JPH027424A - ドライエッチング方法 - Google Patents

ドライエッチング方法

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JPH027424A
JPH027424A JP15762788A JP15762788A JPH027424A JP H027424 A JPH027424 A JP H027424A JP 15762788 A JP15762788 A JP 15762788A JP 15762788 A JP15762788 A JP 15762788A JP H027424 A JPH027424 A JP H027424A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の構成] (産業上の利用分野) 本発明は、ドライエツチング方法に関する。
(従来の技術) 近年、電子素子の高密度化が急速に進み、例えばDRA
Mを例に挙げれば、現在IMDRAMの量産が行われて
いるが、今後4MDRAM、16MDRAMと高密度化
が不可欠となっている。
ここで、IMDRAMまでは例えば所定容量のキャパシ
タを得るに際して、ウェハ上のエツチング開口面積を比
較的大きくとれ、エツチング深さ0.3μm程度であっ
たが、4MDRAM以上の高密度化素子では、このよう
な開口面積の占有は不可能であり、開口面積は小さく維
持し、ウェハの深さ方向に数μm掘り下げたトレンチ構
造とする必要があり、現在このようなトレンチエツチン
グの量産技術の改良が急務となっている。
(発明が解決しようとする問題点) 上述したトレンチエツチングの実用化に際しては、2つ
の重要な要求を満足する必要がある。
まず、第1にトレンチエツチングを行うに際しては、異
方性エツチングを実行する必要があり、しかも第14図
に示すようなサイドエッチを極力少なくする必要がある
。すなわち、従来の0.3μm程度のエツチング深さで
はサイドエッチはさほど問題にはならなかったが、数μ
mもエツチングする場合には上記サイドエッチの悪影響
が無視できないからである。
次に、深さ数μmのトレンチを得るための異方性エツチ
ングレートが小さいと、スループットが悪いなめ、エツ
チングレートを所定値以上に確保する必要がある。
しかしながら、従来では上記2点の要求をいずれも満足
するドライエツチング方法が提供されてなく、4MDR
AM等の高密度化素子の量産にあたって課題となってい
た。
そこで、本発明の目的とするところは、上述した従来の
課題に雪み成されたもので、サイドエッチを少なくし、
かつ、所定のエツチングレートを確保した、アスペクト
比が1以上のトレンチを形成するのに最適なドライエツ
チング方法を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、平行平板電極の一方に被エツチング材を配置
し、深さ/開口幅のアスペクト比が1以上のトレンチを
上記被エツチング材に形成するための異方性のドライエ
ツチングを行うにあたり、添加ガスとして、0族に属す
る元素のうちHe。
Neを除くいずれかの元素ガスを用いて、ドライエツチ
ングを行う構成としている。
(作用) 本発明では、アスペクト比が1以上のトレンチエツチン
グを実行するに際して、O族に属する元素のうちのHe
、 N eを除く元素ガスをエツチングの添加ガスとし
て使用している。
このようなガスを用いることによるエツチングレートの
向上について説明すると、上記添加ガスは3方向に作用
してエツチングレートを向上することができる。
■先ず、上記各添加ガスは、イオン化エネルギーが比較
的小さく、例えばArガスは16eV、Krガスは14
eV等である。したがって、平行平板電極間で電離し易
く成っている。
ここで、上記平行平板電極の一方に配置された被エツチ
