JPH0275814A - サイクロン型溶融処理炉 - Google Patents

サイクロン型溶融処理炉

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Publication number
JPH0275814A
JPH0275814A JP22727288A JP22727288A JPH0275814A JP H0275814 A JPH0275814 A JP H0275814A JP 22727288 A JP22727288 A JP 22727288A JP 22727288 A JP22727288 A JP 22727288A JP H0275814 A JPH0275814 A JP H0275814A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slag
combustion chamber
sludge
combustion
sidewall
Prior art date
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Pending
Application number
JP22727288A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Goto
後藤 拡
Tomokazu Narita
成田 友和
Hitoshi Tsuzuki
仁 都築
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
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Publication of JPH0275814A publication Critical patent/JPH0275814A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明は、下水処理場から発生する汚泥等を造粒乾燥し
た状態で処理するサイクロン型溶融処理炉に関するもの
である。
[従来の技術] 下水汚泥は、乾燥固化物lKCl当り、2.000〜3
.500kcalの熱量を有する。従って、例えば火力
発電所のボイラー等に使用されているサイクロン型焼却
炉と同じくサイクロン型溶融処理炉で、比較的高い燃焼
負荷で焼却すれば、そのうちの可燃性有機質成分は燃焼
ガスとして排出され、不燃性無機質成分は、固化接骨材
として再生利用できる溶融スラグの状態で取出しうろこ
とが知られている。
ところで、溶融スラグとなる無機成分の融点は、汚泥の
性状により異なるが、通常1350’C〜1450℃程
度である。そこで、炉内温度を高温に保持し、着火→燃
焼→溶融の効率を向上するため、供給する汚泥を微粒化
する方法がとられてきた。
しかし、着火性等が向上する反面、排ガス中のNOXが
増加するという問題があり、また、汚泥の微粒化には多
大な動力・設備を要するという問題があった。
そこで、比較的大粒径の汚泥を処理する装置が種々提案
されており、例えば、特開昭60−103215号公報
記載のものや、特開昭63−70015号公報記載の発
明が知られている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、特開昭60−103215号公報記載の装置
では、スラグの完全溶融化を図るためにスラグ溜り内に
スラグ溶融用加熱装置を設ける必要がおり、付帯設備の
増加・ランニングコスト上昇の問題があり経済的でなか
った。
また、特開昭63−70015号公報記載の装置では、
スラグ溜りは燃焼排ガスにより保温されるものの、NO
X低減を目的とし汚泥粒径を大きくする場合は、未溶融
物のスラグ溜りへの直接落下が多く、スラグ溜り内の溶
融スラグが冷却固化されるという問題があった。そのた
め、溶融スラグの回収率が悪く、スラグ溜りや出滓口が
閉塞され易いという問題があった。その結果、作業性が
悪かった。
発明の構成 本発明は、かかる課題を解決するためになされたもので
あって、以下の構成を採用した。
[課題を解決するための手段] 即ち、本発明の要旨とするところは、 燃焼室頂部の吹込口より、粒状乾燥汚泥と空気とを旋回
流として燃焼室内へ供給し、該汚泥を燃焼・溶融し、燃
焼室底部の燃焼ガス排出路近傍に設けたスラグ溜りから
汚泥中の無感成分を溶融スラグとして取り出し可能なサ
イクロン型溶融処理炉において、 燃焼室側壁の少なくとも一部を傾斜させて上記燃焼室頂
部と上記スラグ溜りとを鉛直軸に対して[作用] 上記構成よりなる本発明のサイクロン型溶融処理炉にお
いては、吹込口より旋回流として供給された粒状乾燥汚
泥の有機可燃成分は燃焼室内にて着火・燃焼される。一
方、無機成分は上記燃焼熱により溶融され、おるいは未
溶融のまま炉壁に沿って旋回し傾斜した側壁に沿ってゆ
っくりとスラグ溜りへ導かれる。この間、未溶融の無機
