JPH0276521A - 枝切り用鋸システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、山林や果樹園等に植栽されている樹木の枝切
り作業ないし技打ち作業に使用する鋸システムに関する
。

（従来の技術） 山林や果樹園等に植栽されている樹木は、放置してお（
と不要な枝が増えて品質が低下するため、そのような不
要な技を切り落とす作業つまり枝打ち作業を適宜行う必
要がある。その場合、−船釣には手持ちの鋸を使用して
作業者が手作業で枝を切断しているが、これでは作業性
が悪いだりでなく、腕も疲れることになる。

そこで、従来においては、上記のような通常の鋸に代え
て、携帯用のチェーンソー（鎖鋸）や電気丸鋸が使用さ
れることがある。

このうち前者は、鋸歯となる小片を連結して鎖状にした
形成したものをエンジン等で回転させるようにした構成
である。これによれば、作業者が鋸を往復動させなくて
もチェーンの回転運動によって比較的簡単に且つ効率良
く不要な枝を切断することができる。

また、後者は、外周部に鋸歯を形成してなる円板状の丸
鋸をモータによって回転させるようにしたもので、これ
によっても上記チェーンソーと同様に簡単に枝を切り落
とすことができる。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記チェーンソーの場合は、チェーン駆
動用のエンジンが備えられていることから、全体の重量
や寸法が比較的大きく、しかも振動も比較的大きいため
、片手では使用できず取り扱い難いという問題がある。

また、これによって切断された木や枝の切り口は相当に
粗いという問題もある。

一方、上記丸鋸の場合は電動モータによって駆動される
ように構成されているから、付近に電気的な設備がない
山林等においては、使用できないという欠点がある。

しかも、上記のようなチェーンソーや丸鋸によると、枝
を切り落とそうとしている樹木から樹木へと当該道具を
持ち運ぶ必要があるが、これらは何れも比較的重いもの
であるために、特に樹木が広範囲に存在しているような
場合は当該道具を持ち運ぶだけで作業者を相当疲れさせ
ることになる。

本発明は、従来における上記のような問題を解消するも
ので、鋸刃を駆動する手段として空気圧を利用すること
により、従来のものより軽量で取り扱い易く、しかも切
り口の状態も比較的滑らかとなる新規な枝切り用鋸シス
テムを提供することを目的とする。

（課題を解決するだめの手段） 上記目的達成のため、本発明の枝切り用鋸システムは次
のように構成したことを特徴とする。

即ち、枝切り用の鋸刃と、一端部に該鋸刃が接続されて
圧縮空気の供給時に該鋸刃を往復駆動する駆動手段と、
この駆動手段に空気供給通路を介して駆動用の圧縮空気
を供給する圧縮空気供給源とを備えると共に、上記空気
供給通路を、一端が」１記圧縮空気供給源に接続されて
複数の空気供給口が夫々所定位置に設けられた供給パイ
プと、−端が上記駆動手段に接続されて他端が供給パイ
プにおりる空気供給口に接続可能とされた供給ホースと
で構成する。

（作　　用） 上記の構成によれば、一端が圧縮空気供給源に接続され
た供給パイプに複数の空気供給口が設けられ且つ該供給
口に駆動手段側の供給ホースが接続可能とされているか
ら、樹木が植栽されている山林や果樹園等に上記空気供
給源及び供給パイプだけを予め所定の状態で設置及び配
管しておくことができる。その結果、枝打ち作業を行う
際は、駆動手段側の供給ホースを供給パイプにおける空
気供給口に接続して、圧縮空気供給源を作動させるだけ
で、駆動手段の一端に取り付けられた枝切り用の鋸刃を
往復駆動することができる。

その場合、圧縮空気供給源からの圧縮空気は供給パイプ
と供給ホースとを通って駆動手段に供給され、これに伴
って駆動手段が作動して枝切り用の鋸が往復駆動される
。従って、不要な枝に上記鋸刃を押し当てるだけで簡単
且つ速やかに該枝を切り落とすことができる。

しかも、この場合、駆動手段は空気圧を利用したもので
あるから、該駆動手段及びこれに取り付けられた鋸刃を
合わせた部分（つまり手持ち部分）は、エンジンや電動
モーフを備えた従来のものに比べると軽量で且つ小型の
ものとなる。

（実　施　例） 以下、本発明の詳細な説明する。

第１図は該実施例に係る鋸システムの全体構成を示すも
ので、同図に示すように、この鋸システム１は、圧縮空
気によって作動する鋸ユニ・ント２と、所定圧の圧縮空
気を送出するコンプレッサ３と、このコンプレッサ３か
ら送出される圧縮空気を鋸ユニンｔ−２に供給する空気
供給通路４とを有する。

上記鋸ユニット２は、第２図に拡大して示すように、−
側部に多数の歯５ａ・・・５ａが形成された枝切り用の
鋸刃５と、圧縮空気の供給を受けて該鋸刃５を所定のス
ピードで往復駆動するエアソー６とで構成されている。

このうちエアソー６は、筒状のケース７にシリンダ、ピ
ストン、ピストンロンド等（図示せず）を内蔵し、且つ
該ピストンロンドの先端に上記鋸刃５の基端部５ｂを保
持するホルダ８を備えると共に、上記ケース７の外周部
にスロットルバルブ操作用のレバー９を設けた構成であ
る。そして、ホルダ８に鋸刃５の基端部５ｂを取り付け
た図示の状態で、上記レバー９を握り操作してスコツ１
−ルハルブ１０を変位させた時に、ケース６内のピスト
ン及びピストンロッドが圧縮空気の空気圧を受けて素早
く所定ストロークの往復動を繰り返すことにより、鋸刃
５を往復駆動するようになっている。

