JPH0280107A - 幅方向テーパ鋼板の製造方法 - Google Patents

幅方向テーパ鋼板の製造方法

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JPH0280107A
JPH0280107A JP23425788A JP23425788A JPH0280107A JP H0280107 A JPH0280107 A JP H0280107A JP 23425788 A JP23425788 A JP 23425788A JP 23425788 A JP23425788 A JP 23425788A JP H0280107 A JPH0280107 A JP H0280107A
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JP
Japan
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rolling
slab
tapered
rolled
width direction
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Pending
Application number
JP23425788A
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English (en)
Inventor
Kazunori Yako
八子 一了
Tadao Sugiyama
忠夫 杉山
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、幅方向テーパ鋼板の製造方法に関する。
[従来技術] 鋼板を構造物の梁等強度メンバーとして使用する場合、
鋼板にテーパがついているほうが、設計上合理的かつ安
価にできる場合が多い。そして断面がテーパ状になって
いる長尺鋼板の製造方法としては、従来第3図のように
あらかじめテーパ状に厚さを変化させた2枚のスラブ3
1を、何らかの方法で貼り合わせて矩形状複合スラブ3
2とし、このスラブを各単独スラブのテーパ状断面と直
角方向33に仕上げ圧延した後、これを2枚に剥離して
製造するという方法が行なわれていた。
また、特開昭57−156813号には、初期の圧延段
階で圧延方向に厚み差を生じせしめた圧延材を90度回
転して所定厚さまで圧延を行なう技術が開示しであるが
、この技術は等厚の扇形厚鋼板を製造する技術に関する
ものであり、幅方向テーパ鋼板の製造に関するものでは
ない。
[発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、上記の複合スラブによる従来の技術には
、以下のような経済的、または精度上の問題点があった
(1)テーパ状のスラブを製造するのに手間ががかる。
(2)圧延中に2枚のスラブが接合して一体化しないよ
う、また2枚のスラブが完全に分離してしまわないよう
、剥離材を使用したり、スラブの周辺を溶接する等矩形
状複合スラブを組みたてるのに多数の工数を要する。
(3)圧延完了後に上下のテーパ鋼板を剥離する必要が
ある。
(4)スラブ加工精度、矩形状複合スラブの加熱時にお
ける均熱の度合いにより、上下テーバ鋼板の寸法精度が
異なってしまう。
この発明は、従来技術の以上のような問題点を解消し、
製造に要する費用が安く、精度的にも良好な幅方向テー
パ鋼板の製造方法を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] この発明に係る幅方向テーパ鋼板の製造方法は、被圧延
材を幅出し圧延するに際して、圧延中のロール間隔を前
記被圧延材の噛込みから放出までの間変えることによっ
て、前記被圧延材の圧延方向の縦断面形状をテーパ状に
変化させ、ついでこの圧延材を90度旋回させてロール
間隙をテーパ状に設定したロールで仕上圧延する幅方向
テーパ鋼板の製造方法である。
[作用コ この発明における幅方向テーパ鋼板の製造方法において
は、被圧延材を幅出し圧延する際に、ロール間隔を被圧
延材の噛み込みから放出までの間変えることによって、
被圧延材の圧延方向の縦断面形状をテーパ状に変化させ
、ついでこの圧延材を90度旋回させてロール間隙をテ
ーパ状に設定したロールで仕上げ圧延する。したがって
