JPH0278973A - 平衡法による部分放電検出回路 - Google Patents

平衡法による部分放電検出回路

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JPH0278973A
JPH0278973A JP63230660A JP23066088A JPH0278973A JP H0278973 A JPH0278973 A JP H0278973A JP 63230660 A JP63230660 A JP 63230660A JP 23066088 A JP23066088 A JP 23066088A JP H0278973 A JPH0278973 A JP H0278973A
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JP
Japan
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pair
specimens
partial discharge
transformer
voltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP63230660A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunei Watanabe
俊英 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、高電圧回転電機、高電圧開閉機器。
静止誘導電器、あるいはこれらに使用する電気絶縁部材
で発生する部分放電パルスを、一対の供試体を用いて外
来ノイズパルスと弁別して検出する平衡法部分放電検出
回路に関する。
〔従来の技術〕
高電圧電気機器においては、その高電圧充電部相互間あ
るいは対地間の耐電圧性能、ことにその長期安定性が電
気機器の可使用寿命を左右する重要な性能とされており
、高電圧を印加して短時間の耐電圧性能を検証する耐電
圧試験だけでなく、耐電圧性能を維持する絶縁構造部で
部分放電が発生するか否かを検証する部分放電試験が、
耐電圧性能の長期安定性の判断をより確実にする方法と
して広く知られている。電気機器の絶縁構造中で発生す
る部分放電は、固体絶縁物中に介在する気道や空隙、あ
るいは固体絶縁物に比べて耐電圧強度が低い空気、ガス
、油等の絶縁媒体に電界が集中して起こる高電圧放電現
象であるが、これが検出装置に検出されるときには微弱
な高周波振動パルスに低下してしまい、例えば高電圧印
加回路で発生する気中コロナや、高電圧電源を介して外
部回路から侵入する整流器の転流サージなどの外来ノイ
ズパルスとの弁別が極めて難しいという特異性がある。
第4図は従来装置を等価回路で示す回路構成図であり、
−mに平衡法とよばれる外来ノイズパルスの消去機能を
有する部分放電検出回路を例に示したものである0図に
おいて、1は試験用変圧器等の高電圧電源であり、直列
インピーダンス2を介して静電容量が互いに等しい二つ
の供試体3および5の高電圧印加端に接続される。二つ
の供試体3および5の検出端は検出インピーダンス4お
よび6を介して接地され、一つの閉ループを形成する。
検出インピーダンス4および6それぞれの端子電圧は高
周波コード7Aおよび7Bを介して外来ノイズ消去手段
としての差動変成器8の例えば中点が接地された一次コ
イルに接続され、差動変成器8の二次コイルが部分放電
測定器9に接続される。
上述のように構成された平衡法による従来の部分放電検
出回路において、二つの供試体3および5に印加する電
圧を徐々に上昇し、例えば供試体3で部分放電が発生し
、図中実線矢印で示す方向の部分放電パルス103が生
じたと仮定すると、この部分放電パルス103は二つの
供試体3,5および二つの検出インピーダンス4.6を
含む閉ループ内を時計方向に還流するので、二つの検出
インピーダンス4.6には互いに逆向きにパルスtiが
流れ、互いに逆向きのパルス電圧が差動変成器8の一次
コイルの両端に印加されることになり、二次コイルの二
次側には両パルス電圧の和に巻数比をかけた大きさのパ
ルス電圧が検出される。−方、電源側から図中破線矢印
で示す外来ノイズパルス101が侵入した場合、ノイズ
パルス101は二つの供試体3.5に分流し、二つの検
出インピーダンス4.6に互いに同じ向き (極性)の
電圧が誘起され、このパルスが一次コイルの両端に印加
されるので一次コイルに流れる電流は互いに逆向きとな
って消去され、二次コイル側には電圧が現われない、し
たがって、外来ノイズパルスを消去し供試体で発生した
部分放電パルスのみを検出するいわゆる平衡回路が形成
