JPH0278831A - 自動給湯装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、湯水混合弁を用いた自動給湯装置に関するも
のである。

従来の技術 従来この種の自動給湯装置には、第７図に示すようなも
のがあった。（例えば実開昭５６−５９２２３号公報） 第７図において、湯の入口１と、水の入口２と、混合湯
の出口３を有した弁框体４内には、湯側弁体５と、水側
弁体６が、軸７に固定して設けられている。軸７は、ね
じ機構８と外部の減速歯車９を介して、モータ１ｏによ
り駆動され、湯側弁体５と水側弁体６にて湯と水の混合
比率が変えられる。混合湯温はサーミスタ１１で検出さ
れ、この検出信号と設定器１２の設定値が制御器１３で
比較され、モータ１ｏが調節される。そして混合湯は、
端末に設けられた蛇口１４から給湯箇所に給湯される。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成の従来の自動給湯装置は
、次のような課題を有していた。

（１）各給湯箇所への流量の制御を、手動で蛇口１４に
て行なわなければならないため、給湯箇所で必要とする
流量を即座に得ることができなかった。

（２）給湯機として瞬間湯沸器や、缶水量の少ないボイ
ラーが使われた場合、加熱能力に限りがあるため、蛇口
１４で流量を出しすぎると、設定器１２で設定された温
度以下に入口１から入ってくる湯の温度が下り、湯側弁
体５で湯側を全開とし水側弁体６で水側を全閉としても
、所望の温度が得られないことがあった。

本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、
給湯箇所の使用量に対し適正で、給湯機の能力不足の影
響を受けにくい流量で給湯が行なわれる、使い勝手を改
善した自動給湯装置を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するため、本発明の自動給湯装置は、湯
水混合弁と、流量制御弁と、流量制御弁を駆動する電気
的駆動手段と、給湯設定器と、流量の予設定器と、この
予設定器の出力信号に従って電気的駆動手段を制御し流
量を調節する制御器とを備えて構成するものである。

また、予設定器に給湯能力や季節等の表示部を設けたも
のであるう 作用 上記の構成により本発明の自動給湯装置は、給湯設定器
の設定に従って給湯が行なわれる時に、予設定器で設定
された流量で給湯を行なうことにより、給湯開始の都度
、流量を調節することなしに、また、給湯機の能力を考
慮した適正な流量で給湯が行なえるものである。

また、予設定器に設けた給湯能力や季節等の表示により
、よシ的確に給湯機の能力を考慮した流量の予設定が行
なえ、給湯の使い勝手の改善を図るものである。

実施例 以下本発明の一実施例を図面とともに説明する。

第１図において、ガスの瞬間給湯機１６へは水道１６か
ら水が供給され、給湯管１γを経て湯が供給される。瞬
間給湯機１６は、水ガバナー１８を経た水が、熱交換器
１９でバーナー２０により加熱され、湯温サーミスタ２
１で検出される湯温と予め定めた温度が制御器２２で比
較され、ガス比例弁２３を調節して適温を得ている。浴
室２４内のエプロン２６の収納部には、電気的に混合湯
温を調節する混合弁２６と、流量制御と給湯箇所の切り
替えを行なう流調切替弁２７．２８が設けられている。

流調切替弁２γからはハンドシャワー２９と固定ンヤワ
ー３ｏへ、また流調切替弁２８からは洗い場給湯口３１
と浴槽給湯口３２へ択一的に給湯ができる。混合弁２６
と流調切替弁２７゜２８は、制御器３３とともに電装部
を浴室２４内の飛散水や湿気から保護する電装ケースを
装着した、自動給湯ユニット３４を構成している。混合
弁２６には給湯管１７と給水管３６が接続され、制御器
３３は、他の電装部品とともに防水ケース３６でおおわ
れ台所リモコン３６．メインリモコン３７．浴槽リモコ
ン３８と接続されている。

第２図に自動給湯ユニット３４の詳細を示す。

給湯管１７と給水管３５を経て供給される湯と水は、弁
框体３９内に設けた逆止弁４０，４１、湯と水の圧力を
均衡させる圧力バランス弁４２を経て混合弁４３に至る
。混合弁４３は、軸４４に設けた湯側弁体４６と水側弁
体４６が、ステッピングモータ４７により減速歯車４８
を経て駆動され、軸４４に設けたねじ機構により、図に
おいて左右に移動するように構成されている。湯と水の
全閉点は、マイクロスインチ４９．５０によシ検出され
ている。混合湯温は温度検出器であるサーミスタ５１に
より、また流量は流量センサー５２により検出される。