ング材は、高周波電圧の印加時のセルフバイアス効果に
より負電位となり、イオン化された上記添加ガス例えば
Kr+が、負電位の被エツチング材に移動し、被エツチ
ング材をスパッタしてエツチングを助長し、そのエツチ
ングレート向上に寄与できる。
■エツチングガスとして例えばSF6を用いた場合、プ
ラズマ電界中で遊離原子であるFl (フッ素ラジカル
)に分解され、被エツチング材の一例であるシリコン基
板を構成するSiと化学反応を起こし、Si +F”→
SiF4 ↑によりSiエツチングを実行するものであ
るが、中にはSi層上で何等のエネルギーを持たない状
態でF8が付着していることがある。この際、上記化学
反応は生じず、エツチングが成されないことがある。
ここで、上記の付着したF*にKr+街突すると、F5
にエネルギーが付与され、上記化学反応が行われてエツ
チングに寄与することができる。
このような作用をイオンアシストと称するが、イオン化
されやすい上記添加ガスによりこのようなイオンアシス
トが促進され、エツチングレートを高めることができる
。尚、このようなイオンアシストは質量が大きい元素程
運動エネルギーが大きいのでエネルギー付与に効果的で
あり、He 、 Neではこのような作用が期待出来な
いが、Arガス以上でこのようなイオンアシストが十分
に実行される。
■上記添加ガスは、イオン化され易いが故に、放電の安
定化、均一化にも効果があり、したがって従来では困難
であった貰い圧力(例えば0.3Torr以上、好まし
くは0.5’l’orr前後)下でも、均一かつ安定な
放電が得られる。そして、このような高い圧力下では、
反応種が多くなるので、エツチングレートを向上するこ
とができる。
次に、上記添加ガスによるサイドエッチの減少した異方
性エツチング効果について説明すると、比較的高圧下で
も均一かつ安定な放電が得られるプラズマ中では、多く
の添加ガスイオン例えばKr+が発生し、かつ、このK
r+は平行平板電極中の電界に沿って移動し、被エツチ
ング材に真っ直ぐに衝突して、上記■、■の作用によっ
てエツチングを促進することになる。したがって、イオ
ン化ガスの方向が被エツチング材に対して垂直となるの
で、トレンチのように深くエツチングする場合であって
もサイドエッチが少なくなり、好適な異方性エツチング
を実行することができる。
なお、添加ガスとしてo2を合わせて用いるようにすれ
ば、トレンチ側壁が酸化されてサイドエッチを防止する
効果を得ることができる。
(実施例) 以下、本発明を4MDRAMのキャパシタを得るための
トレンチエツチングに適用した一実施例について、図面
を参照して具体的に説明する。
まず、ドライエツチング装置について、第1図を参照し
て説明する。
このドライエツチング装置の特徴として、それぞれ平行
に配置された上部電極1.グリッド2゜下部電極3の3
つの電極をチャンバー6内に有し、上記グリッド2を接
地し、上部電極1.下部電極3にそれぞれRF電源4.
5を接続したトライオードエツチング方式を採用してい
る。
このような構成により、プロセスパラメータの自由度が
大きくとれ、また、プラズマエツチャーとRI E (
Reactive Jon Etching)とを組み
合わせた形となっているので、両方の利点を引き出した
エツチングが可能となる。
また、本装置では、上部電極1とグリッド2との間の放
電で主にエッチャントの生成を行い、ここでの放電では
下部電極3上に載置したウェハ7に直接接触しないため
、ウェハ7にダメージを与えることなく大電力を加える
ことができ、高密度のプラズマの生成が可能となる。
また、グリッド2.下部電極3間での放電では、エッチ
ャントの生成とイオンエネルギーの制御とを行う。
このように、エッチャントの生成とイオンエネルギーの
制御を独立に行える点にトライオード方式の大きな利点
がある。
以下、本装置の各構成部材について説明する。
く上部電極1.グリッド゛2について〉上部電極1は、
