JPH0274250A - 手術用カッター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 の 本発明は、硝子体手術などの手術において硝子体などを
切除するのに用いる手術用カッターに関する。

１１些炎１ 手術用カッターは外筒と内筒を有する。外筒を眼球内に
挿入して外筒に設けた開口部に硝子体などの被吸引物を
吸引し、内筒を往復動することにより被吸引物を切除す
るのである。

この種のカッターにおいては、外筒と内筒のすり合せを
良くして切味を向上させる必要がある。なぜなら確実に
被吸引物を切除できないと、カッターを眼球から引扱く
ときに眼球内に損傷を与えてしまう。

従来の手術用カッターでは、たとえば、開口部をもった
外筒がある角度を持って曲げられており、内筒はその曲
がりにそって動くことによりすり合せを良くすることが
提案されている。

また内筒の先端部を外筒の内径よりも少し大きめにあら
かじめラッパ状に開いておき、それを外筒内で動かすこ
とによりすり合せを良（することも提案されている。

が　　しよ〜と　る 前者の場合、外観上外筒が曲がっているので眼球等の手
術部位への出し入れ時に入れにくかったり、外筒の曲が
りによって手術部位の開口部がさらに広げられたりひっ
かかりが生じたりする場合があり危険である。

後者の場合、あらかじめ内筒をラッパ状に広げているの
で、組立時に外筒に入れずらい。

また組立時に内筒を外筒に入れている時に不必要な部位
でもすり合せによる摩擦が生じてしまい、内筒の刃にな
る部分が組立時に摩耗してしまい、切味向上につながら
ない場合がある。

Ｒ」しｌ１」１ この発明は、カッターの切味を向上させるために内筒（
内部材）と外筒（外部材）のすり合せを良くすることが
でき、また手術部位への出し入れに関して安全であり、
しかも組立時内筒の刃部の摩耗の影響を与えない手術用
カッターを提供することを目的としている。

１１匹１１ この発明は特許請求の範囲を要旨としている。

た　　の 第２図と第３図を参照する。

内部材の切除する先端部が開口部１８側に押しつ（プる
方向にバネ性をもっている。

好ましくは第２図と第３図ではすり割り４１が入ってい
る。

また好ましくは第４図と第５図ではバネ１４１が設けら
れている。

Ｌ−皿 先端部は開口部１８に入った被切除物４を確実に切除す
る。

友１１上 第１図を参照する。

［手術用カッター］ 手術用カッター１０は、本体１１、外部材としての外ｆ
ｍ１２、内部材としての内筒１３、後部材１４、ピスト
ン１５、スプリング１６、エアーバイブ１７を含む。こ
のカッター１０は眼球内の被吸引物を切除するものであ
る。

［外筒と内筒１ 本体１１は術者が握る部分である。本体１１には外筒１
２の後端が固定されている。外ｌ！１２の閉じた先端側
には開口部１８が形成されている。

内筒１３の一部分は外筒１２内に挿入されている。内筒
１３の残りの部分はピストン１５と後部材１４を通って
いる。内筒１３はピストン１５に固定されているが、後
部材１４には固定されていない。内筒１３の後端には吸
引チューブ２０を介して真空ポンプなどを含む吸引装置
２１に接続されている。

後部材１４は本体１１にねじ取めされていて、この後部
材１４を調整することで、ビス゛トン１５の位置を調整
できる。つまり、内筒の初期位置を調整できる。

後部材１４には孔２２ａが形成されている。

スプリング１６はピストン１５を後部材１４側に押して
いる。この孔２２ａとエアーパイプ１７およびエアーチ
ューブ２２を介して駆動装置２３から圧縮空気パルスを
ピストン１５に送り、ピストン１５がスプリング１６の
力に抗して前方へ（第１図左方向）動くことができるよ
うになっている。圧縮空気パルスがなくなると、スプリ
ング１６の力によりピストンは初期位置にもどる。この
ようにしてピストン１５と内筒１３の往復動を行う。こ
のスプリング１６はＯリング押え２４とピストン１５の
間に配置されている。

０リング押え２４はＯリング２５を押えている。ピスト
ン１５と本体１１の間にはＯリング２６が配置しである
。後部材１４と本体１１の間および後部材１４とピスト
ン１５の間にそれぞれＯリング２７．２８が設けられて
いる。