成分は高温の燃焼ガス中に曝されて一部は溶融し、また
、−旦溶融したものはそのまま溶融状態を保ちつつスラ
グ溜りへと導かれる。スラグ溜りは燃焼室内底部に設け
られているため、高温の燃焼ガスにより保温されること
となり、スラグ溜り内には完全溶融状態のスラグが貯留
されることとなり、溶融時間を要する粒径の大なる汚泥
もこのスラグ溜りにて捕捉され、効率良く溶融スラグを
取り出すことが可能である。また、炉内に投入された汚
泥は、炉壁を流下中あるいはスラブ溜りにて完全に捕捉
されてガス化・燃焼・溶融するため、汚泥の保有する熱
量は燃焼室内に有効に保持され炉内は高温に保たれる。
[実施例コ 次に、本発明の一実施例につき図面に基づき説明する。
第1図に示す如く、本実施例のサイクロン型溶融処理炉
1は、−火燃焼室10と、二次燃焼室20とを備える。
−火燃焼室10は円筒状の炉体11からなり、側壁12
は水平軸に対し15°の傾斜にて配置されている。−火
爆焼室頂部13には予熱バーナ14が配設されると共に
、円筒状の側壁12の接線方向より粒状乾燥汚泥を空気
と共に一次燃焼室内へ供給するための1次吹込口15が
設けられている。また、−火爆焼室底部16には二次燃
焼室20へと燃焼ガスを導く燃焼ガス排出路17が設け
られており、燃焼ガスは図示点線の如く一次燃焼室10
内を旋回しつつ炉内温度を高温に保って二次燃焼室20
へと排出される。同じく一次燃焼室底部16には側壁1
2と連続して設けられたスラグ溜り18を備え、スラグ
溜り18から燃焼ガス排出路17を通って二次燃焼室2
0に設けた出滓口21へと溶融スラグを導く出滓路19
を備える。二次燃焼室20内の燃焼ガス排出路17の出
口近傍には二次吹込口22が設けられており、導入され
た燃焼ガスに二次空気を供給し、未然有機成分を完全燃
焼させる。こうして完全燃焼された後の排出ガスはガス
排出口23より大気中へ排出される。
−次吹込口15からは、下水汚泥を公知の方法により比
較的大粒径のまま乾燥して得られた粒状乾燥汚泥が空気
と共に一次燃焼室10内へ供給され旋回流となる。ここ
で、上記供給される空気は汚泥中の有別成分を完全燃焼
するのに若干不足する量である。これは燃焼ガス中に生
成されるNOxの量を低減するためである。供給された
粒状乾燥汚泥と空気とは予熱バーナ14により加熱され
、着火される。着火後は、汚泥の保有する熱但により燃
焼発熱しく保有熱量が高い場合には、予熱バーナによる
加熱は不要となる。)、有機成分は高温の燃焼ガスとな
り一次燃焼室10内を側壁12に沿って旋回しながら燃
焼ガス排出路17を通って二次燃焼室20へと導かれる
。ここで、燃焼ガス中には未熟有機成分が含まれている
が、二次吹込口22より供給される空気と反応して完全
燃焼する。その結果、ガス排出口23からは低NOxの
排出ガスが大気中へと排出されることとなる。
一方、汚泥中の無機成分は、一部は旋回流中にて溶融し
、旋回流と共に一次燃焼室底部16へと落下し、スラグ
溜り18内の溶融スラグに吸収される。また、未溶融の
無機成分及び溶融した無機成分の一部は側壁12上に旋
回あるいは落下し、側壁12の傾斜に沿ってスラグ溜り
18へとゆっくり流下していく。上記流下する無機成分
は一次燃焼室10内の高温燃焼ガス中に曝されることと
なり、スラブ溜り18へ流下する途中あるいはスラグ溜
り内で完全に溶融される。こうして、スラグ溜り18内
からは完全溶融状態の無機成分が溶融スラグとして排出
される。こうして排出された溶融スラグは出滓路19へ
溢流し、出滓口21より炉外へ取り出される。
次に、本実施例の効果をより明瞭に示すためになされた
比較試験の結果を第2図及び第3図に基づき説明する。
比較試験は特開昭63−70015号公報記載のタイプ
の縦型炉を比較例として行なったものであり、両炉とし
ては燃焼室(−次側)の長さLと直径りとの比L/D=
2のものを採用し、粒径Dp=0.8M〜3.OMの粒
状乾燥汚泥を用いて燃焼室負荷Q=1.5〜4.0x1
06 kca 1/ m3  ・hにて実験した。
その結果第2図の如<Dp=1.8mの場合にスラグ・
灰化において、顕著な差が確認された。
特に、燃焼室負荷が低い場合にその差が大きく、Q=1
.5X10S kca l/m3 − hに#いrは、
実施例はスラグ・灰化約95%に対し、比較例では約8
7%と実に、1割り近い差が認められる。また、実施例
の特徴は燃焼室負荷に係りなく、約95%という高スラ
グ・灰化が得られた点にもある。従って、燃焼室負荷の
変動に拘らず、比較的大粒径の汚泥でも安定した溶融(
高いスラグ・灰化)を維持できると共に、大粒径処理に
より、−火爆焼室での汚泥の急激なガス化・燃焼を抑え
ることで、NOXの発生を抑制することが可能となる。
上記試験結果は、第3図に示す燃焼室温度分布計測結果
により明白に裏付けられる。即ち、図示の如く、実施例
においては、Dpに関係なく、−火爆焼室10内の温度
は、−火爆焼室頂部13から底部16へ向い上昇し、ス
ラグ溜り18を設けた燃焼室底部16を含み、−火爆焼