シャワーヘッド状の形状となっていて、ガスが一様に引
き出せるように、例えば所定範囲に直径1鴎の約350
0個の穴が形成されている。また、上部電!!1内部を
冷却液が循環する冷却方式が採用されている。
また、上記RF主電源からのRF主電力、マツチングボ
ックス(図示せず)から銅板を介して電極に供給される
ようになっている。そして、この上部電極1は、絶縁リ
ング1aをスペーサとして挾み、前記グリッド2を取り
付けている。
グリッド2は、チャンバー6の内壁に直接接続され、チ
ャンバー6と一体にアースをとっている。
そして、このグリッド2は、所定範囲に直径51の穴を
約100個有している。
この上部電極1とグリッド2とのギャップ間隔は、上記
絶縁スペーサを交換することにより調整可能である。
〈下部電極3について〉 この下部電極3は、例えば8インチウェハが載置可能な
大きさとなっていて、8インチ以下の大きさのウェハ7
を使用する場合は、フォーカスリング(図示せず)を取
り付けることができる。
また、この下部電極3上にロードロックチャンバー8か
らウェハ7を設定するために、図示しないウェハリフト
が配置されている。なお、この下部電極3も上記上部電
極1と同様に冷却水を電極内に循環可能となっている。
さらに、この下部電極3へのRF主電力供給は、下部電
極端子をチャンバー6の下部まで出し、そこにRFケー
ブルを接続することで実行している。
なお、上記下部電極3をマニュアルで上下させて、グリ
ッド2とのギャップを調整可能とすることもできる。
〈排気系について〉 チャンバー6の下部には排気ポート10が設けられ、こ
の排気ポート10には圧力調整用のA。
P 、 C(Auto Pressure Contr
ol )バルブ11゜コンダクタンスバルブ12.ター
ボ分子ポンプ(T、M、P)13及びロータリーポンプ
(R。
P)14がそれぞれ接続されている。また、上記ロード
ロックチャンバー8にもバルブ15を介してロータリー
ポンプ(R,P)16が接続されている。
くガス供給系〉 ガス供給系として、本実施例では02 、Kr。
N2及び2種のエツチングガスを上記チャンバー6に導
入できるようになっていて、各ガス系の供給流量はマス
フローコントローラ(M、F、C)18によって制御可
能となっている。
次に、上記実施例装置を用いての本発明方法の一実施例
について説明する。
この実施例では、下記の各種条件の下でドライエツチン
グを実行した。
まず、エツチングガスとして、SF6を用い、その添加
ガスとして02及びO族に属するKrを使用した。
その流量は、 SF6 : 110cc/mi n 02  :  90cc/m1n Kr    二 200cc/min とした。すなわち、その分圧比は約1:1:2である。
また、装置の各種パラメータ条件は下記の通りである。
Pressure; 0 、5 T o r rRFパ
ワー ・上部電極1−=13.56MHz、400W・下部電
極3−=13.56MHz、200W電極間ギャップ ・上部電極1−グリッド2間:1011・下部電極3−
グリッド2間:4C1lグリツド2の開口面積:φ12
ら間 上記条件の下で、第2図に示すようなSiウェハ20に
、同図に示す開口幅で5i02のマスク材22を形成し
、ドライエツチングを実行した。
この際のエツチング特性は下記の通りであった。
・エツチングレート=2μm/l1in・選択比(vS
、 S i 02)=40 、 にこで、トレンチエツ
チングの実用化に際しては、エツチングレートが1〜1
.5μm/l1in、選択比が15以上を要求されるが
、上記結果ではいずれもこれをクリアしている。
また、2.5分のエツチングタイム経過後のエツチング
形状は第3図に示す通りであり、その形状は0字状に近
く、底部に大きなRがついた理想的なものとなっている
。5μmエツチングに対して、トレンチ入り口で約0.
