JPH0280522A - 高炉装入用二層構造ペレット - Google Patents

高炉装入用二層構造ペレット

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JPH0280522A
JPH0280522A JP23279688A JP23279688A JPH0280522A JP H0280522 A JPH0280522 A JP H0280522A JP 23279688 A JP23279688 A JP 23279688A JP 23279688 A JP23279688 A JP 23279688A JP H0280522 A JPH0280522 A JP H0280522A
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JP
Japan
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pellet
charging
blast furnace
basicity
pellets
Prior art date
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Pending
Application number
JP23279688A
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English (en)
Inventor
Ichiro Shigaki
志垣 一郎
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、高炉の鉄原料として優れた性状を備えた高
炉装入用二層構造ベレットに関する。
(従来の技術) 鉄鉱石の微粉や、製鉄所内で発生した粉鉱石は、そのま
まの状態では高炉に装入できないため、これらを−旦、
生ペレットに造粒した後、グレートもしくはキルンで焼
成して装入ペレットとし、これを高炉装入原料とするこ
とが一般的に行われている。このような装入ペレットに
は製鉄効率を向上させるために、高被還元性を有するこ
とが要求される。そこで、この要求に対応すべ(従来よ
り、石灰石や1g0分を添加してスラグを高融点にする
ことが行われている。
上記のようにスラグの融点を高めた装入ペレットを高炉
に装入して還元す、る場合、この還元はペレットの外周
部より進行する。高炉シャフト部においては、上記ペレ
ットの外周部は金属鉄とスラグより成っており、内部は
ウスタイトとスラグより成っている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、上記状態から、 1200℃以上の軟化溶融
帯に達すると、ペレット内部の低融点スラグから融液が
生成するが、これが次第にウスタイトを溶かし込んで外
周部にしみ出してくると、外周部の金属鉄は融液を介し
て焼結が進み、以後、還元ガスのベレット内部への拡散
が妨げられで、還元停滞を生じてしまうという不都合が
ある。
(発明の目的) この発明は、上記のような事情に注目してなされたもの
で、高炉で装入ペレットを還元する場合に、この装入ベ
レットに還元停滞が生じることを防止して、その被還元
性を向上させると共に、この装入ペレットの還元粉化性
が悪化しないようにすることを目的とする。
(発明の構成) 上記目的を達成するためのこの装入ペレットの第1の発
明の特徴とするところは、CaO/SiO□で示される
塩基度が1.8〜2.4で、焼成温度を1260℃以下
として成形した点にある。
また、第2の発明の特徴とするところは、Cab/Si
n、で示される塩基度が 1.8〜2.4である芯部と
、この芯部を覆い塩基度が1.2〜1.5である外周部
とで装入ペレットを構成した点にある。
(作 用) 上記構成による作用は次の如くである。
塩基度を2近くに調整した装入ペレットを高炉で還元す
ると、その昇温還元過程では、装入ペレットの内部はウ
スタイトとグイカルシウムシリケート(2CaO・Si
O□)の混合物となる。この組成では、融液は1290
℃までほとんど、もしくは全く生成しないため、還元停
滞は著しく軽減される。
ところで、このような塩基度を有する組成の装入ペレッ
トは、 1270℃を越える温度で焼成すると、緻密な
カルシウムフェライトの組織が発達することによって、
高炉シャフト部の低温領域で還元粉化が激しく起こる。
そこで、第1の発明によれば、焼成温度を1270’c
以下に抑制することで気孔の発達した組織を生じさせ、
これによって、上記の還元粉化を防止している。また、
第2の発明によれば、還元粉化に対して強い塩基度組成
の成分を外周部に構成すること、即ち、外周部の塩基度
をある程度低くすることによって、上記還元粉化を防止
している (実施例) 以下、この発明の実施例を図面により説明する。
第1の装入ペレットAはCaO/SiO□で示される塩
基度が1.8〜2.4のものである。
上記第1の装入ペレットAの成形手順を示すと、先ず、
微粉鉄鉱石に石灰石を配合し、適量の水分を含ませ混練
し、次いで散水しつつ造粒し、直径11〜13−鵬φの
生ベレットを成形する。そして、この生ベレットを乾燥
、予熱した後1250℃で焼成し、上記装入ペレットA
を成形する。なお、この装入ペレットAのCaO/Si
O□は高いため、上記焼成時には、大量のカルシウムフ
ェライトが生成しようとする。そこで、上記したように
焼成温度を通常の1260℃よりも下げ、この低温焼成
により1組織の緻密化を防いでいる。
また、第2の装入ペレットBは、第1図で示すように芯
部lと、この芯部lを覆う外周部2とで構成された二層
構造を有している。上記芯部lはCab/5iftが1
.8〜2.4とされ、外周部2は 1.2〜1.5とさ
れている。
