JPH0273418A - 位置指示器 - Google Patents

位置指示器

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JPH0273418A
JPH0273418A JP63224786A JP22478688A JPH0273418A JP H0273418 A JPH0273418 A JP H0273418A JP 63224786 A JP63224786 A JP 63224786A JP 22478688 A JP22478688 A JP 22478688A JP H0273418 A JPH0273418 A JP H0273418A
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JP
Japan
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circuit
signal
coil
position indicator
tuning
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Application number
JP63224786A
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English (en)
Inventor
Azuma Murakami
東 村上
Kazuo Aoki
一男 青木
Tsugunari Yamanami
山並 嗣也
Toshiaki Senda
仙田 聡明
Takahiko Funahashi
舟橋 孝彦
Toshihide Chikami
敏秀 千頭
Yasuhiro Fukuzaki
康弘 福崎
Sadao Yamamoto
定雄 山本
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Wacom Co Ltd
Original Assignee
Wacom Co Ltd
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Publication of JPH0273418A publication Critical patent/JPH0273418A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、タブレットとの間で電波をやりとりすること
によりその位置を検出する座標入力装置の位置指示器に
関するものである。
(従来の技術) この出願に先立ち、本件出願人は特願昭61−2139
70号(特開昭63−70326号公報参照)(以下、
先願と称す。)において、タブレットと位置指示器との
間で電波をやりとりすることにより位置指示器の指定位
置を検出する装置について提案した。
先願の内容を簡単に説明すると、多数のループコイルを
位置検出方向に並設してなるタブレットのうちの−のル
ープコイルに所定の周波数の信号を加えて該−のループ
コイルより電波を発信させ、該電波を位置指示器に設け
たコイルとコンデンサを含む同調回路に受信させ、この
時、同調した前記同調回路のコイルより発信される電波
を、前記信号の供給を停止した前記−のループコイルに
受信させることによって、該−のループコイルに誘導電
圧を発生させ、これらを前記多数のループコイルの全て
に対して繰返し、各ループコイルに発生した多数の誘導
電圧よりその電圧値が最大となる位置、即ち位置指示器
の指定位置を検出するようになしたものである。
(発明が解決しようとする課題) 前記装置では位置指示器と他の部分との間に信号線を必
要とせず、また、位置指示器に電源を必要としない等の
利点があるが、複数の位置指示器を同時に又は複数の同
調回路を備えた位置指示器を用いると、各同調回路のコ
イルの位置が位置検出方向と直交する方向において近接
した時に各同調回路によって得られる誘導電圧が重なり
合い、正確な指定位置が検出できなくなるという問題点
があった。
本発明は前記問題点を解決し、複数の同調回路による複
数の指定位置を同時にそれぞれ別々に検出し得る位置指
示器を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明では前記目的を達成するため、スイッチ手段を介
して接続されるコイルとコンデンサを有し、所定の周波
数を同調周波数とする同調回路を複数個備えるとともに