25μmりのサイドエッチが生じているが、このサイド
エッチが入ることによりトレンチ入り口の角度が鈍角と
なり、また若干正テーパぎみとなっている。したがって
、この程度のサイドエッチであれば、これをトレンチ側
壁のテーパ制御及び入り口の角度の除去に利用すること
ができる。
なお、5F6102/Krのガス比及び上部電極1と下
部電極2とのパワー比を制御することで、その詳細を後
述するように上記トレンチ側壁のテーパ角の制御が可能
である。
また、ウェハ7の自己バイアス電圧は、−2V〜−3v
程度であり、このように低い自己バイアスであるので、
イオン衝撃によるダメージは無い。
このように、SF6を用いた場合には、放電中での解離
によりF を多数発生させエツチングレートを大きく取
れるが、F 自体は等友釣にエツチングを進行させるの
で、02によりエツチング側壁を酸化してサイドエッチ
を防ぎ、かつ、Kr“の上記スパッタ作用、イオンアシ
スト作用によって、エツチングレートが高く、かつ、サ
イドエッチの少ない異方性エツチングを実行することが
できる。
以下、上記実施方法で得られたウェハのドライエツチン
グ特性について説明する。
〈均一性〉 ウェハ7上のエツチングレートの分布は、第4図に示す
ように13ポイントの測定で±4.6%の均一性である
ことが判明した。第4図によればエツチングレートはウ
ェハ7の中央で低く、エツジ部分で大きくなっている。
このような均一化を向上させるためには、フォーカスリ
ングを最適なものとし、チャンバー6内のガス流シミュ
レーションを用いた電#I構造のa適化により改善可能
である。
〈ウェハ表面温度〉 第5図は、ウェハ表面温度のエツチングタイムの依存を
グラフ化した特性図であり、測定はサーモ・ラベルを使
用して実施した。約2分30秒後に表面温度は220°
Cに達し飽和していることが分かる。なお、マスクとし
て5i02からレジストに移行する場合には、ウェハを
効率的に冷却する必要がある。
くエツチングレートの時間依存性〉 第6図は、エツチング深さのエツチング時間依存性をグ
ラフ化した特性図であり、一般にトレンチエツチングの
場合には深くエツチングするに従いエツチングレートは
低下する傾向を示すが、開口幅1.6μmのサンプルで
はエツチングレートは一定となっている。
くエツチングレートのマスク開口幅依存性〉第7図に示
すように、マスクの開口幅が狭い程エツチングレートは
減少する傾向にある。なお、通常は同じ径のトレンチを
同一ウェハ上に形成するので、開口幅(径)によるエツ
チングレートの差は問題とはならない。
次に、グリッド2の開口面積を、均一性が比較的良好で
あるφ2001u1.φ125ouaと変えて実験を行
い、それぞれの場合のエツチング特性を以下に説明する
くグリッド開口面積φ200圓の場合〉まず、圧力30
0 mTorr、 400 mTorrでSF3:02
:Krの分圧比を1:1:0.1:1:2.1:1:4
と変えて実験した結果、Krを添加することによりサイ
ドエッチが減少すること以外に、Krの量が多いものほ
どトレンチの底が平らになる傾向が判明した。Kr+に
よる底面の衝撃効果のためと予想される。
また、圧力50 mTorr、  100 mTorr
、  200m Torrで実験した結果、圧力300
 mTorr以上で見られるほどのKr添加によるサイ
ドエッチの減少が生じなかった。
第8図は、圧力及びガスの混合比を変えた場合のエツチ
ングレート、選択比、自己バイアス電圧の特性を示した
ものである。 200 mTorr以下では、Kr添加
により選択比が落ち、300mTorr以上では逆に選
択比が大きくなる現象が見られた。
これは、200 mTOrr以下ではKr添加により自
己バイアス電圧が−100〜−400と大きく加わり、
イオン衝撃エネルギーが高まるためと考えられる。
一方、300 mTorr以上では、上記自己バイアス
電圧は小さく、Kr+自体5i02を削る程の大きなエ
ネルギーを持たない、さらに、深さ方向への上記イオン
アシスト効果が増し、ラジカル以外の中性分子(原子)
がエツチングに寄与するようになるため、相対的に5i
02のエツチングレートとSLのエツチングレートの比