、幅出し圧延時に圧延材に幅方向のテーバが形成されて
いるので、仕上げ圧延時には圧延材の幅方向左右の圧下
率をほぼ同じ圧下として圧延することができ、圧延方向
の曲がりが発生すること無しに容易に幅方向テーパ鋼板
を製造することができる。
また通常の矩形スラブから幅方向テーパ鋼板を製造でき
るので、テーパスラブの製造、矩形状複合スラブの製造
等の工程を必要としないので製造原価が安くなると同時
に、羊独スラブからの製造であるので精度が良い。
[実施例コ 幅方向テーパ鋼板を製造する場合、矩形スラブから直接
幅方向にテーバを付与するような圧延を行なうと、次の
ことを生じることが知られている。
(1)スラブの幅方向左右の圧下率が異なるので、スラ
ブの圧延方向の延びがスラブの幅方向左右で異なり、ス
ラブは延びの小さい方に曲がる。
(2)ロール軸方向にスラスト力が働く。
(3)圧延中にスラブが幅方向に移動しようとする。
このような場合、圧延を続行することが不可能になり、
この方法では幅方向テーパ鋼板を製造することはできな
ので、仕上げ圧延に先立って、スラブに何らかの予成形
を施しておくことが必要である。
本発明の幅方向テーパ鋼板の製造方法においては、まず
第1図のように幅出し圧延時に、圧延中のロール間隔を
スラブの哨込みから放出までの間変えることによってス
ラブ1の圧延方向の縦断面形状を、得ようとする幅方向
テーパ鋼板のテーバにほぼ近いテーパ状に変化させる。
次いでこのテーバ状スラブ2を90度旋回させ、これを
ロール間隙をテーパ状に設定したロールで仕上げ圧延す
るようにしている。
上記のことから、幅方向テーパ鋼板の仕上げ圧延おいて
は、パススケジュールを設定する上で、次の点を配慮す
る必要がある。
(1)仕上げ圧延開始時のスラブの左右の板厚比(幅出
し圧延最終バス時のスラブの最大板厚と最小板厚の比)
は、最終製品の左右板厚比に近いものにする。
(2)各バスにおける左右の板厚比は、前記仕上げ圧延
開始時のスラブの左右の板厚比と常に同じにする。
(3)仕上げ圧延時の左右の圧下率は、板曲がり防止の
ため同じにする。
これを図および式により説明すると、次のようになる。
第2図(a)の幅方向テーバ鋼板の最大厚をAr、最小
厚をBr、第2図(b)の仕上げ圧延開始時のスラブの
最大厚をA。、最小厚をB。とするとAr /Br =
Ao /Bo =k (一定)  ・−+11各パスに
おける 最大板厚をA 1.A 2.A 3.A 4− A。
最小板厚をB、、B2、B5、B4・・・B7とし、そ
れぞれの圧下量を ΔA1、ΔA2.ΔA3、ΔA4・・・ΔA0ΔB4.
ΔB2、ΔB8、ΔB4・−・ΔB。
とすると、 左右板厚比一定の条件より、 A+ /B+ =A2 /B2 =A3 /BS ==
44/B4 =A、 /B、 −k  −121左右圧
下率一定の条件より、 ΔA+/Ao=ΔBl /B。
ΔA2/A+=ΔB 2 / B 1 ΔA3/A2−ΔB 3/ B 2     ・・・(
3)ΔA4/A3=ΔB4/B3 ΔAn/An−1=ΔB、l/B、−1(21式と(3
)式から ΔA+/ΔB、=ΔA2/ΔB2− ΔA3/ΔB3−ΔA4/ΔB 4= −−−一−−−
−−−−−−−−−=ΔAIl/ΔBIl−k ・・・
(4)これらの式から明らかなように、幅方向テーパ鋼
板のパススケジュールは、以下の手順で行なえばよい。
(1)幅出し圧延の最終バスにおいて、圧延方向の長さ
が、幅方向テーパ鋼板の幅に等しく、かつ最大厚と最小
厚の比A。/ B oが製品の最大厚と最小厚の比A 
r / B r = kに等しくなるように、AOおよ
びBOの値を定める。
(2)第1パスの圧下量△A1を、通常の圧延と同じよ
うに圧下率ΔA r / A oが適正な範囲内で定め
る。
(3)第2パス以下についても、第1パスと同様適正圧
下量の範囲で順次 ΔA2.ΔA3.ΔA4   ΔA。
を定める。
(4)第4)式により、 ΔA2、ΔA2、ΔA3.ΔA 4−−−−−−−−Δ
A!1に対応するΔB1、ΔB2、ΔB3.ΔB 4−
−−−−−−−−ΔB0を求める。
(パススケジュール例) 厚さ250mm x幅1,900+nm X長さ3.5
0On+mのスラブから、 厚さ16.5〜15.OmmX幅3,200mm X長
さ32 、900m1の幅方向テーパ鋼板を製造する場
合のパススケジュールを表1に示す。
この場合の幅方向テーパ鋼板の板厚比には、k=16.
