JPH0277659A - 信号対雑音比測定回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、信号対雑音比（以下、ＳＮ比という。）を測
定するディジタル回路に関する。

〔概要〕

本発明は、ＳＮ比をディジタル手段で測定する回路にお
いて、 信号成分の電力と雑音成分の電力とのそれぞれの対数値
を求めた後に減算を行うことにより、減算手段に比べて
回路規模が大きくかつ処理速度の遅い割算手段を除くこ
とができるようにしたものである。

〔従来の技術〕

従来のＳＮ比測定回路は、第２図に示すように、周波数
ｆを発生する信号源２０に雑音源２１の加わった信号を
アナログ・ディジタル変換器３１でディジタル信号に変
換し、このディジタル信号の一方は中心周波数ｆ。がｆ
であるディジタル帯域通過フィルタ２２で信号源２０の
周波数成分を抽出し、ディジタル電力計算器２３および
電力低域通過フィルタ２４で処理を行って信号源周波数
ｆの電力を求める。

また、アナログ・ディジタル変換器３１で変換されたデ
ィジタル信号の他方は中心周波数ｆ０がｆであるディジ
タル帯域阻止フィルタ２７で雑音源２１の周波数成分を
抽出し、ディジタル電力計算器２８およびディジタル低
域通過フィルタ２９で処理を行って雑音源の電力を求め
る。このようにして求めた２つの電力（信号源周波数ｆ
の電力と雑音源の電力）の間の比をディジタル除算器２
５で求める。この電力の比をディジタル対数計算器２６
で処理を行うことでＳＮ比が得られる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、このような従来例では例えばニュートン・ラブ
ラン法を用いたディジタル除算器２５を必要とするので
、装置内部に用いるには回路規模が大きくかつ処理速度
が遅くなる欠点がある。

本発明はこのような欠点を除去するもので、回路規模が
小さくかつ処理速度の速い信号対雑音比測定回路を提供
することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、信号成分と雑音成分とが混在するアナログ信
号をディジタル信号に変換する変換手段と、この変換手
段で変換されたディジタル信号のうち上記信号成分に相
当のディジタル信号を抽出し、この抽出したディジタル
信号に基づき上記信号成分の電力値である第一の値に相
当のディジタル信号を生成する第一の手段と、上記変換
手段で変換されたディジタル信号のうち上記雑音成分に
相当のディジタル信号を抽出し、この抽出したディジタ
ル信号に基づき上記雑音成分の電力値である第二の値に
相当のディジタル信号を生成する第二の手段とを備えた
信号対雑音比測定回路において、上記第一および第二の
手段の演算結果に基づき第一および第二の値の対数値に
相当のディジタル信号をそれぞれ生成する第一の演算手
段と、この第一の演算手段の演算結果に基づき第一およ
び第二の値の対数値の差に相当のディジタル信号を生成
する第二の演算手段とを備えたことを特徴とする。

〔作用〕

周波数ｆを発生するアナログ信号源に雑音源の信号の加
わった人力信号をアナログ・ディジタル変換器でディジ
タル信号に変換し、それを一方は中心周波数ｆ。がｆで
あるディジタル相識通過フィルタで人力信号に含まれる
胸波数ｆのみを抽出し、ディジタル電力計算器およびデ
ィジタル低域通過フィルタで処理後にディジタル対数計
算器の処理を行って信号源周波数ｆの電力の対数値を求
め、他方は中心周波数ｆ。がｆであるディジタル帯域阻
止フィルタで入力信号に含まれる雑音源の周波数のみを
抽出し、ディジタル電力計算器右よびディジタル低域通
過フィルタで処理後に対数計算器の処理を行って雑音源
周波数の電力の対数値を求める。この２つの電力の対数
値間で減算を行い測定結果であるＳＮ比を得る。

すなわち、従来のＳＮ比測定回路で行われる割算処理、
対数計算処理の処理順序を本発明のＳＮ比測定回路では
、対数計算処理、減算処理の処理順序とすることにより
回路規模の縮小と処理速度の高速化を可能とする。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。第１
図はこの実施例の構成を示すブロック構成図である。

