JPH0280697A - 耐熱紙 - Google Patents
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- JPH0280697A JPH0280697A JP23223688A JP23223688A JPH0280697A JP H0280697 A JPH0280697 A JP H0280697A JP 23223688 A JP23223688 A JP 23223688A JP 23223688 A JP23223688 A JP 23223688A JP H0280697 A JPH0280697 A JP H0280697A
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- Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は耐熱紙に関するものであって、主として食品容
器用、即ちオープン・電子レンジなどで調理を行なうと
きに用いられる、紙トレー及び紙カップなどの材料に関
するものである。このものは近年のオープン及び電子レ
ンジの普及、小家族化及び個食化に伴い簡易食品が大幅
に伸びており、之等に使用される新材料に関するもので
ある。
器用、即ちオープン・電子レンジなどで調理を行なうと
きに用いられる、紙トレー及び紙カップなどの材料に関
するものである。このものは近年のオープン及び電子レ
ンジの普及、小家族化及び個食化に伴い簡易食品が大幅
に伸びており、之等に使用される新材料に関するもので
ある。
具体的には、加熱による白色度及び強度の低下が少なく
、食品用器として内容物の紙層への浸透が少なく、ポリ
エステル樹脂層を積層した場合のポリエステル樹脂層と
のヒートシール性に優れていることなどを特徴とする耐
熱紙に関するものである。
、食品用器として内容物の紙層への浸透が少なく、ポリ
エステル樹脂層を積層した場合のポリエステル樹脂層と
のヒートシール性に優れていることなどを特徴とする耐
熱紙に関するものである。
また、この耐熱紙は、加熱による変色及び紙力低下が少
なく且つヒートシール性が良好という特徴を活かして、
之等の機能を必要とする電気産業。
なく且つヒートシール性が良好という特徴を活かして、
之等の機能を必要とする電気産業。
医療、雑貨など非食品分野にも利用されるものである。
食品包材などの用途に於いて、使用上の要求を充分に満
たす紙製品があれば他のプラスチック包材よりも取扱い
が簡便であり、嵩張らず、且つ後始末が極めて容易であ
るなどの多くの利点を有しており、その需要分野は拡が
るのである。
たす紙製品があれば他のプラスチック包材よりも取扱い
が簡便であり、嵩張らず、且つ後始末が極めて容易であ
るなどの多くの利点を有しており、その需要分野は拡が
るのである。
しかし、従来技術の紙容器ではオープンや電子レンジ内
の加熱などによって容易に黄変し、見掛けの商品価値を
低下させたり、或いは強度が低下したりして容器として
の機能を失うなどの不備な点が多かった。
の加熱などによって容易に黄変し、見掛けの商品価値を
低下させたり、或いは強度が低下したりして容器として
の機能を失うなどの不備な点が多かった。
本発明は以下の3つの課題を解決するためのものである
。
。
(1)オープン加熱による白色度(黄色度)及び強度の
劣化が少ないこと。
劣化が少ないこと。
(2)紙の断面が内容物と接する様な容器の場合、断面
から内容物が浸透し、容器の機能を失わないこと。
から内容物が浸透し、容器の機能を失わないこと。
(3)食品と直接接触する容器内側にはポリエステル樹
脂などの耐熱性樹脂を積層する場合が多いので、積層し
た樹脂とのヒートシール性が良いこと。
脂などの耐熱性樹脂を積層する場合が多いので、積層し
た樹脂とのヒートシール性が良いこと。
C問題を解決するための手段〕
本発明を概説すれば、本発明は食品容器などに用いられ
る耐熱紙に関する発明であって、α−セルロース含量9
0%以上のパルプ及び内添サイズ剤から造られた紙に耐
熱性樹脂を処理して得られることを特徴とする紙に関す
るものである。
る耐熱紙に関する発明であって、α−セルロース含量9
0%以上のパルプ及び内添サイズ剤から造られた紙に耐
熱性樹脂を処理して得られることを特徴とする紙に関す
るものである。
以下1本発明にノZいて具体的に説明する。先ず使用パ
ルプに就いて説明する。
ルプに就いて説明する。
本発明では加熱による白色度(黄色度)及び強度の低F
を少なくするための方法として、使用パルプの選択に注
目し、α−セルロース含量が90%以上のパルプが好適
であることを見出した。また簡易食品の加熱は通常、2