、各同調回路のスイッチ手段を所定間隔で交互にオン・
オフ制御するスイッチ駆動回路を備えた位置指示器と、
該位置指示器において同調回路の同調周波数における位
相を各同調回路毎に変えた位置指示器とを提案する。
(作 用) 本発明によれば、タブレットより発信された電波は位置
指示器の複数の同調回路のうち、その時点でスイッチ手
段がオンとなっている同調回路には受信されるが、他の
同調回路には受信されず、従って、他の同調回路からは
電波が発信されず、これにより該スイッチ手段がオンと
なっている同調回路に基づく指定位置が正確に検出、さ
れ、以下、オンと、なるスイッチ手段が切替えられる毎
に順次、各同調回路に基づく指定位置が正確に検出され
る。
また、本発明によれば、各同調回路より発信される電波
の位相を検出することにより、その指定位置が複数の同
調回路のいずれに対応するかが判別され、これによって
位置指示器の向き等を認識することが可能となる。
(実施例) 第1図は本発明の位置指示器の一実施例を示すもので、
ここでは定規に適用した例を示す。図中、11は合成樹
脂等の非金属素材からなる筐体、12は平面状のコイル
12a、チップコンデンサ12b及びスイッチ手段、例
えばCMOSFETからなる半導体スイッチング素子(
以下、スイッチ素子と称す。)12cからなる第1の同
調回路、13は平面状のコイル13a3 チップコンデ
ンサ13b及び前記同様のスイッチ素子13cからなる
第2の同調回路、14はスイッチ駆動回路、15はスイ
ッチ、16は電池、17.18は位置指定用の指標であ
る。
前記コイル12aとコンデンサ12bとは第2図にも示
すようにスイッチ素子12cを介して互いに直列に接続
され、該スイッチ素子12cがオンとなった時、周知の
共振(同調)回路を構成する如くなっており、該コイル
12a及びコンデンサ12bの数値は所定の周波数fo
において電圧と電流の位相が同相で共振する値に設定さ
れている。また、同様にコイル13aとコンデンサ13
bとはスイッチ素子13cを介して互いに直列に接続さ
れ、該スイッチ素子13cがオンとなった時、共振回路
を構成する如くなっているが、該コイル13a及びコン
デンサ13bの数値は後述する受信信号の位相を所定角
度遅らせる値、即ち所定の周波数fOよりわずかに低い
周波f1において電圧と電流の位相が同相で共振する値
に設定されている。
また、スイッチ駆動回路14は第2図に示すように周知
の双安定マルチバイブレータからなり、スイッチ15を
介して電池16より電源が供給されている間、所定の駆
動電圧VTをスイッチ素子12c及び13cに所定時間
、例えば0.1〜0.2秒毎に交互に印加し、これらを
オンとする如くなっている。第3図にスイッチ素子12
c及び13Cに加わる電圧とそのスイッチ状態との関係
を示す。
また、コイル12a及び13aは図面上、2ターンで示
されているが、実際には数10〜数100ターンで構成
されている。該コイル12a及び13aのほぼ中心に相
当する位置が後述するタブレット及び位置検出回路にて
検出される位置となるが、該位置は後述するデータ処理
により指標17及び18の位置に座標変換される。
第4図は前述した位置指示器、例えば10を用いる座標
入力装置の一例を示すもので、図中、20はタブレット
、30は位置検出回路、40はデータ処理装置、50は
表示装置である。
第5図はタブレット20を構成するX方向のループコイ
ル群21及びY方向のループコイル群22の詳細を示す
ものである。X方向のループコイル群21はX方向に沿
って互いに平行で且つ重なり合う如く配置された多数、
例えば48本のループコイル21−1.21−2. ・
・・・・・21−48からなり、また、Y方向のループ
コイル群22はY方向に沿って互いに平行で且つ重なり
合う如く配置された多数、同じく48本のループコイル
22−1.22−2.・・・・・・22−48からなり
、該X方向のループコイル群21とY方向のループコイ
ル群22とは互いに密接して重ね合わされ(但し、図面
では理解し易いように両者を離して描いている。)、さ
らに図示しない非金属素材からなるケースに収容されて
いる。なお、ここでは各ループコイルを1ターンで構成
したが、必要に応じて複数ターンとなしても良い。
第6図は前述した位置指示器10の同調回路12.13
とともに位置検出回路30の詳細を示すもので、図中、
301は制御回路、302は信号発生回路、303 、
304は選択回路、305 、306は送受切替回路、
307 、308は駆動回路、309 、310は増幅