が大きくなるものと考えられる。
このように、Kr添加によるサイドエッチの減少、放電
の均一化1選択比の向上といった効果が、300 m 
Torr以上で顕著であることが判明した。
くグリッド開口面積φ125ffilIの場合〉SF6
 :02 :Kr=1 : 1 : 2のもとで、以下
のような実験を実行した。
〈圧力依存性〉 300 rn Torr 〜600 m Torrの間
でエツチング形状を調べた結果、このような高圧側では
側壁が正テーパ(開口側が広く底部が狭い)となる傾向
にあることが判明した。
また、底部の形状も、高圧側では大きなRがつく形状と
なることが判明した。
第9図は、圧力を変えた場合のエツチングレート、選択
比及びウェハの中央とサイドでのサイドエッチ率を示し
たものである。 500 mTorr以上の圧力で、ウ
ェハの中央とサイドでの均一な形状が得られている。ま
た、エツチングレート、選択比共に高圧側で大きくなっ
ている。
〈ガス混合比依存性〉 500 mTorr、 RPパワーが上部電極1で40
OW、下部電極3で200Wとし、Kr=200cc/
ll1nと一定とした場合の5F6102比依存性を調
べた。
SF6102 =105/95で側壁は垂直となり、そ
こからSF6を増ずと逆テーパとなり(lfFI口側が
狭く、底部が広い)、02量を増すと正テーパとなる。
すなわち、ガス混合比率の制御によって、トレンチ形状
を制御できることが判明した。
第10図に、エツチングレート、選択比及びサイドエッ
チ率のSF[1102比依存性を示す。
エツチングレート、選択比は、SFe量を増すことによ
り増加する。サイドエッチ率は、5F6102比に対し
、最少となるポイントを持つ、5F6102比を適切に
選ぶことにより、サイドエッチを最少に抑えることがで
きる。
次に、5F6102流量を100/100と固定し、K
rを200〜600 CC/ II!nに変えて、圧力
500 mTorr、上部パワー400W、下部パワー
200Wの条件で形状変化を調べた結果、KrJiを2
00 c c /nunから400,600cc/ra
inと増していっても、それ以上のサイドエッチの抑制
効果は見られなかった。この条件での、エツチングレー
ト、選択比及びサイドエッチ率のK r fit Jt
依存性は第11図に示す通りであり、Kriを増すとエ
ツチングレートが減少することが判明した。これは、S
F6の分圧が減少するためであり、Kr分量はSF6と
02の分量と同程度が適当であると考えられる。
<RFパワー依存性〉 上部RFパワーを400Wと固定とした場合の下部RF
パワーの依存性を調べてみな。
下部RFパワーを増すほど、側壁は正テーパから垂直へ
と移行して行くことが判明した。
また、トレンチ入り口のサイドエッチも下部パワーを増
すことにより小さくなる傾向にあることが判明した。
第12図は、エツチングレート、選択比、サイドエッチ
率の下部パワーの依存を示す上記条件の下での特性図で
ある。下部パワーを増すことにより、選択比の減少、サ
イドエッチの減少、側壁が正テーパから垂直になる傾向
が分かる。これらは、下部パワーの増加により、エッチ
ャント自体のエネルギー及び深さ方向への衝撃が増すた
めであると考えられる。
第13図は、上部と下部のRFパワーの比を2:1と固
定し、かつ、パワーを増加した場合のエツチングレート
、サイドエッチ率のパワー依存を示したものである。な
お、上記実験でのトレンチ形状は、パワーが低いとトレ
ンチ入り口でのサイドエッチが顕著である傾向にあり、
また、パワーを増すと側壁も正テーパから逆テーパへと
移行する傾向を示した。
上述したように、ガス混合比を制御することで、サイド
エッチの減少及び側壁テーパの制御が可能であることが
判明し、さらに、上部と下部とのRFパワー比及びRF
パワーを制御することによっても、トレンチ形状の制御
が可能であることが分かる。
次に、本発明方法により得られたトレンチ構造及び従来
法の場合のトレンチ構造とをそれぞれ顕微鏡写真により
比較すると、第14図は、5F6=100cc/lin
 、02=100cc/ninとし、圧力0 、3 T
orr、上部RFパワー400W。
下部RFパワー200Wとした場合のトレンチ構造を示