20℃以下、20分以内で行なわれることが多いため、
220℃、20分間の加熱処理を判定条件とした。図に
よって使用パルプのα−セルロース含量と加熱後の黄色
度との関係を示した。
を少なくするための方法として、使用パルプの選択に注
目し、α−セルロース含量が90%以上のパルプが好適
であることを見出した。また簡易食品の加熱は通常、2
20℃以下、20分以内で行なわれることが多いため、
220℃、20分間の加熱処理を判定条件とした。図に
よって使用パルプのα−セルロース含量と加熱後の黄色
度との関係を示した。
加熱処理後の黄色度が40%以下であることが食品包材
としては好ましく、図からも判る様に、この加熱に耐え
得るパルプとしてはα−セルロース含fi190%以上
であることが必要であることが判明した。
としては好ましく、図からも判る様に、この加熱に耐え
得るパルプとしてはα−セルロース含fi190%以上
であることが必要であることが判明した。
次に内添サイズについて説明する。
先に述べた様に、紙の断面が内容物と接する様な容器の
場合、断面から内容物が浸透して容器としての機能を失
うことを防ぐために、及び後述する耐熱性樹脂を処理す
る際に、その樹脂を表層に留めるために内添サイズ剤を
用いる。ここで耐熱性樹脂と雛も耐熱性、加熱変色に関
しては樹脂の付着量を増すごとに悪化の傾向にある。従
って樹脂の付着量を少なくして出来るだけ紙の表層に留
めて、更にポリエステル樹脂層を積層した場合、積層し
た樹脂とのヒートシール性を持たせたりするのである。
場合、断面から内容物が浸透して容器としての機能を失
うことを防ぐために、及び後述する耐熱性樹脂を処理す
る際に、その樹脂を表層に留めるために内添サイズ剤を
用いる。ここで耐熱性樹脂と雛も耐熱性、加熱変色に関
しては樹脂の付着量を増すごとに悪化の傾向にある。従
って樹脂の付着量を少なくして出来るだけ紙の表層に留
めて、更にポリエステル樹脂層を積層した場合、積層し
た樹脂とのヒートシール性を持たせたりするのである。
よってα−セルロース含量90%以上のパルプを用い、
通常の抄紙方法により行なえばよい。パルプは一般に叩
解し、サイズ剤、その他必要薬品。
通常の抄紙方法により行なえばよい。パルプは一般に叩
解し、サイズ剤、その他必要薬品。
例えば紙力増強剤を添加して分散させている。サイズ剤
としては、通常の抄紙に使用されるものであればよいが
、中性サイズ剤1例えばアルキルケテンダイマーなどが
好適である。また常温ないし80℃の温度範囲に於ける
1%クエン酸水溶液の断面浸透を8m以下とするため、
サイズ剤の添加量は通常、対パルプ(固形分比)0.1
〜2.0%程度である。そして抄紙機で抄紙する。抄紙
機は長網マシンでも丸網マシンでもよい。
としては、通常の抄紙に使用されるものであればよいが
、中性サイズ剤1例えばアルキルケテンダイマーなどが
好適である。また常温ないし80℃の温度範囲に於ける
1%クエン酸水溶液の断面浸透を8m以下とするため、
サイズ剤の添加量は通常、対パルプ(固形分比)0.1
〜2.0%程度である。そして抄紙機で抄紙する。抄紙
機は長網マシンでも丸網マシンでもよい。
次ぎに加熱による変色が少なく、且つポリエステル樹脂
層を積層した場合のラミネート接着性に優れ、ポリエス
テル樹脂層とのヒートシール性に優れる様な樹脂を選択
し、先きに抄紙した紙に処理を行なう。樹脂の選択方法
は次に示す方法で行なった。
層を積層した場合のラミネート接着性に優れ、ポリエス
テル樹脂層とのヒートシール性に優れる様な樹脂を選択
し、先きに抄紙した紙に処理を行なう。樹脂の選択方法
は次に示す方法で行なった。
図にも示した様にα−セルロース含量90%以上のパル
プ(L−DKP:α−セルロース含量97%)を使用し
た紙(内添サイズ入り、坪量:250g/m′)に、試
験用サイズプレス(熊谷理機工業■製)で各種樹脂を付
与した。付着量は0〜20g/rr?で行なった。
プ(L−DKP:α−セルロース含量97%)を使用し
た紙(内添サイズ入り、坪量:250g/m′)に、試
験用サイズプレス(熊谷理機工業■製)で各種樹脂を付
与した。付着量は0〜20g/rr?で行なった。
各種樹脂にて処理したサンプルに就いて、加熱処理(2
20℃、20分間)後の白色度、黄色度を測定した。ま
た、ヒートシーラー(テスター産業■製)を用いて各種
樹脂にて処理した紙とPETフィルム(奇人PET−S
タイプ・50μ)とのヒートシール性を観ることで各種
樹脂にて処理したサンプルとポリエステル樹脂層とのヒ
ートシール性を評価することにした。
20℃、20分間)後の白色度、黄色度を測定した。ま
た、ヒートシーラー(テスター産業■製)を用いて各種
樹脂にて処理した紙とPETフィルム(奇人PET−S