器、311はXY切替回路、312は受信タイミング切
替回路、313は帯域フィルタ、、314は検波器、3
15 、316は位相検波器(PSD) 、317 。
318 、319は低域フィルタ(LPF)である。
次に前記装置の動作をその構成とともに説明するが、ま
ず、位置指示器10とタブレット20との間で電波が送
受信されるようす並びにこの際、得られる信号について
第7図に従って説明する。
前記制御回路301は周知のマイクロプロセッサ等より
構成され、信号発生回路302を制御するとともに、第
8図に示すフローチャートに従って選択回路303及び
304を介してタブレット20の各ループコイルの切替
を制御し、また、XY切替回路311及び受信タイミン
グ切替回路312に対して座標検出方向の切替を制御し
、さらにまた、低域フィルタ317 、318 、31
9からの出力値をアナログ・ディジタル(A/D)変換
し、後述する演算処理を実行して位置指示器10による
指定座標を求め、さらに受信信号の位相を検出し、これ
らをデータ処理装置40に送出する。
選択回路303は前記X方向のループコイル群21より
一のループコイルを順次選択するものであり、また、選
択回路304は前記Y方向のループコイル群22より−
のループコイルを順次選択するものであり、それぞれ制
御回路301からの情報に従って動作する。
送受切替回路305は前記選択されたX方向の−のルー
プコイルを駆動回路307並びに増幅器309に交互に
接続するものであり、また、送受切替回路306は前記
選択されたY方向の−のループコイルを駆動回路308
並びに増幅器310に交互に接続するものであり、これ
らは後述する送受切替信号に従って動作する。
信号発生回路302は所定の周波数fO1例えば500
kHzの矩形波信号A1該矩形波信号Aの位相を90″
遅らせた信号B1所定の周波数fk。
例えば15.625k Hzの送受切替信号C及び受信
タイミング信号りを発生する。前記矩形波信号Aはその
まま位相検波器315に送出されるとともに、図示しな
い低域フィルタにより正弦波信号Eに変換され、さらに
XY切替回路311を介して駆動回路307又は308
のいずれか一方に送出され、また、矩形波信号Bは位相
検波器316に送出され、また、送受切替信号Cは送受
切替回路305及び306に送出され、さらにまた、受
信タイミング信号りは受信タイミング切替回路312に
送出される。
今、制御回路301よりX方向を選択する情報がXY切
替回路311及び受信タイミング切替回路312に入力
されているとすると、前記正弦波信号Eは駆動回路30
7に送出され平衡信号に変換され、さらに送受切替回路
305に送出されるが、該送受切替回路305は送受切
替信号Cに基づいて駆動回路307又は増幅器309の
いずれか一方を切替接続するため、送受切替回路305
より選択回路303に出力される信号は時間T (−1
/2.fk ) 、ここでは32μSee毎に5QOk
Hzの信号を出したり出さなかったりする信号Fとなる
前記信号Fは選択回路303を介してタブレット20の
X方向の−のループコイル2l−i(i−1,2,・・
・・・・48)に送出されるが、該ループコイル21−
1は前記信号Fに基づく電波を発生する。
この際、タブレット20上に位置指示器10が所定の位
置に載置され、そのスイッチ15がオンとなっていると
、該電波はその時点でスイッチ素子がオンとなっている
同調回路、例えば12のコイル12aを励振し、その同
調回路12に前記信号Fに同期した誘導電圧Gを発生さ
せる。
その後、信号Fにおいて信号無しの期間、即ち受信期間
に入るとともにループコイル21−1が増幅器309側
に切替えられると、該ループコイル21−1よりの電波
は直ちに消滅するが、前記誘導電圧Gは同調回路12内
の損失に応じて徐々に減衰する。
一方、前記誘導電圧Gに基づいて同調回路12を流れる
電流はコイル12aより電波を発信させる。該電波は増
幅器309に接続されたループコイル21−1を逆に励
振するため、該ループコイル21−1にはコイル12a
からの電波による誘導電圧が発生する。該誘導電圧は受
信期間の間のみ送受切替回路305より増幅器309に
送出され増幅されて受信信号Hとなり、さらに受信タイ
ミング切替回路312に送出される。
受信タイミング切替回路312にはX方向又はY方向の
選択情報のいずれか一方、ここではX方向の選択情報と
、実質的に送受切替信号Cの反転信号である受信タイミ
ング信号りとが入力されており、該信号りがハイ(H)