す顕微鏡写真であり、大きなサイドエッチが現れている
一方、第15図は、第14図での条件にKr=200c
c/linを添加してエツチングした場合のトレンチ構
造を示す顕微鏡写真であり、サイドエッチが大幅に減少
していることが分かる。
また、第16図は、SF6 =41 c c/1lin
 。
02=34cc/l1in、Kr=75cc/l1in
とし、圧力0 、5 Torr、上部RFパ”7−40
0W。
下部RFパワー200Wでの条件でドライエツチングし
た場合のトレンチ構造を示す顕微鏡写真である。同図で
上部の5i02層の厚さが0.4μrn、トレンチの上
部開口幅が1.3μm、SiO2層の下側のSi層のト
レンチ深さが4.2μmである。同図に示すようにサイ
ドエッチはほとんどなく、しかもエツチングレートは1
.7μm/ninであった。
次に、エツチングガスとしてSF6にSiC/4を混合
させた場合について説明する。ガス流量として、SF6
/S i C!4 /K r102 = 100/10
/200/100とし、上部RFパワー400W、下部
RFパワー200Wとし、圧力を200 m Torr
〜400 mTorrで実験を行ってみた。
この場合のエツチングレート、選択比の圧力依存特性は
第17図に示す通りであり、5F6102/ K rと
比べて、少量の5iC14の添加によって選択比のかな
りの増大が判明した。これは、Siのレートはほとんど
変わらないが、5i02のレートが半分程度に減少する
ためである。また、5i02の膜の保護効果の増加の為
と考えられる。
次に、エツチングガスとしてCBrF3/SF6を用い
、かつ、これにArを添加した場合について説明すると
、CBrF3/SF6のみの場合に比べてArの添加に
よりサイドエッチが減少し、また、選択比も減少するこ
とが分かった。
Ar+の効果のための思われる。
次に、エツチングガスとしてCBrF3にArを添加し
た場合について説明すると、CBrF3はC系の側壁保
護膜が出来易く、異方性の得やすいガスであり、Arの
添加によりトレンチの側壁は逆テーパぎみとなることが
分かった。Ar+の衝撃高価により、側壁保護効果が薄
まるためと考えられる。
第18図にエツチングレート及び選択比の圧力依存を示
す、エツチングレート、選択比共に低いが、A I−の
添加によりエツチングレートの増加が見られる。
以上のように、0族に族する元素のうち、Ar。
Krのガスがトレンチの形状や選択比に少なからず影響
があり、また、エツチングレートが1μm/lin以上
要求されるSiトレンチエツチングプロセスでは、SF
6の高エツチングレートを生かしつつ02.Krを添加
することにより異方性を確保することができた。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。0
族に族する元素のうちHe、Neを除いたガスとしては
、Ar、Krの他にXe。
Rnがあり、これらも同様にスパッタ作用とイオンアシ
スト作用によって同様な効果が期待できるが、希ガスで
あるが故に高価であり、この点Ar。
Krが実用化に適しているといえる。また、エツチング
ガスとしてSF6が高エツチングレートを生かせる点で
優れているが、これに限定されるものではない。
[発明の効果コ 以上説明したように、本発明によればアスペクト比が1
以上のトレンチエツチングを行うにあたって、0族に族
する元素のうちHe、Neを除いたいずれかの元素ガス
を添加することで、エツチングレートが向上し、かつ、
サイドエッチの減少した異方性エツチングを実行するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明方法を実施するためのエツチング装置
の一例を説明するための概略説明図、第2図は、被エツ
チング材として、5i02をマスクとしたStウウェを
説明するための概略説明図、 第3図は、添加ガスとしてKrを使用した場合のStウ
ウェのエツチング形状を示す概略説明図、第4図は、エ
ツチングレートの均一性を説明するための図で、同図(
A)はウェハの座標を示し、同図(B)、(C)はそれ
ぞれX方向、Y方向各位置でのエツチングレートを示す