混合湯は図において流調切替弁２了により、ハンドシャ
ワー２９あるいは固定シャワー３０へ切り替えて給湯さ
れる。この流調切替弁２７は、軸６３に設けられた弁体
６４と６５が、直流モータ５６の回転が歯車６７を経て
軸６３に伝達され、軸６３に設けたねじ機構によって左
右に移動するように構成されている。また、止水位置と
ハンドシャワー２９の全開点、固定シャワーの全開点は
、マイクロスインチ５８，５９．６０により検出される
。

第３図にメインリモコン３７の詳細を示す。各給湯箇所
への給湯を指示する給湯箇所設定器である浴槽スイッチ
６１．洗い場カランスイッチ６２゜ハンドシャワースイ
ッチ６３．固定シャワースイッチ６４．湯温設定器の一
部を構成するあっくスイノチ、ぬるくスイッチ６６、水
スイッチ６７．流量設定器である多くスイッチ、少なく
スイッチ６９等が設けられている。

第４図に台所リモコン３６の詳細を示す。ここには電源
の大切スイッチ、台所から浴槽への給湯を指示する浴槽
スイッチ、タイマーやテレコン運転を予約する予約スイ
ッチ７２、浴槽への湯張り量を設定する湯ばシボリュー
ム７３、浴槽への給湯温度を予め設定する湯温設定器の
一部を構成する浴槽湯温ボリューム７４、シャワーへの
給湯温度を設定する湯温設定器の一部を構成するシャワ
ー湯温ボリューム７５が設けられている。そして、流調
切替弁２７．２８からの出湯流量をプリセットする予設
定器である流量プリセットボリューム７６が設けられて
いる。この流量プリセットボリューム７６によるプリセ
ット値は、６１／ｗｉｎ。

ｓ　／（／ｗｉｎ　、　１ｏ　４／ｗｉｎ　、　１２１
／ｗｉｎ　、　１ｓ　ｊ７／ｍｉｎの６段階が選べるよ
うになっている。そして、流量プリセットボリューム７
６の横には、季節と能力に応じたプリセット流量の目安
が表示部７７として貼布されている。使用者は、この値
を目安として、手動にて流量プリセットボリューム７６
を操作する。

第６図に本実施例の制御ブロック図を示す。

制御器３３の内部では、給湯設定器である浴槽スイッチ
６１．７１．洗い場カランスイッチ６２゜ハンドシャワ
ースイッチ６３．固定シャワースイッチ６４の設定に応
じ、流量プリセットボリューム７６の値が取り込まれ、
流量センサー５２の値と比較が行なわれ、調節部７８あ
るいは調節部７９で直流モータ６６あるいは直流モータ
５６′を操作する信号が出力される。また、混合弁２６
のヌテノピングモータ４７の調節部や、所定時間内に温
度偏差が解消されたかを判定する偏差判定部８１も制御
器３３として何している。

次に本実施例の動作を説明する。

台所リモコン３６の電源７０をオンすると、自動給湯ユ
ニット３４と瞬間給湯機１５の系統に通電が行なわれ、
待機状態となる。給湯箇所を指示するとともに給湯の開
始、停止を設定する、浴槽スイッチ６１．洗い場カラン
スイッチ６２．ハンドシャワースイッチ６３．固定シャ
ワースイッチ６４のいずれかを押すと、予め設定された
流量と温度で給湯が開始される。この時の給湯開始流量
は、流量プリセットボリューム７６で予め使用者が、表
示部７７に従い設定した流量である。流量プリセットボ
リューム７６の設定値は、流量センサー５２の値と比較
され、使用されている流調切替弁２７あるいは２７′の
直流モータ６６あるいは６６′が調節されて流量が制御
される。予め流量プリセットボリューム７６で定めて設
定値を変更したい場合は、多くスイッチ６８あるいは少
なくスイッチ６９を操作して調節が行なわれる。この場
合、表示部７７に従って定めた適正な流量値をはずれて
設定が行なわれる場合もあるが、利用者の温度よりも流
量を重視したいとか、もっと流量を絞って使用したいと
いった要望にきめ細く応えられるものである。

混合湯温も浴槽湯温ボリューム７４あるいは、シャワー
湯温ボリューム７６で予め設定された湯温で給湯が開始
される。この予め設定された湯温も、同様にあつくスイ
ッチ６６あるいはぬるくスイッチ６６で変更ができる。

これらによる変更は、洗い場カランスイッチ６２．ハン
ドシャワーヌイソチ６３．固定シャワースイッチ６４が
押された時は、水から４５℃までしか設定できないよう
になっており、高温湯や熱湯が供給されて危険を生じる
ことを防いでいる。浴槽スイッチ６１あるいは７１が押
された場合は全域に亘って設定ができる。但し、熱湯出
湯時の危険防止の意味から、あつくスイッチ６６を一回
押すと一段階づつ設定温は上昇するが、６０℃から熱湯
は２度押しを必要とするように工夫している。また、連
続で押すと連続的に段階が上るオートインクリメント機
能も付いているが、５０℃でヌトップし、熱湯設定に飛
び込まないように構成している。