レベルの期間は受信信号Hを出力し、ロー(L)レベル
の期間は何も出力しないため、その出力には信号I (
実質的に受信信号Hと同一)が得られる。
前記信号Iは帯域フィルタ313に送出されるが、該帯
域フィルタ313は周波数fOを固有の振動数とするセ
ラミックフィルタであり、前記信号■中の周波数fO酸
成分エネルギーに応じた振幅を有する信号J(厳密には
、数個の信号Iが帯域フィルタ313に入力され収束し
た状態において)を検波器314及び位相検波器315
 、318に送出する。
前記検波器314に入力された信号Jは検波・整流され
、信号にとされた後、遮断周波数の充分低い低域フィル
タ317にて前記振幅のほぼ1/2に対応する電圧値、
例えばVXを有する直流信号りに変換され、制御回路3
01に送出される。
前記信号りの電圧値VXは位置指示器10の第1の同調
回路12のコイル12aとループコイル21−1との間
の距離に依存した値、ここではほぼ距離の4乗に反比例
した値を示し、ループコイル21−1が切替られると変
化するため、制御回路301において、各ループコイル
毎に得られる電圧値VXをディジタル値に変換し、これ
らに後述する演算処理を実行することにより、位置指示
器10の第1の同調回路12によるX方向の指定座標が
求められる。また、位置指示器10の第1の同調回路1
2によるY方向の指定座標についても同様にして求めら
れ、さらにまた、位置指示器10の第2の同調回路13
によるX方向及びY方向の指定座標についてもそのスイ
ッチ素子13cがオンとなっている期間において同様に
して求められる。
一方、位相検波器315及び318には前記矩形波信号
A及びBが検波信号として入力されており、この時、信
号Jの位相が矩形波信号Aの位相とほぼ一致していると
すると、位相検波器315はちょうど信号Jを正側に反
転した信号Ml  (実質的に信号にと同一)を出力し
、また、位相検波器316は正側及び負側に対称な波形
を有する信号M2を出力する。
前記信号M1は前記同様の低域フィルタ318にて信号
Jの振幅のほぼ1/2に対応する電圧値、即ちVXを有
する直流信号Nl  (実質的に信号りと同一)に変換
され制御回路301に送出され、また、信号M2は同様
の低域フィルタ319にて直流信号N2に変換され制御
回路301に送出されるが、ここでは位相検波器31G
の信号M2において正側及び負側の成分が同一であるた
め、低域フィルタ319の出力の電圧値は0[V]とな
る。
制御回路301では低域フィルタ318及び319の出
力値、ここでは信号N1及びN2をディジタル値に変換
し、さらにこのディジタル値を用いて下記(1)式の演
算処理を行ない、位相検波器315及び316に加わっ
た信号、ここではJと矩形波信号Aとの位相差θを求め
る。
θ−−tan−1(VQ /VP )      −(
1)但し、VPは低域フィルタ318の出力に対応する
ディジタル値を、また、VQは低域フィルタ319の出
力に対応するディジタル値を示す。例えば、前述した信
号Jの場合、信号N1の電圧値はVXであるが、信号N
2の電圧値ぽO[V] 、即ち、VQ−0であるから位
相差θ−0@となる。
ところで、前記信号Jの位相は位置指示器10の同調回
路によって異なる。即ち、前述したように位置指示器1
0の第1の同調回路12におけるコイル12a及びコン
デンサ12bの数値は周波数fOにおいて電圧と電流の
位相が同相で共振する値に設定されているため、該同調
回路12には信号の送信期間及び受信期間とも矩形波信
号Aと同相の誘導電圧が発生し、また、これに同期した
誘導電流が流れるので、前記受信信号H(又はI)の位
相は矩形波信号Aと一致することになり、前記信号Jの
位相も矩形波信号Aと一致する。
また一方、前述したように位置指示器10の第2の同調
回路13におけるコイル13a及びコンデンサ13bの
数値は周波数fOよりわずかに低い周波数f1において
電圧と電流の位相が同相で共振する値に設定されている
ため、該同調回路13には信号の送信期間において周波
数fOの誘導電圧が発生するが、その時、位相遅れを伴
なう誘導電流が流れ、また、信号の受信期間においては
ほぼ周波数f1の誘導電圧が発生し且つこれに同期した
誘導電流が流れるので、前記受信信号H(又はI)の周
波数は矩形波信号Aの周波数よりわずかに低く、また、
その位相もやや遅れたものとなる。前述したように帯域
フィルタ313は周波数fOのみを振動数とするもので
あるがら、その入力信号の低い方への周波数のずれは位
相遅れとして出力されることになり、従って、前記信号
