JPH0278493A - メタン発酵におけるpH調整方法 - Google Patents

メタン発酵におけるpH調整方法

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JPH0278493A
JPH0278493A JP63228551A JP22855188A JPH0278493A JP H0278493 A JPH0278493 A JP H0278493A JP 63228551 A JP63228551 A JP 63228551A JP 22855188 A JP22855188 A JP 22855188A JP H0278493 A JPH0278493 A JP H0278493A
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methane fermentation
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府高 貢
Masao Sato
正夫 佐藤
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高原 義昌
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AKUA RUNESANSU GIJUTSU KENKYU KUMIAI
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AKUA RUNESANSU GIJUTSU KENKYU KUMIAI
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    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel

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  • Treatment Of Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、メタン発酵におけるpH調整方法に関するも
のであって、有機物を含有する廃水(汚水)の嫌気性処
理に特に利用されるものである。
(従来の技術) 有機物を含有する廃水(汚水)をメタン発酵法で処理す
るに際して1発酵槽に多量の有機物(通常TOC,BO
D、 C0Dcrで表示される)を負荷して、処理効果
を向上させようとする場合、酢酸、プロピオン酸、酪酸
等の有機酸が生ずるため、発酵槽内液のρ](が低下し
、メタン生成菌の活性を阻害し、満足に処理が行われな
くなる。
従って、アルカリを注入して発酵槽内液のpHを6.8
〜7.5の範囲に調整する手段が採られるのが普通であ
るが、そのためには多量のアルカリを必要とするため、
処理コス1−が嵩むことになる。
この欠点を改得するため処理工程を酸発酵槽とメタン発
酵槽の2段の工程に分割して、酸発酵槽で廃水に含まれ
る有機物の加水分解および有機酸の生成を行わせた後、
メタン発酵槽においてガス化を行わせて処理する方法が
実施されている(7化学大辞典9」共立出版(昭37−
7−31)ρ、125)。
具体的には、この2段階法としては例えば第3図に図示
した装置を用いてメタン発酵が行われている。廃水貯槽
55から、廃水を、廃水ポンプ57及び廃水供給管62
を介してミキサー54に送液する。
イ也方、アルカリタンク56から、アルカリを、アルカ
リポンプ59及びアルカリ供給管68を介してミキサー
54に送液して、廃水のpH′?A整を行う。
p++調整した廃水は、混合液供給管63を経て酸発酵
リアクター51に送液して、廃水中の有機物を低級脂肪
酸等の低分子体に分解する。次いで、これを、酸発酵リ
アクター流出管6・1から取り出してサージタンク53
に入れ、サージタンク流出管65を介してメタン発酵リ
アクター52に送液する。
メタン発酵リアクター52内で、低級脂肪酸類を最終的
にメタンと炭酸ガスに分解する。これらのガスは、メタ
ン発酵リアクター排気管70から取り出す。一方、処理
水の方は、メタン発酵リアクター流出管66から取り出
し、河川に放流したりあるいは他の用途に使用したりす
る。
図中、58は循環ポンプ、60はp++指示調節計、6
1はρII指示警報計、67は酸発酵処理水返送管、6
9は酸発酵リアクター排気管をそれぞれ表わす。
また、前記した既知の1段階法としては、例えば第4図
に図示した装置を用いてメタン発酵が行われている。廃
水貯槽74から、廃水を、廃水ポンプ76及び廃水供給
管81を介してミキサー73に送液する。他方、アルカ
リを、アルカリタンク75からアルカリポンプ78及び
アルカリ供給管86を介してミキサー73に送液して、
廃水のρ[1調整を行う。
ρ11調整した廃水は、混合液供給管82を経てメタン
発酵リアクター71に送液して、廃水中の有機物を低級
脂肪V類を経て最終的にメタンと炭酸ガスに分解する。
これらのガスは、メタン発酵リアクター排出管87から
取り出す。一方、処理水の方は。
メタン発酵リアクター流出管83及びサージタンク72
を経て処理水流出管84から取り出す。
図中、77は循環ポンプ、79はPi+指示調節計、8
0はpo指示警報計及び85は処理水返送管をそれぞれ
表わす。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、1段階法はもちろんのことこの2段式メ
タン発酵法においても有機負荷量を例えばTOC負荷M
3kg/rn’・日(BOD負荷fik 5 kg/ 
rn’ ・日)以上で運転する場合、p++調整のため
にアルカリの注入が必要となり、pH31整を行わない