タイプ・50μ)とのヒートシール性を観ることで各種
樹脂にて処理したサンプルとポリエステル樹脂層とのヒ
ートシール性を評価することにした。
なお、ヒートシール性に就いてはヒートシーラーの条件
を一定にして、その条件での紙とPETフィルムとの接
着の有無で評価した。ヒートシーラーの設定条件として
は温度=250〜300℃、圧カニ3kg/a#、加圧
時間:1〜30秒を用いた。
を一定にして、その条件での紙とPETフィルムとの接
着の有無で評価した。ヒートシーラーの設定条件として
は温度=250〜300℃、圧カニ3kg/a#、加圧
時間:1〜30秒を用いた。
その結果、加熱処理後の白色度50%以上、黄色度40
%以下で、且つヒートシール性の良いものとして次の樹
脂が挙げられる。PVAと、スチレンマレイン酸系樹脂
、ポリエステル系樹脂若しくはアクリル系樹脂との何れ
かの単独系または混合系である。
%以下で、且つヒートシール性の良いものとして次の樹
脂が挙げられる。PVAと、スチレンマレイン酸系樹脂
、ポリエステル系樹脂若しくはアクリル系樹脂との何れ
かの単独系または混合系である。
耐熱性樹脂の紙への処理方法としては、特に限定しない
がサイズプレスでの処理、コーターによる塗工などが代
表的である。
がサイズプレスでの処理、コーターによる塗工などが代
表的である。
本発明の耐熱紙は、加熱により変質し難いパルプを選定
し、サイズ剤及び特定の耐熱性樹脂と組み合わせて使用
することにより220℃、20分間の加熱によっても白
色度50%以上、或いは黄色度40%以下に保つことが
出来、また、引張強さ及び破断時の伸びの低下も30%
以下とすることが出来る。
し、サイズ剤及び特定の耐熱性樹脂と組み合わせて使用
することにより220℃、20分間の加熱によっても白
色度50%以上、或いは黄色度40%以下に保つことが
出来、また、引張強さ及び破断時の伸びの低下も30%
以下とすることが出来る。
1%クエン酸液の断面浸透に於いても常温ないし80℃
の温度範囲で常に8m以下とすることが出来る。
の温度範囲で常に8m以下とすることが出来る。
また、この耐熱紙にポリエステル樹脂層を積層した場合
、ポリエステル樹脂層とのヒートシール性に優れている
。ここで当該耐熱紙にP E Tをラミネートしたもの
に於いてPETとの接着性を調べたが、接着性は良好で
耐熱紙とPETとを剥離した場合、接着面からではなく
紙層より剥がれた。
、ポリエステル樹脂層とのヒートシール性に優れている
。ここで当該耐熱紙にP E Tをラミネートしたもの
に於いてPETとの接着性を調べたが、接着性は良好で
耐熱紙とPETとを剥離した場合、接着面からではなく
紙層より剥がれた。
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
しかし本発明は之等に限定されるものではない。
(以下、濃度は固形分重量%で示した。)実施例1
csf、 400aQまで叩解したα−セルロース含量
97%のL−DKP(商品名、サルファテートHJ。
97%のL−DKP(商品名、サルファテートHJ。
レオニヤ社製)に、紙力増強剤(商品名、エビノックス
DS−715、デイック・パーキュレス■製)を、対パ
ルプ0.3%、湿潤紙力増強及びサイズ剤の定着剤(商
品名、カイメン557H、デイック・パーキュレス@製
)を対パルプ0.2%、サイズ剤(アルキルケテンダイ
マー、商品名、5PK−901、加用化学■製)を対パ
ルプ0.2%を夫々添加し、長網抄紙機で坪量250g
/mの紙を得た。
DS−715、デイック・パーキュレス■製)を、対パ
ルプ0.3%、湿潤紙力増強及びサイズ剤の定着剤(商
品名、カイメン557H、デイック・パーキュレス@製
)を対パルプ0.2%、サイズ剤(アルキルケテンダイ
マー、商品名、5PK−901、加用化学■製)を対パ
ルプ0.2%を夫々添加し、長網抄紙機で坪量250g
/mの紙を得た。
この紙に、耐熱性樹脂としてPVA (商品名。
PVA−117、■クラレ製)2.5%と、スチレンマ
レイン酸系樹脂(商品名、ポリマロン351.加用化学
1IIl製)0.5とから成る処理液をサイズプレスで
2g/rrr前後付着させた。その紙の特性を第1表に
示した。
レイン酸系樹脂(商品名、ポリマロン351.加用化学
1IIl製)0.5とから成る処理液をサイズプレスで
2g/rrr前後付着させた。その紙の特性を第1表に
示した。
実施例2
パルプにα−セルロース含量97%のL−DKP75%
と、α−セルロース含量95%のN−DSP(商品名、
アセタニアP、レオニア社環)25%とを、 csf4
00−まで混合叩解したものを用いた他は実施例1と同
様な手法で紙を得た。その紙の特性を第1表に示した。
と、α−セルロース含量95%のN−DSP(商品名、