Jの位相は受信信号H(又はりよりさらに遅れたもの、
例えば矩形波信号Aの位相より45°遅れたものとなる
従って、前記(1)式により求められた位相差θがO″
前後であれば、その時点における座標値が第1の同調回
路12によるものであると判断でき、また、−45°前
後であればその時点における座標値が第2の同調回路1
3によるものであると判断できることになる。
実際には、前記水められた位相差θはX方向及びY方向
の座標値とともにデータ処理装置4oへ転送され、そこ
で前述した判断がなされる。
次に第8図乃至第11図に従って、位置指示器10、タ
ブレット20及び位置検出回路3oにおける位置検出動
作並びに位相検出動作の詳細を説明する。
まず、制御回路301はX方向を選択する情報をXY切
替回路311及び受信タイミング切替回路312に送出
するとともに、タブレット20のX方向のループコイル
21−1〜21−48のうち、最初のループコイル21
−1を選択する情報を選択回路303に送り、該ループ
コイル21−1を送受切替回路305に接続する。
送受切替回路305は前述した送受切替信号Cに基づい
て、ループコイル21−1を駆動回路307並びに増幅
器309に交互に接続するが5、この際、駆動回路30
7は32μSeeの送信期間において、第9図(a)に
示すような500k Hzの16個の正弦波信号を該ル
ープコイル21−1へ送る(なお、第7図では図面の都
合上、そのうちの5個のみを示している。)。
前記送信及び受信の切替は第9図(b)に示すように−
のループコイル、ここでは21−1に対して7回繰返さ
れる。この7回の送信及び受信の繰返し期間が、−のル
ープコイルの選択期間(448μsec )に相当する
この時、増幅器309の出力には−のループコイルに対
して7回の受信期間毎に誘導電圧が得られるが、この誘
導電圧は前述したように受信タイミング切替回路312
を介して帯域フィルタ313に送出され平均化され、検
波器314、位相検波器315゜316及び低域フィル
タ317 、318 、319を経て制御回路301に
送出される。
制御回路301は前記低域フィルタ317の出力値をA
/D変換して入力し、位置指示器10の同調回路、例え
ば12のフィル12aとループコイル21−1との距離
に依存した検出電圧、例えばVXIとして一時記憶する
次に、制御回路301はループコイル21−2を選択す
る情報を選択回路303に送り、該ループコイル21−
2を送受切替回路305に接続し、コイル12aとルー
プコイル21−2との距離に依存した検出電圧VX2を
得てこれを記憶し、以後、同様にループコイル21−3
〜21−48を順次、送受切替回路305に接続し、第
9図(C)に示すような各ループコイル毎のコイル12
aとのX方向の距離に依存した検出電圧VXI〜Vx4
g  (但し、第9図(c)にはその一部のみをアナロ
グ的な表現で示す。)を記憶する。
実際の検出電圧は第10図に示すようにコイル12aが
置かれた位置(xp )を中心として、その前後の数本
のループコイルのみに得られる。
制御回路301は前記記憶した検出電圧の電圧値が一定
の検出レベル以上であるか否かをチエツクし、一定の検
出レベル以下であれば、再度、X方向の各ループコイル
の選択及び電圧検出を繰返し、また、一定の検出レベル
以上であれば、次の処理へ進む。
次に、制御回路301はXY切替回路311及び受信タ
イミング切替回路312にX方向の選択情報を送出し、
前記同様にして選択回路304及び送受切替回路306
を切替え、電波を送受信した時の低域フィルタ317の
出力値をA/D変換して得られるコイル12aとX方向
の各ループコイル22−1〜22−48との距離に依存
した検出電圧を一時記憶する。この後、前記同様にレベ
ルチエツクを行ない、一定の検出レベル以下であれば、
再度、X方向の各ループコイルの選択及び電圧検出へ戻
り、また、一定の検出レベル以上であれば、前記記憶し
た電圧値より後述する如くして、コイル12aのX方向
及びX方向の座標値を算出する。
次に、制御回路301は前記X方向のループコイル21
−1〜2l−48(又はX方向のループコイル22−1
〜22−48)のうち、最大の検出電圧が得られたルー
プコイル(ピークコイル)を選択する情報を選択回路3
03(又は304)に送出し、前記電波の送受信を複数
回、例えば7回繰返させ、その時、低域フィルタ318
及び319より得られた出力値をA/D変換し、前述し
たようにして位相差θを算出する。
前記位相差θは前述したコイル12aのX方向及びX方