と酸発酵槽における有機酸生成も不充分となり、装置全
体の処理効果も低下するか、処理が行えなくなる結果を
招来する。このように、メタン発酵処理を効果的に進行
させるためには、まず廃水に含まれる高分子有機物を有
機酸に転化させることが必要であるが、酸発酵、または
メタン発酵リアクターで高負荷運転を行い、多量の有機
酸を生成させると、 pH調整には生成有機酸量に相当
する大量のアルカリが必要である。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、メタン発酵におけるpH調整用アルカリの低
減をはかり、処理コストの低減を計ることを目的とする
ものである。
そこで各方面から鋭意研究の結果、廃水をリアクターに
供給する以前に予めアルカリを加えてpHの予備調整を
行ったところ、ガス化反応が促進されるために、有機酸
濃度が低下し、その結果、pH調整に要するアルカル量
が低減することをはじめて発見した。そしてこの有用な
新知見を基礎として更に検討した結果、上記目的を達成
するには次の3点が特に重要であることをはじめて発見
し、この新知見を基礎として更に研究の結果、本発明の
完成に到ったのである: (1)メタン発酵処理において添加する全アルカリ量は
メタン生成が円滑に行われ得るpH値、(例えば6.8
〜7.5)が保たれるように設定する。
(2)装置に添加する全アルカリ量の大部分(例えば5
0〜70%)を処理対象廃水が工場工程から排出された
後、可及的速やかに添加してpHの予備調整を行う。
(3)酸発酵及び/又はメタン発酵リアクターに供給す
る際に、処理対象廃水量の0.5〜20倍址の酸発酵及
び/又はメタン発酵処理水を返送して、廃水と混合し、
同時に、残りのアルカリをpH調節計に連動するポンプ
で添加して微調整を行う。
本発明を実施するのに適した装置の1例を参照しながら
、本発明を詳述する。
第1図を参照されたい。廃水を廃水流入管22から廃水
貯槽5に送液するが、その途中で、第2アルカリポンプ
21及び第2アルカリ供給管23を介してアルカリタン
ク6からアルカリを添加供給して。
廃水pHの予備調整を行う。このようにしてpHの予備
調整を行った廃水は、廃水貯槽5から、廃水ポンプ7及
び廃水供給管12を介してミキサー4に送液する。また
同じくミキサー4には、酸発酵リアクター1及び/又は
メタン発酵リアクター2からの処理水を一部取り出して
返送する(本図においては、サージタンク3、循環ポン
プ8及び酸発酵処理水返送管17を介して返送する場合
を図示)。
ミキサー4内には、アルカリタンク6からアルカリポン
プ9及びアルカリ供給管18を介してアルカリを注入し
て、廃水pHの微調整を更、に行う。pHコントロール
はpH指示調節計10を用いて行う。
pH調整した廃水は、混合液供給管13を介して酸発酵
リアクター1に送入し、リアクター1内において複雑な
有機物を酢酸、プロピオン酸、酪酸等の低級脂肪酸に分
解し、メタン発酵槽2内でのメタン発酵を可能ならしめ
る。本発明によれば、この酸発酵リアクター1において
も、生成した有機酸の一部がメタン及び二酸化炭素に転
化されるので、これを含むガスを酸発酵リアクター排気
管19から取り出す。
リアクター1で処理された処理水は、酸発酵リアクター
流出管14を介してリアクター1から取り出してサージ
タンク3に送水する。11はpH指示警報計である。次
いで処理水は、サージタンク流出管15を通ってメタン
発酵リアクター2に供給され、その中に含まれている有
機物は、最終的にはメタンと二酸化炭素に分解される。
このようにしてリアクター2内で生成した気体は、メタ
ン発酵リアクター排気管20から取り出す。一方、リア
クター2で処理された処理水は、メタン発酵リアクター
流出管16から取り出し、そのままあるいは必要に応じ
て更に処理をした後、河川に放流したり他の用途に使用
したりする。必要ある場合は、酸発酵リアクター及び/
又はメタン発酵リアクターは、複数基、直列ないし並列
に設けてもよい・。
第2図は、本発明実施用装置の他の1例を図示したもの
である。
廃水を廃水流入管49から廃水貯槽34に送液するが、
その途中で、第2アルカリポンプ48及び第2アルカリ
供給管50を介してアルカリタンク35からアルカリを
添加供給して、廃水pHの予備調整を行う。
このようにしてpHの予備調整を終えた廃水は。
廃水貯槽34から、廃水ポンプ36及び廃水供給管41
を介してミキサー33に送液する。また同じくミキサー
33には、メタン発酵リアクター31からの処理水を一
部取り出して、リアクターから直接、又は図示したよう
に、サージタンク32、循環ポンプ37及び処理水返送
管45を介して、返送する。
ミキサー33内には、アルカリタンク35からアルカリ
ポンプ38及びアルカリ供給管46を介してアルカリを
注入して、廃水pHの微調整を更に行う。pHコントロ
ールはpH指示調節計39を用いて行う。
pH調整した廃水は、混合液供給管42を介してメタン
発酵リアクター31に送入し、リアクター31内におい
て複雑な有機物を低級脂肪酸等を経てメタン及び二酸化
炭素にまで分解し、これを含むガスをメタン発酵リアク
ター排気管47から取り出す。
一方、リアクター31で処理された処理水は、メタン発
酵リアクター流出管43を介してリアクター31から取
り出してサージタンク32に送水する。40はpH指示
警報計である。次いで処理水は、処理水流出管44から
取り出した後、河川に放流したり又は他の用途に使用す
る。
このようにして、第1図、第2図に例示した装置を用い
て廃水の処理を行うのであるが、処理対象廃水にアルカ
リ(通常NaOH1またはNa、CO,液を使用)を添
加する場合、廃水貯槽(5または34)に流入させる以