室10の大部分が1400’C以上の高温に保たれる結
果、第2図に示す如く、溶融スラグを高率にて回収可能
なのである。これに対し、比較例ではDp=1.8mの
場合には燃焼室温度は十分上昇せず、その結果、第2図
の如〈実施例に比し溶融スラグ回収率が悪いのである。
これは、未溶融無機成分の直接落下によりスラグ溜りが
冷却されるばかりでなく、大粒径汚泥中の有機成分も旋
回流にのって燃焼室中を十分に旋回できないためと考え
られる。
以上の如く、本実施例によれば、大粒径の乾燥汚泥から
も高率で溶融スラグを回収でき、スラグ溜りや出滓口の
閉塞を防止できる。さらに、大粒径処理により一次燃焼
室での汚泥の急激なガス化・燃焼に伴う排ガス中のNO
xの発生を抑制することができる。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、そ
の要旨を逸脱しない範囲の種々なる態様を採用できる。
例えば、側壁12の傾斜角度は15°に限らず、5°〜
30’の範囲では上述実施例同様の効果が得られ、燃焼
室長さの大きなものでは、さらに傾斜角度を大きくする
ことも可能でおる。即ち、傾斜角度は未溶融無機成分が
高温雰囲気中に十分な時間曝される様取ればよいのであ
る。また、炉体仝体を傾斜させるのではなく、スラグ溜
り側の所定距離を傾斜させてもよく、炉体を湾曲させた
ものでもよい。即ち、未溶融無機成分の直接落下を防止
し、十分な被加熱時間を取ることにより本発明の要旨を
達成できる。
発明の効果 以上の如く、本発明によれば、何ら付帯加熱装置を要さ
ず、ランニングコストを抑制した状態にて汚泥処理を実
行できる。また、稼動中の溶融スラブ回収率が高く、ス
ラグ溜りや出滓口の閉塞を防止でき、作業性・経済性共
に向上することができ、排ガス中のNOx抑制の効果も
大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例のサイクロン型溶融処理炉の概略構成図
、第2図は実施例と比較例とのスラグ・灰化を比較試験
した結果のグラフ、第3図は同じく燃焼室温度分布の比
較結果のグラフである。 1・・・サイクロン型溶融処理炉 10・・・−火爆焼室    12・・・側壁13・・
・−火爆焼室頂部  15・・・−次吹込口16・・・
−火爆焼室底部  17・・・燃焼ガス排出路18・・
・スラグ溜り 代理人 弁理士 定立 勉(ほか2名)第1図 ゝ27 第2図 燃焼室負荷(xlO6kcal/m’、h )第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 燃焼室頂部の吹込口より、粒状乾燥汚泥と空気とを旋回
    流として燃焼室内へ供給し、該汚泥を燃焼・溶融し、燃
    焼室底部の燃焼ガス排出路近傍に設けたスラグ溜りから
    汚泥中の無機成分を溶融スラグとして取り出し可能なサ
    イクロン型溶融処理炉において、 燃焼室側壁の少なくとも一部を傾斜させて上記燃焼室頂
    部と上記スラグ溜りとを鉛直軸に対して偏心せしめたこ
    とを特徴とするサイクロン型溶融処理炉。
JP22727288A 1988-09-09 1988-09-09 サイクロン型溶融処理炉 Pending JPH0275814A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22727288A JPH0275814A (ja) 1988-09-09 1988-09-09 サイクロン型溶融処理炉

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JP22727288A JPH0275814A (ja) 1988-09-09 1988-09-09 サイクロン型溶融処理炉

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JPH0275814A true JPH0275814A (ja) 1990-03-15

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ID=16858223

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JP22727288A Pending JPH0275814A (ja) 1988-09-09 1988-09-09 サイクロン型溶融処理炉

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JP (1) JPH0275814A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112595106A (zh) * 2020-12-07 2021-04-02 张绪祎 高浓度氧旋风燃烧液态熔融处置料系统

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