向の座標値とともにデータ処理装置40に転送される。
このようにして第1回目の座標検出動作及び位相検出動
作が終了すると、制御回路301は第11図に示すよう
に第2回目以降の座標検出動作として、前記X方向のル
ープコイル21−1〜2148のうち、最大の検出電圧
が得られたループコイルを中心としてその前後の一定数
、例えば10本のループコイルのみを選択する情報を選
択回路303に送出し、また、X方向のループコイル2
2−1〜22−48のうち、最大の検出電圧が得られた
ループコイルを中心としてその前後の一定数、同じく1
0本のループコイルのみを選択する情報を選択回路30
4に送出し、前記同様にして出力値を得てコイル12a
に対するX方向及、びX方向の座標検出動作並びに位相
検出動作を行ない、得られた座標値及び位相差をデータ
処理装置40に転送し、以下、これらを繰返す。
また、所定時間経過すると、同調回路12のスイッチ素
子12cがオフとなり、一方、同調回路13のスイッチ
素子13cがオンとなるが、この場合は該同調回路13
のコイル13aと各ループコイルとの間で電波のやりと
りが行なわれることになり、該コイル13のX方向及び
X方向の座標値が前記同様にして求められ、また、その
位相差が求められ、これらがデータ処理装置40に転送
される。
従って、位置指示器10がタブレット20上に載置され
、そのスイッチ15がオンとなっている間、位置検出回
路30よりデータ処理装置40へ、コイル12aのX方
向及びX方向の座標値並びにその位相差(即ち、0″)
と、コイル13aのX方向及びX方向の座標値並びにそ
の位相差(即ち、−45’)とが所定時間毎に交互に転
送されることになる。
なお、前述したレベルチエツクを詳細に説明すると、検
出電圧の最大値が検出レベルに達しているか否か及び最
大値の検出電圧を有するループコイルがどのループコイ
ルであるかをチエツクし、検出レベルに達していなけれ
ば以後の座標計算等を停止し、また、次回の座標検出動
作及び位相検出動作において選択するループコイルの中
心を設定する処理である。
X方向又はX方向の座標値、例えば前記座標値xpを求
める算出方法の一つとして、前記検出電圧Vxl−VX
48の極大値付近の波形を適当な函数で近似し、その函
数の極大値の座標を求める方法がある。
例えば第9図(c)において、最大値の検出電圧Vx3
と、その両側の検出電圧Vx2及びVx4を2次函数で
近似すると、次のようにして算出することができる(但
し、各ループコイル21−1〜21−48の中心位置の
座標値をx1〜x4gとし、その間隔をΔXとする。)
。まず、各電圧と座標値より、 Vx2− a (x2− xp ) 2+ b    
 −(2)Vx3−a (x3−xp ) 2+b  
   −(3)Vx4− a (x4− xp ) 2
+b     −(4)となる。ここで、a、bは定数
(a<Q)である。
また、 x3 −x2  =Δx              
  −(5)x4 −x2  =2ΔX       
       ・・・(6)となる。(5) 、 (6
)式を(3) 、 (4)式に代入して整理すると、 xp−x2+Δx/ 2 f (3Vx2−4 Vx3
+ Vx4) / (Vx2−2 Vx3+ Vx4)
 1・・・(7) となる。
従って、各検出電圧Vxl〜V X4gより、前記レベ
ルチエツクの際に求められた最大値の検出電圧及びその
前後の検出電圧を抽出し、これらと該最大値の検出電圧
が得られたループコイルの1つ前のループコイルの座標
値(既知)とから前述した(7)式に相当する演算を行
なうことにより、コイル12a(又は13a)の座標値
xpを算出できる。
第12図はデータ処理装置40の詳細を示すもので、図
中、41はキーボード、42はリードオンリメモリ(R
OM) 、43はランダムアクセスメモリ(RAM) 
、44はフレームメモリ、45は位置検出回路30のイ
ンタフェース回路、46は表示装置50のインタフェー
ス回路、47はマイクロプロセッサ(CP U)である
第13図はデータ処理装置40における位置指示器10
による座標入力機能にかかわるプログラムの流れを示す
もので、以下、位置指示器10を用いて2つの点の座標
値を連続的に入力する際の動作を説明する。
まず、キーボード41より前記入力機能を使用する旨の
コマンドを入力すると、CPU47は第13図に示すプ
ログラムを起動し、位置指示器10のコイル12a及び
13aに関する座標値の人力待ち状態となる。