前(例えば廃水流入管(22または49))に添加する
のが望ましい。廃水貯槽の容積は廃水処理装置を連続運
転するため1日当り排水する水量の8〜24時間分を貯
留できる大きさに建設される場合が普通なので実用的な
効果が奏される。
予め廃水に添加するアルカリの量はpH調整に要する全
アルカリ量のうち、出来るだけ多くすることが望ましく
 (例えば全アルカリ添加量の50〜70%)、廃水貯
槽内のpHをメタン発酵に適切なpH以下で出来るだけ
高目にするのが、廃水に含まれる蛋白質の凝固を防止し
、有機物の加水分解を促進し、酸生成効果を向上させる
のに効果的である。
廃水をリアクターに流入させる以前に行うpt1m調整
はメタン発酵リアクターのpHが、メタン発酵が円滑に
進行する6、8〜7.5に調整する。(従って。
第1図の如く、酸発酵とメタン発酵を分割して行う場合
で、酸発酵リアクター1流入以前にpH微調整を行う場
合、酸発酵とメタン発酵リアクターの差異を適切に保つ
必要がある。) pl+微調整は、処理対象廃水と、その0.5〜20倍
量の酸発酵またはメタン発酵処理水を返送して、ミキサ
ー(4または33)で混合し、同時にpH指示調節計(
10または39)に連動するアルカリポンプ(9または
33)でアルカリを添加し実施する。リアクターのpo
は、ρ1(指示警報計(11または40)で監視する。
このようにすれば、従来の直接pl+調整を行う方法に
比べて消費アルカリ量を30%以上節減でき、更に酸発
酵、およびメタン発酵リアクターにおける処理効果を向
上させることができる。
実施例 第1図に示した装置を用い、供試廃水として、殿粉とコ
ーンステープリカーを水道水にとかして調製し、予めN
 a 011を添加したものと、添加しない合成廃水を
10℃に保冷し、37℃、pH5,3の条件で処理を行
った。酸発酵リアクターの処理水Na771度と、リア
クターのガス発生量を比較し、第5図及び第6図の結果
を得た。この結果、予め111aOHを添加した廃水を
処理した場合がNa濃度が低く且つ、ガス発生率も高率
であることが判った。これは、廃水に含まれる有機酸を
Na塩に変えることによって、有機酸生成における生産
物阻害を排除し有機酸の生成ガス化作用を促進するため
であると考えられ、廃水が常温(20℃)に保持された
場合、この効果は第1表からも明らかなように、更に向
上した。
供試原水の経時的変化の状況は、具体的には、次の第1
表に示すとおりであった。
(発明の効果) 本発明は、pHの予備調整、pHの微調整及び処理水の
一部返送という工程を新規に案出しただけでなく、これ
らの工程を有機的に結合するという全く新規な構成をは
じめて採用したものである。
そしてこのような構成を採用したことによって、pH調
整用のアルカリ量を大巾に減少させなおかつメタン発酵
の処理効果を大巾に促進増大せしめることにはじめて成
功したものである。
このような廃水処理施設は非常にスケールの大きいもの
が多く、したがって高価なアルカリを多用することは廃
水処理のコストを大巾に高めるだけでなくアルカリ資源
の浪費にもつながり、また大量のアルカリは取扱上非常
に危険であって安全性からも問題があった。
本発明は、これらの問題点を一挙に解決したものであっ
て、非常にすぐれたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本発明方法を実施するためのメタ
ン発酵装置の1例を図示したものである。 第3図及び第4図は、従来のメタン発酵装置を図示した
ものである。 第5図は酸発酵におけるpH5,3調整に要するN a
 OH量(37℃)を図示した図面であり、第6図は酸
発酵リアクターのガス発生率(37℃、ρ115.3)
を図示した図面である。図中、・、X及び()はそれぞ
れ次の意味を表わす。 ・ 原水調整時N a OH無添加(10°C保冷)×
 原水調整時0.7g/ (l NaOH前添加(10
℃保冷) ()aOO負荷量 代理人 弁理士 戸 1)親 男 第  2  図 第  3  図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 廃水処理に先立ち、処理対象廃水にアルカリを添加して
    pHの予備調整を行った後、返送された酸発酵及び/又
    はメタン発酵処理水と混合するとともにアルカリによる
    pH調整を更に行うこと、を特徴とするメタン発酵にお
    けるpH調整方法。
JP63228551A 1988-09-14 1988-09-14 メタン発酵におけるpH調整方法 Granted JPH0278493A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10235391A (ja) * 1997-02-25 1998-09-08 Kurita Water Ind Ltd 二相式嫌気性排水処理装置
CN105174674A (zh) * 2015-10-19 2015-12-23 钟康亮 大容量沼气化粪桶
KR20200140347A (ko) * 2018-04-04 2020-12-15 블루스타 아디쎄오 난징 컴퍼니 리미티드 아크롤레인 반응기 폐수 처리에 사용되는 방법 및 장치

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US11358885B2 (en) 2018-04-04 2022-06-14 Bluestar Adisseo Nanjing Co., Ltd. Method and device for treating acrolein reactor wastewater

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