アセタニアP、レオニア社環)25%とを、 csf4
00−まで混合叩解したものを用いた他は実施例1と同
様な手法で紙を得た。その紙の特性を第1表に示した。
実施例3
実施例1のうち、他の条件は同じで、PVAとスチレン
マイレン酸系樹脂に代えてPVA (商品名、 PVA
−117,@クラレ製)1.5%とポリエステル系エマ
ルジョン(商品名、ペスレジン2000 。
マイレン酸系樹脂に代えてPVA (商品名、 PVA
−117,@クラレ製)1.5%とポリエステル系エマ
ルジョン(商品名、ペスレジン2000 。
高松油脂■製)1.5%とを用いた。その紙の特性を第
1表に示した。
1表に示した。
実施例4
実施例1のうち、他の条件は同じで、PVAとスチレン
マイレン酸系樹脂に代えてPVA (商品名、 PVA
−117、■クラレ製)2.5%とアクリル系樹脂水性
エマルジョン(商品名、アロンA−+015.東亜合成
化学工業U製)0.5%とを用いた。
マイレン酸系樹脂に代えてPVA (商品名、 PVA
−117、■クラレ製)2.5%とアクリル系樹脂水性
エマルジョン(商品名、アロンA−+015.東亜合成
化学工業U製)0.5%とを用いた。
その紙の特性を第1表に示した。
比較例1
実施例1のうち、他の条件は同じで、耐熱性樹脂での処
理を行なわないものの紙の特性を第1表に示した。
理を行なわないものの紙の特性を第1表に示した。
比較例2
実施例1のうち、他の条件は同じで、PVAとスチレン
マイレン酸系樹脂に代えてPVA (商品名、 PVA
−117,■クラレ製)3%のものを用いた。その紙の
特性を第1表に示した。
マイレン酸系樹脂に代えてPVA (商品名、 PVA
−117,■クラレ製)3%のものを用いた。その紙の
特性を第1表に示した。
比較例3
パルプにα−セルロース含量86%のL−BKP(重陽
国策パルプ■製)を用いた実施例1と同様な手法で紙を
得た。その紙の特性を第1表に示した。
国策パルプ■製)を用いた実施例1と同様な手法で紙を
得た。その紙の特性を第1表に示した。
第1表より判る様に実施例の紙は何れも目標とする食品
容器用耐熱紙として良好な性能が得られた。
容器用耐熱紙として良好な性能が得られた。
第1表
強度保持率:(加熱後強度)/(加熱前強度)xlOO
(%)加熱変色=220℃、20分間加熱処理断面浸透
:1%クエン酸水、70℃、10分間浸漬ヒートシール
性:ヒートシーラーによる評価○:紙とPETフィルム
接着する。
(%)加熱変色=220℃、20分間加熱処理断面浸透
:1%クエン酸水、70℃、10分間浸漬ヒートシール
性:ヒートシーラーによる評価○:紙とPETフィルム
接着する。
×:紙とP E Tフィルム接着しない。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明した様に本発明の材料によれば耐熱性を
有する紙が得られたので、高温調理などを行なった場合
、紙の劣化に起因する容器の変色及び強度劣化などを防
止出来る。
有する紙が得られたので、高温調理などを行なった場合
、紙の劣化に起因する容器の変色及び強度劣化などを防
止出来る。
また1本発明の紙ではポリエステル樹脂層を積層した場
合のポリエステル樹脂層とのヒートシール性に優れてい
る。
合のポリエステル樹脂層とのヒートシール性に優れてい
る。
更に容器外側は美化のためグラビア印刷をすることを想
定して耐熱紙のグラビア印刷試験も行なったが良好な結
果を得た。
定して耐熱紙のグラビア印刷試験も行なったが良好な結
果を得た。
なお、本文及び実施例中に記載した各物性の測定方法は
以下の通りである。
以下の通りである。
(1)α−セルロース含量: JIS P 8101に
準じた。
準じた。
(2)坪量: JIS P 8124に準じた。
(3)厚さ、密度: JIS P 811gに準じた。
(4)引張強度: 、lIS P 8113に準じた。
(5)伸び: JIS P 8132に準じた。
(6)白色度: JIS P 8123に準じた。
(7)黄色度:
ハンター白色度計を用いて次の式より算出した6黄色度
(%)= X100 A:アンバーフィルターによる測定値 Bニブルーフィルターによる測定値 Cニゲリーンフィルターによる測定値 (8)断面浸透: マイラーテープで試料の両面を完全にシールした4X4
a*のサンプルを70℃、1%のクエン酸に10分間浸
漬し、断面からの浸透距離を測定した。
(%)= X100 A:アンバーフィルターによる測定値 Bニブルーフィルターによる測定値 Cニゲリーンフィルターによる測定値 (8)断面浸透: マイラーテープで試料の両面を完全にシールした4X4
a*のサンプルを70℃、1%のクエン酸に10分間浸