される。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来装置において外来ノイズパルスを差動変成器で消去
するためには、その−次コイルのパルス応答性がその中
央接地点に対して正確に左右対称であり、かつ二次コイ
ルとの磁気的結合度も左右対称であること、一対の検出
インピーダンス4と6、および高周波コード7Aと7B
も左右対称であることが求められ、この条件を満足した
とき一次コイルの両側から入力される外来ノイズパルス
の振幅および振動周期が一致し、消去が可能になる。
しかしながら、上記条件をすべて満たすことは実際上極
めて困難で、検出インピーダンスや差動変成器、さらに
は高周波コードの微小な不整合が原因で外来ノイズパル
スの消去が十分行なわれず、S・N比が低下して供試体
で今生した部分放電パルスの弁別が困難になることが多
く、その改善が求められている。
この発明の目的は、平衡回路の不整合を排除することに
より、外来ノイズパルスの消去性能を改善して信号対雑
音比(S −N比)を高めることにある。
(!l!!1を解決するための手段〕 上記!i題を解決するために、この発明によれば、高電
圧電源に高電圧印加端が並列接続された静電容量が互い
に等しい二つの供試体で発生し前記−対の供試体間を還
流する部分が放電パルスを、前記一対の供試体の検出端
間に配されたノイズ消去手段−により外来ノイズパルス
と弁別して検出するものにおいて、前記ノイズ消去手段
が環状磁性体に二次コイルが巻装された貫通形高周波変
成器と、その中空部を貫通して前記一対の供試体それぞ
れの検出端に導電接続された一対の接地線とからなり、
この一対の接地線を流れる前記供試体の充電電流の向き
が互いに逆向きに前記中空部を貫通するよう形成してな
るものとする。
〔作用〕
上記手段において、ノイズ消去手段を貫通形高周波変成
器と、この変成器の一次導体(貫通導体)としての直接
接地された二つの供試体の一対の接地線とで構成し、か
つ供試体を介して一対の接地線に流れる充電電流の向き
が変成器の貫通部で互いに逆向きにするよう構成したこ
とにより、二つの供試体を並列かつ同方向に充電電流に
重畳して流れる外来ノイズパルス (電流)は、貫通形
高周波変成器を貫通する部分で互いに逆向きとなって電
流磁界が互いに打ち消し合い、環状磁性体としての例え
ばフェライトコアに巻装された二次コイルには電圧が誘
起されず、外来ノイズパルスを充電電流とともに消去す
ることができる。一方、供試体で発生し二つの供試体か
らなる閉ループを還流する部分放電パルスは変成器の貫
通部で同方向となり二次コイルにパルス電圧が誘起され
、二次コイル側に配された検出4ンピーダンスを介して
測定器により検出されるので、S−N比を大幅に改善す
ることができる。さらに、二つの供試体の検出端側は接
地線が変成器を貫通して直接接地されるのみで、検出イ
ンピ」ダンス、高周波コード。
差動コイル等不整合の原因となる部材を含まないので、
外来ノイズパルスの消去性能を一層向上することができ
る。
(実施例〕 以下この発明を実施例に基づいて説明する。
第1図はこの発明の実施例装置を示す回路構成図、第2
図は実施例装置の動作説明図、第3図は実施例装置にお
ける要部のパルス波形図であり、従来装置と同じ部分に
は同一参照符号を用いもことにより詳細な説明を省略す
る0図において、1.1は環状フェライトコアIIAに
二次コイルIIBが巻装された貫通形高周波変成器(以
下変成器と略称する)であり、環状フェライトコア1’
lAで包囲された中空部には二つの供試体3および5の
検出端に接続された一対の接地13Aおよび5Aが、供
試体3.5の充電電流が互いに逆向きになるよう貫通し
て一次導体を形成することにより、ノイズ消去手段lO
が構成される。また変成器の二次コイルIIBは検出イ
ンピーダンス14を介して部分放電測定器9に接続され
ることにより平衡法による部分放電検出回路が形成され
る。
実施例装置において、二つの供試体3.5を並列かつ同
方向に充電電流に重畳して流れる外来ノイズパルス (
電り101は貫通形高周波変成器11を貫通する部分で
第3図に示すように互いに逆向きとなって電流磁界が互
いに打ち消し合い、環状磁性体としての例えばフェライ
トコアIIAに巻装された二次コイル11Bには電圧V
dが誘起されず、外来ノイズパルス101を充電電流と
ともに消去することができる。一方、供試体3または5
で発生し二つの供試体からなる閉ループを還流する部分
放電パルス103は変成器の貫通部で第3図に示すよう
に同方向となり、変成器で加算、増幅された電圧Vdが
検出インピーダンス14を介して測定器9により検出さ
れるので、S−N比を大幅に改善することができる。さ
らに、二つの供試体の検出端側は接地線3A、5^が変
成器11を貫通して直接接地されるのみであり、検出イ