次に、第14図(a)に示すようにタブレット20の座
標入力範囲2Oa内において゛位置指示器10を、その
指標17.18が入力しようとする2つの点At、A2
の位置に一致するよう載置し、そのスイッチ15をオン
とする。
ここで、同調回路12のスイッチ素子12cがオンにな
ると、該同調回路12のコイル12aの位置に対応する
点、例えばalの座標値(x al。
y aL)及びその位相差が位置検出回路30で検出さ
れるが、CPU47は該座標値及び位相差をインタフェ
ース回路45を介して受信すると、その位相差が08で
あるか又は−45″であるかを判別し、0″であればR
AM43の第1の記憶エリアにその座標値を記憶する。
また、同調回路13のスイッチ13cがオンになると、
該同調回路13のコイル13aの位置に対応する点、例
えばa2の座標値(x a2.  y a2)及びその
位相差が位置検出回路30で検出されるが、その位相差
は一45″であるからCPU47はRA M 43の第
2の記憶エリアに該座標値を記憶する。
前述した動作はスイッチ15をオンとなしている間繰返
され、第1及び第2の記憶エリア内の座標値は順次更新
されるが、スイッチ素子12c及び13cの切替と位置
検出回路30側の位置検出動作とは同期しておらず、ス
イッチ素子12C及び13Cの切替直後における座標値
は不正確となる恐れがあるため、以前のデータとの差が
一定以上の場合はデータを更新しない。
さらにCPU47は前記第1及び第2の記憶エリア内の
座標値を位置指示器10の指標17及び18にて指定し
た点A1及びA2に対応する座標値(xAl、Y^1)
及び(X^2.  YA2)に、別のプログラム、即ち
点a1及びa2をこの2点を通る直線に直交する方向に
位置指示器10におけるコイル12a、13aと指標1
7.18との間隔分だけ移動させた値を求めるプログラ
ムに基づいて変換し、これらをフレームメモリ44に記
憶する。
なお、フレームメモリ44の内容はインタフエ゛−ス回
路46を介して表示装置50に送出され表示される。
次に、第14図(b)に示すように位置指示器10をそ
のスイッチ15をオンとしたまま移動させると、前記同
様にしてその時点のコイル12a及び13aに対応する
点、例えばbl及びb2の座標値(x bl、  y 
bl)及び(x b2.  Y b2)がRAM43の
第1及び第2の記憶エリアに記憶され、さらにこの時の
位置指示器10の指標17及び18に対応する点、例え
ばB1及びB2の座標値(x Bl、  Y Bl)及
び(x B2.  V B2)が求められてフレームメ
モリ44に記憶される。
以下、前記同様に位置指示器10を移動させれば、その
時の指標17及び]8の軌跡に従う点の座標値が得られ
る。また、この際、別のプログラムにより得られた2つ
の点、例えばA1及びA2を結ぶ直線のデータを求めれ
ば、その時の指標17及び18を通る線の座標値が得ら
れる。
また、フレームメモリ44に記憶されたデータは必要に
応じてプリンタ(図示せず)よりハードコピー化され、
また、図示しない通信回線を介して他の装置に伝送され
る。
なお、前記位置指示器10では入力すべき位置を示す指
標17及び18と、同調回路12及び13のコイル12
a及び13aとの関係が一義的に定められており、コイ
ル12aによる指定位置とコイル13aによる指定位置
とを切分けて入力する必要があるため、各同調回路12
.13における位相を変えるとともに、位置検出回路3
0側にこれらの位相を検出する機能を備えていなければ
ならないが、入力すべき2つの位置が2つのコイルの位
置と同一で且つ切分けられなくても良い位置指示器、例
えば電子黒板装置におけるイレーザのようなものの場合
は各同調回路の位相を同一としでも良い。但し、この場
合でもスイッチ素子の切替直後に不正確なデータが発生
する恐れがあるため、以前の2つのデータのいずれに対
しても一定以上の差があるデータは排除する。第15図
にこの場合のデータ処理装置40におけるプログラムの
流れを示す。
また、前記位置指示器10では同調回路を2つ設けたが
、3つ以上設けても良い。また、前記位置指示器10に
おける2つの指定位置の間隔は変わらないが、筐体11
を伸縮自在として同調回路12及び13の距離を可変と
することにより、2つの指定位置の間隔を任意の値とな
し得るようにしても良い。さらにまた、−の同調回路を
備えた−の部分、他の同調回路を備えた(又はこれにス
イッチ駆動回路、スイッチ及び電池を備えた)他の部分
を含む互いに信号線で接続された複数の部分から位置指
