現れる
ので自然感を一層高めた外観となる。この際には繊維塊
(2)の結合剤の種類や量を調整して繊維塊(2)が発
泡塊(3)内部の掘削で除去されてしまわないように硬
くしておくものである。
■ 発泡塊(3)の掘削は、例えばワイヤーブラシ等に
よるブラッシングや小径の鋼球や硬度の高い鉱物粒を吹
き付けたり、衝突させて掘削するいわゆるショツトブラ
スト法等により行うことができる。
■ いずれの請求項の化粧吸音板にあっても板状基材の
上に吸音層(4)を一体に設けているので、吸音層(4
)内に大きな亀裂(5)や塊(3)の混在を設けても強
度が板状基材(1)で保持されており、取扱時の折れや
欠けがないものであり、この板状基材11)に実加工等
の適宜接合部を形成することができる。
[相] 又、板状基材(11として無機質繊維を抄造し
た無機質繊維板を用いると全体の防火性が高まるもので
ある。
〔実 施 例〕
以下、本発明を図示実施例に従って詳述する。
ロックウールを結合剤と共に多量の水中に分散させ、こ
れを丸網式湿式抄造機により抄き上げて均一な抄造ロッ
クウール板を形成する。勿論これに限られないが、本実
施例ではこれを板状基材(1)に用いる。
次に、ロックウールとスターチとを若干の水で混練して
繊維が塊状に集まった繊維塊(2)を形成し、この塊状
のロックウール繊維塊(2)に粒径が5〜1511の黒
曜石の発泡塊(3)を加えて繊維塊(2)がこわれない
程度に混練する。
上記黒曜石の発泡塊(3)は黒曜石物を焼成してCO。
ガスの発生で内部に多数の泡状気泡を生成させたもので
比重0.1前後のものである。
尚、この発泡塊(3)としては、内部が泡状の微細空隙
の集合になっている無機発泡塊で切削性がロックウール
の繊維塊(2)の結合体と同等程度のものであればよく
、その原料や形成手段は特定されていない。例えば黒曜
石の発泡体の他には真珠岩の発泡体、ひる石の発泡体、
又は膨張頁岩、膨張粘土と称される発泡塊で容積比重が
0.1程度まで高発泡させた粒径の大きいものが使用で
きる。
発泡塊(3)の粒径は発泡塊の内部の空隙の集合を斑紋
状に現出させる為に511以上の径のものを用いるが、
これより小さいものが混入していても何らさしつかえな
い。最も混合がやりやすく、又、外観上好ましいのは5
〜120のものを混ぜて使用するのが好ましい。又、上
記発泡塊(3)は大きな発泡塊、例えば直径20龍程度
のものを割って上記サイズにして用いてもよい。
本発明の組成例を示すと以下の通りである。
(以下余白) (組成例) (以下余白) ロックウールの繊維塊(2)と無機質発泡塊(3)の混
練が終わると、混合物(8)をロックウール抄造板(1
1の上面に5〜150厚さで受けて表面をならしたのち
乾燥する。
尚、サイズの大きい無機質発泡塊(3)は、繊維塊(2
)の上に撒いたのちに押えつけて、繊維塊(2)に埋没
させるようにしてもよい。
次にロックウール抄造板(11上に形成された上記混合
物層(8)の上面を、発泡塊(3)の内部が露出するま
で切削除去し、これによって発泡塊(3)内部の泡状の
微細空隙を開口させると共に口・ンクウールの繊維塊(
2)の亀裂状間隙(5)を開口させて吸音化粧面とする
この時、発泡塊(3)は繊維塊(2)に含まれた結合剤
で繊維塊(2)の間に固着されている為、サンダー等の
切削でも脱落することがない。又、その内部が柔らかく
脆い泡状発泡体であるので、均一にかつ容易に削られて
泡状吸音孔(6)の塊を現出することになる。その後、
必要に応じて適宜表面塗装を施して化粧吸音板とされる
冒 尚、板状基材(1)としてウェット状態のロックウール
マットを用いると発泡塊(3)を押さえて混合物層(8
)の表面をならす際にウェットマットがり・ンション材
として働くために、発泡塊(3)が割れることがなく、
好ましい。
〔効   果〕
本発明は叙上のように、板状基材表面に粒径が5mm以
上の無機発泡塊を複数個無機繊維の繊維塊に混在させて
層状に設けているので、板状基材の存在により強度低下
をきたすことなく、大きな粒径の無機発泡塊を固定する
事が出来、繊維塊の亀裂模様と発泡塊による泡状空隙と
が組合わさった新規な外観になる。しかも、繊維塊の隙
間の開口による亀裂状吸音孔と発泡塊の内部の泡状の微
細空隙が開口した泡状吸音孔とが開口して充分な吸音性
が得られるものである。又、この発泡塊の内部の一部を
掘削して凹所にすることで繊維塊の亀裂による凹所と発
泡塊の掘削による凹所とが組合わさった複雑な凹模様と
なり、吸音性の高い凹凸粗面の化粧吸音板が得られるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図・・・本発明の製造状態を示す概略正面図、第2
図・・・本発明の第1実施例の斜視図、第3図・・・第
1図の断面図、 第4図・・・本発明の第2実施例の断面図、(11・・
・板状基材、   (2)・・・繊維塊、(3)・・・
無機質発泡塊、 (4)・・・吸音層、(5)・・・亀
裂状吸音孔、 (6)・・・泡状吸音孔、(7)・・・
凹部、     (8)・・・混合物。 特許出願人   大建工業株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)板状基材の表面に、無機質繊維の繊維塊と、内部
    に泡状の微細空隙を多数有し、粒径が5mm以上の複数
    の無機質発泡塊とが混在してなる吸音層が適宜厚さで一
    体に設けられてなり、上記吸音層の表面に無機質繊維の
    繊維塊間の間隙が開口した亀裂状吸音孔と、無機質発泡
    塊内部の微細空隙が切削などによって開口された泡状吸
    音孔を現出させてなる事を特徴とする化粧吸音板。
  2. (2)無機質発泡塊表面に微細空隙の一部が掘削除去さ
    れた凹部を設け、該凹部内面に残留した無機質発泡塊の
    微細空隙による泡状吸音孔を現出させたことを特徴とす
    る請求項第1記載の化粧吸音板。
JP63234502A 1988-09-14 1988-09-14 化粧吸音板 Expired - Fee Related JPH076239B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102234536B1 (ko) * 2020-07-23 2021-03-31 주식회사 뉴엠텍 천정 흡음 패널 고정체를 고정시키는 고정 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102234536B1 (ko) * 2020-07-23 2021-03-31 주식회사 뉴엠텍 천정 흡음 패널 고정체를 고정시키는 고정 장치

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