ンピーダンス4.6.高周波コード7A、7B、差動変
成器8等、不整合の原因となる部材を含まないので、外
来ノイズパルス101や部分放電パルス103の振幅や
振動周期T+、Tt等の変歪が大幅に軽減され、一対の
接地線を流れるパルス波形の相似性が高度に保持される
ので、外来ノイズパルス101の消去性能が大幅に向上
し、かつ部分放電パルス電圧Vdは波形の変歪が少なく
、かつ変成器によって電圧増幅されるので、従来装置に
比べてS−N比が大幅に改善される。
なお、二つの供試体としては、同一定格の電気機器ある
いはその絶縁部材2台を用い、電圧印加端および検出端
間の静電容量が互いに等しくなる条件を満足するよう検
出回路を構成することが好ましい、ただし、電気機器が
多相機である場合には上記の条件を満たす二つの相を二
つの供試体に見立てて検出回路を構成することができる
。また、二つの供試体のいずれで部分放電が発生したか
の判定は、検出パルスの極性と印加電圧位相との相関性
で弁別できることが多いので、一方の供試体が部分放電
の発生しないものであるという条件は必ずしも必要とし
ない。
〔発明の効果〕
この発明は前述のように、貫通形高周波変成器、の−次
導体としての一対の接地線に充電電流が互いに逆向きに
流れるようにしたノイズ消去手段を用いるよう構成した
。その結果、外来ノイズノ゛マルスおよび充電電流は貫
通部を互いに逆向きに流れて電流磁界が消去され、部分
放電パルスは互いに同方向に流れて相乗かつ電圧増幅さ
れて検出できるので、従来袋!に比べてS−N比が大幅
に改善されるとともに、二つの供試体が直接接地されて
検出インピーダンス、高周波コード、差動変成器等不整
合の発生原因となる部材が排除され、S・N比がより一
層改善された平衡法による部分放電検出回路を提供でき
る。また、部分放電パルスの検出精度が改善されること
により、高電圧電気機器の耐電圧性能の長期安定性の判
定を高度化することに貢献できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例装置を示す回路構成図、第2
図は実施例装置の動作説明図、第3図は実施例装置にお
ける要部のパルス波形図、第4図は従来装置を示す回路
構成図である。 1:高電圧電源、2:直列インピーダンス、3゜5:供
試体、4. 6.14  :検出インピーダンス、8:
差動変成器、9:部分放電測定器、10:ノイズ消去手
段、11:貫通形高周波変成器、11A:環状磁性体、
11B=二次コイル、3^、5A:接地線(−次導体)
 、101  :外来ノイズパルス、103:第1図 d 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)高電圧電源に高電圧印加端が並列接続された静電容
    量が互いに等しい二つの供試体で発生し前記一対の供試
    体間を還流する部分が放電パルスを、前記一対の供試体
    の検出端間に配されたノイズ消去手段により外来ノイズ
    パルスと弁別して検出するものにおいて、前記ノイズ消
    去手段が環状磁性体に二次コイルが巻装された貫通形高
    周波変成器と、その中空部を貫通して前記一対の供試体
    それぞれの検出端に導電接続された一対の接地線とから
    なり、この一対の接地線を流れる前記供試体の充電電流
    の向きが互いに逆向きに前記中空部を貫通するよう形成
    してなることを特徴とする平衡法による部分放電検出回
    路。
JP63230660A 1988-09-14 1988-09-14 平衡法による部分放電検出回路 Pending JPH0278973A (ja)

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JP63230660A JPH0278973A (ja) 1988-09-14 1988-09-14 平衡法による部分放電検出回路

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JP (1) JPH0278973A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018068009A (ja) * 2016-10-18 2018-04-26 株式会社日立製作所 電動機動力システム及び電気車

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018068009A (ja) * 2016-10-18 2018-04-26 株式会社日立製作所 電動機動力システム及び電気車

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