示器を構成するようにしても良い。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、複数の同調回路の
うち、−度に−の同調回路のみが動作可能な状態となり
、これが所定間隔で順次切替えられるため、各同調回路
からの信号同士が干渉し合うことなく、各同調回路によ
る指定座漂がそれぞれ検出されるので、2以上の位置を
同時に入力することが可能となる。また、本発明によれ
ば、位置検出の際に得られる電波の位相より、検出され
た位置と位置指示器における各同調回路との関係が判別
でき、従って、位置指示器の向き等を識別することがで
きる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の位置指示器の一実施例を示す一部切欠
斜視図、第2図は第1図の位置指示器の回路図、第3図
は第2図の回路における駆動電圧とスイッチ素子の状態
との関係を示す図、第4図は本発明の位置指示器を用い
る座標入力装置の一例を示す図、第5図はタブレットの
X方向及びY方向のループコイル群の詳細な構成図、第
6図は位置指示器の同調回路及び位置検出回路の詳細を
示す図、第7図は第6図の各部の信号波形図、第8図は
位置検出回路の制御回路における処理の流れ図、第9図
(a) (b) (c)は位置検出回路における基本的
な位置検出動作を示すタイミング図、第10図は第1回
目の位置検出動作の際に各ループコイルより得られる検
出電圧を示す図、第11図は第2回目以降の位置検出動
作及び位相検出動作を示すタイミング図、第12図はデ
ータ処理装置の詳細を示す図、第13図はデータ処理装
置における2つの点の座標を連続的に入力する機能にか
かわるプログラムを示す流れ図、第14図(a)(b)
は位置指示器を用いて2つの点の座標を連続的に入力す
る場合のようすを示す図、第15図は2つの点の座標を
連続的に入力する機能にかかわる他のプログラムを示す
流れ図である。 10・・・位置指示器、12.13・・・同調回路、1
4・・・スイッチ駆動回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)スイッチ手段を介して接続されるコイルとコンデ
    ンサを有し、所定の周波数を同調周波数とする同調回路
    を複数個備えるとともに、 各同調回路のスイッチ手段を所定間隔で交互にオン・オ
    フ制御するスイッチ駆動回路を備えたことを特徴とする
    位置指示器。
  2. (2)同調回路の同調周波数における位相を各同調回路
    毎に変えたことを特徴とする請求項(1)記載の位置指
    示器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6154196A (en) * 1998-06-08 2000-11-28 Wacom Co., Ltd. Coordinate input device convertible between right-handed and left-handed modes
US6160539A (en) * 1998-06-08 2000-12-12 Wacom Co., Ltd. Digitizer system with cursor shape changing as a function of pointer location on menu strip

Cited By (3)

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US6160539A (en) * 1998-06-08 2000-12-12 Wacom Co., Ltd. Digitizer system with cursor shape changing as a function of pointer location on menu strip
US6689965B1 (en) 1998-06-08 2004-02-10 Wacom Co., Ltd. Digitizer system with cursor shape changing as a function of pointer location on menu strip and/or physical structure on tablet surface indicating menu strip location

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