5/15.0 =1.1 となるので、各バスの左右の圧下量はこの値を維持する
ように、かつ左右の圧下率が等しくなるように、設定さ
れている。このパススケジュールで幅方向テーパ鋼板の
圧延を行なったところ、板曲がり等のトラブルもなしに
精度の良好な幅方向テーパ鋼板を得ることができた。
この幅方向テーパ鋼板の製造を行なう上での圧(1)幅
出し圧延最終パスまでの間に、製品テーバ比(製品最大
厚−製品最小厚)/製品幅に近い長手テーバ比((幅出
し圧延終了時のスラブの前後端厚さの差)7幅出し圧延
終了時のスラブの長さ)を得ることのできる圧延中圧下
量変更装置を有する圧延機があること。通常テーバ鋼板
の板厚差は、5〜15%程度有れば良いので、圧延中圧
下量変更装置の有効ストロークは30mm程度あればよ
い。
(2)スラブ旋回装置があること。
(3)各バス毎に左右独立して圧下位置設定が可能な圧
下装置を有する圧延機があること。圧下装置も同時に保
有する圧延機の場合は、これに機能を分担させてもよい
、左右圧下装置の間隔は、圧延材の幅より当然広いので
、左右圧下量差は、45mm程度を必要とする。
これらの条件は、比較的ストロークの大きい油圧圧下シ
リンダーを左右圧下装置に具備することで充たされる。
延設備は次のような条件を充たしていればよい。
またこの圧延の制御システムも、 (1)幅出し圧延後期に圧延材の進行に応じて圧延中圧
上量を可変的に指示し、制御するシステム、 (2)幅出し圧延完了後の仕上圧延においては、左右の
圧下装置の設定値を左右圧延スタンドの伸び差(圧延反
力差による)を考慮しつつ、一定板厚比を確保するよう
に、各圧延パス間に設定するシステム、 があればよいので、通常のAGC装置における計算制御
システムを一部改造すればよく、高額の設備投資をする
ことなしに、精度の高い幅方向テーパ鋼板を得るシステ
ムを完成することができる。
なお板厚精度を高めるために、圧延材を圧延ライン中心
位置にセンタリングする必要があるが、圧延中の板厚比
をほぼ一定として圧延しているので、板曲がりがほとん
ど発生せず、特別なサイドガイドは必要ではなく、通常
のサイドガイドがあればよい。
表1 [発明の効果] 本発明は上述のような方法であるので、幅方向テーパ鋼
板を安価に、また精度の優れた幅方向テーパ鋼板を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の幅方向テーパ鋼板の製造方
法を示す工程図、第2図は幅出し終了後のスラブの長手
方向断面およびテーパ鋼板の幅方向断面を示す斜視図、
第3図は従来の幅方向テーパ鋼板の製造方法を示す工程
図である。 1・・・スラブ52・・・テーパ状スラブ。 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 被圧延材を幅出し圧延するに際して、圧延中のロール間
    隔を前記被圧延材の噛込みから放出までの間変えること
    によって、前記被圧延材の圧延方向の縦断面形状をテー
    パ状に変化させ、ついでこの圧延材を90度旋回させて
    ロール間隙をテーパ状に設定したロールで仕上圧延する
    ことを特徴とする幅方向テーパ鋼板の製造方法。
JP23425788A 1988-09-19 1988-09-19 幅方向テーパ鋼板の製造方法 Pending JPH0280107A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7609322B2 (en) 2003-03-10 2009-10-27 Kyocera Corporation Imaging apparatus
JP2014168802A (ja) * 2013-03-04 2014-09-18 Nippon Steel & Sumitomo Metal 板幅方向にテーパー状の板厚差を有する差厚鋼板の製造装置及び製造方法
CN110653561A (zh) * 2018-06-28 2020-01-07 宝山钢铁股份有限公司 一种横纵双向可变厚度钢板及其制备方法

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