特性図、第5図は、ウェハの表面温度のエツチングタイ
ムの依存性を示す特性図、 第6図は、エツチング深さのエツチング時間依存性を示
す特性図、 第7図は、エツチングレートのマスク開口幅依存性を説
明するための特性図、 第8図は、5F6102/Krの分圧比及び圧力を変え
た場合の、エツチングレート、選択比及び自己バイアス
電圧を示す特性図、 第9図は、圧力を変化させた場合のエツチングレート、
選択比及びウェハの中央とエツジでのサイドエッチ率を
示す特性図、 第10図は、Kr量を一定とした場合の、エツチングレ
ート、選択比及びサイドエッチ率の5F6102混合比
依存を示す特性図、 第11図は、5F6102流量を一定とした場合の、エ
ツチングレート、選択比及びサイドエッチ率のKr流量
依存を示す特性図、 第12図は、エツチングレート、選択比及びサイドエッ
チ率の下部RFパワー依存を示す特性図、第13図は、
上部、下部パワーの比を2:1と固定した場合の、エツ
チングレート、選択比及びサイドエッチ率のRFパワー
依存を示す特性図、第14図は、Krを添加しない場合
のエツチングにより得られたトレンチ構造を示す顕微鏡
写真、第15図は、第14図のエツチング条件にKrを
添加してエツチングを実行した場合のトレンチ構造を示
す顕微鏡写真、 第16図は、Krを添加して2.5分間エツチングを実
行した後のトレンチ構造を示す顕微鏡写真、 第17図は、SF6 /SiC!4 /Kr102をエ
ツチングガスとして用いた場合の、エラチングレー+−
、選択比の圧力依存を示す特性図、第18図は、CBr
F3にArを添加した場合のにエツチングレート及び選
択比の圧力依存を示す特性図である。 1・・・上部電極、 2・・・グリッド、 3・・・下部電極、 4.5・・・RF主電源 6・・・チャンバー 7・・・被エツチング材、 8・・・ロードロックチャンバー 20・・・Siウェハ、 22・・・5i02(マスク材)。 代理人 弁理士 井 上  −(他1名)第 図 20クエハ 第 図 第 図 0.5 工、7チンクjイム (m1n) 第 図 ○ 工〜ナンク M+間 (くす 第 図 開口愉(JLm) 第 14図 第 図 手続補正書(方式) 昭和63年特許願第157627号 発明の名称 ドライエツチング方法 補正する者 事件との関係 特許出願人 住所 東京都新宿区西新宿1丁目26番2号名称  東
京エレクトロン 株式会社 代  表  者  小    高    敏    末
代  理  人 住所 東京都新宿区市谷本村町3番25号6、補正の内
容 (1)明細書第27貞節16行目、第19行目の「顕微
鏡写真」の後Krの模式図1を挿入する。 (2)同第28頁第1〜2行目の「顕微鏡写真」の後K
rの模式図jを挿入する。 (3)願書に最初に添付した図面の浄書・別紙のとおり
(内容に変更なし)。 以  上

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平行平板電極の一方に被エッチング材を配置し、
    深さ/開口幅のアスペクト比が1以上のトレンチを上記
    被エッチング材に形成するための異方性のドライエッチ
    ングを行うにあたり、 添加ガスとして、O族に属する元素のうちHe、Neを
    除くいずれかの元素ガスを用いて、ドライエッチングを
    行うことを特徴とするドライエッチング方法。
  2. (2)添加ガスとしてKrガスを用いた特許請求の範囲
    第1項記載のドライエッチング方法。
  3. (3)SF_6、O_2、Krをエッチングガスとし、
    SF_6:O_2:Krの分圧比を約1:1:2とした
    特許請求の範囲第2項記載のドライエッチング方法。
  4. (4)反応室内の圧力を0.3Torr以上とした特許
    請求の範囲第3項記載のドライエッチング方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62249421A (ja) * 1986-04-23 1987-10-30 Hitachi Ltd プラズマエッチング方法

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