この実施例は、第１図に示すように、信号成分と雑音成
分とが混在するアナログ信号をディジタル信号に変換す
る変換手段であるアナログ・ディジタル変換器１３と、
この変換手段で変換されたディジタル信号のうち上記信
号成分に相当のディジタル信号を抽出し、この抽出した
ディジタル信号に基づき上記信号成分の電力値である第
一の値に相当のディジタル信号を生成する第一の手段で
あるディジタル帯域通過フィルタ３、ディジタル電力計
算器４およびディジタル低域通過フィルタ５と、上記変
換手段で変換されたディジタル信−号のうち上記雑音成
分に相当のディジタル信号を抽出し、この抽出したディ
ジタル信号に基づき上記雑音成分の電力値である第二の
値に相当のディジタル信号を生成する第二の手段である
ディジタル帯域阻止フィルタ８、ディジタル電力計算器
９およびディジタル低域通過フィルタ１０と、上記第一
および第二の手段の演算結果に基づき第一および第二の
値の対数値に相当のディジタル信号をそれぞれ生成する
第一の演算手段であるディジタル対数計算器６および１
１と、この第一の演算手段の演算結果に基づき第一およ
び第二の値の対数値の差に相当のディジタル信号を生成
する第二の演算手段であるディジタル減算器７とを備え
る。

次に、この実施例の動作を第１図に基づき説明する。周
波数ｆを発生する信号源１に雑音源２の加わった信号を
アナログ・ディジタル変換器３１でディジタル信号に変
換し、それを入力信号とする。

この人力信号の一方は中心周波数ｆ０がｆであるディジ
タル帯域通過フィルタ３で信号源１０周波数ｆを抽出し
、ディジタル電力計算器４およびディジタル低域通過フ
ィルタ５で処理を行い、信号源１の周波数ｆの電力を求
め、さらに、ディジタル対数計算器６で電力の対数値を
求める。人力信号の他方は中心周波数ｆ。がｆであるデ
ィジタル帯域阻止フィルタ８で雑音源２０周波数のみを
抽出し、ディジタル電力計算器９およびディジタル低域
通過フィルタ１０で処理を行い、雑音源２の周波数の電
力を求め、さらに、ディジタル対数計算器１１で電力の
対数値を求める。このようにして求めた２つの電力の対
数値（信号源１の周波数の電力の対数値と雑音源２の周
波数の電力の対数値）の差をディジタル減算器７で求め
る。（信号源１の周波数の電力の対数値−雑音源２の周
波数の電力の対数値）。この結果はＳＮ比であり、出力
端子１２から出力する。

ここで、本発明の構成は従来回路に比べてディジタル対
数計算器が１つ増えることになるが、時分割処理により
回路を共有化しても本発明を実施することができる。こ
れにより回路規模の増大をまぬがれることができる。

〔発明の効果〕

本発明は、以上説明したように、割算処理を減算処理に
置き換えることにより、回路規模の縮小と処理速度の高
速化が実現できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の構成を示すブロック構成図。 第２図は従来例の構成を示すブロック構成図。 １．２０・・・信号源、２．２１・・・雑音源、３．２
２・・・ディジタル帯域通過フィルタ、４．９．２３．
２８・・・ディジタル電力計算器、５．１０．２４．２
９・・・ディジタル低域通過フィルタ、６．１１．２６
・・・ディジタル対数計算器、７・・・ディジタル減算
器、８．２７・・・ディジタル帯域阻止フィルタ、１２
．３０・・・出力端子、１３．３１・・・アナログ・デ
ィジタル変換器、２５・・・ディジタル除算器。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、信号成分と雑音成分とが混在するアナログ信号をデ
   ィジタル信号に変換する変換手段と、この変換手段で変
   換されたディジタル信号のうち上記信号成分に相当のデ
   ィジタル信号を抽出し、この抽出したディジタル信号に
   基づき上記信号成分の電力値である第一の値に相当のデ
   ィジタル信号を生成する第一の手段と、 上記変換手段で変換されたディジタル信号のうち上記雑
   音成分に相当のディジタル信号を抽出し、この抽出した
   ディジタル信号に基づき上記雑音成分の電力値である第
   二の値に相当のディジタル信号を生成する第二の手段と を備えた信号対雑音比測定回路において、 上記第一および第二の手段の演算結果に基づき第一およ
   び第二の値の対数値に相当のディジタル信号をそれぞれ
   生成する第一の演算手段と、この第一の演算手段の演算
   結果に基づき第一および第二の値の対数値の差に相当の
   ディジタル信号を生成する第二の演算手段とを備えたこ
   とを特徴とする信号対雑音比測定回路。