さて、給湯温度と水温および給湯機の能力の関係は次式
のようになる。

給湯機能カ一定数×流量×（給湯温度−水温）従って、
適確な流量は給湯機能力と給湯温度と水温が分かれば決
定できる。令名の給湯が全くこれらの情報をなしに行な
われて来たことを考えると、上記の３つの条件が分から
なくても２つの組み合せでも大よその範囲に流量の設定
は可能である。また、一つの条件として給湯温度だけ定
めても、３条件が全く分からない状態に比べて、はるか
に流量の適正範囲を決めやすい。

上記の式に基づいた概念図が第６図である。当然のこと
ながら給湯機の能力が太きいと、水温が低くても高温の
湯が得られ、能力が小さいと逆になる。ガス瞬間給湯機
１６の場合、機械的にある程度流れすぎを防止する水ガ
バナー１８が付いているため、流量値は図のように能力
に応じ上限が決められているが、図から明らかなように
特に水温が低い時に高温の湯が得られにくくなる。これ
に対処する方法の一つが本発明のような方法である。

また、台所リモコン３６には季節で異なる水温を利用者
に分かり易いように「季節Ｊという表現で、また給湯機
能力を号数で表わして表示部７７を設けている。

また、使用中に水温条件や給湯機の加熱能力に変化があ
っても、十分対応できるように表示部７了に定めた流量
は余裕をもって定めているが、極端な条件下で設定湯温
か得られない時に、サーミスタ５１で検出される温度と
設定湯温の偏差が所定時間経過しても解消されないこと
を偏差判定部８１で判定して、流量を絞り込む制御も付
加されているう なお、季節や給湯機能力等に応じてＩＮ、量を異ならせ
ることは、夏季に設定温度を低く設定された場合に生じ
る、瞬間給湯機１６への通水量の低減に伴なうバーナー
２０の頻繁な発停をなくし、耐久性の維持や混合湯温の
若干の変動の防止にも併せて役立つものである。

発明の効果 以上の実施例で述べたように本発明の自動給湯装置によ
れば、次のような効果が得られる。

（１）給湯箇所への給湯が給湯設定器の操作で、電気的
駆動手段によって行なわれるため、操作が楽であるとと
もに、予設定器によって出湯流量が設定できるため通常
の場合、特に流量調節をすることなく望みの流量が即座
に得られる。また、予設定器によって予め給湯機能力の
問題を考慮した適正流量範囲に流量値を設定しての給湯
ができるため、給湯を開始した後に調整を行なう時間的
無駄や湯の無駄がない。

（２）予設定器に給湯機能力や季節等の表示部をつける
ことにより、より的確な流量値の設定を、使用者が行な
えることになり、−層使い勝手が改善される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における自動給湯装置を用い
た給湯系統図、第２図は同装置の要部断面図、第３図は
同装置のメインリモコンの正面図、第４図は同装置の台
所リモコンの正面図、第６図は同装置の制御ブロック図
、第６図は同装置に用いた給湯機の特性表、第７図は従
来の自動給湯装置を用いた給湯系統図である。 １６・・・・・・瞬間給湯機（給湯機）、２６・・・・
・・湯水混合弁、２７．２８・・・・・・流調切替弁（
流量制御弁）、３３・・・・・・制御器、５６　、５６
’・・・・・直流モータ（電気的駆動手段）、６１．７
１・・・・・・浴槽スイッチ（給湯設定器）、６２・・
・・・・洗い場カランスイッチ（給湯設定器）、６３・
・・・・・ハンドシャワースイッチ（給湯設定器）、６
４・・・・・・固定シャワースイッチ（給湯設定器）、
７６・・・・・・流量プリセットボリューム（予設定器
）、７７・・・・・・表示部。 代理人の氏名　弁理士　粟　野　重　孝　ほか１名第４
図 Ｃ’−Ｊ　　　ｃ′＋）　　　’ｌ：たご　　−聯　し
　ｔ 第７図１ Ｌ−一べ〉 「 ■ ■ ｍ−」

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 給湯機から供給される湯と水を混合する湯水混合弁と、
   混合湯の流量を制御する流量制御弁と、この流量制御弁
   を駆動する電気的駆動手段と、給湯の開始、停止を設定
   する給湯設定器と、出湯流量を設定する流量の予設定器
   と、この予設定器の出力信号に従って前記電気的駆動手
   段を制御し流量を調節する制御器とを備え、予設定器に
   給湯機能力や季節等の表示部を設けた自動給湯装置。