０リング２６は圧縮空気パルスをスプリング１６のある
室内にいかせないためのシール材である。Ｏリング２５
はスプリング１６のある室内の空気を外筒１２内にいか
せないためのシール材である。Ｏリング２８は圧縮空気
パルスを内筒１３と後部材１４のすき間からもらさない
ためのシール材である。Ｏリング２７は圧縮空気パルス
を本体１１と後部材１４のすき間からもらさないための
シール材である。

［外筒の先端付近］ 第１図の１点鎖線円で示す部分を第２図に拡大して示す
。

第２図と第３図を参照する。内筒１３の外径は外筒１２
の内径より小さい。

外筒１２の開口部１８は第２図においてＶ字形と体って
いる。内筒１３には軸方向にすり割り４１が形成されて
いる。このすり割り４１を設けて塑性変形させである。

これにより、内筒１３が内径が外径１２の内径とほぼ合
い、弾性（バネ性）をもつようになっている。

［操　作］ 次に第１図〜第３図を参照して実際に眼球内の被吸引物
４を吸引切除する様子を説明する。

第１図の吸引装置２１を作動して、第２図の被吸引物４
を開口部１８内に吸引する。そして第１図の駆動装置２
３を作動してピストン１５を往復動させる。

これにより、第２図の内筒１３を矢印方向に１ｉ復動さ
せて開口部１８に入っている被吸引物４を切除する。切
除した被吸引物４は第１図の内筒１３、吸引チューブ２
０を介して吸引装置２１に送られる。

このように第２図の矢印方向に往復動する際に、内筒１
３は間口部１８を囲む外筒１２の部分、特にエツジ部分
１２ａ、１２ｂと内筒１３の刃部１３ａとは確実にすり
合されて、被吸引物４の切味がよ（なる。

１１ｉえ 第４図と第５図を参照する。

実施例２では内筒１１３の下側にはバネ１４１が形成さ
れている。２ｐのバネ１４１゜１４１は開口部１１８の
ほぼ反対側にある。

内ｆ？Ｊ１１３はバネ１４１．１４１により外筒１１２
の開口部１１８側に押されて両者のすり合せがよくなる
。

この発明は上述の実施例に限定されない。

内筒のすり割りは、２つに限らず１つあるいは複数個あ
ってもかまわない。

内筒につけるバネは板バネに限らずどのような形状のバ
ネでもかまわない。

内筒のすり割りは内筒円周上のどこの位置にあってもか
まわない。

１１匹１１ 以上説明したように、請求項１の発明によれば、内筒と
外筒とのすり合せを良くして切味を向上し、被吸引物の
切除を確実に行える。

このため手術が早く確実に行える。

また、外筒自体はまっすぐにでき、外筒を眼球などの手
術部位へ出し入れするのが安全である。さらに、内筒と
外筒の組立が容易で、内筒の刃部が摩耗してしまうおそ
れがない。

請求項２の発明によれば、他の部材を用いずすり割りを
設けて塑性変形するのみで切味をよくすることができる
。

請求項３の発明によれば、バネを設けるだけで切味をよ
くすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例１の手術用カッターを示す断
面図、第２図は外筒の先端付近を示す断面図、第３図は
第２図のＡ−Ａ線における断面図、第４図は実施例２の
外筒の先端付近を示す断面図、第５図は第４図のＢ−Ｂ
線における断面図である。 １２・・・・・・外　筒 １３・・・・・・内　筒 １２ａ、１２ｂ・・・エツジ部分 １３ａ・・・刃　部 １８・・・・・・開口部 ４１・・・・・パすり割り １４１・・・バ　ネ ／ τ＼＋）！ 第 図 Δ 第３図 第 図 第 図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. １．一端が閉じている中空の外部材に内部 材を入れかつ移動体をカツターの本体に備え、この移動
   体に上記内部材を取り付け移動体を往復動手段により往
   復動させ上記内部材を上記外部材に対して往復動するこ
   とで、上記外部材の閉じている一端の近くの側面にある
   開口部に吸引された被吸引物を切除する手術用カッター
   において、 上記内部材の切除する先端部が上記開口部 側に押しつける方向にバネ性をもつようにしたことを特
   徴とする手術用カッター。
2. ２．上記内部材のバネ性を持たせる手段と して内部材の軸方向に２つ以上のすり割りを入れて塑性
   変形したことを特徴とする請求項１に記載の手術用カッ
   ター。
3. ３．上記内部材のバネ性を持たせる手段と して内部材の切除する先端部の近くの側面にバネを設け
   たことを特徴とする請求項１に記載の手術用カツター