尚、ごの実施例におけるエアソー６は金切り用のエアー
コンプレッザ駆動式鋸（例えば日木ニューマチック工業
株式会社製のエアソー）を転用したものである。その場
合、作業時の安全性を考慮して、上記鋸刃５の基端部５
ｂ及びボルダ８の結合部にはポルト１１を挿入した上で
、その周囲をアクッチメント１２によって保護すること
により、鋸刃５の脱落を確実に防止するように構成され
ていると共に、ケース６の前部には更にラバーキャップ
１３が設けられている。

そして、本発明の特徴として、上記鋸システム１におい
ては、エアソー６に圧縮空気を供給する空気供給通路４
が供給パイプ］４とこれに接続可能とされた供給ホース
１５とで構成されている。

このうち前者の供給パイプ１４は、一端が上記コンプレ
ッサ３に接続されていると共に、複数箇所に空気供給口
１４ａ・・・１４ａが設けられている。また、後者の供
給ホース１５ば、一端が上記エアソー６の後端に接続さ
れて他端が供給パイプ１４における空気供給口１４ａ・
・・１４ａに接続可能とされている。

また、この場合において、供給ホース１５の当該接続端
にはオス型の継手部材１５ａが、また供給パイプ１４に
おける空気供給口Ｌ４ａ・・・】４ａには」１記オス型
の継手部材１５ａに対応するメス型の継手部材１４ｂ・
・・１４ｂが夫々設けられて、ワンタッチで両者を接続
させ得るように構成されていると共に、その両者の接続
部からのゴミ等の侵入を防止することができるようにな
っている。

尚、上記供給ボース１５におけるエアソー６側の部分は
、第２図に示すように、排気ホース１５ｂ及びその内部
に設げられた給気ボース１５ｃの二重構造とされている
。

次に、上記実施例の作用を説明する。

先ず、樹木が植栽されている山林や果樹園等における所
定箇所に予めコンプレツナ３を設置すると共に、これに
供給パイプ１４を接続して所定の状態に配管しておく。

この時、供給パイプ１４ににおりる各空気供給口１４ａ
・・・］、　４　ａには、供給ポース１５は接続されて
いない。

次に、枝切り作業を行うのであるが、その場合、作業者
は鋸ユニッ１〜２及び供給ホース１５を所定の作業場所
まで携帯して、該供給ホース１５の一端（継手部材１５
ａ）をその最寄りの上記空気供給口１４ａ（継手部材１
４ｂ）に接続する。そして、この状態でコンプレッサ３
を作動させると東該コンプレッザ３から供給パイプ１４
及び供給ホース１５を介して鋸ユニシト２におけるエア
ソー６に圧縮空気が供給される。この時、該エアソー６
におＵるレバー９を握ってスロソトルハルブ１０を操作
すると、上記圧縮空気の作用でエアソー６内のピストン
及びピストンロッド（図示せず）が所定のスピードで往
復動し、これに伴って鋸刃５も同じく素早く往復動する
。

従って、作業者は片手でエアソー６を持ってレバー９を
握り操作することにより、鋸刃５の歯５ａ・・・５ａの
方を樹木の枝に押し当てるだけで、咳枝を簡単且つ速や
かに切り落とすことができる。

その場合、鋸刃５は図示のように枝切り用のものが使用
されているから、これによる切り口は比較的きれいなも
のとなる。

尚、］二記の供給パイプ１４には複数の空気供給口１４
ａ・・・１．４　ａが設けられているから、必要に応じ
て夫々供給ポース１５を接続することにより、複数の場
所で同時に枝切り作業を行うごとができる。

また、Ｌ記の鋸ユニント２には、従来の副装置に備えら
れていたエンジン又は電動モータが使用されておらず、
その分だけ軽量化及び小型化が図られているから、片手
で持つことができ且つ作業時に腕があまり疲れない取り
扱い容易な鋸ユニットが実現されることになる。

（発明の効果） 以」二のように本発明の枝切り用銅システムによれば、
鋸刃及び駆動手段等を合わせた手持ち部分が従来のもの
より軽量で小型のものとなるから、片手で簡単に操作す
ることができ、しかも上記鋸刃は枝切り用のものを使用
しているから、目の細かな良好な切り口を得ることがで
きる。

また、上記駆動手段に鋸刃駆動用の圧縮空気を供給する
供給パイプに複数の空気供給口を設けて、それらの供給
口に供給ホースを介して駆動手段を接続可能としたから
、山林や果樹園において上記供給パイプと圧縮空気供給
源とを予め所定状態に配置しておくことにより、枝打ち
作業を行う際には上記手持ち部分だけを携帯すれば済む
ことになる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は該実施例
に係る鋸システムの全体構成を示すシステム図、第２図
は鋸刃及びその周辺部を拡大して示す側面図である。 １・・・鋸システム、３・・・圧縮空気供給源（コンプ
レツサ）、４・・・空気供給通路、５・・・鋸刃、６・
・・駆動手段（エアソー）、１４・・・供給パイプ、１
５・・・供給ホース。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）枝切り用の鋸刃と、一端部に該鋸刃が接続されて
   圧縮空気の供給時に該鋸刃を往復駆動する駆動手段と、
   この駆動手段に空気供給通路を介して駆動用の圧縮空気
   を供給する圧縮空気供給源とを有し、上記供給通路は、
   複数の空気供給口を有し且つ一端が上記圧縮空気供給源
   に接続された供給パイプと、一端が上記駆動手段に接続
   されて他端が供給パイプにおける空気供給口に接続可能
   とされた供給ホースとで構成されていることを特徴とす
   る枝切り用鋸システム。