次に、上記第2の装入ペレットBの成形手順を示す。
生ペレットの成形については前記第1の装入ペレットA
の場合と同じであるが、これを径の小さいものに成形す
る。そして、この生ペレットを核として史に造粒して前
記のように直径が11〜13mmφの生ペレットを成形
する。そして、この生ベレットを前記と同じ条件に焼成
し、上記装入ペレットBを得る。上記の場合、径の小さ
い生ベレットが芯部lを構成することとなり、この芯部
1を覆う部分が塩基度1.2〜1.5である外周部2を
構成することとなる。
上記のようにして得られた装入ペレットA、  Bを高
炉に近似した条件の下で還元する。即ち。
500〜700℃の温度でガス還元した場合、各装入ペ
レットA、Hの外周部ではへマタイトからマグネタイト
への還元が進行する。この還元には体積膨張が伴うため
1通常1.8〜2.4の塩基度では、粉化が起こりやす
い、しかし、低温焼成により気孔の発達した組織となっ
ているため、亀裂の伝播が阻止され苫しく粉化は減少す
る。
ところで、上記第2の装入ベレットBの場合には、外周
部2はCab/Singが1.2〜1.5であるために
、上記した低温焼成であることとも相俟って還元粉化が
生じることは、より確実に防止される。
そして、上記状態から温度が上昇し、900〜1200
℃で引き続き還元する。この場合、装入ベレットA、B
の外周部は金属鉄とグイカルシウムシリケートとなり、
内部はウスタイトとグイカルシウムシリケートとなる。
なお1石灰石を多量に配合して気孔率を高くしたために
被還元性が向上し、上記金属鉄の部分の比率は高くなっ
ている。
更に、1200℃以上になってもこの装入ペレットA、
Bの内部はウスタイトとグイカルシウムシリケートのみ
からなっており、このため、1290℃まではほとんど
、もしくは全く融液が生成せずに固体の状態のままであ
る。よって、還元ガスは金属鉄部を通り、内部の還元が
進行し、そのためペレットの被還元性は向上する。
(具体的実施例) 本発明者らは、本発明の効果を確認するため、次の実験
を行った。
下記第1表に、実験に用いたベレッ 学組成を示す。
(以下余白) ト原料の化 上記したベレット原料を所定の配合割合に混合造粒し生
ペレットを成形し、この生ペレットを焼成して本発明に
係る装入ペレットA、Bと従来例に係る装入ペレットC
とを得た。これら各装入ベレットA−Cの3種原料の配
合割合を下記第2表に示す。
(以下余白) また、1250℃で焼成した上記各装入ペレットA〜C
の化学組成を下記第3表に示す。
(以下余白) 上記第3表に示すように、従来の装入ペレットCの塩基
度が低融点融液の生成しやすい1.3であるのに対し、
第1の装入ペレットAのそれは融液が生成しにくい2で
ある。
焼成温度を1250〜1280℃と変えて焼成し、気孔
率と還元粉化指数を測定した結果を第2図に示す、この
図から明らかなように、第1の装入ペレットAは塩基度
が高いため、還元粉化は悪化する。しかし、1260℃
以下に焼成温度をコントロールすると気孔率が高くなる
ため、亀裂の伝播が阻止されて粉化が抑制されている。
また、第2の装入ペレットBの場合、外周部2はCan
/5i02が1.3と低いため還元粉化性は従来の装入
ペレットCと同じ 2.5であった。
史に、これらδ装入ペレットA−Cを高炉に近似した条
件下で荷重還元実験をした。この結果を第3図に示す、
この第3図から明らかなように、従来例による装入ペレ
ットCでは、1200℃を越えると未ぶ元の芯部で低融
点スラグが溶融し、還元停滞を生じている。一方1本発
明による各装入ペレットA、Bでは、1200℃以上に
おいて還元停滞が生じることはなく、良好な還元性状を
示している。よって、本発明の装入ペレットA、Hによ
れば、被還元性の向上することが理解される。
(発明の効果) 第1の発明によれば、 CaO/5iOzを2近くにし
ても、焼成温度を1260℃以下にすることにより、気
孔が発達したペレット組織を造り込み、還元粉化を抑制
することができる。また、第2の発明によれば、外周部
に塩基度1.2〜1.5の成分層を造り込むことにより
還元粉化を抑制することができる。
川に重要なことは、このような装入ペレットが高炉で還
元される場合、ペレット内部はウスタイトとダイカルシ
ウムシリケートの混合物となり、1290℃まではほと
んど、もしくは全(融液が生成しないことである。この
ため、融液が装入ペレットの外周部にしみ出して気孔を
閉塞したり、融液を介しての金属鉄の焼結が起こること
がなく、還元ガスがペレット内部までよ(入り込むこと
によって、ガス還元が容易となる。このように、本発明
による装入ペレットは高炉の鉄原料として優れた性状を
備えている。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す第2の装入ペレットの
断面図、第2図と第3図は実験結果を示すグラフ図であ
る。 第 図 焼成シL1℃) 第 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、鉄鉱石原料粉末で成形される製鉄用の装入ペレット
    であって、CaO/SiO_2で示される塩基度が1.
    8〜2.4で、焼成温度を1260℃以下として成形し
    た高炉装入用二層構造ペレット。 2、鉄鉱石原料粉末で成形される製鉄用の装入ペレット
    であって、CaO/SiO_2で示される塩基度が1.
    8〜2.4である芯部と、この芯部を覆い塩基度が1.
    2〜1.5である外周部とで構成した高炉装入用二層構
    造ペレット。
JP23279688A 1988-09-16 1988-09-16 高炉装入用二層構造ペレット Pending JPH0280522A (ja)

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