漬し、断面からの浸透距離を測定した。
(9)グラビア印刷適性:
グラビアプロセスインキ(東洋インキ社@)を用いてグ
ラビア印刷適性試験機にて印刷した。
ラビア印刷適性試験機にて印刷した。
図は使用パルプのα−セルロース含址と加熱(220℃
、20分間)後の紙の黄色度との関係を示したものであ
る。 特許出願人 山陽国策パルプ株式会社 α−セルロース含fi(%) 手続補正書 昭和63年12月9日
、20分間)後の紙の黄色度との関係を示したものであ
る。 特許出願人 山陽国策パルプ株式会社 α−セルロース含fi(%) 手続補正書 昭和63年12月9日
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 α−セルロース含量が90%以上であるパルプと内
添サイズ剤とから造られた紙がPVAと、スチレンマレ
イン酸系樹脂、ポリエステル系樹脂若しくはアクリル系
樹脂中の何れかとの単独系または混合系から成る溶液で
処理されて成る耐熱紙。 2 オープンなどで220℃の常圧の雰囲気下で20分
間処理後の白色度が50%以上であるか、或いは黄色度
が40%以下であり、且つ引張強さ及び引張破断時の伸
びが加熱処理前の70%以上を保有し、常温ないし80
℃の温度範囲に於ける1%クエン酸水溶液の断面浸透が
8mm以下であり、ポリエステル樹脂層を積層した場合
、ポリエステル樹脂層とのヒートシール性に優れること
を特徴とする請求項1に記載の耐熱紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23223688A JPH0280697A (ja) | 1988-09-19 | 1988-09-19 | 耐熱紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23223688A JPH0280697A (ja) | 1988-09-19 | 1988-09-19 | 耐熱紙 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0280697A true JPH0280697A (ja) | 1990-03-20 |
JPH043480B2 JPH043480B2 (ja) | 1992-01-23 |
Family
ID=16936109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23223688A Granted JPH0280697A (ja) | 1988-09-19 | 1988-09-19 | 耐熱紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0280697A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003227100A (ja) * | 2002-01-31 | 2003-08-15 | Tomoegawa Paper Co Ltd | 耐熱性剥離紙用原紙及び耐熱性剥離紙 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60127388A (ja) * | 1983-12-14 | 1985-07-08 | Dainippon Ink & Chem Inc | 難燃剤 |
JPS60162895A (ja) * | 1984-01-27 | 1985-08-24 | 株式会社興人 | 耐熱性塗被紙 |
-
1988
- 1988-09-19 JP JP23223688A patent/JPH0280697A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60127388A (ja) * | 1983-12-14 | 1985-07-08 | Dainippon Ink & Chem Inc | 難燃剤 |
JPS60162895A (ja) * | 1984-01-27 | 1985-08-24 | 株式会社興人 | 耐熱性塗被紙 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003227100A (ja) * | 2002-01-31 | 2003-08-15 | Tomoegawa Paper Co Ltd | 耐熱性剥離紙用原紙及び耐熱性剥離紙 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH043480B2 (ja) | 1992-01-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |